JPH09167230A - 指掌紋画像処理装置 - Google Patents

指掌紋画像処理装置

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JPH09167230A
JPH09167230A JP7328690A JP32869095A JPH09167230A JP H09167230 A JPH09167230 A JP H09167230A JP 7328690 A JP7328690 A JP 7328690A JP 32869095 A JP32869095 A JP 32869095A JP H09167230 A JPH09167230 A JP H09167230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隆線に類似した性質を持つ皺が存在する場合
でも皮膚紋様画像から正しく隆線画像を抽出する。 【解決手段】 局所情報抽出部11で、入力画像を分割
した局所領域毎に隆線候補画像を複数抽出する。第1隆
線候補画像選択部12では隆線らしさの度合が高い隆線
候補画像である第1隆線候補画像を局所領域毎に選択す
る。接続性評価部13で第1隆線候補画像の各局所領域
間の接続性を評価し互いに接続性が良いと評価された局
所領域をクラスタリング部14で統合し局所領域群を生
成する。クラスター評価部15で隆線らしさの度合が高
い局所領域群である初期局所領域群を決定し、最適隆線
候補画像選択部17で初期局所領域群に属さない局所領
域の各隆線候補画像の中で周囲との接続性が良い隆線候
補画像を選択する。隆線画像復元部16で初期局所領域
群に属する局所領域について第1隆線候補画像を出力
し、そうでない局所領域については最適隆線候補画像を
出力し隆線抽出結果とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋・掌紋照合の
際用いられる画像処理装置に関し、特に、皮膚紋様画像
の隆線画像を抽出するための画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚紋様画像から隆線画像を抽出
する方法として、例えば、特公平5−746号公報「指
紋画像コード化法」に記載された技術が知られている。
この指紋画像コード化法では、指紋画像を小領域に分割
して、これら小領域に対してそれぞれに2次元フーリエ
変換を施し、各変換面上の情報を用いて特徴を抽出して
いる。
【0003】さらに、画像上に発生するノイズによる影
響を取り除くため、隆線特徴を平滑化する方法(例え
ば、特願平4−18589号号明細書「隆線方向パター
ン平滑化方法およびその装置」及び情報処理学会第22
回(昭和56年前期)全国大会(1981)において河
越らによって発表された「弛緩法による指紋パターンの
分類」)が知られている。隆線方向パターン平滑化方法
及びその装置は、エネルギー最小化原理に基づく手法で
あり、画像上に設定した2次元局所領域毎に抽出した方
向に信頼度という尺度を介して評価関数を設定し、その
評価関数を最小化することによって平滑化を施してい
る。一方、弛緩法による指紋パターンの分類では、画像
上に設定した2次元局所領域毎に抽出した方向に関する
情報を所謂弛緩法用いて平滑化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公平5−
746号公報に記載された技術では、画像を局所領域に
分割して処理を行っている関係上、局所的に指掌紋画像
が劣化していると、その周囲の局所領域からの情報を用
いて劣化画像を補間する必要があるが、このような補間
は行われておらず、精度よく指掌紋画像が得られない。
【0005】特願平4−18589号明細書に記載され
た技術では、局所領域毎に抽出した隆線特徴の局所領域
間の差の全局所領域間にわたる和E1 と局所領域から隆
線特徴を抽出する際の信頼性の全局所領域の和E2 の重
み付きの和(数1で示す)をエネルギー関数と定義し、
そのエネルギー関数を最小化することで平滑化を行って
いる。
【0006】
【数1】 しかしながら、掌紋に頻繁に存在する同様のピッチで互
いに平行して広範囲にわたって存在する皺の部分に対し
て、上述の手法を用いると、次のような問題が起きる。
【0007】上述のような皺は、皺の方向・ピッチ等の
特徴の隣接領域との接続性が比較的良いので、皺の成分
を選択した方が全体のエネルギーが小さくなることがあ
る。また、皺がはっきりと存在する部分では、隆線特徴
抽出の信頼度が大きくなることがある。従って、このよ
うな皺を含む画像を平滑化しようとすると、皺に合わせ
て周囲の領域を平滑化してしまい、皺を強調してしまう
場合がある。そして、このような不具合を防ぐようにエ
ネルギー関数Eを構成するのは困難である。
【0008】さらに、「弛緩法による指紋パターンの分
類」に記載された技術では、局所領域ごとに抽出した方
向に関する情報を平滑化する手法として弛緩法用いてい
るが、この手法においても、掌紋に頻繁に存在する同様
のピッチで互いに平行して広範囲にわたって存在する皺
の部分に対して、皺に合わせた平滑化が行われ皺を強調
してしまう場合がある。
【0009】本発明の目的は、同様のピッチであり互い
に平行な皺が広範囲にわたって存在するような画像に対
しても隆線を正しく抽出することができる画像処理装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力さ
れた指掌紋画像から隆線を抽出する指掌紋画像処理装置
において、前記指掌紋画像を2次元局所領域に分割して
前記2次元局所領域の各々に存在する隆線を表現する隆
線候補画像を前記2次元局所領域毎に複数個抽出する局
所情報抽出手段と、前記2次元局所領域の各々における
複数個の隆線候補画像についてそれぞれ隆線らしさの度
合を評価して前記2次元局所領域の各々における隆線候
補画像の中で隆線らしさの度合が最も高い隆線候補画像
を表す第1隆線候補画像を前記2次元局所領域毎に一つ
ずつ選択する第1隆線候補画像選択手段と、互いに隣接
する前記2次元局所領域間において、前記第1隆線候補
画像の接続性を評価する接続性評価手段と、前記接続性
評価手段で前記第1隆線候補画像の接続性が互いに良い
と評価された前記2次元局所領域同士を統合して局所領
域群を生成するクラスタリング手段と、前記クラスタリ
ング手段で生成した前記局所領域群の各々に属する前記
2次元局所領域における前記第1隆線候補画像の隆線ら
しさの度合を評価して、隆線らしさの度合が高いと評価
された局所領域群を初期局所領域群として決定するクラ
スター評価手段と、前記初期局所領域群に属する局所領
域について前記第1隆線候補画像を隆線画像として出力
する隆線画像復元手段とを有することを特徴とする指掌
紋画像処理装置が得られる。
【0011】さらに、本発明による指掌紋画像処理装置
は、前記初期局所領域群に属する2次元局所領域の前記
第1隆線候補画像と前記初期局所領域群に属さない2次
元局所領域の複数の隆線候補画像との接続性を評価し
て、前記初期局所領域群に属さない2次元局所領域の各
隆線候補画像の中で最も接続性が良い隆線候補画像を前
記初期局所領域群に属さない2次元局所領域毎に最適隆
線候補画像として一つずつ選択し、前記初期局所領域群
に属する2次元局所領域については各2次元局所領域の
前記第1隆線候補画像を最適隆線候補画像として選択す
る最適隆線候補画像選択手段を有する。この際、前記隆
線画像復元手段は、前記最適隆線候補画像を隆線画像と
して出力する。
【0012】また、本発明による指掌紋画像処理装置
は、前記最適隆線候補画像を第1隆線候補画像として前
記接続性評価手段及び前記クラスター評価手段に与え、
前記接続性評価手段、前記クラスタリング手段、前記ク
ラスター評価手段、及び前記最適隆線候補画像選択手段
による処理を繰り返し実行制御する制御手段を有してい
る。
【0013】前記局所情報抽出手段では、例えば、前記
2次元局所領域の各々に2次元フーリエ変換を施して、
その結果得られたフーリエ変換面でのピークの内異なる
2次元正弦波に対応するピークをその振幅又はピーク近
傍のエネルギーの大きなものから順に複数個抽出し、各
ピークに対応する2次元正弦波を前記隆線候補画像とす
る。そして、前記第1隆線候補画像選択手段では、前記
2次元局所領域の各々の前記隆線候補画像の中でその振
幅が最大となるものを前記第1隆線候補画像と決定す
る。
【0014】前記接続性評価手段では、接続性評価の
際、(ア)隣接する前記2次元局所領域の各々について
前記第1隆線候補画像となる2次元正弦波の方向の差、
(イ)隣接する前記2次元局所領域の各々について前記
第1隆線候補画像となる2次元正弦波の位相の差、
(ウ)隣接する前記2次元局所領域の各々について前記
第1隆線候補画像となる2次元正弦波のピッチの差、及
び(エ)隣接する前記2次元局所領域の各々について前
記第1隆線候補画像となる2次元正弦波の前記2次元局
所領域同士が接する辺における画素値の差の内少なくと
も一つを用いて前記接続性評価を行う。
【0015】前記クラスター評価手段では、前記局所領
域群の各々の隆線らしさの度合を評価する際、(オ)前
記局所領域群の各々に属する2次元局所領域の数、
(カ)前記局所領域群の各々に属し互いに隣接する前記
2次元局所領域間の前記第1隆線候補画像の接続性を評
価した量の前記局所領域群毎の和、(キ)前記局所領域
群の各々に属する前記2次元局所領域の前記第1隆線候
補画像のエネルギーの前記局所領域群毎の和を前記局所
領域群の各々に属する前記2次元局所領域に対応する前
記指掌紋画像のエネルギーの前記局所領域群毎の和で割
った商、及び(ク)前記局所領域群の各々に属する前記
2次元局所領域の前記第1隆線候補画像のエネルギーの
局所領域群毎の和を前記第1隆線候補画像を除く他の前
記隆線候補画像の内でエネルギーが最大である前記隆線
候補画像のエネルギーの局所領域群毎の和で割った商の
内の少なくとも一つを用いて前記局所領域群の各々の隆
線らしさの度合を評価する。
【0016】前記最適隆線候補画像選択手段では、前記
初期局所領域群に属さない2次元局所領域の各々につい
て前記最適候補画像の選択を行う際に、前記初期局所領
域群に属する2次元局所領域との距離が小さな2次元局
所領域から順に逐時的に前記最適候補画像の選択を行
い、該最適候補画像の選択の際、(ケ)前記最適隆線候
補画像の選択を行おうとする2次元局所領域に隣接する
2次元局所領域の内、前記初期局所領域群に属する2次
元局所領域の前記第1隆線候補画像と前記最適隆線候補
画像の選択を行おうとする前記2次元局所領域の前記隆
線候補画像の各々との接続性を前記隆線候補画像の各々
を表す2次元正弦波の方向の差、ピッチの差、位相の
差、及び2次元局所領域の境界部分における画素値の差
のうち少なくとも一つを用いて評価し、(コ)前記最適
隆線候補画像の選択を行おうとする2次元局所領域に隣
接する2次元局所領域の内、前記最適隆線候補画像の選
択がすでに終了している2次元局所領域の前記最適候補
画像と前記最適隆線候補画像の選択を行おうとする2次
元局所領域の各前記隆線候補画像との接続性を各前記隆
線候補画像である2次元正弦波の方向の差、ピッチの
差、位相の差、及び2次元局所領域の境界部分における
画素値の差のうち少なくとも一つを用いて評価し、
(サ)前記最適候補画像の選択を行おうとする2次元局
所領域との距離が、予め定められた閾値よりも小さい2
次元局所領域の内で前記初期局所領域群に属する2次元
局所領域の前記第1隆線候補画像と前記最適候補画像の
選択を行おうとする2次元局所領域の前記隆線候補画像
の各々との前記隆線候補画像の各々を表す2次元正弦波
の方向の差の平均及びピッチの差の平均のうち少なくと
も一つを用いて評価され、(シ)前記最適候補画像の選
択を行おうとする2次元局所領域との距離が、予め定め
られた閾値よりも小さい2次元局所領域の内で前記最適
候補画像の選択が終了している2次元局所領域の前記最
適隆線候補画像と前記最適候補画像の選択を行おうとす
る2次元局所領域の前記隆線候補画像の各々との前記隆
線候補画像の各々を表す2次元正弦波の方向の差の平均
及びピッチの差の平均のうち少なくとも一つを用いて評
価され、該評価結果を用いて隣接するか又は近傍に存在
する2次元局所領域の隆線候補画像と前記隆線候補画像
との接続性を評価し、最も接続性が高い隆線候補画像を
前記最適隆線候補画像として選択する。
【0017】同様のピッチであり、互いに平行する皺が
広範囲にわたって存在するような画像から皺の影響を受
けないように隆線画像を抽出する際には、まず一つ一つ
の局所領域について、その局所領域の隆線を表現する候
補となる画像(以下候補画像と呼ぶ)を複数個抽出す
る。そして、その候補画像の情報のみから最も隆線らし
い候補画像を各局所領域毎に一つ選択する。このような
候補画像のことを第1隆線候補画像と呼ぶことにする。
【0018】次に、第1隆線候補画像が真に隆線を表現
する局所領域を見付ける。このような局所領域の集合の
ことを初期局所領域群と呼ぶことにする。そして、この
初期局所領域群に含まれる局所領域についてのみ復元を
行なう。復元は、それぞれの局所領域の第1隆線候補画
像を用いて行なう。
【0019】このような手順で隆線画像を抽出すると、
初期局所領域群に属する局所領域の第1隆線候補画像
は、皺ではなく隆線を表す可能性が高い。従って、この
ような手法を用いると、隆線を表す可能性が高い部分だ
けが復元され、信頼度の高い隆線画像を得ることができ
る。
【0020】上述の説明では、信頼性の高い領域である
初期局所領域群を見つけその部分でだけで復元を行なう
手法について説明したが、その他の領域についても隆線
を抽出するようにしてもよい。
【0021】具体的には、初期局所領域群の第1隆線候
補画像が隆線を正しく表すものだとして、初期局所領域
群に含まれない局所領域について隆線を表す画像を隆線
候補画像から選択する。この際、初期局所領域群に近い
局所領域から順に逐次的に選択を行い、初期局所領域群
に含まれる局所領域の第1隆線候補画像及びそれ以前に
選択の済んだ局所領域の選択された候補画像との接続性
を評価して、その接続性が最も良い候補画像を選択す
る。そして、初期局所領域群に含まれる局所領域につい
てはその局所領域の第1隆線候補画像を隆線を表すもの
とし、その他の局所領域については以上のようにして選
択された隆線候補画像を隆線を表すものとする。
【0022】つまり、まず、隆線を表している部分を少
しでもよいから見付け、そして、その部分との接続性に
基づいてその他の部分の隆線を決定して行くという手法
である。皺と隆線との間には一般に連続性は無いから、
このような手法をとることによって、皺と隆線とが重な
って存在している領域であっても、皺を表す隆線候補画
像を選ばずに隆線を表す隆線候補画像を選択することが
できる。
【0023】ところで、一度選択が終わった隆線候補画
像を再び検証して、より信頼性の高い復元を行うように
してもよい。
【0024】具体的には、まず、一旦上述の処理処理を
行う。その後、選択された隆線候補画像の接続性を再び
調べる。再び接続性の良い局所領域を一つにまとめるク
ラスタリングを行い、そのクラスターの隆線らしさの判
定を行って初期局所領域群を求める。そして、初期局所
領域群に属さない局所領域について、隆線候補画像の選
択を行う。再び、選択された隆線候補画像の連続性を調
べて、上述の処理を行う。このような処理を数回繰り返
し、最後に得た隆線候補画像を用いて復元画像を生成す
る。
【0025】一度選択した隆線候補画像には、最初に選
ばれた第1隆線候補画像よりも隆線を表す画像が多く含
まれている。従って、一度選択した隆線候補画像につい
て再び初期局所領域群を求めればその面積は最初に比べ
大きくなる。そうすると、その局所領域群で選択されて
いる隆線候補画像が隆線を表している可能性が高くな
り、それを基にして選択した部分が隆線を正確に表して
いる可能性も高くなる。この結果、より信頼性の高い復
元を行うことができる。また、初期局所領域群に含まれ
ない局所領域で隆線候補画像の選択を行なう際に、元と
なる領域が広い範囲にわたって求まっているので、一度
の誤った選択が広がってしまうということが少なくな
る。
【0026】ところで、隆線は局所的に見ると2次元正
弦波で良く近似できる。そこで、各局所領域における隆
線を2次元正弦波でモデル化する。この際、局所領域の
画像から隆線の候補画像を抽出するためには、局所領域
を良く近似する幾つかの正弦波を抽出すればよい。
【0027】そこで、そのような正弦波を抽出するため
に局所領域の画像にフーリエ変換を施して、そのパワー
スペクトラムのピークを振幅又はピーク近傍のエネルギ
ーの大きさが大きなものから数個抽出する。そして、こ
れらのピークに対応する正弦波を隆線を表す候補画像と
する。
【0028】画素値が実数の画像をフーリエ変換する
と、そのパターンは原点対称なものとなるので、それぞ
れのピークについて、原点対称な位置に同一の大きさの
ピークが存在することになる。その二つのピークに対し
て実数値を持つ一つの2次元正弦波画像が決まる。従っ
て、そのような原点対称な位置に存在するピークは同一
ものとして、複数のピークを抽出する際には、原点対称
な関係ならないピークを複数個抽出する。
【0029】このようにして、複数の正弦波を選択する
ことによって隆線と皺が重なりあった部分でも、皺の成
分だけではなく隆線の成分も抽出することができる。ま
た、正弦波で近似することによって、隆線の方向・ピッ
チ・位相等の情報が扱いやすくなる。
【0030】隆線を正弦波で近似した際、指掌紋画像に
は、隆線と皺以外には周期性のあるパターンは現れにく
い。従って、隆線があり皺の無い部分では、隆線を表す
振幅の大きなピークとその他のノイズに起因する多数の
小さなピークがフーリエ面で観測される。また、皺が存
在する部分では隆線と皺とが大きなピークとして観測さ
れ、その他の成分は小さなピークとしか観測されない。
【0031】皺と隆線のどちらかが振幅が大きくなるか
は画像によるが、局所的にみると皺は隆線と似た性質を
持つから、ほぼ同様の頻度で、皺か隆線が振幅最大のも
のとなる。従って、振幅が大きなピーク程隆線である可
能性が高い。よって、振幅が最大のピークに対応する正
弦波を選べば、隆線を表す隆線候補画像を効率良く選ぶ
ことができる。
【0032】接続性評価手段による接続性の度合の尺度
として、例えば、 (1)隣接する2次元局所領域について、それぞれの第
1隆線候補画像となる正弦波の方向の差 (2)隣接する2次元局所領域について、それぞれの第
1隆線候補画像となる正弦波の位相の差 (3)隣接する2次元局所領域について、それぞれの第
1隆線候補画像となる正弦波のピッチの差 (4)隣接する2次元局所領域について、それぞれの第
1隆線候補画像となる正弦波の2次元局所領域同士が接
する辺の画素値の差 が用いられる。
【0033】隆線の方向とピッチとは緩やかに変化す
る。また、端点・分岐点といった特徴点及びコア・デル
タといった特異点付近を除けば、位相も緩やかに変化す
る。さらに、特徴点以外では、局所領域間で画素値はや
はり緩やかに変化している。これらの性質から、隣接す
る局所領域間において方向・ピッチ・位相・画素値の差
を測定することによって、それらが繋がったものなのか
あるいはそうではなくてどちらか片方が皺またはノイズ
なのかを判定することができる。
【0034】掌紋画像には、局所的な性質が隆線に酷似
した皺が存在するので、局所領域の第1隆線候補画像が
隆線なのか皺なのかあるいはノイズなのかをその局所領
域のみの情報から正確に推定するのは困難である。局所
領域の第1隆線候補画像についてそのような推定を行う
ためには、ある程度広い範囲についてその隆線・皺をし
らべる必要がある。そこで、本発明では次のような手法
を方法をとる。
【0035】まず、全ての隣接する局所領域間で第1隆
線候補画像が表現する隆線特徴の接続性を評価し、接続
しているのかいないのかを判定する。そして、接続して
いると判定された局所領域をまとめていき局所領域群を
生成する。
【0036】ここで、まとめるとは次のようなことをい
う。局所領域を節とし、隣接し接続性のある局所領域間
に枝があるようなグラフを考えると、同一の局所領域群
に属している任意の2つの局所領域に対応する節の間に
必ずパスがあり、同じ局所領域群に属していない2つの
局所領域に対応する節の間には必ずパスが存在しないよ
うに局所領域群を構成する。このような局所領域群を構
成することを「まとめる」という。
【0037】次に、この局所領域群毎にその局所領域群
に属する局所領域の第1隆線候補画像が隆線を表してい
る画像であるかどうかを評価していく。隣接した局所領
域の第1隆線候補画像が隆線か連続した皺を表すものだ
とすれば、両者の隆線特徴の接続性は良くなるはずであ
る。従って、接続していると判定された局所領域群は、
それを構成している局所領域の第1隆線候補画像が全て
隆線を表しているか、又は皺を表しているかのどちらか
ということになる。一つながりの隆線または皺であると
考えられる。よって、この局所領域群について、隆線で
あるのかどうかを判定すれば良いということになる。
【0038】局所領域群毎の隆線らしさの評価は、 (5)局所領域群に属する局所領域数 (6)局所領域群に属する局所領域の第1隆線候補画像
の接続性 (7)局所領域群に属する局所領域の第1隆線候補画像
が表現する画像のエネルギーとその局所領域に対応する
原画像のエネルギーとの比 (8)局所領域群に属する局所領域の第1隆線候補画像
の表現する画像のエネルギーの和と、その局所領域群に
属する局所領域において第1隆線候補画像を除いて、エ
ネルギーが最大となる隆線候補画像のエネルギーの和と
の比 の各特徴量を用いて評価する。以下、それぞれの特徴量
について説明する。
【0039】(5)の特徴量は、次のような考え方から
導かれた特徴量である。
【0040】掌紋において、隆線に似た性質を持つ皺が
存在する部分では、互いに同じ位の強さを持った2つの
皺が交差して存在し、更に隆線が存在することが多い。
これらの皺の成分が隆線の成分に比べ強い場合、このよ
うな部分の各局所領域の第1隆線候補画像は交差する二
つの皺のいずれかになる。
【0041】しかし、この交差する2つの皺が互いに同
じような強さであるため、どちらの皺が第1隆線候補画
像となるかは不安定である。よって、このような部分で
は、広い範囲にわたってどちらか一方の皺が第1隆線候
補画像となることはなく、2つの皺が混ざった状態とな
る。
【0042】従って、このような皺の部分では、接続性
評価によって得られる局所領域群は大きくならず、多数
の小さい局所領域群ができることになる。
【0043】一方、皺が少なく隆線がはっきりと出てい
る部分では、隆線が第1隆線候補画像となり、局所領域
群は大きくなる。つまり、皺を表す候補画像は小さな局
所領域群となり、隆線を表す候補画像は大きな局所領域
群となる傾向がある。
【0044】従って、局所領域群を構成する局所領域数
が多いほど、その局所領域群を構成する局所領域の第1
隆線候補画像が隆線を表現している確率も高くなる。
【0045】次に、(6)の特徴量について説明する。
【0046】皺の部分の局所領域間の接続性は隆線の接
続性に比べやや良くない。隆線は皮膚上に密に存在して
おり、その方向・ピッチといった空間的な変化は、緩や
かである。これに対して、皺は密には存在しておらず、
隣り合った皺は隆線の場合に比べると連続性に欠ける。
【0047】従って、局所領域群毎にそれを構成する局
所領域間の接続性を評価し、方向の差及びピッチの差等
の接続性を表す量を局所領域間の数で正規化した値が小
さい程隆線である可能性が高い。
【0048】(7)の特徴量は、局所領域における画像
中に第1隆線候補画像の成分がどれだけ含まれているか
を表す量である。
【0049】この量が小さい程、その局所領域中には、
第1隆線候補画像以外の成分が多く含まれるということ
になる。そのような局所領域は、皺が含まれているかつ
ぶれ又はかすれの影響が大きい部分であり、第1隆線候
補画像が隆線である可能性が低い。
【0050】(8)の特徴量について説明する。
【0051】もし、皺を含む局所領域であるなら、皺は
かなりエネルギーが大きな候補となるはずである。指紋
又は掌紋が押捺されている部分では、皺が存在するとこ
ろには隆線が存在するので、このような局所領域には大
きなエネルギーをもつ候補が2つあるいは3つ存在して
いる。
【0052】皺がなく隆線のみが存在する領域では、第
1隆線候補画像以外の隆線候補画像は小さなエネルギー
しか持たない。従って、第1隆線候補画像のエネルギー
の調べようとする局所領域群にわたる総和を第1隆線候
補画像を除いてその振幅が最大となるもののエネルギー
の総和で割った結果の値が大きいほど、皺が存在しない
ということになり、第1隆線候補画像が隆線を表してい
る確率が高いと評価できる。
【0053】本発明では、以上のような特徴量を用いて
第1隆線候補画像が隆線を表すような局所領域の集合で
ある局所領域群を求める。
【0054】以下、本発明による隆線候補画像選択手法
について説明する。なお、以下の説明では、クラスター
評価手段で第1隆線候補画像が隆線を表すと決定された
局所領域のことを初期局所領域と呼ぶ。
【0055】最適隆線候補画像の選択は、初期局所領域
に隣接する局所領域から順に行う。個々の局所領域での
選択手法は以下の通りである。
【0056】選択しようとしている局所領域の各隆線候
補画像とその局所領域の近傍にある初期局所領域の第1
隆線候補画像及び選択が終了している局所領域の最適隆
線候補画像との方向・ピッチ・位相・画素値の連続性を
調べる。
【0057】前述のように、指掌紋の隆線において方向
・ピッチ・位相は緩やかに変化している。よって、画像
上で近傍にある2つの局所領域の間で、隆線を表す隆線
候補画像同士の方向・ピッチ・位相の差は小さなものと
なる。また、隣接する2つの局所領域の間で、隆線を表
す隆線候補画像同士の画素値は連続して変化するから、
その隣接部分の画素値の差は小さなものとなる。初期局
所領域の第1隆線候補画像又は選択が終了している局所
領域の最適隆線候補画像は、隆線を表すものが選択され
ている可能性が高い。
【0058】よって、隣接又は近傍にある初期局所領域
の第1隆線候補画像、選択が終了している局所領域の最
適隆線候補画像との方向・ピッチ・位相・隣接部分の画
素値の差が小さい隆線候補画像が隆線を表している可能
性が高いということになる。従って、このようなな選択
手法をとることによって、隆線を表す隆線候補画像を正
確に選択することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。
【0060】図1を参照して、図示の指掌紋画像処理装
置は、局所情報抽出部11、第1隆線候補画像選択部1
2、接続性評価部13、クラスタリング部14、クラス
ター評価部15、及び隆線画像復元部16を備えてい
る。局所情報抽出部11では、入力画像を2次元局所領
域に分割して、局所領域に存在する隆線を表現する候補
となる画像(隆線候補画像)を複数個抽出する。第1隆
線候補画像選択部12では、各局所領域で抽出された複
数個の隆線候補画像のそれぞれの隆線らしさの度合を評
価して一つ一つの局所領域における隆線候補画像の中で
隆線らしさの度合が最も高い隆線候補画像である第1隆
線候補画像を全ての局所領域ごとに一つずつ選択する。
接続性評価部13では、第1隆線候補画像の各局所領域
間の接続性を評価する。クラスタリング部14では、接
続性評価部13において互いに第1隆線候補画像の接続
性が良いと評価された局所領域を統合した局所領域群を
生成する。クラスター評価部15では、クラスタリング
部14で生成した局所領域群に属する局所領域におい
て、第1隆線候補画像の隆線らしさの度合を評価し隆線
らしさの度合が高いと評価される局所領域群である初期
局所領域群を決定する。そして、隆線画像復元部16で
は、隆線画像として初期局所領域群に属する局所領域に
ついて第1隆線候補画像を出力する。
【0061】例えば、局所情報抽出部11では、まず、
スキャナ又はテレビカメラ等の画像入力装置を用いて撮
像された指紋又は掌紋等の皮膚紋様のデジタル画像を局
所領域に分割する。以降の説明では、図2に示すよう
に、入力する画像が20dot/mmの解像度で撮像さ
れた512×512画素の画像であり、局所領域を8×
8画素の大きさとする。なお、他の解像度、画像サイ
ズ、局所領域サイズの場合も同様に処理を行うことがで
きる。
【0062】次に、隆線画像候補を抽出するため、各局
所領域を中心として、所定の広がりを有する局所画像に
対してフーリエ変換を施す。この際の処理の一例を以下
に示す。なお、ここでは、図3に示すように、64×6
4画素の大きさの局所画像について説明する。また、各
局所画像の最も左上の画素から数えて、右に32画素
目、下に32画素目の画素を原点とし、左右方向をxで
表し、右方向を正方向とする。そして、上下方向をyで
表し、下方向を正方向とする座標系を用いて説明する。
つまり、図3に示す64×64画素の大きさの局所画像
の中心を原点とする座標系である。
【0063】この64×64画素の局所画像をg(x,
y)で表し、窓関数をw(x,y)で表す。ここで窓関
数は、数2で表わされるものとする。
【0064】
【数2】 局所画像g(x,y)にw(x,y)を乗じた画像の直
流成分(数3で示す)を原画像から引いた画像にw
(x,y)を乗じた画像(数4で示す)に対してフーリ
エ変換を施す。
【0065】
【数3】
【0066】
【数4】 そして、f(x,y)にフーリエ変換を施したF(ξ,
η)の領域(数5で示す)に存在するピークの内、その
大きさ|F(ξ,η)|が大きなものから順に複数個選
ぶ。
【0067】
【数5】 ここでは、6個選択したとして説明する。それらのピー
クの存在する座標を数6とする。
【0068】
【数6】 ここで、nは、その局所領域の隆線候補画像に対応する
ピークの番号であるとする。nは、|F(ξ,η)|が
大きなものから順に1,2,3,4,5,6とする。フ
ーリエ面での一点は画像面では、一つの正弦波に対応す
る。隆線は、局所的には2次元正弦波でよく近似するこ
とができるので、これらのピークに対応する2次元正弦
波をそれぞれの局所領域の隆線候補画像とする。
【0069】次に、そのピークに対応する正弦波を特徴
付けるパラメータをそれぞれのピークより算出し記録す
る。そのようなパラメータの一例について説明する。
【0070】局所領域Iij(063,0
3)の第n番目のピークのフーリエ面での座標値を数7
とすると、算出する振幅は数8で表わされる。
【0071】
【数7】
【0072】
【数8】 位相は数9で表わされる。
【0073】
【数9】 方向は数10で表わされる。
【0074】
【数10】 周波数は数11で表わされる。
【0075】
【数11】 ピーク周辺のパワーは数12で表わされる。
【0076】
【数12】 また、fの全パワーは数13で求められる。
【0077】
【数13】 これらのパラメータから決定される画像は数14で表わ
される(図4)。
【0078】
【数14】 そして、数15が各局所領域における隆線を表す候補画
像となる。
【0079】
【数15】 局所情報抽出部11は、すべての局所領域毎にこれらの
パラメータの値(数16で示す)を第1隆線候補画像選
択部12、接続性評価部13、及びクラスター評価部1
5、隆線画像復元部16に与える。
【0080】
【数16】 次に、第1隆線候補画像選択部12では、各隆線候補画
像である正弦波に関する情報から最も隆線らしいと判定
される正弦波を各局所領域ごとに一つ選択する。この
際、隣接局所領域との接続性等は考慮せず、注目してい
る局所領域単独の情報から選択を行う。このような正弦
波のことを第1隆線候補画像と呼ぶ。隆線らしさの度合
いを計るためには、例えば、正弦波の振幅を用いること
ができる。つまり、振幅が最大の正弦波が最も隆線らし
い正弦波として選択される。第1隆線候補画像選択部1
2は、各局所領域の第1隆線候補が局所情報抽出部11
で抽出した隆線候補画像のどれであるかを示す2次元配
列(数17)を接続性評価部13、及びクラスター評価
部15に与える。
【0081】
【数17】 次に、接続性評価部13では、各局所領域に対して数1
7に格納されている番号に対応する隆線候補画像、即
ち、第1隆線候補画像の各情報の接続性を隣接する各局
所領域の間について評価する。以下の説明では、隣接の
定義として4連結で隣合う関係にあるものを隣接すると
した。なお、他の隣接の定義を用いても同様に装置を構
成することができる。
【0082】この際の評価は、画素の接続性、方向の接
続性、ピッチの接続性、及び位相の接続性の4つの特徴
に着目し、それらの特徴を統合することによって行う。
ここでの評価は接続しているか否かの2値で与える。以
下、画素の接続性、方向の接続性、ピッチの接続性、及
び位相の接続性の特徴について説明する。
【0083】まず、画素の接続性の評価法の一例につい
て説明する。この例では、画素の接続性の評価は、各領
域について図5の網点で示す部分の画素について行う。
局所領域Iijを第1隆線候補画像を用いて復元する際、
この網点の部分まで延長した際の画素値と、その隣の局
所領域を第1隆線候補画像を用いて復元する際のこの部
分の画素値とを比較し、それぞれの差の総和J1 を求め
る。その差は数18で表わすことができる。
【0084】
【数18】 次に、方向の接続性の評価法の一例について説明する。
この例では、方向の接続性の評価は、隣接する局所領域
間において、第1隆線候補画像の方向の差を用いて評価
する。差が小さければ接続しており、大きければ接続し
ていないとする。その差は、次元局所領域Iijの第1隆
線候補画像の正弦波の方向を表すパラメータ(数19)
を用いて、数20で表わすことができる。
【0085】
【数19】
【0086】
【数20】 ピッチ接続性の評価法の一例について説明する。この例
では、ピッチの接続性の評価は、隣接する局所領域間の
第1隆線候補画像となる正弦波のピッチの差を用いて評
価する。差が小さければ接続しており、大きければ接続
していないとする。ピッチは周期の逆数で与えられるか
ら、領域Iijの第1隆線候補画像となる正弦波の周期
(数21)を用いてピッチの差は数22で表わすことが
できる。
【0087】
【数21】
【0088】
【数22】 位相接続性の評価法の一例について説明する。正弦波の
位相とは、各局所領域の局所座標系の原点と正弦波の値
が最大となる点の集合との最短距離に2πとその正弦波
の周期を乗じたものと等しい。従って、異なる局所領域
同士を比較する際には、そのままの値では意味がなく、
どちらかの座標系に変換したもの同士を比較する必要が
ある。この例では、Iijとその隣接局所領域を比較する
際には、Iijの座標系に変換してその値の差をとること
にする。局所領域Ii+1jの第nピークの位相を数23、
ij+1の第1ピークの位相を数24とすると、これをI
ijの座標系に変換したものは数25のようになる。
【0089】
【数23】
【0090】
【数24】
【0091】
【数25】 但し、rは局所領域の一辺の長さであり、この例ではr
=8とする。この変換した位相とIijの位相を数24と
比較する。つまり、第1ピークの位相の差は数26で表
わすことができる。
【0092】
【数26】 以上説明したJ1 ,J2 ,J3 ,J4 という4つの特徴
量を統合して、局所領域の接続性を評価する。統合の仕
方としての例として数27のようなものがある。
【0093】
【数27】 これは、画素、方向、ピッチ、及び位相の全ての接続関
係が良好である場合のみ接続していると判定する例であ
る。閾値の例を数28に一組挙げる。
【0094】
【数28】 このような評価を隣接する全ての局所領域間に存在する
辺に対して行い、各辺について接続しているか否かの情
報をクラスタリング部14に与える。
【0095】クラスタリング部14では、接続性評価部
13での接続性の評価の結果、隣接する局所領域で接続
していると判定された局所領域をまとめて局所領域群を
作成する。
【0096】具体的には、局所領域を節とし、隣接し接
続性のある局所領域間に枝があるようなグラフを考え
る。この際、同一の局所領域群に属している任意の2つ
の局所領域に対応する節の間に必ずパスがあり、同一の
局所領域群に属していない2つの局所領域に対応する節
の間にはパスが存在しないように局所領域群を構成する
ことを、ここでは「まとめる」と呼ぶ。
【0097】ここでは、クラスタリングの方法の一例と
して、接続性評価部13での接続性の評価の結果、接続
しないと判定された辺と画像の端の辺で囲まれ、閉領域
を成している局所領域群を抽出し、同一の閉領域の中に
ある局所領域を一つの局所領域群として抽出する方法に
ついて説明する。以下の説明では、接続性の評価の結
果、接続していないと判定された局所領域間の辺及び画
像の端の辺のことを接続不良辺と呼ぶことにする。
【0098】まず、繋がってる接続不良辺をまとめて、
接続不良辺群を作成する。次に、接続不良辺群を閉領域
をなしているものとそうでないものとに分類する。そし
て、各閉領域に通し番号を付ける。この各閉領域がそれ
ぞれ局所領域群となる。各局所領域について、labe
ijが、局所領域Iijの属する局所領域群のラベル番号
となる2次元配列(数29)を生成し、クラスター評価
部15に与える。
【0099】
【数29】 クラスター評価部15では、クラスタリング部14で生
成した各局所領域群に属する局所領域の第1隆線候補画
像の隆線らしさの度合を評価し、隆線らしさの度合が高
いと評価される局所領域群である初期局所領域群を決定
する。
【0100】具体的には、各局所領域群を構成する局所
領域の数を算出し、その数が多い順にいくつかの局所領
域群を初期局所領域群と決定する。この例では、多い順
に4つの局所領域群を初期局所領域群と決定するものと
する。そして、局所領域Iijが初期局所領域群を構成す
るものであれば、2次元配列(数30)に第1隆線候補
画像を表す番号を設定し、初期局所領域群を構成するも
のでなければ、2次元配列(数30)に“0”を設定し
て、隆線画像復元部16に与える。
【0101】
【数30】 隆線画像復元部16では、各局所領域Iijについて、ク
ラスター評価部15から提供された数30に格納されて
いる番号に対応する隆線候補画像を出力する。復元画像
の生成は、数30と局所情報抽出部11が出力したパラ
メータ群とを用いて数14によって計算する。但し、p
eakijの値が0のときは、その局所領域からは隆線は
抽出できなかったとしてその部分の復元は行わない。隆
線画像復元部16はこの画像を最終結果として出力す
る。
【0102】上述のようにして、入力された指掌紋画像
から隆線画像が得られる。
【0103】次に、本発明による指掌紋画像処理装置の
第2の例について説明する。
【0104】図6を参照して、この例では、局所情報抽
出部11、第1隆線候補画像選択部12、接続性評価部
13、クラスタリング部14、及びクラスター評価部1
5までは、図1に示す指掌紋画像処理装置と同様の動作
を行う。つまり、初期局所領域群を決定するまでは図1
に示す指掌紋画像処理装置と同様の処理を行う。
【0105】この例では、クラスター評価部15は、初
期局所領域群として決定された局所領域群のラベルの番
号を最適隆線候補画像選択部17に与える。最適隆線候
補画像選択部17では、クラスター評価部15で決定し
た初期局所領域群に属さない局所領域について隆線候補
画像の選択を行う。
【0106】まず、選択の順番について説明すると、初
めに、最適隆線候補画像選択部17では、クラスター評
価部15で決定した初期局所領域群に属する局所領域に
隣接する局所領域について選択を行う。そして、隣接す
る局所領域がなくなったら、今度は選択を終えた局所領
域に隣接する局所領域について選択を行う。この処理を
全ての局所領域で選択が終わるまで繰り返す(図7)。
【0107】次に、選択の際の評価方法について説明す
る。この選択は、選択を行おうとする局所領域とその局
所領域に隣接するものの内、 初期局所領域に属する局所領域の第1隆線候補画像 その時点で既に選択が終っている局所領域の最適隆線
候補画像 との間の隆線候補画像の接続性を用いて行う。
【0108】以下の説明においては、隣接の定義として
4連結で隣合う関係にあるものを隣接するとした場合に
ついて説明する。もちろん、他の隣接の定義を用いても
同様に装置を構成することができる。
【0109】接続性を評価する隆線候補画像は、2次元
配列(数30)の対応する番号の隆線候補画像である。
これは、初期局所領域に属する局所領域については第1
隆線候補画像であり、その時点で既に選択が終っている
局所領域に対しては選択された隆線候補画像である。こ
れらの隆線候補画像と選択を行おうとする局所領域の複
数個の隆線候補画像との接続性を評価し、その隆線候補
画像の中から接続性の良いものを一つだけ選択する。
【0110】ここでは、隆線候補画像を6個ずつ選ぶ場
合を例にとって説明する。選択した隆線候補画像の番号
を2次元配列(数30)にセットする。接続性の評価
は、以下に説明する4つの特徴量を用いて行う。第1の
特徴量は、評価の対象となる局所領域と4近傍で隣接す
る局所領域との方向の接続性である。隣接する4つの局
所領域の中で、初期局所領域群に属する局所領域、ある
いはその時点で選択が終了している局所領域の2次元配
列(数30)に格納されている番号の隆線候補画像であ
る2次元正弦波の方向を表すパラメータと、選択を行お
うとする局所領域の各隆線候補画像の方向を表すパラメ
ータとの差をその局所領域におけるすべての隆線候補画
像について算出する。選択を行う局所領域n番目の隆線
候補画像との方向の差の絶対値の和をJ1n とする。
【0111】第2の特徴量は、評価の対象となる局所領
域の4近傍の局所領域とのピッチの接続性である。隣接
する4つの局所領域の中で、初期局所領域群に属する局
所領域、あるいはその時点で選択が終了している局所領
域の2次元配列(数30)に格納されている番号の隆線
候補画像である2次元正弦波のピッチと、選択を行おう
とする局所領域の各隆線候補画像のピッチとの差の絶対
値の和をその局所領域におけるすべての隆線候補画像に
ついて算出する。ここでは、選択を行う局所領域におい
てn番目の選択を行う局所領域のn番目隆線候補画像と
のピッチの差の和をJ2n とする。
【0112】第3の特徴量は評価の対象となる局所領域
の周囲の局所領域を代表する方向との差である。選択を
行おうとする局所領域からある距離以内にある局所領域
(図7)の内、初期局所領域群に属しているか選択が終
了している局所領域について、それらの局所領域を代表
する方向を算出する(図8)。ここでは代表する方向d
(バー)を局所領域kの隆線を表すと決定された隆線候
補画像の方向を{d(k) }とすると、d(バー)は数3
1で定義される。
【0113】
【数31】 もちろん他の定義によっていくつかの局所領域を代表す
る方向を計算しても同様に処理を行うことができる。以
上の説明から、選択を行う局所領域のn番目の隆線候補
画像の正弦波の方向との差J3n は、数32となる。
【0114】
【数32】 第4の特徴量は、評価の対象となる局所領域のピッチ
と、その周囲の局所領域のピッチの平均との差である。
選択を行おうとする局所領域からある距離以内にある局
所領域(図6)の内、初期局所領域群に属しているか選
択が終了している局所領域について、それらの局所領域
群のピッチの平均を算出する。各局所領域の隆線を表す
と決定された隆線候補画像の正弦波のピッチを{1/f
(k) }、ある距離以内にある平均化の対象となる局所領
域の数、つまり、初期局所領域群に属しているか選択が
終了している局所領域の数をNとすると、ここでは、平
均ピッチは、数33で定義される。
【0115】
【数33】 従って、選択を行う局所領域のn番目の隆線候補画像の
ピッチとの差J4n は、数34となる。
【0116】
【数34】 以上述べた4つの特徴量を統合して、隆線候補画像を各
局所領域につき、一つ選択する。統合の仕方としての例
として次のようなものがある。数35を満たす隆線候補
画像でJ3n を最小にするものを選択する。
【0117】
【数35】 もし、この条件にあてはまるものがない場合は、その局
所領域は、隆線候補画像の中に隆線を表すものがなかっ
たと判定する。
【0118】閾値の例を数36に一組挙げる。
【0119】
【数36】 そして、2次元配列(数30)を隆線候補画像16に与
える。ここでpeakijは局所領域Iijのピークの番号
を表す。
【0120】次に、隆線画像復元部16では、各局所領
域Iijについて、最適隆線候補画像選択部17から提供
された数30に格納されている番号に対応する隆線候補
画像を出力する。このとき、局所情報抽出部11から提
供された数37で示すパラメータ群を利用して、数14
を用いて画像を生成し出力する。
【0121】
【数37】 このようにして、図6に示す指掌紋画像処理装置では、
入力された指掌紋画像から隆線画像を得る。
【0122】次に、本発明による指掌紋画像処理装置の
第3の例について説明する。
【0123】図9を参照して、図9に示す指掌紋画像処
理装置においては、最適隆線候補画像選択部17で隆線
候補画像から隆線を表す画像を周囲との接続性を元に選
択した後、その選択された隆線候補画像の接続性を再び
調べることにより、誤った隆線候補画像が選択された局
所領域を抽出し訂正する。他の処理については、図6に
示す指掌紋画像処理装置と同様である。
【0124】まず、入力画像に対して、図6に関連して
説明した処理を行う。但し、ここでは、第1隆線候補画
像選択部12からの出力は制御部18に入力される。制
御部18では、第1隆線候補画像選択部12からの出力
を受けた際には、数17をそのまま接続性評価部13と
クラスター評価部15に対して出力する。
【0125】最適隆線候補画像選択部17の出力を得る
ところまでの処理を行ったら、最適隆線候補画像選択部
17の出力である2次元配列(数30)を制御部18に
入力する。制御部18は、最適隆線候補画像選択部17
からの出力を受けた際には、数30の値を数17にコピ
ーして、数17を接続性評価部13及びクラスター評価
部15に出力する。そして、この出力に対して、接続性
評価部13、クラスタリング部14、クライスター評価
部15、及び最適隆線候補画像選択部17はそれぞれ処
理を再び行う。
【0126】その後、制御部18によって、繰り返し処
理を終了するかどうかの判定を行い、続けるという判定
ならば、最適隆線候補画像選択部17の出力である2次
元配列(数30)を再び制御部18に入力し、繰り返し
処理を行う。一方、制御部18により終了の判定がなさ
れた場合には、2次元配列(数30)を隆線画像復元部
16に与え、復元画像を計算する処理に移る。
【0127】制御部18による繰り返し処理を終了する
かどうかの判定は、例えば、繰り返し回数が予め定めら
れた値となったら終了する方法、又はその前の最適隆線
候補画像と比較して更新される局所領域の数が所定値よ
り少なくなったら終了する方法等がある。
【0128】隆線画像復元部17では、図6に示す指掌
紋画像処理装置と同様にして、各局所領域Iijについ
て、最適隆線候補画像選択部16から与えられた数30
に格納されている番号に対応する隆線候補画像を出力す
る。この際、局所情報抽出部11から与えられたパラメ
ータを利用して、数14を用いて画像を生成して出力す
る。
【0129】以上のようにして、図9に示す指掌紋画像
処理装置では、入力された指掌紋画像から隆線画像を得
る。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、隆線
に類似した性質を持つ皺が存在する場合でも、皮膚紋様
画像から正しく隆線画像を抽出することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指掌紋画像処理装置の一例を示す
構成図である。
【図2】入力画像(指掌紋画像)を示す図である。
【図3】局所画像の一例を示す図である。
【図4】本発明による指掌紋画像処理装置の動作を説明
するための図である。
【図5】画素の接続性評価を説明するための図である。
【図6】本発明による指掌紋画像処理装置の他の一例を
示す構成図である。
【図7】最適隆線候補画像選択部による選択順を説明す
るための図である。
【図8】局所領域を代表する方向の算出を説明するため
の図である。
【図9】本発明による指掌紋画像処理装置のさらに他の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
11 局所情報抽出部 12 第1隆線候補画像選択部 13 接続性評価部 14 クラスタリング部 15 クラスター評価部 16 隆線画像復元部 17 最適隆線候補画像選択部 18 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された指掌紋画像から隆線を抽出す
    る指掌紋画像処理装置において、 前記指掌紋画像を2次元局所領域に分割して、前記2次
    元局所領域の各々に存在する隆線を表現する隆線候補画
    像を前記2次元局所領域毎に複数個抽出する局所情報抽
    出手段と、 前記2次元局所領域の各々における複数個の隆線候補画
    像についてそれぞれ隆線らしさの度合を評価して、前記
    2次元局所領域の各々における隆線候補画像の中で隆線
    らしさの度合が最も高い隆線候補画像を表す第1隆線候
    補画像を前記2次元局所領域毎に一つずつ選択する第1
    隆線候補画像選択手段と、 互いに隣接する前記2次元局所領域間において、前記第
    1隆線候補画像の接続性を評価する接続性評価手段と、 前記接続性評価手段で前記第1隆線候補画像の接続性が
    互いに良いと評価された前記2次元局所領域同士を統合
    して局所領域群を生成するクラスタリング手段と、 前記クラスタリング手段で生成した前記局所領域群の各
    々に属する前記2次元局所領域における前記第1隆線候
    補画像の隆線らしさの度合を評価して、隆線らしさの度
    合が高いと評価された局所領域群を初期局所領域群とし
    て決定するクラスター評価手段と、 前記初期局所領域群に属する局所領域について前記第1
    隆線候補画像を隆線画像として出力する隆線画像復元手
    段とを有することを特徴とする指掌紋画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された指掌紋画像処理装
    置において、 さらに、前記初期局所領域群に属する2次元局所領域の
    前記第1隆線候補画像と前記初期局所領域群に属さない
    2次元局所領域の複数の隆線候補画像との接続性を評価
    して、前記初期局所領域群に属さない2次元局所領域の
    各隆線候補画像の中で最も接続性が良い隆線候補画像を
    前記初期局所領域群に属さない2次元局所領域毎に最適
    隆線候補画像として一つずつ選択し、前記初期局所領域
    群に属する2次元局所領域については各2次元局所領域
    の前記第1隆線候補画像を最適隆線候補画像として選択
    する最適隆線候補画像選択手段を有し、 前記隆線画像復元手段は、前記最適隆線候補画像を隆線
    画像として出力するようにしたことを特徴とする指掌紋
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された指掌紋画像処理装
    置において、 前記最適隆線候補画像を第1隆線候補画像として前記接
    続性評価手段及び前記クラスター評価手段に与え、前記
    接続性評価手段、前記クラスタリング手段、前記クラス
    ター評価手段、及び前記最適隆線候補画像選択手段によ
    る処理を繰り返し実行制御する制御手段を有することを
    特徴とする指掌紋画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    指掌紋画像処理装置において、 前記局所情報抽出手段では、前記2次元局所領域の各々
    に2次元フーリエ変換を施して、その結果得られたフー
    リエ変換面でのピークの内異なる2次元正弦波に対応す
    るピークをその振幅又はピーク近傍のエネルギーの大き
    なものから順に複数個抽出し、各ピークに対応する2次
    元正弦波を前記隆線候補画像とするようにしたことを特
    徴とする指掌紋画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    指掌紋画像処理装置において、 前記局所情報抽出手段では、前記2次元局所領域の各々
    に2次元フーリエ変換を施して、その結果得られたフー
    リエ変換面でのピークの内異なる2次元正弦波に対応す
    るピークをその振幅又はピーク近傍のエネルギーの大き
    なものから順に複数個抽出し、各ピークに対応する2次
    元正弦波を前記隆線候補画像とし、 前記第1隆線候補画像選択手段では、前記2次元局所領
    域の各々の前記隆線候補画像の中でその振幅が最大とな
    るものを前記第1隆線候補画像と決定するようにしたこ
    とを特徴とする指掌紋画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    指掌紋画像処理装置において、 前記局所情報抽出手段では、前記2次元局所領域の各々
    に2次元フーリエ変換を施して、その結果得られたフー
    リエ変換面でのピークの内異なる2次元正弦波に対応す
    るピークをその振幅又はピーク近傍のエネルギーの大き
    なものから順に複数個抽出し、各ピークに対応する2次
    元正弦波を前記隆線候補画像とし、 前記接続性評価手段では、接続性評価の際、 隣接する前記2次元局所領域の各々について前記第1隆
    線候補画像となる2次元正弦波の方向の差、 隣接する前記2次元局所領域の各々について前記第1隆
    線候補画像となる2次元正弦波の位相の差、 隣接する前記2次元局所領域の各々について前記第1隆
    線候補画像となる2次元正弦波のピッチの差、及び隣接
    する前記2次元局所領域の各々について前記第1隆線候
    補画像となる2次元正弦波の、前記2次元局所領域同士
    が接する辺における画素値の差の内少なくとも一つを用
    いて前記接続性評価を行うようにしたことを特徴とする
    指掌紋画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    指掌紋画像処理装置において、 前記クラスター評価手段では、前記局所領域群の各々の
    隆線らしさの度合を評価する際、 前記局所領域群の各々に属する2次元局所領域の数、 前記局所領域群の各々に属し互いに隣接する前記2次元
    局所領域間の前記第1隆線候補画像の接続性を評価した
    量の前記局所領域群毎の和、 前記局所領域群の各々に属する前記2次元局所領域の前
    記第1隆線候補画像のエネルギーの前記局所領域群毎の
    和を前記局所領域群の各々に属する前記2次元局所領域
    に対応する前記指掌紋画像のエネルギーの前記局所領域
    群毎の和で割った商、及び前記局所領域群の各々に属す
    る前記2次元局所領域の前記第1隆線候補画像のエネル
    ギーの局所領域群毎の和を前記第1隆線候補画像を除く
    他の前記隆線候補画像の内でエネルギーが最大である前
    記隆線候補画像のエネルギーの局所領域群毎の和で割っ
    た商の内の少なくとも一つを用いて前記局所領域群の各
    々の隆線らしさの度合を評価するようにしたことを特徴
    とする指掌紋画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2又は3に記載された記載の指掌
    紋画像処理装置において、 前記局所情報抽出手段では、前記2次元局所領域の各々
    に2次元フーリエ変換を施して、その結果得られたフー
    リエ変換面でのピークの内異なる2次元正弦波に対応す
    るピークをその振幅又はピーク近傍のエネルギーの大き
    なものから順に複数個抽出して、各ピークに対応する2
    次元正弦波を前記隆線候補画像とし、 前記最適隆線候補画像選択手段では、前記初期局所領域
    群に属さない2次元局所領域の各々について前記最適候
    補画像の選択を行う際に、前記初期局所領域群に属する
    2次元局所領域との距離が小さな2次元局所領域から順
    に逐時的に前記最適候補画像の選択を行い、該最適候補
    画像の選択の際、 前記最適隆線候補画像の選択を行おうとする2次元局所
    領域に隣接する2次元局所領域の内、前記初期局所領域
    群に属する2次元局所領域の前記第1隆線候補画像と前
    記最適隆線候補画像の選択を行おうとする前記2次元局
    所領域の前記隆線候補画像の各々との接続性を前記隆線
    候補画像の各々を表す2次元正弦波の方向の差、ピッチ
    の差、位相の差、及び2次元局所領域の境界部分におけ
    る画素値の差のうち少なくとも一つを用いて評価し、 前記最適隆線候補画像の選択を行おうとする2次元局所
    領域に隣接する2次元局所領域の内、前記最適隆線候補
    画像の選択がすでに終了している2次元局所領域の前記
    最適候補画像と前記最適隆線候補画像の選択を行おうと
    する2次元局所領域の各前記隆線候補画像との接続性を
    各前記隆線候補画像である2次元正弦波の方向の差、ピ
    ッチの差、位相の差、及び2次元局所領域の境界部分に
    おける画素値の差のうち少なくとも一つを用いて評価
    し、 前記最適候補画像の選択を行おうとする2次元局所領域
    との距離が、予め定められた閾値よりも小さい2次元局
    所領域の内で前記初期局所領域群に属する2次元局所領
    域の前記第1隆線候補画像と前記最適候補画像の選択を
    行おうとする2次元局所領域の前記隆線候補画像の各々
    との前記隆線候補画像の各々を表す2次元正弦波の方向
    の差の平均及びピッチの差の平均のうち少なくとも一つ
    を用いて評価され、 前記最適候補画像の選択を行おうとする2次元局所領域
    との距離が、予め定められた閾値よりも小さい2次元局
    所領域の内で前記最適候補画像の選択が終了している2
    次元局所領域の前記最適隆線候補画像と前記最適候補画
    像の選択を行おうとする2次元局所領域の前記隆線候補
    画像の各々との前記隆線候補画像の各々を表す2次元正
    弦波の方向の差の平均及びピッチの差の平均のうち少な
    くとも一つを用いて評価され、 該評価結果を用いて隣接するか又は近傍に存在する2次
    元局所領域の隆線候補画像と前記隆線候補画像との接続
    性を評価し、最も接続性が高い隆線候補画像を前記最適
    隆線候補画像として選択するようにしたことを特徴とす
    る指掌紋画像処理装置。
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