JPH05746A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH05746A
JPH05746A JP3178759A JP17875991A JPH05746A JP H05746 A JPH05746 A JP H05746A JP 3178759 A JP3178759 A JP 3178759A JP 17875991 A JP17875991 A JP 17875991A JP H05746 A JPH05746 A JP H05746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
sheet material
thickness
sheet
discriminating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3178759A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Fujimoto
仁志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3178759A priority Critical patent/JPH05746A/ja
Publication of JPH05746A publication Critical patent/JPH05746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】コピー原稿に厚さや紙質等の性状が異なるもの
が混在するとき、原稿の性状に忠実なシート材を自動的
に選択してこれに画像形成を行なう。 【構成】原稿給送装置Rに原稿Dの性状(例えば原稿D
の厚さ)を1枚ずつ識別する識別手段26を配設し、装
置本体1に複数の給紙カセットK1、K2、K3を判別
する判別手段24を配設する。識別手段26からの信号
によって判別手段24を特定する、すなわち、原稿Dの
厚さの違いによって給紙カセットを特定する制御装置2
9を配置する。原稿D中に3種の厚さの原稿D1、D
2、D3が混在するときは、給紙カセットK1、K2、
K3にそれぞれ厚さの異なるシート材P1、P2、P3
を収納しておく。識別手段26が原稿D1を識別する
と、制御手段29は、判別手段25を介して給紙カセッ
トK1を選択する。つまり、原稿D1の厚さと同じ厚さ
のシート材P1を選択する。これにより、原稿Dに忠実
なコピーを自動的に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のシート材給紙手
段から選択的にシート材を給送することのできる画像形
成装置に係り、詳しくは、厚さ、紙質等の原稿の性状に
対応したシート材を画像形成部に給送するシート材の給
送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のシート材給紙手段(以下、単に給
紙手段という)を備えた画像形成装置として、給紙カセ
ットを多段に配設した複写機がよく知られている。
【0003】このものは、例えばB5、A4、B4とい
ったように、大きさの異なるシート材をそれぞれ別の給
紙カセットに収納した上、これらの給紙カセットを装置
本体に装着し、画像形成部に対してこれらの給紙カセッ
トから選択的にシート材を給送するものである。すなわ
ち、コピーする原稿がB5の大きさであれば、B5のシ
ート材を収納した給紙カセットからシート材を給送し、
原稿がA4であれば、A4の給紙カセットから給送す
る。これらの給紙カセットの選択は、作業者が操作部の
パネル操作によって行なうか、あるいは原稿の大きさを
自動的に検知するものであれば、自動的に行なわれる。
いずれの場合でも、ユーザ等は、原稿サイズが変わって
も、給紙カセットを交換したり、給紙カセット内のシー
ト材を差替えたりする必要がないため、大きさの異なる
コピーを手軽にとることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によると、複数の給紙カセットは、あくまでも原稿の
大きさと同じ大きさのシート材を供給するためのもので
あり、原稿の厚さや紙質等の性状が異なる場合であって
も原稿の大きさが同一である限り、同じ厚さ同じ紙質の
シート材にコピーがなされるのが普通であった。そし
て、原稿の厚さや紙質に忠実なシート材にコピーしよう
とするときは、その度ごとに給紙カセット内のシート材
を入れ替えたり、あるいは、所望のシート材を収納した
給紙カセットを給紙カセットごとに交換するといった煩
雑な作業を行なう必要があった。
【0005】なお、このようなシート材や給紙カセット
の交換作業を怠るときには、オリジナル原稿の持つ特殊
性(例えば、表紙の原稿であれば紙質が厚い、OHPフ
ィルムが原稿であれば透明である等)が著しく損なわれ
るのはもちろんのこと、画質においても、紙質によって
現像剤(トナー)ののりが異なる等その画像品質がオリ
ジナル原稿とは大きくかけ離れたものが形成されてしま
う。
【0006】そこで本発明は、原稿の厚さや紙質等の性
状を1枚ずつ識別する識別手段を設けることによって、
複数のシート材給紙手段の中からその原稿に忠実なシー
ト材を選択的に給送することができるようにした画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、例えば図1を参照して示す
と、複数の原稿(D)を順次供給する原稿給送装置
(R)と、シート材(P)を収納した複数のシート材給
紙手段(K)とを備え、該複数の給紙手段の一つから選
択したシート材を画像形成部に給送し、該シート材に対
して前記原稿(D)に応じた画像を形成してなる画像形
成装置において、前記原稿給送装置(R)に前記複数の
原稿(D)の性状を1枚ずつ識別する識別手段(26)
を配設し、前記各シート材給紙手段(K)に他のシート
材給紙手段(K)を判別して特定するための判別手段
(24)を付設するとともに、前記識別手段(26)の
信号によって前記判別手段(24)を選択し該判別手段
(24)を備えたシート材給紙手段(K)にシート材給
紙信号を出力する制御装置(29)を有する、ことを特
徴とする。
【0008】この場合、前記識別手段(26)が、固定
ローラ(3a)と移動ローラ(3b)との間に前記原稿
(D)を挟み込んだときの前記移動ローラ(3b)の前
記固定ローラ(3a)に対する前記移動ローラ(3b)
の相対的な位置を検出して前記原稿(D)の厚さを識別
するようにしてもよく、また、前記識別手段(26)
が、投光部(26a)と受光部(26b)とを備え、該
投光部(26a)と受光部(26b)との間を通過する
前記原稿(D)を透過する光量を検出して前記原稿
(D)の紙質を識別するようにしてもよい。
【0009】
【作用】以上構成に基づき、各シート材給紙手段(K)
に対し、それぞれ例えば大きさが同じで厚さが異なるシ
ート材(P)を収納し、それぞれのシート材給紙手段
(K)を特定するための異なった判別手段(24)を付
設する。そして、一つの判別手段(24)と、これを付
設したシート材給紙手段(K)内の特定のシート材
(P)との対応関係を制御装置(29)に記憶させ、判
別手段(24)を選択することにより、それを付設した
シート材給紙手段(K)を介して特定のシート材(P)
を選定できるようにしておく。
【0010】一方、原稿給送装置(R)には、順次供給
される原稿(D)の性状を1枚ずつ識別する識別手段
(26)が配設してあり、例えばこの識別手段(26)
が原稿(D)の厚さを識別するものであるときは、原稿
(D)の厚さに基づく信号が識別手段(26)から制御
手段(29)に送られる。制御手段(29)は、この信
号に基づいて、判別手段(24)を選択し、この識別手
段(24)を付設したシート材給紙手段(K)に対し、
シート材給紙信号を出力する。これにより、このシート
材給紙手段(K)からは、原稿(D)の厚さと同等の厚
さをもつシート材(P)が給送され、画像形成がなされ
る。
【0011】この際、原稿(D)の厚さと、シート材
(P)との厚さを厳密に一致させる必要がない場合に
は、各シート材給紙手段(K)に収納するシート材
(P)は、原稿(D)とほぼ同程度の厚さのものとすれ
ば足る。
【0012】このように、各原稿(D)の厚さと同等の
厚さのシート材(P)を人手を煩わすことなく順次画像
形成部に給送することができる。
【0013】なお、以上の説明においては、原稿(D)
の性状として厚さについて着目したが、これは、厚さに
限らず、識別手段(26)が原稿(D)の他の性状を識
別するようにしてもよい。例えば、原稿(D)を透過す
る透過光を検出するようにすれば、透過光量の大小によ
って原稿(D)の透明度を識別することができるから、
原稿(D)に普通紙とOHP(オーバーヘッドプロジェ
クタ)用の透明フィルムが混在している場合でも、それ
ぞれのシート材給紙手段(K)に収納したシート材
(P)として普通紙とOHPフィルムとに画像形成し分
けることができる。
【0014】ここで、上記カッコ内の符号は、図面を対
照するものであって、本発明の構成を何等限定するもの
ではない。
【0015】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0016】図1は、本発明に係る画像形成装置とし
て、原稿給送装置(循環原稿自動給送装置、以下RDF
装置と略す)Rを装着した一般的な複写機Cを図示して
いる。まず、複写機Cの概要について説明すると、装置
本体1の手前側(同図の右側)には、複数のシート材給
紙手段(以下、単に給紙手段と略す)Kがそれぞれ給紙
カセットK1、K2、K3、給紙デッキ4を主要構成部
材として多段に配設されており、給紙カセットK1、K
2、K3、給紙デッキ4には、それぞれ厚さT1、T
2、T3、T4(ただしT1>T2>T3>T4)の異
なるシート材P1、P2、P3、P4が収納されてい
る。なお、これらの給紙手段(K)については後に詳述
する。また給紙カセットK1、K2、K3およびシート
材P1、P2、P3等を特に区別する必要がないとき
は、単に給紙カセット、シート材Pのように表記するも
のとする。
【0017】装置本体1に装着状態の給紙手段K内のシ
ート材Pはピックアップローラ5、給送ローラ5a、レ
ジストローラ5b等を介して感光ドラム6に搬送され
る。感光ドラム6は、画像形成装置の中心に配されてお
り、感光ドラムの回りにはその回転方向に沿って、1次
滞電器6a、現像装置6b、分離滞電器6c、クリーニ
ング装置6d等が配設されている。感光ドラム6の表面
は、1次滞電器6aによって一様に滞電され、原稿Dか
らの反射光Lによって露光されて静電潜像が形成され
る。この反射光Lは、ハロゲンランプ7から照射された
光がプラテンガラス18に載置された原稿Dによって反
射され、ミラー8等を介して感光ドラム6に導かれたも
のである。感光ドラム6上の静電潜像は、現像装置6b
の現像剤(トナー)によって現像され、このトナー像
は、分離滞電器6cにてシート材Pに転写される。この
シート材Pは、給紙手段Kから感光ドラム6の回転に同
期するように搬送されてきたものである。トナー像が転
写されたシート材Pは、搬送ベルト9によって搬送さ
れ、定着器10によって定着され、つづいて排紙ローラ
11によってトナー像が排紙トレイ12上に排出され
る。
【0018】なお、図1に図示している複写機Cは、装
置本体1内に中間トレイ12aを有し、一度コピーの終
了したシート材Pに対し再度コピーすることができるよ
うになっている。
【0019】次に装置本体1の上面に装着したRDF装
置Rについて説明する。
【0020】RDF装置Rは、複数枚の原稿Dを載置す
る給排紙台14を備えている。これらの原稿Dは、下方
のものから半月ローラ15によって給送され、分離搬送
ローラ16によってレジストローラ3に搬送される。レ
ジストローラ3によって斜行が矯正されタイミングを調
整された原稿Dは、続いて搬送ベルト17によって搬送
されプラテンガラス18上の所定の画像形成領域に配置
される。
【0021】所定領域に配置された原稿Dは、前述のハ
ロゲンランプ7によって照射され、このときの反射光L
が前述の感光ドラム6上に静電潜像を形成する。
【0022】照射の済んだ原稿Dは、搬送ベルト17に
よって下流側に搬送された後、後ジャンプ台19により
RDF装置R内に再び回収され、後排出ローラ20を介
して給排紙台14上に排出される。給排紙台14は、原
稿Dを給送するときには、給送位置14a(同図の実
線)をとり後排出ローラ20から原稿(D)が排出され
るときには受領位置14b(同図の破線)をとるように
なっている。
【0023】原稿Dのもう一つの流れとしては、ハロゲ
ンランプ7による照射終了後、前側下ガイド21を通
り、大ローラ22を介して前排出ローラ23によって、
給排紙台14に排出される場合もある。
【0024】図2を用いて、RDF装置R内に装着した
識別手段26について説明する。
【0025】前述のレジストローラ3は、一対の固定ロ
ーラ3aと移動ローラ3bとによって形成されている。
固定ローラ3aが位置変化しない回転軸3cに固定され
ているのに対し、移動ローラ3bは、図示しない付勢部
材によって固定ローラ3a側に付勢された移動可能な回
転軸3dに固着されている。したがって、固定ローラ3
aと移動ローラ3bとのニップ部Nを原稿Dが通過する
とき、その原稿Dの厚さに応じて回転軸3dは、回転軸
3cに対する相対位置を変化させる。つまり原稿Dの厚
さが厚い場合には、回転軸3dは、矢印A3方向に多く
移動する。識別手段26は、この回転軸3dの外周に当
接するレバー27を有する。原稿Dの厚薄の違いによる
回転軸3dの移動量の変化をレバー27の変位に置き換
えたものであり、レバー27の変位から原稿Dの厚さを
識別して、中央演算処理部CPUを有する制御装置29
に信号を出力するものである。
【0026】このような識別手段26によって得られた
データの一例を図3に示す。
【0027】これはレバー27の変位量をさらに電気信
号に変換したものであり、横軸に時間t(秒)、縦軸に
電圧V(ボルト)をとっている。レジストローラ3での
給送開始と給送終了との間、つまり原稿Dがレジストロ
ーラ3を通過中には電圧Vが高くなるが、その高くなる
程度が、原稿Dの坪量(これはシート材Pの厚さと同
義)の違いによって明らかに異なる。図示の坪量は、一
般によく使用されるシート材Pの坪量であって、このこ
とから、制御装置29は、識別手段26からの信号を受
けて、実用レベルでのシート材Pの厚さについて識別す
ることが十分可能であることがわかる。
【0028】つづいて、給紙手段Kについて図4を参照
して詳述する。
【0029】給紙手段は、給紙カセットおよびピックア
ップローラ5をその主要構成部材としてなる。各給紙カ
セットは、カセット本体2の内側にシート材Pの前端側
を下方から支持する中板2aを有する。中板2aは、下
面側に配設した圧縮ばね2bによって上方に向けて付勢
されており、これによりシート材Pの前端側は、上方の
ピックアップローラ5に当接している。つまり装置本体
1側に回動自在に支持されたピックアップローラは5
は、給紙カセット内のシート材Pに所定の圧力をもって
当接し、矢印方向の回転によって最上位のシート材Pを
分離爪2dを介して1枚だけ分離給送する一方、不用時
には矢印方向に上昇退避してシート材Pから離間するよ
うになっている。給紙カセットKのカセット本体2の前
端壁2cには、高さ位置の異なる3個の透孔H1、H
2、H3が形成されていて、これらの透孔H1、H2、
H3と押圧部材Bとの組み合わせによって判別手段24
が構成されている。給紙カセットは、装置本体1に対し
て、矢印A1方向にスライドさせて装着し、また矢印A
2方向にスライドさせて装置本体1から引き抜く。装着
状態の給紙カセットのカセット本体2の透孔H1、H
2、H3に対し、装置本体1側の、これらの透孔H1、
H2、H3と対向する位置には、係合部材25が配置さ
れている。係合部材25には、透孔H1、H2、H3と
それぞれ正確に対応する出入り自在の係合片N1、N
2、N3が組み込まれている。そして、これらの係合片
N1、N2、N3は、透孔H1、H2、H3に装着した
押圧部材Bによって動作させる。すなわち、押圧部材B
が給紙カセットの透孔H1に装着されていると、この給
紙カセットを装置本体1に装着したときに、押圧部材B
が係合片N1に係合しこれを移動させる。同様に、押圧
部材Bは、透孔H2に装着されているときは係合片N2
に、また、透孔H3に装着されているときは係合片N3
に係合するようになっている。一方、これらの係合片N
1、N2、N3を支持する係合部材25は、前述の識別
手段26が連結されている制御装置29に接続されてお
り、この制御装置29は、係合片N1、N2、N3のう
ちどれが押圧部材Bと係合しているかを判別しこれを記
憶する。すなわち制御装置29は、押圧部材Bが給紙カ
セットのどの透孔H1、H2、H3に装着されているか
を区別することによって、その給紙カセットを判別する
ようになっている。
【0030】そこで例えば、3個の給紙カセットK1、
K2、K3を準備し、給紙カセットK1には透孔H1
に、給紙カセットK2には透孔H2に、そして給紙カセ
ットK3には透孔H3にそれぞれ押圧部材Bを装着した
上、図1のように装置本体1に上から順番に取り付け
る。なお、給紙カセットK1、K2、K3には前述のよ
うに、それぞれの厚さがT1、T2、T3となるような
シート材P1、P2、P3が収納されているものであ
る。したがって制御装置29は、透孔H1、H2、H3
と押圧部材Bとの組み合わせによる判別手段24を選択
することによって、給紙カセットを特定して、それに収
納されているシート材Pを選ぶことができるから、この
シート材Pに対応するピックアップローラ5に対してシ
ート材給紙信号を出力することにより、所望の厚さのシ
ート材Pを給送することができる。
【0031】ついで、上述実施例の作用について説明す
る。
【0032】いま、原稿Dの中に厚さの異なる3種類の
原稿D1、D2、D3が含まれているものとする。ただ
しその厚さt1、t2、t3については、t1>t2>
t3とし、各シート材P1、P2、P3の厚さT1、T
2、T3との関係は、T1とt1、T2とt2、T3と
t3とがそれぞれ同じか、ほぼ等しいかであるものとす
る。
【0033】RDF装置Rの給排紙台14にセットされ
た原稿Dは、半月ローラ15、給送ローラ16を介しレ
ジストローラ3に搬送される。図2のように固定ローラ
3aと移動ローラ3bとのニップ部Nに原稿Dが進入す
ると、移動ローラ3bは、その原稿Dの厚さに応じて、
矢印A3方向に移動するから、識別手段26は、レバー
27の変位量を介して原稿Dの厚さを識別し、この情報
を制御装置29に出力する。例えばその原稿Dが一番厚
い原稿D1のときは、厚さt1を検出し、これを制御装
置に信号として出力する。
【0034】一方制御手段29には、厚さの異なるシー
ト材P1、P2、P3の情報が、給紙カセットK1、K
2、K3の判別手段を介して入力されている。制御装置
29は、原稿Dの厚さt1に対応する厚さT1のシート
材P1を選び出すわけであるが、シート材P1を収納し
た給紙カセットK1には透孔H1に押圧部材Bが装着さ
れて係合部材25の係合片N1に係合しているから、制
御装置29は、これこれらの対応関係に基づいて、給紙
カセットK1を選定する。そして給紙カセットK1に対
応するピックアップローラ5を回転行動させることによ
り、所望のシート材P1を給送することができる。
【0035】識別手段26が、原稿D2あるいは原稿D
3を識別したときにも、同様にして制御装置29が、こ
れらの原稿D2、D3に対応するシート材P2、P3を
それぞれ給紙カセットK2、K3から選択的に給紙す
る。
【0036】上述の実施例においては、識別手段26
は、原稿Dの厚さを識別するのに、移動ローラ3bの移
動量を介して行なっていたが、そのほかに、例えば、固
定ローラ3aを回転駆動するモータの負荷変動が原稿D
の厚さによって変化することに基づいて、この負荷変動
を検出することで原稿Dの厚さを識別するようにするこ
とも可能である。
【0037】識別手段26は、原稿Dの厚さ以外の性状
についても識別することができる。図5は、原稿Dの透
明度を識別するものを図示している。
【0038】前述のレジストローラ3付近に、識別手段
26として相互に対向する発光部26aと受光部26b
とを配設し、両者の間を通過する原稿Dに対し、発光部
26aから発した光のうち、原稿Dを透過して受光部2
6bに到達する光量を測定するものである。
【0039】これによると、原稿Dの中に普通紙とOH
P(オーバーヘッドプロジェクタ)用の透明フィルムと
が混在するときに有効である。普通紙と透明フィルムと
では、これらを透過する光量に大きな差があるから、こ
れを検出することによって両者を簡単に識別することが
できる。2個の別の給紙カセットには前もって普通紙、
透明フィルムにそれぞれ対応するシート材Pを収納し、
これを制御装置29に記憶させておけば、原稿に忠実な
シート材Pにコピーすることができる。
【0040】さらに、図6は、原稿Dが、コンピュータ
の出力用としてよく使用されるトラクタフィーダ用の穴
空きの連続紙である場合を図示している。
【0041】原稿Dの搬送中に原稿Dの穴Daが通過す
る箇所に、前述の発光部26aと受光部26bとを備え
た識別手段26を配設し、穴Daが断続的に通過するこ
とに基づく透過光量の変化を検出するものである。
【0042】図7は、原稿Dの紙質の違いによる透過光
量の変化を図示したものである。同図では、横軸に時間
t(秒)、光量を変換した電圧V(ボルト)を縦軸にと
っている。この図において横軸のa−b間は、原稿Dが
給紙手段26を通過中であることを示し、原稿Dの紙質
によってこの間の電圧Vに顕著な差が見られる。この差
によって、原稿Dの紙質の違い、例えば普通原稿、第2
原図、OHP用紙、穴空き原稿等の違いを識別すること
ができる。
【0043】以上の実施例において、識別手段26が識
別する原稿Dの性状と、判別手段24が判別するシート
材Pとは、制御装置29によって任意に対応させること
ができる。はじめの実施例では、原稿Dの厚さをそのま
まシート材Pの厚さに対応させていたが、この原稿D
と、シート材Pとの対応関係は、ユーザ等が自由に設定
できるものである。例えば、原稿Dに3種類の厚さのも
のが含まれているときには、この厚さの違いを、それぞ
れ色の異なるシート材Pにコピーすることも可能であ
る。すなわち、識別手段26と判別手段24とによっ
て、原稿Dのある性状と、給紙カセットとが1対1に対
応するようにしておけば、各給紙カセットに収納するシ
ート材Pを適当に選定することによって、ユーザ等が所
望する好個なシート材Pにコピーを施すことができるも
のである。
【0044】なお、本発明は、RDF装置Rを装着した
複写機Cについて説明したが、RDF装置Rをもたない
複写機Cにも適用できる。この場合は、プラテンガラス
18に原稿Dを1枚ずつ載置することになるが、識別手
段26がこの状態の原稿Dを識別するようにすればよ
い。
【0045】さらに、本発明は、複写機Cに限らず、複
数の給紙手段Kを有する一般の画像形成装置に対しても
広く適用することができる。例えば、レーザビームプリ
ンタ等にも装着可能であり、特にフルカラーのコピー機
に装着することは有効である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると原
稿の性状を1枚ずつ識別する識別手段と、複数の給紙手
段を判別するための判別手段と、識別手段と判別手段と
を対応付ける制御装置とを備えることにより、厚さや紙
質等の原稿の性状に対応したシート材を自動的に選択し
て、そのシート材に画像形成することができるので、例
えば原稿の性状に忠実なシート材に容易に画像形成を行
なうことができ、給紙手段を交換する等の煩雑な作業を
省略することができる。
【0047】さらに、原稿とシート材の対応関係は、ユ
ーザ等が任意に設定することが可能であるから、原稿の
性状の違いを、ユーザに好みのシート材に反映させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体の縦断側面
図。
【図2】識別手段の拡大説明図。
【図3】シート材の厚さの違いによる識別手段の出力の
違いを示す図。
【図4】判別手段の拡大説明図。
【図5】他の識別手段を示す縦断側面図。
【図6】さらに別の識別手段を示す斜視説明図。
【図7】シート材の紙質の違いによる識別手段の出力の
違いを示す図。
【符号の説明】
3a 固定ローラ 3b 移動ローラ 6 画像形成部(感光ドラム) 24 判別手段 26 識別手段 26a 投光部 26b 受光部 29 制御装置 D 原稿 K シート材給紙手段 K1、K2、K3 給紙カセット P、P1、P2、P3 シート材 R 原稿給送装置(RDF装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 119

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿を順次供給する原稿給送装置
    と、シート材を収納した複数のシート材給紙手段とを備
    え、該複数のシート材給紙手段の一つから選択したシー
    ト材を画像形成部に給送し、該シート材に対して前記原
    稿に応じた画像を形成してなる画像形成装置において、
    前記原稿給送装置に前記複数の原稿の性状を1枚ずつ識
    別する識別手段を配設し、前記各シート材給紙手段に他
    のシート材給紙手段を判別して特定するための判別手段
    を付設するとともに、前記識別手段の信号によって前記
    判別手段を選択し該判別手段を備えたシート材給紙手段
    にシート材給紙信号を出力する制御装置を有する、こと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記識別手段が、固定ローラと移動ロー
    ラとの間に前記原稿を挟み込んだときの前記固定ローラ
    に対する前記移動ローラの相対的な位置を検出して前記
    原稿の厚さを識別する、ことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記識別手段が、投光部と受光部とを備
    え、該投光部と受光部との間を通過する前記原稿を透過
    する光量を検出して前記原稿の紙質を識別する、ことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP3178759A 1991-06-24 1991-06-24 画像形成装置 Pending JPH05746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3178759A JPH05746A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3178759A JPH05746A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05746A true JPH05746A (ja) 1993-01-08

Family

ID=16054109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3178759A Pending JPH05746A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05746A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5937082A (en) * 1995-12-18 1999-08-10 Nec Corporation Fingerprint/palmprint image processing apparatus
US5999637A (en) * 1995-09-28 1999-12-07 Hamamatsu Photonics K.K. Individual identification apparatus for selectively recording a reference pattern based on a correlation with comparative patterns
JP2016173394A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 株式会社リコー シート材判別装置、及び画像形成装置
JP2016186513A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5999637A (en) * 1995-09-28 1999-12-07 Hamamatsu Photonics K.K. Individual identification apparatus for selectively recording a reference pattern based on a correlation with comparative patterns
US5937082A (en) * 1995-12-18 1999-08-10 Nec Corporation Fingerprint/palmprint image processing apparatus
US6118891A (en) * 1995-12-18 2000-09-12 Nec Corporation Fingerprint/palmprint image processing apparatus
JP2016173394A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 株式会社リコー シート材判別装置、及び画像形成装置
JP2016186513A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2221455A (en) Sheet handling apparatus.
US20150249762A1 (en) Image reader unit and image forming apparatus including same
US5237379A (en) Automatic paper size selection
US5374045A (en) Printing apparatus with deferred jam clearance
US6055410A (en) Bypass/stack sheet-feeding configuration for miniaturizing electrostatographic apparatus
JPH05746A (ja) 画像形成装置
JPS63234268A (ja) 作像装置
JP2011055324A (ja) 移動体の位置検出装置、原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2005049516A (ja) 給紙装置とそれを備えた画像形成装置
JPH0733317A (ja) 画像形成装置
US11768725B2 (en) Image forming apparatus with multiple cassettes and determination portion to determine a prohibited operation
JP2656549B2 (ja) 複写装置
JPH08211787A (ja) 画像形成装置
JPH05323737A (ja) 画像形成装置
JPS5949558A (ja) 記録装置
JP2581626Y2 (ja) 割り込み機能を備えた複写機
JPH04127169A (ja) 画像形成装置
JPH0493849A (ja) 画像形成装置
JP2004216765A (ja) 画像形成装置
JPS627063A (ja) 複写機
JPH0885647A (ja) 画像形成装置
JPH0218574A (ja) 複写装置
JPH0551173A (ja) 画像形成装置
JPH1124343A (ja) 画像形成装置
JPH01242337A (ja) シート給送装置