JPH09171574A - 現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構 - Google Patents
現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構Info
- Publication number
- JPH09171574A JPH09171574A JP7348838A JP34883895A JPH09171574A JP H09171574 A JPH09171574 A JP H09171574A JP 7348838 A JP7348838 A JP 7348838A JP 34883895 A JP34883895 A JP 34883895A JP H09171574 A JPH09171574 A JP H09171574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cam
- cash cassette
- bill
- lock mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現金カセットのセキュリティーを向上した紙
幣取込用扉ロック機構を提供する。 【解決手段】 現金カセットカバーの一部には、紙幣取
込用扉3が設けられ、現金カセットカバー内部に設けら
れた紙幣取込用扉ロック機構4によって、現金カセット
が紙幣払出装置内から取り出されているときロックさ
れ、また現金カセットが紙幣払出装置内に収容されてい
るとき紙幣払出装置本体側に固定設置されたロック解除
用アームによりロック解除となって開くように構成され
ている。そしてこの開口状態において紙幣取込用扉は紙
幣取込口となり、紙幣払出装置本体から送られてくる紙
幣は紙幣取込口を通って現金カセット内の各収納部に収
納される。
幣取込用扉ロック機構を提供する。 【解決手段】 現金カセットカバーの一部には、紙幣取
込用扉3が設けられ、現金カセットカバー内部に設けら
れた紙幣取込用扉ロック機構4によって、現金カセット
が紙幣払出装置内から取り出されているときロックさ
れ、また現金カセットが紙幣払出装置内に収容されてい
るとき紙幣払出装置本体側に固定設置されたロック解除
用アームによりロック解除となって開くように構成され
ている。そしてこの開口状態において紙幣取込用扉は紙
幣取込口となり、紙幣払出装置本体から送られてくる紙
幣は紙幣取込口を通って現金カセット内の各収納部に収
納される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類払出装置の現
金カセットにおいて、リジェクト紙幣及び顧客の取り忘
れた紙幣の取り込みを行う現金カセットの紙幣取込用扉
に関し、特にその開閉ロック機構に関する。
金カセットにおいて、リジェクト紙幣及び顧客の取り忘
れた紙幣の取り込みを行う現金カセットの紙幣取込用扉
に関し、特にその開閉ロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣払出装置は、媒体異常、繰り
出し異常(重送)、ミスカウント又は搬送異常の紙幣、
或いは払出時に顧客が取り忘れた紙幣を回収する場合、
紙幣払出装置本体(以下、装置本体という)に収容され
た現金カセット或いはリジェクト/取り忘れ回収カセッ
トに収容するのが一般的であり、これら現金カセットや
リジェクト/取り忘れ回収カセットは金庫構造であって
紙幣取込用の専用扉がついている。この紙幣取込用扉は
単に金庫の内外を分離するためだけの簡単な構造であ
り、ごく一般的な道具(ドライバー、針金、スケール
等)で容易に開閉できる開閉機構を有するものが一般的
であった。
出し異常(重送)、ミスカウント又は搬送異常の紙幣、
或いは払出時に顧客が取り忘れた紙幣を回収する場合、
紙幣払出装置本体(以下、装置本体という)に収容され
た現金カセット或いはリジェクト/取り忘れ回収カセッ
トに収容するのが一般的であり、これら現金カセットや
リジェクト/取り忘れ回収カセットは金庫構造であって
紙幣取込用の専用扉がついている。この紙幣取込用扉は
単に金庫の内外を分離するためだけの簡単な構造であ
り、ごく一般的な道具(ドライバー、針金、スケール
等)で容易に開閉できる開閉機構を有するものが一般的
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
紙幣払出装置が様々な環境に設置され、多くの人々が現
金カセットにかかわるようになると、従来のような簡単
な構造の現金カセットの紙幣取込用扉ではセキュリティ
ーを満足することができず、係員間での現金カセット内
の現金授受が不明確となり、管理体制の強化された一部
の環境(金融機関等)にての使用に限定されていた。
紙幣払出装置が様々な環境に設置され、多くの人々が現
金カセットにかかわるようになると、従来のような簡単
な構造の現金カセットの紙幣取込用扉ではセキュリティ
ーを満足することができず、係員間での現金カセット内
の現金授受が不明確となり、管理体制の強化された一部
の環境(金融機関等)にての使用に限定されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、現金カセットのセキ
ュリティーを向上した紙幣取込用扉ロック機構を提供す
ることを目的とする。上記目的を達成するため本発明に
係る該現金カセットは、紙幣払出装置内に収容され紙幣
を収納するための現金カセットであって、該現金カセッ
トは前記紙幣払出装置から取り出されているときロック
され紙幣払出装置内に収容されているときロック解除と
なるロック機構を有する紙幣取込用扉を備え、該紙幣取
込用扉ロック機構は、前記紙幣取込用扉と一端が連結し
た扉開閉用リンク機構と、該扉開閉用リンク機構の他端
と連結したスライダ部と、軸によって軸支されロック方
向に付勢されたカムと、前記カムをロック解除方向に回
転させるロック解除用アームとを備え、前記スライダ部
は縦溝及び前記カムと同数の横溝からなる溝を有すると
共に前記カムは該溝と嵌合し、現金カセットが紙幣払出
装置内から取り出されている場合、前記カムに前記スラ
イド部の横溝が干渉してスライダ部がロックされ、該ス
ライダ部と連結する扉開閉用リンク機構が不可動となっ
て紙幣取込用扉がロックされ、現金カセットが紙幣払出
装置内に収容されている場合、前記カムにロック解除用
アームが当接することによってカムがロック解除方向に
回転して前記縦溝と合致し、紙幣取込用扉がロック解除
になることを特徴とする。また前記紙幣取込用扉ロック
機構は、 前記紙幣取込用扉ロック機構は、ロック解除
に必要な固有の回転量を有するカムを複数を有し、全て
のカムが同一の軸にて軸支されていると共に該カムの嵌
合する溝を共用することを特徴とする。また前記紙幣取
込用扉ロック機構は、ロック解除に必要な固有の回転量
を有するカムを複数を有し、各々のカムが異なる軸にて
軸支されていると共に該カムの嵌合する溝を異ならしめ
たことを特徴とする。
するためになされたものであって、現金カセットのセキ
ュリティーを向上した紙幣取込用扉ロック機構を提供す
ることを目的とする。上記目的を達成するため本発明に
係る該現金カセットは、紙幣払出装置内に収容され紙幣
を収納するための現金カセットであって、該現金カセッ
トは前記紙幣払出装置から取り出されているときロック
され紙幣払出装置内に収容されているときロック解除と
なるロック機構を有する紙幣取込用扉を備え、該紙幣取
込用扉ロック機構は、前記紙幣取込用扉と一端が連結し
た扉開閉用リンク機構と、該扉開閉用リンク機構の他端
と連結したスライダ部と、軸によって軸支されロック方
向に付勢されたカムと、前記カムをロック解除方向に回
転させるロック解除用アームとを備え、前記スライダ部
は縦溝及び前記カムと同数の横溝からなる溝を有すると
共に前記カムは該溝と嵌合し、現金カセットが紙幣払出
装置内から取り出されている場合、前記カムに前記スラ
イド部の横溝が干渉してスライダ部がロックされ、該ス
ライダ部と連結する扉開閉用リンク機構が不可動となっ
て紙幣取込用扉がロックされ、現金カセットが紙幣払出
装置内に収容されている場合、前記カムにロック解除用
アームが当接することによってカムがロック解除方向に
回転して前記縦溝と合致し、紙幣取込用扉がロック解除
になることを特徴とする。また前記紙幣取込用扉ロック
機構は、 前記紙幣取込用扉ロック機構は、ロック解除
に必要な固有の回転量を有するカムを複数を有し、全て
のカムが同一の軸にて軸支されていると共に該カムの嵌
合する溝を共用することを特徴とする。また前記紙幣取
込用扉ロック機構は、ロック解除に必要な固有の回転量
を有するカムを複数を有し、各々のカムが異なる軸にて
軸支されていると共に該カムの嵌合する溝を異ならしめ
たことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る現金カ
セットの紙幣取込用扉開閉機構の一実施例の構造を示す
側面断面図である。現金カセットは、現金カセットシャ
ーシ1及び現金カセットカバー2より構成されている。
現金カセットカバー2は錠によって通常はロックされて
おり、払出用紙幣のセット或いはリジェクト紙幣及び取
り忘れ紙幣の回収は、錠のロックを解除して点線の如く
現金カセットカバーを開くことによって行う。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る現金カ
セットの紙幣取込用扉開閉機構の一実施例の構造を示す
側面断面図である。現金カセットは、現金カセットシャ
ーシ1及び現金カセットカバー2より構成されている。
現金カセットカバー2は錠によって通常はロックされて
おり、払出用紙幣のセット或いはリジェクト紙幣及び取
り忘れ紙幣の回収は、錠のロックを解除して点線の如く
現金カセットカバーを開くことによって行う。
【0006】また、前記現金カセットカバーの一部に
は、紙幣取込用扉3が設けられている。この紙幣取込用
扉3は、現金カセットカバー内部に設けられた紙幣取込
用扉ロック機構4によって、現金カセットが紙幣払出装
置内から取り出されているときロックされ、また現金カ
セットが紙幣払出装置内に収容されているときロック解
除となって開くように構成されている。そしてこの開口
状態において紙幣取込用扉は紙幣取込口となり、紙幣払
出装置本体から送られてくる紙幣は紙幣取込口を通って
現金カセット内の各収納部に収納される。
は、紙幣取込用扉3が設けられている。この紙幣取込用
扉3は、現金カセットカバー内部に設けられた紙幣取込
用扉ロック機構4によって、現金カセットが紙幣払出装
置内から取り出されているときロックされ、また現金カ
セットが紙幣払出装置内に収容されているときロック解
除となって開くように構成されている。そしてこの開口
状態において紙幣取込用扉は紙幣取込口となり、紙幣払
出装置本体から送られてくる紙幣は紙幣取込口を通って
現金カセット内の各収納部に収納される。
【0007】次に紙幣取込用扉ロック機構について説明
する。図2は前記紙幣取込用扉ロック機構の一実施例を
示す側面断面図であって、紙幣取込用扉ロック機構はア
ーム片5a〜5cからなる扉開閉用リンク機構5、2枚
の平板が一体的に形成されたスライダ6、軸7によって
軸支された第1のカム8及び第2のカム9、及びロック
解除用アーム10より構成される。紙幣取込用扉3は前
記扉開閉用リンク機構の一端であるアーム片5aと連結
しており、一方その他端であるアーム片5cがスライダ
6と連結しおり、スライダ6はバネ11によって紙幣取
込用扉3を閉止する方向(矢印X方向)に付勢されてい
る。スライダ6の上板には図3(a)に示すように長手方
向(X−X’方向)の縦溝12及びこれと交差する横溝
13a、13bからなる溝を形成し、この溝に対してカ
ム8、カム9が各々嵌合している。前記カム8、カム9
は夫々バネ14によってロック方向に付勢されている。
またカム8、カム9にはロックを解除するのに必要な回
転量を与えるためのテーパ15、16が設けられてい
る。ロック解除用アーム10は紙幣払出装置本体側に固
定設置されており、現金カセットを紙幣払出装置内に収
容したとき、図3(b)に示すようにロック解除用アーム
10の側面17、18と前記カム8、カム9のテーパ1
5、16とが当接し、前記必要な回転量を与えるような
形状となっている。
する。図2は前記紙幣取込用扉ロック機構の一実施例を
示す側面断面図であって、紙幣取込用扉ロック機構はア
ーム片5a〜5cからなる扉開閉用リンク機構5、2枚
の平板が一体的に形成されたスライダ6、軸7によって
軸支された第1のカム8及び第2のカム9、及びロック
解除用アーム10より構成される。紙幣取込用扉3は前
記扉開閉用リンク機構の一端であるアーム片5aと連結
しており、一方その他端であるアーム片5cがスライダ
6と連結しおり、スライダ6はバネ11によって紙幣取
込用扉3を閉止する方向(矢印X方向)に付勢されてい
る。スライダ6の上板には図3(a)に示すように長手方
向(X−X’方向)の縦溝12及びこれと交差する横溝
13a、13bからなる溝を形成し、この溝に対してカ
ム8、カム9が各々嵌合している。前記カム8、カム9
は夫々バネ14によってロック方向に付勢されている。
またカム8、カム9にはロックを解除するのに必要な回
転量を与えるためのテーパ15、16が設けられてい
る。ロック解除用アーム10は紙幣払出装置本体側に固
定設置されており、現金カセットを紙幣払出装置内に収
容したとき、図3(b)に示すようにロック解除用アーム
10の側面17、18と前記カム8、カム9のテーパ1
5、16とが当接し、前記必要な回転量を与えるような
形状となっている。
【0008】以上のような構造の紙幣取込用扉ロック機
構は次のように動作する。まず現金カセットが紙幣払出
装置内から取り出されている場合、カム8、カム9は前
記横溝13a、13bと各々干渉しているから、スライ
ダ6は紙幣払出用扉の開放方向(矢印X’方向)に移動
することはできない。即ちカム8及びカム9がスライダ
6をロックしていることとなり、これにより扉開閉用リ
ンク機構4が不可動となり、紙幣取込用扉3は開かな
い。そして現金カセットを紙幣払出装置本体内へ収容す
ると、図3(a)の如く位置していたカム8及びカム9
は、ロック解除用アーム9が当接することによって図3
(b)の如く軸を中心に回転し、前記縦溝12に合致する
ことによってスライド可能となる。即ちスライダ6及び
扉開閉用リンク機構4が可動となってこれと連結した紙
幣取込用扉3を開くことができる。上記ロック機構はカ
ム8、カム9の両方を回転させることがロック解除の条
件となり、どちらか一方だけではロック解除とならな
い。夫々のカムはロック解除に必要な固有の回転量を有
し、またロック解除用アーム10はカム8、カム9を必
要なの回転量だけ回転させるという条件を満たす特殊な
形状である。そして該ロック解除用アーム10は一見で
きない装置本体内部に設置されていることから、ロック
解除用アームを模倣して又はその他の一般的な道具を用
いてロックを解除することは非常に困難となる。尚、上
記の例は2つのカム8、9を同軸支点とした場合の実施
形態であるが、一層のセキュリティー強化を図るならば
ロック機構を次のように構成してもよい。
構は次のように動作する。まず現金カセットが紙幣払出
装置内から取り出されている場合、カム8、カム9は前
記横溝13a、13bと各々干渉しているから、スライ
ダ6は紙幣払出用扉の開放方向(矢印X’方向)に移動
することはできない。即ちカム8及びカム9がスライダ
6をロックしていることとなり、これにより扉開閉用リ
ンク機構4が不可動となり、紙幣取込用扉3は開かな
い。そして現金カセットを紙幣払出装置本体内へ収容す
ると、図3(a)の如く位置していたカム8及びカム9
は、ロック解除用アーム9が当接することによって図3
(b)の如く軸を中心に回転し、前記縦溝12に合致する
ことによってスライド可能となる。即ちスライダ6及び
扉開閉用リンク機構4が可動となってこれと連結した紙
幣取込用扉3を開くことができる。上記ロック機構はカ
ム8、カム9の両方を回転させることがロック解除の条
件となり、どちらか一方だけではロック解除とならな
い。夫々のカムはロック解除に必要な固有の回転量を有
し、またロック解除用アーム10はカム8、カム9を必
要なの回転量だけ回転させるという条件を満たす特殊な
形状である。そして該ロック解除用アーム10は一見で
きない装置本体内部に設置されていることから、ロック
解除用アームを模倣して又はその他の一般的な道具を用
いてロックを解除することは非常に困難となる。尚、上
記の例は2つのカム8、9を同軸支点とした場合の実施
形態であるが、一層のセキュリティー強化を図るならば
ロック機構を次のように構成してもよい。
【0009】図4は紙幣取込用扉ロック機構の第1の変
形実施形態例を示す構造図であって、軸に対して3つの
カム8、9、19を設け、一方スライダ6には前記夫々
のカムに対応する横溝13cを設ける。(b)に示す如く
カム8、9、19がロック解除されるために夫々点線の
位置まで回転する必要があれば、ロック解除用アームは
これに対応した形状を有する必要がある。即ちカムを多
数設けることによってロック機構を複雑にし、セキュリ
ティーを高めることが可能となる。また図5は紙幣取込
用扉ロック機構の第2の変形実施形態例を示す構造図で
あって、カム8を軸7、カム9を軸20に夫々軸支し、
一方スライダ6には縦溝12と横溝13aからなる溝及
び縦溝21と横溝13bからなる溝を夫々のカムに対応
して設ける。(b)に示す如く夫々のカム8、9がロック
解除されるために点線の位置まで回転する必要があれ
ば、ロック解除用アームはこれに対応した形状を有する
必要がある。即ちカムの支点を別にして構成することに
よってロック機構を複雑にし、セキュリティーを高める
ことが可能となる。
形実施形態例を示す構造図であって、軸に対して3つの
カム8、9、19を設け、一方スライダ6には前記夫々
のカムに対応する横溝13cを設ける。(b)に示す如く
カム8、9、19がロック解除されるために夫々点線の
位置まで回転する必要があれば、ロック解除用アームは
これに対応した形状を有する必要がある。即ちカムを多
数設けることによってロック機構を複雑にし、セキュリ
ティーを高めることが可能となる。また図5は紙幣取込
用扉ロック機構の第2の変形実施形態例を示す構造図で
あって、カム8を軸7、カム9を軸20に夫々軸支し、
一方スライダ6には縦溝12と横溝13aからなる溝及
び縦溝21と横溝13bからなる溝を夫々のカムに対応
して設ける。(b)に示す如く夫々のカム8、9がロック
解除されるために点線の位置まで回転する必要があれ
ば、ロック解除用アームはこれに対応した形状を有する
必要がある。即ちカムの支点を別にして構成することに
よってロック機構を複雑にし、セキュリティーを高める
ことが可能となる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、前記紙幣取込用扉
ロック機構は複数あるカムの位置条件を全て整え、かつ
スライダをスライドさせることによりロックが解除する
という複雑な構造であり、また該紙幣取込用扉ロック機
構が現金カセットカバー内に収容されていることで外部
からは直視できない構成により、非常にセキュリティー
の高いロック構造とすることができる。また現金カセッ
トは収容するのみでロックを解除し現金カセットを取り
出すのみでロックされるから、取扱が非常に容易とな
る。即ち、本発明に係る現金カセットはセキュリティー
及び取扱性の向上を図る上で著しい効果を奏するもので
ある。
ロック機構は複数あるカムの位置条件を全て整え、かつ
スライダをスライドさせることによりロックが解除する
という複雑な構造であり、また該紙幣取込用扉ロック機
構が現金カセットカバー内に収容されていることで外部
からは直視できない構成により、非常にセキュリティー
の高いロック構造とすることができる。また現金カセッ
トは収容するのみでロックを解除し現金カセットを取り
出すのみでロックされるから、取扱が非常に容易とな
る。即ち、本発明に係る現金カセットはセキュリティー
及び取扱性の向上を図る上で著しい効果を奏するもので
ある。
【図1】本発明に係る現金カセットの紙幣取込用扉開閉
機構の一実施例の構造を示す側面断面図。
機構の一実施例の構造を示す側面断面図。
【図2】本発明に係る紙幣取込用扉ロック機構の一実施
例を示す側面断面図。
例を示す側面断面図。
【図3】本発明に係るカムの状態を説明するための図で
あって、(a)はロック時、(b)はロック解除時を示す図。
あって、(a)はロック時、(b)はロック解除時を示す図。
【図4】本発明に係る紙幣取込用扉ロック機構の第1の
変形実施形態例を示す構造図。
変形実施形態例を示す構造図。
【図5】本発明に係る紙幣取込用扉ロック機構の第2の
変形実施形態例を示す構造図。
変形実施形態例を示す構造図。
1・・・現金カセットシャーシ 2・・・現金カセットカバー 3・・・紙幣取込用扉 4・・・紙幣取込用扉ロック機構 5・・・扉開閉用リンク機構 5a〜5c・・・アーム片 6・・・スライダ 7・・・軸 8・・・第1のカム 9・・・第2のカム 10・・・ロック解除用アーム 11・・・バネ(スライダ用) 12・・・縦溝 13a〜13c・・・横溝 14・・・バネ(カム用) 15、16・・・テーパ 17、18・・・ロック解除用アーム側面 19・・・第3のカム 20・・・軸 21・・・縦溝
Claims (3)
- 【請求項1】 紙幣払出装置内に収容され紙幣を収納す
るための現金カセットであって、該現金カセットは前記
紙幣払出装置から取り出されているときロックされ紙幣
払出装置内に収容されているときロック解除となるロッ
ク機構を有する紙幣取込用扉を備え、該紙幣取込用扉ロ
ック機構は、前記紙幣取込用扉と一端が連結した扉開閉
用リンク機構と、該扉開閉用リンク機構の他端と連結し
たスライダ部と、軸によって軸支されロック方向に付勢
されたカムと、前記カムをロック解除方向に回転させる
ロック解除用アームとを備え、前記スライダ部は縦溝及
び前記カムと同数の横溝からなる溝を有すると共に前記
カムは該溝と嵌合し、現金カセットが紙幣払出装置内か
ら取り出されている場合、前記カムに前記スライド部の
横溝が干渉してスライダ部がロックされ、該スライダ部
と連結する扉開閉用リンク機構が不可動となって紙幣取
込用扉がロックされ、現金カセットが紙幣払出装置内に
収容されている場合、前記カムにロック解除用アームが
当接することによってカムがロック解除方向に回転して
前記縦溝と合致し、紙幣取込用扉がロック解除になるこ
とを特徴とする現金カセットの紙幣取込用扉ロック機
構。 - 【請求項2】 前記紙幣取込用扉ロック機構は、ロック
解除に必要な固有の回転量を有するカムを複数を有し、
全てのカムが同一の軸にて軸支されていると共に該カム
の嵌合する溝を共用することを特徴とする請求項1記載
の現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構。 - 【請求項3】 前記紙幣取込用扉ロック機構は、ロック
解除に必要な固有の回転量を有するカムを複数を有し、
各々のカムが異なる軸にて軸支されていると共に該カム
の嵌合する溝を異ならしめたことを特徴とする請求項1
記載の現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7348838A JPH09171574A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7348838A JPH09171574A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09171574A true JPH09171574A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18399728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7348838A Pending JPH09171574A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 現金カセットの紙幣取込用扉ロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09171574A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100597099B1 (ko) * | 1999-07-20 | 2006-07-05 | 엘지엔시스(주) | 현금자동지급기의 분리형 회수함 |
KR100651198B1 (ko) * | 2005-07-08 | 2006-12-01 | 노틸러스효성 주식회사 | 지폐 회수 장치 및 동작 방법 |
KR101247490B1 (ko) * | 2006-06-12 | 2013-03-29 | 노틸러스효성 주식회사 | 리사이클박스의 유동 방지구조 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP7348838A patent/JPH09171574A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100597099B1 (ko) * | 1999-07-20 | 2006-07-05 | 엘지엔시스(주) | 현금자동지급기의 분리형 회수함 |
KR100651198B1 (ko) * | 2005-07-08 | 2006-12-01 | 노틸러스효성 주식회사 | 지폐 회수 장치 및 동작 방법 |
KR101247490B1 (ko) * | 2006-06-12 | 2013-03-29 | 노틸러스효성 주식회사 | 리사이클박스의 유동 방지구조 |
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