JPH09170266A - インサート器具 - Google Patents
インサート器具Info
- Publication number
- JPH09170266A JPH09170266A JP33225695A JP33225695A JPH09170266A JP H09170266 A JPH09170266 A JP H09170266A JP 33225695 A JP33225695 A JP 33225695A JP 33225695 A JP33225695 A JP 33225695A JP H09170266 A JPH09170266 A JP H09170266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert device
- outer peripheral
- insert
- screw hole
- receiving surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インサート器具の生産性を向上させるととも
に、構造物からの引き抜き強度を向上させる。 【解決手段】 中心にねじ孔３を有するインサート器具
１を、後端側から先端側へ向かって次第に小径にされた
台形錐状に成形し、外周面からなる受面４をテーパ面と
する。テーパ面とされた受面４を外周側へ膨出させて受
圧面積を大きくする。インサート器具１の先端部にねじ
孔３と連通させて樹脂等の軟質材料から形成された筒体
５を配設し、この筒体５によってボルトの挿通孔を確保
する。
に、構造物からの引き抜き強度を向上させる。 【解決手段】 中心にねじ孔３を有するインサート器具
１を、後端側から先端側へ向かって次第に小径にされた
台形錐状に成形し、外周面からなる受面４をテーパ面と
する。テーパ面とされた受面４を外周側へ膨出させて受
圧面積を大きくする。インサート器具１の先端部にねじ
孔３と連通させて樹脂等の軟質材料から形成された筒体
５を配設し、この筒体５によってボルトの挿通孔を確保
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート構
造物等に埋設されて雌型部材として用いられるセラミッ
ク製のインサート器具に関するものである。
造物等に埋設されて雌型部材として用いられるセラミッ
ク製のインサート器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、コンクリート構造物におい
て、その内部にセラミック製のインサート器具を埋設
し、このインサート器具にボルトを締結し、各種の構成
部材を取り付けることが行われている。
て、その内部にセラミック製のインサート器具を埋設
し、このインサート器具にボルトを締結し、各種の構成
部材を取り付けることが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
この種のセラミック製のインサート器具として、生産性
の向上及び引き抜き強度の向上が望まれているのが現状
である。
この種のセラミック製のインサート器具として、生産性
の向上及び引き抜き強度の向上が望まれているのが現状
である。
【０００４】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、生産性が良好でありかつ引き抜き強度の高いセラ
ミック製のインサート器具を提供することを目的として
いる。
ので、生産性が良好でありかつ引き抜き強度の高いセラ
ミック製のインサート器具を提供することを目的として
いる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載のインサート器具は、構造物内に埋設
された状態にて、中心に形成されたねじ孔へ先端側から
ボルト締結することにより、前記構造物に各部材を取り
付けるセラミック製のインサート器具であって、後端側
から先端側へ向かって次第に小径とされた台形錐状に成
形することにより外周面がテーパ面とされ、先端部に
は、前記構造物内への埋設時に前記ボルトの挿通孔を確
保する軟質材料から形成された筒体が前記ねじ孔と連通
させて配設されることを特徴としている。請求項２記載
のインサート器具は、請求項１記載のインサート器具に
おいて、前記受面が、外周方向へ膨出されていることを
特徴としている。
に、請求項１記載のインサート器具は、構造物内に埋設
された状態にて、中心に形成されたねじ孔へ先端側から
ボルト締結することにより、前記構造物に各部材を取り
付けるセラミック製のインサート器具であって、後端側
から先端側へ向かって次第に小径とされた台形錐状に成
形することにより外周面がテーパ面とされ、先端部に
は、前記構造物内への埋設時に前記ボルトの挿通孔を確
保する軟質材料から形成された筒体が前記ねじ孔と連通
させて配設されることを特徴としている。請求項２記載
のインサート器具は、請求項１記載のインサート器具に
おいて、前記受面が、外周方向へ膨出されていることを
特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインサート器具の
実施の形態を図によって説明する。図１及び図２におい
て、符号１はインサート器具である。このインサート器
具１は、セラミックによって成形されたもので、その中
心には、ボルトが締結固定されるねじ孔３が形成されて
いる。このインサート器具１は、後端側から先端側へ向
かうにしたがって小径とされた台形錐状に形成されたも
ので、テーパ状に形成された外周面からなる受面４は、
前後方向へ所定の曲率半径にて外周方向へ膨出された形
状とされている。なお、符号９は、インサート器具１の
外周に形成された回り止め面であり、これら回り止め面
９によって、ボルトをねじ込んだ際に、コンクリート構
造物Ｃ内にてインサート器具１がとも回りするのを防止
するようになっている。
実施の形態を図によって説明する。図１及び図２におい
て、符号１はインサート器具である。このインサート器
具１は、セラミックによって成形されたもので、その中
心には、ボルトが締結固定されるねじ孔３が形成されて
いる。このインサート器具１は、後端側から先端側へ向
かうにしたがって小径とされた台形錐状に形成されたも
ので、テーパ状に形成された外周面からなる受面４は、
前後方向へ所定の曲率半径にて外周方向へ膨出された形
状とされている。なお、符号９は、インサート器具１の
外周に形成された回り止め面であり、これら回り止め面
９によって、ボルトをねじ込んだ際に、コンクリート構
造物Ｃ内にてインサート器具１がとも回りするのを防止
するようになっている。
【０００７】このインサート器具１をコンクリート構造
物Ｃへ設置する場合は、図３に示すように、インサート
器具１の先端側に樹脂等の軟質材料から形成された筒体
５を配設した状態にて、型枠６側に形成された孔部７か
ら挿入した取り付けボルト８を筒体５へ挿入し、インサ
ート器具１のねじ孔３へねじ込んで型枠６の内面側に締
結固定する。そして、この状態において、型枠６の内部
にコンクリートを打設し、硬化養生させ、その後、取り
付けボルト８による締結を緩めて引き抜き、型枠６を撤
去する。
物Ｃへ設置する場合は、図３に示すように、インサート
器具１の先端側に樹脂等の軟質材料から形成された筒体
５を配設した状態にて、型枠６側に形成された孔部７か
ら挿入した取り付けボルト８を筒体５へ挿入し、インサ
ート器具１のねじ孔３へねじ込んで型枠６の内面側に締
結固定する。そして、この状態において、型枠６の内部
にコンクリートを打設し、硬化養生させ、その後、取り
付けボルト８による締結を緩めて引き抜き、型枠６を撤
去する。
【０００８】なお、インサート器具１の後端面には、シ
ール板１０が取り付けられており、このシール板１０に
よってねじ孔３内へのコンクリートの浸入が防止されて
いる。
ール板１０が取り付けられており、このシール板１０に
よってねじ孔３内へのコンクリートの浸入が防止されて
いる。
【０００９】このように、上記のインサート器具１によ
れば、後端側から先端側へ向かって次第に小径に形成さ
れた台形錐状に形成したので、製造時にて極めて容易に
型から抜き出すことができる。即ち、このインサート器
具１の製造作業の容易化を図り、生産性の大幅な向上を
図ることができる。さらに使用時には、外周面からなる
受面４によって大きな引き抜き強度を得ることができ、
コンクリート構造物Ｃへの部材の取り付け強度を大幅に
向上させることができる。また、上記のインサート器具
１では、受面４を外周側へ膨出させることにより、コン
クリートに対する受圧面積が大きくされているので、さ
らなる確実な取り付け強度を確保することができる。な
お、インサート器具１のコンクリート構造物Ｃへの埋め
込み深さに応じて前記筒体５にスリーブ等を連結して、
ボルトの挿通孔を確保しても良い。ここで、このインサ
ート器具１の先端部に、ねじ孔３と連通させて配設され
る筒体５は、樹脂等の軟質材料から形成されているの
で、連結するスリーブが硬質であったとしても極めて容
易にこのスリーブを連結することができる。
れば、後端側から先端側へ向かって次第に小径に形成さ
れた台形錐状に形成したので、製造時にて極めて容易に
型から抜き出すことができる。即ち、このインサート器
具１の製造作業の容易化を図り、生産性の大幅な向上を
図ることができる。さらに使用時には、外周面からなる
受面４によって大きな引き抜き強度を得ることができ、
コンクリート構造物Ｃへの部材の取り付け強度を大幅に
向上させることができる。また、上記のインサート器具
１では、受面４を外周側へ膨出させることにより、コン
クリートに対する受圧面積が大きくされているので、さ
らなる確実な取り付け強度を確保することができる。な
お、インサート器具１のコンクリート構造物Ｃへの埋め
込み深さに応じて前記筒体５にスリーブ等を連結して、
ボルトの挿通孔を確保しても良い。ここで、このインサ
ート器具１の先端部に、ねじ孔３と連通させて配設され
る筒体５は、樹脂等の軟質材料から形成されているの
で、連結するスリーブが硬質であったとしても極めて容
易にこのスリーブを連結することができる。
【００１０】また、上記のインサート器具１の場合は、
受面４を外周方向へ膨出させたが、図４に示すように、
ストレートなテーパ面としても生産性の向上及び引き抜
き強度の向上を図ることができるのは勿論である。
受面４を外周方向へ膨出させたが、図４に示すように、
ストレートなテーパ面としても生産性の向上及び引き抜
き強度の向上を図ることができるのは勿論である。
【００１１】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のインサ
ート器具によれば、下記の効果を得ることができる。請
求項１記載のインサート器具によれば、後端側から先端
側へ向かって次第に小径に形成された台形錐状に形成し
たので、製造時にて極めて容易に型から抜き出すことが
できる。即ち、このインサート器具の製造作業の容易化
を図り、生産性の大幅な向上を図ることができる。さら
に使用時には、外周面からなる受面によって大きな引き
抜き強度を得ることができ、構造物への部材の取り付け
強度を大幅に向上させることができる。また、構造物へ
の埋め込み深さに応じて筒体にスリーブ等を連結して、
ボルトの挿通孔を確保することもでき、この場合、ねじ
孔と連通させて配設される筒体が軟質材料から形成され
ているので、連結するスリーブが硬質であったとしても
極めて容易にこのスリーブを連結することができる。請
求項２記載のインサート器具によれば、受面を外周側へ
膨出させることにより、構造物との受圧面積が大きくさ
れているので、さらなる確実な取り付け強度を確保する
ことができる。
ート器具によれば、下記の効果を得ることができる。請
求項１記載のインサート器具によれば、後端側から先端
側へ向かって次第に小径に形成された台形錐状に形成し
たので、製造時にて極めて容易に型から抜き出すことが
できる。即ち、このインサート器具の製造作業の容易化
を図り、生産性の大幅な向上を図ることができる。さら
に使用時には、外周面からなる受面によって大きな引き
抜き強度を得ることができ、構造物への部材の取り付け
強度を大幅に向上させることができる。また、構造物へ
の埋め込み深さに応じて筒体にスリーブ等を連結して、
ボルトの挿通孔を確保することもでき、この場合、ねじ
孔と連通させて配設される筒体が軟質材料から形成され
ているので、連結するスリーブが硬質であったとしても
極めて容易にこのスリーブを連結することができる。請
求項２記載のインサート器具によれば、受面を外周側へ
膨出させることにより、構造物との受圧面積が大きくさ
れているので、さらなる確実な取り付け強度を確保する
ことができる。
【図１】本発明の実施の形態のインサート器具の形状を
説明するインサート器具が埋設されたコンクリート構造
物の断面図である。
説明するインサート器具が埋設されたコンクリート構造
物の断面図である。
【図２】本発明の実施の形態のインサート器具の形状を
説明するインサート器具の斜視図である。
説明するインサート器具の斜視図である。
【図３】本発明の実施の形態のインサート器具の取り付
け方を説明するインサート器具の断面図である。
け方を説明するインサート器具の断面図である。
【図４】本発明の他の実施の形態のインサート器具の形
状を説明するインサート器具の側面図である。
状を説明するインサート器具の側面図である。
１ インサート器具 ３ ねじ孔 ４ 受面 Ｃ 構造物 ５ 筒体
Claims (2)
- 【請求項１】 構造物内に埋設された状態にて、中心に
形成されたねじ孔へ先端側からボルト締結することによ
り、前記構造物に各部材を取り付けるセラミック製のイ
ンサート器具であって、 後端側から先端側へ向かって次第に小径とされた台形錐
状に成形することにより外周面がテーパ面とされ、先端
部には、前記構造物内への埋設時に前記ボルトの挿通孔
を確保する軟質材料から形成された筒体が前記ねじ孔と
連通させて配設されることを特徴とするインサート器
具。 - 【請求項２】 前記受面は、外周方向へ膨出されている
ことを特徴とする請求項１記載のインサート器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33225695A JPH09170266A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | インサート器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33225695A JPH09170266A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | インサート器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170266A true JPH09170266A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18252924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33225695A Pending JPH09170266A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | インサート器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09170266A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014046460A1 (ko) * | 2012-09-19 | 2014-03-27 | 서울대학교산학협력단 | 콘크리트 매설용 너트 |
| CN107447975A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-08 | 桂林建筑安装工程有限公司 | 外墙脚手架锥形螺母连墙件 |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP33225695A patent/JPH09170266A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014046460A1 (ko) * | 2012-09-19 | 2014-03-27 | 서울대학교산학협력단 | 콘크리트 매설용 너트 |
| CN107447975A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-08 | 桂林建筑安装工程有限公司 | 外墙脚手架锥形螺母连墙件 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |