JPH09170106A - 上 衣 - Google Patents
上 衣Info
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- JPH09170106A JPH09170106A JP33006795A JP33006795A JPH09170106A JP H09170106 A JPH09170106 A JP H09170106A JP 33006795 A JP33006795 A JP 33006795A JP 33006795 A JP33006795 A JP 33006795A JP H09170106 A JPH09170106 A JP H09170106A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- vent
- back body
- outerwear
- upper garment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D27/00—Details of garments or of their making
- A41D27/28—Means for ventilation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Abstract
性を有する。 【解決手段】 織編物からなる上衣に、後身頃3の上部
に、実質的に後身頃の左端から右端に至る通気口4と、
脇の下部分に、通気口2と、後身頃3の左右に、袖ぐり
8から下方中央よりに斜めに伸びる通気口5との3種の
うち、いずれか2種の通気口を、それぞれメッシュ状布
帛を用いて設ける。3種とも設けてもよい。作業や運動
中には衣服内部の換気が促進され、激しい発汗時も蒸れ
やべたつきがない。通気口4および5には覆い布6およ
び7を取り付ける。休息時に過度に換気されることなく
発汗後の冷えを防止でき、人体を保護するので、作業用
上衣や運動用上衣として好適である。
Description
業時や運動時には換気を促進し、通常は適度な保温性と
人体の保護性とを有し、かつ、外観の良好な上衣に関す
る。作業用ユニフォームや運動用上衣などに好適であ
る。
きを改善した上衣が開示されている。例えば、実開平1
−87116号公報には、両肩部にメッシュ部分を設け
た上衣が開示されている。また、実公昭59−4336
3号公報には、前後の身頃に通気のための窓を設けた雨
衣が開示されている。さらに、袖全体をメッシュ状布帛
で形成する工夫も試みられている。
肩部にのみメッシュ地が形成され、前記の雨衣は前後の
身頃にのみ通気窓を有するため、内部に溜まる暖気の排
出と外気の導入とを十分に行えず、発汗時には不快感が
増大する欠点があった。また、袖全体をメッシュ状布帛
で形成した上衣は、作業中などの発汗時には涼しいもの
の、休息時の保温性や人体の保護性などに乏しいので、
作業用上衣や運動用ユニフォームには不向きである。
下で、内部の暖湿気を排出し、衣服外部の冷気を内部に
導入する高度の換気性を有し、かつ、休息時の適度な保
温性および人体の保護性を有する、ファッション性の高
い上衣を提供することを目的とする。
る換気性を安定して長時間持続するためには、上衣の通
気口の位置をそれぞれ最適な位置に形成すべきことを知
り、鋭意研究した結果、本発明に到達した。すなわち、
前記の課題を解決するために、第1の発明は、織編物か
らなる上衣であって、後身頃3の上部に、実質的に後身
頃の左端から右端に至る通気口4と、脇の下部分に、通
気口2とが、それぞれメッシュ状布帛を用いて設けら
れ、かつ、通気口4には覆い布6が取付けられている。
て、後身頃3の左右に、袖ぐり8から下方中央よりに斜
めに伸びる通気口5と、脇の下部分に、通気口2とが、
それぞれメッシュ状布帛を用いて設けられ、かつ、通気
口5には覆い布6が取付けられている。
て、後身頃3の上部に、実質的に後身頃の左端から右端
に至る通気口4と、後身頃3の左右に、袖ぐり8から下
方中央よりに斜めに伸びる通気口5とが、それぞれメッ
シュ状布帛を用いて設けられ、かつ、通気口4および5
には覆い布7が取付けられている。
記の通気口2,4および5をすべて備える上衣は、一層
換気効率が高く、快適である。本発明において、上衣の
脇の下部分とは、脇と腕との間の、手の肩に接する下側
のくぼんだところに当たる部分をいう。また、織編物と
は、織物、編物などの布帛、生地を総称したものであ
る。
時に目的とする換気性を安定して付与するために、上下
に異なる特定の位置に複数の通気口を設けた。すなわ
ち、本発明に係る上衣は、後身頃上部の左端から右端に
至る部分と、後身頃の左右の部分と、脇の下部分との、
少なくとも2か所、好ましくはこれら3か所に、通気口
を設けた上衣である。
通気口4と左右の脇の下部分の通気口2とを有してい
る。通気口の寸法範囲は、上衣の大きさ、着用環境、使
用目的などにより、適宜変えることができる。標準的な
おおよその寸法を示すと、通気口4は、3〜6cm程度
の幅で、実質的に後身頃の左端から右端に至るまで形成
されていると好適である。さらに、後えりぐりの中央1
0から通気口4の下端までの長さAは、10〜14cm
の範囲が好ましい。通気口4には、覆い布6が、通気口
4を覆って下向きに開くように取り付けられている。覆
い布を通気口よりも0.5〜1cm程度幅広く形成すれ
ば通気口が露出しないので、運動後の休息時に過度に換
気されて冷えたり、風雨などを直接受けることが防止さ
れ、外観が良好である。脇の下部分の通気口2は、袖1
と前後の身頃9および3との間に、上衣の脇の下部分を
含んで形成される。通気口2の最大横幅Bは、換気性と
美観との兼合いから4〜9cmの範囲が適当である。
右の通気口5と、左右の脇の下部分の通気口2とを有し
ている。後身頃の通気口5は、左右の袖ぐり8から下方
中央よりに斜めに伸びて形成されており、すそ線11に
対する角度Cは60〜80度の範囲が好ましい。さら
に、通気口5の下端からすそ線11までの長さDを後身
頃の丈の20〜40%の範囲とすると、休息時に適度な
保温性を維持できる。ここで、後身頃の丈とは、後えり
ぐりの中央10からすそ線11までの長さをいう。通気
口5の幅は、通気口4と同様3〜6cmが適当である。
通気口5には、覆い布7が、通気口5を覆って通常外向
きに開くように取り付けられている。覆い布の幅は、通
気口4と同様でよい。
の上部の通気口4と、後身頃3の左右の通気口5を有し
ている。さらに、第4の発明にかかる上衣は、後身頃3
上部の通気口4、後身頃3の左右の通気口5および脇の
下部分の通気口2を、すべて有している。
空気の通りやすいメッシュ状布帛を、その他の部分に織
編物を用いて縫製される。メッシュ状布帛は、他の部分
に使用する布帛に比べ、多くの空気の誘導を獲得できれ
ばよく、通常衣料用として用いられるもので足りる。本
発明の上衣の他の部分は、休息時にも適度の換気性を付
与するために、通常用いられる通気性を有する織編物で
形成すればよく、特に限定されない。織編物のなかで
も、凹部を有する断面形状をもったポリエステルフィラ
メント糸と、糸の長さ方向に太さ斑を有するポリエステ
ルフィラメント糸等の合繊糸を含む織物などが、合繊糸
使いでありながらドライなタッチ、肌離れの良い着心
地、優れた発色性などのため、特に効果が相乗的となり
好ましく用いられる。
比較例を用い、さらに詳細に説明する。実施例および比
較例で行った着用感の評価に用いた評価基準は、下記の
通りである。 べとつき むれ 汗のかき方 清涼感 快適感 判定 1 べとつかない むれない かいていない 暖かい 快適 2 少しべとつく 少しむれる 少しかいている やや暑い やや快適 3 べとつく むれる かいている 暑い どちらでも ない 4 かなりべとつく かなりむれる かなりかいている かなり暑い やや不快 5 非常にべとつく 非常にむれる 非常にかいている 非常に暑い 不快
℃、湿度60%RH、風速2m/secの環境下、安静
状態を10分間、踏み台運動(高さ9cm)を100歩
/分で15分間、回復時間を10分間の順で合計35分
間、衣服内部の温度および湿度の変化を測定した。後身
頃上部の通気口は、後えりぐりの中央から通気口の下端
までの長さが12cm、幅が3.5cm、覆い布の幅が
4cmであり、脇の下部分の通気口は、最大横幅が4.
5cmであり、後身頃左右の通気口は、通気口の下端か
らすそ線までの長さが後身頃の丈の34.8%、すそ線
に対する角度が79.2度、幅が3.5cm、覆い布の
幅が4cmであった。測定にはセンサーを用い、通気口
のメッシュ状布帛の生地裏の、背中、胸、脇、
脇の下の4か所にセンサーを取り付けた。図4〜7に各
部位について測定した温度および湿度の変化の測定結果
を示す。また、着心地について評価を行ったので、その
結果を表1に示す。比較例に比して衣服内部の温度およ
び湿度は共に低く、特に運動開始後に両者の差が大きく
なった。また、着用感は、運動中においては汗が出て暑
く感じる程度であり、回復時にはやや涼しく感じられ
た。
様にして、通気口を密閉した生地裏にセンサーを取り付
けて、衣服内部の温度および湿度の変化を測定した。図
4〜7に各部位について測定した温度および湿度の変化
の測定結果を示す。また、着心地について評価を行った
ので、その結果を表1に示す。温度も湿度も実施例に比
して高く、特に運動中にその差が大きかった。着用感
は、運動中は汗だくになり、額にも汗が吹きだし、不快
であった。
凝らし、上下の異なる位置に複数の通気口を設け、作業
時や運動時の衣服内部の換気を促進しているので、内部
の暖気と外気との入れ替えが効率良く行われる。しかも
通気口が目立たず、休息時の保温性や人体の保護性など
上衣としての機能や、外観上の美観も兼備している。激
しい発汗中の蒸れやべたつき、作業や運動の後の冷え感
などがなく、作業用上衣や運動用上衣など、発汗を伴う
状況で着用するのに適している。
6,7;覆い布 8;袖ぐり 9;前身頃 10;後えりぐりの中央
11;すそ線 A;後えりぐりの中央から通気口4の下端までの長さ B;通気口2の最大横幅 C;通気口5のすそ線に対する角度 D;通気口5の下端からすそ線までの長さ 実施例 比較例
Claims (4)
- 【請求項1】織編物からなる上衣であって、後身頃3の
上部に、実質的に後身頃の左端から右端に至る通気口4
と、脇の下部分に、通気口2とが、それぞれメッシュ状
布帛を用いて設けられ、かつ、通気口4には覆い布6が
取付けられていることを特徴とする上衣。 - 【請求項2】織編物からなる上衣であって、後身頃3の
左右に、袖ぐり8から下方中央よりに斜めに伸びる通気
口5と、脇の下部分に通気口2とが、それぞれメッシュ
状布帛を用いて設けられ、かつ、通気口5には覆い布6
が取付けられていることを特徴とする上衣。 - 【請求項3】織編物からなる上衣であって、後身頃3の
上部に、実質的に後身頃の左端から右端に至る通気口4
と、後身頃3の左右に、袖ぐり8から下方中央よりに斜
めに伸びる通気口5とが、それぞれメッシュ状布帛を用
いて設けられ、かつ、通気口4および5には覆い布7が
取付けられていることを特徴とする上衣。 - 【請求項4】織編物からなる上衣であって、後身頃3の
上部に、実質的に後身頃の左端から右端に至る通気口4
と、後身頃3の左右に、袖ぐり8から下方中央よりに斜
めに伸びる通気口5と、脇の下部分に、通気口2とが、
それぞれメッシュ状布帛を用いて設けられ、かつ、通気
口4および5には覆い布6および7が取付けられている
ことを特徴とする上衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33006795A JP3398536B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 上 衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33006795A JP3398536B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 上 衣 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09170106A true JPH09170106A (ja) | 1997-06-30 |
JP3398536B2 JP3398536B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=18228416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33006795A Expired - Lifetime JP3398536B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 上 衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3398536B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040034937A (ko) * | 2002-10-17 | 2004-04-29 | (주)미로케미칼 | 수술복 |
JP2005042216A (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-17 | Shimano Inc | 防寒用ウエア及び防寒用ズボン |
JP2013122095A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Caitac Corp | 衣服 |
CN107455814A (zh) * | 2012-11-09 | 2017-12-12 | 耐克创新有限合伙公司 | 运动自由的外套/外衣 |
US10219554B2 (en) | 2012-11-09 | 2019-03-05 | Nike, Inc. | Freedom of movement jacket/coat |
US10750796B2 (en) | 2012-11-09 | 2020-08-25 | Nike, Inc. | Freedom of movement garment |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP33006795A patent/JP3398536B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005042216A (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-17 | Shimano Inc | 防寒用ウエア及び防寒用ズボン |
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US10219554B2 (en) | 2012-11-09 | 2019-03-05 | Nike, Inc. | Freedom of movement jacket/coat |
CN111528537A (zh) * | 2012-11-09 | 2020-08-14 | 耐克创新有限合伙公司 | 运动自由的外套/外衣 |
US10750796B2 (en) | 2012-11-09 | 2020-08-25 | Nike, Inc. | Freedom of movement garment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3398536B2 (ja) | 2003-04-21 |
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