JPH0916812A - 図形処理方法および装置 - Google Patents

図形処理方法および装置

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JPH0916812A
JPH0916812A JP7159251A JP15925195A JPH0916812A JP H0916812 A JPH0916812 A JP H0916812A JP 7159251 A JP7159251 A JP 7159251A JP 15925195 A JP15925195 A JP 15925195A JP H0916812 A JPH0916812 A JP H0916812A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接3次元化面(サーフェス)モデル化した
図形を作成して表示でき、その作成される3次元図形の
精度を大幅に向上できる図形処理装置を提供できる。 【構成】 図形を3次元化する処理の対象となる閉領域
を指示する閉領域指示工程S3と、指示した対象閉領域
の面形状を定義する面形状定義工程S4〜S6と、定義
された面形状が複数の要素で定義されているか判定する
判定工程S7と、前記判定工程S7が面形状が複数の要
素で定義されていると判定した場合には、閉領域を面形
状数で分割し(S8)、分割した閉領域の面形状を再定
義する再定義工程S9と、結果を表示する表示工程S1
0を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の平面図形により
対応する3次元図形を作成する図形処理方法および装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD等の図形処理システムで
は、図形などで表現された複数の平面図形に基づいて3
次元の図形を作成する場合、面の形状を他の図形の対応
する面形状を指定して定義し、3次元化面(サーフェ
ス)モデル化の処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、図面などで表現された図形を直接3次元化面
(サーフェス)モデル化して表示されるものではなかっ
た。
【0004】即ち、従来は、面の形状を定義する際、対
応する面形状は1要素しか指定できなかったため、ま
ず、面を対応する面形状の幅で分割した後、3次元モデ
ルを作成する処理を行っていた。このため、3次元の図
形を作成するのに非常に手間がかかり、また、細やかな
作業が多くなるため、操作ミスなどによる図形の表示エ
ラーの発生原因にもなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決することを目的として成されたもので、上述の課題
を解決する一手段として以下の構成を備える。
【0006】即ち、図形を3次元化する処理の対象とな
る閉領域を指示する閉領域指示手段と、前記閉領域指示
手段で指示した対象閉領域の面形状を定義する面形状定
義手段と、前記面形状定義手段で定義された面形状が複
数の要素で定義されているか判定する判定手段と、前記
判定手段が面形状が複数の要素で定義されていると判定
した場合には、閉領域を面形状数で分割し、分割した閉
領域の面形状を再定義する再定義手段とを備えることを
特徴とする。
【0007】そして例えば、前記面形状定義手段は、前
記閉領域指示手段で指示された対象閉領域の面形状の定
義方法を指示し、続いて対象閉領域の面形状を定義する
要素を指示し、その後対象閉領域の面形状を定義するこ
とを特徴とする。また例えば、更に、前記再定義手段で
再定義された閉領域の面形状を3次元面化(サーフェ
ス)モデル表示する、あるいは前記判定手段で面形状が
単一の要素で定義されていると判定した場合には、再定
義を行わずに前記定義手段で定義された閉領域の面形状
を3次元面化(サーフェス)モデル表示する表示手段を
備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成において、従来、不可能であった図
面などで表現された図形に基づいて、直接3次元化面
(サーフェス)モデル化した図形を作成して表示でき
る。これにより、3次元化モデルの図形を作成するため
の、形状入力等の手間を省略でき、その作成される3次
元図形の精度を大幅に向上できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に係る一実施例の複合面分割
方式が適用される図形処理システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【0011】図1において、11はキーボード装置及び
マウスなどを備えた入力装置であり、メニューの表示、
表示装置14の画面上に表示されている要素の指示、画
面上の位置の指示及び、その他の入力機能を有してい
る。12は半導体メモリ及び磁気ディスクなどを有する
記憶装置であり、処理の対象となる図面(上面図、底面
図、正面図、右側面図、左側面図、背面図等から成
る)、本実施例の前提とする閉領域、定義する面形状、
本実施例の図形処理システムが閉領域及び面形状から生
成する3次元面(サーフェス)モデル、その他の各種情
報を格納している。
【0012】13は本実施例装置全体の制御を司る中央
処理装置であり、本実施例の図形処理システムの各種制
御を実施するための制御プログラムがロードされ、記憶
装置12に記憶されている種々のデータの読み込み、処
理、書込み、その他の各種制御を実行する。
【0013】14は表示装置であり、各種図面、閉領
域、面形状、メニュー、各種メッセージ、本実施例の図
形処理システムが閉領域及び面形状から生成する3次元
面(サーフェス)モデル、その他を表示する。
【0014】以上の構成を備える本実施例の動作を以下
説明する。
【0015】図2は実施例の図形処理システムにおける
複合面分割処理を示すフローチャートである。図2の処
理を実行する制御プログラムは記憶装置12に記憶され
ており、中央処理装置13にロードされて実行される。
【0016】本実施例においては、まずステップS1に
おいて記憶装置12に記憶されている、例えば、図3に
示すような上面図30、右側面図31、平面図32等か
ら成る図形情報(図面イメージ)を中央処理装置13に
読み込む。次にステップS2において図面中の線分、円
弧等の図形要素の関係、即ち、隣接しているか、或は接
続しているか等を調べながら図形を閉領域化し、その結
果を記憶装置12に格納し、表示装置14に表示する。
ここでいう閉領域とは、例えば図4に示すような閉じた
ループで構成された領域のことで、外周ループを必ず1
個持ち、内周ループを0個以上持つ。
【0017】次にステップS3で、面形状を表示装置1
4に表示されているメッセージやメニュー(PLAN
E,SECTION,POT)の指示に従い閉領域化さ
れた任意の閉領域を入力装置11を用いて指示する。そ
して、続くステップS4において、ステップS3で指示
した閉領域に対応する形状要素をステップS2と同様の
表示装置14の表示を確認しながら入力装置11を用い
て指示し、記憶装置12にこの定義方法を定義情報とし
て格納する。次にステップS5で、面形状の要素を表示
装置14に表示されているメッセージやメニュー(PL
ANE,SECTION,POT)の指示に従い入力装
置11を用いて指示し、記憶装置12に定義した面形状
情報を格納する。そして、ステップS6で、面形状の定
義を表示装置14に表示されているメッセージやメニュ
ー(PLANE,SECTION,POT)の指示に従
い入力装置11を用いて指示し、記憶装置12に格納す
る。
【0018】図5は、この閉領域の面形状を定義する画
面の一例を示す図であり、メニュー51より定義方法の
SECTION(断面)を入力装置11を用いて指示
し、上面図30の閉領域52の一点53を指示し、閉領
域52の面形状に対応する要素54を右側面図31より
支持して閉領域の面形状を定義したところを示してい
る。
【0019】ここで、面形状の定義された閉領域には、
図6の(a)に示すように、閉領域61の面形状が1つ
の形状62で構成されているもの(以後、単一面と呼
ぶ)と、図6の(b)に示すように、閉領域63面形状
が同一直線上、同一円弧上、又は同一楕円上にない2つ
以上の異なった形状64,65で構成されているもの
(以後、複合面と呼ぶ)の2種類がある。
【0020】ここまでの処理で複合面の分割に必要な閉
領域と面形状の準備ができたことになる。このおため、
続くステップS7で、以上の処理により記憶装置12に
記憶されている閉領域の定義情報から、閉領域が単一面
か複合面かの判定を行う。この処理では、まず、記憶装
置12に記憶されている閉領域の定義情報を読み込み、
中央処理装置13において面形状に指定された要素を始
点、終点の座標情報から連続に並び変える。
【0021】例えば、図7に示すように、面形状が5つ
の要素(71,72,73,74,75)を指定して定
義されている場合、始点、終点の距離により72→74
→73→71→75に並び変えられる。
【0022】次に、求められた順番に次の要素との要素
種別(線分、円弧、楕円弧)の比較、要素データ(始
点、終点、中心、長径、短径等の情報)より同一の要素
上(同一直線、同一円上、同一楕円上)判定を行い、要
素種別が異なる、又は同一要素種別でも同一要素上ない
要素の数を面形状の構成要素数として求める。
【0023】例えば、図8(a)に示すように、並び変
えた順(72→74→73→71→75)に要素種別の
比較、同一形状上判定を行う。まず要素72と要素74
の比較では、要素種別が同一(線分)であり、要素デー
タ(始点・終点の情報)から同一直線上81にあると求
まるため、同一形状であると判定し、要素72と要素7
4を結合した要素82を求める。次に結合した要素82
と次の要素73との比較を行う。要素82と要素73は
要素種別が線分と円弧で異なるため同一形状でないと判
定し、要素82を1つめの構成要素とし、次からは要素
73との要素比較を行っていく。
【0024】このように、要素71、要素75の比較を
行い図8(b)に示すような、構成要素(82,73,
83)を求める。ここで求められた構成要素の数が2つ
以上の閉領域を複合面、1つの閉領域を単一面と判定す
る。ステップS7での判定の結果、単一面であると判別
すると後述するステップS10に進む。
【0025】一方、ステップS7で複合面であると判定
された場合にはステップS8に進み、閉領域の分割処理
を行う。この処理では、中央処理装置13において閉領
域を求められた構成要素の長さで区切り、複合面を単一
面に分割する。
【0026】例えば、図9の(a)に示すように、閉領
域70の面形状の構成要素が82,73,83の場合、
まず構成要素82と73の交点91、73と83の交点
92を求める。次に、図9の(b)に示すように、平面
図、上面図の関係から閉領域70を交点91、交点92
に対応する線分93,94で分割し、各面形状構成要素
(82,73,83)に対応する閉領域(95,96,
97)を線分、円弧等の図形要素の隣接関係、接続状態
等を調べながら求める。
【0027】次にステップS9に進み、分割した閉領域
の面形状を再定義する。この処理では、ステップS8の
閉領域分割処理で分割されたもとの閉領域70の閉領域
情報及び面形状定義情報を記憶装置12より削除し、新
たに求められた閉領域(95,96,97)の閉領域情
報及び面形状定義情報を記憶装置12に格納する。
【0028】こうして記憶装置12上に格納された閉領
域の面形状と、定義情報より3次元化の処理が行なわ
れ、3次元化面(サーフェス)モデルを生成し、記憶装
置12に格納される そしてステップS10で、図10に示すように、表示装
置14に記憶装置12上に定義された3次元化面モデル
を表示する。
【0029】以上説明した様に本実施例の面形状定義方
法によれば、図面などに表現された図形を3次元化する
処理の対象となる閉領域を指示するステップと、対象閉
領域の面形状の定義方法を指示するステップと、対象閉
領域の面形状を定義する要素を指示するステップと、対
象閉領域の面形状を定義するステップを有する面形状定
義方式において、閉領域の面形状が複数の要素で定義さ
れているか判定するステップと、閉領域を面形状数で分
割するステップと、分割した閉領域の面形状を再定義す
るステップと、定義及び再定義された閉領域を3次元面
化(サーフェス)モデル表示するステップとを有するこ
とにより、従来、不可能であった図面などで表現された
図形に基づいて、直接3次元化面(サーフェス)モデル
化した図形を作成して表示できる。
【0030】これにより、3次元化モデルの図形を作成
するための、形状入力等の手間を省略でき、その作成さ
れる3次元図形の精度を大幅に向上できるという効果が
得られる。
【0031】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来、不可能であった図面などで表現された図形に基づい
て、直接3次元化面(サーフェス)モデル化した図形を
作成して表示できる。これにより、3次元化モデルの図
形を作成するための、形状入力等の手間を省略でき、そ
の作成される3次元図形の精度を大幅に向上できる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の図形処理システム構成
ブロック図である。
【図2】本実施例における複合面分割処理を示すフロー
チャートである。
【図3】入力図面例を示す図である。
【図4】本実施例における閉領域の構造例を示す図であ
る。
【図5】本実施例における対象閉領域の面形状定義例を
示す図である。
【図6】本実施例における単一面・複合面を説明する図
である。
【図7】本実施例における面形状の定義要素を示す図で
ある。
【図8】本実施例における複合面判定例を示す図であ
る。
【図9】本実施例における複合面分割例を示す図であ
る。
【図10】3次元化面(サーフェス)モデル表示例を示
す図である。
【符号の説明】
11 入力装置 12 記憶装置 13 中央処理装置 14 表示装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形を3次元化する処理の対象となる閉
    領域を指示する閉領域指示工程と、 前記閉領域指示工程で指示した対象閉領域の面形状を定
    義する面形状定義工程と、 前記面形状定義工程で定義された面形状が複数の要素で
    定義されているか判定する判定工程と、 前記判定工程が面形状が複数の要素で定義されていると
    判定した場合には、閉領域を面形状数で分割し、分割し
    た閉領域の面形状を再定義する再定義工程とを有するこ
    とを特徴とする図形処理方法。
  2. 【請求項2】 前記面形状定義工程は、前記閉領域指示
    工程で指示された対象閉領域の面形状の定義方法を指示
    し、続いて対象閉領域の面形状を定義する要素を指示
    し、その後対象閉領域の面形状を定義することを特徴と
    する請求項1記載の図形処理方法。
  3. 【請求項3】 更に、前記再定義工程で再定義された閉
    領域の面形状を3次元面化(サーフェス)モデル表示す
    る表示工程を有することを特徴とする請求項1又は2の
    いずれかに記載の図形処理方法。
  4. 【請求項4】 前記判定工程で面形状が単一の要素で定
    義されていると判定した場合には、前記再定義工程を行
    わずに前記定義工程で定義された閉領域の面形状を3次
    元面化(サーフェス)モデル表示する表示工程を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の図
    形処理方法。
  5. 【請求項5】 図形を3次元化する処理の対象となる閉
    領域を指示する閉領域指示手段と、 前記閉領域指示手段で指示した対象閉領域の面形状を定
    義する面形状定義手段と、 前記面形状定義手段で定義された面形状が複数の要素で
    定義されているか判定する判定手段と、 前記判定手段が面形状が複数の要素で定義されていると
    判定した場合には、閉領域を面形状数で分割し、分割し
    た閉領域の面形状を再定義する再定義手段とを備えるこ
    とを特徴とする図形処理装置。
  6. 【請求項6】 前記面形状定義手段は、前記閉領域指示
    手段で指示された対象閉領域の面形状の定義方法を指示
    し、続いて対象閉領域の面形状を定義する要素を指示
    し、その後対象閉領域の面形状を定義することを特徴と
    する請求項5記載の図形処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記再定義手段で再定義された閉
    領域の面形状を3次元面化(サーフェス)モデル表示す
    る表示手段を備えることを特徴とする請求項5又は6の
    いずれかに記載の図形処理装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段で面形状が単一の要素で定
    義されていると判定した場合には、再定義を行わずに前
    記定義手段で定義された閉領域の面形状を3次元面化
    (サーフェス)モデル表示する表示手段を備えることを
    特徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の図形処理
    装置。
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