JPH09174251A - 抵抗溶接装置におけるケ―ブル - Google Patents

抵抗溶接装置におけるケ―ブル

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JPH09174251A
JPH09174251A JP34998295A JP34998295A JPH09174251A JP H09174251 A JPH09174251 A JP H09174251A JP 34998295 A JP34998295 A JP 34998295A JP 34998295 A JP34998295 A JP 34998295A JP H09174251 A JPH09174251 A JP H09174251A
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JP
Japan
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cable
resistance welding
covered
electromagnetic wave
outer periphery
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JP34998295A
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Toshihiro Nishiwaki
敏博 西脇
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Obara Corp
Original Assignee
Obara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から用いられているシ―ルドに高周波成
分を有効に吸収し減衰させる部材を組合せて配置するこ
とにより、ケ―ブルから大気中に放射しようとする電磁
波を吸収及び減衰させて、ケ―ブルからの電磁波の放射
の極めて少ない抵抗溶接装置におけるケ―ブルを提供す
る。 【解決手段】 抵抗溶接装置におけるタイマ―とトラン
スとの間を接続するケ―ブルにおいて、溶接電流用の導
体2とア―ス線3を絶縁体4で覆った外周が、電磁波吸
収材5とシ―ルド層6とからなるフィルムを一体化した
複合マット7で覆われ、且つその外周が絶縁ゴム8で外
被された抵抗溶接装置におけるケ―ブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抵抗溶接装置に
おけるタイマ―とトランスとの間を接続するケ―ブルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,抵抗溶接装置におけるタイマ―と
トランスとの間を接続するケ―ブルとして、溶接電流用
の導体とア―ス線を絶縁体で覆った外周にシ―ルド層を
設け該シ―ルド層の外周を絶縁ゴム等で外被したもの
は、例えば実開昭61ー117387号公報,実開平1
ー114182号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、抵抗溶接装
置においては溶接電流を通電すると、タイマ―内におい
て高周波電磁誘導及び電流のオン・オフ等により高周波
振動が発生し、0.15キロサイクルないし数百メガサ
イクルの間に多量のノイズが分布する。そして、前記振
動の一部はタイマ―から電源に戻され、また一部はタイ
マ―からケ―ブルを通りトランス,ガンに伝達される。
その際,ケ―ブルのシ―ルドに隙間があると、これが大
気中に電磁波として放射されるのである。このノイズは
他の機器に対して有害なことは言うまでもないことであ
る。
【0004】そこで、現在、上記の弊害を除くべく多く
の規制が設けられており、前記電磁波の大気中への放射
を抑制するために種々のシ―ルドが開発されているが、
網状のシ―ルドでは電磁波の漏洩防止にはかなり有効で
あるが電磁波の減衰にはあまり有効ではなく、またアル
ミ箔を用いてもこれが一部でも破れるとそこから電磁波
が漏洩して、電磁波の大気中への放射を確実に防止する
ことはできない。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、従来から用いられているシ―ルドに高周波成分
を有効に吸収し減衰させる部材を組合せて配置すること
により、ケ―ブルから大気中に放射しようとする電磁波
を吸収及び減衰させて、ケ―ブルからの電磁波の放射の
極めて少ない抵抗溶接装置におけるケ―ブルを提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における抵抗溶接装置におけるケ―ブルは、
溶接電流用の導体とア―ス線を絶縁体で覆った外周を、
電磁波吸収材とシ―ルド層とからなるフィルムを一体化
した複合マットで覆い、且つその外周を絶縁ゴムで外被
したことを特徴とするものである。
【0007】また、溶接電流用の導体とア―ス線を絶縁
体で覆った外周にシ―ルド層を設け該シ―ルド層の外周
を絶縁ゴムで外被したものにおいて、該絶縁ゴムの外周
を更に電磁波吸収材とシ―ルド層とからなるフィルムと
を一体化した複合マットで覆ったことを特徴とするもの
である。
【0008】また、ケ―ブルの両端接続部材の内周又は
外周に電磁波吸収材を塗布したことを特徴とするもので
ある。
【0009】さらに、抵抗溶接装置としてインバ―タ式
抵抗溶接装置を用いたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例に関するも
のであり、図において、1は例えばインバ―タ式抵抗溶
接装置におけるタイマ―(図示せず)とトランス(図示
せず)との間を接続するケ―ブルであり、該ケ―ブル1
は、その中心部近傍に溶接電流用の導体2,2とア―ス
線3が貫通されており、それらの周囲はゴム等からなる
絶縁体4で覆われている。
【0011】前記絶縁体4の外周は、例えばフェライト
を混入したエラストマのような電磁波吸収材5とその外
周の例えば多数の細い銅線を編んだものやアルミテ―プ
で形成したシ―ルド層6とからなるフィルムを一体化し
た複合マット7で覆われている。そして、更にその外周
は絶縁ゴム8で外被されている。
【0012】以上のような構成からなるケ―ブルにおい
て、タイマ―から該ケ―ブル1を通りトランスに伝達さ
れる電磁波の一部は、ケ―ブル1内において電磁波吸収
材5及びシ―ルド層6を通過して大気中に放射しようと
するが、該電磁波吸収材5の外周にはシ―ルド層6があ
るため、該電磁波の一部は電磁波吸収材5によってかな
り吸収され、減衰された電磁波がシ―ルド層6に至り、
ここで遮断されるので、その外周の絶縁ゴム8に電磁波
が到達することは殆どない。
【0013】図2は他の実施例であって、従来例のケ―
ブルの外周を、更にシ―ルド層とその外周の電磁波吸収
材からなるフィルムとを一体化した複合マットで覆った
ものである。即ち、ケ―ブル11は、その中心部近傍に
溶接電流用の導体12,12とア―ス線13が貫通され
ており、それらの周囲はゴム等からなる絶縁体14で覆
われ、該絶縁体14の外周は、シ―ルド層16で覆わ
れ、該シ―ルド層16の外周は絶縁ゴム18で外被され
ている。この構成は従来例のケ―ブルであり、本発明で
は、在来の前記ケ―ブルの絶縁ゴム18の外周を更に電
磁波吸収材25とその外周のシ―ルド層26からなるフ
ィルムとを一体化した複合マット27で覆ったのであ
る。
【0014】以上のような構成からなるケ―ブルにおい
て、タイマ―から該ケ―ブル11を通りトランスに伝達
される電磁波の一部は、ケ―ブル11内においてシ―ル
ド層16及び絶縁ゴム18を通過して大気中に放射しよ
うとするが、該絶縁ゴム18の外周には電磁波吸収材2
5があるため、絶縁ゴム18を通過した電磁波は該吸収
材25によってかなり吸収され、減衰された電磁波がシ
―ルド層26に至り、ここで遮断されるので、電磁波が
大気中に放射されることは殆どない。そして、該ケ―ブ
ル11は在来のケ―ブルの外周に電磁波吸収材25とシ
―ルド層26からなるフィルムとを一体化した複合マッ
ト27を配設するだけでよい。
【0015】また、図3は抵抗溶接装置におけるタイマ
―(図示せず)とトランス(図示せず)との間を接続す
る前記いずれかの実施例のケ―ブル30の両端の接続部
材31を示したものであり、該接続部材31の内部に
は、溶接電流用の導体32及びア―ス線33のコンタク
ト34,35が配置されており、該接続部材31を構成
するケ―ブルクランプ36とプラグ37の内周又は外周
(実施例では外周)には電磁波吸収材38が塗布されて
いる。
【0016】したがって、タイマ―から該ケ―ブル30
を通りトランスに伝達される電磁波の一部は、ケ―ブル
30の接続部材31の隙間をも通過して大気中に放射し
ようとするが、該接続部材31の外周には電磁波吸収材
38が塗布されているので、接続部の隙間を通過して大
気中に放射しようとする電磁波は吸収材38で吸収され
減衰されて、該電磁波が大気中に放射されることは殆ど
ない。
【0017】なお、以上の実施例において、複合マット
7,27として、電磁波吸収材の外周にはシ―ルド層を
配したが、電磁波の漏洩を防ぐ方向によってはシ―ルド
層の外周に電磁波吸収材を配してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る抵抗溶接装置におけるケ―
ブルによれば、タイマ―からケ―ブルを通りトランスに
伝達される電磁波の一部が、ケ―ブル内においてシ―ル
ド層を通過して大気中に放射しようとするが、該シ―ル
ド層の内周又は外周には電磁波吸収材があるため、該電
磁波は電磁波吸収材によって吸収,減衰され、且つシ―
ルド層で遮断されるので、その外周の絶縁ゴムに到達す
ることは殆どなく、ノイズの少ない安全なケ―ブルとな
る。
【0019】また、請求項2の発明においては、在来の
ケ―ブルの外周を更に電磁波吸収材とシ―ルド層とから
なるフィルムとを一体化した複合マットで覆うのみで、
ノイズの少ない安全なケ―ブルとなる。
【0020】また、請求項3の発明においては、上記請
求項1又は2のケ―ブルの両端接続部材の内周又は外周
に電磁波吸収材を塗布のみで、一層ノイズの少ない安全
なケ―ブルとなる。
【0021】さらに、抵抗溶接装置としてインバ―タ式
抵抗溶接装置を用いた場合には、多量の電磁波の発生が
有効に吸収され減衰される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る抵抗溶接装置にお
けるケ―ブルの断面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例に係る抵抗溶接装置
におけるケ―ブルの断面図である。
【図3】図3は本発明の実施例に係る抵抗溶接装置にお
けるケ―ブル接続部の断面図である。
【符号の説明】
1,11,30 ケ―ブル 2,12,32 溶接電流用の導体 3,13,33 ア―ス線 4,14 絶縁体 5,25 電磁波吸収材 6,26 シ―ルド層 7,27 複合マット 8,18 絶縁ゴム 16 シ―ルド層 31 ケ―ブル接続部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗溶接装置におけるタイマ―とトラン
    スとの間を接続するケ―ブルにおいて、溶接電流用の導
    体とア―ス線を絶縁体で覆った外周を、電磁波吸収材と
    シ―ルド層とからなるフィルムを一体化した複合マット
    で覆い、且つその外周を絶縁ゴムで外被したことを特徴
    とする抵抗溶接装置におけるケ―ブル。
  2. 【請求項2】 抵抗溶接装置におけるタイマ―とトラン
    スとの間を接続するケ―ブルにおける、溶接電流用の導
    体とア―ス線を絶縁体で覆った外周にシ―ルド層を設け
    該シ―ルド層の外周を絶縁ゴムで外被したものにおい
    て、該絶縁ゴムの外周を更に電磁波吸収材とシ―ルド層
    とからなるフィルムとを一体化した複合マットで覆った
    ことを特徴とする抵抗溶接装置におけるケ―ブル。
  3. 【請求項3】 抵抗溶接装置におけるタイマ―とトラン
    スとの間を接続するケ―ブルにおいて、該ケ―ブルの両
    端接続部材の内周又は外周に電磁波吸収材を塗布したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の抵抗溶接装
    置におけるケ―ブル。
  4. 【請求項4】 抵抗溶接装置としてインバ―タ式抵抗溶
    接装置を用いたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項3記載の抵抗溶接装置におけるケ―ブル。
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