JPH09169697A - アクリル酸sec−ブチルの製造方法 - Google Patents
アクリル酸sec−ブチルの製造方法Info
- Publication number
- JPH09169697A JPH09169697A JP7334748A JP33474895A JPH09169697A JP H09169697 A JPH09169697 A JP H09169697A JP 7334748 A JP7334748 A JP 7334748A JP 33474895 A JP33474895 A JP 33474895A JP H09169697 A JPH09169697 A JP H09169697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- butene
- acrylic acid
- butyl acrylate
- reaction
- sec
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
−ブチルを製造することができるアクリル酸sec−ブ
チルの製造方法を提供する。 【構成】 アクリル酸とブテン−1、トランス−2−ブ
テン及びシス−2−ブテンから選ばれる少なくとも1種
のブテンとをスルホン酸基を含むイオン交換樹脂の存在
下で、反応温度が50〜120℃、反応圧力が3.0〜
9.5kg/cm 2、ブテン/アクリル酸のモル比が1
〜6で反応させるアクリル酸sec−ブチルの製造方
法。
Description
率よくアクリル酸sec−ブチルを製造する方法に関す
る。
を含むイオン交換樹脂の存在下で反応させてアクリル酸
sec−ブチルを製造する方法は特公平6−10464
5号公報に記載されている。しかしながら、ここに記載
されている方法は反応圧力が10〜30kg/cm2と
高く、また選択率が45〜95%と低いといった問題点
があり、更に選択率よくアクリル酸sec−ブチルを製
造する方法が要望されている。
て、選択率よくアクリル酸sec−ブチルを製造するこ
とができるアクリル酸sec−ブチルの製造方法を提供
することを目的とする。
成するために鋭意研究を重ねた結果、スルホン酸基を含
むイオン交換樹脂の存在下、特定の反応温度及び反応圧
力でアクリル酸と特定のブテンとを反応させることによ
りアクリル酸sec−ブチルを選択率よく製造すること
ができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
1、トランス−2−ブテン及びシス−2−ブテンから選
ばれる少なくとも1種のブテンとをスルホン酸基を含む
イオン交換樹脂の存在下で、反応温度が50〜120
℃、反応圧力が3.0〜9.5kg/cm2、ブテン/
アクリル酸のモル比が1〜6で反応させることを特徴と
するアクリル酸sec−ブチルの製造方法を提供するも
のである。
テン−1、トランス−2−ブテン及びシス−2−ブテン
から選ばれ、これらは単独で用いてもよいし、2種又は
3種の混合物として用いてもよい。
クリル酸)は1〜6とし、好ましくは2〜5とする。
基を含むイオン交換樹脂としては市販されているものを
使用することができる。具体的には、ロームアンドハー
ス社製のアンバーリスト15、アンバーリスト16等、
バイエル社製のK2441、K2461、K2661
等、ダウケミカル社製のダウエックス88、ダウエック
スMSC−1等が挙げられる。
20〜100m2/gのBET表面積、1000オング
ストロームの最大細孔直径、20〜80%の気孔率及び
0.5〜3ミリ当量/リットルのイオン交換容量を有す
るものが好適に用いられる。
量は、通常、アクリル酸に対して2〜20重量%、好ま
しくは4〜15重量%である。
槽のいずれの方式でも行われる。
0℃、好ましくは60〜100℃、更に好ましくは70
〜90℃とし、反応圧力を3.0〜9.5kg/c
m2、好ましくは5.0〜9.5kg/cm2とすること
が肝要である。反応温度、反応圧力がこの範囲外である
と高い選択率は得られない。反応圧力は反応温度、ブテ
ンとアクリル酸のモル比により大きく左右される。実際
には反応圧力が上記範囲になるように反応温度を制御す
ることが好ましい。また、ブテンの添加を分割して行う
ことによっても反応圧力を制御することができる。
アクリル酸エステルの重合禁止剤をアクリル酸に対して
10〜2,000wtppm添加することが好ましい。
これらの重合禁止剤としては、ヒドロキノン、フェノチ
アジン、酸素、ヒドロキノンモノメチルエーテル等を挙
げることができる。重合禁止剤を添加することによりア
クリル酸及びアクリル酸エステルの重合を防止すること
ができる。
て本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
ル酸を表1に示す量、及びヒドロキノン(重合禁止剤)
をアクリル酸に対して1000wtppm入れ、液体の
1−ブテンを表1に示す量導入し、加熱を開始した。表
1に示す反応温度の低い温度まで加熱して反応を開始さ
せた後、徐々に表1に示す高い温度まで温度を上げ、表
1に示す反応圧力の範囲内で3時間反応を行った。
ブテンを除去し、反応液をガスクロマトグラフィーにて
分析し、アクリル酸の転化率、アクリル酸sec−ブチ
ルの選択率、収率を求めた。選択率、転化率を表2に、
収率を表1に示す。
等の原料として有用なアクリル酸sec−ブチルを3.
0〜9.5kg/cm2という低圧で、98.0〜9
9.5%という高選択率で製造することができ、その工
業的価値は極めて大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 アクリル酸とブテン−1、トランス−2
−ブテン及びシス−2−ブテンから選ばれる少なくとも
1種のブテンとをスルホン酸基を含むイオン交換樹脂の
存在下で、反応温度が50〜120℃、反応圧力が3.
0〜9.5kg/cm2、ブテン/アクリル酸のモル比
が1〜6で反応させることを特徴とするアクリル酸se
c−ブチルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334748A JPH09169697A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | アクリル酸sec−ブチルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334748A JPH09169697A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | アクリル酸sec−ブチルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09169697A true JPH09169697A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18280793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7334748A Pending JPH09169697A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | アクリル酸sec−ブチルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09169697A (ja) |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP7334748A patent/JPH09169697A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5883028A (ja) | ポリテトラメチレングリコ−ルの製造方法 | |
WO1981000846A1 (en) | The use of perfluorosulfonic acid resins as catalysts for preparing esters | |
CA2036720C (en) | Process for obtaining sec-butyl acrylate | |
JPH09169697A (ja) | アクリル酸sec−ブチルの製造方法 | |
EP0579153A2 (en) | Process for producing tertiary alcohol, and for preparing catalyst therefor | |
JP2947602B2 (ja) | 低級脂肪酸エステルの製造方法 | |
CN105712818B (zh) | 一种mtbe和tba混合料制备异丁烯的方法 | |
CN105712830B (zh) | 一种异丁烯的制备方法 | |
US5104845A (en) | Group 1 metalloaluminum borates | |
US6140533A (en) | Process for producing sec-butyl acrylate | |
JPH04139148A (ja) | 低級脂肪酸エステルの製造方法 | |
JP2850636B2 (ja) | 低級脂肪酸エステルの製造法 | |
JP3261731B2 (ja) | 低級脂肪酸エステルの製造方法 | |
CN105712831B (zh) | 一种甲基叔丁基醚和叔丁醇混合料制异丁烯的方法 | |
JP3020489B2 (ja) | 低級脂肪酸エステルの製造方法 | |
JP3126189B2 (ja) | カルボン酸ブチルエステルの製造方法 | |
JPS63250336A (ja) | プロピレングリコ−ル第3ブチルエ−テルの製造方法 | |
JP2910296B2 (ja) | 低級脂肪酸エステルの製造方法 | |
CN105712829B (zh) | Mtbe和tba混合料制备异丁烯的方法 | |
JP3062752B1 (ja) | ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法 | |
JP3147500B2 (ja) | 酢酸エチルとエチルアルコールの製造法 | |
JP3757969B2 (ja) | 第3級アルコールの製造法 | |
JP3508164B2 (ja) | 第3級アルコールの製造法及びその触媒の製造法 | |
JPH10101606A (ja) | 1,2−ブタンジオールモノ−t−ブチルエーテルの製造方法 | |
CN112939772A (zh) | 一种制备二醋酸甘油酯的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041012 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |