JPH09167662A - 多芯同軸ジャック - Google Patents

多芯同軸ジャック

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Publication number
JPH09167662A
JPH09167662A JP7327437A JP32743795A JPH09167662A JP H09167662 A JPH09167662 A JP H09167662A JP 7327437 A JP7327437 A JP 7327437A JP 32743795 A JP32743795 A JP 32743795A JP H09167662 A JPH09167662 A JP H09167662A
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JP
Japan
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plate member
conductive plate
plate members
core coaxial
circuit board
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Pending
Application number
JP7327437A
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English (en)
Inventor
Junichi Akama
淳一 赤間
Takeshi Okuyama
毅 奥山
Kazuyuki Futaki
和之 二木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は多芯同軸プラグが接続される多芯同
軸ジャックに関し、インピーダンスの整合等に関する信
頼性の向上を実現することを課題とする。 【解決手段】 多芯同軸ジャックは、同軸端子が整列し
てなる多芯同軸プラグが接続されるものである。多芯同
軸ジャックは、信号パターン及びグランドパターンを有
するプリント基板41と、プリント基板に固定してある
絶縁性の箱体42と、横板部材50−1〜50−4と縦
板部材51、52とが格子状に組み合わされ、プリント
基板41のグランドパターンと電気的に接続されて箱体
42内に組み込まれており、隣合う2つの横板部材と隣
合う2つの縦板部材とにより囲まれた矩形状の複数の区
画部53、54がマトリクス状に並んだ構造を形成して
いる格子組立体43と、プリント基板の信号パターンと
電気的に接続されて、格子組立体の各区画部の中心に位
置している信号ピン44bとを有する。格子組立体43
は、各区画部が、その周囲より内方に突き出た板ばね状
のコンタクト62a−1を有する構造を有し、各区画部
内に同軸端子が挿入されて接続されるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多芯同軸プラグが接
続される多芯同軸ジャックに関する。近年、電話交換機
等の通信装置においては、600MHzもの高速信号が
使用されてきており、コネクタとしては、インピーダン
スの整合化とクロストークの低減化のために、図14に
示すように、多芯同軸プラグ10と多芯同軸ジャック1
1とよりなる同軸コネクタ12が使用されている。
【0002】多芯同軸ジャック11はマザーボード14
に固定してある。多芯同軸プラグ10は、挿入されて実
装されるモジュール基板15の挿入方向先端に取り付け
てある。モジュール基板15が挿入されて実装される
と、多芯同軸プラグ10が多芯同軸ジャック11と接続
される。
【0003】この同軸コネクタ14を構成する多芯同軸
ジャック11は、組立が簡単で、且つ、信頼性が高いこ
とが望ましい。
【0004】
【従来の技術】図15、図16は、従来の1例の多芯同
軸ジャック20を示す。この多芯同軸ジャック20は、
特開平5−41260号公報に記載されているものであ
り、ハウジング21と、ハウジング21内に整列して組
み込まれている金属製筒状体22と、孔あきの裏蓋23
と、基板24と、基板24を貫通しており基板24の信
号パターン27と電気的に接続されて基板24に固定し
てある信号ピン25と、同じく基板24を貫通しており
基板24のグランドパターン28と電気的に接続されて
基板24に固定してあるグランドピン26とよりなる。
【0005】金属製筒状体22は、所定形状の金属板を
プレスして筒状としたものであり、筒部22aと、一対
の腕状の接触部22b、22cとよりなる。筒部22a
は、内側に突き出た板ばね部22dを有する。裏蓋23
は、信号ピン用孔23aと、グランドピン用孔23bと
を有する。
【0006】金属製筒状体22が組み込まれ、裏蓋23
で蓋されたハウジング21は、図16に示すように、信
号ピン25が、信号ピン用孔23aを通って、筒部22
aの中心に突き出し、グランドピン26が、グランドピ
ン用孔23bを通って、接触部22b、22cの間に入
った状態で、基板24に固定してある。図17に示すよ
うに、接触部22b、22cは、グランドピン26によ
って押し広げられており、隣の金属製筒状体22の筒部
22aの外周面に押し当たっている。これにより、全部
の金属製筒状体22の筒部22aは、グランド電位とな
っている。
【0007】ここで、上記の多芯同軸ジャック20に接
続される多芯同軸プラグ30について、図18を参照し
て説明する。多芯同軸プラグ30は、絶縁性のハウジン
グ31内に、同軸端子32が整列してなる構成である。
同軸端子32は、中心導体33と、中心導体33の先端
のソケットコンタクト34と、中心導体33及びソケッ
トコンタクト34を取り囲む絶縁性の筒部35と、絶縁
性筒部35を囲むグランド筒部36と、先端の中心の信
号ピン挿入用孔37とよりなる構造を有する。
【0008】この多芯同軸プラグ30は、図12に示す
ように、ハウジング31がハウジング21の周囲に嵌合
し、同軸端子32が、筒部22a内に挿入され、グラン
ド筒部36が板ばね部22dと接触し、孔37内に信号
ピン25が挿入され、ソケットコンタクト34が信号ピ
ン25の先端を挟み込んだ状態で接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の多芯同軸ジャッ
ク20は、全部の金属製筒状体22の筒部22aを安定
したグランド電位とすることが難しいという問題があっ
た。全部の金属製筒状体22の筒部22aをグランド電
位とするためには、接触部22b、22cが、グランド
ピン26によって押し広げられた状態で、隣の金属製筒
状体22の筒部22aの外周面に押し当たっている必要
があり、このためには、全部の金属製筒状体22を、位
置精度良く、ハウジング21内に並べて配置することが
必要であるけれども、このように組み立てることは難し
いからである。
【0010】このため、従来の多芯同軸ジャック20
は、組立が難しく、しかも、組立誤差が即くインピーダ
ンスの整合のずれ及びクロストークの上昇につながり、
よって信頼性に問題があった。そこで、本発明は、上記
課題を解決した多芯同軸ジャックを提供することをも目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、同軸
端子が整列してなる多芯同軸プラグが接続される多芯同
軸ジャックであって、信号パターン及びグランドパター
ンを有するプリント基板と、該プリント基板に固定して
ある絶縁性の箱体と、第1の導電性の板部材と第2の導
電性の板部材とが格子状に組み合わされ、上記プリント
基板のグランドパターンと電気的に接続されて該箱体内
に組み込まれており、隣合う2つの第1の導電性の板部
材と隣合う2つの第2の導電性の板部材とにより囲まれ
た矩形状の複数の区画部がマトリクス状に並んだ構造を
形成している格子組立体と、上記プリント基板の信号パ
ターンと電気的に接続されて、上記格子組立体の各区画
部の中心に位置している信号ピンとよりなり、上記格子
組立体は、各区画部が、その周囲より内方に突き出た板
ばね状のコンタクトを有する構造を有し、上記格子組立
体の各区画部内に上記同軸端子が挿入されて接続される
構成としたものである。
【0012】請求項2の発明は、上記格子組立体を構成
する第1の導電性の板部材又は第2の導電性の板部材
は、グランド端子を有し、該グランド端子が上記プリン
ト基板のグランドパターンと電気的に接続されている構
成としたものである。請求項3の発明は、上記格子組立
体を構成する第1の導電性の板部材又は第2の導電性の
板部材のうちの一方が、上記プリント基板の孔に圧入さ
れてグランドパターンと電気的に接続されるグランド端
子を有し、他方が、該グランド端子を上記プリント基板
の上記孔に圧入するための押し込み力を付与する押され
部を有する構成としたものである。
【0013】請求項4の発明は、上記第1の導電性の板
部材又は第2の導電性の板部材は、夫々互いに逆方向に
張り出た板ばね状のコンタクトを有する二枚の金属板部
材を重ねた構造であり、各区画部は、隣合う2つの導電
性の板部材のうち区画部に面する金属板部材の板ばね状
のコンタクトを両側に有する構成としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3は本発明の第1
実施例になる多芯同軸ジャック40を示す。この多芯同
軸ジャック40は、図18の多芯同軸プラグ30に適用
されるものである。
【0015】多芯同軸ジャック40は、大略、プリント
基板41と、プリント基板41に固定してある絶縁性の
箱体42と、この箱体42内に組み込んである格子組立
体43と、信号ピン板44と、蓋45とを有し、同軸ジ
ャック71、72が隣合ってマトリクス状に並んだ構成
を有する。
【0016】プリント基板41は、図4及び図5に示す
ように、孔41a、41dと、グランドパターン41b
と、信号パターン41cとを有する。格子組立体43
は、図6に併せて示すように、X−Y面に平行に並んだ
4つの横板部材50−1〜50−4と、Y−Z面に平行
に並んだ複数の縦板部材51,52とが格子状に組み合
わされてなり、矩形状の複数の区画部53、54がマト
リクス状に並んだ構造を有する。横板部材50−1〜5
0−4と縦板部材51,52のうち、一方が、請求項の
第1の導電性の板部材を構成し、他方が請求項の第2の
導電性の板部材を構成する。
【0017】図7に示すように、横板部材50は、X方
向に延在している幅w1の帯状部50aと、帯状部50
aよりY2方向に延出して形成してあり、X方向にピッ
チp1で並んでいる複数の挟み部50bと、各挟み部5
0bに対応する位置で、帯状部50aよりY2方向に延
出している複数のグランド端子50cとよりなり、厚さ
t1を有する。
【0018】挟み部50bは、先端に丸み部50b−1
aを有するばね片部50b−1と、先端に丸み部50b
−2aを有するばね片部50b−2とよりなる。丸み部
50b−1aと丸み部50b−2aとの間の隙間55
は、寸法aである。寸法aは、縦板部材51,52の厚
さt2より少し小さい、即ち、a<t2である。ばね片
部50b−1,50b−2は、上記隙間55を広げる方
向に弾性的に撓み得る。
【0019】各グランド端子50cは、各挟み部50b
の中心に対応する位置よりY2方向に延出している。各
グランド端子50cは、幅広の付け根部50c−1を有
する。また、グランド端子50cは、潰し部50c−2
を有する。4つの横板部材50−1〜50−4は、ピッ
チp1でZ方向に並んでいる。
【0020】図4及び図5中、縦板部材51,52につ
いてみると、縦板部材51と縦板部材52が交互に並ん
でいる。縦板部材51は、図8に示すように、第1の金
属板部材61と第2の金属板部材62とを同図に示す姿
勢で貼り合わせた構造であり、厚さt2を有し、Y1端
側には、切欠51aを4つ有し、Y2端側には、突き出
した押され部51bを4つ有し、且つ、3対の板ばね組
51c−1,51c−2,51c−3を有する。
【0021】各切欠61aは、幅d、奥行きeを有し、
ピッチp1で並んでいる。幅dは、横板部材50の厚さ
t1と等しい。奥行きeは、上記の幅w1と等しい。各
押され部51bは、Y1,Y2方向上、各切欠51aに
対応する部位に配してある。
【0022】各対の板ばね組51c−1,51c−2,
51c−3は、隣合う押され部51bの間の位置にあ
り、各金属板部材61、62の一部にスリットをいれて
相対的に形成してある板ばね部が組み合わされた構造で
ある。板ばね部についてみるに、第1の金属板部材61
は、図9に示すように、Z1,Z2方向上、中央の位置
に、長さl1の板ばね部61aを有し、Z1寄りの位置
に、長さl2の板ばね部61bを有し、Z2寄りの位置
に、長さl2の板ばね部61cを有する。長さl1と長
さl2は、l1<l2の関係にある。各板ばね部61
a,61b,及び61cは、先端に、V字状のコンタク
ト部61a−1,61b−1,61c−1を有する。
【0023】第2の金属板部材62は、図10に示すよ
うに、Z1,Z2方向上、中央の位置に、長さl2の板
ばね部62aを有し、Z1寄りの位置に、長さl1の板
ばね部62bを有し、Z2寄りの位置に、長さl1の板
ばね部62cを有する。長さl1と長さl2は、l1<
l2の関係にある。各板ばね部62a,62b,及び6
2cは、先端に、V字状のコンタクト部62a−1,6
2b−1,62c−1を有する。板ばね部61a,61
b,及び61cの各長さと、板ばね部62a,62b,
及び62cの各長さとの関係は、逆の関係にある。
【0024】板ばね組51c−1は、図4に併せて示す
ように、短い板ばね部61aと長い板ばね部62aとが
組み合わされ、V字状のコンタクト部61a−1がX1
方向に張出し、V字状のコンタクト部62a−1がX2
方向に突き出している構成を有する。
【0025】板ばね組51c−2は、長い板ばね部61
bと短い板ばね部62bとが組み合わされ、V字状のコ
ンタクト部61b−1がX1方向に張出し、V字状のコ
ンタクト部62b−1がX2方向に突き出している構成
を有する。板ばね組51c−2は、長い板ばね部61c
と短い板ばね部62cとが組み合わされ、V字状のコン
タクト部61c−1がX1方向に張出し、V字状のコン
タクト部62c−1がX2方向に突き出している構成を
有する。
【0026】組み合わされる板ばね部の長さが異なるた
め、V字状のコンタクト部61a−1とV字状のコンタ
クト部62a−1、及びV字状のコンタクト部61b−
1とV字状のコンタクト部62b−1、及びV字状のコ
ンタクト部61c−1とV字状のコンタクト部62c−
1とは、Y1,Y2方向上、一致していず、寸法f食い
違っている。これにより、図11に示すように、板ばね
組51c−1は、コンタクト部61a−1がコンタクト
部62a−1によって邪魔されずにX2方向に弾性的に
撓み、コンタクト部62a−1がコンタクト部61a−
1によって邪魔されずにX1方向に弾性的に撓むための
幅がgの空間部63を有し、コンタクト部61a−1が
X2方向に、コンタクト部62a−1がX1方向に弾性
的に撓み得る。他の板ばね組51c−2,51c−3に
ついても、上記の板ばね組51c−1と同じく、各コン
タクト部は他方のコンタクト部により邪魔されずに弾性
的に撓み得る構成を有する。
【0027】別の縦板部材52は、金属板部材64と金
属板部材65とを貼り合わせた構造である。ここで、金
属板部材64は上記の第2の金属板部材62が上下逆向
きにされたものであり、金属板部材65は上記の第1の
金属板部材61が上下逆向きにされたものであり、上記
の第1、第2の金属板部材61、62と同じ部材であ
る。よって、縦板部材52は、上記の縦板部材51を上
下逆向きにしたものであり、縦板部材51と同じ構成を
有する。
【0028】上記の横板部材50−1〜50−4と縦板
部材51,52とは、図3及び図5に示すように、縦板
部材51,52が横板部材50−1〜50−4の挟み部
50b内に差し込まれ、各横板部材50−1〜50−4
の帯状部50aが縦板部材51,52の切欠51aと嵌
合した状態で組み合わされており、格子組立体43を構
成している。
【0029】縦板部材51,52のピッチは、横板部材
50−1〜50−4の挟み部50bの配置によって決ま
り、縦板部材51,52は、交互にピッチp1でX1,
X2方向に並んでいる。横板部材50−1〜50−4の
ピッチは、縦板部材51,52の切欠51aの配置によ
って決まり、横板部材50−1〜50−4は、ピッチp
1でZ1,Z2方向に並んでいる。
【0030】縦板部材51,52は、図5に示すよう
に、隙間55を少し押し広げて挟み部50b内に圧入し
てあり、各ばね片部50b−1、50b−2は少し弾性
的に撓んでおり、丸み部50b−1a,50b−2a
が、縦板部材51,52の面に力Fで押し当たってい
る。よって、縦板部材51,52と横板部材50−1〜
50−4とは、各交差する位置で、電気的に接続された
状態にある。
【0031】上記の格子組立体43は、図5に示すよう
に、グランド端子50cが、箱体42の底板42aの孔
42bを貫通し、潰し部50c−2がプリント基板41
の孔41a内に圧入され、付け根部50c−1の孔42
b内に圧入されて、箱体42内に組み込まれている。グ
ランド端子50cの先端は、プリント基板41のグラン
ドパターン41bと電気的に接続してある。
【0032】なお、上記の格子組立体43は、図12に
示すように、縦板部材51,52の各押され部51bを
力Pで押すことによって組み込まれる。即ち、押され部
51bに加えられた力Pは、縦板部材51,51、各横
板部材50−1〜50−4の帯状部50aを介してグラ
ンド端子50cに伝わり、グランド端子50cが上記の
孔41a、42b内に圧入される。
【0033】信号ピン板44は、図2に示すように、絶
縁性板44aに複数の信号ピン44bが植設してあり、
複数の信号ピン44bが、格子組立体43の複数の区画
部53、54に対応した配置で並んだ構造を有する。信
号ピン板44は、図4に示すように、プリント基板41
の裏側より、各信号ピン44bをプリント基板41の孔
41cを挿通し、箱体42の底板42aの孔42cを挿
通した状態で、プリント基板41の裏側に固定してあ
る。信号ピン44bは、格子組立体43の各区画部5
3、54の中心に突き出しており、且つ、プリント基板
41の信号パターン41dと電気的に接続してある。
【0034】蓋45は、図1、図2に示すように、格子
組立体43の各区画部53、54に対応する配置で、開
口45aを有し、且つ、押され部51bと対応する配置
で、孔45bを有する。蓋45は、孔45bを押され部
51bと嵌合させて、箱体42に固定してあり、箱体4
2の前面を塞いでいる。
【0035】次に、上記構成の多芯同軸ジャック40の
同軸ジャック71、72の構成について説明する。同軸
ジャック71は、大略、区画部53と、この中心の信号
ピン44bとよりなる。区画部53は、X1側にコンタ
クト部62a−1を有し、X2側にもコンタクト部62
a−1を有する構成である。
【0036】同軸ジャック72は、大略、区画部54
と、この中心の信号ピン44bとよりなる。区画部54
は、X1側にコンタクト部61a−1を有し、X2側に
もコンタクト部61a−1を有する構成である。各区画
部53,54は夫々4つのコーナ部の箇所全部がグラン
ドパターン41bと電気的に接続してあり、各区画部5
3,54の電位は、確実にグランド電位となっている。
【0037】次に、上記構成の多芯同軸ジャック40
に、図18に示す多芯同軸プラグ30が接続された状態
について説明する。この多芯同軸プラグ30が多芯同軸
ジャック40に接続されると、ハウジング31が箱体4
2の周囲に嵌合し、図13に示すように、一の同軸端子
32−1が、開口45aを通って、区画部53内に入
り、グランド筒部36が両側のコンタクト部62a−1
を押し広げてこれと接触し、孔37内に信号ピン44b
が挿入され、ソケットコンタクト34が信号ピン44b
の先端を挟み込んだ状態で、一の同軸ジャック70に接
続される。
【0038】上記一の同軸端子32−1の隣の同軸端子
32は、図13に示すように、開口45aを通って、区
画部54内に入り、グランド筒部36が両側のコンタク
ト部61a−1を押し広げてこれと接触し、孔37内に
信号ピン44bが挿入され、ソケットコンタクト34が
信号ピン44bの先端を挟み込んだ状態で、一の同軸ジ
ャック71に接続される。
【0039】ここで、各区画部53、54がグランド電
位となっている。また、同軸端子32のグランド筒部3
6が、コンタクト部62a−1又は61a−1に押圧し
てあり、グランド筒部36は各区画部53、54と確実
に電気的に接続してある。よって、多芯同軸プラグ30
と多芯同軸ジャック40とは、接続部分におけるインピ
ーダンスの整合のずれを生ずることなく、また、クロス
トークの上昇を生ずることなく、従来に比べて、信頼性
良く接続される。
【0040】なお、横板部材50−1〜50−4につい
ても、縦板部材51,52と同様に2枚の金属板を貼り
合わせた構成としても良い。この構成によれば、格子組
立体の区画部は、周囲の4辺の全部にばね製のコンタク
ト部を有する構成となる。また、上記実施例とは逆に、
グランド端子を、縦板部材51,52に設け、押され部
を横板部材50−1〜50−4に設けても良い。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
同軸端子が整列してなる多芯同軸プラグが接続される多
芯同軸ジャックであって、信号パターン及びグランドパ
ターンを有するプリント基板と、該プリント基板に固定
してある絶縁性の箱体と、第1の導電性の板部材と第2
の導電性の板部材とが格子状に組み合わされ、上記プリ
ント基板のグランドパターンと電気的に接続されて該箱
体内に組み込まれており、隣合う2つの第1の導電性の
板部材と隣合う2つの第2の導電性の板部材とにより囲
まれた矩形状の複数の区画部がマトリクス状に並んだ構
造を形成している格子組立体と、上記プリント基板の信
号パターンと電気的に接続されて、上記格子組立体の各
区画部の中心に位置している信号ピンとよりなり、上記
格子組立体は、各区画部が、その周囲より内方に突き出
た板ばね状のコンタクトを有する構造を有し、上記格子
組立体の各区画部内に上記同軸端子が挿入されて接続さ
れる構成としたものであるため、従来のように複数個の
金属製筒状体の一つ一つを注意しつつ組み込む必要が無
く、よって、組立性の向上を図ることが出来る。よっ
て、製造コストを従来に比べて安価に出来る。また、格
子組立体の全部の区画部が確実にグランド電位となるた
め、多芯同軸プラグを、多芯同軸ジャックとの接続部分
におけるインピーダンスの整合のずれを生ずることな
く、また、クロストークの上昇を生ずることなく、多芯
同軸ジャックと接続することが出来る。よって、従来に
比べて、信頼性の向上を図ることが出来る。
【0042】請求項2の発明によれば、上記格子組立体
を構成する第1の導電性の板部材又は第2の導電性の板
部材は、グランド端子を有し、該グランド端子が上記プ
リント基板のグランドパターンと電気的に接続されてい
る構成としたものであるため、格子組立体の各区画部の
電位を確実にグランド電位とすることが出来、よって、
多芯同軸プラグと多芯同軸ジャックとの接続部分におけ
るインピーダンスの整合のずれが生じないようにするこ
とが出来、且つ、クロストークの上昇が生じないように
することが出来る。
【0043】請求項3の発明によれば、上記格子組立体
を構成する第1の導電性の板部材又は第2の導電性の板
部材のうちの一方が、上記プリント基板の孔に圧入され
てグランドパターンと電気的に接続されるグランド端子
を有し、他方が、該グランド端子を上記プリント基板の
上記孔に圧入するための押し込み力を付与する押され部
を有する構成であるため、押され部を押すことによっ
て、グランド端子をプリント基板の孔に確実に圧入する
ことが出来、よって、組立性の向上を図ることが出来
る。
【0044】請求項4の発明によれば、上記第1の導電
性の板部材又は第2の導電性の板部材は、夫々互いに逆
方向に張り出た板ばね状のコンタクトを有する二枚の金
属板部材を重ねた構造であり、各区画部は、隣合う2つ
の導電性の板部材のうち区画部に面する金属板部材の板
ばね状のコンタクトを両側に有する構成としたものであ
るため、区画部内に挿入された同軸プラグのグランド筒
部にその両側よりコンタクトが接触するようにすること
が出来、よって、同軸プラグのグランド筒部と区画部と
の間の電気的接続をより確実とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多芯同軸ジャックを示す斜
視図である。
【図2】図1の多芯同軸ジャックの分解斜視図である。
【図3】図1中、格子組立体の一の区画部を拡大して示
す図である。
【図4】図1中、IV-IV 線を含むX−Y面で切断した断
面図である。
【図5】図1中、V-V 線を含むX−Y面で切断した断面
図である。
【図6】格子組立体を分解して示す図である。
【図7】横板部材を示す図である。
【図8】図5の多芯同軸ジャックに接続される多芯同軸
プラグを示す図である。
【図9】第1の金属板部材を示す図である。
【図10】第2の金属板部材を示す図である。
【図11】二つのV字状コンタクト部の関係を示す図で
ある。
【図12】格子組立体の箱体内への組み込みを説明する
図である。
【図13】図18の多芯同軸プラグが図1の多芯同軸ジ
ャックに接続された状態を示す図である。
【図14】多芯同軸ジャックの適用例を示す図である。
【図15】従来の多芯同軸ジャックの1例を背面からみ
て分解して示す図である。
【図16】図15中、XVI-XVI 線を含むY−Z面での断
面図である。
【図17】図16中、基板及び裏蓋を取り除いて、XVII
方向よりみた図である。
【図18】図15の多芯同軸ジャックに接続される多芯
同軸プラグを示す図である。
【符号の説明】
30 多芯同軸プラグ 31 ハウジング 32 同軸端子 33 中心導体 34 ソケットコンタクト 35 絶縁性の筒部 36 グランド筒部 37 信号ピン挿入用孔 40 多芯同軸ジャック 41 プリント基板 41a,41c 孔 41b グランドパターン 41d 信号パターン 42 絶縁性の箱体 42a 底板 42b 孔 43 格子組立体 44 信号ピン板 44a 絶縁性板 44b 信号ピン 45 蓋 45a 開口 45b 孔 50−1〜50−4 横板部材 50a 帯状部 50b 挟み部 50b−1,50b−2 ばね片部 50b−1a,50b−2a 先端の丸み部 50c グランド端子 50c−1 付け根部 51、52 縦板部材 51a 切欠 51b 押され部 51c−1〜51c−3 板ばね組 53、54 区画部 55 隙間 61 第1の金属板部材 62 第2の金属板部材 61a〜61c,62a〜62c 板ばね部 61a−1〜61c−1,62a−1〜62c−1 V
字状のコンタクト 64、65 金属板部材 63 空間部 70,71 同軸ジャック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸端子が整列してなる多芯同軸プラグ
    が接続される多芯同軸ジャックであって、 信号パターン及びグランドパターンを有するプリント基
    板と、 該プリント基板に固定してある絶縁性の箱体と、 第1の導電性の板部材と第2の導電性の板部材とが格子
    状に組み合わされ、上記プリント基板のグランドパター
    ンと電気的に接続されて該箱体内に組み込まれており、
    隣合う2つの第1の導電性の板部材と隣合う2つの第2
    の導電性の板部材とにより囲まれた矩形状の複数の区画
    部がマトリクス状に並んだ構造を形成している格子組立
    体と、 上記プリント基板の信号パターンと電気的に接続され
    て、上記格子組立体の各区画部の中心に位置している信
    号ピンとよりなり、 上記格子組立体は、各区画部が、その周囲より内方に突
    き出た板ばね状のコンタクトを有する構造を有し、 上記格子組立体の各区画部内に上記同軸端子が挿入され
    て接続される構成としたことを特徴とする多芯同軸ジャ
    ック。
  2. 【請求項2】 上記格子組立体を構成する第1の導電性
    の板部材又は第2の導電性の板部材は、グランド端子を
    有し、該グランド端子が上記プリント基板のグランドパ
    ターンと電気的に接続されている構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の多芯同軸ジャック。
  3. 【請求項3】 上記格子組立体を構成する第1の導電性
    の板部材又は第2の導電性の板部材のうちの一方が、上
    記プリント基板の孔に圧入されてグランドパターンと電
    気的に接続されるグランド端子を有し、他方が、該グラ
    ンド端子を上記プリント基板の上記孔に圧入するための
    押し込み力を付与する押され部を有する構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載の多芯同軸ジャック。
  4. 【請求項4】 上記第1の導電性の板部材又は第2の導
    電性の板部材は、夫々互いに逆方向に張り出た板ばね状
    のコンタクトを有する二枚の金属板部材を重ねた構造で
    あり、各区画部は、隣合う2つの導電性の板部材のうち
    区画部に面する金属板部材の板ばね状のコンタクトを両
    側に有する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    多芯同軸ジャック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503914A (ja) * 2000-06-15 2004-02-05 クローネ ゲーエムベーハー 遠距離通信及びデータ技術における接続又は分離ブロック用の接地バス及び保護プラグ
US8022296B2 (en) 2009-01-21 2011-09-20 John Mezzalingua Associates, Inc. Coaxial cable connector insulator and method of use thereof

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