JPH09167442A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH09167442A
JPH09167442A JP8176934A JP17693496A JPH09167442A JP H09167442 A JPH09167442 A JP H09167442A JP 8176934 A JP8176934 A JP 8176934A JP 17693496 A JP17693496 A JP 17693496A JP H09167442 A JPH09167442 A JP H09167442A
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JP
Japan
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recording
data
unit
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reproducing
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Application number
JP8176934A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Morioka
芳宏 森岡
Hiroyuki Senda
浩之 千田
Nobuaki Maekawa
宜章 前川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク上にある記録情報の再生時に、サブ
コード領域の文字による検索から、所望とする映像を高
速に頭出しすることが可能な記録再生装置を提供する。 【解決手段】 データを伝送するバスと、映像データお
よび音声データを受け取り、バスに出力するインタフェ
ースと、テキストデータを生成し、バスに出力するテキ
ストユニットと、バスを介して映像データ、音声データ
およびテキストデータを受け取り、映像データ、音声デ
ータおよびテキストデータからハイブリッドデータを生
成し、生成されたハイブリッドデータをバスに出力する
プロセッサと、ハイブリッドデータをバスを介して受け
取り、記録媒体に記録する記録ユニットと、記録媒体に
記録されたハイブリッドデータを再生する再生ユニット
と、再生ユニットから再生されたハイブリッドデータを
表示する出力ユニットと、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像を表すデー
タ、音声を表すデータ、およびこれら以外の補助データ
をディスク媒体およびテープ媒体へ記録再生する装置に
関しており、効率的な編集作業および外部システムとの
ネットワーク化を実現する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、映像および音声の磁気記録再生装
置として、テープ状媒体を用いたテープ式記録再生装
置、ディスク状媒体を用いたディスク式記録再生装置な
どがある。
【0003】テープ式記録再生装置としては、ビデオテ
ープレコーダ(以下、VTRと略す)、データストリー
マなどがある。また、ディスク式記録再生装置として
は、光磁気ディスク装置(以下、MOと略す)、ハード
ディスクドライブ装置(以下、HDDと略す)およびフ
ロッピーディスクドライブ装置(以下、FDDと略す)
などがある。
【0004】一方、ディジタル方式の記録再生装置の例
としては、DVC規格のVTRがある。DVC方式に関
する記載は、例えば、雑誌「ナショナルテクニカルレポ
ート」、第41巻、第2号、1995年4月号、第15
2〜159頁にある。
【0005】DVC方式VTRにおいては、映像の1フ
レームに相当する期間の記録信号は、10本のトラック
で構成される。1本のトラック上には4つのセクタ、す
なわち、(1)ITI(Insert and Track Informatio
n)セクタ、(2)オーディオセクタ、(3)ビデオセ
クタ、および(4)サブコードセクタが存在する。
【0006】オーディオセクタおよびビデオセクタは、
それぞれ、音声を表すデータおよび映像を表すデータを
記録する領域であり、それぞれのセクタは、補助的なデ
ータを記録する領域として、オーディオAUXおよびビ
デオAUXを備えている。
【0007】音声および映像以外のデータ(つまり補助
データ)であるサブコードは、以下の情報をサブコード
セクタに記録する。ID部には、INDEX−ID(番
組の検索用マーカ)、PPII(画像の検索用マー
カ)、SKIP ID(スキップ開始位置のマーカ)お
よび絶対トラック番号(テープ始端の記録開始トラック
からの位置を示すトラック番号)等が記録情報として準
備されている。
【0008】また、サブコードセクタのデータ部には、
Title Time Code(テープ始端の記録開始フレームから
の記録時間を表すタイムコード)、Rec Data(記録時の
年月日を表すタイムコード)、Rec Time(記録時の時分
秒を表すタイムコード)が記録できる。
【0009】以上、DVC方式ではこれらの情報を用い
て、テープ上に記録された映像および音声を高速サーチ
することが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のDVC方
式VTRにおいて、映像データ、音声データおよび補助
データは、テープ上に記録されている。したがって、記
録されている映像プログラムの内容を高いリアルタイム
性で、迅速に確認することができないという問題を有す
る。
【0011】また、DVC方式VTRでは、レポータ
ー、ジャーナリスト、編集者、またはディレクターなど
のユーザが、ニュースなどの取材に関する長い説明文な
どをテキストデータやグラフィックデータとして効率的
に記録し、その後、キーワード検索などによって求める
映像および音声などを迅速に探すことができないという
問題を有する。
【0012】一方、TV番組の事件や事故の取材チーム
(つまり取材クルー)は、状況を報告するレポータやビ
デオカメラマンなどの複数のメンバーで構成されてお
り、この取材チームは、一般に多くのメンバーを必要と
する。取材現場のより正確な状況を説明するために、映
像および音声と同時に文字データを記録し伝達できれ
ば、ニュース取材システムの効率を向上することができ
る。
【0013】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、各フレーム
のデータ空き領域にテキストデータやグラフィックデー
タを記録することにより、映像および音声で伝達できな
い情報(例えば詳細なコメント)を記録し、伝達するこ
とを可能にし、記録されたテキストデータなどをキーワ
ードとして用いて映像検索の高速化を可能にし、複数の
DVC方式VTRの出力映像を瞬時に取り込んで編集す
ることによって編集効率を大幅に向上することを可能に
する記録再生装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による記録再生装
置は、映像データ、音声データおよび追加データの少な
くとも1つを含むハイブリッドデータを記録媒体に記録
再生する記録再生装置であって、データを伝送するバス
と、該映像データおよび該音声データを受け取り、該バ
スに出力するインタフェースと、テキストデータを生成
し、該バスに出力するテキストユニットと、該バスを介
して該映像データ、該音声データおよび該テキストデー
タを受け取り、該映像データ、該音声データおよび該テ
キストデータから該ハイブリッドデータを生成し、該生
成されたハイブリッドデータを該バスに出力するプロセ
ッサと、該ハイブリッドデータを該バスを介して受け取
り、該記録媒体に記録する記録ユニットと、該記録媒体
に記録された該ハイブリッドデータを再生する再生ユニ
ットと、該再生ユニットから再生された該ハイブリッド
データを表示する出力ユニットと、を備えており、その
ことにより上記目的が達成される。
【0015】ある実施例では、前記バスに接続され、デ
ィジタルVTRが通常再生時に出力するデータレートの
4倍のデータレートをもつデータストリームを受け取る
VTRインタフェースをさらに備えている。
【0016】ある実施例では、通常再生時のデータレー
トの4倍のデータレートでデータストリームを出力する
VTRをさらに備えている。
【0017】ある実施例では、前記インタフェースは、
前記映像データの単位フレーム期間のN倍(N:自然
数)の間隔で、該映像データおよび前記音声データを出
力する。
【0018】ある実施例では、前記追加データは、ディ
ジタルVTRの規格において定められているタイムコー
ドおよびサブコードのうち少なくとも1つを含む。
【0019】ある実施例では、前記テキストデータが、
1フレームに対応する前記ハイブリッドデータの前記追
加データを記録する領域に格納できない場合に、複数の
フレームに対応する該ハイブリッドデータの該追加デー
タを記録する領域に格納する手段をさらに備えている。
【0020】ある実施例では、前記テキストデータをキ
ーワードとして用いて検索する手段をさらに備えてい
る。
【0021】ある実施例では、前記テキストデータのデ
ータ量が前記記録媒体の記録可能なデータ量を越えるか
どうかを判定する手段をさらに備えている。
【0022】ある実施例では、前記記録媒体から信号を
シームレス再生できるかどうかを判定する手段をさらに
備えている。
【0023】ある実施例では、前記記録媒体からのシー
ムレス再生が可能となるように、記録されるべき前記ハ
イブリッドデータを、該記録媒体の異なる領域に記録す
る。
【0024】ある実施例では、前記バスに接続され、外
部機器と通信をおこなうことによって前記ハイブリッド
データを該外部機器に送るか、該外部機器から受け取る
かの少なくともどちらかをする通信インタフェースをさ
らに備えている。
【0025】ある実施例では、前記ハイブリッドデータ
は、MPEG規格において規定されるPESパケットま
たはトランスポート・パケットのかたちで伝送される。
【0026】ある実施例では、前記通信インタフェース
と前記外部機器との間を伝送される前記ハイブリッドデ
ータのデータレートは、ディジタルVTRが通常再生時
に出力するデータレートよりも高い。
【0027】ある実施例では、前記通信インタフェース
は、前記バス側のデータレートと前記外部機器側のデー
タレートとが異なるように、データレートを変換する手
段をさらに備えている。
【0028】ある実施例では、前記バスによって伝送さ
れるハイブリッドデータを受け取り、外部アプリケーシ
ョンに対応するAPI(アプリケーション・インタフェ
ース)仕様に変換する手段をさらに備えている。
【0029】ある実施例では、前記映像データを表示す
るディスプレイをさらに備えており、該ディスプレイ
は、該映像データの周波数成分のうち一部を選択的に表
示する。
【0030】ある実施例では、属性を示すデータを前記
ハイブリッドデータに付加する手段をさらに備えてい
る。
【0031】ある実施例では、前記ハイブリッドデータ
より音声データを分離する手段と、該ハイブリッドデー
タを前記記録媒体に記録する手段と、該音声データを分
離する手段の出力である第2の音声データを該記録媒体
に記録する手段と、該記録媒体に記録された該ハイブリ
ッドデータを再生する手段と、該第2の音声データを再
生する手段と、をさらに備えている。
【0032】ある実施例では、前記ハイブリッドデータ
からの音声データを分離と、該ハイブリッドデータを該
記録媒体に記録と、該音声データを分離する手段の出力
である第2の音声データを該記録媒体に記録と、該記録
媒体に記録された該ハイブリッドデータの再生と、該第
2の音声データの再生とを同時に実行させるストリーム
制御手段をさらに備えている。
【0033】ある実施例では、Nを1より大きい整数と
して、通常よりN倍高速なデータレートで入力されるN
倍速ハイブリッドデータに対して、該N倍速ハイブリッ
ドデータからのN倍速音声データの分離と、該N倍速ハ
イブリッドデータの該記録媒体への記録と、該N倍速音
声データを分離する手段の出力である第2のN倍速音声
データの該記録媒体への記録と、該記録媒体に記録され
た該ハイブリッドデータの再生と、該第2の音声データ
の再生とを同時に実行させるストリーム制御手段をさら
に備えている。
【0034】ある実施例では、再生された該ハイブリッ
ドデータおよび該第2の音声データより新たなハイブリ
ッドデータを作り出す信号処理手段をさらに備えてい
る。
【0035】ある実施例では、該第2の音声データと同
じデータ形式の音声データの入力手段と、該音声データ
の入力手段の出力を該記録媒体に記録する手段とをさら
に備えている。
【0036】ある実施例では、該記録媒体に記録された
第2の音声データを外部装置に出力する手段をさらに備
えている。
【0037】ある実施例では、該ハイブリッドデータよ
り音声データを分離する手段は、該ハイブリッドデータ
より一定期間の連続音声データを一定の規則で並べ替え
た音声データを分離する手段と、分離された音声データ
をさらに時間的に連続な第2の音声データに変換する手
段とをさらに備えている。
【0038】ある実施例では、該記録媒体より再生され
た該第2の音声データを該ハイブリッドデータに変換す
る手段をさらに備えている。
【0039】ある実施例では、前記変換手段は、ソフト
ウェア処理をおこなうプロセッサおよびメモリを有す
る。
【0040】ある実施例では、該記録媒体より再生され
た該第2の音声データのサンプリング値の大小の変化、
サンプリング周波数の変換、映像フレーム期間内のサン
プリング数変換、および該第2の音声データ同士のミキ
シングおよび時間軸の並べ替え、編集は、それぞれ、メ
モリを用いたコンピュータのソフトウエア処理により行
われる。
【0041】本発明による記録再生装置は、映像デー
タ、音声データおよび追加データの少なくとも1つを含
むハイブリッドデータを記録媒体に記録再生する記録再
生装置であって、該記録媒体としてテープ媒体を用い
て、該ハイブリッドデータを記録再生するテープ記録再
生ユニットと、該記録媒体としてディスク媒体を用い
て、該ハイブリッドデータを記録再生するディスク記録
再生ユニットと、通常の記録速度と異なる速度において
記録する記録速度変換ユニットと、通常の再生速度と異
なる速度において再生する記録速度変換ユニットと、該
再生速度変換ユニットから出力された該ハイブリッドデ
ータをパケット化して入出力する第1インタフェースユ
ニットと、を備えており、そのことにより上記目的が達
成される。
【0042】ある実施例では、前記テープ記録再生ユニ
ットおよび前記ディスク記録再生ユニットの動作モード
を制御する記録再生モード制御ユニットをさらに備えて
いる。
【0043】ある実施例では、映像データ、音声データ
および追加データを受け取り、前記ハイブリッドデータ
として出力する信号プロセシングユニットをさらに備え
ており、該信号プロセシングユニットは、入出力される
信号に応じて符号化または復号化をおこなう符号化/復
号化ユニットと、前記テープ記録再生ユニットおよび前
記ディスク記録再生ユニットのそれぞれによって記録再
生される信号に誤り訂正符号化または誤り訂正復号化を
おこなう誤り訂正符号化/復号化ユニットと、該符号化
/復号化ユニットと該誤り訂正符号化/復号化ユニット
との間で信号を双方向に伝送可能な信号伝送ユニット
と、該信号伝送ユニットの伝送方向を制御する制御ユニ
ットと、前記記録再生モード制御ユニットから出力され
るモード制御信号に応じて該制御ユニットに対する制御
信号を生成する制御信号生成ユニットと、をさらに備え
ている。
【0044】ある実施例では、前記符号化/復号化ユニ
ットは、入力されるデータを時間軸多重することによっ
て単一のデータストリームを生成する多重部と、該デー
タストリームをシャフリングするシャフリング部と、該
シャフリング部から出力されるデータを時間軸圧縮する
圧縮部と、該圧縮部から出力されるデータをデシャフリ
ングするデシャフリング部と、該デシャフリング部から
出力されるデータを符号化する信号符号化/復号化部
と、を有する。
【0045】ある実施例では、前記第1インタフェース
ユニットから出力されるデータに、前記テープ記録再生
ユニットまたは前記ディスク記録再生ユニットの編集制
御情報を付加する第2インタフェースユニットをさらに
備えている。
【0046】ある実施例では、前記第2インタフェース
ユニットから出力されるデータに、MPEGシステムの
伝送規格に準拠した汎用パケット化情報を付加する第3
インタフェースユニットをさらに備えている。
【0047】以下に作用を説明する。上述した構成によ
り、本発明の記録再生装置は、記録媒体への効率的なデ
ータ記録ができる。また、記録媒体から所望の映像を高
速に検索することができる。さらに、映像と関連したテ
キストデータの表示を効果的に行なえる。また、ネット
ワークに展開しつつ、複数の記録再生装置からの出力映
像を瞬時に取り込み編集できるので、編集効率を大幅に
上げることができる。
【0048】また、本発明の記録再生装置は、上記構成
により、映像信号などの実時間入力信号の記録を行いな
がら、同時に、過去に記録した信号の通常再生および特
殊再生などを行い、かつ、信号送出および編集作業を効
果的に行うことができる。
【0049】また上記した構成により、本発明の記録再
生装置は、映像信号、音声信号、データをパケット化
し、データ伝送を効果的に行うことができることとな
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録再生装置の実
施例を図面を参照しながら説明する。同じ参照符号は、
同じ構成要素を示す。
【0051】(実施例1)図1は、本発明の記録再生装
置の第1の実施例のシステム構成図である。図1におい
て、2はCPU、3はCPU2から出力されるデータを
一時的に記憶するメモリ、4はCPU2とPCIバス5
とをとりもつインターフェース(I/F)である。DV
Cムービーカメラ11は、DVC−CODEC(または
DVCの信号源)10を備えている。ここでDVC−C
ODECの「CODEC」は、「COder/DECoder」の頭
字語であり、CCD(charge coupled device)素子が
出力する画像を表す信号、マイクロホンが出力する音声
を表す信号をDVC規格に準拠するディジタル信号に変
換する。「DVC」は、Digital Video Cassetteの頭字
語である。「DVCムービーカメラ」は、HDディジタ
ルVCR協議会で合意されたディジタルVTRの国際規
格を満足したムービーをいう。DVCムービーカメラ1
1で撮影されたDVC圧縮形式のディジタル信号(以
下、「DVC信号」という)は、DVC/PCI−I/
F(DVC/PCIインタフェース)6へ転送される。
ここで、DVC信号は、圧縮映像データ、音声データ、
および補助データ(例えば、サブコード)により構成さ
れている。DVC−CODEC10の出力である映像、
音声および補助データは、NTSCモニタ12で視聴で
きる。
【0052】本明細書において、「ハイブリッドデータ
(またはハイブリッド信号)」とは、映像、音声、デー
タおよびテキスト等をそれぞれ1フレーム分ずつミック
スしたデータである。このハイブリッドデータは、1フ
レームを単位とする信号であって、1つの静止画に対応
する。
【0053】この1フレーム単位のハイブリッドデータ
を連続するN(N:2以上の整数)フレーム分、集めれ
ば、動画、音声、長文テキストが構成でき、これをイベ
ントと定義する。このイベントのフレームを再生する順
序を変更することによって、高速再生やスロー再生が可
能なイベントを再構成することができる。
【0054】また様々なイベントを集めれば、タイトル
とよばれるイベントの集合体が構成されうる。
【0055】ハードディスクからのタイトルの再生にお
いては、イベントの記録位置は、連続である必要はな
い。これは、ハードディスクのランダムアクセスが高速
であるため、バッファを介することなく、ハイブリッド
データの出力を連続することが可能であることによる。
【0056】DVC/PCI−I/F6は、コンピュー
タ1のPCIバス5の拡張スロットに装着されている。
第1の実施例では、コンピュータとして、IBM・PC
/AT互換機を用いるが、他のコンピュータ(例えば、
PC9801シリーズ、マッキントッシュ)を用いてシ
ステムを構築してもよい。
【0057】PCIバス5に出力されたDVC信号は、
SCSI−I/F7を介してデータ記録用HDD8に入
力され、記録される。DVC信号のデータ量は、1フレ
ーム当たり約120kバイトなので、記録容量が2Gバ
イトのHDDを用いれば実時間で約10分間のDVC信
号を記録できる。本実施例では、データ記録用媒体とし
てHDDを用いるが、MOやPD(相変化型光磁気ディ
スクの一種)等の他の記録媒体でも同様の効果が得られ
る。再生時には、上記と逆の過程をたどり、データ記録
用HDD8に記録された映像、音声およびデータ信号を
NTSCモニタ12で視聴できる。
【0058】DVC信号をデータ記録用HDD8へ、フ
レーム落ちなくシームレスに記録しながら、テキストデ
ータも同時に記録する。このような記録を実現するため
に、各フレームのサブコードまたはビデオ補助データ
(VAUX)の空き領域へ、コンピュータ1から文字デ
ータを記録する。コンピュータ1のOS(オペレーティ
ング・システム)としては、MS-DOS、Windows 3.1やWin
dows NT、Windows 95、UNIX(例えばMARC、Linux)など
がある。また、コンピュータ1を制御する制御ソフトウ
ェアの記述言語としては、アセンブリ言語、C言語、C
++言語などを用いることができるが、これらには限ら
れない。
【0059】図2は、サブコードの一例を示す図であ
る。1フレームの画像に対応するデータは、磁気テープ
の10トラック上に記録される。トラック17a〜17
iには、それぞれ映像データおよび音声データが記録さ
れる。領域A0〜A8は、音声データが記録される領域
であり、領域V0〜V14は、映像データが記録される
領域である。また、1フレームの最初には、ヘッダー領
域14、サブコード領域15、AUX領域16が形成さ
れている。1フレーム(例えばNTSCの場合、1フレ
ーム:30分の1[秒])あたり、例えば、60バイト
分の文字(日本語全角で30文字、英数字半角で60文
字)を入出力するとすると、1秒間に(つまりNTSC
では30フレームの期間に)では、日本語全角で900
字のテキストデータが記録できる。英数字半角ならば2
倍の1800文字のテキストデータが記録できる。
【0060】図2では、サブコード領域15における一
部のデータが16進数で表示してある。最初のブロック
では、2バイト分のIDをAA、BB、1バイト分のr
eservedをCCと表示している。変更が可能な5
バイト分の情報をxx、xx、xx、xx、xxと表示
している。この5バイトの領域15d〜15hに、上記
したテキストデータを記録できる。
【0061】この機能により、取材ジャーナリストが撮
影現場で映像にコメントを記録して、放送局に送ること
が可能である。カメラマンがテープ式またはディスク式
のDVCムービカメラで撮影し、その映像プログラム内
のデータ記録領域に文字を記録する。うまく運用すれ
ば、カメラマン一人で映像と取材原稿を放送局に効率的
に伝送できる。なお、上記説明でのデータは、DVC規
格で規定されるサブコード、VAUX等により構成され
るデータであるとしたが、VHSとの互換のあるいわゆ
るD−VHS(ディジタルデータを記録可能なVHS)
で規定されたデータであってもかまわない。
【0062】図3は、文字を入力し、サブコードを書き
換えるためのフローチャートである。第1の実施例を実
現するソフトウェアでは、まず、映像プログラムの先頭
フレームの管理ナンバーを入力する(S1)。次にS2
において、サブコード領域に記録すべき文字を入力す
る。S3においては、入力された文字の漢字コードをア
スキーコードに変換する。S4において、サブコードと
して記録される容量が(1)1フレーム以内か、(2)2フレ
ーム未満か、または(3)2フレーム以上かに応じて、制
御は分岐する。(1)、(2)および(3)の場合、それぞれ制
御はS7、S5およびS6にジャンプする。S5におい
ては、次のフレームのサブコード領域に変換されたコー
ドを記録する。S6においては、ディスクのテキストデ
ータ記録領域に変換されたコードを記録する。S7にお
いてディスクへの記録が完了する。以上のステップによ
ってサブコード領域にテキスト情報が記録される。
【0063】例えば、1つのフレームの中に「Pana
sonic」と9文字のアルファベットをキーボード入
力する場合には、上記文字はHDD内のサブコードの書
換位置へ自動的に記録される。また、所望のフレームナ
ンバーをコンピュータ1のキーボードから入力すると、
所望フレームのテキストデータを表示できる。
【0064】また、20フレームの映像プログラムは1
200バイトの文字を記録できるが、ここに1000バ
イト分の文章を記録する場合には、上記文章は自動的に
HDD内のサブコードの書換位置へ分配記録される。こ
のように文字数が多く1フレームに納まらない場合に
は、自動的に次フレームの記録領域に記録する。コメン
ト文が2フレーム以上にまたがる場合では、サブコード
の文字領域の最後の文字が、たとえば空白であるかどう
かで判断する。最後の文字が空白句点でない場合では、
次フレームのサブコード領域に続いていると自動的に判
断して文字を連続的に表示する。
【0065】ところで、10フレームの映像プログラム
は600バイトの文字を記録できるが、ここに1000
バイト分の文章を記録する場合には、例えば、文字数が
1000バイト分あれば、記録領域をすべて利用しても
400バイト分の文字があふれて記録できない。この場
合、データ記録用HDD8の空き領域など優先度の低い
データ領域に400バイト分または1000バイト分全
ての文字データを記録する。この文字情報の記録領域と
文字数を表すポインタをもとの映像のサブコード領域に
記録する。同様にして、1万文字以上など膨大な文字デ
ータの記録にも対応可能である。文字記録領域が不足す
ると、HDDの内周側の記録されていない領域へ記録す
ることも可能である。
【0066】以上の様に、次フレームのサブコード領域
へ記録しない方法も可能である。明らかに、文字数が多
くサブコード領域に記録できない場合、はじめからHD
Dの内周側の未記録領域に記録することできる。もとの
サブコード領域以外のHDD記録領域に記録する方法
は、必ずしも映像等を記録しているHDDでなくて異な
る文字記録専用のHDDでもよい。
【0067】再生時には、SVGA−I/F9を介し
て、コンピュータ1用のSVGAモニタ13上に各再生
フレームに対応したテキストを表示できる。また、NT
SCモニタ12上にもオーバーレイ手法等により表示可
能である。
【0068】(実施例2)再び図1を参照して、本発明
による記録再生装置の第2の実施例を説明する。第2の
実施例においては、サブコードの文字をキーワードとし
て検索する。
【0069】図1において、コンピュータ1のキーボー
ド18から入力された文字は、アスキーコードまたは漢
字コードに変換されて、フレーム毎にサブコード領域1
5に記録されている。検索キーワードとして入力された
キーワードA、キーワードB、キーワードCのアスキー
コードまたは漢字コードと同じコードをサブコード領域
15内に存在すると認識すれば、所望フレームと判断し
て検索を行う。これにより、所望する映像を高速に検索
できる。
【0070】また、サブコードの文字表示を何フレーム
かに1回表示や、希望フレームナンバーを入力すること
により、そのフレームの文字だけを表示させることも可
能である。
【0071】以上、一例として、フレーム毎にサブコー
ド領域15へ文字などのテキストデータを記録して、検
索に使用する方式について説明してきた。これと同様
に、オーディオやビデオのAUXデータ(VAUX)の
空き領域にテキストデータを記録する方式でも同様の効
果が得られる。
【0072】(実施例3)図4は、本発明による記録再
生装置の第3の実施例を説明するための図である。図4
は、データ記録用HDD8にDVC信号などの映像信号
を記録再生する場合のシステムを示す。図4に示す通
り、第3の実施例の基本的なシステム構成は、第1の実
施例(図1に示す)と同様である。データ記録用HDD
8へ記録する前に、記録条件の設定として、HDD記録
エリア、記録時間などの設定をアプリケーション・ソフ
トウエア上で行い、また、再生する前に、再生条件の設
定として、再生イベントシーケンス、再生時間、再生モ
ードなどの設定をアプリケーション・ソフトウエア上で
行う。
【0073】上記再生モードでは、通常の1倍速での再
生だけでなく、順方向と逆方向のn/32倍速スロー再
生(nは整数)、m倍速の高速再生(mは整数)、およ
び静止画再生を実現できる。高画質な映像のスロー再生
は、1つのフレームを構成する再生データ集合のDVC
デコーダへの転送回数を制御することにより実現でき
る。また、高速再生は、例えば、10倍速再生では10
枚先のフレームを構成する再生データ集合を次々とDV
Cデコーダに転送する方式により実現できる。静止画の
再生は、1つのフレームを構成するデータ集合を設定時
間までDVCデコーダに転送することにより実現でき
る。
【0074】まず、DVC信号をデータ記録用HDD8
に記録する場合、記録するDVC信号のデータ量がデー
タ記録用HDD8に残された記録可能容量よりも大きく
なるかどうかを、データ記録用HDD8へ記録する前に
評価し、もし記録容量を確保できなければユーザーにエ
ラー表示等で知らせる。さらに、記録条件を満足させる
ための条件を評価計算し、ユーザーに知らせる機能を持
つ。この機能は、アプリケーション・ソフトウエア上に
持つ。
【0075】データ記録用HDD8から映像、音声等を
再生する場合、コンピュータ1のキーボード18を利用
して(たとえばテンキー等の操作)、再生速度をダイナ
ミックにリアルタイム制御することができる。
【0076】(実施例4)図5は、本発明の記録再生装
置の第4の実施例のブロック図である。図5において、
20のDVC−A、21のDVC−B、22のDVC−
C、23のDVC−Dは、いずれもDVC方式ディジタ
ルVTRである。また、32のI/F−A、33のI/
F−B、34のI/F−C、35のI/F−Dは、DV
C信号をPCIバス信号の形式に変換するインターフェ
ースであり、図4におけるDVC/PCIインタフェー
ス6に対応する。28のNTSCモニタAは、20のD
VC−Aまたは32のI/F−Aから出力されるDVC
信号をデコードして表示する。29のNTSCモニタ
B、30のNTSCモニタC、31のNTSCモニタD
についても、それぞれ28のNTSCモニタAと同様に
各DVC信号を表示する。また、音声信号に対してはオ
ーディオスピーカー(図示せず)でモニターし、データ
に対してはコンピュータ用ディスプレー(図示せず)で
モニターすることができる。
【0077】DVC−A 20の出力信号は、I/F−
A 32、PCIバス5を介してSCSI−I/F 7
へ入力され、データ記録用HDD8へ記録する。データ
記録用HDD8の再生信号は逆の経路をたどり、DVC
−A 20へ入力する。DVC−B 21、DVC−C
22、DVC−D 23についても同様である。
【0078】また、DVC−A 20、DVC−B 2
1、DVC−C 22、DVC−D23の入出力信号の
データ記録用HDD8への記録再生は、それぞれコント
ローラA 36、コントローラB 37、コントローラ
C 38、コントローラD39によって制御される。
【0079】DVC信号を、HDDにより構成されるビ
デオサーバーに取り込む時には、DVC−A20〜D2
3の再生を同時に行い、各DVC20〜23からの出力
映像を各NTSCモニタで確認しつつ、HDDに記録す
べき価値ある映像を見つけ次第、結合制御部40の制御
によって、各コントローラより所望のDVC信号を記録
する処理を素早く行う。この時、コントローラーは記録
信号に自動的にタイムコード、イベント番号等の属性を
付与し、データベース化する。第4の実施例の他の構成
要素は、第1の実施例のそれと同じである。
【0080】この様にして、多くのカセットの中から必
要なDVC信号をHDDサーバーに効率的に選択して取
り込み記録することができる。4台のDVC−VTRか
ら同時に出力される映像を4つのNTSCモニタで同時
に確認するので、プロデューサー、ディレクター、編集
者等が所望する映像を効率的にHDDへ記録でき、編集
効率を大幅に上げることができる。
【0081】なお、本実施例ではVTRが4台のシステ
ム構成であるが、2台から約10台でも同様の効果が得
られる。また、VTRにDVCを、汎用バスにPCIバ
スを用いたが、他のVCR、汎用バスを用いても同様の
効果が得られる。
【0082】またDVCとして、DVC−A 20のみ
を用いて、かつ通常再生の4倍速で再生すれば、PCI
バス5に入力されるデータのビットレート自体は、4台
のDVCを用いる場合と変わらない。その結果、図5の
システムを用いて、高速な編集作業をおこなうことがで
きる。
【0083】図6は、本発明の記録再生装置の第4の実
施例において用いられるデータ記録用HDD8の記録領
域を示す図である。データ記録用HDD8の記録領域を
41の記録領域A、42の記録領域B、43の記録領域
C、44の記録領域Dの4つに分割し、上述した4台の
DVCから出力されるDVC信号を記録するために、あ
らかじめ割り当てる。すなわち、4台のDVCの出力信
号は、それぞれ対応する記録領域に記録される。この様
に、データ記録用HDD8の記録領域をあらかじめ4つ
に割り当てておくことにより、データ記録用HDD8へ
の記録領域が限定されるため、記録媒体のリソース管理
が容易になる。また、1つのテープから再生された複数
のイベントの記録領域が、論理的に連続するため、デー
タ記録用HDD8内のデータ管理等のメンテナンスが容
易になる。なお、本実施例では、システム構成を4台に
したため、データ記録用HDD8の記録領域を4つに分
割したが、システム構成が4台以外でも、システム構成
の台数に応じて、データ記録用HDD8の記録領域を分
割すれば同様の効果が得られる。
【0084】また、高度なデータ管理能力を持つアプリ
ケーションソフトを使用する場合には、データ記録用H
DD8の記録領域を各DVCに対応するように分割せず
に、各DVCから選択されたDVC信号をデータ記録用
HDD8へ記録した場合でも、ユーザーがデータ記録用
HDD8の記録領域を意識せずに使えるように記録再生
することも可能である。
【0085】(実施例5)図7は、本発明による記録再
生装置の第5の実施例のブロック図である。図7に示す
システムによれば、DVC信号のATM伝送、プログラ
ム可能なCODEC、A/Bロール可能な編集システム
が実現できる。第5の実施例の基本的な動作は、図1を
参照して説明した第2の実施例と同様である。
【0086】PCIバス5にはDVCマルチストリーム
I/O回路50が接続されている。4つのDVCコーデ
ック51から入出力される各4本のDVC信号ストリー
ムの入出力を制御ソフトウエアにより制御する。4倍の
高速度で伝送されてきたDVC信号を4つパラレルDV
C信号に変換することにより、本構成では4倍速入力へ
の対応も可能である。
【0087】また、ATMインタフェース45はPCI
バス5上を伝送されるDVC信号などを高速に外部シス
テムに伝送できる。なお、前記ATMインタフェース
は、SMPTE259M規格で定められた通信方式、あ
るいは、IEEE1394規格で定められた通信方式を
ベースとした通信インタフェースで構成することもでき
る。
【0088】さらに、I/F47、メモリー48、プロ
グラマブルCODEC49により、A/Bロール編集が
可能となる。プログラマブルCODEC49は、内部に
3つのCODECを持ち、A−chのMPEG2−42
2Profile入力とB−chのDVC信号入力よ
り、C−chのMPEG2出力を生成できる。
【0089】図8は、第5の実施例におけるDVC信号
のATM伝送仕様を模式的に示す図である。第5の実施
例においては、ATM伝送信号は、MPEGシステムに
おいて規定されるPESパケットまたはトランスポート
パケット(TP)の形態に変換して伝送される。図8に
おける「DVCPRO」とは、DVC規格に基づく業務
用DVCで扱われている規格・データ・ファイル名を示
している。前記伝送信号のフレーム処理速度は、標準で
ある1倍速度のフレーム再生速度の2倍から100倍の
速度である。このようにMPEGシステムを利用するこ
とにより、MPEGシステムのみでなく、MPEGシス
テムと関連するシステムにおいてDVC信号とMPEG
信号との共存が広く可能となる。
【0090】図9は、図7のシステムを用いたハードウ
エアおよびソフトウエア構成の他の例を模式的に示す図
である。本発明においては、上位のアプリケーションソ
フトウエアとその下層に位置する下位のアプリケーショ
ンソフトウエアのAPI(アプリケーション・インタフ
ェース)を規定し、本発明のために作成する独自のアプ
リケーションも、市販されているアプリケーションの統
一されたAPIの元で使用できる様にソフトウエア構成
が設計されている。これにより、本発明の記録再生装置
のオープンシステム性が確保できる。上記アプリケーシ
ョンとしては、MPEG方式、JPEG方式、DVC方
式、DV方式、DVCPRO方式、AVI方式またはク
イックタイムムービー方式などの中から1つ以上のデー
タファイル形式を取り扱うことが可能である。
【0091】上述の例では、コンピュータ用の汎用デー
タバスとしてPCIバスを用いた。しかしこれには限ら
れず、例えばEISAバスやVLバスを用いてもよい。
【0092】(実施例6)図11は、本発明の記録再生
装置の第6の実施例のブロック図である。図11におい
て、111は映像信号入力端子、112は音声信号入力
端子、113はデータ入力端子、114は映像信号出力
端子、115は音声信号出力端子、116はデータ出力
端子、117は信号プロセシング部、118は記録処理
部、119は再生処理部、1110は記録速度変換処理
部、1111は再生速度変換処理部、1112はテープ
方式記録再生部、1113はディスク方式記録再生部、
1114は記録再生モード制御部、1115は第1イン
タフェース部、1116は第1パケット信号出力端子、
1117は記録処理ブロック部である。
【0093】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図11を用いて、その動作を説明する。まず、テ
ープ状媒体への記録再生について説明する。
【0094】映像信号入力端子111から入力された映
像信号、音声信号入力端子112から入力された音声信
号、データ入力端子113から入力されたデータの3系
統の信号は、信号プロセシング部117において、並び
換えや圧縮処理などが必要に応じて施され、時間軸多重
されて1系統のプロセス信号に変換されて、記録処理部
118へ入力される。プロセス信号は、記録処理部11
8において、テープ状媒体に適した記録信号に変換され
て、テープ方式記録再生部1112へ入力される。記録
再生モード制御部1114は、信号プロセシング部11
7からの制御信号により、テープ方式記録再生部111
2を記録モードに設定し、これにより、上記記録信号
は、テープ方式記録再生部1112において、テープ状
記録媒体に記録される。
【0095】再生時には、記録再生モード制御部111
4は、信号プロセシング部117からの制御信号によ
り、テープ方式記録再生部1112を再生モードに設定
し、テープ方式記録再生部1112においてテープ状媒
体から再生された再生信号は、再生処理部119へ入力
される。再生信号は、再生処理部119において、記録
処理部118とは逆の信号処理(並び換え、伸長処理な
ど)がなされて、記録時と同様な1系統のプロセス信号
となり、信号プロセシング部117へ入力される。プロ
セス信号は、信号プロセシング部117において、映像
信号、音声信号、データの3系統の信号に分離・変換さ
れる。そして、上記3系統の信号、すなわち、映像信
号、音声信号、データは、映像信号出力端子114、音
声信号出力端子115、データ出力端子116よりそれ
ぞれ出力される。
【0096】以下に第6の実施例の動作を詳細に説明す
る。本発明の記録再生装置の第6の実施例においては、
まず、映像信号入力端子111から入力される映像信
号、音声信号入力端子112から入力される音声信号、
データ入力端子113から入力されるデータの3系統の
信号は、信号プロセシング部117へ転送され、ここで
プロセス処理が施されて1系統の信号になって出力され
る。以下、信号プロセシング部117の内部構成および
動作の一例を図12を参照して詳細に述べる。
【0097】図12は、信号プロセシング部117の内
部構成の一例を示すブロック図である。まず、記録時の
動作を説明すると、入力された映像信号、音声信号、デ
ータは、符号化/復号化部1251にて、信号の種類に
応じた処理を行う。その後、符号化/復号化部1251
の出力については、信号伝送部1254を経由後、再生
時に誤り訂正を可能せしめるために、誤り訂正符号化/
復号化部1252にて誤り訂正符号化を行い、記録再生
処理ブロック部1117へ出力される。なお、信号プロ
セシング部117の詳細な処理の流れは、以下のように
なる。
【0098】入力された3系統の信号は、多重・分離部
1260にて時間軸多重されて1系統の信号となり、シ
ャフリング部1261において所定の単位でシャフリン
グされ、圧縮部1262において圧縮処理(例えば間引
きなど)が施される。この圧縮された信号は所定の単位
でデシャフリング部1264にてデシャフリングされ、
そののち、データ以外の映像信号、音声信号については
信号符号化/復号化部1265にて符号化される。
【0099】記録媒体からの再生時には、信号の流れが
上記とは全く反対方向になり、記録再生処理ブロック部
1117からの再生信号は、誤り訂正符号化/復号化部
1252、信号伝送部1254を経由して符号化/復号
化部1251へ入力される。この入力された信号は信号
符号化/復号化部1265にて復号化され、デシャフリ
ング部1264にてデシャフリングされて伸長部126
3へ出力される。伸長部1263では圧縮部1262で
行なった処理とは逆の処理、すなわち時間軸上で圧縮信
号をもとにもどす伸長処理を行い、シャフリング部12
61にてシャフリングを行なった上で、多重・分離部1
260にて1系統の信号を3系統の信号に分離し、出力
する。
【0100】以下、記録媒体への記録時の処理説明にも
どり、符号化/復号化部1251の出力は、信号伝送部
1254を経由し、誤り訂正符号化/復号化部1252
へ入力される。この誤り訂正符号化/復号化部1252
は、再生処理時の復号誤りを訂正せしめるための誤り訂
正符号化処理を行なうものである。そして、この誤り訂
正符号化/復号化部1252の出力は記録再生ブロック
部1117へ出力される。
【0101】制御信号生成部1256は、信号伝送部1
254を制御する第1の制御信号、および記録再生モー
ド制御部1114を制御するための第2の制御信号を生
成する。第1の制御信号は制御部1255へ入力され、
この制御信号にしたがって、信号伝送部1254の伝送
方向が制御され、符号化/復号化部1251から誤り訂
正符号化/復号化部1252へ、およびその反対方向、
の双方向の伝送を可能せしめている。また、制御信号生
成部1256から出力される第2の制御信号は、記録再
生モード制御部1114へ出力され、この制御信号によ
り、テープ方式記録再生部1112およびディスク方式
記録再生部1113の個々の記録モード/再生モードを
制御する。
【0102】次に図11を再び参照すると、この信号プ
ロセシング部117からの出力は、テープ媒体を用いた
テープ方式記録再生部に記録できるように信号処理を施
す記録処理部118を介して、テープ方式記録再生部1
112に入力される。テープ方式記録再生部1112
は、符号化された信号をテープ状媒体に記録するもので
あるが、この装置としては例えばDVC(Digital Vide
o Cassette)などのディジタルVTRが挙げられる。テ
ープ方式記録再生部1112にて再生された再生信号は
再生処理部119を介して信号プロセシング部117に
送られ、この信号プロセシング部117で3系統の信号
に分離されて出力信号114、115および116とし
て出力される。
【0103】任意あるいは所定の記録速度に速度変換し
て、メディアに記録再生する場合には、信号プロセシン
グ部117からの信号は、記録速度変換処理部1110
によって記録速度の変換(転送レートの変換)が成され
たあと、ディスク方式記録再生部1113へ出力され
る。このディスク方式記録再生部1113は、符号化さ
れた信号をディスク状媒体に記録するものであり、この
装置としては、例えばHDDなどが挙げられる。
【0104】記録した情報を記録時と同様または異なっ
た速度で再生する場合には、ディスク方式記録再生部1
113に記録された信号を再生速度変換処理部1111
によって所望の再生速度に変換後、信号プロセシング部
117を介して出力信号114、115、116として
出力する。また、再生速度変換処理部1111の出力を
パケット化するために、第1インタフェース部1115
へ転送し、第1パケット信号を第1パケット信号出力端
子1116から出力する。また、再生速度変換処理部1
111の出力は第1インタフェース部1115を介して
信号プロセシング部117へ入力され、記録再生処理ブ
ロック部1117へフィードバックすることも可能であ
る。
【0105】記録速度変換処理部1110および再生速
度変換処理部1111は、内部にバッファメモリを有し
ており、これにより入力されるデータのデータレートを
出力されるデータのデータレートに変換することができ
る。
【0106】例えば、記録速度変換処理部1110にお
いて、1フレーム分のデータ量は、1フレーム期間内に
入力される。しかしコンピュータ内部のデータバスは、
データ伝送レートが高いので出力するのに要する時間
は、1フレーム期間の1/10である。同様に再生速度
変換処理部1111において、1フレーム分のデータ量
は、1フレーム期間の1/10の時間で入力される。し
かし出力するときは、1フレーム期間を用いる。
【0107】上述のような動作によって、カメラで撮影
している信号をテープ部およびHDD部の両方に記録し
ながら、HDDから別のイベントを4倍速で再生して、
4倍速の高速データパケットをネットワーク上に出力す
ることが可能となる。
【0108】以上が本実施例の基本的な動作であるが、
以下、上述したように第1インタフェース部1115を
組み込んだ構成である本実施例の記録再生装置につい
て、図11を用いて、その動作の利点を説明する。
【0109】テープ媒体と比較してディスク媒体の利点
の1つにランダムアクセスの容易性が挙げられ、これを
活かした本実施例のメリットを説明する。今、ある映像
の入力信号111が、信号プロセシング部117から出
力されると、任意の記録速度への変換が可能である記録
速度変換処理部1110を介して、ディスク方式記録再
生部1113に記録されるように転送される。ディスク
方式記録再生部1113はランダムアクセス性を活か
し、記録された映像を即座に検索・編集しやすい構成で
あり、例えば、映像において、再生速度を通常の1倍速
以上、およびスロー再生の1倍速以下としても、テープ
状媒体と比較して、所望の記録されている映像信号の場
所を容易に選択できるために編集時間を短縮できる。
【0110】このようなシステム構成をとることによ
り、記録したい入力信号111、112、113が信号
プロセシング部117を介して、記録処理部118から
テープ方式記録再生部1112へ伝送され、テープ状媒
体に信号を記録している時と同時に、ディスク方式記録
再生部1113から映像信号等を再生して、再生速度変
換処理部1111を介して第1インタフェース部111
5へ出力させたり、またディスク方式記録再生部111
3から再生された信号を信号プロセシング部117から
出力信号114、115、116として取り出すことが
可能であり、これにより記録と再生の並列処理が可能と
なる。
【0111】また、再生出力を、第1インタフェース部
1115から、記憶領域の節約を図るために復元可能な
方法で圧縮した第1パケット信号として、第1パケット
信号出力端子1116から取り出してもかまわない。
【0112】このような記録再生装置の利用例として、
TVの野球中継がある。ある選手がホームランを打った
場合、大抵、このホームランを打った瞬間の映像はスロ
ー再生などで放送される。このスロー放送中でも野球の
プレーは継続されており、この間にも次の選手がヒット
を打つなど刻々と状況が変化し、内容が大きく変化する
ことも考えられる。
【0113】この場合、従来の記録再生装置1台では、
スロー再生中に、現実に起こっているプレーを記録でき
ず、複数台の記録再生装置を駆使して対応している。し
かし、このような場合、本発明の記録再生装置を用いれ
ば、下記に示す(1)〜(4)のモードの同時処理などが可能
となり、映像の記録逃しを防止できる。なお、モードと
して、静止画モード、停止モードなどを考慮すれば、さ
らに多種のモード設定が可能となる。
【0114】(1)テープ方式記録再生部:記録モード;
ディスク方式記録再生部:記録モード (2)テープ方式記録再生部:記録モード; ディスク方式
記録再生部:再生モード (3)テープ方式記録再生部:再生モード; ディスク方式
記録再生部:記録モード (4)テープ方式記録再生部:再生モード; ディスク方式
記録再生部:再生モード 記録再生モード制御部1114からのモード設定によ
り、上述した実施例では、テープ方式記録再生部111
2は記録モードであるが、このモードは、再生モード・
静止画モード・停止モード等のディスク方式の記録再生
部1113のどのようなモードにも無関係である。従っ
て、テープ方式記録再生部1112とディスク方式記録
再生部1113は、各種モードのいずれかにそれぞれ独
立して設定できる。
【0115】(実施例7)図10は、本発明の記録再生
装置の第7の実施例のハードウエアおよびソフトウエア
構成の説明図である。図10において、1001はハー
ドウエア部、1002はソフトウエア部であり、いわゆ
るAT互換機を構成している。また、1003はPCI
バス、1004はDVC方式の圧縮データをPCIバス
に入出力するPCIバスI/Fカードであり、PCIバ
ス1003に接続されている。また、PCIバスI/F
カード1004は、DVC方式の1倍速・4倍速記録再
生VTR1005およびDVC方式CODEC1006
に接続されている。DVC方式の1倍速・4倍速記録再
生VTR1005はDVC方式のカセットテープ100
7にDVC方式の圧縮信号を通常の1倍速だけでなく4
倍速で記録したり再生したりすることできる。カムコー
ダー等で60分かけて録画したテープをVTR1005
で4倍速再生するとわずか15分で全てのデータをPC
Iバス1003に送り込むことが可能である。また、リ
アルタイムで入ってくり映像および音声をCODEC1
006でリアルタイム符号化し、PCIバス1003に
送り込むことも可能である。
【0116】また、PCIバス1003にはATM方
式、イーサネット方式、IEEE1394方式やファイ
バーチャネル方式などのネットワークI/Fカードを接
続することも可能であり、この場合には本システムをL
AN接続されたサーバ/ネットワーク系やWAN接続さ
れたインタネット系に接続可能である。
【0117】1008はSCSI方式のI/Fボードで
あり、ハードディスクドライブ(HDD)1009が複
数台接続されており、ディスクアレー(RAID−0、
RAID−3、RAID−5等)を構成する。
【0118】PCIバス1003にはPCIブリッジ1
010が接続されていて、主記憶1011、Penti
um等のCPU1012、キャッシュメモリ1013、
IDEインタフェース1014、ISAバス1016、
キーボードおよびマウス系1021などと接続される。
PCIブリッジ1010のICの例として、例えば、イ
ンテル社のTRITONチップセットがあげられる。I
DEインタフェース1014にはIDE方式のHDD1
015が接続され、Windows−NTなどのOSや
アプリケーション・プログラムがインストールされる。
【0119】また、ISAバス1016にはVGAモニ
タ1017、サウンドブラスター等のオーディオI/F
ボード1018、RS422方式I/Fボード101
9、RS232C方式I/Fボード1020等が接続さ
れる。
【0120】一方、システムディスクであるHDD10
15内にインストールされているソフトウエア部100
2は、HDDデバイスドライバ1022、DVC−I/
Fデバイスドライバ1023、カーネル部を包含するO
S1024、ISAバスに接続されたデバイス1017
〜1020までを制御するデバイスドライバ群102
5、さらに、DVCストリームをコントロールするファ
イルサーバーソフト層1026、ノンリニア編集アプリ
ケーションソフト1027、たとえば汎用のWindo
ws−NTアプリケーションソフトウエア1028等に
より構成される。
【0121】さらに、PCIバス1303にはATM伝
送方式やイーサネット伝送方式のネットワークI/Fカ
ードを接続することができる。これらのネットワークI
/Fカードおよびそのデバイスドライバ、OSの提供す
るネットワークサーバ機能等により、本システムをサー
バや編集端末等の別機器と接続して映像や音声データの
高速伝送、ファイル交換等がより高速で容易に実施可能
となる。
【0122】次に、図10においてVTR1005やC
ODEC1006よりDVC/PC−I/Fカード10
04を介してPCIバスに入力されたDVCデータスト
リームのプロセシングについて図19を用いて説明す
る。
【0123】図19は、DVCデータストリームのプロ
セシングを説明するための図である。図19において、
図10におけるCPU1012、キャッシュメモリ10
13、主記憶1011を用いた信号プロセスをメモリプ
ロセス1901と呼ぶ。図19において、まず、1倍速
(または4倍速)のDVC方式圧縮ストリームが入力4
x/1xのI/Fカード1902(図10の1004)
に入力する。DVCストリーム信号形式としては、たと
えば、DVC規格で定められているDIF形式に準拠し
た形式とする。NTSC方式の場合、DIF形式の1フ
レーム分の信号は、1500ブロックの信号により構成
されている。ここで、1ブロックは80バイトのデータ
である。また、1フレームのDIFは150ブロックず
つのセクタに分割され、各セクタは1ブロックのヘッダ
ー、2ブロックのサブコード、3ブロックのVAUX
(ビデオ・オグジュアリ−)、135ブロックのビデ
オ、9ブロックのオーディオにより構成される。また、
ビデオブロックとオーディオブロックはシャフリングさ
れており、お互いに規則的に混ざり合っている。
【0124】さて、入力4x/1xのI/Fカード19
02に入力したストリームは、PCIバスを通じてメモ
リプロセス1901に入力される。HDD1009への
記録動作1905として、まず、DIF信号は、そのま
まDIF記録用HDD1906(1009)に記録され
る。同時に、記録動作1905において、DIFよりオ
ーディオブロックのみ抽出され、シャフリングがほどか
れ、WAVE方式などWindowsでサポートされて
いるファイル形式と互換性のある時間的に連続したPC
M音声に変換され、オーディオ記録用HDD1907
(1009)に記録される。なお、実験によると、CP
UにPentium(クロック100MHz)を用いた
場合、この変換時間は約0.6msecであり、NTS
C方式の1フレーム期間の33.3msecに比べて十
分小さかった。4倍速入力の場合でも本変換は2.4m
secで行えるので、ソフトウエア処理を用いても十分
リアルタイム性を確保可能である。
【0125】以上をまとめると、記録時のメモリプロセ
スは、1倍速入力および4倍速入力に対し、(1)DI
F信号をDIF記録用HDD1906に記録と、(2)
オーディオ信号をPCM信号にリアルタイムで変換して
オーディオ記録用HDD1907に記録する。
【0126】ここで、DIF信号は、記録再生のデータ
レートが高速であるので、OSのサポートするファイル
システムを通すと、そのファイルシステムのオーバヘッ
ドのためにリアルタイム記録が不可能になる。そこで、
DIF信号は、OSのサポートするファイルシステムは
通さずに、アプリケーションにより新たに作られた専用
のファイルシステムによりHDDに記録再生する。よっ
て、HDDに記録されたDIF信号のファイルはOSか
らは直接、見えないが、アプリケーション専用のファイ
ル管理テーブルを用いることによって認識が可能であ
る。いっぽう音声信号は、記録再生レートが小さいの
で、OSの管理するファイルシステム、例えばFAT、
NTFSまたはHPFSなどを通すことができる。
【0127】まず映像の編集について説明する。まず映
像の編集には、映像記録用HDDに記録された映像を編
集用のイン点/アウト点のポイント用クリップ映像とし
て編集アプリケーションによりVGAモニターまたはN
TSCモニター上に表示する。DVC方式圧縮映像の表
示方法として、フルデコードには時間がかかるため、ま
ず、圧縮映像のDC成分のみのソフトウエアデコードに
よるブラウズ画面表示を瞬間的に行い、バックグランド
で実行する高画質なフルデコードの完了すれば、DC成
分映像を高画質なフルデコード映像に置き換え表示する
ことができる。この様にしてVGAモニタ上に呼び出さ
れたクリップ映像を用いて、映像イベントのイン点/ア
ウト点を指定する。また、複数のイベントの集合体とし
て、タイトルを作成し、再生速度等の編集制御情報を持
った編集タイトルリストをHDD1015に記録する。
【0128】次に、音声の編集について説明する。一般
にカット編集されたDIF信号を再生すると、映像のつ
なぎ部分でオーディオ信号のサンプリング周期性が失わ
れバチバチと不快な音を発生し大きな問題となる。オー
ディオ記録用HDD1907には記録プロセス1905
および音声I/Fボード1904より編集/再生プロセ
ス1908を介してオーディオ信号が記録される。音声
イベントは映像タイトルの再生実時間に対応する様にイ
ン点/アウト点が編集され、音声イベント/タイトルと
映像イベント/タイトルが関係づけられる。
【0129】DVC音声の特徴として、(1)アンロッ
クモードでは、1フレーム期間内のサンプリング数が1
600プラスマイナス20サンプル、(2)特に業務用
を対象としたロックモードでは、1600または160
2サンプルの組み合わせの周期的繰り返しである。カッ
ト編集によりサンプリング構造の周期性が壊れると、雑
音の原因となる。そこで、オーディオをメモリプロセス
によりPCM音声に変換して、カット編集時のサンプリ
ングの連続性確保や不連続点でのクロスフェード、また
は多チャネル音声のミキシング等を行うと簡単に高音質
を保ちながら音声信号処理が可能となる。
【0130】プレビュー時の映像および音声の再生に
は、(1)LVDからの映像のブラウザ出力とLVDか
ら分離した音声出力のサウンドI/Fカードからの出
力、(2)LVDの映像のブラウザとオーディオディス
ク上のPCM音声のサウンドI/Fカード出力、などが
可能である。
【0131】編集が完了したDIF信号形式の映像およ
び音声の再生には、(1)LVDからのみの出力、
(2)LVDの映像とオーディオディスク上のPCM音
声をメモリプロセスでリアルタイムに新たに新DIFを
合成して出力する、などが可能である。
【0132】前述の音声編集処理をハードウエアで行う
と構成が非常に複雑になるが、本発明に示した様にメモ
リプロセスを用い音声をDIF信号とPCM信号にリア
ルタイムに変換することにより、ハードウエア構成を簡
略化できると共に編集/再生作業を大変効率的にするこ
とができる。
【0133】また、映像/音声の編集を繰り返すと、一
般にHDD内における必要データが偏在する、いわゆる
フラグメンテーション(fragmentation)の問題が発生
してくる。フラグメンテーションが発生すると、4倍速
記録をスムースに行うためのHDD内における連続セク
タ確保に支障が出てくるため、フラグメンテーション対
策として編集済みの必要データは、たとえば、HDDの
内周部に集めて記録する。これにより、より高速データ
記録の可能なHDDの外周部に新たに4倍速記録を効率
的に行うことが可能となる。
【0134】(実施例8)図13は、本発明による記録
再生装置の第8の実施例のブロック図である。第6の実
施例と異なる点は、信号プロセシング部137に編集制
御情報処理部1318、および第2インタフェース部1
319を接続し、テープ方式記録再生部1112または
ディスク方式記録再生部1113のドライブ情報(テー
プ方式記録再生部1112、ディスク方式記録再生部1
113のいずれで記録再生された信号なのかを示す情
報)や編集制御情報(いかなる速度変換が施されたの
か、や、編集制御に関する情報)などを編集制御情報処
理部1318にて付加し、この編集制御情報を付加した
信号を第2インタフェース部1319を介して、容易に
信号をパケット化しやすいように第2のパケット信号を
第2パケット信号出力端子1320から出力できるよう
にしたことである。
【0135】以上のように第1インタフェース部111
5および第2インタフェース部1319を階層的に追加
した第8の実施例の記録再生装置の動作を図13を参照
して説明する。
【0136】放送用などの操作において、編集の効率を
考慮に入れた場合、ディスクの再生モードを、1倍速の
通常再生モード、および2倍速、3倍速、・・・、10
倍速の高速再生モード、またはスロー再生の1/2倍
速、1/3倍速、・・・、1/10倍速、またはこれら
の逆方向である逆再生、逆スロー再生などのモードを予
め登録設定しておけば、これにしたがって再生速度変換
することにより、編集したい好みの信号が再生速度変換
処理部1111から第1インタフェース部1115へ転
送され、第1パケット信号として端子1116から出力
可能である。またさらに、第2インタフェース部131
9を介して編集制御情報処理部1318へ入力し、ここ
で再生された信号に関する編集制御情報を付加して、信
号プロセシング部137を経由して、出力端子134、
135、136から信号が出力される。
【0137】上記操作において、信号が第1インタフェ
ース部1115から第2インタフェース部1319を経
由し、第2パケット信号出力端子1320を通じてコン
ピュータに伝送されるように本発明の記録再生装置をコ
ンピュータなどと連結しておくと、コンピュータ上でソ
フトウェアにより任意の倍速への設定、スロー再生およ
び静止画の指定などの編集が短時間かつ容易になり、ノ
ンリニア編集を効率良くすることが可能となる。
【0138】ここでのソフトウェアとしては、例えば、
アセンブリ言語およびC言語などによるプログラムが考
えられる。
【0139】また、ディスク方式記録再生部1113
は、検索時の操作性およびソフトの劣化が小さいなどの
利点もある。
【0140】このように、上記第8の実施例の記録再生
装置は第7の実施例と同様、テープ方式記録再生部11
12と、ディスク方式記録再生部1113と、テープ方
式記録再生部1112およびディスク方式記録再生部1
113間での双方向の信号伝送も可能にする信号プロセ
シング部137と、各部の制御部間において制御信号を
伝送する記録再生モード制御部1114とを備え、各制
御部が種々の動作モードに応じて各部の動作を制御す
る。したがって、従来では、記録再生装置を多数用いな
ければ実現できなかった編集等の動作を簡単に実現する
ことができる。また、テープの記録信号を再生しなが
ら、ディスクにデータを記録したり、テープにデータを
記録しながらディスクのデータを再生したりすることが
可能である。よって、テープとディスクの同時信号処理
ができる。すなわち、リアルタイム(実時間)の入力信
号の記録を行いながら、同時に、過去に記録した信号の
通常再生および特殊再生、信号伝送およびノンリニア編
集作業などを効果的に行うことができる。
【0141】(実施例9)図14は、本発明による記録
再生装置の第9の実施例のブロック図である。第9の実
施例の構成が第8の実施例と異なる点は、第2インタフ
ェース部1319の出力に、第3インタフェース部14
22、および汎用パケット化情報処理部1421を接続
し、再生速度変換処理部1111からの再生信号に対し
て、例えば、MPEGシステムの伝送規格信号に合うよ
うにする汎用パケット化情報を汎用パケット化情報処理
部1421にて付与し、この付与された信号をMPEG
システムに準拠した第3パケット信号として端子142
3から出力できる第3インタフェース部1422を具備
した点である。
【0142】以上のように、各インタフェース部をさら
に階層的に追加した本実施例の記録再生装置について、
図14を用いて、その動作を説明する。
【0143】図14において端子141、142、14
3からは、例えば、高転送レートのDVC圧縮データで
ある30Mbpsのディジタル信号に符号化するための映
像、音声およびデータや、MPEG−1方式により約1.
5Mbpsのディジタル信号に符号化するための映像、音声
およびデータや、MPEG−2方式によりディジタル信
号に符号化するための映像、音声およびデータなどが入
力される。
【0144】このような入力信号は、信号プロセシング
部147によって、プログラマブル信号処理により特殊
効果の付加、文字情報の重畳、不要データの削除、時間
データやインデックスデータの付加などが行なわれ、こ
れによりデータの付加価値を高めることができる。ま
た、外部入出力インタフェース部により、外部機器との
信号送受信が可能となっている。
【0145】この外部入出力インタフェース部(ここで
は第3インタフェース部1422)に信号が入力される
と、第3インタフェース部1422は、この信号に外部
機器との信号送受信を可能にする汎用パケット化情報
(伝送プロトコルにより規定されたもの)を汎用パケッ
ト化情報処理部1421によって追加し、これにより外
部機器との信号送受信を可能せしめている。
【0146】また、第3インタフェース部1422をは
じめとする外部入出力のインタフェース部は、IEEE1394
規格、SCSIまたはSCSI-2,SCSI-3規格などの規格を満た
すように構成される。これにより、上述したディジタル
信号を取り扱う記録再生装置により、他のAV機器やD
OS/V機をはじめとするコンピュータなどとの間でデ
ータ通信を行うことが可能となる。例えば、放送用など
に用いる取材データをノンリニア編集した後に、有線デ
ータ回線および衛星データ回線等を通じて世界中にリア
ルタイムで通信することが可能となる。
【0147】なお、上述した各実施例では、テープ式記
録再生装置としてはディジタルVTRのDVCを例とし
て説明したが、D3、D5などの他のディジタルVTR
でも同様の効果が得られる。また、ディスク式記録再生
装置としてはハードディスクドライブ装置(HDD)を
例として説明したが、相変化型光ディスクのドライブ装
置、光磁気ディスクおよびフロッピーディスクドライブ
装置(FDD)などの他のディスク式記録再生装置でも
同様の効果が得られる。ディスク方式記録再生部111
3であるHDDの記録メディアの記録容量が、例えば1
Gbyte程度であれば、MPEG−1方式の圧縮率は1.5M
bpsと高いために、パケットヘッダなどに付加した記録
信号レートは2Mbps以下となるので、このHDDには6
0分以上の記録が可能となる。
【0148】(実施例10)図15は、本発明の記録再
生装置の第10の実施例のブロック図である。
【0149】図15において、151は映像信号入力端
子、152は音声信号入力端子、153はデータ入力端
子、154は映像信号出力端子、155は音声信号出力
端子、156はデータ出力端子、157は信号プロセシ
ング部、158は第1記録処理部、159は第1再生処
理部、1510は第2記録処理部、1511は第2再生
処理部、1512はテープ方式記録再生部、1513は
ディスク方式記録再生部、1514は記録再生モード制
御部、1515は編集制御情報付加処理部、1516は
第1パラレル/シリアル変換部、1517はシリアルデ
ータパケット化処理部、1518は第1発生タイミング
信号生成部、1519データ出力インターフェース部、
1520はパケット信号出力端子である。
【0150】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図15を用いて、その動作を説明する。
【0151】まず、テープ状媒体への記録再生について
説明する。
【0152】映像信号入力端子151から入力された映
像信号、音声信号入力端子152から入力された音声信
号、データ入力端子153から入力されたデータの3系
統の信号は、信号プロセシング部157において、並び
換えまたは圧縮処理され、1系統のプロセス信号に変換
されて、第1記録処理部158へ入力される。プロセス
信号は、第1記録処理部158において、テープ状媒体
に適した記録信号に変換されて、テープ方式記録再生部
1512へ入力される。記録再生モード制御部1514
は、信号プロセシング部157からの制御信号により、
テープ方式記録再生部1512を記録モードに設定し、
これにより、上記記録信号は、テープ方式記録再生部1
512において、テープ状記録媒体に記録される。
【0153】再生時には、記録再生モード制御部151
4は、信号プロセシング部157からの制御信号によ
り、テープ方式記録再生部1512を再生モードに設定
し、テープ方式記録再生部1512において、テープ状
媒体から再生された再生信号は、第1再生処理部159
へ入力される。再生信号は、第1再生処理部159にお
いて、第1記録処理部158とは逆の信号処理がなされ
て記録時と同様な1系統のプロセス信号となり、信号プ
ロセシング部157へ入力される。プロセス信号は、信
号プロセシング部157において、映像信号、音声信
号、データの3系統の信号に変換される。上記3系統の
信号、すなわち、映像信号、音声信号、データは、映像
信号出力端子154、音声信号出力端子155、データ
出力端子156よりそれぞれ出力される。
【0154】次に、ディスク状媒体への記録再生につい
て説明する。
【0155】映像信号入力端子151から入力された映
像信号、音声信号入力端子152から入力された音声信
号、データ入力端子153から入力されたデータの3系
統の信号は、信号プロセシング部157において、テー
プ状媒体への記録再生の場合と同様に、1系統のプロセ
ス信号に変換されて、第2記録処理部1510へ入力さ
れる。プロセス信号は、第2記録処理部1510におい
て、ディスク状媒体に適した記録信号に変換されて、デ
ィスク方式記録再生部1513へ入力される。記録再生
モード制御部1514は、信号プロセシング部157か
らの制御信号により、ディスク方式記録再生部1513
を記録モードに設定し、これにより、上記記録信号は、
ディスク方式記録再生部1513において、ディスク状
記録媒体に記録される。
【0156】再生時には、記録再生モード制御部151
4は、信号プロセシング部157からの制御信号によ
り、ディスク方式記録再生部1513を再生モードに設
定し、ディスク方式記録再生部1513において、ディ
スク状媒体から再生された再生信号は、第2再生処理部
1511へ入力される。再生信号は、第2再生処理部1
511において、第2記録処理部1510とは逆の信号
処理がなされて記録時と同様な1系統のプロセス信号と
なり、信号プロセシング部157へ入力される。プロセ
ス信号は、信号プロセシング部157において、映像信
号、音声信号、データの3系統の信号に変換される。上
記3系統の信号、すなわち、映像信号、音声信号、デー
タは、映像信号出力端子154、音声信号出力端子15
5、データ出力端子156よりそれぞれ出力される。
【0157】信号プロセシング部157において生成さ
れたプロセス信号は、編集制御情報付加処理部1515
において、記録再生モード制御部1514からのテープ
方式記録再生部1512およびディスク方式記録再生部
1513の編集制御情報を付加され、パラレルデータと
なり、第1パラレル/シリアル変換部1516へ入力さ
れる。ここで付加される編集制御情報としては、撮影日
時、撮影者、撮影場所などの撮影条件に関する情報や、
通常再生および特殊再生の識別などの再生条件に関する
情報が挙げられる。
【0158】パラレルデータは、第1パラレル/シリア
ル変換部1516においてシリアル信号に変換され、シ
リアルデータパケット化処理部1517へ入力される。
シリアルデータパケット化処理部1517において、第
1パラレル/シリアル変換部1516から出力されるシ
リアルデータに対して、チャンネル番号が付加され、時
間軸多重されて、第1発生タイミング信号生成部151
8から出力される第1発生タイミング信号に同期してパ
ケット化される。そして、時間軸は一定期間のフレーム
期間に分割され、さらに各フレーム期間は複数の単位パ
ケット伝送期間に分割され、単一または複数の単位パケ
ット伝送期間内において、パケット化されたシリアルデ
ータは、データ出力インターフェース部1519へ入力
される。
【0159】なお、編集制御情報付加処理部1515か
ら出力される信号がシリアルの場合には、編集制御情報
付加処理部1515から出力される信号は第1パラレル
/シリアル変換部1516を経由せずに、直接シリアル
データパケット化処理部1517へ入力される。
【0160】第1発生タイミング信号生成部1518
は、編集制御情報付加処理部1515からの制御信号に
より、各パケットを発生するための第1発生タイミング
信号とパケット信号を出力するための第1クロック信号
とを生成する。データ出力インターフェース部1519
より、パケット信号は、パケット番号を基準に特定のパ
ケット伝送期間において、第1クロック信号に同期して
パケット信号出力端子1520へ出力される。
【0161】(実施例11)図16は、本発明による記
録再生装置の第11の実施例のブロック図である。図1
6において、1621はパラレルデータパケット化処理
部、1622は第2発生タイミング信号生成部、162
3は第2パラレル/シリアル変換部であり、他の構成要
素は図15と同様である。
【0162】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図16を用いて、その動作を説明する。なお、本
実施例において、上述した第10の実施例と同様の構成
・動作を行う部分については、第10の実施例にて述べ
た通りであるので説明を省略する。
【0163】信号プロセシング部157において生成さ
れたプロセス信号は、編集制御情報付加処理部1515
において、記録再生モード制御部1514からのテープ
方式記録再生部1512およびディスク方式記録再生部
1513の編集制御情報を付加され、パラレルデータと
なり、パラレルデータパケット化処理部1621へ入力
される。パラレルデータパケット化処理部1621にお
いて、編集制御情報付加処理部1515から出力される
パラレルデータに対してチャンネル番号が付加され、時
間軸多重されて、第2発生タイミング信号生成部162
2から出力される第2発生タイミング信号に同期してパ
ケット化される。
【0164】そして、時間軸は一定期間のフレーム期間
に分割され、各フレーム期間は複数の単位パケット伝送
期間に分割され、単一または複数の単位パケット伝送期
間内において、上記パケット化されたパラレルデータ
は、データ出力インターフェース部1519へ入力され
る。パラレルデータパケット化処理部1621から出力
されるパラレルデータは、第2パラレル/シリアル変換
部1623において、シリアル信号に変換され、データ
出力インターフェース部1519へ入力される。第2発
生タイミング信号生成部1622は、編集制御情報付加
処理部1515からの制御信号により、各パケットを発
生する第2発生タイミング信号と、パケット信号を出力
する第2クロック信号とを生成する。データ出力インタ
ーフェース部1519より、パケット信号は、パケット
番号を基準に特定のパケット伝送期間において、第2ク
ロック信号に同期してパケット信号出力端子1520へ
出力される。その他は、第10の実施例と同様である。
【0165】図17は、上述した第10および第11の
実施例における記録再生装置をネットワークへ接続した
ときの構成例を示す図である。図18は、図17に示し
た構成において、1フレーム期間に第1ネットワーク1
731で伝送される各パケット信号を示す図である。し
たがって図18に示す時間軸上でマルチプレクスされた
データは、図15および図16のパケット信号出力端子
1520から出力されるデータを示す。
【0166】図17において、1724は第1のディジ
タルVTR(第1DVTR)、1725は第2のディジ
タルVTR(第2DVTR)、ここではディジタルVT
RとしてDVCを用いる。1726はアナログVTR
(AVTR)、1727はハードディスク装置(以降、
HDDと略称する)、1728は光磁気ディスク装置
(以降、MOと略称する)、1729は端末、1730
はインターフェース装置、1731は第1ネットワー
ク、1732は第2ネットワークである。第1ネットワ
ーク1731としては、例えば、8ビットパラレルバス
であるSCSIバス、またはPCIバスを用いることが
できる。第2ネットワーク1732としては、例えば、
SMPTEの259M規格によって定められる同軸ケー
ブルを用いることができる。このSMPTEの259M
規格に準拠するケーブルは、270Mbpsのデータを
運ぶことができる。したがって第1のネットワーク17
31に接続されるデバイス(例えば第1DVTR172
4)1つあたりのデータレートが30Mbpsであると
すると、理論上、合計で9つのデバイスを第1のネット
ワーク1731に接続することができる。
【0167】図18において、1833は端末1729
から出力されるヘッダ、1834は第1のディジタルV
TR1724から出力されるパケット信号、1835は
第2のディジタルVTR1725から出力されるパケッ
ト信号、1836はアナログVTR1726から出力さ
れるパケット信号、1837はHDD1727から出力
されるパケット信号、1838はMO1728から出力
されるパケット信号、1839は端末1729から出力
される信号である。
【0168】ここで、端末1729は、第1ネットワー
ク1731に接続された別の機器の入出力制御やタスク
管理を行うマスター機器である。また、第1のディジタ
ルVTR1724、第2のディジタルVTR1725、
アナログVTR1726は、本発明の第10の実施例ま
たは第11の実施例にて構成された記録再生装置であ
り、端末1729により指示または制御されて処理を行
うスレーブ機器である。
【0169】以上のように第1ネットワーク1731に
接続された各記録再生装置に関わる動作について、図1
7および図18を用いて説明する。
【0170】第1ネットワーク1731は、例えば伝送
速度300Mbpsのデータネットワークであり、第2
ネットワーク1732は、イーサーネットなどの汎用の
ネットワークである。インターフェース装置1730に
おいては、第1ネットワーク1731で伝送される信号
が、転送速度変換されて、第2ネットワーク1732へ
出力される。逆に、第2ネットワーク1732で伝送さ
れる信号は、転送速度変換されて、第1ネットワーク1
731へ出力される。
【0171】端末1729により、第1のディジタルV
TR1724から出力されるパケット信号1834、第
2のディジタルVTR1725から出力されるパケット
信号1835、アナログVTR1726から出力される
パケット信号1836、HDD1727から出力される
パケット信号1837、MO1728から出力されるパ
ケット信号1838、端末1729から出力される信号
1839などには、端末1729からのヘッダ1833
が付加され、1フレーム期間(1/30秒)の信号とな
り、第1ネットワーク1731に出力される。
【0172】以上のように分割された1フレーム期間の
第1ネットワーク1731で伝送されるパケット信号に
ついて、図18を用いて、その内容を説明する。
【0173】第1ネットワーク1731の1フレーム期
間(1/30秒)に、端末1729から出力されるヘッ
ダ1833、第1のディジタルVTR1724から出力
されるパケット信号1834、第2のディジタルVTR
1725から出力されるパケット信号1835、アナロ
グVTR1726から出力されるパケット信号183
6、HDD1727から出力されるパケット信号183
7、MO1728から出力されるパケット信号183
8、端末1729から出力される信号1839などの信
号を伝送する。
【0174】なお、本実施例では、第1ネットワーク1
731に接続された端末1729を、第1ネットワーク
1731に接続された別の機器の入出力制御やタスク管
理を行うマスターとして用い、各パケット信号を制御し
ている。しかし、第2ネットワーク1732に接続され
た端末、あるいは、図15および図16に示す記録再生
装置などをマスターとして用い、各パケット信号を制御
しても同様の効果が得られる。また、第2ネットワーク
1732としてイーサーネットを示したが、ATM、S
DI(SMPTE259M)、P1394、P135
5、AV−BUS、CE−BUSなどの他のネットワー
クでも同様の効果が得られる。さらに、ディジタルVT
RとしてDVCを示したが、D3、D5などの他のディ
ジタルVTRでも同様の効果が得られる。
【0175】また本実施例では、映像、音声、データの
3つが混合(重畳)された信号をパケット化するものと
したが、必ずしも3つの信号が必要ではなく、これらの
少なくとも1つを含んだ信号であればよい。また、図1
5および図16に示す記録再生装置は、パケット信号を
発生し出力する装置として構成されている。しかし、図
15および図16に示す記録再生装置のパケット信号を
発生し出力する部分などを逆の信号処理をする構成にす
れば、パケット信号を入力し記録再生する装置にもでき
る。
【0176】
【発明の効果】以上のように、本発明の記録再生装置
は、ディスク上にある記録情報の再生時に、サブコード
領域の文字による検索から、所望とする映像を高速に頭
出しすることが可能となる。また、映像と関連した長文
テキストの表示が可能となる。
【0177】さらに、複数台、たとえば4台のDVCデ
ッキの再生映像を各モニタで確認しつつ、編集者が取り
込みたいと思う映像を正確にビデオサーバー(ディスク
アレイ)に記録できるので、以後の編集効率が大幅に上
がる。
【0178】また記録時のメモリプロセスは、1倍速入
力および4倍速入力に対し、(1)DIF信号をDIF
記録用HDD1906に記録し、(2)オーディオ信号
をPCM信号にリアルタイムで変換してオーディオ記録
用HDD1907に記録する。これによって高速のDI
F信号をリアルタイムで記録しながら、オーディオ信号
をWindowsで標準にサポートされているファイル
形式として取り扱うことができる。
【0179】また、ATM伝送、A/Bロール編集、A
PIの統一によるオープンシステム性の確保などが可能
となる。
【0180】また本発明の記録再生装置は、記録再生部
として、テープ状媒体に信号を記録再生するテープ方式
記録再生部とディスク状媒体に信号を記録再生するディ
スク方式記録再生部とを備え、映像信号、音声信号、デ
ータの少なくとも1つから成る信号の記録、再生、編集
などを行う記録再生装置であって、前記ディスク状媒体
に記録された映像信号、音声信号、データの少なくとも
1つからなるプロセス信号を再生速度を変換して再生す
る再生速度変換部を備え、かつ、第1ないし第3のパケ
ット信号を出力する第1ないし第3インタフェース部と
を備えることにより、記録情報の再生速度を容易に変換
でき、かつ、テープ状媒体への記録再生等とディスク状
媒体への記録再生等を同時に行えるので、再生処理信号
の高速伝送、ならびにMPEGシステムと互換を持った
データの記録または再生速度を可変可能な構成とした伝
送システムを提供できる。これにより、テープ方式記録
再生部およびディスク方式記録再生部により構成させる
ハイブリット型記録再生装置のコンピュータおよび通信
分野への展開が可能となる。
【0181】また本発明の記録再生装置は、編集制御情
報付加処理部、データバケット化処理部、発生タイミン
グ信号生成部、データ出力インターフェース部を備えた
構成であり、これにより、端末によって映像信号、音声
信号、データ等から構成される各パケット信号を制御で
きるので、各パケット信号の伝送を効果的に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録再生装置の第1の実施例のシ
ステム構成図である。
【図2】サブコードの一例を示す図である。
【図3】文字を入力し、サブコードを書き換えるための
フローチャートである。
【図4】本発明による記録再生装置の第3の実施例を説
明するための図である。
【図5】本発明による記録再生装置の第4の実施例のブ
ロック図である。
【図6】本発明の記録再生装置の第4の実施例において
用いられるデータ記録用HDD8の記録領域を示す図で
ある。
【図7】本発明による記録再生装置の第5の実施例のブ
ロック図である。
【図8】第5の実施例におけるDVC信号のATM伝送
仕様を模式的に示す図である。
【図9】図7のシステムを用いたハードウエアおよびソ
フトウエア構成の他の例を模式的に示す図である。
【図10】本発明の記録再生装置の第7の実施例のハー
ドウエアおよびソフトウエア構成の説明図である。
【図11】本発明の記録再生装置の第6の実施例のブロ
ック図である。
【図12】信号プロセシング部117の内部構成の一例
を示すブロック図である。
【図13】本発明による記録再生装置の第8の実施例の
ブロック図である。
【図14】本発明による記録再生装置の第9の実施例の
ブロック図である。
【図15】本発明の記録再生装置の第10の実施例のブ
ロック図である。
【図16】本発明による記録再生装置の第11の実施例
のブロック図である。
【図17】上述した第10および第11の実施例におけ
る記録再生装置をネットワークへ接続したときの構成例
を示す図である。
【図18】図17に示した構成において、1フレーム期
間に第1ネットワーク1731で伝送される各パケット
信号を示す図である。
【図19】DVCデータストリームのプロセシングを説
明するための図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 CPU 3 メモリ 4 インタフェース 5 PCIバス 6 DVC/PCI−I/F 7 SCSI−I/F 8 データ記録用HDD 9 SVGA−I/F 10 DVC−CODEC 11 DVCムービーカメラ 12 NTSCモニタ 13 SVGAモニタ

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データ、音声データおよび追加デー
    タの少なくとも1つを含むハイブリッドデータを記録媒
    体に記録再生する記録再生装置であって、 データを伝送するバスと、 該映像データおよび該音声データを受け取り、該バスに
    出力するインタフェースと、 テキストデータを生成し、該バスに出力するテキストユ
    ニットと、 該バスを介して該映像データ、該音声データおよび該テ
    キストデータを受け取り、該映像データ、該音声データ
    および該テキストデータから該ハイブリッドデータを生
    成し、該生成されたハイブリッドデータを該バスに出力
    するプロセッサと、 該ハイブリッドデータを該バスを介して受け取り、該記
    録媒体に記録する記録ユニットと、 該記録媒体に記録された該ハイブリッドデータを再生す
    る再生ユニットと、 該再生ユニットから再生された該ハイブリッドデータを
    表示する出力ユニットと、 を備えている記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記バスに接続され、ディジタルVTR
    が通常再生時に出力するデータレートの4倍のデータレ
    ートをもつデータストリームを受け取るVTRインタフ
    ェースをさらに備えている請求項1に記載の記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 通常再生時のデータレートの4倍のデー
    タレートでデータストリームを出力するVTRをさらに
    備えている請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記インタフェースは、前記映像データ
    の単位フレーム期間のN倍(N:自然数)の間隔で、該
    映像データおよび前記音声データを出力する請求項1に
    記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記追加データは、ディジタルVTRの
    規格において定められているタイムコードおよびサブコ
    ードのうち少なくとも1つを含む請求項1に記載の記録
    再生装置。
  6. 【請求項6】 前記テキストデータが、1フレームに対
    応する前記ハイブリッドデータの前記追加データを記録
    する領域に格納できない場合に、複数のフレームに対応
    する該ハイブリッドデータの該追加データを記録する領
    域に格納する手段をさらに備えている請求項1に記載の
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記テキストデータをキーワードとして
    用いて検索する手段をさらに備えている請求項1に記載
    の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記テキストデータのデータ量が前記記
    録媒体の記録可能なデータ量を越えるかどうかを判定す
    る手段をさらに備えている請求項1に記載の記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体から信号をシームレス再生
    できるかどうかを判定する手段をさらに備えている請求
    項1に記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体からのシームレス再生が
    可能となるように、記録されるべき前記ハイブリッドデ
    ータを、該記録媒体の異なる領域に記録する請求項9に
    記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記バスに接続され、外部機器と通信
    をおこなうことによって前記ハイブリッドデータを該外
    部機器に送るか、該外部機器から受け取るかの少なくと
    もどちらかをする通信インタフェースをさらに備えてい
    る請求項1に記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記ハイブリッドデータは、MPEG
    規格において規定されるPESパケットまたはトランス
    ポート・パケットのかたちで伝送される請求項11に記
    載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記通信インタフェースと前記外部機
    器との間を伝送される前記ハイブリッドデータのデータ
    レートは、ディジタルVTRが通常再生時に出力するデ
    ータレートよりも高い請求項12に記載の記録再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記通信インタフェースは、前記バス
    側のデータレートと前記外部機器側のデータレートとが
    異なるように、データレートを変換する手段をさらに備
    えている請求項11に記載の記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記バスによって伝送されるハイブリ
    ッドデータを受け取り、外部アプリケーションに対応す
    るAPI(アプリケーション・インタフェース)仕様に
    変換する手段をさらに備えている請求項11に記載の記
    録再生装置。
  16. 【請求項16】 前記映像データを表示するディスプレ
    イをさらに備えており、該ディスプレイは、該映像デー
    タの周波数成分のうち一部を選択的に表示する請求項1
    に記載の記録再生装置。
  17. 【請求項17】 属性を示すデータを前記ハイブリッド
    データに付加する手段をさらに備えている請求項1に記
    載の記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記ハイブリッドデータより音声デー
    タを分離する手段と、該ハイブリッドデータを前記記録
    媒体に記録する手段と、該音声データを分離する手段の
    出力である第2の音声データを該記録媒体に記録する手
    段と、該記録媒体に記録された該ハイブリッドデータを
    再生する手段と、該第2の音声データを再生する手段
    と、をさらに備えている請求項1に記載の記録再生装
    置。
  19. 【請求項19】 前記ハイブリッドデータからの音声デ
    ータを分離と、該ハイブリッドデータを該記録媒体に記
    録と、該音声データを分離する手段の出力である第2の
    音声データを該記録媒体に記録と、該記録媒体に記録さ
    れた該ハイブリッドデータの再生と、該第2の音声デー
    タの再生とを同時に実行させるストリーム制御手段をさ
    らに備えている請求項18に記載の記録再生装置。
  20. 【請求項20】 Nを1より大きい整数として、通常よ
    りN倍高速なデータレートで入力されるN倍速ハイブリ
    ッドデータに対して、該N倍速ハイブリッドデータから
    のN倍速音声データの分離と、該N倍速ハイブリッドデ
    ータの該記録媒体への記録と、該N倍速音声データを分
    離する手段の出力である第2のN倍速音声データの該記
    録媒体への記録と、該記録媒体に記録された該ハイブリ
    ッドデータの再生と、該第2の音声データの再生とを同
    時に実行させるストリーム制御手段をさらに備えている
    請求項18に記載の記録再生装置。
  21. 【請求項21】 再生された該ハイブリッドデータおよ
    び該第2の音声データより新たなハイブリッドデータを
    作り出す信号処理手段をさらに備えている請求項18に
    記載の記録再生装置。
  22. 【請求項22】 再生された該ハイブリッドデータおよ
    び該第2の音声データより新たなハイブリッドデータを
    作り出す信号処理手段をさらに備えている請求項19に
    記載の記録再生装置。
  23. 【請求項23】 再生された該ハイブリッドデータおよ
    び該第2の音声データより新たなハイブリッドデータを
    作り出す信号処理手段をさらに備えている請求項20に
    記載の記録再生装置。
  24. 【請求項24】 該第2の音声データと同じデータ形式
    の音声データの入力手段と、該音声データの入力手段の
    出力を該記録媒体に記録する手段とをさらに備えている
    請求項18に記載の記録再生装置。
  25. 【請求項25】 該第2の音声データと同じデータ形式
    の音声データの入力手段と、該音声データの入力手段の
    出力を該記録媒体に記録する手段とをさらに備えている
    請求項19に記載の記録再生装置。
  26. 【請求項26】 該第2の音声データと同じデータ形式
    の音声データの入力手段と、該音声データの入力手段の
    出力を該記録媒体に記録する手段とをさらに備えている
    請求項20に記載の記録再生装置。
  27. 【請求項27】 該記録媒体に記録された第2の音声デ
    ータを外部装置に出力する手段をさらに備えている請求
    項18に記載の記録再生装置。
  28. 【請求項28】 該記録媒体に記録された第2の音声デ
    ータを外部装置に出力する手段をさらに備えている請求
    項19に記載の記録再生装置。
  29. 【請求項29】 該記録媒体に記録された第2の音声デ
    ータを外部装置に出力する手段をさらに備えている請求
    項20に記載の記録再生装置。
  30. 【請求項30】 該ハイブリッドデータより音声データ
    を分離する手段は、該ハイブリッドデータより一定期間
    の連続音声データを一定の規則で並べ替えた音声データ
    を分離する手段と、分離された音声データをさらに時間
    的に連続な第2の音声データに変換する手段とをさらに
    備えている請求項18に記載の記録再生装置。
  31. 【請求項31】 該ハイブリッドデータより音声データ
    を分離する手段は、該ハイブリッドデータより一定期間
    の連続音声データを一定の規則で並べ替えた音声データ
    を分離する手段と、分離された音声データをさらに時間
    的に連続な第2の音声データに変換する手段とをさらに
    備えている請求項19に記載の記録再生装置。
  32. 【請求項32】 該ハイブリッドデータより音声データ
    を分離する手段は、該ハイブリッドデータより一定期間
    の連続音声データを一定の規則で並べ替えた音声データ
    を分離する手段と、分離された音声データをさらに時間
    的に連続な第2の音声データに変換する手段とをさらに
    備えている請求項20に記載の記録再生装置。
  33. 【請求項33】 該記録媒体より再生された該第2の音
    声データを該ハイブリッドデータに変換する手段をさら
    に備えている請求項18に記載の記録再生装置。
  34. 【請求項34】 該記録媒体より再生された該第2の音
    声データを該ハイブリッドデータに変換する手段をさら
    に備えている請求項19に記載の記録再生装置。
  35. 【請求項35】 該記録媒体より再生された該第2の音
    声データを該ハイブリッドデータに変換する手段をさら
    に備えている請求項20に記載の記録再生装置。
  36. 【請求項36】 前記変換手段は、ソフトウェア処理を
    おこなうプロセッサおよびメモリを有する請求項30に
    記載の記録再生装置。
  37. 【請求項37】 前記変換手段は、ソフトウェア処理を
    おこなうプロセッサおよびメモリを有する請求項31に
    記載の記録再生装置。
  38. 【請求項38】 前記変換手段は、ソフトウェア処理を
    おこなうプロセッサおよびメモリを有する請求項32に
    記載の記録再生装置。
  39. 【請求項39】 前記変換手段は、ソフトウェア処理を
    おこなうプロセッサおよびメモリを有する請求項33に
    記載の記録再生装置。
  40. 【請求項40】 前記変換手段は、ソフトウェア処理を
    おこなうプロセッサおよびメモリを有する請求項34に
    記載の記録再生装置。
  41. 【請求項41】 前記変換手段は、ソフトウェア処理を
    おこなうプロセッサおよびメモリを有する請求項35に
    記載の記録再生装置。
  42. 【請求項42】 該記録媒体より再生された該第2の音
    声データのサンプリング値の大小の変化、サンプリング
    周波数の変換、映像フレーム期間内のサンプリング数変
    換、および該第2の音声データ同士のミキシングおよび
    時間軸の並べ替え、編集は、それぞれ、メモリを用いた
    コンピュータのソフトウエア処理により行われる請求項
    18に記載の記録再生装置。
  43. 【請求項43】 映像データ、音声データおよび追加デ
    ータの少なくとも1つを含むハイブリッドデータを記録
    媒体に記録再生する記録再生装置であって、 該記録媒体としてテープ媒体を用いて、該ハイブリッド
    データを記録再生するテープ記録再生ユニットと、 該記録媒体としてディスク媒体を用いて、該ハイブリッ
    ドデータを記録再生するディスク記録再生ユニットと、 通常の記録速度と異なる速度において記録する記録速度
    変換ユニットと、 通常の再生速度と異なる速度において再生する記録速度
    変換ユニットと、 該再生速度変換ユニットから出力された該ハイブリッド
    データをパケット化して入出力する第1インタフェース
    ユニットと、 を備えている記録再生装置。
  44. 【請求項44】 前記テープ記録再生ユニットおよび前
    記ディスク記録再生ユニットの動作モードを制御する記
    録再生モード制御ユニットをさらに備えている請求項4
    3に記載の記録再生装置。
  45. 【請求項45】 映像データ、音声データおよび追加デ
    ータを受け取り、前記ハイブリッドデータとして出力す
    る信号プロセシングユニットをさらに備えており、該信
    号プロセシングユニットは、 入出力される信号に応じて符号化または復号化をおこな
    う符号化/復号化ユニットと、 前記テープ記録再生ユニットおよび前記ディスク記録再
    生ユニットのそれぞれによって記録再生される信号に誤
    り訂正符号化または誤り訂正復号化をおこなう誤り訂正
    符号化/復号化ユニットと、 該符号化/復号化ユニットと該誤り訂正符号化/復号化
    ユニットとの間で信号を双方向に伝送可能な信号伝送ユ
    ニットと、 該信号伝送ユニットの伝送方向を制御する制御ユニット
    と、 前記記録再生モード制御ユニットから出力されるモード
    制御信号に応じて該制御ユニットに対する制御信号を生
    成する制御信号生成ユニットと、 をさらに備えている請求項44に記載の記録再生装置。
  46. 【請求項46】 前記符号化/復号化ユニットは、入力
    されるデータを時間軸多重することによって単一のデー
    タストリームを生成する多重部と、 該データストリームをシャフリングするシャフリング部
    と、 該シャフリング部から出力されるデータを時間軸圧縮す
    る圧縮部と、 該圧縮部から出力されるデータをデシャフリングするデ
    シャフリング部と、 該デシャフリング部から出力されるデータを符号化する
    信号符号化/復号化部と、 を有する請求項45に記載の記録再生装置。
  47. 【請求項47】 前記第1インタフェースユニットから
    出力されるデータに、前記テープ記録再生ユニットまた
    は前記ディスク記録再生ユニットの編集制御情報を付加
    する第2インタフェースユニットをさらに備えている請
    求項46に記載の記録再生装置。
  48. 【請求項48】 前記第2インタフェースユニットから
    出力されるデータに、MPEGシステムの伝送規格に準
    拠した汎用パケット化情報を付加する第3インタフェー
    スユニットをさらに備えている請求項47に記載の記録
    再生装置。
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