JPH09168827A - 絞り成形法 - Google Patents

絞り成形法

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JPH09168827A
JPH09168827A JP7348409A JP34840995A JPH09168827A JP H09168827 A JPH09168827 A JP H09168827A JP 7348409 A JP7348409 A JP 7348409A JP 34840995 A JP34840995 A JP 34840995A JP H09168827 A JPH09168827 A JP H09168827A
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Tatsu Miyashita
宮下達
Hideo Itakura
板倉英夫
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Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パンチとダイスを使用した型に代え、安価な型
によって絞り成形をすること、パンチと液圧による対向
液圧成形法より生産性を向上させる。 【解決手段】得ようとする絞り部品の外形形状に対応す
る内形形状のダイスを有する成形型を2組用意し、この
第1、第2成形型1、2を対面して配置し、この間に絞
り部品の素材である第1ブランク材5と加圧流体を供給
するプレート6あるいは供給口部材と第2ブランク材7
を順に挟み込み、プレス機械によりさらにこれらを加圧
状態で保持し、プレート6と各ブランク材5、7の間に
加圧流体を供給して各ブランク材5、7に液圧を作用さ
せる。各ブランク材5、7は液圧により変形し各ダイス
内面に押し付けられて絞り成形され、得ようとする絞り
部品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】板状のブランク材を絞り成形
して、得ようとする絞り部品を得る作業に使用する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術には、パンチとダイスを
使用して絞り成形する一般的な絞り成形法が、第2の従
来技術には、パンチと液圧を使用して成形する対向液圧
成形法、例えば特開昭59−56925がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
パンチとダイスの両方が必要となる。少量しか生産しな
い場合は、パンチのみで成形可能な第2の従来技術に比
べて、型費が高価になる。また、これらの従来の技術で
は、1回の作業で1個の絞り部品しか得られない。
【0004】
【課題を解決するための手段】パンチを使用せず、ダイ
スと液圧を利用して成形することにより型費を安価にす
る。自動車等の製品に使用する部品は、勝手違いの絞り
部品を両方とも使用するものが多く、このような場合
に、特に有効な方法として、勝手違いのダイスを対面し
て配置し、液圧を利用してブランク材をダイスの内形形
状に押し付けて同時に2個の絞り部品を成形する。但
し、勝手違いのダイスでなくても良いことは言うまでも
ないことである。
【0005】得ようとする絞り部品の外形形状に対応す
る内形形状のダイスを有する成形型を2組用意し、この
第1、第2成形型を対面して配置し、この間に絞り部品
の素材である第1ブランク材、プレート、同様に素材の
第2ブランク材を順に挟み込み、プレス機械によりさら
にこれらを必要な板押さえ力となる加圧力を作用させた
加圧状態で保持し、プレートと各ブランク材の間に加圧
流体を供給して各ブランク材に液圧を作用させる。各ブ
ランク材は、液圧により変形し、各ダイス内面に押し付
けられて絞り成形され、得ようとする絞り部品を得る。
【0006】絞り成形が完了したら、液圧を解除し、第
1成形型、第1絞り部品(ブランク材は得ようとする絞
り部品になっている)、プレート、第2絞り部品(ブラ
ンク材は得ようとする絞り部品になっている)、第2成
形型の間の加圧状態を解除し、さらに第1成形型(第2
成形型または両方でもよい)を移動して、絞り部品を取
り出して、作業が完了する。
【0007】あるいは、上記のプレートの代わりに供給
口部材に置き換えて、同様に絞り部品を得る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を、図1、図
2により説明する。1は第1成形型、3は第1成形型1
に設けられた第1ダイス、2は第2成形型、4は第2成
形型2に設けられた第2ダイスである。また、7は第2
成形型2の上面に乗せられた第2ブランク材、6は第2
ブランク材7の上面に乗せられたプレート、5はプレー
ト6に乗せられた第1ブランク材である。
【0009】図示していないプレス機械のスライドによ
り第1成形型1を下降して、第1ブランク材5、プレー
ト6、第2ブランク材7を介して第1成形型1を第2成
形型2に押し付け、第1、第2ブランク材5、7の絞り
成形に必要な加圧力を作用させる。
【0010】図2に示されたこの状態で、図示していな
い加圧システムから供給される加圧流体は、プレート6
の給油口6Aから流路6Bを経由して吐出口6Cより吐
出され、プレート6と第1ブランク材5並びに第2ブラ
ンク材7の間に加圧流体が供給されることにより、第1
ブランク材5と第2ブランク材7とに液圧が作用し、そ
れぞれ第1ダイス3と第2ダイス4の内面に押し付けら
れる。これにより、得ようとする第1絞り部品5Aと第
2絞り部品7Aとが、同時に絞り成形される。
【0011】図1、2の第1ダイス3を分割し、図5に
示すようにダイス部分のみを第1ダイス3とし、板押さ
え部分を板押さえ部材10として、この板押さえ部材1
0を流体圧シリンダ11により、必要な板押さえの加圧
力を作用させる場合もある。
【0012】本発明の第2実施例を、図6により説明す
る。21は第1成形型、23は第1成形型21に設けら
れた第1ダイス、22は第2成形型、24は第2成形型
22に設けられた第2ダイスである。また、27は第2
成形型22の上面に乗せられた第2ブランク材、26は
加圧流体の供給口部材、25は供給口部材26と第2ブ
ランク材27の上面に乗せられた第1ブランク材であ
り、第1ブランク材25と第2ブランク材27とを絞り
成形し、絞り部品25A、27Aを得た状態である。
【0013】図示していないプレス機械のスライドによ
り第1成形型21を下降して、第1ブランク材25、供
給口部材26、第2ブランク材27を介して第1成形型
21を第2成形型22に押し付け、第1ブランク材2
5、第2ブランク材27の絞り成形に必要な加圧力を作
用させる。
【0014】図示していない加圧システムから供給され
る加圧流体は、供給口部材26の給油口26Aから流路
26Bを経由して、吐出口26Cから第1ブランク材2
5と第2ブランク材27の間に加圧流体が供給される。
すると、第1ブランク材25と第2ブランク材27とに
は液圧が作用し、それぞれ第1ダイス23と第2ダイス
24の内面に押し付けられる。これにより、得ようとす
る第1絞り部品25Aと第2絞り部品27Aとが、同時
に絞り成形され、一次成形が完了する。
【0015】この第2実施例では、図示していないが第
1ブランク材25と供給口部材26と第2ブランク材2
7とを固着して、加圧流体が外部に漏れるのを防ぐ状態
にして、それぞれが別部材で供給口部材26を第1成形
型あるいは第2成形型もしくは両方で保持して成形する
場合があり、いずれの場合で絞り成形してもよい。図6
は、保持部材29A、29Bの両方で保持して成形する
場合を示している。図示していないが、図5のように第
1ダイスと板押さえ部材を分離して液体圧シリンダによ
り加圧して成形する場合と、板押さえ部材無しで加圧力
を作用させないで成形する場合がある。
【0016】第1実施例の場合と第2実施例の場合で絞
り成形が完了すると、前記加圧流体の液圧を解除して、
第1成形型1を移動して、両成形型を解離して絞り作業
は完了する。
【0017】本発明の第3実施例を、図3と図4により
説明する。第3図で示した状態は、一次成形の完了した
状態で、第1実施例で絞り成形が完了し第1、第2絞り
部品5A、7Aを得た状態である。第1成形型に設けら
れた第1移動パンチ8の先端面8Aと、第2成形型に設
けられた第2移動パンチ9の先端面9Aは、それぞれ第
1、第2ダイス3、4の内形形状面に沿った位置に保持
されている。
【0018】第4図は、一次成形が完了したときの液圧
を作用させたままで、それぞれ押圧力を作用させた第1
移動パンチ8と第2移動パンチ9を、第1絞り部品5A
と第2絞り部品7Aにそれぞれ押し込むことにより、付
加成形を行う。
【0019】付加成形が完了したら、第1移動パンチ8
と第2移動パンチ9に作用させていた押圧力を解除する
とともに、前記液圧を解除して、各移動パンチの先端面
8A、9Aが元の位置になるまで第1移動パンチ8と第
2移動パンチ9を引っ込め、同時に第1成形型1を移動
して、両成形型を解離して絞り作業は完了する。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、パンチを
使用せず、ダイスと液圧によりブランク材から絞り部品
を成形出来るので、型費用を安価に出来る。また、同時
に2個の絞り部品を得ることが出来るとともに、成形時
に必要なプレス機械の押し圧力は、1個の絞り部品を得
る従来技術の対向液圧成形法と同等の値で良い。このた
め、プレス機械を大型にしなくても良く、生産性を2倍
に出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における絞り成形前の主要断面
【図2】本発明の実施例における絞り成形が完了した状
態の主要断面図
【図3】本発明の別の実施例における一次成形が完了し
た状態の主要断面図
【図4】本発明の別の実施例における付加成形が完了し
た状態の主要断面図
【図5】本発明の別の実施例における一次成形が完了し
た状態の主要断面図
【図6】本発明の別の実施例における一次成形が完了し
た状態の主要断面図
【符号の説明】
1は第1成形型、2は第2成形型、3は第1ダイス、4
は第2ダイス、5は第1ブランク材、5Aは第1絞り部
品、6はプレート、6Aは給油口、6Bは流路、7は第
2ブランク材、7Aは第2絞り部品、8は第1移動パン
チ、8Aは第1移動パンチ8の先端面、9は第2移動パ
ンチ、9Aは第2移動パンチ9の先端面、21は第1成
形型、22は第2成形型、23は第1ダイス、24は第
2ダイス、25は第1ブランク材、25Aは第1絞り部
品、26は供給口部材、26Aは給油口、26Bは流
路、26Cは吐出口、27は第2ブランク材、27Aは
第2絞り部品、29A、29Bは保持部材、である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のブランク材を絞り成形して絞り部品
    を得る作業において、得ようとする絞り部品の外形形状
    に対応する内形形状を有するダイスをそれぞれ設けた第
    1成形型と第2成形型を、対面して配置し、この両成形
    型の間にプレートを設ける。このプレートには、加圧流
    体の供給口と複数の吐出口及び供給口と吐出口とを接続
    する流路が設けられ、このプレートの供給口は、加圧流
    体を供給し排出する加圧システムと接続されている。第
    1ブランク材とプレートと第2ブランク材を順に第1成
    形型と第2成形型の間にセットし、第1成形型又は第2
    成形型あるいは両方を移動して、第1成形型と第2成形
    型で第1ブランク材、プレート、第2ブランク材を挟み
    込み、プレス機械により、得ようとする部品の絞り成形
    に必要な板押さえ力となる加圧力を両成形型の間に作用
    させる。加圧システムから供給される加圧流体を、プレ
    ートの吐出口からそれぞれのブランク材側に吐出するこ
    とにより、ブランク材に加圧流体の液圧を作用させる。
    この液圧により2個のブランク材はそれぞれ変形してダ
    イスに押し付けられ、絞り成形される。以上によりブラ
    ンク材を絞り成形することを特徴とする絞り成形法。
  2. 【請求項2】板状のブランク材を絞り成形して絞り部品
    を得る作業において、得ようとする絞り部品の外形形状
    に対応する内形形状を有するダイスをそれぞれ設けた第
    1成形型と第2成形型とを、対面して配置し設ける。第
    1ブランク材と、加圧流体の供給口と吐出口及び供給口
    と吐出口を接続する流路を有する供給口部材と、第2ブ
    ランク材とを、第1成形型と第2成形型の間にセット
    し、第1成形型または第2成形型あるいは両方を移動し
    て、第1成形型と第2成形型で第1ブランク材、供給
    口、第2ブランク材を挟み込み、プレス機械により、得
    ようとする部品の絞り成形に必要な板押さえ力となる加
    圧力を両成形型の間に作用させる。加圧システムから供
    給される加圧流体を、供給口部材を経てブランク材の間
    に吐出することにより、ブランク材に加圧流体の液圧を
    作用さる。この液圧により2個のブランク材はそれぞれ
    変形してダイスに押し付けられ、絞り成形される。以上
    によりブランク材を絞り成形することを特徴とする絞り
    成形法。
  3. 【請求項3】第1成形型と第2成形型のいずれか一方ま
    たは両方のダイスの内形形状面から出入り可能に可動式
    パンチを設け、請求項1あるいは請求項2でブランク材
    を成形した後、この可動式パンチをプレート側に押し込
    み、絞り成形した部品に付加成形することを特徴とする
    絞り成形法。
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