JPH09167427A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JPH09167427A
JPH09167427A JP7325358A JP32535895A JPH09167427A JP H09167427 A JPH09167427 A JP H09167427A JP 7325358 A JP7325358 A JP 7325358A JP 32535895 A JP32535895 A JP 32535895A JP H09167427 A JPH09167427 A JP H09167427A
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disk
reformatting
track
servo
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JP7325358A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Seki
和久 関
Naoki Otake
直樹 大竹
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクアレイを構成するディスク装置のオフ
トラックに対し、適切なエラーリカバリ処理を行って、
装置交換を必要とすることなく、可能な限り再使用可能
とする。 【解決手段】オフトラック検出部62の検出通知を受け
た際に、エラー処理部70は、ディスク装置14−1を
ディスクアレイ10から論理的に切離し、診断用入出力
コマンドを発行する。ディスク装置14−1のオフトラ
ック測定部64は、診断用入出力コマンドを受領してデ
ータ面のサーボシリンダに記録されたサーボ情報からオ
フトラックを測定し、所定の限界値を越えていた場合、
アレイコントローラ10にコマンドの異常終了を通知
し、再フォーマット制御部72から再フォーマット指示
コマンドを発行させ、再フォーマット処理部66でディ
スク媒体のデータ面のサーボシリンダ情報を書き直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のディスク装
置を並列にアクセスしてデータの入出力処理を行うディ
スクアレイ装置に関し、特に、ディスク装置のオフトラ
ックが測定可能限界に達したときのエラーに対し、ディ
スク装置を交換することなくリカバリできるディスクア
レイ装置に関する。
【0002】計算機システムの外部記憶装置として、記
録の不揮発性、大容量性、データ転送の高速性等の特長
を持つ磁気ディスク装置、光ディスク装置等のディスク
装置が広く用いられている。ディスク装置に対する要求
は、高速データ転送、高信頼性、大容量性、低価格であ
る。これらの要求を満たすものとして、ディスクアレイ
装置が注目されてきている。ディスクアレイ装置とは、
小型ディスク装置を複数台並べ、これらに分散してデー
タを記録して、並列的にアクセスする装置である。
【0003】ディスクアレイ装置で並列的に複数のディ
スク装置にデータ転送を行えば、一台のディスク装置の
場合と比べて、ディスク台数倍の高速データ転送が可能
になる。また、データに加えて、パリティデータなどの
冗長な情報を付け加えて記録しておくことで、ディスク
装置の故障等を原因とするデータエラーの検出と訂正が
可能となり、ディスク装置の内容を二重化して記録する
方法と同程度の高信頼性を、二重化により低価格で実現
することができる。
【0004】
【従来の技術】ディスクアレイ装置に使用する磁気ディ
スク装置のうち、サーボ面サーボとして知られたディス
ク装置では、サーボ情報のみを記録した専用のサーボ面
と専用のサーボヘッドを使用してヘッド位置を検出し、
サーボヘッドの目標シリンダへの位置決めにより、アク
チュエータに一体に設けたデータヘッドをデータ面の目
標シリンダに位置決めしている。
【0005】またサーボ面サーボのディスク装置は、デ
ータ面の例えばアウタガードバンドに、オフトラック測
定用のサーボ情報を記録している。これをデータ面のオ
フトラック測定シリンダをサーボシリンダと呼ぶ。サー
ボシリンダのサーボ情報は、トラックセンタに対し例え
ば±0.625トラック幅の範囲でオフトラックを測定
できるようにサーボパターンを記録している。
【0006】このサーボシリンダを使用したヘッド毎の
オフトラックは、オフトラック補正用および偏心補正用
として工場出荷の段階で測定され、システム情報の1つ
としてガードバンド領域に記録される。このオフトラッ
ク補正値は、運用開始時の電源立ち上げ時に、サーボシ
リンダからのシステム情報としてコントローラに読み出
され、オフトラック補正に使用される。また装置の運用
中は、例えば経過時間に応じたタイミングで起動される
キャリブレーションの際に、オフトラックの測定処理が
行われ、そのときのオフトラックの値に更新される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなサーボ面サーボのディスク装置にあっては、運用中
にディスク装置でオフトラックを検出しても、オフトラ
ックそのものは上位装置に報告せず、オフトラックした
ことにより起きるリードエラーやシークエラー等のエラ
ーとして報告している。もちろん、エラー報告は、エラ
ー発生に対し所定回数のリトライを行ってもリカバリで
きない場合に報告される。
【0008】このようなディスクアレイに設けているデ
ィスク装置からのエラー報告に対し、アレイコントロー
ラはディスク装置の回復不能な障害発生と判断してい
る。この場合、故障したディスク装置をディスクアレイ
から論理的に切り離し、ホットスペアとして準備されて
いる予備のディスク装置に、故障したディスク装置から
リード可能なデータのみをコピーするか、最新のバック
アップデータを復元し、故障したディスク装置を修理交
換するようにしている。
【0009】ここでオフトラックが、サーボヘッドに対
するデータヘッドの機械的な偏位が大きくなり、データ
面のサーボシリンダで測定可能なオフトラック範囲を越
えることで起きる場合がある。この場合には、データ面
のサーボシリンダの書直しを行えば、オフトラックを解
消することが可能である。しかし、従来のディスク装置
は、オフトラックを検出してディスクコントローラに通
知する機能を備えていなかったため、エラーの原因がオ
フトラックによるものか否か判らず、装置の故障と判断
して交換修理している。
【0010】このためディスク装置故障に対する交換修
理に手間がかかる。またホットスペアの使用中に別のデ
ィスク装置でオフトラックを原因とするエラーが起きた
場合には、ディスクアレイとしての機能が維持できず、
入出力性能が著しく低下してしまう問題があった。本発
明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、ディスクアレイを構成するディスク装置のオフトラ
ックに対し、適切なエラーリカバリ処理を行って装置交
換を必要とすることなく、可能な限り再使用できるよう
にしたディスクアレイ装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
である。本発明のディスクアレイ装置は、アレイコント
ローラ10とディスクアレイ12で構成される。ディス
クアレイ12は、例えばRAID3の場合、データを格
納した複数のディスク装置14−1〜14−4と、ディ
スク装置14−1〜14−4のいずれかの障害時に喪失
したデータの復元に使用する冗長化データを格納した少
なくとも1台のディスク装置14−5で構成される。ま
たRAID5のディスクアレイ12は、冗長データを格
納するディスク装置が固定されない点が相違する。アレ
イコントローラ10は、上位装置の要求に基づいてディ
スクアレイ12に対するリード、ライトの入出力を制御
する。
【0012】本発明にあっては、アレイコントローラ1
0にエラー処理部70および再フォーマット制御部72
を設け、ディスクアレイ12の各ディスク装置14−1
〜14−5、例えばディスク装置14−1に代表して示
すように、オフトラック検出部62、オフトラック測定
部64および再フォーマット処理部66を設けている。
【0013】ディスク装置14−1のオフトラック検出
部62は、オフトラックがサーボシリンダによるオフト
ラック測定限界を越えることによるオフトラックを検出
してアレイコントローラ10に通知する。例えば、各デ
ィスクドライブのオフトラック検出部62は、空き時間
のタイミングでオフセット測定シリンダにシークしてオ
フトラック量を測定し、この測定値が所定の閾値を越え
ていた場合に、アレイコントローラ10にオフトラック
を通知する。
【0014】アレイコントローラ10のエラー処理部7
0は、オフトラック検出部62からのエラー通知を受け
た際に、エラー通知を行ったディスク装置14−1をデ
ィスクアレイ12から論理的に切り離して診断用入出力
コマンドを発行する。ディスク装置14−1のオフトラ
ック測定部64は、アレイコントローラ10のエラー処
理部70からの診断用入出力コマンドを受領した際に、
ディスク媒体のサーボ面の所定オフトラック測定シリン
ダを基準に、データ面の対応するオフトラック測定シリ
ンダ、即ちサーボシリンダに記録されたサーボ情報から
オフトラックを測定し、このオフトラック測定値が所定
の限界値を越えていた場合、アレイコントローラ10に
コマンドの異常終了を通知する。
【0015】アレイコントローラ10の再フォーマット
制御部72は、ディスク装置14−1のオフトラック測
定部64からコマンドの異常終了の通知を受けた場合、
そのディスク装置14−1に対し再フォーマット指示コ
マンドを発行する。ディスク装置14−1の再フォーマ
ット処理部66は、アレイコントローラ10の再フォー
マット処理部72からの再フォーマットコマンドを受領
した場合、ディスク媒体のデータ面のサーボシリンダ情
報を書き直す処理を行う。
【0016】ディスク装置14−1に設けた再フォーマ
ット処理部66の処理は、次の手順で行われる。 オフトラック測定用のサーボ情報を記録しているディ
スク媒体のシステムシリンダ領域のシステム情報をユー
ザシリンダ領域に退避する。 システム情報の退避後に、オフトラック測定用のサー
ボシリンダのサーボ情報を消去し、オフトラック補正を
行わずにサーボ面を基準に新たにサーボ情報を書込む。
【0017】サーボ情報の書込み後に、ユーザシリン
ダ領域に退避しているシステム情報を元の領域を消去し
た後に書き込んで復元する。 最後に、サーボ情報とシステム情報の記録シリンダを
除くシステムシリンダ領域及びユーザシリンダ領域を、
データの格納可能状態に再フォーマットする。ディスク
装置14−1の再フォーマット処理部66は、具体的に
は、ディスク媒体のアウタガードバンド領域(OGB)
の所定シリンダ位置に、オフトラック測定用のサーボ情
報を記録し、アウタガードバンド領域の他のシリンダ位
置にシステム情報を記録している。
【0018】アレイコントローラ10の再フォーマット
制御部72は、ディスク装置14−1の再フォーマット
処理部66からコマンドの正常終了を受信した場合、そ
れ以外のディスク装置14−2〜14−5からデータを
復元して再フォーマットが正常終了したディスク装置1
4−1に書き込み、その後、ディスクアレイ12に論理
的に接続して再使用可能とする。このため再フォーマッ
トに成功すれば、オフトラックを起こしたディスク装置
を交換修理することなく、再度運用状態に復帰させるこ
とができる。
【0019】アレイコントローラ10は、ディスク装置
14−1から入出力診断用コマンドの正常終了を受信し
た場合には、現在のオフトラックはサーボシリンダによ
る測定限界内にあり、ディスク装置に異常はないことか
ら、ディスク装置14−1をディスクアレイ12に論理
的に接続して再使用可能とする。アレイコントローラ1
0は、ディスク装置14−1から再フォーマット指示コ
マンドの異常終了を受信した場合、再フォーマット処理
によってはリカバリできかない障害が発生していると判
断し、この場合は、上位装置にディスク装置の故障情報
を通知し、交換修理やホットスペアとの交代などの対応
を取る。
【0020】更に、アレイコントローラ10には、ディ
スク装置14−1〜14−5の入出力診断用コマンドの
正常終了に伴って通知された情報を記憶する再フォーマ
ット管理情報記憶74を設ける。再フォーマット制御部
72は、入出力診断用コマンドの異常終了を受信した場
合、再フォーマット管理情報記憶74を参照して再度フ
ォーマット指示コマンドの発行を決定する。
【0021】例えば、再フォーマット管理情報記憶74
は、再フォーマットの時間情報(再フォーマット実行の
年月日時刻)をディスク装置14−1〜14−5の識別
情報と共に記憶している。再フォーマット制御部72
は、再フォーマット管理情報記憶74を参照した際に、
前回の再フォーマットからの経過時間が所定時間を越え
ていた場合は、再度フォーマットの必要性を認識して再
フォーマット指示コマンドを発行する。これに対し所定
時間以内の場合は、再フォーマットを行ってもリカバリ
できる可能性が低いことから、上位装置に故障情報を通
知する。
【0022】また再フォーマット管理情報記憶74に再
フォーマットの回数をディスク装置の識別情報と共に記
憶し、再フォーマット制御部72による再フォーマット
管理情報記憶74の参照で、再フォーマットの回数が所
定回数未満の場合は、再フォーマット指示コマンドを発
行し、所定回数に達していた場合は、再フォーマット指
示コマンドを発行せずに上位装置にディスク装置の故障
情報を通知する。
【0023】更に、再フォーマット管理情報記憶74に
再フォーマットの時間と回数をディスク装置の識別情報
と共に記憶し、再フォーマット制御部72による再フォ
ーマット管理情報記憶74の参照で、前回の再フォーマ
ットからの経過時間が所定時間以内で回数が所定回数未
満の場合は、再フォーマット指示コマンドを発行し、所
定時間を越えるか又は所定回数に達していた場合は、再
フォーマット指示コマンドを発行せずに上位装置にディ
スク装置の故障情報を通知するようにしてもよい。
【0024】再フォーマット管理情報記憶74として
は、不揮発メモリを使用する。この場合、ディスクアレ
イ12から論理的に切り離されたディスク装置が交換さ
れた場合、アレイコントローラ10は再フォーマット管
理情報記憶74の交換したディスク装置の情報をクリア
して初期化する。このため、オフトラックを検出したデ
ィスク装置は論理的に切り離されるが、ディスクアレイ
装置であるため、上位インタフェースからの入出力命令
を実行しながら、内部の処理として、オフトラックした
ディスク装置を再フォーマットして再度論理的に組み込
んで使用することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】図2は本発明のディスクアレイ装
置の動作環境となるハードウェア構成のブロック図であ
る。図2において、本発明のディスクアレイ装置は、ア
レイコントローラ10とディスクアレイ12で構成され
る。ディスクアレイ12には、この実施形態にあって
は、5台のディスクドライブ14−1〜14−5を設け
ている。
【0026】ディスクアレイ12としてRAID3の構
成をとると、4台のディスクドライブ14−1〜14−
4がデータ用に使用され、残り1台のディスクドライブ
14−5がパリティデータに使用される。またディスク
アレイ12をRAID5とした場合には、パリティ用の
ディスクドライブはRAID3のように固定されず、5
台のディスクドライブ14−1〜14−5の並列的なセ
クタ位置が変わるごとにサイクリックにパリティデータ
の格納位置が変化する。更に、予備用のディスクドライ
ブとしてホットスペア16が設けられている。
【0027】アレイコントローラ10はMPU18を有
し、MPU18に対しては上位インタフェース側にホス
トアダプタ20が設けられ、またディスクアレイ14側
にデバイスアダプタ26−1〜26−6が設けられてい
る。ディスクアレイ12のディスクドライブ14−1〜
14−5及びホットスペア16は、デバイスアダプタ2
6−1〜26−6からのデバイスパスとなるポートP1
〜P6のそれぞれに接続されている。
【0028】ここでディスクアレイ12は、ポートP1
〜P5に接続した5台のディスクドライブ14−1〜1
4−5で1つのランクを構成している。このランクには
ホットスペア16も含まれる。アレイコントローラ10
に対しては、必要に応じてディスクアレイ12のランク
を複数設けることができる。アレイコントローラ10に
設けたデバイスアダプタ26−1〜26−6は、制御バ
ス28を介してホストアダプタ20に接続される。ホス
トアダプタ20にはキャッシュユニット22が設けら
れ、上位インタフェースとの間の入出力に必要なコマン
ドデータの伝送制御を行う。
【0029】アレイコントローラ10に設けたMPU1
8は、制御バス28によってデバイスアダプタ26−1
〜26−6に接続されると共にホストアダプタ20に接
続され、更に制御バス28を介してコントロールストレ
ージ30、タイマユニット32及び不揮発メモリ34を
接続している。コントロールストレージ30には、MP
U18でディスクアレイ12の制御に必要な各種の制御
情報が格納されている。タイマユニット32は、アレイ
コントローラ10の時刻情報を生成する。不揮発メモリ
34には、電源切断時に消去されては困る各種のデータ
が格納される。
【0030】アレイコントローラ10の通常時の処理
は、次のようになる。ホストアダプタ20は上位インタ
フェースからの入出力要求を監視しており、リードまた
はライトの入出力要求があると、要求された論理ブロッ
クアドレスによりキャッシュユニット22を参照し、ヒ
ットすればヒットしたデータを応答し、ミスヒットであ
ればMPU18に対しディスクアレイ12のアクセスを
要求する。
【0031】MPU18は、ホストアダプタ20からの
ディスクアレイ12に対するアクセス要求を受けて、こ
のときパリティグループを構成しているディスクアレイ
12のデータ用ディスクドライブ14−1〜14−4及
びパリティ用ディスクドライブ14−5を認識し、例え
ば上位インタフェースからのアクセス要求がライトコマ
ンドであった場合には、ディスクアレイ12からキャッ
シュユニット22に対する対象データのステージングを
行う。
【0032】即ち、コントロールストレージ30を参照
して上位インタフェースからのブロックアドレスとディ
スクアレイ12の4台のディスクドライブ14−1〜1
4−4に分散したデータとの対応関係を示すマッピング
テーブルを参照し、デバイスアダプタ26−1〜26−
4に対し、マッピングテーブルの参照で得られたディス
クドライブのシリンダアドレスCC、ヘッドアドレスH
H及びデータ長を、デバイスアダプタ26−1〜26−
4に通知する。
【0033】デバイスアダプタ26−1〜26−4は、
自己のディスクドライブ14−1〜14−4に対するデ
バイスパスの空きを認識すると、MPU18により要求
されたデータの読出しを実行し、全てのデバイスデータ
が得られた状態で合成して、ホストアダプタ20のキャ
ッシュユニット22に転送し、上位装置からのライトデ
ータによる上書きを行う。
【0034】一方、上位インタフェースからの要求アク
セスがリードアクセスであった場合には、ディスクアレ
イ12から各デバイスごとの対応データを読み出した
後、キャッシュユニット22にステージングし、その後
にホストアダプタ20より上位インタフェースに応答す
る。このキャッシュユニット22に対するディスクアレ
イ12からのステージング後の応答は、ホストアダプタ
20においてキャッシュユニット22をキャッシュヒッ
ト状態にした後に上位インタフェースからの再度のアク
セス要求を受けて、ヒット応答処理として処理する。
【0035】このような通常のディスクアレイ装置とし
ての機能に加え、本発明にあっては、ホットスペア16
を含むディスクアレイ12側のディスクドライブ14−
1〜14−5側にオフトラックの検出機能を設け、オフ
トラックを検出するとアレイコントローラ10に通知す
る。ここで本発明のディスクアレイ12を構成している
ディスクドライブ14−1〜14−5は、サーボ情報の
みを記録した専用のサーボ面と専用のサーボヘッドを使
用してヘッド位置を検出するサーボ面サーボを採用して
いる。もちろん、ホットスペア16も同じである。この
ためデータ面のアウトガードバンド領域の特定シリンダ
にオフトラック測定用のサーボ情報を記録している。オ
フセット測定シリンダは、データ面のサーボシリンダと
いわれる。
【0036】このためディスクドライブにおけるオフト
ラック検出は、アレイコントローラ10のデバイスアダ
プタ26−1〜26−6からの入出力コマンドに対する
空き時間を使用し、例えばタイマ設定された一定時間毎
に、データ面のアウタガードバンド領域に記録している
オフトラック測定シリンダにヘッドをシークしてオフト
ラック量を測定する。測定したオフセット量が、オフセ
ット測定シリンダのサーボパターンに依存した測定限界
に地下ずいていたら、即ち所定の閾値を越えていたら、
オフトラックをアレイコントローラ10のMPU18に
通知する。
【0037】アレイコントローラ10のMPU18は、
ディスクアレイ12側のディスクドライブよりオフトラ
ックの通知を受けると、そのディスクドライブをディス
クアレイ12から論理的に切り離した後、診断用入出力
コマンドを発行する。MPU18から発行された診断用
入出力コマンドは、ディスクドライブで受信されると、
オフトラック測定処理を起動する。
【0038】図3は、図2のディスクドライブ14−1
の内部構造である。ディスクドライブ14−1は、カバ
ー内にVCM36で回動されるロータリ型のアクチュエ
ータ38を備えている。アクチュエータ38のアーム先
端には、サーボヘッド40と、データ面の数に対応して
例えば5つのデータヘッド42−1〜42−5を装着し
ている。
【0039】サーボヘッド40及びデータヘッド42−
1〜42−5に対応した位置には、スピンドルモータ4
5の回転軸に装着されて例えば3枚の磁気ディスク44
−1〜44−3が装着され、一定速度で回転されてい
る。磁気ディスク44−1は、サーボヘッド40に相対
する下側の面をサーボ面46としており、サーボ面46
には全シリンダ位置にサーボ情報を所定長のサーボフレ
ーム単位に記録している。磁気ディスク44−1の反対
側の面及び磁気ディスク44−2,44−3の両面は、
それぞれデータ面48−1〜48−5として使用され
る。
【0040】図4は、図3のデータ面48−1を示して
いる。データ面48−1は、媒体面の最アウタ側にシス
テム領域として使用されるアウタガードバンド領域50
を設け、続いてユーザ領域52が設けられ、最インナ側
にインナガードバンド領域54を設けている。インナガ
ードバンド領域54にはシステム領域とヘッドのコンタ
クト・スタート・ストップのための領域が設けられる。
【0041】アウタガードバンド領域50には、データ
ヘッド42−1を使用してサーボパターンを記録したオ
フセット測定シリンダとしてのシリンダサーボが予め設
けられている。具体的には、アウタガードバンド領域5
0の−5シリンダ位置にサーボシリンダを設けている。
また、両側の−4シリンダと−6シリンダはダミーシリ
ンダとしてサーボ情報が記録されている。
【0042】この−4,−5,−6シリンダ以外のアウ
タガードバンド領域50は、ディスクドライブの制御に
必要な各種のシステムエリア情報を記録したシステムエ
リアして使用されている。このシステムエリアの中に
は、アウタガードバンド領域50のサーボシリンダによ
って測定されたベッドのオフトラック補正用及びディス
クの偏心補正用のオフトラック補正値も記録されてい
る。
【0043】図5は、図4のアウタガードバンド領域5
0に記録されたサーボシリンダの記録パターンを直線上
に延ばして示している。図5において、サーボシリンダ
76はアウタガードバンド領域の−5シリンダを使用す
る。また両側の−4シリンダをダミーシリンダ78と
し、更に−6シリンダをダミーシリンダ80としてい
る。1シリンダはインデックス86からインデックス8
6までの間であり、この実施例にあっては、n個のサー
ボフレームF1,F2,F3,・・・Fnを記録してい
る。
【0044】各サーボフレームF1〜Fnは、同じサー
ボパターンを繰り返し記録している。即ちサーボフレー
ムF1に示すように、まず第1AGCパターン82が設
けられ、続いてサーボパターンA,Hが設けられ、次に
トラックピッチPだけずらしてサーボパターンG,Bが
設けられる。次に第2AGCパターン84が設けられ、
これに続いてサーボパターンCがサーボシリンダ76の
トラックセンタに対し対称に設けられる。
【0045】次にインナアウタ側に0.5トラックピッ
チオフトラックしてサーボパターンD,Eが設けられ、
最後にサーボシリンダ76のトラックセンタからダミー
シリンダ78側に掛けてサーボパターンFが記録されて
いる。これらのAGCパターン及びサーボパターンは、
データ面に対する記録周波数に対し十分高い周波数を使
用して記録される。
【0046】図6は、図5のサーボフレームF1を取り
出して示している。サーボフレームF1は、トラック方
向にA1〜A7の7つの領域に分けられており、サーボ
パターンは領域A2,A3及び領域A5,A6,A7に
記録されている。AGC領域82,84は、それぞれの
サーボパターンA〜Hの読取信号を一定振幅にするため
のAGC制御の目標電圧を作るために使用される。
【0047】ここで図5のように、サーボシリンダ76
のトラックピッチをPとすると、このサーボパターンに
より1.25Pの範囲のオフトラックを測定することが
でき、即ちサーボシリンダ76のトラックセンタに対し
±0.625Pの範囲でオフトラックを測定することが
できる。図7は、図6のサーボフレームF1をリードヘ
ッドで読取ったときのAGCパターン82,84及びサ
ーボパターンA〜Fの読取信号のピーク振幅であり、こ
のうち前半の領域A2,A3のサーボパターンA,Bの
読取信号について、読取信号VA ,VB としてその振幅
レベルの変化を示している。
【0048】まず図7(A)は、ヘッドが−6シリンダ
となるアウタ側に位置した場合であり、サーボパターン
Aの読取信号VA が小さく、サーボパターンBの読取信
号V B が十分に大きくなっている。図7(B)は、ヘッ
ドの−6シリンダとなるアウタ側へのオフトラックが小
さい場合であり、サーボパターンAの読取信号VA が図
7(A)に比べると大きくなり、逆にサーボパターンB
の読取信号VB が少なくなっているが、VA <VBの関
係になっており、アウタ側へのオフトラックが分かる。
【0049】図7(C)は、ヘッドが−5シリンダにオ
ントラックした場合であり、この場合にはパターンA,
Bの読取信号VA とVB は同じになる。図7(D)は、
ヘッドが−4シリンダとなるインナ側に少しオフトラッ
クした場合であり、サーボパターンAの読取信号VA
サーボパターンBの読取信号V B より大きくなってい
る。
【0050】図7(E)は、ヘッドが−4シリンダとな
るインナ側に大きくオフトラックした場合であり、サー
ボパターンBの読取信号VB は十分小さい。更に図7
(A)〜図7(E)の最後に得られている領域A7のサ
ーボパターンFの読取信号VF については、アウタ側で
小さくインナ側に向かうにつれて順次大きくなってい
る。即ち、サーボパターンFの読取信号VF が得られて
いる間は図6の領域A2,A3は、サーボパターンAと
E、またはサーボパターンAとBによるオフトラックの
測定である。
【0051】サーボパターンFの読取信号VF が得られ
なくなったときには、サーボパターンHとBによるオフ
トラックの測定であることが識別できる。この点は領域
A5,A6についても同様であり、サーボパターンFの
読取信号F が得られている場合はサーボパターンC,D
によるオフトラックの測定であり、読取信号VF が得ら
れなくなったらサーボパターンCとEによるオフトラッ
クの測定である。
【0052】図6のサーボフレームF1を用いたサーボ
シリンダにおけるオフトラックの測定は、後の説明で明
らかにされる。図8は、図2のディスクアレイ装置に適
用される本発明の制御処理の機能のブロック図である。
まずディスクアレイ12を構成しているディスクドライ
ブ14−1には、ディスクエンクロージャ58、ディス
クコントローラ56、更にディスク用MPU60が設け
られる。なお、ディスク用MPU60はディスクコント
ローラ56に含まれている。
【0053】ディスク用MPU60には、オフトラック
検出部62、オフトラック測定部64及び再フォーマッ
ト処理部66が設けられる。このようなディスクドライ
ブ14−1の機能構成は、図2のディスクアレイ12に
示した他のディスクドライブ14−2〜14−5及びホ
ットスペア16についても同じである。ディスクドライ
ブ14−1の機能構成に対応して、アレイコントローラ
10のMPU18にはエラー処理部70と再フォーマッ
ト制御部72が設けられる。更に、不揮発メモリ34に
は再フォーマット管理情報記憶部74が設けられる。デ
ィスクアレイコントローラ18の機能は、MPU18に
設けたエラー処理部70と再フォーマット制御部72に
より実現でき、別の実施形態にあっては不揮発メモリ3
4の再フォーマット管理情報記憶部74の管理情報を利
用した処理が行われる。
【0054】ディスクドライブ14−1のディスク用M
PU60に設けたオフトラック検出部62は、空き時間
を使用してデータ面のオフトラック測定シリンタにシー
クしてオフトラック量を測定する。即ち、図3に示した
サーボヘッド40をサーボ面46の−5シリンダ、即ち
オフトラック測定用のサーボシリンダにシークする。測
定したオフトラック量が所定の閾値を越えてオフトラッ
ク測定限界に近付いたことを認識すると、MPU18に
設けているエラー処理部70にオフトラック情報を通知
する。
【0055】ここで、現在、データ面48−1に記録し
ているサーボシリンダで測定可能な範囲は、例えば図5
のサーボシリンダ76のトラックセンタを中心に±P/
2を超える例えば±0.625Pまでである。そこでオ
フトラック検出部62では、閾値として±0.5Pを設
定してオフトラックを検出する。図9のフローチャート
はオフトラック検出部62の検出処理である。まずステ
ップS1で上位コマンドの実行中でないことを判別する
とステップS2に進み、オフトラック検出周期を設定す
るタイマをのタイムウアウトチェックする。このタイマ
は例えば24時間にセットされ、装置が空き状態にある
深夜の時間帯を設定することが望ましい。
【0056】ステップS2でタイムアウトを判別する
と、ステップS3でデータ面のサーボシリンダにシーク
し、オフトラック量を測定する。このオフトラック量の
測定は、ヘッドを切替えながら全てのデータ面について
行う。次にステップS4で、測定したオフトラック量が
オフトラック測定限界に近付いたことを示す所定の閾値
以上か否か判定する。もしオフトラック量閾値以上であ
った場合には、ステップS5に進み、オフトラック情報
を上位のアレイコントローラ10に通知する。
【0057】ここで測定されたオフトラック量はデータ
面毎に相違しているが、1つでも閾値を越えていればオ
フトラックを通知する。再び図8を参照するに、ディス
クドライブ14−1のオフトラック検出部62よりオフ
トラックの通知が行われると、エラー処理部70は、も
し上位インタフェースからのアクセス要求の処理中であ
ったならば、オフトラックを報告したディスクアレイ1
2のディスクドライブ14−1を論理的にディスクアレ
イ対象ディスクから切り離す。
【0058】このためアレイコントローラ10は、残さ
れた正常なディスクドライブ14−2〜14−5を対象
に、ディスクドライブが1台存在しない状態で上位イン
タフェースからのアクセス要求を処理する。この場合、
1台のディスクドライブ14−1が存在しなくとも、残
りのディスクドライブ14−2〜14−5のデータ及び
パリティから切り離されたディスクドライブ14−1の
データあるいはパリティを復元することができ、復元デ
ータによって上位インタフェースからのアクセス要求に
対する応答を行うようになる。
【0059】もちろん、ディスクアレイ12の応答性能
は、切り離されたディスクドライブ14−1のデータを
復元する分だけ処理が遅くなるが、アレイコントローラ
10によるディスクアレイ12のアクセスが停止するこ
とはない。ディスクドライブ14−1のオフトラック検
出部62よりオフトラック通知を受けたアレイコントロ
ーラ10のエラー処理部70は、オフトラックの原因を
確認するために、ディスクドライブ14のオフトラック
測定部64に対し、診断用入出力コマンドを発行する。
【0060】診断用入出力コマンドを受けたオフトラッ
ク測定部64は、図3に示したサーボヘッド40をサー
ボ面46の−5シリンダ、即ちオフトラック測定用の目
標シリンダにシークする。シーク後にオフトラックを起
こしたヘッド切替状態にあるデータ面のデータヘッド、
例えばデータ面48−1のデータヘッド42−1から読
み出されるサーボフレームの読取信号に基づいて、サー
ボ面の−5シリンダを基準に、データ面の−5シリンダ
のオフトラックを測定する。ここで、現在、データ面4
8−1に記録しているサーボシリンダで測定可能な範囲
は、例えば図5のサーボシリンダ76のトラックセンタ
を中心に±P/2を超える例えば±0.625Pまでで
ある。しかしながら、オフトラック測定部64の測定結
果がサーボシリンダの測定限界を超えていた場合には、
オフトラックが大きすぎて現在のサーボシリンダでは測
定不能であることから、オフトラック測定部64はエラ
ー処理部70に対し異常終了を通知する。尚、このオフ
トラック量の測定は全てのデータヘッドを切替えること
により、全てのデータ面について行う。
【0061】ディスクドライブ14−1側からの診断用
入出力コマンドに対する異常終了を受けたエラー処理部
70は、再フォーマット制御部72を起動し、ディスク
ドライブ14−1の再フォーマット処理部66に対し再
フォーマットコマンドいわゆるフィールド・リフォーマ
ットコマンドを発行する。再フォーマットコマンドを受
領したディスクドライブ14−1の再フォーマット処理
部66は、図4のアウタガードバンド領域50の−5シ
リンダに記録している図5のサーボ情報を消去した後
に、オフトラック補正を0として、サーボ面に対するサ
ーボヘッドの位置決めを基準に、図5のように−5シリ
ンダのサーボシリンダ76、その両側の−4,−6シリ
ンダのダミーシリンダ78,80について、同じサーボ
情報の書直しを行う。
【0062】このシリンダサーボの書直し、いわゆる再
フォーマットにあっては、アウタガードバンド領域50
の消去を伴うことから、その中に記録しているシステム
情報が消えてしまう。そこで、再フォーマットに先立っ
てアウタガードバンド領域50に記録しているシステム
情報をユーザ領域52の中の所定のシリンダに退避した
後に、サーボシリンダ及びダミーシリンダの消去を行
い、消去後に新たなサーボ情報の書込みを行う。
【0063】サーボ情報の書込みが済んだならば、ユー
ザ領域52に退避していたシステム情報をアウタガード
バンド領域50に書き戻す復旧処理を行う。最後に、ア
ウタガードバンド領域50に既に書き込んだサーボ情報
及びシステム情報を除くシステム領域、及びユーザ領域
52、更にはインナガードバンド領域54について、デ
ータ記録可能なセクタフォーマットを作るための再フォ
ーマット処理を行う。
【0064】再フォーマット処理部66によるデータ面
に対するサーボシリンダの書直しが完了すれば、サーボ
面のサーボヘッドに対するデータ面のデータヘッドのオ
フトラックは、その時点で0であり、再度オフトラック
測定部64を使用して、サーボ面を基準としたデータ面
サーボシリンダについてのオフトラック測定を行い、測
定されたオフトラックをオフトラック補正及び偏心補正
のためのオフトラック補正値としてシステム領域に記録
する。
【0065】同時に、ディスクコントローラ56に、今
まで設定していたオフトラック測定値に代えて再フォー
マット処理で新たに得られたオフトラック補正値を格納
し、これを以降使用するようにする。ここで、エラー処
理部70からオフトラック測定部64に診断用入出力コ
マンドを発行してオフトラック測定処理を行い、測定結
果がサーボシリンダのオフトラック測定の限界値以内に
収まっている場合には、サーボシリンダに問題はないこ
とから、この場合は診断用入出力コマンドに対し正常終
了をエラー処理部70に通知する。
【0066】診断用入出力コマンドの正常終了を受信し
たエラー処理部70は、オフトラック検出用のサーボシ
リンダに問題がないことから、切離し状態にあるディス
クドライブ14−1を再びディスクアレイ12の中に論
理的に接続し、更にコントロールストレージ30側に記
録していたディスクドライブ14−1の切離し期間に更
新されたデータの復元を行って、通常の運用状態に復帰
する。
【0067】またディスクドライブ14−1の再フォー
マット処理部66によるデータ面の再フォーマット中に
エラーが生じて処理に失敗した場合には、アレイコント
ローラ10に対し異常終了を通知し、アレイコントロー
ラ10は上位インタフェースにディスクドライブ14−
1の故障情報を通知する。この場合には、再フォーマッ
トによりリカバリはできないことから、システムエンジ
ニアによる故障したディスクドライブ14−1の交換処
理あるいはホットスペア16への代替などを行うことに
なる。
【0068】図10は、図8のアレイコントローラ10
に設けたMPU18によるオフトラックの通知に基づく
リフォーマットの制御処理のフローチャートである。図
10において、まずステップS1で、ディスクアレイに
設けているいずれかのディスクドライブからオフトラッ
クの通知があるか否かチェックしている。オフトラック
の通知があると、ステップS2で、上位インタフェース
から要求された入出力処理中か否かチェックする。入出
力処理中であればステップS3に進み、正常なディスク
ドライブを使用して、オフトラックを通知したディスク
ドライブのデータを復元して上位インタフェースからの
入出力要求を処理する。
【0069】この場合、オフトラックを通知したディス
クドライブがデータの一部を格納している場合は、残り
のディスクドライブのデータとパリティから、オフトラ
ックを通知したディスクドライブのデータを復元する。
またオフトラックを通知したディスクドライブがパリテ
ィを格納していた場合には、パリティそのものは入出力
処理に必要ないことから、パリティの復元は行わない。
【0070】次にステップS4で、オフトラックを通知
したディスクドライブをディスクアレイの中から論理的
に切り離す。このため、以後の上位インタフェースから
の入出力要求に対しては、オフトラックを通知したディ
スクドライブを除いた残りのディスクドライブからデー
タを復元して処理するようになる。次にステップS5
で、オフトラックを通知したディスクドライブに対しオ
フトラック測定のための診断用入出力コマンドを発行す
る。
【0071】この診断用入出力コマンドを受領したディ
スクドライブにあっては、後の説明で詳細に説明するよ
うに、オフトラック測定処理が行われ、測定されたオフ
トラックがオフトラック測定限界以内であれば正常終了
を応答し、測定限界を超えていれば異常終了を通知して
いる。そこでステップS6で、ディスクドライブからの
通知が正常終了か否かチェックする。
【0072】正常終了であれば、オフトラックを通知し
たディスクドライブのデータ面におけるサーボシリンダ
の測定限界を超えるオフトラックを生じていないことか
ら、ステップS7に戻り、切離し状態にあるオフトラッ
クを通知したディスクドライブを論理的にディスクアレ
イに接続し、通常の入出力処理に復旧する。このときデ
ィスクドライブを論理的に切り離している間に行われた
入出力要求については、コントロールストレージ30等
を参照することで処理内容を認識し、切離し中に生じた
入出力要求で生じた入出力によるデータの更新につい
て、自己の割付け分のデータの復元を行った後に通常処
理に入ることになる。
【0073】一方、ステップS6でディスクドライブよ
り異常終了が通知された場合には、ステップS8に進
み、再フォーマットコマンドを発行する。この再フォー
マットコマンドを受けたディスクドライブはデータ面の
サーボシリンダの書直しを行い、処理を正常に終了すれ
ば正常終了を応答する。また再フォーマットコマンドに
よる処理中に異常が起きると異常終了を応答してくる。
【0074】ステップS9で再フォーマットコマンドに
対するディスクドライブからの応答が正常終了であった
場合には、ステップS10に進み、再度オフトラック測
定用の診断用入出力コマンドを発行する。この診断用入
出力コマンドの発行によるオフトラックの測定で、再フ
ォーマットされたデータ面のシリンダサーボの実際のオ
フトラック量を測定し、測定限界を超えていないことを
確認する。
【0075】診断用入出力コマンドに対しディスクドラ
イブより正常終了の通知があったことをステップS11
で判別すると、この時点でディスクドライブ側のオフト
ラックの原因となっていたデータ面のサーボシリンダの
状態は現在のサーボヘッドに対するデータヘッドのオフ
トラックに対応したサーボシリンダの位置に書き替えら
れてオフトラック測定限界に入っており、オフトラック
の原因が解消できる。
【0076】そこでステップS12で、ディスクアレイ
を構成する正常なディスクドライブから、再フォーマッ
トが済んだディスクドライブのデータを復元して格納す
る。このデータの復元による格納が終了すると、ステッ
プS13で、オフトラックを通知したディスクドライブ
を論理的にディスクアレイに接続し、通常の入出力処理
に戻ることができる。
【0077】更にステップS14で、不揮発メモリ34
に設けている再フォーマット管理情報記憶部74に対
し、オフトラックを通知したディスクドライブの識別番
号と共に、再フォーマット管理情報として、再フォーマ
ットを行った「年月日、時、分」の時間情報及び再フォ
ーマットの回数を登録する。この場合の時間情報は、図
2に示したタイマユニット32からの情報を使用する。
【0078】これに対し、ステップS8の再フォーマッ
トコマンドの発行に対しディスクドライブより異常終了
の通知があった場合には、ステップS9からステップS
15に進み、ディスクドライブの故障情報を上位インタ
フェースに通知し、例えばステップS16で、予備ディ
スクドライブとして設けているホットスペア16への代
替処理を行う。
【0079】またステップS10で発行した診断用入出
力コマンドに対しディスクドライブより異常終了があっ
た場合にも、同様にステップS15で上位インタフェー
スにディスクドライブの故障情報を通知し、ステップS
16のホットスペア代替処理を行う。図11は、図8の
ディスクアレイ側に設けているオフトラックを検出した
ディスクドライブ14−1の制御処理のフローチャート
であり、図10に示したアレイコントローラ10側の発
行するコマンドに対応した処理となる。
【0080】図11において、ステップS1で通常のリ
ード/ライト処理を行っている。続いてステップS2
で、オフトラック検出処理を行っている。この詳細は、
図9のステップS1〜S3の通りである。ステップS3
で測定したオフトラック量が予め定めた閾値以上か否か
チェックする。オフトラック量が閾値以上であった場合
には、ステップS4で、オフトラックの発生をアレイコ
ントローラに通知する。
【0081】このオフトラックの通知に対し、アレイコ
ントローラからはオフトラック測定用の診断用入出力コ
マンドを発行していることから、これをステップS5で
判別すると、ステップS6に進み、シリンダサーボのオ
フトラック測定処理を行う。シリンダサーボのオフトラ
ック測定処理の測定結果が得られたならば、ステップS
7で、予め定められたシリンダサーボのオフトラック測
定の限界値、例えばシリンダサーボである−5シリンダ
のトラックセンタに対し±0.625Pを超えるか否か
判別する。
【0082】オフトラック測定の限界値以内であれば、
ステップS16で正常終了をアレイコントローラに応答
する。限界値を超えていた場合には、ステップS8で異
常終了を通知する。この異常終了の通知に対し、アレイ
コントローラからは再フォーマットコマンドが発行され
ることから、これをステップS9で判別すると、ステッ
プS10の再フォーマット処理を行って、データ面のシ
リンダサーボの書直しを行う。
【0083】ステップS11で再フォーマット処理の正
常終了を判別するとアレイコントローラに正常終了を応
答する。これに対しアレイコントローラから診断用入出
力コマンドが発行される。ステップS12で診断用入出
力コマンドを判別すると、ステップS13で再度シリン
ダサーボのオフトラック測定処理を行う。この再フォー
マット処理後のシリンダサーボのオフトラック測定処理
の処理結果について、ステップS14でオフトラック測
定の限界値以内かどうかチェックし、限界値以内であれ
ばアレイコントローラに正常終了を応答し、アレイコン
トローラの復元データの通知を待って、ステップS15
で復元処理を行う。
【0084】これに対し、ステップS11で再フォーマ
ット処理が異常終了となったり、ステップS14で再フ
ォーマット後に測定したオフトラックの測定値がオフト
ラック測定の限界値を超えていた場合には、アレイ装置
に異常終了を通知して異常終了となる。図12は、図9
のステップS3及び図12のステップS6,S13で行
われるシリンダサーボのオフトラック測定処理のフロー
チャートである。図12のシリンダサーボのオフトラッ
ク測定処理は、図5に示したデータ面のアウタガードバ
ンド領域の−5シリンダとなるサーボシリンダ76にサ
ーボヘッド及びデータヘッドをシークして行う。
【0085】この場合のサーボシリンダ76のサーボフ
レームF1〜Fnは、図6のサーボフレームF1に示す
ように、領域A2,A3,A5,A6,A7について、
サーボパターンA〜Fを記録している。オフトラック測
定処理にあっては、サーボシリンダにオントラックした
状態でのデータヘッドによるサーボ読取信号のピーク値
をホールドしてADコンバータで読み込むことにより、
図12の測定処理を行う。
【0086】まずステップS1で、領域A2,A3,A
5,A6のどのタイミングでサンプルしたサーボ信号が
最大か否かチェックする。いま領域A2のサーボ信号が
最大であったとすると、即ち領域A2のパターンAのサ
ーボ信号VA またはパターンHのサーボ信号VH のいず
れかが最大であったとすると、ステップS2に進み、領
域A7のパターンFのサーボ信号VF が0か否かチェッ
クする。
【0087】サーボ信号VF が0でなければ、サーボヘ
ッドはは領域AのパターンAの部分に位置しており、こ
の場合にはステップS3に進み、領域A5,A6のパタ
ーンC,Dのサーボ信号VC ,VD を用いて、次式によ
りオフトラック量を算出する。ここでPはトラックピッ
チ、Kはポジション感度である。 オフトラック量=P/2+K(VD −VC ) これに対し、ステップS2でサーボ信号VF が0であっ
た場合には、ヘッドは領域A2のパターンH側にずれて
いることから、ステップS4に進み、オフトラック量は
オフトラック測定の限界である−側即ちアウタ側の−
(5/8)P、即ち−0.625P以下となっているこ
とが分かる。
【0088】次に、ステップS1で領域A3のサーボ信
号が最大であった場合、すなわち領域A3のパターン
G,Bのサーボ信号VG ,VB のいずれかが最大であっ
た場合には、ステップS5に進み、領域AのパターンF
のサーボ信号VF が0か否かチェックする。サーボ信号
F が0であれば、ヘッドは領域A3のパターンG上に
あることから、ステップS6に進み、オフトラック量は
+(5/8)P、即ち+0.625P以上とインナ側に
ずれていることが測定できる。
【0089】ステップS5でVF =0であった場合に
は、ヘッドは領域A3のパターンB上にあることから、
ステップS7に進み、領域A5,A6のパターンC,E
のサーボ信号VC ,VE を用いて、ステップS7で オフトラック量=−(P/2)+K(VC −VE ) として求める。
【0090】ステップS1において、領域A5のパター
ンCのサーボ信号VC が最大であった場合にはステップ
S8に進み、領域A2,A3のパターンA,Bのサーボ
信号VA ,AB により オフトラック量=K(VA −VB ) として求める。
【0091】更に領域A6のサーボ信号が最大であった
場合、即ち領域A6のパターンD,Eのサーボ信号
D ,VE のいずれかが最大であった場合には、ステッ
プS9で領域A7のパターンFのサーボ信号VF =0か
否かチェックする。VF =0でなければ、ヘッドはパタ
ーンE側にあることから、この場合はステップS10に
進み、領域A2,A3のパターンH,Bのサーボ信号V
H ,VB を用いて オフトラック量=P+K(VB −VH ) として求める。ステップS9でVF =0であった場合に
はヘッドは領域A6のパターンD側に位置していること
から、ステップS11に進み、 オフトラック量=−P+K(VG −VA ) として求める。
【0092】この図12のオフトラック測定処理から明
らかなように、ステップS4,S6のいずれかの測定結
果の場合には、サーボシリンダのオフトラック測定の限
界を超えていることになり、それ以外のステップS3,
S7,S8,S10,S11は、サーボシリンダによる
オフトラック測定の限界値の範囲内の正常な測定範囲に
ある。
【0093】次に図13,図14のフローチャートを参
照して、図11のステップS10に示したディスクドラ
イブにおける再フォーマット処理を説明する。この再フ
ォーマット処理は、次の5つの処理に分かれる。 オフトラック情報の退避と検証 システムエリア情報の読出検証 シリンダサーボ情報の初期化 システムエリア情報の退避と復元 フォーマット処理と欠陥検索 図13において、まずステップS1で、再フォーマット
コマンドの受領に基づくオフトラック測定限界に近付い
たときのオフトラック情報の退避処理を行う。退避する
オフトラック情報としては、キャリブレーション等によ
り測定されている既存のオフトラック補正値OFT1
と、図9のオフトラック検出処理で検出したオフトラッ
ク測定限界に近付いたときのオフトラック補正値OFT
2の少なくとも2つを退避する。
【0094】続いてステップS2において、オフトラッ
ク情報の退避が行われているか否か確認する。もし退避
が行われていなければ図14のステップS22に進ん
で、アレイコントローラに異常終了を報告する。次にス
テップS3〜S6において、システムエリア情報の読出
検証を行う。まずステップS3で、現在のオフトラック
補正値を使用してデータ面のシステムエリアシリンダに
記録しているシステムエリア情報の読出しを行う。ステ
ップS4で読出しができなかった場合には、ステップS
5に進み、オフトラック限界に近付いたときのオフトラ
ック補正値OFT2を使用して、同じくシステムエリア
シリンダのシステムエリア情報を読み出す。
【0095】ステップS3またはステップS5のいずれ
かでシステムエリア情報の読出しができれば、ステップ
S7のシリンダサーボ情報の初期化処理に進む。ステッ
プS6でシステムエリア情報の読出しができない場合に
は、図14のステップS22に進んで、アレイコントロ
ーラに異常終了を報告する。ステップS7にあっては、
データ面のシリンダサーボ情報の初期化を行う。具体的
には、図5のように、シリンダ番号−4,−5,−6の
ダミーシリンダ78、サーボシリンダ76及びダミーシ
リンダ80について、サーボ情報をイレーズした後に再
書込みを実行する。次にステップS8〜S17の処理に
より、システムエリア情報の退避と復元を行う。
【0096】まずステップS8で、システムエリア情報
の退避領域をデータ面のユーザ領域に確保する。この場
合の退避領域の確保は、オフトラック測定限界に近付い
たときのオフトラック補正値OFT2を基準に、退避シ
リンダ位置で+0.5P、0、−0.5Pオフトラック
してDCイレーズを行った後、オフトラック0位置でA
Cイレーズを行う。
【0097】このユーザエリアに対する退避領域の確保
は、システムエリアシリンダの数分行う。次にS9で、
システムエリア情報を退避シリンダに書き込む。即ち、
ステップS3またはS5でシステムエリア情報の読出し
ができた現在のオフトラック補正値OFT1またはオフ
トラック限界に近付いたときのオフトラック補正値OF
T2を使用して、システムエリアシリンダ内のシステム
エリア情報を読み出す。
【0098】ステップS8の退避領域の確保の際と同
様、オフトラック測定限界に近付いたときのオフトラッ
ク補正値OFT2を使用して退避シリンダへの書込みを
行う。この場合、システムエリアの読出しができないこ
とがステップS10で判別された場合には、図14のス
テップS22でアレイコントローラに異常終了を報告す
る。
【0099】次に図14のステップS11に進み、退避
したシステムエリア情報を読み出し、読出しに成功した
後、システムシリンダのシステムエリア情報と一致して
いるか否かを検証する。ステップS12で検証に成功し
たならば、ステップS13に進み、システムエリアシリ
ンダのイレーズを行う。この場合も、システムエリアシ
リンダについてオフトラック測定限界に近付いたときの
オフトラック補正値OFT2を使用して+0.5P、
0、−0.5Pのオフトラックを順次行ってDCイレー
ズ後、0オフトラックでADイレーズを行う。 続いて
ステップS14で、システムエリアシリンダのイレーズ
処理終了後、システムエリア情報の退避領域からシステ
ムエリア情報を読み出して、イレーズが済んだシステム
エリアシリンダへのシステムエリア情報の書込みによる
復元を行う。
【0100】次にステップS14で、オフトラック限界
に近付いたときのオフトラック補正値に基づいて、イレ
ーズ後のシステムエリアシリンダに復元したシステムエ
リア情報が読出しできるかどうか検証する。読出しがで
きずに検証に失敗した場合にはステップS15からステ
ップS22に進んで、アレイコントローラに異常終了を
報告する。
【0101】システムエリア情報の読出しができて検証
に成功すると、ステップS16で、オフトラック補正値
を元のオフトラック補正値OFT1に戻す。続いてステ
ップS16で、オフトラックの限界に近付いたことを検
出したときのオフトラック補正値OFT2を既存のオフ
トラック補正値OFT1に置き替える更新を行って、ス
テップS17で、退避していたオフトラック情報を消去
する。
【0102】続いてステップS18〜S21により、フ
ォーマット処理と欠陥検索(ディフェクト検索)を行
う。まずステップS18で、ユーザ領域及びシステム領
域をイレーズする。ここでシステム領域のイレーズは、
既に処理が済んだサーボシリンダ及びシステムエリアシ
リンダは除く。このイレーズは各シリンダについて+
0.5P、0、−0.5PずつオフトラックしながらD
Cイレーズを実行した後、次にACイレーズをトラック
センタにオントラックした状態で実行する。
【0103】続いてステップS19で、ユーザ領域及び
システム領域のフォーマット処理を行う。フォーマット
処理が済んだならば、ステップS20で、所定の検証パ
ターンを書き込んだ後にリードを行って、フォーマット
検証いわゆる媒体の検証を行う。この場合のリードエラ
ーは欠陥リストとして登録され、これにより欠陥シリン
ダに対する交代シリンダを示す変換テーブルが作成され
る。
【0104】続いてステップS21で、欠陥リストを使
用して再度、ユーザ領域及びシステム領域のフォーマッ
ト処理を行い、これで一連の再フォーマットコマンドに
対する処理が正常終了することになる。図15、図16
のフローチャートは、図8の機能ブロックにおけるアレ
イコントローラ10の他の実施形態の制御処理であり、
ディスクドライブからのオフトラックの通知に対し再フ
ォーマットコマンドを発行する際に、不揮発メモリ34
に設けている再フォーマット管理情報記憶部74を参照
して再フォーマットコマンドを発行するか否か決めるよ
うにしたことを特徴とする。
【0105】図15,図16のフローチャートにおい
て、ステップS1〜S7の処理は、図10のステップS
1〜S7と同じであり、また図16のステップS11〜
S19の処理は、図10のステップS8〜ステップS1
6の処理と同じである。この実施形態にあっては、図1
5のステップS8〜S10の処理が新たに加えられてい
る。
【0106】即ち、ステップS5の診断用入出力コマン
ドの発行に対するディスクドライブ側のオフトラック測
定処理で、測定されたオフトラックが測定限界を超えて
異常終了となった場合、ステップS8で不揮発メモリ3
4の再フォーマット管理情報記憶部74を参照する。再
フォーマット管理情報記憶部74には、それまでの再フ
ォーマット処理を通じて、図16のステップS17に示
すように再フォーマット管理情報として、例えば再フォ
ーマットを行った年月日時刻の時間情報と再フォーマッ
トの回数が、ディスクドライブの識別番号と共に登録さ
れている。
【0107】そこでステップS8にあっては、現在オフ
トラックを通知しているディスクドライブの識別番号に
より再フォーマット管理情報記憶部74を参照し、時
間、回数等の管理情報を読み出す。次にステップS9に
進み、時間情報から過去の一定期間内に再フォーマット
が行われたか否かチェックする。この再フォーマットを
判別する期間は例えば24時間が設定されており、過去
24時間以内に再フォーマットが行われている場合に
は、再フォーマットを行ってもオフトラックは解消でき
ない状態にあることから、図15のステップS18に進
み、オフトラックを通知したディスクドライブの故障情
報を上位インタフェースに通知する。
【0108】ステップS9で過去一定期間内に再フォー
マットがなければ、ステップS12に進み、フォーマッ
ト回数が閾値に達しているか否かチェックする。もしフ
ォーマット回数が閾値例えば5回に達していた場合に
は、再フォーマットを行ってもオフトラックの解消でき
る可能性が少ないことから、この場合には再フォーマッ
トを行わず、図16のステップS18に進み、オフトラ
ックを通知したディスクドライブの故障情報を上位イン
タフェースに通知する。
【0109】ステップS9で過去の一定期間内に再フォ
ーマットが行われておらず、またステップS10でそれ
までの再フォーマットの回数が閾値未満であれば、この
とき初めて図15のステップS11に進み、再フォーマ
ットコマンドを、オフトラックを通知したディスクドラ
イブに対し発行し、再フォーマットを行わせることにな
る。
【0110】この図15,図16の実施形態にあって
は、過去一定期間内に再フォーマットが行われておらず
且つフォーマット回数が閾値未満の場合にのみ、再フォ
ーマットコマンドを発行して、オフトラックを通知した
ディスクドライブに再フォーマットを行わせているが、
過去一定期間内に再フォーマットが行われなかった場合
またはフォーマット回数が閾値未満の場合のいずれかに
ついて、再フォーマットコマンドを発行して再フォーマ
ットを行わせるようにしてもよい。
【0111】もちろん、再フォーマット管理情報として
は、時間情報とフォーマット回数の両方ではなく、いず
れか一方を登録して再フォーマットの有無を決定するこ
ともできる。尚、上記の実施例は、サーボ面及びデータ
面のサーボシリンダにシリンダ位相の異なる2種のサー
ボパターンを記録して、2つのサーボパターンの読取信
号の差からヘッド位置信号を求める所謂2相サーボを例
にとっているが、これ以外のサーボ方式例えば位相サー
ボについても全く同様に適用することができる。
【0112】また上記の実施例にあっては、デイスクド
セイブからオフトラックの通知を受けた際に、アレイコ
ントローラのMPUから診断用入出力コマンドを発行し
てオフトラック量を測定しているが、オフトラック検出
の段階で既にオフトラック量の測定が済んでいることか
ら、改めて測定処理を行わず、測定済みのオフトラック
量を使用して診断用入出力コマンドに応答してもよい。
更に、診断用入出力コマンドを発行せずに、直ちに再フ
ォーマットコマンドの発行による再フォーマット処理を
実行してもよい。
【0113】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ディスクアレイを構成している複数のディスクドラ
イブのいずれかでオフトラックが検出されると、オフト
ラックをアレイコントローラに通知し、再フォーマット
処理によりデータ面のサーボシリンダが再フォーマット
され、これによって、オフトラックがサーボシリンダの
測定限界値を超えている状態を解消することができ、オ
フトラックを起こしたディスクドライブをディスクアレ
イから交換修理することなく、正常な運用状態に回復さ
せることができる。
【0114】また、オフトラックを通知したディスクド
ライブの再フォーマットの処理中については、切り離さ
れたディスクドライブのデータを正常なディスクドライ
ブのデータによって復元しながら上位からのアクセス要
求に対応でき、処理性能は若干低下するが、入出力要求
に対するアクセスを停止することなく、オフトラックを
検出したディスクドライブの再フォーマットによるリカ
バリを行うことができ、ディスクアレイ装置の安定性と
信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の動作環境のブロック図
【図3】図2のディスクドライブの断面図
【図4】ディスク媒体のデータ面の説明図
【図5】図4のデータ面のサーボシリンダの記録パター
ンの説明図
【図6】図5の1サーボフレームの拡大説明図
【図7】図5のヘッド位置に対するサーボ読取信号の波
形説明図
【図8】本発明の処理機能のブロック図
【図9】図8のオフトラック検出部の検出処理のフロー
チャート
【図10】図8のアレイコントローラの制御処理のフロ
ーチャート
【図11】図8のディスクドライブの制御処理のフロー
チャート
【図12】図8のディスクドライブの再フォーマット処
理のフローチャート
【図13】図8のディスクドライブの再フォーマット処
理のフローチャート(続き)
【図14】図8のディスクドライブのオフトラック測定
処理のフローチャート
【図15】再フォーマット管理情報を使用した図9のア
レイコントローラの制御処理のフローチャート
【図16】再フォーマット管理情報を使用した図9のア
レイコントローラの制御処理のフローチャート(続き)
【符号の説明】
10:アレイコントローラ 12:ディスクアレイ 14−1〜14−5:ディスクドライブ(ディスク装
置) 16:ホットスペア 18:MPU 20:ホストアダプタ 22:キャッシュユニット 24:データバス 25:ブリッジ回路 26−1〜26−6:デバイスアダプタ 28:制御バス 30:コントロールストレージ 32:タイマユニット 34:不揮発メモリ 36:VCM 38:アクチュエータ 40:サーボヘッド 42−1,42−5:データヘッド 44−1〜44−3:磁気ディスク(ディクス媒体) 46:サーボ面 48−1,48−5:データ面 50:アウタガードバンド領域(システム領域) 52:ユーザ領域 54:インナガードバンド領域(システム領域) 56:ディスクコントローラ 58:ディスクエンクロージャ 60:ディスク用MPU 62:オフトラック検出部 64:オフトラック測定部 66:再フォーマット処理部 70:エラー処理部 72:再フォーマット制御部 74:再フォーマット管理情報記憶部 82,84:AGCパターン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】ディスクアレイ装置で並列的に複数のディ
スク装置にデータ転送を行えば、一台のディスク装置の
場合と比べて、ディスク台数倍の高速データ転送が可能
になる。また、データに加えて、パリティデータなどの
冗長な情報を付け加えて記録しておくことで、ディスク
装置の故障等を原因とするデータエラーの検出と訂正が
可能となり、ディスク装置の内容を二重化して記録する
方法と同程度の高信頼性を、二重化より低価格で実現す
ることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】またサーボ面サーボのディスク装置は、デ
ータ面の例えばアウタガードバンドに、オフトラック測
定用のサーボ情報を記録している。このデータ面のオフ
トラック測定シリンダをサーボシリンダと呼ぶ。サーボ
シリンダのサーボ情報は、トラックセンサに対し例えば
±0.625トラック幅の範囲でオフトラックを測定で
きるようにサーボパターンを記録している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】アレイコントローラ10はMPU18を有
し、MPU18に対しては上位インタフェイス側にホス
トアダプタ20が設けられ、またディスクアレイ12
にデバイスアダプタ26−1〜26−6が設けられてい
る。ディスクアレイ12のディスクドライブ14−1〜
14−5及びホットスペア16は、デバイスアダプタ2
6−1〜26−6からのデバイスパスとなるポートP1
〜P6のそれぞれに接続されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】このためディスクドライブにおけるオフト
ラック検出は、アレイコントローラ10のデバイスアダ
プタ26−1〜26−6からの入出力コマンドに対する
空き時間を使用し、例えばタイマ設定された一定時間毎
に、データ面のアウタガードバンド領域に記録している
オフトラック測定シリンダにヘッドをシークしてオフト
ラック量を測定する。測定したオフセット量が、オフセ
ット測定シリンダのサーボパターンに依存した測定限界
近づいていたら、即ち所定の閾値を越えていたら、オ
フトラックをアレイコントローラ10のMPUに通知す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】ディスク用MPU60には、オフトラック
検出部62、オフトラック測定部64及び再フォーマッ
ト処理部66が設けられる。このようなディスクドライ
ブ14−1の機能構成は、図2のディスクアレイ12に
示した他のディスクドライブ14−2〜14−5及びホ
ットスペア16についても同じである。ディスクドライ
ブ14−1の機能構成に対応して、アレイコントローラ
10のMPU18にはエラー処理部70と再フォーマッ
ト制御部72が設けられる。更に、不揮発メモリ34に
は再フォーマット管理情報記憶部74が設けられる。デ
ィスクアレイコントローラ10の機能は、MPU18に
設けたエラー処理部70と再フォーマット制御部72に
より実現でき、別の実施形態にあっては不揮発メモリ3
4の再フォーマット管理情報記憶部74の管理情報を利
用した処理が行われる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】もちろん、ディスクアレイ12の応答性能
は、切り離されたディスクドライブ14−1のデータを
復元する分だけ処理が遅くなるが、アレイコントローラ
10によるディスクアレイ12のアクセスが停止するこ
とはない。ディスクドライブ14−1のオフトラック検
出部62よりオフトラック通知を受けたアレイコントロ
ーラ10のエラー処理部70は、オフトラックの原因を
確認するために、ディスクドライブ14−1のオフトラ
ック測定部64に対し、診断用入出力コマンドを発行す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】これに対し、ステップS11で再フォーマ
ット処理が異常終了となったり、ステップS14で再フ
ォーマット後に測定したオフトラックの測定値がオフト
ラック測定の限界値を超えていた場合には、アレイ装置
に異常終了を通知して異常終了となる。図11は、図9
のステップS3及び図12のステップS6,S13で行
われるシリンダサーボのオフトラック測定処理のフロー
チャートである。図12のシリンダサーボのオフトラッ
ク測定処理は、図5に示したデータ面のアウタガードバ
ンド領域の−5シリンダとなるサーボシリンダ76にサ
ーボヘッド及びデータヘッドをシークして行う。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】サーボ信号VF が0でなければ、サーボヘ
ッドは領A2のパターンAの部分に位置しており、こ
の場合にはステップS3に進み、領域A5,A6のパタ
ーンC,Dのサーボ信号VC ,VD を用いて、次式によ
りオフトラック量を算出する。ここでPはトラックピッ
チ、Kはポジション感度である。 オフトラック量=P/2+K(VD −VC ) これに対し、ステップS2でサーボ信号VF が0であっ
た場合には、ヘッドは領域A2のパターンH側にずれて
いることから、ステップ4に進み、オフトラック量はオ
フトラック測定の限界である−即ちアウタ側の−(5/
8)P、即ち−0.625P以下となっていることが分
かる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】次に図14のステップS11に進み、退避
したシステムエリア情報を読み出し、読出しに成功した
後、システムシリンダのシステムエリア情報と一致して
いるか否かを検証する。ステップS12で検証に成功し
たならば、ステップS13に進み、システムエリアシリ
ンダのイレーズ行う。この場合も、システムエリアシリ
ンダについてオフトラック測定限界に近付いたときのオ
フトラック補正値OFT2を使用して+0.5P、0、
−0.5Pのオフトラックを順次行ってDCイレーズ
後、0オフトラックACイレーズを行う。続いてステッ
プS14で、システムエリアシリンダのイレーズ処理終
了後、システムエリア情報の退避領域からシステムエリ
ア情報を読み出して、イレーズが済んだシステムエリア
シリンダへのシステムエリア情報の書込みによる復元を
行う。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正内容】
【0112】また上記の実施例にあっては、ディスクド
ライブからオフトラックの通知を受けた際に、アレイコ
ントローラのMPUから診断用入出力コマンドを発行し
てオフトラック量を測定しているが、オフトラック検出
の段階で既にオフトラック量の測定が済んでいることか
ら、改めて測定処理を行わず、測定済みのオフトラック
量を使用して診断用入出力コマンドに応答してもよい。
更に、診断用入出力コマンドを発行せずに、直ちに再フ
ォーマットコマンドの発行による再フォーマット処理を
実行してもよい。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータを並列的に格納する共に、該
    複数のデータのいずれか1つが喪失した際に喪失したデ
    ータの復元に使用する冗長化データを格納した複数のデ
    ィスク装置を備えたディスクアレイと、 上位装置の要求に基づいて前記ディスクアレイに対する
    入出力を制御するアレイコントローラと、 前記ディスク装置の各々に設けられ、オフトラックを検
    出して前記アレイコントローラに通知するオフトラック
    検出部と、 前記アレイコントローラに設けられ、前記オフトラック
    検出部からのオフトラック検出通知を受けた際に、該通
    知を行ったディスク装置を論理的に切り離して診断用入
    出力コマンドを発行するエラー処理部と、 前記複数のディスク装置の各々に設けられ、前記エラー
    処理部からの診断用入出力コマンドを受領した際に、前
    記ディスク媒体のサーボ面の所定のオフセット測定シリ
    ンダを基準に、データ面の対応するオフセット測定シリ
    ンダに記録されたサーボ情報からオフトラックを測定
    し、該測定値が所定の測定限界値を越えた場合、前記ア
    レイコントローラにコマンドの異常終了を通知するオフ
    トラック測定部と、 前記アレイコントローラに設けられ、前記オフトラック
    測定部からコマンドの異常終了の通知を受けた場合、該
    ディスク装置に再フォーマット指示コマンドを発行する
    再フォーマット制御部と、 前記ディスク装置の各々に設けられ、前記再フォーマッ
    ト処理部からの再フォーマットコマンドを受領した際
    に、前記ディスク媒体のデータ面のサーボシリンダ情報
    を書き直す再フォーマット処理部と、を備えたことを特
    徴とするディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記各ディスクドライブのオフトラック検出部は、
    空き時間のタイミングで前記オフセット測定シリンダに
    シークしてオフトラック量を測定し、該測定値が所定の
    閾値を越えていた場合に前記アレイコントローラにオフ
    トラックを通知することを特徴とするディスクアレイ装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記再フォーマット処理部は、 オフセット測定シリンダを含むシステムシリンダ領域の
    システム領域情報をユーザシリンダ領域に退避し、 該退避後に前記オフトラック測定シリンダのサーボ情報
    を消去して新たにサーボ情報を書き込み、 該サーボ情報の書込み後に前記ユーザシリンダ領域に退
    避しているシステム情報を元の領域を消去した後に書き
    込んで復元し、 最後に、前記サーボ情報とシステム情報の記録シリンダ
    を除くシステムシリンダ領域及びユーザシリンダ領域
    を、データの格納可能状態に再フォーマットすることを
    特徴とするディスクアレイ装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記再フォーマット処理部は、 ディスク媒体のアウタガードバンド領域の所定シリンダ
    位置にオフトラック測定用のサーボ情報を記録し、前記
    アウタガードバンド領域の他のシリンダ位置にシステム
    情報を記録していることを特徴とするディスクアレイ装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記アレイコントローラの再フォーマット制御部
    は、前記ディスク装置の再フォーマット処理部からコマ
    ンドの正常終了を受信した場合、それ以外のディスク装
    置からデータを復元して再フォーマットが正常終了した
    ディスク装置に書き込み、その後、前記ディスクアレイ
    に論理的に接続して再使用可能とすることを特徴とする
    ディスクアレイ装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記アレイコントローラは、前記ディスク装置から
    入出力診断用コマンドの正常終了を受信した場合、該デ
    ィスク装置を前記ディスクアレイに論理的に接続して再
    使用可能とすることを特徴とするディスクアレイ装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記アレイコントローラは、前記ディスク装置から
    再フォーマット指示コマンドの異常終了を受信した場
    合、該ディスク装置の故障情報を上位装置に通知するこ
    とを特徴とするディスクアレイ装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記アレイコントローラは、更に、前記ディスク装
    置の入出力診断用コマンドの正常終了に伴って通知され
    た情報を記憶する再フォーマット情報記憶部を備え、前
    記再フォーマット制御部は、前記再フォーマット情報記
    憶部を参照して再フォーマット指示コマンドの発行を決
    定することを特徴とするディスクアレイ装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のディスクアレイ装置に於い
    て、前記再フォーマット情報記憶部は、再フォーマット
    の時間情報をディスク装置の識別情報と共に記憶し、前
    記再フォーマット制御部は、前記再フォーマット情報記
    憶部を参照した際に、前回の再フォーマットからの経過
    時間が所定時間を越えていた場合は、前記再フォーマッ
    ト指示コマンドを発行し、所定時間以内の場合は前記再
    フォーマット指示コマンドを発行せずに上位装置にディ
    スク装置の故障情報を通知することを特徴とするディス
    クアレイ装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載のディスクアレイ装置に於
    いて、前記再フォーマット情報記憶部は、再フォーマッ
    トの回数をディスク装置の識別情報と共に記憶し、前記
    再フォーマット制御部は、前記再フォーマット情報記憶
    部を参照した際に、前回の再フォーマットの回数が所定
    回数未満の場合は、前記再フォーマット指示コマンドを
    発行し、所定回数に達していた場合は、前記再フォーマ
    ット指示コマンドを発行せずに上位装置にディスク装置
    の故障情報を通知することを特徴とするディスクアレイ
    装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載のディスクアレイ装置に於
    いて、前記再フォーマット情報記憶部は、再フォーマッ
    トの時間と回数をディスク装置の識別情報と共に記憶
    し、前記再フォーマット制御部は、前記再フォーマット
    情報記憶部を参照した際に、前回の再フォーマットから
    の経過時間が所定時間以内で回数が所定回数未満の場合
    は、前記再フォーマット指示コマンドを発行し、所定時
    間を越えるか又は所定回数に達していた場合は、前記再
    フォーマット指示コマンドを発行せずに上位装置にディ
    スク装置の故障情報を通知することを特徴とするディス
    クアレイ装置。
  12. 【請求項12】請求項7記載のディスクアレイ装置に於
    いて、前記再フォーマット情報記憶部は、不揮発メモリ
    であることを特徴とするディスクアレイ装置。
  13. 【請求項13】請求項9乃至11記載のディスクアレイ
    装置に於いて、前記ディスクアレイコントローラから論
    理的に切り離されたディスク装置が交換された場合、前
    記アレイコントローラは前記再フォーマット情報記憶部
    の交換したディスク装置の情報をクリアして初期化する
    ことを特徴とするディスクアレイ装置。
  14. 【請求項14】複数のデータを並列的に格納する共に、
    該複数のデータのいずれか1つが喪失した際に喪失した
    データの復元に使用する冗長化データを格納した複数の
    ディスク装置を備えたディスクアレイと、 上位装置の要求に基づいて前記ディスクアレイに対する
    入出力を制御するアレイコントローラと、 前記ディスク装置の各々に設けられ、オフトラックを検
    出して前記アレイコントローラに通知するオフトラック
    検出部と、 前記アレイコントローラに設けられ、前記オフトラック
    検出部からのオフトラック検出通知を受けた際に、前記
    ディスク装置に再フォーマット指示コマンドを発行する
    再フォーマット制御部と、 前記ディスク装置の各々に設けられ、前記再フォーマッ
    ト処理部からの再フォーマットコマンドを受領した際
    に、前記ディスク媒体のデータ面のサーボシリンダ情報
    を書き直す再フォーマット処理部と、を備えたことを特
    徴とするディスクアレイ装置。
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