JPH09173544A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH09173544A
JPH09173544A JP7351498A JP35149895A JPH09173544A JP H09173544 A JPH09173544 A JP H09173544A JP 7351498 A JP7351498 A JP 7351498A JP 35149895 A JP35149895 A JP 35149895A JP H09173544 A JPH09173544 A JP H09173544A
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JP
Japan
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jackpot
probability
mode
game
big hit
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Application number
JP7351498A
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English (en)
Inventor
Nobuo Ogura
信雄 小椋
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、大当たり等を生起する遊技機であ
り、大当たり等の確率(条件)を選定するに際して、従
来にない面白味を発揮する目的である。 【解決手段】 本発明の遊技機は、複数の図柄を可変表
示可能な図柄表示部と、大当たり判定手段を有し、大当
たり判定手段により大当たりか否かを判定し、その結果
が大当たりである場合には前記図柄表示部に大当たり図
柄が表示されて、大当たりが生起する遊技機であって、
大当たりとなる確率等のゲーム条件を複数モード記録し
た確率テーブルを有し、その確率テーブルに従ってゲー
ムを制御するものであるため、この確率テーブルに種々
の条件を記録することによって、簡便に条件変更を可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大当たり等を生起
する遊技機であり、大当たり等の確率(条件)の選定に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機(パチンコ機)には種々の
形式のものがあり、その一形式として、複数の図柄を可
変表示可能な図柄表示部を有する図柄表示器が配設して
あり、遊技球が図柄始動口に入賞することによって、前
記図柄表示部の図柄が変動を開始し、所定時間後に停止
した図柄が所定図柄であるとき、遊技者にとって有利と
なる大当たり(特別遊技状態)が生起するものがある。
【0003】この大当たりとなる確率は、遊技者にとっ
てもパチンコ店にとっても重要な事項である。そこで、
パチンコ機には、複数の確率を発生する手段を設けて、
電源投入時にその確率を選定可能なものが、特開平5ー
329267号公報に開示してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パチン
コ機の遊技内容をより面白くするためには、前記のよう
に、電源投入時だけにおいて大当たりの確率を選定変更
可能とすることは面白味に欠けるきらいがあるし、遊技
機には、前記の大当たりの他に、普通図柄等による当た
りの確率を設定して面白味を発揮しているものもある。
そこで、本発明は、更なる遊技内容を面白くするため、
種々に設定される条件を変更可能とするパチンコ機を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の遊技機は、複
数の図柄を可変表示可能な図柄表示部と、大当たり判定
手段を有し、該大当たり判定手段により大当たりか否か
を判定し、その結果が大当たりである場合には前記図柄
表示部に大当たり図柄が表示されて、大当たりが生起す
る遊技機であって、大当たりとなる確率等のゲーム条件
を複数モード記録した確率テーブルを有し、その確率テ
ーブルに従ってゲームを制御するものであるため、この
確率テーブルに種々の条件を記録することによって、簡
便に条件変更を可能とする。又、請求項2の遊技機は、
請求項1の確率テーブルを電源投入時に選定可能とする
ものであり、予め設定のモードに、或いはランダムに選
定のモードに設定されると共に、設定したいときにはキ
ースイッチを介して簡便に設定できる。請求項3の遊技
機は、請求項1又は請求項2の遊技機において、所定時
間毎に、確率テーブルの何れかのモードを選定してゲー
ムを行うことを可能とする。請求項4の遊技機は、請求
項1又は請求項2の遊技機において、大当たりが生起す
る毎に、確率テーブルの何れかのモードを選定してゲー
ムを行うものであり、新たなゲーム内容を奏する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1(正面図)、図2(平面
図)、図3(側面図)、図4(裏面図)は本発明の実施
の形態にかかるパチンコ機10を示す。このパチンコ機
は球貸機20と対をなし、球貸機20にはカードリーダ
(図示略)を内蔵してある。又、この球貸機20の正面
パネル21には、この球貸機の作動が有効であるときの
表示ランプや、カードのカード挿入口22が設けてあ
る。一方、パチンコ機の前面パネル11に取り付けてあ
る上皿12には、前記球貸機20の操作釦等が配設して
あり、具体的には、前記カード挿入口22に挿入された
カードの残高(度数)等を表示する表示器13a、遊技
者の操作により球貸機20を介してパチンコ機に貸球を
供給する変換釦13b、カードの返却用の返却釦13c
が設けてある。尚、上皿12の下には下皿17が配設し
てあって、上皿12が満杯となったときオーバーフロー
した賞品球を貯留する。又、発射装置のハンドル18
は、前記上皿12からの1球毎に供給される遊技球をガ
イドレール31で案内して遊技領域19に発射する。
【0007】その遊技領域19のほぼ中央部には、複数
の図柄を介して可変表示ゲームを行う特別図柄表示器L
が配置してある。この特別図柄表示器Lには、左図柄表
示部L1、中図柄表示部L3、右図柄表示部L2が設け
てあり、図柄表示部L1、L2には、図5に示す、漢数
字の「一〜九」と文字の「ドラゴン伝説」の15種類の
図柄であり、一方、中図柄表示部L3は、漢数字の「一
〜九」と、赤色(図中黒で表示)と緑色(図中白抜きで
表示)の漢数字「七」と文字「ドラゴン伝説」の22種
類の図柄が可変表示可能であり、図柄変動は順序通り行
う。又、特別図柄表示器Lの左右側部には、普通図柄始
動ゲート23a、23bが備えてあり、遊技球が通過す
ると後述の大入賞口58に付設の普通図柄表示器56の
図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止し、その停
止図柄が予め設定した図柄と一致したとき当たりとな
り、普通電動役物57を所定時間開成する。尚、これら
の普通図柄始動ゲート23a、23bを通過した遊技球
は遊技領域19中央下部に流下するように構成してあ
る。又、遊技領域19には、その他、普通入賞口55
a、55b等が配設してある。
【0008】遊技球が、普通電動役物57に入賞したと
きには、検出器(図示略)を介して図柄始動信号を発し
て、前記特別図柄表示器Lの左、右、中の各図柄表示部
L1、L2、L3の図柄が変動を開始し、後記で詳述す
るが、判定カウンタHcが低確率時にはAi、高確率時
にはBiを参照して、大当たり(特別遊技状態)か、外
れかを選定すると共に、それらに対応して前記特別図柄
表示器Lの左、右、中の各図柄表示部L1、L2、L3
の図柄が所定時間後に停止表示する。
【0009】そして、大当たりの場合には、図柄表示部
L1、L2、L3の停止図柄は、赤色と緑色を問わず、
同じ図柄である「一、一、一」〜「説、説、説」の22
通であり、その中で、特定図柄として、赤色の「七、
ド、ラ、ゴ、ン、伝、説」の7種類のときには、後記で
詳述するが、大当たりが終了した後において、大当たり
の発生を「高確率状態」(確率テーブルのBi)にし、
再度大当たりを発生し易い状態にする。
【0010】前記大当たりが選定されたときには、後記
で詳述するが、図柄表示部L1、L2、L3に大当たり
図柄を表示し、大入賞口58の開閉扉58aは、t秒
間、開成を維持するか、遊技球がa個入賞すると閉成す
る。又、前記開成中に、大入賞口58内に設けられてい
る特定領域(図示略)を遊技球が通過すると、大入賞口
58が再度開成し、この動作を最大x回行う。以上のよ
うに、この形式の遊技機は、「大当たり」は大当たり図
柄が特別表示器Lの図柄表示部に表示されると共に大入
賞口が開成することをいい、「当たり」は当たり図柄が
普通図柄表示器56に表示され、普通電動役物57を開
成することをいう。
【0011】図4はパチンコ機10の裏面図であり、裏
面中央には、前記遊技領域19に配設の入賞口等に入賞
した遊技球を集めて、入賞球処理装置62に1球毎分離
処理させる入賞球集合樋61が設けてある。この入賞球
集合樋61の左下方には、入賞球や賞品球等のゲーム処
理を行う役物制御装置70が配設してあると共に、右下
方には、球貸機20からの信号に基づく貸球等の処理を
制御する排出制御装置80が設置してある。パチンコ機
10の上部には、排出前の遊技球を貯留しておく貯留タ
ンク63が設けてあり、その貯留タンク63から遊技球
を二列に整列させて遊技球排出装置65まで誘導する整
列樋64が設置してある。この整列樋64には、遊技球
の重なりを防止する球ならし66が揺動自在に垂設して
ある。又、前記遊技球排出装置65から排出の遊技球は
流下樋67を経て上皿12に流出する。又、パチンコ機
の上部右側にはターミナル基板69が取り付けてあり、
左下部には遊技球発射装置91が設けてあって遊技球を
一球毎発射する。
【0012】前記役物制御装置70には、図6に示すよ
うに、キースイッチ80と表示器81が配置してある。
又、このキースイッチ80は、図7(制御ブロック図)
に示すように、右側(R)、ニュートラル(N)、左側
(L)に変更でき、各々の位置は「CPU」にチャタリ
ング防止策を伴って入力され、表示器81には前記キー
スイッチ80の操作に伴って、種々の表示を行う。尚、
前記キースイッチ80はバネ式であり、「L」側、
「R」側に廻した後、離すと「N」に戻る形式である。
又、「CPU」には「ROM」が付設してあり、そのR
OMには、「確率テーブル」が記憶してある。
【0013】この確率テーブルは、パチンコ機の形式に
対応する種々の条件を記録し、複数モードの何れかを選
定できる様に構成してある。大当たりの低確率Ai、高
確率Biは、図7(B)に示す大当たり確率ai、bi
に対応するケース番号を記録することによって、種々の
低確率と高確率を選定できる。又、当たりにおいても、
低確率Ci、高確率Diの値に、図7(C)に示す当た
り確率ci、diに対応するケース番号を記録すること
によって選定できる。又、次の大当たりEiの欄には、
「大当たり」が生起することによって、モードを変更可
能とする旨の条件を表示し、「0」のときには変更しな
いが、「1」のときには、大当たりが生起する毎に、こ
のモードとモードm1、m2に記録のモードを順次変更
するものである。例えば、現在、モード5を選定し、こ
の欄の大当たりEiが「1」を表示してあって、モード
m1が「3」のときには、大当たりが生起するとモード
3、その次に大当たりが生起するとモード5という様に
循環する。次のタイマFiにおいては、空白であれば所
定時間毎にモードを変更しない旨の条件を示すが、
「3」と記録してあれば、3時間毎に、モードm1、m
2に記録のモードに順次変更をなすものである。例え
ば、現在、モード「4」を選定し、この欄のタイマFi
が「3」であり、且つ、モードm1に「6」、モードm
2に「9」が記録してあるときには、3時間毎に、モー
ド6、9、4とする変更をおこなう。
【0014】次に、前記構成のパチンコ機の制御につい
て、具体例を示す確率テーブル(図8)及び概念の制御
フロー(図9〜10)を参照して説明する。電源投入さ
れると(S1)、必要な変数等の初期化が実行され(S
2)、キースイッチ80が「L」側か否かが判定される
(S3)。キースイッチ80が「R」、「N」であると
きには、確率テーブルの確率モードを変更しないと判断
して、モード選定Kiを「1」とする(S18)。この
モード選定Kiは、確率テーブルのモード番号に対応す
るものであり、変更なき場合には「1」のモードで、ス
テップ17で進んでゲームの開始となる。即ち、何等、
キースイッチ80を操作しないときであっても、モード
選定Kiは「1」としてゲームを開始可能とする。
【0015】このモード1は、図8に示すように、大当
たりの低確率Aiの値が「1」であるため、大当たり確
率ai(1)の値「349」を大当たり循環数Xcに選
定し、後述の判定カウンタHc(7で大当たり)は0〜
Xcの循環カウンタを構成し、大当たりが1/350の
確率となる旨を示す。又、高確率時には、大当たりの高
確率Biが「1」であるため、大当たり確率bi(1)
の値「349」を大当たり循環数Xcに選定し、判定カ
ウンタHc(7、27、31、97、163、197、
211、227で大当たり)は0〜Xcの循環カウンタ
を構成し、大当たりが8/350の確率となる旨を示
す。又、当たりの低確率Ciが「1」であるため、当た
りci(1)の値「99」を当たり循環カウンタYcに
選定し、後述の普通図柄判定カウンタFc(3、5、2
3、31、41、53、61、71、79、89で当た
り)は0〜Ycの循環カウンタを構成し、当たりが1/
10(10/100)の確率となる旨を示す。 又、高
確率時には、当たりの低確率Diが「1」であるため、
当たりdi(1)の値「99」を当たり循環カウンタY
cに選定し、普通図柄判定カウンタFc(3〜99で当
たり)が0〜Ycの循環カウンタを構成し、当たりが9
7/100の確率となる旨を示す。尚、大当たりEiが
「0」であるため、大当たりが生起したとしてもモード
変更をしないし、タイマFiが空欄であるので所定時間
毎の変更もないモードである。
【0016】尚、前記の形式は、キースイッチ80を操
作しないときには、モード選定Kiは「1」としてゲー
ムを開始可能とするようにしてあるが、ランダムに選定
して開始可能に構成することもできる。このランダムの
選定方法として、例えば、制御フロー(図9)におい
て、電源投入後(S1)に、特定のメモリの値(X)を
記憶しておき、その後に初期化(S2)を行う。そし
て、ステップ18においては、前記値(X)はランダム
な値となり、その値(X)を介してモード選定Kiの値
を選定したり、或いは、前記初期化後に計数するカウン
タの停止時間として用い、その停止数をもってモード選
定Kiの値として選定をおこなう。更には、雑音発生器
と組み合せて、ステップ18において、その雑音発生器
の値を基準に前記と同様にモード選定Kiの値を選定す
る方式でもよい。
【0017】次に、前記ステップ3で、キースイッチ8
0が「L」側であるときには、確率テーブルの選定を可
能とするものであり、キースイッチが「N」側となるこ
とを待って(S4)、タイマT1を初期化して所定時間
毎にキースイッチ80入力があるか、検出するためのタ
イマを構成する(S5、S6)。そして、タイマT1が
所定時間t1(例えば、2秒)経過するまでに、キース
イッチ80が「R」側になるか否かを検出し、前記所定
時間t1内に、キースイッチが「R」側となったときに
は、キースイッチが「N」となることを待って、即ち、
1回の入力を確認して、モード選定Kiに1を加算する
(S7、S8、S9、S10)。この操作によって、モ
ード選定Kiは「2」となり、図8に示す、モード
「2」に対応する。即ち、前記したように、キースイッ
チ80を所定時間t1(例えば、2)秒内に、「R」、
「N」を繰り返すことによって、モード選定Kiは1ず
つ増加して、変更を可能とする。
【0018】そして、変更を終了するときには、キース
イッチを「N」、又は、「L」とすることによって、所
定時間(t1)経過後にステップ11へ進む。このステ
ップ11では、キースイッチが「L」或いは「R」側で
あるときには、前記選定したモード選定Kiの値を読み
込んで、表示器81に表示し、確認を行うことが出来る
(S12)。一方、キースイッチが「N」であるときに
は、タイマT2を初期化すると共に計数を開始し、時間
t2(例えば、5秒)経過すると、表示器81は消灯し
てゲームの開始となる(S13、〜S16、S17)。
【0019】前記の操作が終了すると、ゲームの開始と
なり、その制御の概念について図10を参照して説明す
る。尚、図柄表示器の停止図柄L1、L2、L3、普通
図柄の停止図柄の選定は、よく知られた方法であるため
説明を略す。先ず、前記で選定したモード選定Kiに基
づいて、大当たりを判定する判定カウンタHcの大当た
り循環数Xc、当たりを判定する普通図柄判定カウンタ
Fcの当たり循環数Ycを設定すると共に、大当たり毎
にモード変更をするかの条件Ei、所定時間毎にモード
変更を実施するかの条件Fiを、各々書き込む(S2
0)。尚、電源投入時は何れも低確率である。具体的に
例示すると、モード選定Kiが「2」を選定したときに
は、大当たりAiの値(1)に対応する大当たり確率a
iは「ケース1」となり、その値(349)を大当たり
循環数Xcとする。又、当たりCiの値(1)に対応す
る当たり確率ciは「ケース1」であり、その値(9
9)を当たり循環数Ycとする。又、大当たりEiの欄
は「1」であるため、Ei「1」を書き込むことによっ
て、大当たりが生起したときには、大当たりの停止図柄
が特定図柄でないときには、モード変更を実施する。
又、タイマFiの空白に対応してFiに「0」を書き込
み、所定時間毎のモード変更はしない。
【0020】普通図柄が当たりか否かは普通図柄判定カ
ウンタFcで行い、このカウンタFcは、初期化した後
に2.048ms毎に1加算する、0〜Yc(99)の
循環カウンタである。又、大当たりか否かは判定カウン
タHcでおこない、このカウンタHcは初期化した後に
2.048ms毎に1加算する、0〜Xc(349)の
循環カウンタである。又、特定図柄で大当たりとなって
高確率状態でゲーム中には、後記で詳述するが、遊技者
に不利益とならないように、TOKUの変数を採用し
て、TOKUが「1」のときには高確率中、「0」のと
きには低確率中である旨を区別する(S21〜S2
6)。
【0021】又、Timeは経過時間を計数し(S2
2)、所定時間(Fi)毎にモードを変更するものであ
り、TimeがFiとなったときには、ステップ28へ
進む(S27)。このステップ28では、ゲームが高確
率中であるか否かを判定し、TOKU=1(高確率中)
である場合にはモード変更をしない。これは、高確率中
である場合に、所定時間毎にモード変更をすると、遊技
者にとって不利益となることを避けるためである。一
方、高確率中でないときには、ステップ30へ進み、現
在の選定モードKiに記録のモードm1(又はm2)に対
応する選択モードKiを参照して、「大当たり循環数X
c」、「当たり循環数Yc」を再設定する。尚、このモ
ード変更は、現在のモード、m1、m2と順次所定時間
(Fi)毎に、変更をなすものであり、この再設定によ
って新たなゲーム内容で遊技をすることとなる。又、E
i、Fiは、現在のモードを基本として変更することを
前提とするものであるため、書換えないこととする。そ
して、Timeを初期化して、次の所定時間を計数し、
ステップ22に戻る。尚、モード選定Kiが「2」で
は、Fiが「0」であるため、所定時間毎の変更はな
く、前記ステップ27における判断によって、ステップ
31へ進む。
【0022】前記ステップ27で、所定時間と一致しな
いときには、ステップ31へ進み、遊技球が普通図柄始
動ゲート23a、23bを通過したか否かを判定し、通
過していないときにはステップ22に戻る。一方、通過
したときには、普通図柄判定カウンタFcが当たりか否
かを判定し、当たりのときには普通電動役物57の開成
を所定時間なす(S32、33)。そして、遊技球が普
通電動役物57に入賞したかを判定し(S35)、入賞
したときには、判定カウンタHcの値が大当たりである
か否かを判定し(S36)、大当たりのときには前記の
条件で大入賞口58の開成動作を行う(S37)。
【0023】この大当たりが終了したときには、大当た
りが特定図柄であったかを判定し(S38、S39)、
特定図柄であるときには、現在のモード選定Kiの高確
率に変更する。具体的には、現在のモード選定Kiが
「2」であるため、大当たり循環数Xcを確率テーブル
のBiの値(1)に基づいて、大当たり確率biのケー
ス1の値(349)に設定すると共に、当たり循環数Y
cには、確率テーブルのDiの値(2)に基づいて、当
たり番号diのケース2(69)の値を設定する。
尚、このモード2では、大当たりは低確率と高確率の循
環数Xcは同じであるが、当たりの循環数Ycは異に設
定してある。そして、TOKU=1として、所定時間毎
にモード変更可能となっていても、遊技者に不利益とな
らないように、ステップ28の判定でモード変更しない
ようにする。
【0024】一方、前記ステップ39で特定図柄でない
ときには、大当たり毎にモード変更するか否かを、Ei
の値で判定する(S40)。このEiが「1」のときに
はモード変更するものであるため、現在の選定モードK
iに記録のモードm1(又はm2)に対応する選択モード
Kiを参照して、「大当たり循環数Xc」、「当たり循
環数Yc」を再設定する。尚、このモード変更は、現在
のモード、m1、m2と順次大当たりが生起する毎に、
変更をなすものであり、この再設定によって新たなゲー
ム内容で遊技をすることとなる。
【0025】尚、現在、モード選定Kiが「2」である
ときには、前記ステップ41を実行においては、モード
m1値が3であるため、確率テーブルのモード3に対応
して、下記の要領で再設定する。モード3において、大
当たりの低確率Aiの値が1であるため、大当たり確率
aiのケース1の「349」を大当たり循環数Xcに設
定すると共に、当たりの低確率Ciの値が2であるた
め、当たり確率ciのケース2の(79)を当たり循環
数Ycに設定する。尚、この場合、モード2に記録の条
件である、大当たりEi、タイマFiの値は無視する。
即ち、当初設定(ゲーム開始時)のモード2を基本とし
て、モードm1に記録のモードの条件に書換えて、大当
たりが生起する毎に、モード2とモード3を交互にな
す。もっとも、前記の方式とは異なって、モードm1
(モードm2は不要)に記録があれば、大当たりが生起
毎に或いは所定時間毎にモードm1に記録のモードに移
行して、以後、そのモードでゲームを行うように制御す
ることもできる。
【0026】以上の例は、大当たり等を循環数Xc、Y
cの変更で行うものであり、確率テーブルに種々の条件
を記入しておくことによって、電源投入時ばかりでな
く、ゲーム中であっても確率を容易に変更できる。
【0027】次に、前記とは大当たり等の確率を異にす
る設定例を図11、図12を参照して示す。この例は、
大当たり判定カウンタHc、普通図柄判定カウンタFc
の循環数Xc(例えば、349)、Yc(例えば、9
9)は固定しておき、大当たり、当たりとなる番号を設
定して確率を異にするものである(図11)。例えば、
大当たりの番号を「7」に設定すると、大当たりの確率
は1/350、「7」と「77」に設定すれば、2/3
50となる。この様な設定をする場合には、図12に示
すように、図10に示す制御フローとは下記の点を異に
するだけである。即ち、ステップ20aにおいて、確率
モード選定Kiによって、低確率の大当たり番号、低確
率の当たり番号を各々大当たりエリアXe、当たりエリ
アYeに設定する。
【0028】又、ステップ30aでは、時間毎のモード
変更に対して、低確率の大当たり番号、低確率の当たり
番号を各々大当たりエリアXe、当たりエリアYeを再
設定する。そして、ステップ32においては、普通図柄
が当たりとなるかの判定を、普通図柄判定カウンタFc
の値と前記当たりエリアYeに設定の番号と比較して行
い、一致したとき当たりとなる。又、ステップ36で
は、大当たりとなるかの判定を、判定カウンタHcが大
当たりエリアXeに設定の値と一致するかで判定を行
う。そして、ステップ42aでは、大当たりが特定図柄
であったとき、高確率に再設定をなすもので、大当たり
エリアXe、当たりエリアYeを再設定する。以上のよ
うな制御フローに変更することによって、大当たり等の
確率を変更して制御することもできる。
【0029】尚、前記した遊技機の形式は、大当たりと
当たりを有する形式で、且つ、各々高確率と低確率に変
更可能な形式のものであるために、確率テーブルにはそ
れらの必要条件を記録してあるが、他の形式、例えば、
大当たりの確率が低確率だけである場合には高確率の欄
を空白としたり、当たり確率が不要の場合にはその欄を
空白にすると共に、それらの遊技機に対応するように、
図9、図10等に示す制御フローを変更すれば、種々の
形式の遊技機に簡便に適用できる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、確率テーブルを作成すること
によって、電源投入時ばかりでなく、所定時間毎、或い
は大当たりが生起する毎に、大当たり等の確率を容易に
変更でき、新たな面白味を発揮する遊技機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図2】パチンコ機の平面図である。
【図3】パチンコ機の側面図である。
【図4】パチンコ機の裏面図である。
【図5】左、右、中表示部の可変及び停止図柄である。
【図6】役物制御装置70の表面図である。
【図7】制御装置(CPU)の制御ブロック図である。
【図8】確率テーブルの具体例を示す図である。
【図9】概念の制御フローを示す図である。
【図10】概念の制御フローを示す図である。
【図11】他の例の確率テーブルの具体例を示す図であ
る。
【図12】他の例の概念の制御フローを示す図である。
【符号の説明】
23a、23b 普通図柄始動ゲート 55a、55b 普通入賞口 57 普通電動役物 58 大入賞口 80 キースイッチ 81 表示器 L 特別図柄表示器 L1 左図柄表示部 L2 右図柄表示部 L3 中図柄表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を可変表示可能な図柄表示部
    と、大当たり判定手段を有し、該大当たり判定手段によ
    り大当たりか否かを判定し、その結果が大当たりである
    場合には前記図柄表示部に大当たり図柄が表示されて、
    大当たりが生起する遊技機であって、大当たりとなる確
    率等のゲーム条件を複数モード記録した確率テーブルを
    有し、その確率テーブルに従ってゲームを制御すること
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 電源投入時に確率テーブルの何れかのモ
    ードに設定可能とすることを特徴とする請求項1の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 所定時間毎に確率テーブルの何れかのモ
    ードに選定可能とすることを特徴とする請求項1又は請
    求項2の遊技機。
  4. 【請求項4】 大当たりの生起毎に確率テーブルの何れ
    かのモードに選定可能とすることを特徴とする請求項1
    又は請求項2の遊技機。
JP7351498A 1995-12-25 1995-12-25 遊技機 Pending JPH09173544A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268980A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Takao Co Ltd 弾球遊技機
JP2020034536A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 ミネベアミツミ株式会社 電池パック

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JP2010268980A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Takao Co Ltd 弾球遊技機
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