JPH09168861A - ガラスろう付用加熱炉 - Google Patents

ガラスろう付用加熱炉

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Publication number
JPH09168861A
JPH09168861A JP33172495A JP33172495A JPH09168861A JP H09168861 A JPH09168861 A JP H09168861A JP 33172495 A JP33172495 A JP 33172495A JP 33172495 A JP33172495 A JP 33172495A JP H09168861 A JPH09168861 A JP H09168861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
brazing
inert gas
heating furnace
holder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33172495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoaki Kusano
豊昭 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP33172495A priority Critical patent/JPH09168861A/ja
Publication of JPH09168861A publication Critical patent/JPH09168861A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実なろう付ができるようにしたガラスろう
付用加熱炉。 【解決手段】 ガラスろう付用加熱炉の底面に下面が固
定された筒形の保持具、同保持具の上端面上に同軸に乗
せられ穴を持つ板2、同穴に挿入され上面周囲にペース
ト状のガラスろうを盛られた棒3、先端が加熱炉の底面
から保持具の筒内に挿入された第1の真空および不活性
ガス供給管17、先端が加熱炉に挿入された第2の真空
および不活性ガス供給管16、穴部の観察窓18を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腐食性薬品を用い
る二次電池のアルミナ同士の接合及びアルミナと金属等
の接合に適用されるガラスろう付用加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラスろう付用加熱炉を図5〜図
7により説明する。
【0003】図5にて、加熱炉1は周囲に加熱用電極棒
15を持つ。また上面には2つに分岐し、その1つが真
空計9と真空バルブ7を持ち真空ポンプにつながれ、他
が圧力計とバルブ11を持ち不活性ガス源につながれた
真空および不活性ガス管16がつながれている。
【0004】加熱炉1の底面には通気孔bを持つ筒形の
保持具7が垂直に配置される。図6に示すように、保持
具6aの上端面上に、中央に穴aを持つ円盤形のセラミ
ックスの被ろう付対象の板2が乗せられる。また穴aと
同軸に被ろう付対象の円筒形のセラミックスまたは金属
の棒3が挿入配置される。穴aの上面周囲にはペースト
状のガラスろう5が盛られている。
【0005】以上において真空バルブ7の操作にて炉内
を真空にし、真空計9で所定の真空度を確認する。
【0006】次に真空用バルブ7を閉め不活性ガス注入
バルブ11の操作により、圧力計13で確認しながら加
熱炉1内を不活性ガスで大気圧に満たす。その後、加熱
用電極棒15にて所定の温度に加熱し、被接合物を接合
する。ろう付後のガラスろう5は図7に示すように、ろ
う付用すきまへ完全に浸透してなく上部のみで接合して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置によるろ
う付では、ろう付部のすきまをガラスろうが浸透しきっ
ていないために、品質的に必ずしも良好ではなく、ろう
付部の気密性及び強度が低下するという問題点があっ
た。
【0008】これらは、ガラスろう材の物性に起因す
る。即ち、ガラスろうは、加熱すると軟化するのみで液
化はしない。したがってガラスろうの流動性が悪いため
に、ろう付用すきまへの浸透が困難であるためである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0010】すなわち、周囲に加熱棒を有するガラスろ
う付用加熱炉において、上記ガラスろう付用加熱炉の底
面に下面が固定された筒形の保持具と、同保持具の上端
面上に同軸に乗せられ穴を持つ板形の第1のろう付対象
と、同第1のろう付対象の穴に挿入され同穴の上面周囲
にペースト状のガラスろうを盛られた棒状の第2のろう
付対象と、先端が上記加熱炉の底面から上記保持具の筒
内に挿入された第1の真空および不活性ガス供給手段
と、先端が上記加熱炉に挿入された第2の真空および不
活性ガス供給手段と、上記加熱炉に設けられた上記穴部
の観察窓とを設ける。
【0011】以上において、第1および第2のろう付対
象をガラスろう付する場合、第1および第2の真空およ
び不活性ガス供給手段により、加熱炉内および保持具内
を真空後、不活性ガスを満たす。その後、ガラスろうを
加熱により軟化させる。
【0012】そして、第1および第2の真空および不活
性ガス供給手段により、保持具内が低くなり、軟化した
ガラスろうが穴と第2のろう付対象の周面に一様に流れ
込むよう、観察窓から見ながら差圧を与える。加熱は適
当なときに停止する。その後差圧をゼロとして、取出
す。
【0013】このようにして、第2のろう付対象の表面
と第1のろう付対象の穴面間が一様にガラスろう付さ
れ、信頼性の高いろう接合がえられる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1〜図
4により説明する。
【0015】なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
【0016】図1にて、加熱炉1の底面上に筒形で上端
面に段差凹を持つ保持具6が気密に固定される。段差凹
面cは精密に平面仕上げ加工されている。段差凹面上に
は円盤形の中央に穴を持つろう付対象の板2が乗せられ
る。板2下面の当り部は精密に平面仕上げ加工されてい
る。板2の穴aには同軸に円筒形の棒3が挿入され、図
2に示すように上面周囲にはペースト状のガラスろう5
が盛られている。
【0017】加熱炉1の底面から保持具6の筒内に真空
および不活性ガス供給管17の先端が挿入されている。
真空および不活性ガス供給管17は分岐しその一方は真
空計10と真空バルブ8を経て真空ポンプにつながれて
いる。他方は圧力計14とバルブ12を経て不活性ガス
源につながれる。これらが第1の真空および不活性ガス
供給手段である。第2のものは従来通り設けられてい
る。
【0018】また加熱炉1の上面の左右にはろう付部の
観察窓18が設けられる。
【0019】以上において、真空バルブ7、8の操作に
て真空にし、真空計9、10で所定の真空度を確認す
る。次に真空バルブを閉め、不活性ガス注入バルブ1
1、12の操作で不活性ガスを圧力計13、14で確認
しながら大気圧に満たす。
【0020】その後、加熱用電極棒15にて所定の温度
まで加熱し終えたら、軟化したガラスろう5を、穴aの
すきまへ強制的に浸透させるために次の操作をする。
【0021】まず観察用窓18より、ろう付部を観察し
ながら、真空バルブ8にて保持具6内を吸引する。この
時、軟化したガラスろう5が穴aのすきまへ流れ込まな
い場合は、更に不活性ガス注入バルブ11の操作で加圧
し、保持具6内外の圧力差を大にする。以上の操作によ
り、穴aのすきまへ軟化したガラスろう5が浸透する。
【0022】ろう付け後のろう付部の断面を図3に示
す。ろう付後のろう付用すきまには、ガラスろうが完全
に浸透していて、完全なろう付けが行われている。図4
はろう付け後の完成品を示す。
【0023】なお、上記で保持具6と板2の接触面は両
者共精密な仕上げで加工されているため、気密性がえら
れ十分な差圧を加えることが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
穴を持つ板と棒とのガラスろう付けが浸透性よく完全に
行われ、信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の部分破面斜視図であ
る。
【図2】同一形態の図1のA部の詳細図である。
【図3】同一形態の作用説明図である。
【図4】同一形態の作用説明図である。
【図5】従来例の部分破面斜視図である。
【図6】同従来例の図5のB部の詳細図である。
【図7】同従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 加熱炉 2 円盤形状の板(ろう付対象) 3 円筒形状の棒(ろう付対象) 5 ガラスろう 6、6a 保持具 7、8 真空バルブ 9、10 真空計 11、12 不活性ガス注入バルブ 13、14 圧力計 15 加熱用電極棒 16、17 真空および不活性ガス供給管 18 観察窓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に加熱棒を有するガラスろう付用加
    熱炉において、上記ガラスろう付用加熱炉の底面に下面
    が固定された筒形の保持具と、同保持具の上端面上に同
    軸に乗せられ穴を持つ板形の第1のろう付対象と、同第
    1のろう付対象の穴に挿入され同穴の上面周囲にペース
    ト状のガラスろうを盛られた棒状の第2のろう付対象
    と、先端が上記加熱炉の底面から上記保持具の筒内に挿
    入された第1の真空および不活性ガス供給手段と、先端
    が上記加熱炉に挿入された第2の真空および不活性ガス
    供給手段と、上記加熱炉に設けられた上記穴部の観察窓
    とを備えてなることを特徴とするガラスろう付用加熱
    炉。
JP33172495A 1995-12-20 1995-12-20 ガラスろう付用加熱炉 Withdrawn JPH09168861A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33172495A JPH09168861A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ガラスろう付用加熱炉

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JP33172495A JPH09168861A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ガラスろう付用加熱炉

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JPH09168861A true JPH09168861A (ja) 1997-06-30

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ID=18246894

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JP33172495A Withdrawn JPH09168861A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ガラスろう付用加熱炉

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310428A (ja) * 2001-04-06 2002-10-23 Bosch Automotive Systems Corp セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法
CN101804489A (zh) * 2010-04-23 2010-08-18 山东高唐杰盛半导体科技有限公司 直热式真空焊接炉
CN105458437A (zh) * 2015-12-29 2016-04-06 哈尔滨工业大学 一种阳极氧化辅助的低温玻璃钎焊方法

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Effective date: 20030304