JPH0917012A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH0917012A
JPH0917012A JP7161820A JP16182095A JPH0917012A JP H0917012 A JPH0917012 A JP H0917012A JP 7161820 A JP7161820 A JP 7161820A JP 16182095 A JP16182095 A JP 16182095A JP H0917012 A JPH0917012 A JP H0917012A
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和久 井手
Koichi Nakamura
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型・集積化及び無調整化が可能な光ピック
アップを提供することを目的とする。 【構成】 半導体レーザ103からの光が入射する光ガ
イド部材105の入射面100aが、入射光の楕円状光
強度分布の長軸と入射光の光軸とを含む面に対して傾斜
し、かつ、入射面100aが入射光の光軸に対して傾斜
するように配置された。また、光ガイド部材の内部に設
けられ半導体レーザからの入射光を反射する面に、光ガ
イド部材への入射光の入射角とは異なる回折角で光ビー
ムを回折反射するホログラム素子を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク等の記録媒体
へ情報の記録または再生を行う光ピックアップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を利用して光ディスク等
の光学的記録媒体に情報の記録や再生を行う光ディスク
装置の小型化が望まれており、光学部品点数の削減等に
より光ピックアップの小型化・軽量化し、調整の容易
化、及び低コスト化を実現する試みが行われている。
【0003】そのような試みとして、偏光選択性のある
ビームスプリッタ膜や回折格子、反射ミラー等の光機能
素子を、フォトリソグラフィー技術、成膜技術、エッチ
ング技術等の半導体製造技術を駆使してガラス部材基板
上に実装する、集積型ピックアップが提案されている。
【0004】この集積型光ピックアップにおいては、光
ビームは、光機能素子が実装された各ガラス部材内部を
反射および透過しながら導かれて光ディスクの記録面に
入射し、また光ディスクからの反射光が上記と逆の光路
により光検出器へ導かれる。
【0005】各光機能素子は、フォトリソグラフィー技
術・成膜技術・エッチング技術等の半導体製造技術を駆
使してガラス部材基板上に実装される。また、複数のガ
ラス部材からなり多数の同一素子が形成された基板を最
終的に切断することにより多数の同一の光ピックアップ
を製造する方法を採用することができる。これにより、
従来製品と同様の機能を有し、かつ小型・軽量化が可能
な光ピックアップを実現することができるとともに、少
いの製造プロセスで多数の同一素子を同時に製作でき、
また、調整部が少ないため生産性の向上を図ることがで
きるなど、コストの低減が可能である。
【0006】光ディスク上の情報を読み取るため、光ビ
ームの結像スポットは、光ディスク上に設けられた情報
トラックに沿って移動するようにトラッキング制御され
る。このトラッキング制御のためのトラッキングエラー
検出方法としては、回折格子により形成されたメインビ
ーム(0次回折光)の結像スポットを情報トラックの進
行方向中心線に対して対称となるように位置させ、この
メインビームの両側に、情報トラックに対して互いに反
対の方向に僅かにずれて結像する2つのサイドビーム
(±1次回折光)を利用して行う、いわゆる「3ビーム
法」等が用いられる。
【0007】ここで、従来の集積型光ピックアップの構
成について説明する。従来の集積型光ピックアップ40
0は、図4に示すように、基板401と、サブマウント
402と、半導体レーザ403と、光ガイド部材405
と、光検出素子409と、遮光板410を備えて構成さ
れている。
【0008】上記のサブマウント402は基板401上
に配置されており、半導体レーザ403はサブマウント
402を介して基板401上に配置されている。また、
上記の光ガイド部材405は、透明ガラス板薄材を積層
して形成され、平行な複数の斜面405a〜405cを
有している。これらの斜面のうち、斜面405aには、
ビームスプリッタ膜406が形成されている。
【0009】上記のような構成により、基板401上に
サブマウント402を介して搭載された半導体レーザ4
03から水平に射出されたレーザ光は、遮光板410で
円形光ビームに整形され、面400aから光ガイド部材
405内に入射する。光ガイド部材405に入射した光
ビームは、光ガイド部材405の内部の斜面405aに
達した後、光ガイド部材405内部を反射しながら進
み、ビームスプリッタ膜406に達する。
【0010】ビームスプリッタ膜406に入射した光の
うちの一部は、ビームスプリッタ膜406で反射され、
反射レーザ光は、面400bを透過し、対物レンズ40
7に入射し、対物レンズ407の集光作用によって光デ
ィスクDの情報記録面Sに結像される。
【0011】光ディスクDの情報記録面Sによって反射
された戻り光は、対物レンズ407を経て光ピックアッ
プ400の面400bを通過し、再び光ガイド部材40
5内の斜面405aに形成されたビームスプリッタ膜4
06に入射する。
【0012】ビームスプリッタ膜406を透過した光
は、光検出素子409で受光され、光ディスク上に記録
されていた情報が電気信号に変換される。また、同様
に、光ガイド部材405内の他の斜面によりフォーカス
サーボ制御用のフォーカスエラー信号が得られる。
【0013】したがって、上記のように、偏光選択性の
あるビームスプリッタ膜や回折格子、反射ミラー等の光
機能素子を、フォトリソグラフィー技術、成膜技術、エ
ッチング技術を駆使してガラス部材基板上に適宜実装す
ることにより、光磁気記録、あるいは相変化記録等の方
式に用いられる各種の集積型ピックアップを量産するこ
とが可能である。
【0014】光ディスク上に記録された情報を読み取る
ために、光ピックアップは、ミクロンオーダの径に絞っ
た光ビームのスポットを記録面に追従させるサーボ信号
検出機構と、情報を微小記録マークにして記録・再生及
び消去する光ビームの射出・検出機構を備える必要があ
る。
【0015】光ディスク面でスポットを絞り込むには、
コヒーレント性(可干渉性)を有する光源が必要で、こ
のため、小型でかつ直接変調が可能な、半導体レーザ光
源が用いられる。半導体レーザは、n型半導体クラッド
層、p型半導体クラッド層の接合された接合面部に形成
した活性層での発光を利用するもので、光ビームはその
活性層を光が伝搬し、端面から放射される。しかし、半
導体レーザは出射パターンが半導体レーザの接合面に対
し垂直方向と水平方向で異なり、出射ビームは楕円の短
軸長と長軸長の比が0.25から0.5程度の楕円状で
ある。このような楕円状出射光ビームから円形の光ビー
ムを得るためのビーム整形方法としては、長軸方向の光
ビーム端部を遮断する方法、あるいはプリズムや円筒レ
ンズを付加してビーム形状を整形する方法等が知られて
いる。
【0016】図5に、後者の方法を用いた光ピックアッ
プの従来例の構成を示す。図5に示すように、この光ピ
ックアップ500は、半導体レーザ501と、ビーム整
形プリズム502と、集光レンズ503と、ビームスプ
リッタ504と、対物レンズ505と、光検出素子50
7を備えて構成されている。
【0017】上記のような構成により、半導体レーザ5
01から射出されたレーザ光は、ビーム整形プリズム5
02に斜め入射して屈折され、光軸に対し垂直な断面上
の光ビームが略円形に整形される。この方法は、楕円状
の光ビームの一部を遮断して円形光ビームにする方法に
比べ、光源である半導体レーザ501から射出される光
ビームのパワーを有効に利用し光ディスクDの情報記録
面S上に到達させることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な、半導体レーザから射出される光ビームを遮断するこ
となくプリズム等によって円形整形する方法を用いた場
合には、光学部品点数や調整工程が増加する。このた
め、集積型ピックアップ等における小型・集積化及び無
調整化の利点が損なわれる等の問題点があった。
【0019】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、小型・集積化及び無調整化が可能な光
ピックアップを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の発明に係る光ピックアップは、半導
体レーザと、半導体レーザから放射される光ビームであ
る放射光が入射され、前記入射された光ビームである入
射光を内部で反射させて光学的記録媒体側へ射出する光
ガイド部材とを備えた光ピックアップであって、前記放
射光が入射する前記光ガイド部材の表面である第1面の
法線が、前記放射光の楕円状光強度分布の長軸と前記放
射光の光軸とを含む面である第2面に対して第1の角度
をなし、かつ、前記第1面の法線が前記入射光の光軸に
対して第2の角度をなすように配置されたことを特徴と
する。
【0021】また、本発明の第2の発明に係る光ピック
アップは、半導体レーザと、前記半導体レーザからの光
ビームである放射光をその表面の一つである第3面から
入射させその入射光を内部で反射させて光学的記録媒体
側へ射出する光ガイド部材を備えた光ピックアップであ
って、前記光ガイド部材の内部に設けられ前記入射光を
反射または透過する第4面に、前記光ガイド部材への前
記入射光の入射角とは異なる回折角で光ビームを回折反
射または回折透過するホログラム素子を備えたことを特
徴とする。
【0022】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、光ピックア
ップの入射面である第1面又は第3面、あるいはホログ
ラム素子が設けられた光ガイド部材の反射面または透過
面である第4面において、半導体レーザから射出された
光ビームを遮断することなく、光軸に垂直な断面におけ
る光ビーム形状を略円形状に整形できる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第1実施例である光
ピックアップの構成を示したものである。図に示すよう
に、この光ピックアップ100は、基板101と、サブ
マウント102と、半導体レーザ103と、光ガイド部
材105と、光検出素子109を備えて構成されてい
る。
【0024】上記のサブマウント102は基板101上
に配置されており、半導体レーザ103はサブマウント
102を介して基板101上に配置されている。また、
上記の光ガイド部材105は、透明ガラス板薄材を積層
して形成され、平行な複数の斜面105a〜105cを
有している。これらの斜面のうち、斜面105aには、
ビームスプリッタ膜106が形成されている。また、光
ガイド部材105は面100aと面100bを有し、面
100aは、レーザ光が入射する第1面に相当し、入射
するレーザ光の光束の面100aへの投影形状がその光
軸に対して略円形状になるように所定の角度の傾斜を有
している。
【0025】基板101上にサブマウント102を介し
て搭載された半導体レーザ103から水平に放射された
レーザ光は、面100aから光ガイド部材105内に入
射する。ここで、半導体レーザ103から放射されるレ
ーザ光の放射角は、半導体レーザ103の接合面(図示
せず)に対して平行となる方向の角度(θp )は8°と
なっており、半導体レーザ103の接合面(図示せず)
に対して垂直となる方向の角度(θs )は20°となっ
ており、断面の光強度分布は、半導体レーザ103の接
合面に対する平行方向(θp )を短軸、垂直方向(θs
)を長軸とする楕円形状を呈する(以下、それぞれ
を、単に「短軸」及び「長軸」という)。
【0026】半導体レーザ103を搭載するサブマウン
ト102の面102aと、入射面100aの法線のなす
角度θは72°に設定され、半導体レーザ103は、レ
ーザ光の長軸方向とサブマウント102の半導体レーザ
チップ搭載面102aが平行となるように搭載される。
光ガイド部材105の光ビーム入射面100aの法線
と、光ガイド部材105入射後の入射光の光軸のなす角
度(φ)が39°と傾斜するように形成されている。
【0027】これらの関係は、光ガイド部材105に入
射するまでに光が通る入射媒質(例えば空気など)の屈
折率がno(no =1.0)で、光ガイド部材105を
構成するガラス材の屈折率がn(n=1.52)である
ので、上記の角度θとφは、 (θs/θp)=[1−{(no/n)sinθ}21/2
cosθ φ=sin-1{(no/n)sinθ} で示される。
【0028】光ガイド部材105内に入射した光ビーム
は、光ガイド部材105内部の斜面105aに達した
後、光ガイド部材105内部を反射しながら進み、ビー
ムスプリッタ膜106に達する。ビームスプリッタ膜1
06に入射した光のうちビームスプリッタ膜106で反
射された光ビームは、面100bを光ビームの光軸と面
100bの法線が平行であるように透過し、対物レンズ
107に入射し、対物レンズ107の集光作用によって
光学的記録媒体である光ディスクDの情報記録面Sに結
像される。
【0029】光ガイド部材105に入射した後の光束
は、光軸に対して垂直な断面上で略円形状をなし、対物
レンズ107による光ディスクDの情報記録面S上での
結像スポットは、ほぼ回折限界まで絞り込まれて理想的
な大きさとなり、半導体レーザ103の出射パワーが効
率よく光ディスクDへ伝達され、情報の記録または再生
を容易に行うことができる。
【0030】光ディスクDによって反射された戻り光
は、対物レンズ107を経て面100bを通過し、再び
光ガイド部材105の斜面105aに形成されたビーム
スプリッタ膜106に入射する。このビームスプリッタ
膜106から透過する光は光検出素子109で受光さ
れ、光ディスクD上の情報が電気信号に変換される。ま
た、同様に、光ガイド部材105の他の斜面により、フ
ォーカスサーボ制御用のフォーカスエラー信号が得られ
る。光検出素子109と、フォーカスエラー信号を得る
機構は、光検出機構を構成している。
【0031】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図2に示すように、この光ピックアップ200は、
基板201と、サブマウント202と、半導体レーザ2
03と、光ガイド部材205と、光検出機構である光検
出素子209を備えて構成されている。
【0032】上記のサブマウント202は基板201上
に配置されており、半導体レーザ203はサブマウント
202を介して基板201上に配置されている。また、
上記の光ガイド部材205は、第3面である面200a
と、面200bを有している。また、光ガイド部材20
5は、透明ガラス板薄材を積層して形成され、平行な複
数の斜面205a〜205cを有している。これらの斜
面のうち、斜面205aは第4面に相当し、この斜面2
05a上にはビームスプリッタ膜206とホログラム素
子210が形成されている。
【0033】基板201上にサブマウント202を介し
て搭載された半導体レーザ203から放射されたレーザ
光は、面200aから光ガイド部材205内に入射す
る。ここで、光ガイド部材205入射後の入射光の放射
角は、入射光の楕に対して平行方向の角度(θp )は
5.3°となっており、半導体レーザ203の接合面
(図示せず)に対して垂直方向の角度(θs )は13°
となっている。
【0034】光ガイド部材205に入射した光ビームが
光ガイド部材205内部の斜面205a上のホログラム
素子210に入射する入射角θLは、73.2°に設定
される。また、斜面205aの法線と、ホログラム素子
210により反射回折された光ビームの光軸がなす回折
角はφLは45°に設定される。
【0035】光ガイド部材205内に入射した光ビーム
は、光ガイド部材205内部の斜面205a上のホログ
ラム素子210に達した後に回折反射され、光ガイド部
材205内部を反射しながら進み、ビームスプリッタ膜
206に達する。ビームスプリッタ膜206に入射した
光のうちビームスプリッタ膜206で反射されたレーザ
光は、面200bを透過し、対物レンズ207に入射
し、対物レンズ207の集光作用によって光学的記録媒
体である光ディスクDの情報記録面Sに結像される。
【0036】光ガイド部材205に入射した後の光束
は、光軸に対して垂直な断面上で略円形状をなし、対物
レンズ207による光ディスクDの情報記録面S上での
結像スポットは、ほぼ回折限界まで絞り込まれて理想的
な大きさとなり、半導体レーザ203の出射パワーが効
率よく光ディスクDへ伝達され、情報の記録または再生
を容易に行うことができる。
【0037】光ディスクDによって反射された戻り光
は、対物レンズ207を経て面200bを通過し、再び
光ガイド部材205の斜面205aに形成されたビーム
スプリッタ膜206に入射する。このビームスプリッタ
膜206から透過する光は光検出素子209で受光さ
れ、光ディスクD上の情報が電気信号に変換される。ま
た、同様に、光ガイド部材205の他の斜面により、フ
ォーカスサーボ制御用のフォーカスエラー信号が得られ
る。光検出素子209と、フォーカスエラー信号を得る
機構は、光検出機構を構成している。
【0038】図3に、図2に示す光ピックアップ200
に用いられているホログラム素子210の詳細な形状を
示す。図に示すように、このホログラム素子210の表
面には、同心円状の凹凸が設けられている。この凹凸パ
ターンは、パターン面上の任意の点と、光源までの光学
的距離l1と、上記パターン面上の点と回折空間上に設
定した仮想波面(本実施例では球面波面)までの距離l
2の和l1+l2を、光源の波長λ(本実施例では68
0mm)で割ったときの剰余が等しくなるように結んだ
等高線状のパターンを有する。このような構成により、
ホログラム素子210は、角度θL(73.2°)で内
部斜面205aに入射した光ビームを、回折角φL(4
5°)で回折反射する。回折反射された光ビームの光軸
に垂直な断面の光強度分布は、略円形状を呈する。
【0039】第2実施例のホログラム素子210は、光
ビームを回折する場合の回折反射角(例えば45°)
が、光ガイド部材205の斜面205aに入射する光ビ
ームの入射角(例えば、73.2°)よりも小さくなる
ように光ビームを回折する。しかし、光ガイド部材20
5に入射する光ビームの楕円状光強度分布の短軸と光軸
とを含む面(第6面)が光ガイド部材205の入射面
(第4面)の法線に対して所定の角度(第5の角度)だ
け傾斜して配置される場合には、ホログラム素子210
の回折角が光ガイド部材205の表面(第4面)への光
ビームの入射角よりも大きくなるように光ビームを回折
するホログラム素子210を設けることにより、回折さ
れた光ビームの光軸に垂直な断面の光強度分布を略円形
状に整形することができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0041】本発明は、光ディスクの記録方式に応じて
変更可能である。例えば、光磁気ディスクの場合には、
戻り光の偏光状態を検出する光検出機構を光ガイド部材
に設けるようにしてもよい。また、フォーカスエラー信
号検出機構あるいはトラッキングエラー信号検出機構等
の光検出機構を設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】上記構成を有する本発明によれば、光ピ
ックアップの入射面である第1面又は第3面、あるいは
ホログラム素子が設けられた光ガイド部材の反射面であ
る第4面において、半導体レーザから射出された光ビー
ムを遮断することなく、光軸に垂直な断面における光ビ
ーム形状を略円形状に整形できる。
【0043】また、光軸等の調整行程の繁雑化を伴わ
ず、かつ余分な光学素子を付加することもなく、半導体
レーザ光源のパワーを有効に利用でき、光ディスク装置
の小型化や光学部品点数の削減等による調整の容易化、
生産性の向上及び低コスト化等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である光ピックアップの構
成を示す図
【図2】本発明の第2実施例である光ピックアップの構
成を示す図
【図3】図2に示す光ピックアップにおけるホログラム
素子の構成を示す図
【図4】従来の光ピックアップの構成を示す図
【図5】従来の光ピックアップの構成を示す図
【符号の説明】
100 光ピックアップ 100a,100b 面 101 基板 102 サブマウント 102a 面 103 半導体レーザ 105 光ガイド部材 105a 斜面 106 ビームスプリッタ膜 107 対物レンズ 109 光検出素子 200 光ピックアップ 200a,200b 面 201 基板 202 サブマウント 202a 半導体レーザ搭載面 203 半導体レーザ 205 光ガイド部材 205a 斜面 206 ビームスプリッタ膜 207 対物レンズ 209 光検出素子 210 ホログラム素子 400 光ピックアップ 400a 面 400b 面 401 基板 402 サブマウント 402a 半導体レーザチップ搭載面 403 半導体レーザ 405 光ガイド部材 405a 斜面 406 ビームスプリッタ膜 407 対物レンズ 409 光検出素子 410 遮光板 500 光ピックアップ 501 半導体レーザ 502 ビーム整形プリズム 503 集光レンズ 504 ビームスプリッタ 505 対物レンズ 507 光検出素子 D 光ディスク S 情報記録面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、前記半導体レーザから放
    射される光ビームである放射光が入射され、前記入射さ
    れた光ビームである入射光を内部で反射および/または
    透過させて光学的記録媒体側へ射出する光ガイド部材を
    備えた光ピックアップであって、前記放射光が入射する
    前記光ガイド部材の表面である第1面の法線が、前記放
    射光の楕円状光強度分布の長軸と前記放射光の光軸とを
    含む面である第2面に対して第1の角度をなし、かつ、
    前記第1面の法線が前記入射光の光軸に対して第2の角
    度をなすように配置されたことを特徴とする光ピックア
    ップ。
  2. 【請求項2】前記第1面上への前記放射光の投影形状が
    前記入射光の光軸に対して略円形状になるように、前記
    第1面と前記第2面と前記入射光の光軸が配置されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】前記放射光の楕円状光強度分布の短軸方向
    である光ビームの放射角をθp とし、前記放射光の楕円
    状光強度分布の長軸方向である光ビームの放射角をθs
    とし、入射媒質の屈折率をno とし、前記光ガイド部材
    の屈折率をnとしたとき、前記第1面の法線と前記第2
    面とがなす角度をθとしたとき、これらの関係が (θs/θp)=[1−{(no/n)sinθ}21/2
    /cosθ で表わされることを特徴とする請求項1記載の光ピック
    アップ。
  4. 【請求項4】半導体レーザと、前記半導体レーザからの
    光ビームである放射光をその表面の一つである第3面か
    ら入射させ、その入射光を内部で反射および/または透
    過させて光学的記録媒体側へ射出する光ガイド部材を備
    えた光ピックアップであって、前記光ガイド部材の内部
    に設けられ前記入射光を反射または透過する第4面に、
    前記光ガイド部材への前記入射光の入射角とは異なる回
    折角で光ビームを回折反射または回折透過するホログラ
    ム素子を備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  5. 【請求項5】前記入射光の楕円状光強度分布の長軸と前
    記入射光の光軸とを含む面である第5面が前記第4面の
    法線に対して第3の角度をなし、また、前記第4面の法
    線と、回折された光ビームの光軸が第4の角度をなし、
    前記ホログラム素子は、前記第3の角度よりも小さい第
    4の角度の回折角で光ビームを回折することを特徴とす
    る請求項4記載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】前記入射光の楕円状光強度分布の短軸と前
    記入射光の光軸とを含む面である第6面が前記第4面の
    法線に対して第5の角度をなし、また、前記第4面の法
    線と、回折された光ビームの光軸が第6の角度をなし、
    前記ホログラム素子は、前記第5の角度よりも大きい第
    6の角度の回折角で光ビームを回折することを特徴とす
    る請求項4記載の光ピックアップ。
  7. 【請求項7】前記入射光の楕円状光強度分布の短軸方向
    である光ビーム放射角をθpLとし、前記入射角の楕円状
    光強度分布の長軸方向であるへ放射される光ビームの放
    射角をθsLとし、前記第4面の法線と前記第5面とがな
    す前記第3の角度をθLとし、前記第4の角度をφLとし
    たとき、これらの関係が (θpL/θsL)=cosθL/cosφL で表されることを特徴とする請求項4記載の光ピックア
    ップ。
  8. 【請求項8】前記入射光の楕円状光強度分布の短軸方向
    である光ビームの放射角をθpLとし、前記入射光の楕円
    状光強度分布の長軸方向である光ビームの放射角をθsL
    とし、前記第4面の法線と前記第6面とがなす前記第5
    の角度をθMとし、前記第6面の角度をφMとしたとき、
    これらの関係が (θpL/θsL)=cosθM/cosφM で表されることを特徴とする請求項4に記載の光ピック
    アップ。
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