JPH09169652A - 水性液状組成物 - Google Patents
水性液状組成物Info
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- JPH09169652A JPH09169652A JP7348318A JP34831895A JPH09169652A JP H09169652 A JPH09169652 A JP H09169652A JP 7348318 A JP7348318 A JP 7348318A JP 34831895 A JP34831895 A JP 34831895A JP H09169652 A JPH09169652 A JP H09169652A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 グリチルリチン酸及び/又はその塩類
と、カルシウムイオンを含有する薬物とを含有してなる
水性液状組成物に水溶性アルカリ金属塩及び水溶性マグ
ネシウム塩から選ばれる少なくとも1種を配合したこと
を特徴とする水性液状組成物。 【効果】 本発明によれば、グリチルリチン酸類とカル
シウムイオンを含有する薬物の共存する水性液状組成物
中に、水溶性のアルカリ金属塩又はマグネシウム塩から
選ばれる少なくとも1種を配合したことにより、グリチ
ルリチン酸類とカルシウムイオンの結合によって生じる
濁りや沈澱の生成を抑制し、薬物の有効性を損なうこと
なく、長期にわたって外観の安定性を維持することがで
きる。
と、カルシウムイオンを含有する薬物とを含有してなる
水性液状組成物に水溶性アルカリ金属塩及び水溶性マグ
ネシウム塩から選ばれる少なくとも1種を配合したこと
を特徴とする水性液状組成物。 【効果】 本発明によれば、グリチルリチン酸類とカル
シウムイオンを含有する薬物の共存する水性液状組成物
中に、水溶性のアルカリ金属塩又はマグネシウム塩から
選ばれる少なくとも1種を配合したことにより、グリチ
ルリチン酸類とカルシウムイオンの結合によって生じる
濁りや沈澱の生成を抑制し、薬物の有効性を損なうこと
なく、長期にわたって外観の安定性を維持することがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリチルリチン酸
やその塩類と各種カルシウムイオン含有薬物とを含有し
た医薬品、化粧料などの水性液状組成物に関し、更に詳
述すると、グリチルリチン酸やその塩類がカルシウムイ
オン含有薬物と反応して濁り、沈澱が生じることが防止
された、保存安定性に優れた水性液状組成物に関する。
やその塩類と各種カルシウムイオン含有薬物とを含有し
た医薬品、化粧料などの水性液状組成物に関し、更に詳
述すると、グリチルリチン酸やその塩類がカルシウムイ
オン含有薬物と反応して濁り、沈澱が生じることが防止
された、保存安定性に優れた水性液状組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】グリチ
ルリチン酸類(グリチルリチン酸、グリチルリチン酸塩
類)は、人間又は動物に対する抗炎症作用を有してお
り、その用途は、外皮用薬、口腔ケア剤のみならず内服
分野等、様々な炎症性疾患の治療もしくは炎症の緩和、
予防に用いられている。
ルリチン酸類(グリチルリチン酸、グリチルリチン酸塩
類)は、人間又は動物に対する抗炎症作用を有してお
り、その用途は、外皮用薬、口腔ケア剤のみならず内服
分野等、様々な炎症性疾患の治療もしくは炎症の緩和、
予防に用いられている。
【0003】一方、カルシウムイオンは多くの薬物と結
合し難溶性の塩を形成することが知られており、グリチ
ルリチン酸類もカルシウムイオンとの結合によって難溶
性の塩を形成し、水への溶解性が著しく低下する結果、
水性液状組成物に濁りや沈澱を生じ、本来グリチルリチ
ン酸類のもつ効果を十分に示さず、また経時における外
観の安定性が保たれない問題があった。
合し難溶性の塩を形成することが知られており、グリチ
ルリチン酸類もカルシウムイオンとの結合によって難溶
性の塩を形成し、水への溶解性が著しく低下する結果、
水性液状組成物に濁りや沈澱を生じ、本来グリチルリチ
ン酸類のもつ効果を十分に示さず、また経時における外
観の安定性が保たれない問題があった。
【0004】従来、これら濁りや沈澱の生成を解決する
目的で乳化、可溶化による手段がとられ、これらの手段
を行う技術として主に活性剤の配合が不可欠であるた
め、現在多くの製剤に様々な活性剤が使用されている。
目的で乳化、可溶化による手段がとられ、これらの手段
を行う技術として主に活性剤の配合が不可欠であるた
め、現在多くの製剤に様々な活性剤が使用されている。
【0005】しかしながら、活性剤の多くは少なからず
刺激性を有しており、活性剤を用いた製剤的に安定な組
成であっても、例えば、外皮用化粧料のように連用し使
用されることの多い商品では、抗炎症作用とは逆に、痒
み、発赤を起こすこともあり、これらの手段では、本来
グリチルリチン酸類のもつ効果を充分に発揮できない欠
点があった。
刺激性を有しており、活性剤を用いた製剤的に安定な組
成であっても、例えば、外皮用化粧料のように連用し使
用されることの多い商品では、抗炎症作用とは逆に、痒
み、発赤を起こすこともあり、これらの手段では、本来
グリチルリチン酸類のもつ効果を充分に発揮できない欠
点があった。
【0006】本発明は、上記事情を改善したもので、グ
リチルリチン酸類とカルシウムイオンが共存する水性液
状組成物中において、経時において生成される濁りや沈
澱を抑制し、外観の安定性の向上のみならず、製剤とし
てグリチルリチン酸類の有効性発現に優れた水性液状組
成物を提供することを目的とする。
リチルリチン酸類とカルシウムイオンが共存する水性液
状組成物中において、経時において生成される濁りや沈
澱を抑制し、外観の安定性の向上のみならず、製剤とし
てグリチルリチン酸類の有効性発現に優れた水性液状組
成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成し、グリチルリチン酸類とカ
ルシウムイオンによる難溶性塩の溶解性の改善について
鋭意検討を重ねた結果、水溶性のアルカリ金属塩又はマ
グネシウム塩から選ばれる少なくとも1種を水性液状組
成物中に配合することで、活性剤を用いた乳化、可溶化
と全く異なった作用機作によってグリチルリチン酸類と
カルシウムイオンとによる濁りや沈澱の生成が抑制さ
れ、有効性発現に優れた製剤を得ることができることを
知見し、本発明をなすに至った。
発明者は、上記目的を達成し、グリチルリチン酸類とカ
ルシウムイオンによる難溶性塩の溶解性の改善について
鋭意検討を重ねた結果、水溶性のアルカリ金属塩又はマ
グネシウム塩から選ばれる少なくとも1種を水性液状組
成物中に配合することで、活性剤を用いた乳化、可溶化
と全く異なった作用機作によってグリチルリチン酸類と
カルシウムイオンとによる濁りや沈澱の生成が抑制さ
れ、有効性発現に優れた製剤を得ることができることを
知見し、本発明をなすに至った。
【0008】従って、本発明は、グリチルリチン酸及び
/又はその塩類と、カルシウムイオンを含有する薬物と
を含有してなる水性液状組成物に水溶性アルカリ金属塩
及び水溶性マグネシウム塩から選ばれる少なくとも1種
を配合したことを特徴とする水性液状組成物を提供す
る。
/又はその塩類と、カルシウムイオンを含有する薬物と
を含有してなる水性液状組成物に水溶性アルカリ金属塩
及び水溶性マグネシウム塩から選ばれる少なくとも1種
を配合したことを特徴とする水性液状組成物を提供す
る。
【0009】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明に用いるグリチルリチン酸類としては、例えばグリチ
ルリチン酸、グリチルリチン酸モノカリウム、グリチル
リチン酸二カリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、
グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸モノ
アンモニウム、グリチルリチン酸二アンモニウム等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。更に、
甘草エキス等のグリチルリチン酸類を含有するものを含
み、これらのグリチルリチン酸類はその1種を単独で又
は2種以上を併用して配合することができる。また使用
濃度は、特に限定されるものではないが、好ましくは組
成物中0.01〜5重量%の範囲である。
明に用いるグリチルリチン酸類としては、例えばグリチ
ルリチン酸、グリチルリチン酸モノカリウム、グリチル
リチン酸二カリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、
グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸モノ
アンモニウム、グリチルリチン酸二アンモニウム等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。更に、
甘草エキス等のグリチルリチン酸類を含有するものを含
み、これらのグリチルリチン酸類はその1種を単独で又
は2種以上を併用して配合することができる。また使用
濃度は、特に限定されるものではないが、好ましくは組
成物中0.01〜5重量%の範囲である。
【0010】次に、本発明のカルシウムイオンを含有す
る薬物としては、好ましくは生薬抽出物、海藻抽出物、
動物抽出物のような天然物由来の天然抽出物で、カルシ
ウムイオンを含有するものである。この天然抽出物の具
体例としては、アロエ抽出物、ワカメ等の海藻抽出エキ
スが挙げられる。また、カルシウムイオンを含有する薬
物として、有機カルシウム塩、例えば、パントテン酸カ
ルシウム、アスパラギン酸カルシウム、乳酸カルシウ
ム、グルコン酸カルシウム等の有機カルシウム塩が挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。更に、この
他に、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硝酸カルシウム等の無機カルシウム塩も使用できる
が、本発明では、特に、天然抽出物を用いた場合、本発
明の効果が顕著である。カルシウムイオンを含有する薬
物の使用濃度は、カルシウムイオンとして組成物中0.
001〜0.5重量%であることが好ましい。
る薬物としては、好ましくは生薬抽出物、海藻抽出物、
動物抽出物のような天然物由来の天然抽出物で、カルシ
ウムイオンを含有するものである。この天然抽出物の具
体例としては、アロエ抽出物、ワカメ等の海藻抽出エキ
スが挙げられる。また、カルシウムイオンを含有する薬
物として、有機カルシウム塩、例えば、パントテン酸カ
ルシウム、アスパラギン酸カルシウム、乳酸カルシウ
ム、グルコン酸カルシウム等の有機カルシウム塩が挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。更に、この
他に、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硝酸カルシウム等の無機カルシウム塩も使用できる
が、本発明では、特に、天然抽出物を用いた場合、本発
明の効果が顕著である。カルシウムイオンを含有する薬
物の使用濃度は、カルシウムイオンとして組成物中0.
001〜0.5重量%であることが好ましい。
【0011】本発明は、上記のグリチルリチン酸類とカ
ルシウムイオン含有薬物とを含む水性液状組成物に水溶
性アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)塩
及び/又は水溶性マグネシウム塩を添加するもので、こ
の場合、これらの塩は無機の塩でも有機の塩でもよい。
無機の塩としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸マグネシウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリ
ウム、リン酸マグネシウム、酢酸ナトリウム等が挙げら
れる。有機の塩としては、アルカリ金属又はマグネシウ
ムの有機の硫酸エステル塩、リン酸エステル塩、スルホ
ン酸塩、カルボン酸塩等が挙げられるが、有機酸塩はそ
れ自身がCaと結合して濁りや沈澱を生じるものもあ
り、好ましくは無機化合物であり、より好ましくは塩化
ナトリウム、塩化カリウムが用いられる。また使用濃度
は、特に限定されるものではないが、製剤中Ca濃度と
等濃度以上であることが好ましく、より好ましくはCa
濃度の10倍重量以上である。
ルシウムイオン含有薬物とを含む水性液状組成物に水溶
性アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)塩
及び/又は水溶性マグネシウム塩を添加するもので、こ
の場合、これらの塩は無機の塩でも有機の塩でもよい。
無機の塩としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸マグネシウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリ
ウム、リン酸マグネシウム、酢酸ナトリウム等が挙げら
れる。有機の塩としては、アルカリ金属又はマグネシウ
ムの有機の硫酸エステル塩、リン酸エステル塩、スルホ
ン酸塩、カルボン酸塩等が挙げられるが、有機酸塩はそ
れ自身がCaと結合して濁りや沈澱を生じるものもあ
り、好ましくは無機化合物であり、より好ましくは塩化
ナトリウム、塩化カリウムが用いられる。また使用濃度
は、特に限定されるものではないが、製剤中Ca濃度と
等濃度以上であることが好ましく、より好ましくはCa
濃度の10倍重量以上である。
【0012】本発明の組成物は、グリチルリチン酸類と
カルシウムイオンを含有する薬物の共存する製剤中に、
水溶性のアルカリ金属塩又はマグネシウム塩から選ばれ
る少なくとも1種が配合されたものであれば、他の添加
物は特に限定されるものではない。
カルシウムイオンを含有する薬物の共存する製剤中に、
水溶性のアルカリ金属塩又はマグネシウム塩から選ばれ
る少なくとも1種が配合されたものであれば、他の添加
物は特に限定されるものではない。
【0013】他の添加物として、例えば、グリセリン、
エタノール等の溶解助剤、メントール等の清涼化剤、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、コラーゲン、ヒアルロン酸等の高分子剤、EDT
A等のキレート剤、この他色素、香料、防腐剤、甘味剤
等が挙げられる。また、種々の活性剤の配合も可能であ
るが、配合量は必要最小限の配合にとどめることが好ま
しく、より好ましくは無配合である。同様に、製造方法
も特に限定されるものではないが、化粧料及び医薬品な
どとして使用する場合、製剤のpHは4〜9の範囲にあ
ることが好ましい。
エタノール等の溶解助剤、メントール等の清涼化剤、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、コラーゲン、ヒアルロン酸等の高分子剤、EDT
A等のキレート剤、この他色素、香料、防腐剤、甘味剤
等が挙げられる。また、種々の活性剤の配合も可能であ
るが、配合量は必要最小限の配合にとどめることが好ま
しく、より好ましくは無配合である。同様に、製造方法
も特に限定されるものではないが、化粧料及び医薬品な
どとして使用する場合、製剤のpHは4〜9の範囲にあ
ることが好ましい。
【0014】本発明の組成物は、グリチルリチン酸類が
配合された化粧料、医薬品、医薬部外品の分野に適応さ
れ、外皮用化粧料、外皮用医薬品のほか、例えば口腔内
ケア用品、内服ドリンク剤、点眼薬などに応用できる。
配合された化粧料、医薬品、医薬部外品の分野に適応さ
れ、外皮用化粧料、外皮用医薬品のほか、例えば口腔内
ケア用品、内服ドリンク剤、点眼薬などに応用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、グリチルリチン酸類と
カルシウムイオンを含有する薬物の共存する水性液状組
成物中に、水溶性のアルカリ金属塩又はマグネシウム塩
から選ばれる少なくとも1種を配合したことにより、グ
リチルリチン酸類とカルシウムイオンの結合によって生
じる濁りや沈澱の生成を抑制し、薬物の有効性を損なう
ことなく、長期にわたって外観の安定性を維持すること
ができる。
カルシウムイオンを含有する薬物の共存する水性液状組
成物中に、水溶性のアルカリ金属塩又はマグネシウム塩
から選ばれる少なくとも1種を配合したことにより、グ
リチルリチン酸類とカルシウムイオンの結合によって生
じる濁りや沈澱の生成を抑制し、薬物の有効性を損なう
ことなく、長期にわたって外観の安定性を維持すること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
【0017】〔実施例1,2、比較例1〕表1に示す処
方の製剤を調製し、透明容器に充填して40℃で1ヶ月
保存した後、外観の安定性(濁りや沈澱の有無)につい
て評価した。また、保存品をフィルター(網目0.45
μ)に通し、ろ液中のグリチルリチン酸二カリウム含量
変化について測定した(グリチルリチン酸二カリウム:
丸善製薬(株)製)。なお、グリチルリチン酸二カリウ
ム含有量は、配合したグリチルリチン酸二カリウム量を
100%として求めた。なお、実施例1,2は、外皮用
薬として好適に利用できる。
方の製剤を調製し、透明容器に充填して40℃で1ヶ月
保存した後、外観の安定性(濁りや沈澱の有無)につい
て評価した。また、保存品をフィルター(網目0.45
μ)に通し、ろ液中のグリチルリチン酸二カリウム含量
変化について測定した(グリチルリチン酸二カリウム:
丸善製薬(株)製)。なお、グリチルリチン酸二カリウ
ム含有量は、配合したグリチルリチン酸二カリウム量を
100%として求めた。なお、実施例1,2は、外皮用
薬として好適に利用できる。
【0018】
【表1】
【0019】〔実施例3,4、比較例2〕表2に示す処
方の製剤を調製し、上記と同様にして外観の安定性(濁
りや沈澱の有無)及び含量変化について評価した。な
お、実施例3,4は、外皮用薬として好適に利用でき
る。
方の製剤を調製し、上記と同様にして外観の安定性(濁
りや沈澱の有無)及び含量変化について評価した。な
お、実施例3,4は、外皮用薬として好適に利用でき
る。
【0020】
【表2】 (*1)アロエ抽出物は、キダチアロエを水にて抽出、
精製したもので、アロエ抽出物中にシュウ酸カルシウム
など、カルシウム分を約5%含有する。
精製したもので、アロエ抽出物中にシュウ酸カルシウム
など、カルシウム分を約5%含有する。
【0021】 〔実施例5〕内服ドリンク剤 グリチルリチン酸ジカリウム 0.2重量% グルコン酸カルシウム 0.4 NaCl 0.5 白糖 2.0 フレーバー 0.5 ショ糖脂肪酸エステル 0.2 安息香酸ナトリウム 0.1精製水 残 量 計 100.0重量% それぞれの成分を精製水に溶解し、ドリンク剤を調製し
た。本品について外観の安定性を観察した結果、長期に
わたり濁りや沈澱を認めなかった。
た。本品について外観の安定性を観察した結果、長期に
わたり濁りや沈澱を認めなかった。
【0022】 〔実施例6〕外皮用化粧料 グリチルリチン酸ジカリウム 0.5重量% 海藻抽出エキス(*2) 1.0 NaCl 1.0 アラントイン 0.1 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 グリセリン 3.0 フェノキシエタノール 0.3精製水 残 量 計 100.0重量% (*2)海藻抽出エキスは、ワカメを水にて抽出、精製したものを示す。 それぞれの成分を精製水に溶解し、ローション剤を調製
した。本品について外観の安定性を観察した結果、長期
にわたり濁りや沈澱を認めなかった。
した。本品について外観の安定性を観察した結果、長期
にわたり濁りや沈澱を認めなかった。
【0023】 〔実施例7〕点眼薬 グリチルリチン酸ジカリウム 0.25重量% パントテン酸カルシウム 0.2 メチル硫酸ネオスチグミン 0.005 NaCl 0.9 プロピレングリコール 1.0 l−メントール 0.02 グリセリン 3.0 塩化ベンザルコニウム 0.01 TO−10 0.3 NaOH 適 量精製水 残 量 計 100.0重量% それぞれの成分を精製水に溶解し、NaOHにてpHを
7.0に調製した。本品について外観の安定性を観察し
た結果、長期にわたり濁りや沈澱を認めなかった。
7.0に調製した。本品について外観の安定性を観察し
た結果、長期にわたり濁りや沈澱を認めなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/08 A61K 9/08 E ABL ABLV 33/06 33/06 47/02 47/02 J (72)発明者 松田 賢治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 グリチルリチン酸及び/又はその塩類
と、カルシウムイオンを含有する薬物とを含有してなる
水性液状組成物に水溶性アルカリ金属塩及び水溶性マグ
ネシウム塩から選ばれる少なくとも1種を配合したこと
を特徴とする水性液状組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7348318A JPH09169652A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 水性液状組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7348318A JPH09169652A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 水性液状組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09169652A true JPH09169652A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18396230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7348318A Pending JPH09169652A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 水性液状組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09169652A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004505028A (ja) * | 2000-07-28 | 2004-02-19 | シンクレア ファーマシューティカルズ リミテッド | 粘膜炎、口内炎およびベーチェット症候群などの湿性上皮表面の疼痛性、炎症性および潰瘍性症状の治療のための医薬組成物 |
JP2004175672A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-24 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | グリチルリチン酸含有経口用液剤 |
WO2004071516A1 (ja) * | 2003-02-17 | 2004-08-26 | Immuno Japan Inc. | グリチルリチン含有経皮製剤 |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP7348318A patent/JPH09169652A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004505028A (ja) * | 2000-07-28 | 2004-02-19 | シンクレア ファーマシューティカルズ リミテッド | 粘膜炎、口内炎およびベーチェット症候群などの湿性上皮表面の疼痛性、炎症性および潰瘍性症状の治療のための医薬組成物 |
JP2004175672A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-24 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | グリチルリチン酸含有経口用液剤 |
WO2004071516A1 (ja) * | 2003-02-17 | 2004-08-26 | Immuno Japan Inc. | グリチルリチン含有経皮製剤 |
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