JPH09174001A - 物品の洗浄装置 - Google Patents

物品の洗浄装置

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JPH09174001A
JPH09174001A JP35225595A JP35225595A JPH09174001A JP H09174001 A JPH09174001 A JP H09174001A JP 35225595 A JP35225595 A JP 35225595A JP 35225595 A JP35225595 A JP 35225595A JP H09174001 A JPH09174001 A JP H09174001A
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JP
Japan
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cleaning
upper space
article
cleaning tank
housing
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Application number
JP35225595A
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English (en)
Inventor
Nobuo Ninomiya
信男 二宮
Takaaki Kanemori
隆明 兼森
Tsunenori Watanabe
常則 渡辺
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Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄のための労力を省力化し、作業効率を向
上すると共に、作業環境及び安全衛生を改善すること。 【解決手段】 ハウジング内に併設された第1洗浄槽及
び第2洗浄槽と、ハウジング内の天井部に装着された水
平移動手段と、水平移動手段に連結されて第1洗浄槽の
上方の第1上部空間と第2洗浄槽の上方の第2上部空間
との間を移動可能な支持部材と、支持部材に装着された
昇降動手段と、昇降動手段に連結された、物品収容のた
めのケージと、第1洗浄槽及び該第2洗浄槽内にそれぞ
れ圧縮空気を噴射する洗浄ノズルと、上部空間に圧縮空
気を噴射する乾燥ノズルとを備えた物品の洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品、例えばワニ
スが付着した受皿等の物品を洗浄する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば飲料等の容器に適用される金属製
の容器蓋の素材である金属薄板には、シェルを形成する
前に塗装が遂行される。この塗装工程は、概ね(1)薄
板の表裏両面にワニスによる下塗り塗装を行なう、
(2)表面にインクによる印刷を行なう、(3)印刷の
上に保護塗装を行なう、の3つの工程を含み、以上の順
に遂行するのが典型的であるといえる。
【0003】ところで、最初に塗布されるワニスは、金
属製容器蓋の原材料である、アルミニウム、ブリキ等の
種類、印刷されるインクの色、あるいは容器の内容物、
等に応じて変更する必要がある。
【0004】工場における塗装ラインにはワニス塗布専
用のラインが備えられ、幾つかの種類のワニスには対応
できるようになっている場合もあるが、それにも限界が
ある。したがってワニスを変更する場合には、従前のワ
ニスを使用した受皿、ワニス供給用の樋、搬送パイプ等
の関連物品を洗浄する必要が生ずる。これらの物品の洗
浄には、一般に揮発性有機溶剤であるシンナーが使用さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、工場にはシンナ
ーを収容したタンクが設置されている。前記ワニスの変
更に際しては、塗装ラインから取り外した前記物品を、
前記タンク内のシンナーに浸し、洗浄し、拭き取る作業
を行なうことにより対応していた。しかしながらこのよ
うな手段は、(1)全て人手による手作業であるため、
労力の負担が大きく、作業効率が悪い、(2)シンナー
を手作業で直接取り扱わなければならないので、作業環
境上、安全衛生上好ましくない、等の問題を有してい
る。
【0006】本発明の目的は、洗浄のための労力が省力
化され、作業効率が向上されると共に、作業環境及び安
全衛生が改善される、新規な物品の洗浄装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カバー
手段により覆われた空間を有するハウジングと、該ハウ
ジング内の底部に併設されかつそれぞれ揮発性洗浄液が
収容された第1洗浄槽及び第2洗浄槽と、該第1洗浄槽
の上方の第1上部空間及び該第2洗浄槽の上方の第2上
部空間を含む上部空間と、該ハウジング内の天井部に装
着された水平移動手段と、該水平移動手段に連結されて
該第1上部空間と該第2上部空間との間を移動可能な支
持部材と、該支持部材に装着された昇降動手段と、該昇
降動手段に連結された、物品収容のためのケージと、該
第1洗浄槽及び該第2洗浄槽内にそれぞれ圧縮空気を噴
射するよう該ハウジングに装着された複数の洗浄ノズル
と、該上部空間に圧縮空気を噴射するよう該ハウジング
に装着された複数の乾燥ノズルとを備え、該ケージ内の
該物品は、該昇降動手段により該第1上部空間から該第
1洗浄槽内に下降させられて該洗浄液及び該洗浄ノズル
からの噴射空気による一次洗浄が行なわれた後、該第1
上部空間に上昇させられ、次に該水平移動手段により該
第2上部空間に移動させられた後、該昇降動手段により
該第2洗浄槽内に下降させられて該洗浄液及び該洗浄ノ
ズルからの噴射空気による二次洗浄が行なわれ、次いで
該第2上部空間に上昇させられた後、該上部空間におい
て該乾燥ノズルからの噴射空気により乾燥させられる、
ことを特徴とする物品の洗浄装置、が提供される。
【0008】この発明によれば、洗浄すべき物品はケー
ジ内に収容された状態で、昇降動手段及び水平移動手段
によって移動させられ、その間に一次洗浄、二次洗浄
(すすぎ)及び乾燥が遂行される。すなわち、作業者は
直接洗浄作業を遂行する必要がなくなったので、洗浄の
ための労力が省力化され、作業効率は著しく向上する。
また、揮発性洗浄液が収容された第1洗浄槽及び第2洗
浄槽は、カバー手段により覆われた空間内に配置され、
しかも前記したように作業者は直接洗浄作業を遂行しな
いので、作業環境及び安全衛生は著しく改善される。
【0009】本発明によれば、前記構成に加えて、該水
平移動手段及び該昇降動手段はそれぞれ空圧シリンダか
らなり、該空圧シリンダの各々の停止を制御するために
リミットスイッチが設けられ、該リミットスイッチの各
々は空圧式切換弁からなる、物品の洗浄装置、が提供さ
れる。
【0010】この発明によれば、水平移動手段、昇降動
手段及びリミットスイッチ等の作動源は圧縮空気である
ので、揮発性洗浄液が使用されているにもかかわらず安
全性は充分に確保される。
【0011】本発明によれば、最初に記載した構成に加
えて、該ハウジング内の該空間は空圧ポンプにより吸引
される、物品の洗浄装置、が提供される。
【0012】この発明によれば、揮発性洗浄液が収容さ
れた第1洗浄槽及び第2洗浄槽は、カバー手段により覆
われた空間内に配置されていることに加えて、該空間が
負圧となるので、揮発した気体がハウジングの外に漏れ
ることが一層確実に防止され、作業環境及び安全衛生は
一層改善される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明による物品の洗浄装置の実施の形態を、図1〜図
4を参照しながら詳細に説明する。
【0014】2は本発明に従って構成された物品の洗浄
装置、4はハウジングである。ハウジング4は、実質上
直方体状に組み立てられたフレーム体6と、それらの周
囲に取り付けられた図示しないカバー部材(カバー手段
を構成する)を含んでいる。したがってハウジング4内
にはカバー部材により覆われた空間が形成される。
【0015】8は第1洗浄槽、10は第2洗浄槽であっ
て、それぞれハウジング4内の底部に併設されている。
第1洗浄槽8及び第2洗浄槽10内にはそれぞれ揮発性
洗浄液であるシンナーが収容されている。第1洗浄槽8
及び第2洗浄槽10は、ハウジング4の上下方向の半分
を占め、それらの上方には空間が存在する。説明の便宜
上、第1洗浄槽8の上方の空間を第1上部空間A、第2
洗浄槽10の上方の空間を第2上部空間Bと称すること
とする。
【0016】12は、水平移動手段を構成する空圧シリ
ンダであって、ハウジング4内の天井部のフレーム体6
の一部に装着されている。空圧シリンダ12はこの実施
の形態では、当業者には周知のロッドレスシリンダから
構成され、前記第1上部空間A及び第2上部空間Bの上
部間を跨がるよう、水平に配置されている。ロッドレス
シリンダ12の図示しない移動体には、矩形状の支持板
14が連結されている。支持部材を構成する支持板14
は水平に取り付けられている。16は昇降動手段を構成
する空圧シリンダであって、支持板14に対し鉛直方向
に装着されている。空圧シリンダ16は支持板14の平
面における略中央部に装着されている。18はガイドロ
ッドであって、ロッドレスシリンダ12の両側にそれと
平行に配置され、それぞれの両端はハウジング4内の天
井部のフレーム体6の一部に支持されている。20は支
持板14の両側に2個づつ設けられた被ガイド部材であ
って、それぞれ被ガイド孔が形成されている。被ガイド
部材20の各々は、対応するガイドロッド18に摺動自
在に嵌合・支持されている。したがって、支持板14
は、ロッドレスシリンダ12によって、第1上部空間A
及び第2上部空間Bの各上部間を水平方向に往復移動自
在である。
【0017】空圧シリンダ16のピストンロッド22の
下端には矩形状の支持板24が連結・支持されている。
支持板24には、洗浄すべき物品が収容されるケージ2
6が支持されている。ケージ26については後述する。
28は支持板14に装着された円筒ガイドであって、鉛
直な空圧シリンダ16の両側にそれと平行にそれぞれ鉛
直に配置されている。30は、各円筒ガイド28に摺動
自在に嵌合されたガイドロッドであって、その下端は前
記支持板24に連結されている。したがって、支持板1
4が第1上部空間Aの上部に位置付けられているとき、
支持板24に支持されたケージ26は、空圧シリンダ1
6によって、第1上部空間Aと第1洗浄槽8との間を鉛
直方向に昇降動自在である。また、支持板14が第2上
部空間Bの上部に位置付けられているとき、ケージ26
は、空圧シリンダ16によって、第2上部空間Bと第2
洗浄槽10との間を鉛直方向に昇降動自在である。
【0018】32はロッドレスシリンダ12の両端部に
装着されたリミットスイッチである。各リミットスイッ
チ32はロッドレスシリンダ12の停止を制御するため
に設けられており、図示しない空圧式切換弁から構成さ
れている。なお支持板14には、リミットスイッチ32
に係止してそれを切換作動させるための作動片(図示せ
ず)が設けられている。
【0019】34は鉛直に延びる支持ロッドであって、
支持板14に取り付けられている。支持ロッド34は前
記ガイドロッド30の一つに近接して、それと平行に配
置されている。36は他のリミットスイッチであって、
支持ロッド34の両端部に装着されている。各リミット
スイッチ36は空圧シリンダ16の停止を制御するため
に設けられており、空圧式切換弁から構成されている。
38は、ガイドロッド30の一つの上部に設けられた作
動片であって、リミットスイッチ36に係止してそれを
切換作動させるものである。なお図1の番号39は、支
持板14の両端移動位置を規定するストッパ(ショック
アブソーバ)である。
【0020】ケージ26は略直方体状をなす枠体40を
含んでいる。図4に示されているように、枠体40の底
部には床板42が設けられ、床板42には、相互に間隔
を置いて多数の縦孔44が形成されている。46及び4
8は、洗浄すべき物品を床板42上に保持するための支
持具である支持スタンドであって、それぞれ丸棒部材か
ら形成されている。支持スタンド46及び48は、それ
ぞれ図示のようにフェンス状をなし、下端には、先端の
一部を残した部位にフランジ49が形成されている。支
持スタンド46及び48は、それぞれの先端を床板42
の対応する縦孔44に挿入することにより、略任意の位
置に直立して離脱自在に装着することができる。支持ス
タンド46及び48の間の床板42上に物品が載置され
ることにより、その移動が阻止され、物品は床板42上
に載置された状態で保持される。支持スタンドの形状、
大きさは、載置される物品の形状、大きさ等により適宜
設計すればよい。また床板42上への装着位置、相互の
間隔等も、物品の大きさにより適宜選定される。
【0021】ハウジング4の底部におけるフレーム体6
には、カバー部材の一部である底カバー50が装着され
ている。底カバー50は板部材から構成されている。第
1洗浄槽8及び第2洗浄槽10のそれぞれの底板8a及
び10aは、一端から他端に向かって低くなるよう傾斜
しており、それぞれの低いほうの端部付近には、下方に
打ち出されたキャップ状の凹部8b及び10bが形成さ
れている。凹部8b及び10bは、それぞれ、底カバー
50の対応する部位に形成された図示しない貫通孔内に
嵌合される。第1洗浄槽8及び第2洗浄槽10の最低部
位を規定する各凹部8b及び10bは、各槽8及び10
内に収容された洗浄液を吸い出す際に、吸出しパイプの
先端を挿入して位置付ける機能を有している。
【0022】60は洗浄ノズルであって、第1洗浄槽8
及び第2洗浄槽10のそれぞれの、一対の向き合った側
壁に、複数個設けられている。側壁の一方の洗浄ノズル
60の各々の先端と側壁の他方の洗浄ノズル60の各々
の先端は、相互に対向する水平方向に向けられている。
各側壁の上方にはマニホールド62が設けられている。
各洗浄ノズル60は、パイプ64を介して、対応するマ
ニホールド62に接続され、マニホールド62は図示し
ないパイプを介して図示しない空圧ポンプに接続されて
いる。空圧ポンプによる圧縮空気は、洗浄ノズル60の
各々から洗浄液内に噴射される。圧縮空気は互いに反対
方向に噴射されるので、後述するように、第1洗浄槽8
内又は第2洗浄槽10内にケージ26と共に位置付けら
れた物品に対する洗浄効果が向上する。なお、この実施
の形態においては、各洗浄ノズル60は、対応するパイ
プ64の開口端(先端)により構成されている。
【0023】70は乾燥ノズルであって、ハウジング4
の天井部におけるフレーム体6の両端部に複数個設けら
れている。フレーム体6の一端部に設けられた乾燥ノズ
ル70の各々の先端とフレーム体6の他端部に設けられ
た乾燥ノズル70の各々は、その先端が、第1上部空間
Aの略中央下方に向かうよう傾斜している。各フレーム
体6の前記両端部の上方にはマニホールド72が設けら
れている。各乾燥ノズル70は対応するマニホールド7
2に接続され、マニホールド72は図示しないパイプを
介して図示しない空圧ポンプに接続されている。空圧ポ
ンプによる圧縮空気は、乾燥ノズル70の各々から第1
上部空間Aに噴射される。圧縮空気は第1上部空間Aの
両側上部から略中央下方に向かうよう噴射されるので、
後述するように、第1上部空間Aにケージ26と共に位
置付けられた物品に対する乾燥効果が向上する。なお、
この実施の形態においては、各乾燥ノズル70はパイプ
部材の開口端(先端)により構成されている。
【0024】前記したように、ハウジング4のフレーム
体6の周囲は図示しないカバー部材により覆われる。カ
バー部材は一部を除き、プレート部材により構成され
る。カバー部材の前記一部として、第1上部空間Aに相
当するフレーム体6の一側部(ケージ26が位置する図
1の表側の側部)は、図示しない開閉自在のドアにより
構成され、フレーム体6の、第1洗浄槽8及び第2洗浄
槽10が位置する下方部分は、実質上第1洗浄槽8及び
第2洗浄槽10の底板8a、10a及びそれぞれの側壁
により構成されている。図1及び図2の2点鎖線は、フ
レーム体6の上部より更に上方に突出したガイドロッド
30等を、その水平移動に干渉しない範囲でカバーする
よう設けられた直方体状の他のカバー部材を示してい
る。以上のようにして、ハウジング4内の空間は各カバ
ー部材により覆われるが、この空間は図示しない空圧ポ
ンプに接続されている。ハウジング4内の空間が空圧ポ
ンプにより吸引される(換気及び浄化ラインに吸引され
る)ことにより負圧となるので、シンナーの外部への漏
れは、確実に防止される。なお前記カバー部材の適所
(例えば第1上部空間A及び第2上部空間Bに相当する
図2の表側の側部)には、ガラス窓を設けることが好ま
しい。
【0025】前記ドアを開けることにより、ケージ26
上に洗浄すべき物品を任意に収容(載置)することがで
きる。これらの物品は、支持スタンド46及び48によ
りケージ26上に保持される。ケージ26の水平移動及
び昇降動は、空圧シリンダ12及び16により遂行され
るので、洗浄作用は前記ドアを閉じた状態で、ハウジン
グ4の外部からボタン操作、レバー操作等により、手動
又は自動の何れによっても遂行可能である。自動操作の
場合はもちろんであるが、手動操作によるとしても、従
来の手作業に比較すれば、その労力、作業効率、作業環
境及び安全衛生は著しく改善されることは容易に理解さ
れよう。
【0026】ケージ26のホームポジションは第1上部
空間Aである。ケージ26、したがってケージ26に保
持された物品は、空圧シリンダ16により第1上部空間
Aから第1洗浄槽8内に下降させられる。物品はシンナ
ーに浸される。各洗浄ノズル60からは空気が所定時間
噴射され、一次洗浄が行なわれる。一次洗浄が終了した
後、物品は空圧シリンダ16により、第1上部空間Aに
上昇させられる。次いで、空圧シリンダ12により第2
上部空間Bに移動させられる。次に物品は空圧シリンダ
16により第2洗浄槽10内に下降させられる。物品は
再びシンナーに浸される。各洗浄ノズル60からは空気
が所定時間噴射され、二次洗浄(すすぎ)が行なわれ
る。二次洗浄が終了した後、物品は、第2上部空間Bに
上昇させられる。次いで物品は、空圧シリンダ12によ
り第1上部空間Aに戻される。各乾燥ノズル70から空
気が所定時間噴射され、物品の乾燥が行なわれる。な
お、物品が第1洗浄槽8から第1上部空間Aに上昇した
後、及び物品が第2洗浄槽10から第2上部空間Bに上
昇した後、次の移動に際して所定時間停止させることが
好ましい。これにより、ケージ26及び物品により付着
した(汲み上げられた)シンナーの多くが落下して当該
洗浄槽に戻され、第1及び第2洗浄槽8及び10間のシ
ンナーの移動を極力抑えることができ、第1及び第2洗
浄槽8及び10におけるシンナーの量のアンバランス防
止、第2洗浄槽のシンナーの汚れ防止等を図ることがで
きる。物品の洗浄は、以上のサイクルで遂行される。少
なくとも物品の洗浄が行なわれている間(物品の収容、
取り出し作業の間を含む)、ハウジング4内の空間に対
する空圧ポンプによる吸引作動は継続され、シンナーの
外部への流出は可能な限り防止される。
【0027】シンナーの交換は次のようにして行なわれ
る。前記ドアを開けて、先ず第1洗浄槽8内の汚染のひ
どいシンナーが汲み出される。次に第2洗浄槽10内の
比較的汚染の軽いシンナーが汲み出されて第1洗浄槽8
内に移される(再利用のため)。第2洗浄槽10内には
新しいシンナーが注入される。シンナーの吸引に際して
は、第1洗浄槽8及び第1洗浄槽10の底板8a及び1
0aに形成された前記凹部8b及び10bに、図示しな
い吸引パイプの先端が位置付けされる。これにより各洗
浄槽8及び10内のシンナーを略完全に汲み出すこがで
きる。
【0028】以上本発明を、実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、図示の実施
の形態においては、乾燥ノズル70は第1上部空間Aに
設けられているが、これに限定される理由はない。乾燥
ノズル70は、上部空間であればどこでも成立する(例
えば、第2上部空間Bであっても、両者であってもよ
い)。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、作業者が直接洗浄作業
を行なう必要がなくなったので、洗浄のための労力が省
力化され、作業効率が向上される。更に、洗浄作業は外
部と遮蔽された空間内で行なわれるので、作業環境及び
安全衛生が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された物品の洗浄装置の一
実施の形態を示す正面図。
【図2】図1を右方から見た側面図。
【図3】図1の上面簡略図。
【図4】図1に示す物品の洗浄装置に使用されている保
持具の装着状態を示す一部断面図。
【符号の説明】
2 物品の洗浄装置 4 ハウジング 6 フレーム体 8 第1洗浄槽 10 第2洗浄槽 12 空圧シリンダ 14 支持板 16 空圧シリンダ 22 ピストンロッド 24 支持板 26 ケージ 32及び36 リミットスイッチ 46及び48 支持スタンド 60 洗浄ノズル 70 乾燥ノズル A 第1上部空間 B 第2上部空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー手段により覆われた空間を有する
    ハウジングと、該ハウジング内の底部に併設されかつそ
    れぞれ揮発性洗浄液が収容された第1洗浄槽及び第2洗
    浄槽と、該第1洗浄槽の上方の第1上部空間及び該第2
    洗浄槽の上方の第2上部空間を含む上部空間と、該ハウ
    ジング内の天井部に装着された水平移動手段と、該水平
    移動手段に連結されて該第1上部空間と該第2上部空間
    との間を移動可能な支持部材と、該支持部材に装着され
    た昇降動手段と、該昇降動手段に連結された、物品収容
    のためのケージと、該第1洗浄槽及び該第2洗浄槽内に
    それぞれ圧縮空気を噴射するよう該ハウジングに装着さ
    れた複数の洗浄ノズルと、該上部空間に圧縮空気を噴射
    するよう該ハウジングに装着された複数の乾燥ノズルと
    を備え、 該ケージ内の該物品は、該昇降動手段により該第1上部
    空間から該第1洗浄槽内に下降させられて該洗浄液及び
    該洗浄ノズルからの噴射空気による一次洗浄が行なわれ
    た後、該第1上部空間に上昇させられ、次に該水平移動
    手段により該第2上部空間に移動させられた後、該昇降
    動手段により該第2洗浄槽内に下降させられて該洗浄液
    及び該洗浄ノズルからの噴射空気による二次洗浄が行な
    われ、次いで該第2上部空間に上昇させられた後、該上
    部空間において該乾燥ノズルからの噴射空気により乾燥
    させられる、ことを特徴とする物品の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 該水平移動手段及び該昇降動手段はそれ
    ぞれ空圧シリンダからなり、該空圧シリンダの各々の停
    止を制御するためにリミットスイッチが設けられ、該リ
    ミットスイッチの各々は空圧式切換弁からなる、請求項
    1記載の物品の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 該ハウジング内の該空間は空圧ポンプに
    より吸引される、請求項1記載の物品の洗浄装置。
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