JPH09172263A - 操作パネル - Google Patents
操作パネルInfo
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- JPH09172263A JPH09172263A JP34881495A JP34881495A JPH09172263A JP H09172263 A JPH09172263 A JP H09172263A JP 34881495 A JP34881495 A JP 34881495A JP 34881495 A JP34881495 A JP 34881495A JP H09172263 A JPH09172263 A JP H09172263A
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- Japan
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- button portion
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1に、プリント基盤上のスイッチが破損し
てしまうのを防止することができ、第2に、ボタン部を
操作したときの操作感がよい操作パネルを提供する。 【構成】 パネル本体10と、このパネル本体10に弾
性片21で一体的に連結されたボタン部20と、このボ
タン部20に設けられ、パネル本体10の下方に配置さ
れたプリント基盤上PのスイッチSWを押し下げる突片
23とを備えた操作パネルであって、ボタン部20に
は、ボタン部20が必要以上に押し下げられたときにプ
リント基盤Pに当接して、プリント基盤P上のスイッチ
SWが突片23で必要以上に押し下げられるのを規制す
る当接部材が設けられていることを特徴とする。当接部
材は、ボタン部20の下方において突片23の少なくと
も左右両側に配設されていることを特徴とする。
てしまうのを防止することができ、第2に、ボタン部を
操作したときの操作感がよい操作パネルを提供する。 【構成】 パネル本体10と、このパネル本体10に弾
性片21で一体的に連結されたボタン部20と、このボ
タン部20に設けられ、パネル本体10の下方に配置さ
れたプリント基盤上PのスイッチSWを押し下げる突片
23とを備えた操作パネルであって、ボタン部20に
は、ボタン部20が必要以上に押し下げられたときにプ
リント基盤Pに当接して、プリント基盤P上のスイッチ
SWが突片23で必要以上に押し下げられるのを規制す
る当接部材が設けられていることを特徴とする。当接部
材は、ボタン部20の下方において突片23の少なくと
も左右両側に配設されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機器等の操作部に設
けられる操作パネルに関する。より詳しくは、パネル本
体と、このパネル本体に弾性片で一体的に連結されたボ
タン部と、このボタン部に設けられ、パネル本体の下方
に配置されたプリント基盤上のスイッチを押し下げる突
片とを備えた操作パネルに関するものである。
けられる操作パネルに関する。より詳しくは、パネル本
体と、このパネル本体に弾性片で一体的に連結されたボ
タン部と、このボタン部に設けられ、パネル本体の下方
に配置されたプリント基盤上のスイッチを押し下げる突
片とを備えた操作パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の操作パネルを示す部分切断
斜視図である。
斜視図である。
【0003】同図において、1はパネル本体であり、こ
のパネル本体1の下方にはスイッチSW等を備えたプリ
ント基盤Pが配置されている。2は操作用のボタン部、
3はパネル本体1とこのボタン部2とを連結している弾
性片である。4はボタン部2のキートップであり、横長
に形成されている。5はこのキートップ4の中央部の下
方に垂設された突片である。
のパネル本体1の下方にはスイッチSW等を備えたプリ
ント基盤Pが配置されている。2は操作用のボタン部、
3はパネル本体1とこのボタン部2とを連結している弾
性片である。4はボタン部2のキートップであり、横長
に形成されている。5はこのキートップ4の中央部の下
方に垂設された突片である。
【0004】このような操作パネルは、キートップ4を
指で押圧すると、弾性片3が撓んでボタン部2が押し下
げられ、キートップ4の下方の突片5がプリント基盤P
上のスイッチSWのボタンBを直接押し下げるようにな
っている。
指で押圧すると、弾性片3が撓んでボタン部2が押し下
げられ、キートップ4の下方の突片5がプリント基盤P
上のスイッチSWのボタンBを直接押し下げるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の操作パ
ネルには、次のような問題があった。
ネルには、次のような問題があった。
【0006】ボタン部2には、ボタン部2が必要以上の
強い力で押し下げられたときに、その押し下げを規制す
る手段が何も設けられていなかった。
強い力で押し下げられたときに、その押し下げを規制す
る手段が何も設けられていなかった。
【0007】このため、ボタン部2が強く押し下げられ
ると、その力がスイッチSWのボタンBに直接かかって
しまい、スイッチSWが破損するおそれがあった。
ると、その力がスイッチSWのボタンBに直接かかって
しまい、スイッチSWが破損するおそれがあった。
【0008】また、キートップ4は横長に形成されてお
り、その中央部の下方に突片5が垂設された構成となっ
ているので、操作時に、キートップ4の端の方だけが指
で押圧されると、ボタン部2は左右方向(図中矢印X方
向)にねじれてしまいやすく、操作感が悪いという問題
もあった。
り、その中央部の下方に突片5が垂設された構成となっ
ているので、操作時に、キートップ4の端の方だけが指
で押圧されると、ボタン部2は左右方向(図中矢印X方
向)にねじれてしまいやすく、操作感が悪いという問題
もあった。
【0009】本発明の第1の目的は、上述した課題を解
決し、プリント基盤上のスイッチが破損してしまうのを
防止することができる操作パネルを提供することにあ
る。さらに、第2の目的は、ボタン部を操作したときの
操作感がよい操作パネルを提供することにある。
決し、プリント基盤上のスイッチが破損してしまうのを
防止することができる操作パネルを提供することにあ
る。さらに、第2の目的は、ボタン部を操作したときの
操作感がよい操作パネルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の操作パネルは、パネル本体と、
このパネル本体に弾性片で一体的に連結されたボタン部
と、このボタン部に設けられ、前記パネル本体の下方に
配置されたプリント基盤上のスイッチを押し下げる突片
とを備えた操作パネルであって、前記ボタン部には、ボ
タン部が必要以上に押し下げられたときに前記プリント
基盤に当接して、プリント基盤上のスイッチが前記突片
で必要以上に押し下げられるのを規制する当接部材が設
けられていることを特徴とする。
るために請求項1記載の操作パネルは、パネル本体と、
このパネル本体に弾性片で一体的に連結されたボタン部
と、このボタン部に設けられ、前記パネル本体の下方に
配置されたプリント基盤上のスイッチを押し下げる突片
とを備えた操作パネルであって、前記ボタン部には、ボ
タン部が必要以上に押し下げられたときに前記プリント
基盤に当接して、プリント基盤上のスイッチが前記突片
で必要以上に押し下げられるのを規制する当接部材が設
けられていることを特徴とする。
【0011】さらに、第2の目的を達成するために、請
求項2記載の操作パネルは、請求項1記載の操作パネル
において、前記当接部材が、前記ボタン部の下方におい
て前記突片の少なくとも左右両側に配設されていること
を特徴とする。
求項2記載の操作パネルは、請求項1記載の操作パネル
において、前記当接部材が、前記ボタン部の下方におい
て前記突片の少なくとも左右両側に配設されていること
を特徴とする。
【0012】
【作用効果】請求項1記載の操作パネルによれば、ボタ
ン部には、ボタン部が必要以上に押し下げられたときに
プリント基盤に当接して、プリント基盤上のスイッチが
突片で必要以上に押し下げられるのを規制する当接部材
が設けられているので、ボタン部が強い力で押し下げら
れたとしても、プリント基盤上のスイッチが必要以上に
強く押し下げられなくなり、スイッチの破損が防止され
るという効果が得られる。
ン部には、ボタン部が必要以上に押し下げられたときに
プリント基盤に当接して、プリント基盤上のスイッチが
突片で必要以上に押し下げられるのを規制する当接部材
が設けられているので、ボタン部が強い力で押し下げら
れたとしても、プリント基盤上のスイッチが必要以上に
強く押し下げられなくなり、スイッチの破損が防止され
るという効果が得られる。
【0013】請求項2記載の操作パネルによれば、請求
項1記載の操作パネルにおいて、当接部材は、ボタン部
の下方において突片の少なくとも左右両側に配設されて
いるので、ボタン部を押し下げたときにボタン部が左右
方向にぐらついてしまうことがなくなり、操作感がよく
なるという効果が得られる。
項1記載の操作パネルにおいて、当接部材は、ボタン部
の下方において突片の少なくとも左右両側に配設されて
いるので、ボタン部を押し下げたときにボタン部が左右
方向にぐらついてしまうことがなくなり、操作感がよく
なるという効果が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明に係る操作パネルの実施の形
態を示す平面図、図2は底面図、図3は図1のIII-III
線断面図、図4は背面図である。
態を示す平面図、図2は底面図、図3は図1のIII-III
線断面図、図4は背面図である。
【0016】これらの図面に示すように、本実施の形態
の操作パネルは、樹脂製のパネル本体10と、このパネ
ル本体10に弾性片21または21aで一体的に連結さ
れた第1,第2のボタン部20,30とを備えている。
の操作パネルは、樹脂製のパネル本体10と、このパネ
ル本体10に弾性片21または21aで一体的に連結さ
れた第1,第2のボタン部20,30とを備えている。
【0017】まず、パネル本体10について説明する。
【0018】パネル本体10は、OA機器等の図示しな
い操作部に嵌め込むことが可能な形状に形成されてお
り、図5、図6(a),(b)に示すように、下方には
ストロークの小さいタクトスイッチSW等を備えた操作
パネル用のプリント基盤Pが取り付けられるようになっ
ている。プリント基盤P上のタクトスイッチSWは、後
述する第1,第2のボタン部20,30の突片23,2
3によって押下操作されるように、第1,第2のボタン
部20,30のレイアウトに合わせてプリント基盤P上
に配置されている。図6(b)において、10cはプリ
ント基盤Pをパネル本体10に位置決め固定するための
ねじ穴である。
い操作部に嵌め込むことが可能な形状に形成されてお
り、図5、図6(a),(b)に示すように、下方には
ストロークの小さいタクトスイッチSW等を備えた操作
パネル用のプリント基盤Pが取り付けられるようになっ
ている。プリント基盤P上のタクトスイッチSWは、後
述する第1,第2のボタン部20,30の突片23,2
3によって押下操作されるように、第1,第2のボタン
部20,30のレイアウトに合わせてプリント基盤P上
に配置されている。図6(b)において、10cはプリ
ント基盤Pをパネル本体10に位置決め固定するための
ねじ穴である。
【0019】図1〜4において、10a,10aはパネ
ル本体10の左右両側部に設けられた係合片であり、下
端部には図示しないOA機器等の操作部にパネル本体1
0を取付固定するためのフック10b,10bが設けら
れている。
ル本体10の左右両側部に設けられた係合片であり、下
端部には図示しないOA機器等の操作部にパネル本体1
0を取付固定するためのフック10b,10bが設けら
れている。
【0020】図1,図3,図6(a)において、11は
パネル本体10の上面に設けられた浅い凹部であり、こ
の凹部11には、第1,第2のボタン部20,30の機
能等が表示された薄い樹脂シート40が接着剤により貼
り付けられるようになっている。なお、12はパイロッ
トランプ表示用等の窓である。
パネル本体10の上面に設けられた浅い凹部であり、こ
の凹部11には、第1,第2のボタン部20,30の機
能等が表示された薄い樹脂シート40が接着剤により貼
り付けられるようになっている。なお、12はパイロッ
トランプ表示用等の窓である。
【0021】図1において、符号G1はパネル本体10
を成形する際の樹脂注入口であり、この樹脂注入口G1
は、パネル本体10の左右両側に合計2ヶ所設けられて
いる。
を成形する際の樹脂注入口であり、この樹脂注入口G1
は、パネル本体10の左右両側に合計2ヶ所設けられて
いる。
【0022】次に、第1,第2のボタン部20,30に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0023】第1のボタン部20と第2のボタン部30
とは、基本的には同一の構造に形成されているので、主
として、第1のボタン部20について説明する。
とは、基本的には同一の構造に形成されているので、主
として、第1のボタン部20について説明する。
【0024】図5および図6(a),(b)に示すよう
に、ボタン部20は、キートップ22と、突片23と、
当接部材としてのピン24と、樹脂注入口G11とを備
えている。
に、ボタン部20は、キートップ22と、突片23と、
当接部材としてのピン24と、樹脂注入口G11とを備
えている。
【0025】キートップ22は略蒲鉾型に形成されてお
り、指で操作しやすい形状となっている。
り、指で操作しやすい形状となっている。
【0026】突片23はキートップ22の中央部の真下
に垂設されいる。突片23の下端部23aは湾曲した形
状となっており、プリント基盤P上のタクトスイッチS
WのボタンBに若干触れるように配置されるか、あるい
は若干の間隙をもってボタンBに対向するように配置さ
れている。
に垂設されいる。突片23の下端部23aは湾曲した形
状となっており、プリント基盤P上のタクトスイッチS
WのボタンBに若干触れるように配置されるか、あるい
は若干の間隙をもってボタンBに対向するように配置さ
れている。
【0027】これにより、キートップ22が指で押圧さ
れると、突片23が押し下げられ、プリント基盤P上の
タクトスイッチSWが操作される。
れると、突片23が押し下げられ、プリント基盤P上の
タクトスイッチSWが操作される。
【0028】ピン24は第1のボタン部20の先端部下
方において突片23の左右両側に一対垂設されている。
図6(a)に示すように、ピン24の先端部24aとプ
リント基盤Pの上面との間には間隙nが設けられてお
り、この間隙nの分だけ第1のボタン部20が押し下げ
可能な構成となっている。間隙nの寸法は、キートップ
22が指で押圧されてタクトスイッチSWが操作された
際に、タクトスイッチSWの図示しない接点が接触した
直後に、第1のボタン部20のピン24の先端部24a
がプリント基盤P上に当接するように設定する。
方において突片23の左右両側に一対垂設されている。
図6(a)に示すように、ピン24の先端部24aとプ
リント基盤Pの上面との間には間隙nが設けられてお
り、この間隙nの分だけ第1のボタン部20が押し下げ
可能な構成となっている。間隙nの寸法は、キートップ
22が指で押圧されてタクトスイッチSWが操作された
際に、タクトスイッチSWの図示しない接点が接触した
直後に、第1のボタン部20のピン24の先端部24a
がプリント基盤P上に当接するように設定する。
【0029】これにより、第1のボタン部20が必要以
上に強く押し下げられたとしても、一対のピン24,2
4の先端部24a,24aがプリント基盤P上にそれぞ
れ当接して、タクトスイッチSWのボタンBが必要以上
に強く押し下げられることが防止される。
上に強く押し下げられたとしても、一対のピン24,2
4の先端部24a,24aがプリント基盤P上にそれぞ
れ当接して、タクトスイッチSWのボタンBが必要以上
に強く押し下げられることが防止される。
【0030】樹脂注入口G11は、キートップ22とパ
ネル本体10とを連結している弾性片21,21の間に
形成されており、この樹脂注入口G11を通じて第1の
ボタン部20に樹脂が直接供給されるようになってい
る。このような樹脂注入口G11より樹脂が注入される
と、樹脂は、キートップ22、突片23、およびピン2
4を形成した後に、弾性片21,21を形成してパネル
本体10側に至り、パネル本体10の樹脂注入口G1か
ら注入された樹脂と合流する。
ネル本体10とを連結している弾性片21,21の間に
形成されており、この樹脂注入口G11を通じて第1の
ボタン部20に樹脂が直接供給されるようになってい
る。このような樹脂注入口G11より樹脂が注入される
と、樹脂は、キートップ22、突片23、およびピン2
4を形成した後に、弾性片21,21を形成してパネル
本体10側に至り、パネル本体10の樹脂注入口G1か
ら注入された樹脂と合流する。
【0031】次に、第2のボタン部30について説明す
る。
る。
【0032】第2のボタン部30は、基本的には第1の
ボタン部20と同一の構造に形成されているので、ここ
では異なる部分について説明する。
ボタン部20と同一の構造に形成されているので、ここ
では異なる部分について説明する。
【0033】すなわち、第2のボタン部30が第1のボ
タン部20と異なるところは、図1に示すように、樹脂
注入口G11が第1のボタン部20のものに比べ、キー
トップ22に向かって末広がりに大きく形成されている
点にある。
タン部20と異なるところは、図1に示すように、樹脂
注入口G11が第1のボタン部20のものに比べ、キー
トップ22に向かって末広がりに大きく形成されている
点にある。
【0034】このように、樹脂注入口G11がキートッ
プ22に向かって末広がりに大きく形成されていること
により、樹脂が行き渡り易くなるという利点が得られ
る。
プ22に向かって末広がりに大きく形成されていること
により、樹脂が行き渡り易くなるという利点が得られ
る。
【0035】次に、パネル本体10と第1,第2のボタ
ン部20,30とを連結している弾性片21,21aに
ついて説明する。
ン部20,30とを連結している弾性片21,21aに
ついて説明する。
【0036】まず、図5および図6(a),(b)を参
照して弾性片21について説明する。
照して弾性片21について説明する。
【0037】弾性片21は左右一対設けられており、薄
く平に形成されている。25は弾性片21とパネル本体
10との連結部分であり、弾性片21よりも肉厚に形成
されている。26は連結部分25の上面側に形成された
段差、27は連結部分25の下面側に形成された傾斜
面、28は弾性片21と連結部分25との境界部分であ
る。
く平に形成されている。25は弾性片21とパネル本体
10との連結部分であり、弾性片21よりも肉厚に形成
されている。26は連結部分25の上面側に形成された
段差、27は連結部分25の下面側に形成された傾斜
面、28は弾性片21と連結部分25との境界部分であ
る。
【0038】段差26は、境界部分28よりもパネル本
体10側(図6(a)中矢印X1側)にずれた位置に設
けられており、第1のボタン部20を操作した時に、境
界部分28に応力が集中するのを防止する役目をなして
いる。なお、段差26を境界部分28よりも第1のボタ
ン部20側にずれた位置に設けた場合にも、境界部分2
8に応力が集中するのを防止することができる。しかし
ながら、この場合には段差26が第1のボタン部20側
にずれた分だけ弾性片21が厚くなってしまうため、第
1のボタン部20を操作したときの感触が硬いものとな
ってしまう。したがって、段差26はこの実施の形態の
ように、境界部分28よりもパネル本体10側にずれた
位置に設ける方が望ましい。
体10側(図6(a)中矢印X1側)にずれた位置に設
けられており、第1のボタン部20を操作した時に、境
界部分28に応力が集中するのを防止する役目をなして
いる。なお、段差26を境界部分28よりも第1のボタ
ン部20側にずれた位置に設けた場合にも、境界部分2
8に応力が集中するのを防止することができる。しかし
ながら、この場合には段差26が第1のボタン部20側
にずれた分だけ弾性片21が厚くなってしまうため、第
1のボタン部20を操作したときの感触が硬いものとな
ってしまう。したがって、段差26はこの実施の形態の
ように、境界部分28よりもパネル本体10側にずれた
位置に設ける方が望ましい。
【0039】図6(a)に示すように、弾性片21は、
この段差26によって凹部11の樹脂シート取付面13
よりも一段低く配置されている。これにより、凹部11
に接着された樹脂シート40と弾性片21との間には間
隙mが形成されることとなり、このような間隙mが形成
されることによって次のような利点が得られる。
この段差26によって凹部11の樹脂シート取付面13
よりも一段低く配置されている。これにより、凹部11
に接着された樹脂シート40と弾性片21との間には間
隙mが形成されることとなり、このような間隙mが形成
されることによって次のような利点が得られる。
【0040】仮に、弾性片21が樹脂シート取付面13
と同一面に形成されているとすると、樹脂シート40を
接着した際に、何らかの理由で樹脂シート40の弾性片
21との対向部に接着剤が存在した場合(例えば、所定
領域外まで接着剤が塗布されてしまったような場合)、
あるいは樹脂シート40を接着した後に、樹脂シート4
0と弾性片21との間に接着剤が滲みでてきたような場
合、樹脂シート40と弾性片21とが接着剤で接合され
てしまい、第1のボタン部20の操作性が損なわれると
いう難点を生じる。
と同一面に形成されているとすると、樹脂シート40を
接着した際に、何らかの理由で樹脂シート40の弾性片
21との対向部に接着剤が存在した場合(例えば、所定
領域外まで接着剤が塗布されてしまったような場合)、
あるいは樹脂シート40を接着した後に、樹脂シート4
0と弾性片21との間に接着剤が滲みでてきたような場
合、樹脂シート40と弾性片21とが接着剤で接合され
てしまい、第1のボタン部20の操作性が損なわれると
いう難点を生じる。
【0041】これに対して、本実施の形態の操作パネル
によれば、弾性片21が樹脂シート取付面13よりも一
段低く配置され、樹脂シート40と弾性片21との間に
間隙mが形成されているので、仮に、樹脂シート40の
弾性片21との対向部に接着剤が存在したとしても、樹
脂シート40と弾性片21とが接合されず、したがっ
て、第1のボタン部20の操作性が損なわれるというこ
とがない。
によれば、弾性片21が樹脂シート取付面13よりも一
段低く配置され、樹脂シート40と弾性片21との間に
間隙mが形成されているので、仮に、樹脂シート40の
弾性片21との対向部に接着剤が存在したとしても、樹
脂シート40と弾性片21とが接合されず、したがっ
て、第1のボタン部20の操作性が損なわれるというこ
とがない。
【0042】傾斜面27は弾性片21側からパネル本体
10側に向かって下り傾斜状に形成されている。これに
より、連結部分25は弾性片21側からパネル本体10
側に向かって徐々に肉厚となっている。このような傾斜
面27が連結部分25に設けられていることにより、境
界部分28に応力が集中するのがより一層効果的に防止
される。なお、傾斜面27は、本実施の形態のように直
線状に形成されたものに限らず、曲線状に形成されたも
のでもよい。
10側に向かって下り傾斜状に形成されている。これに
より、連結部分25は弾性片21側からパネル本体10
側に向かって徐々に肉厚となっている。このような傾斜
面27が連結部分25に設けられていることにより、境
界部分28に応力が集中するのがより一層効果的に防止
される。なお、傾斜面27は、本実施の形態のように直
線状に形成されたものに限らず、曲線状に形成されたも
のでもよい。
【0043】次に、弾性片21aについて、図1、図
2、および図7を参照して説明する。なお、これらの図
面において、弾性片21と同様の部分には同じ符号を付
してある。
2、および図7を参照して説明する。なお、これらの図
面において、弾性片21と同様の部分には同じ符号を付
してある。
【0044】図1,2に示すように、第2のボタン部3
0はパネル本体10の奥行き方向に並べて配置されてい
る。本実施の形態のパネル本体10は、奥行きが短く形
成されているので、第1のボタン部20の弾性片21と
同じ形状のものを第2のボタン部30に対して設けたと
すると、弾性片が短くなってしまい、その分、ボタン部
を操作したときの感触が硬いものとなってしまう。
0はパネル本体10の奥行き方向に並べて配置されてい
る。本実施の形態のパネル本体10は、奥行きが短く形
成されているので、第1のボタン部20の弾性片21と
同じ形状のものを第2のボタン部30に対して設けたと
すると、弾性片が短くなってしまい、その分、ボタン部
を操作したときの感触が硬いものとなってしまう。
【0045】そこで、本実施の形態では、図1に示すよ
うに、第2のボタン部30の弾性片21aを平面視略L
字形に形成してある。このような形状にすると、L字形
に折れ曲がった分、弾性片の長さを確保することがで
き、第2のボタン部30を操作したときの感触を第1の
ボタン部20を操作したときの感触と同様のものとする
ことができる。
うに、第2のボタン部30の弾性片21aを平面視略L
字形に形成してある。このような形状にすると、L字形
に折れ曲がった分、弾性片の長さを確保することがで
き、第2のボタン部30を操作したときの感触を第1の
ボタン部20を操作したときの感触と同様のものとする
ことができる。
【0046】上述した本実施の形態の操作パネルによれ
ば、第1,第2のボタン部20,30には、第1,第2
のボタン部20,30が必要以上に押し下げられたとき
にプリント基盤Pに当接して、プリント基盤P上のスイ
ッチSWのボタンBが突片23で必要以上に押し下げら
れるのを規制する一対のピン24,24が設けられてい
るので、第1,第2のボタン部20,30が強い力で押
し下げられたとしても、プリント基盤P上のスイッチS
WのボタンBが必要以上に強く押し下げられなくなり、
スイッチSWの破損が防止されるという効果が得られ
る。
ば、第1,第2のボタン部20,30には、第1,第2
のボタン部20,30が必要以上に押し下げられたとき
にプリント基盤Pに当接して、プリント基盤P上のスイ
ッチSWのボタンBが突片23で必要以上に押し下げら
れるのを規制する一対のピン24,24が設けられてい
るので、第1,第2のボタン部20,30が強い力で押
し下げられたとしても、プリント基盤P上のスイッチS
WのボタンBが必要以上に強く押し下げられなくなり、
スイッチSWの破損が防止されるという効果が得られ
る。
【0047】また、一対のピン24,24は、第1,第
2のボタン部20,30の下方において突片23の少な
くとも左右両側に配設されているので、第1,第2のボ
タン部20,30を押し下げたときに第1,第2のボタ
ン部20,30が左右方向にぐらついてしまうことがな
くなり、操作感がよくなるという効果が得られる。
2のボタン部20,30の下方において突片23の少な
くとも左右両側に配設されているので、第1,第2のボ
タン部20,30を押し下げたときに第1,第2のボタ
ン部20,30が左右方向にぐらついてしまうことがな
くなり、操作感がよくなるという効果が得られる。
【0048】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
【0049】例えば、当接部材は上述した一対のピン2
4,24よりなるものに限られるものではなく、図8に
示すように、突片23の左右に亘る板状の部材50を第
1のボタン部20の下方に設けたものでもよい。
4,24よりなるものに限られるものではなく、図8に
示すように、突片23の左右に亘る板状の部材50を第
1のボタン部20の下方に設けたものでもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の操作パネルによれば、プ
リント基盤上のスイッチが破損してしまうのを防止する
ことができる。
リント基盤上のスイッチが破損してしまうのを防止する
ことができる。
【0051】請求項2記載の操作パネルによれば、ボタ
ン部を操作したときの操作感がよくなる。
ン部を操作したときの操作感がよくなる。
【0052】
【図1】本発明に係る操作パネルの実施の形態を示す平
面図。
面図。
【図2】同じく底面図。
【図3】図1におけるIII-III線断面図。
【図4】同じく背面図。
【図5】ボタン部の部分拡大斜視図。
【図6】(a)は図1におけるa−a線拡大断面図、
(b)は図1におけるb−b線拡大断面図。
(b)は図1におけるb−b線拡大断面図。
【図7】図1におけるc−c線拡大断面図。
【図8】他の当接部材を用いたボタン部の部分拡大斜視
図。
図。
【図9】従来の操作パネルを示す部分切断斜視図。
10 パネル本体 20,30 第1のボタン部,第2のボタン部 21,21a 弾性片 23 突片 24,24 ピン SW タクトスイッチ P プリント基盤
Claims (2)
- 【請求項1】 パネル本体と、このパネル本体に弾性片
で一体的に連結されたボタン部と、このボタン部に設け
られ、前記パネル本体の下方に配置されたプリント基盤
上のスイッチを押し下げる突片とを備えた操作パネルで
あって、前記ボタン部には、ボタン部が必要以上に押し
下げられたときに前記プリント基盤に当接して、プリン
ト基盤上のスイッチが前記突片で必要以上に押し下げら
れるのを規制する当接部材が設けられていることを特徴
とする操作パネル。 - 【請求項2】 前記当接部材は、前記ボタン部の下方に
おいて前記突片の少なくとも左右両側に配設されている
ことを特徴とする請求項1記載の操作パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34881495A JPH09172263A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 操作パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34881495A JPH09172263A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 操作パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09172263A true JPH09172263A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18399555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34881495A Pending JPH09172263A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 操作パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09172263A (ja) |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP34881495A patent/JPH09172263A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |