JPH09169967A - 水溶性粘着剤組成物 - Google Patents
水溶性粘着剤組成物Info
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- JPH09169967A JPH09169967A JP33316295A JP33316295A JPH09169967A JP H09169967 A JPH09169967 A JP H09169967A JP 33316295 A JP33316295 A JP 33316295A JP 33316295 A JP33316295 A JP 33316295A JP H09169967 A JPH09169967 A JP H09169967A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3452—Solder masks
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、耐熱マスキング性と凝集力に優れた
水溶性粘着剤組成物に関する。 【解決手段】（ａ）ポリエチレンイミン１００重量部に
対し、（ｂ）ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−
ビニルアセトアミドとの混合物３０〜１３０重量部と、
（ｃ）糖、アルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少
なくとも１種の水溶性可塑剤２〜５０重量部とが配合さ
れている。
水溶性粘着剤組成物に関する。 【解決手段】（ａ）ポリエチレンイミン１００重量部に
対し、（ｂ）ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−
ビニルアセトアミドとの混合物３０〜１３０重量部と、
（ｃ）糖、アルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少
なくとも１種の水溶性可塑剤２〜５０重量部とが配合さ
れている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱マスキング性
と凝集力に優れた水溶性粘着剤組成物の関する。
と凝集力に優れた水溶性粘着剤組成物の関する。
【０００２】
【従来の技術】プリント基板のハンダ塗布作業におい
て、ハンダ塗布を不要とする部分をハンダから保護する
ため、予め、ハンダマスキング用粘着テープをその部分
に貼付した後、ハンダを塗布する方法がある。このよう
な粘着テープとしては、アクリル系粘着剤やポリシロキ
サンを主成分とするシリコン系粘着剤を用いたテープが
あり、これらは高温下でも良好な接着性を示すことが知
られている。
て、ハンダ塗布を不要とする部分をハンダから保護する
ため、予め、ハンダマスキング用粘着テープをその部分
に貼付した後、ハンダを塗布する方法がある。このよう
な粘着テープとしては、アクリル系粘着剤やポリシロキ
サンを主成分とするシリコン系粘着剤を用いたテープが
あり、これらは高温下でも良好な接着性を示すことが知
られている。
【０００３】この粘着テープをハンダマスキング用途に
用いた場合、使用後の再剥離時にプリント基板に粘着剤
が残るため、この粘着剤残渣を有機溶剤で洗浄しなけれ
ばならず、また更に、工業的に洗浄する場合は、フロン
等の塩素系溶剤を用いることが多く環境に悪影響を及ぼ
すという問題点もあった。
用いた場合、使用後の再剥離時にプリント基板に粘着剤
が残るため、この粘着剤残渣を有機溶剤で洗浄しなけれ
ばならず、また更に、工業的に洗浄する場合は、フロン
等の塩素系溶剤を用いることが多く環境に悪影響を及ぼ
すという問題点もあった。
【０００４】このような問題を解決する方法として、特
開平２−２３２２８７号公報には、アクリル酸の含有量
が大きく、ガラス転移点が高い高分子量アクリル系共重
合体と、可塑剤として常温で液体の多価アルコールとか
らなる水溶性粘着剤が開示されている。又、水溶性粘着
剤として、特公昭５２−３２７６８号公報には、ポリエ
チレンイミンとデンプン系水溶性高分子を用いたものが
開示されており、特公昭５２−３２７６９号公報には、
特公昭５２−３２７６８号公報に開示された組成に凝集
力を付与させるために、ポリアクリル酸を加えたものが
開示されている。
開平２−２３２２８７号公報には、アクリル酸の含有量
が大きく、ガラス転移点が高い高分子量アクリル系共重
合体と、可塑剤として常温で液体の多価アルコールとか
らなる水溶性粘着剤が開示されている。又、水溶性粘着
剤として、特公昭５２−３２７６８号公報には、ポリエ
チレンイミンとデンプン系水溶性高分子を用いたものが
開示されており、特公昭５２−３２７６９号公報には、
特公昭５２−３２７６８号公報に開示された組成に凝集
力を付与させるために、ポリアクリル酸を加えたものが
開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平２−２
３２２８７号公報で開示されている粘着剤は、熱による
被着体への接着昂進が著しいため、再剥離ができなかっ
たり、粘着剤中の多量のカルボキシル基と被着体とが相
互作用をして、強固に被着体に粘着し、粘着剤の残渣が
水で充分洗浄できなかった。又、特公昭５２−３２７６
８号公報で開示されている粘着剤は、デンプン系水溶性
高分子の比率が少ない場合には、再剥離時にプリント基
板上に糊残りを生じ易く、デンプン系水溶性高分子の比
率が多い場合には、初期粘着力が低下してしまい、プリ
ント基板の貼付が困難だけでなく、粘着剤自身に強固な
凝集力成分を持たないため、糊残りと初期粘着剤のバラ
ンスを取ることができなかった。特公昭５２−３２７６
９号公報で開示されている粘着剤は、特公昭５２−３２
７６８号公報に開示された粘着剤の欠点を補うことを目
的としたものであるが、ポリアクリル酸とポリエチレン
イミンとの反応によって粘着剤自体のポットライフが短
くなるだけでなく、ゲル化速度が速いため、塗布ができ
なかった。
３２２８７号公報で開示されている粘着剤は、熱による
被着体への接着昂進が著しいため、再剥離ができなかっ
たり、粘着剤中の多量のカルボキシル基と被着体とが相
互作用をして、強固に被着体に粘着し、粘着剤の残渣が
水で充分洗浄できなかった。又、特公昭５２−３２７６
８号公報で開示されている粘着剤は、デンプン系水溶性
高分子の比率が少ない場合には、再剥離時にプリント基
板上に糊残りを生じ易く、デンプン系水溶性高分子の比
率が多い場合には、初期粘着力が低下してしまい、プリ
ント基板の貼付が困難だけでなく、粘着剤自身に強固な
凝集力成分を持たないため、糊残りと初期粘着剤のバラ
ンスを取ることができなかった。特公昭５２−３２７６
９号公報で開示されている粘着剤は、特公昭５２−３２
７６８号公報に開示された粘着剤の欠点を補うことを目
的としたものであるが、ポリアクリル酸とポリエチレン
イミンとの反応によって粘着剤自体のポットライフが短
くなるだけでなく、ゲル化速度が速いため、塗布ができ
なかった。
【０００６】更に、特公昭５２−３２７６８号公報及び
特公昭５２−３２７６９号公報の粘着剤は、冬季のよう
な低湿度条件では粘着剤中の水分が失われ可塑化効果が
減少するため、初期粘着力が低下してしまい、プリント
基板に貼り付け難い問題点もあった。
特公昭５２−３２７６９号公報の粘着剤は、冬季のよう
な低湿度条件では粘着剤中の水分が失われ可塑化効果が
減少するため、初期粘着力が低下してしまい、プリント
基板に貼り付け難い問題点もあった。
【０００７】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、湿度が低い条件でも、充分な初期粘着力があり、良
好な耐熱マスキング性があり、加熱した後の再剥離時
に、糊残りが少なく、且つ、粘着剤残渣の水洗浄性が良
好な水溶性粘着剤組成物を提供することを目的とする。
し、湿度が低い条件でも、充分な初期粘着力があり、良
好な耐熱マスキング性があり、加熱した後の再剥離時
に、糊残りが少なく、且つ、粘着剤残渣の水洗浄性が良
好な水溶性粘着剤組成物を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の水溶性粘着剤組
成物は、（ａ）ポリエチレンイミン１００重量部に対
し、（ｂ）ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−ビ
ニルアセトアミドとの混合物３０〜１３０重量部と、
（ｃ）糖、アルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少
なくとも１種の水溶性可塑剤２〜５０重量部とが配合さ
れてなるものである。
成物は、（ａ）ポリエチレンイミン１００重量部に対
し、（ｂ）ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−ビ
ニルアセトアミドとの混合物３０〜１３０重量部と、
（ｃ）糖、アルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少
なくとも１種の水溶性可塑剤２〜５０重量部とが配合さ
れてなるものである。
【０００９】ポリエチレンイミン（ａ）は、エチレンイ
ミンのホモポリマーで、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドン、
ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドなどの水溶性ポリマーに
良好に相溶し、粘着剤に強固な粘着力を付与する。ポリ
エチレンイミンの分子量は１０００〜２０万の範囲が良
く、好ましくは、５〜１０万である。分子量が１０００
未満では凝集力が低く、２０万を越えると、粘着力が低
下する。
ミンのホモポリマーで、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドン、
ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドなどの水溶性ポリマーに
良好に相溶し、粘着剤に強固な粘着力を付与する。ポリ
エチレンイミンの分子量は１０００〜２０万の範囲が良
く、好ましくは、５〜１０万である。分子量が１０００
未満では凝集力が低く、２０万を越えると、粘着力が低
下する。
【００１０】ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−
ビニルアセトアミドとの混合物（ｂ）は、分子量が低く
なると、水溶性粘着剤組成物の凝集力が低下し、充分な
耐熱マスキング性が得られ難くなる。その為、ＧＰＣ
（ゲル浸透クロマトグラフィー）で測定した重量平均分
子量が７０万以上あることが好ましく、更に、好ましく
は、１００万以上である。
ビニルアセトアミドとの混合物（ｂ）は、分子量が低く
なると、水溶性粘着剤組成物の凝集力が低下し、充分な
耐熱マスキング性が得られ難くなる。その為、ＧＰＣ
（ゲル浸透クロマトグラフィー）で測定した重量平均分
子量が７０万以上あることが好ましく、更に、好ましく
は、１００万以上である。
【００１１】水溶性粘着剤組成物の配合に於いて、
（ｂ）成分として、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンだけを
使用すると、接着昂進によって、再剥離ができなくな
る。又、ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドだけを使用する
と、水溶性粘着剤組成物の粘度が上昇して、塗工ができ
なくなる。粘度を下げる為に、水で希釈すれば、所定の
塗布量（固形分）を確保するために、多量の塗液を必要
とし、乾燥性が悪くなる。
（ｂ）成分として、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンだけを
使用すると、接着昂進によって、再剥離ができなくな
る。又、ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドだけを使用する
と、水溶性粘着剤組成物の粘度が上昇して、塗工ができ
なくなる。粘度を下げる為に、水で希釈すれば、所定の
塗布量（固形分）を確保するために、多量の塗液を必要
とし、乾燥性が悪くなる。
【００１２】一方、プリント基板のガラスエポキシ樹脂
などに対する接着性が、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンと
ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドとでは、両者の接着機能
が異なる。即ち、前者はプリント基板のハンダ浸漬時
に、接着昂進が起こり易くて、接着力を上げる作用があ
り、後者は接着昂進が起こり難く、結果的に離型性を付
与する機能がある。その為、両者の混合比率を変えるこ
とにより、再剥離性を制御することができるのである。
ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−ビニルアセト
アミドとの混合物中、ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドの
含有量は１０〜８０重量％が好ましく、更に好ましく
は、３０〜６０重量％である。
などに対する接着性が、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンと
ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドとでは、両者の接着機能
が異なる。即ち、前者はプリント基板のハンダ浸漬時
に、接着昂進が起こり易くて、接着力を上げる作用があ
り、後者は接着昂進が起こり難く、結果的に離型性を付
与する機能がある。その為、両者の混合比率を変えるこ
とにより、再剥離性を制御することができるのである。
ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−ビニルアセト
アミドとの混合物中、ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドの
含有量は１０〜８０重量％が好ましく、更に好ましく
は、３０〜６０重量％である。
【００１３】（ｂ）成分の添加量は、ポリエチレンイミ
ン（ａ）１００重量部に対して、３０〜１３０重量部で
あり、好ましくは、４０〜８０重量部である。添加量が
３０重量部未満では、得られる水溶性粘着剤組成物の凝
集力が低下し、充分な耐熱マスキング性が得られ難くな
る。又、１３０重量部を越えると、水溶性粘着剤組成物
の可塑性が得られ難くなり、初期粘着力が低下する。
ン（ａ）１００重量部に対して、３０〜１３０重量部で
あり、好ましくは、４０〜８０重量部である。添加量が
３０重量部未満では、得られる水溶性粘着剤組成物の凝
集力が低下し、充分な耐熱マスキング性が得られ難くな
る。又、１３０重量部を越えると、水溶性粘着剤組成物
の可塑性が得られ難くなり、初期粘着力が低下する。
【００１４】水溶性可塑剤（ｃ）は、水溶性粘着剤組成
物の可塑性及び粘着力を調整する為に添加され、添加量
は、ポリエチレンイミン（ａ）１００重量部に対して、
２〜５０重量部であり、好ましくは、８〜４０重量部で
ある。添加量が２重量部未満であると、ポリ−Ｎ−ビニ
ルピロリドン及びポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドが可塑
化されず、水溶性粘着剤組成物の粘着力が低下する。
又、５０重量部を越えると、水溶性粘着剤組成物の凝集
力が低下し、粘着テープの保持力が悪くなる。水溶性可
塑剤の具体例としては、例えば、ソルビトール、マルチ
トールなどの糖：トリエタノールアミン、トリプロパノ
ールアミンなどのアルカノールアミン：ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールなどのポリエーテ
ルポリオールなどが挙げられる。これらの中で、糖、特
に、ソルビトールが、湿度が低くても、粘着力が良好で
あるが、これのみに限定されるものではない。
物の可塑性及び粘着力を調整する為に添加され、添加量
は、ポリエチレンイミン（ａ）１００重量部に対して、
２〜５０重量部であり、好ましくは、８〜４０重量部で
ある。添加量が２重量部未満であると、ポリ−Ｎ−ビニ
ルピロリドン及びポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドが可塑
化されず、水溶性粘着剤組成物の粘着力が低下する。
又、５０重量部を越えると、水溶性粘着剤組成物の凝集
力が低下し、粘着テープの保持力が悪くなる。水溶性可
塑剤の具体例としては、例えば、ソルビトール、マルチ
トールなどの糖：トリエタノールアミン、トリプロパノ
ールアミンなどのアルカノールアミン：ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールなどのポリエーテ
ルポリオールなどが挙げられる。これらの中で、糖、特
に、ソルビトールが、湿度が低くても、粘着力が良好で
あるが、これのみに限定されるものではない。
【００１５】本発明の水溶性粘着剤組成物の必須構成成
分は上記（ａ）、（ｂ）、（ｃ）成分からなるが、他の
成分として、必要に応じて、防錆剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、脱水剤等が配合されていても構わない。
分は上記（ａ）、（ｂ）、（ｃ）成分からなるが、他の
成分として、必要に応じて、防錆剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、脱水剤等が配合されていても構わない。
【００１６】本発明の水溶性粘着剤組成物は水、アルコ
ール、これらの混合物に溶解でき、これを溶剤として使
用できる。溶剤の使用量は、水溶性粘着剤組成物の各成
分が均一に溶解できるに足りる量であり、塗布工程の作
業性を考慮して、その濃度を適宜、定めることができ
る。更に、本発明の水溶性粘着剤組成物は、固形分のみ
で、無溶剤タイプのホットメルト粘着剤としても使用で
きる。
ール、これらの混合物に溶解でき、これを溶剤として使
用できる。溶剤の使用量は、水溶性粘着剤組成物の各成
分が均一に溶解できるに足りる量であり、塗布工程の作
業性を考慮して、その濃度を適宜、定めることができ
る。更に、本発明の水溶性粘着剤組成物は、固形分のみ
で、無溶剤タイプのホットメルト粘着剤としても使用で
きる。
【００１７】塗工方法としては、各種のロールコータ
ー、ナイフコーターなどによる基材への直接塗工のほか
に、離型処理した樹脂フィルム又は離型紙に塗工後、乾
燥させて粘着剤層を形成させた後、テープ基材に圧着・
転写する方法や溶剤を含まない水溶性粘着剤組成物を加
熱・溶融して、ホットメルト塗工する方法などが挙げら
れる。
ー、ナイフコーターなどによる基材への直接塗工のほか
に、離型処理した樹脂フィルム又は離型紙に塗工後、乾
燥させて粘着剤層を形成させた後、テープ基材に圧着・
転写する方法や溶剤を含まない水溶性粘着剤組成物を加
熱・溶融して、ホットメルト塗工する方法などが挙げら
れる。
【００１８】上記の耐熱マスキング用途に用いられるテ
ープ基材は、かなりの高温領域まで耐熱性が要求される
が、このような耐熱テープ基材として、例えば、耐熱樹
脂含浸クレープまたはフラット紙、ポリエチレン等の樹
脂をラミネートしたクレープまたはフラット紙（粘着剤
を介してラミネートしたものを含む）、不織布、和紙、
ポリエチレン等の樹脂をラミネートした和紙（粘着剤を
介してラミネートしたものを含む）、不織布、ポリエチ
レン等の樹脂をラミネートした不織布（粘着剤を介して
ラミネートしたものを含む）等の紙基材；ポリイミド系
フィルム、ポリエーテルエーテルケトン系フィルム、ア
ラミド系フィルム等のフィルム基材等が挙げられる。
ープ基材は、かなりの高温領域まで耐熱性が要求される
が、このような耐熱テープ基材として、例えば、耐熱樹
脂含浸クレープまたはフラット紙、ポリエチレン等の樹
脂をラミネートしたクレープまたはフラット紙（粘着剤
を介してラミネートしたものを含む）、不織布、和紙、
ポリエチレン等の樹脂をラミネートした和紙（粘着剤を
介してラミネートしたものを含む）、不織布、ポリエチ
レン等の樹脂をラミネートした不織布（粘着剤を介して
ラミネートしたものを含む）等の紙基材；ポリイミド系
フィルム、ポリエーテルエーテルケトン系フィルム、ア
ラミド系フィルム等のフィルム基材等が挙げられる。
【００１９】（作用）本発明の水溶性粘着剤組成物に於
いて、構成する（ａ）、（ｂ）、（ｃ）成分の作用を、
以下に、説明する。ポリエチレンイミン（ａ）は、水溶
性粘着剤組成物の粘着力の向上に寄与し、ポリ−Ｎ−ビ
ニルピロリドンとポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドとの混
合物（ｂ）は、水溶性粘着剤組成物の凝集力とハンダマ
スキング性を向上させ、粘着力と再剥離性のバランスを
調整する。又、水溶性可塑剤（ｃ）は、該組成物のポリ
マーを可塑化し、初期粘着力を向上させる役目をする。
いて、構成する（ａ）、（ｂ）、（ｃ）成分の作用を、
以下に、説明する。ポリエチレンイミン（ａ）は、水溶
性粘着剤組成物の粘着力の向上に寄与し、ポリ−Ｎ−ビ
ニルピロリドンとポリ−Ｎ−ビニルアセトアミドとの混
合物（ｂ）は、水溶性粘着剤組成物の凝集力とハンダマ
スキング性を向上させ、粘着力と再剥離性のバランスを
調整する。又、水溶性可塑剤（ｃ）は、該組成物のポリ
マーを可塑化し、初期粘着力を向上させる役目をする。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【００２１】実施例１〜６、比較例１〜８ 水溶性粘着剤組成物の製造 表１及び表２の配合表に従って、ポリエチレンイミン
（日本触媒（株）社製、商品名「エポミンＰ−１００
０」）、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドン（ＢＡＳＦ社製、
Ｋ−１２０、ＧＰＣによる重量平均分子量約２００
万）、ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミド（昭和電工（株）
社製、ＧＥ−１９１、ＧＰＣによる重量平均分子量約２
００万）、ヒドロキシプロピル化スターチ（松谷化学社
製、商品名「ソルビトーゼ６５０」）、ソルビトール
（東和化成工業社製、商品名「ソルビットＬ−７
０」）、イソプロピルアルコール、及び、イオン交換水
を配合したあと、充分に攪拌し、実施例及び比較例の水
溶性粘着剤組成物を得た。
（日本触媒（株）社製、商品名「エポミンＰ−１００
０」）、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドン（ＢＡＳＦ社製、
Ｋ−１２０、ＧＰＣによる重量平均分子量約２００
万）、ポリ−Ｎ−ビニルアセトアミド（昭和電工（株）
社製、ＧＥ−１９１、ＧＰＣによる重量平均分子量約２
００万）、ヒドロキシプロピル化スターチ（松谷化学社
製、商品名「ソルビトーゼ６５０」）、ソルビトール
（東和化成工業社製、商品名「ソルビットＬ−７
０」）、イソプロピルアルコール、及び、イオン交換水
を配合したあと、充分に攪拌し、実施例及び比較例の水
溶性粘着剤組成物を得た。
【００２２】上記水溶性粘着剤組成物の溶液を、耐熱樹
脂を片面にコートしたクレープ紙（坪量４５ｇ／ｍ2 ）
のコート面と逆側に塗工し、１１０℃オーブン中で、７
分間乾燥することにより、水溶性粘着剤の厚さ３０μｍ
のマスキング用粘着テープを得た。
脂を片面にコートしたクレープ紙（坪量４５ｇ／ｍ2 ）
のコート面と逆側に塗工し、１１０℃オーブン中で、７
分間乾燥することにより、水溶性粘着剤の厚さ３０μｍ
のマスキング用粘着テープを得た。
【００２３】評価項目及び評価法を以下に示す。 （粘着力）１８ｍｍ幅にカットしたマスキング用粘着テ
ープを、温度、湿度が２３℃×６０％ＲＨ、２３℃×３
０％ＲＨの部屋で、各々、ガラスエポキシ板に貼付し、
２０分間放置した後、１８０度角にて剥離し、粘着力を
読みとり結果を表１、表２に示した。
ープを、温度、湿度が２３℃×６０％ＲＨ、２３℃×３
０％ＲＨの部屋で、各々、ガラスエポキシ板に貼付し、
２０分間放置した後、１８０度角にて剥離し、粘着力を
読みとり結果を表１、表２に示した。
【００２４】（１２０℃ローラー後粘着力）上記と同様
（２３℃×６５％ＲＨ）に貼付けたサンプルを、更に１
２０℃のラミネーターを通過させて、圧着し２０分間放
置した後、１８０度角にて剥離し、粘着力を読みとり結
果を表１、表２に示した。
（２３℃×６５％ＲＨ）に貼付けたサンプルを、更に１
２０℃のラミネーターを通過させて、圧着し２０分間放
置した後、１８０度角にて剥離し、粘着力を読みとり結
果を表１、表２に示した。
【００２５】（ハンダマスキング性試験）２０ｍｍ巾に
カットしたマスキング用粘着テープをプリント基板上に
貼付し、更に、１２０℃のラミネーターを通過させて、
圧着し、ハンダマスキング性試験片を得た。これを攪拌
状態にある２５０℃ハンダ浴中に１０秒間浸漬すること
により、全端子数に対するハンダの浸み込みが認められ
た端子数の百分率を表１、表２に示した。
カットしたマスキング用粘着テープをプリント基板上に
貼付し、更に、１２０℃のラミネーターを通過させて、
圧着し、ハンダマスキング性試験片を得た。これを攪拌
状態にある２５０℃ハンダ浴中に１０秒間浸漬すること
により、全端子数に対するハンダの浸み込みが認められ
た端子数の百分率を表１、表２に示した。
【００２６】（ハンダ浸漬後糊残り性試験）ハンダマス
キング性試験後、粘着テープを剥離し、貼付面積に対す
る粘着剤残渣の量（面積）を測定し結果を表１、表２に
示した。
キング性試験後、粘着テープを剥離し、貼付面積に対す
る粘着剤残渣の量（面積）を測定し結果を表１、表２に
示した。
【００２７】（粘着剤残渣の水洗浄性試験）ガラスエポ
キシ板上に、実施例、比較例と同様の粘着剤層を形成し
た後、粘着剤層を別のガラスエポキシ板上で被覆した試
験片を準備した。これを２５０℃ハンダ浴中に１０秒間
浸漬後、ガラスエポキシ板上の粘着剤残渣をブラシによ
り、水中で洗浄し、洗浄不能な粘着剤の有無を確認し、
結果を表１、表２に示した。
キシ板上に、実施例、比較例と同様の粘着剤層を形成し
た後、粘着剤層を別のガラスエポキシ板上で被覆した試
験片を準備した。これを２５０℃ハンダ浴中に１０秒間
浸漬後、ガラスエポキシ板上の粘着剤残渣をブラシによ
り、水中で洗浄し、洗浄不能な粘着剤の有無を確認し、
結果を表１、表２に示した。
【００２８】
【表１】
【００２９】
【表２】
【００３０】
【発明の効果】本発明の水溶性粘着剤組成物は上述の通
りであり、得られる水溶性粘着剤組成物は長いポットラ
イフを持ち、塗布適性にも優れた粘稠液体で、低湿度条
件においても充分な初期粘着力を持ち、耐熱マスキング
性に優れ、熱履歴後の再剥離時に糊残りが少なく、且
つ、粘着剤残渣の水洗浄性が良好なものとなっている。
このためハンダマスキングに用いた場合、対ハンダのマ
スキング性に優れ、使用後の粘着剤残渣が水によって洗
浄でき、好適に機能する。
りであり、得られる水溶性粘着剤組成物は長いポットラ
イフを持ち、塗布適性にも優れた粘稠液体で、低湿度条
件においても充分な初期粘着力を持ち、耐熱マスキング
性に優れ、熱履歴後の再剥離時に糊残りが少なく、且
つ、粘着剤残渣の水洗浄性が良好なものとなっている。
このためハンダマスキングに用いた場合、対ハンダのマ
スキング性に優れ、使用後の粘着剤残渣が水によって洗
浄でき、好適に機能する。
Claims (1)
- 【請求項１】（ａ）ポリエチレンイミン１００重量部に
対し、（ｂ）ポリ−Ｎ−ビニルピロリドンとポリ−Ｎ−
ビニルアセトアミドとの混合物３０〜１３０重量部と、
（ｃ）糖、アルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリエーテルポリオールからなる群より選ばれる少
なくとも１種の水溶性可塑剤２〜５０重量部とが配合さ
れてなる水溶性粘着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33316295A JPH09169967A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 水溶性粘着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33316295A JPH09169967A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 水溶性粘着剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09169967A true JPH09169967A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18262990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33316295A Pending JPH09169967A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 水溶性粘着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09169967A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| MD2287C2 (ro) * | 2000-03-07 | 2004-06-30 | Е.Ф.П. ФЛОР ПРОДАКТС Фюсбёден Гм0 | Panou, în special panou pentru pardoseală |
| JP2018173549A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | リンテック株式会社 | 粘着性組成物、粘着剤、粘着シートおよび表示体 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33316295A patent/JPH09169967A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| MD2287C2 (ro) * | 2000-03-07 | 2004-06-30 | Е.Ф.П. ФЛОР ПРОДАКТС Фюсбёден Гм0 | Panou, în special panou pentru pardoseală |
| JP2018173549A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | リンテック株式会社 | 粘着性組成物、粘着剤、粘着シートおよび表示体 |
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