JPH09167022A - スキャナポジショナ - Google Patents

スキャナポジショナ

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Publication number
JPH09167022A
JPH09167022A JP32695895A JP32695895A JPH09167022A JP H09167022 A JPH09167022 A JP H09167022A JP 32695895 A JP32695895 A JP 32695895A JP 32695895 A JP32695895 A JP 32695895A JP H09167022 A JPH09167022 A JP H09167022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
motor
counter
polarity
ball screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP32695895A
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English (en)
Inventor
Noboru Yamamoto
登 山本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線の接続の変更やソフトウエアの切替えが
不要なスキャナポジショナを提供する。 【解決手段】 モータ1と、モータ1により駆動され物
体4を搬送するボールねじ2と、ボールねじ2の運動を
検出するパルスエンコーダ3と、物体4を所定方向Pに
移動させる指令によりモータ1を動作させ、モータ1の
動作により指令と異なる方向Qに物体4が移動した場合
にはモータ1への運動方向の指示を逆転して設定し、設
定後の状態でパルスエンコーダ3の信号に応じてモータ
1を制御する制御手段5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の移動、位置
決めに用いられるスキャナポジショナに関する。
【0002】
【従来の技術】物体の移動、搬送、位置決めなどに用い
られるスキャナポジショナは産業、民政の各種分野で使
用されている。スキャナポジショナは、モータなどの駆
動装置と、ベルト、ボールねじ、あるいはリニアスクエ
アなどの伝達装置と、パルスエンコーダ、あるいはリニ
アエンコーダなどの位置検出装置と、位置検出装置から
の信号を受けて駆動装置を制御する制御装置とを備え、
これらの装置により物体を所望位置へ移動することがで
きる。
【0003】図3(a)に示すスキャナポジショナは、
駆動装置としてモータ1を、伝達装置としてボールねじ
2を、位置検出装置としてパルスエンコーダ3を、それ
ぞれ用いたものであり、モータ1およびパルスエンコー
ダ3がボールねじ2を挟んで互いに対向して取り付けら
れ、同軸に配置されたモータ1の回転軸、ボールねじ2
およびパルスエンコーダ3の回転軸が一体で回転するよ
うに構成されている。物体4はボールねじ2と螺合して
取り付けられ、ボールねじ2の回転に伴って図3(a)
のPQ方向に移動する。パルスエンコーダ3の信号は制
御装置105のカウンタ105Aに入力され、制御装置
105の制御部105Bはカウンタ105Aのカウント
数に基づいて物体4の位置を認識し、モータ1の回転を
制御する。
【0004】図4(a)および図4(b)は、パルスエ
ンコーダ3の2つの出力信号SA、SBの波形を示す。
正方向(cw)回転時の波形を示す図4(a)において
は、SBの位相がSAの位相よりも90゜進んでおり、
逆方向(ccw)回転時の波形を示す図4(b)におい
ては、SBの位相がSAの位相よりも90゜進んでい
る。このようにパルスエンコーダ3の回転方向に応じて
パルスエンコーダ3の信号SA、SBの位相関係が逆転
するので、この位相関係に応じてカウンタ105Aのカ
ウントの増減(アップカウント、ダウンカウント)を切
換える。また、信号SA、SBのいずれかの信号の立上
がり、あるいは立ち下がりをカウントすることにより、
パルスエンコーダ3の回転量を算出する。このように、
パルスエンコーダ3の回転量に応じてカウンタ105A
のカウント数が変化するので、カウンタ105Aのカウ
ント数からボールねじ2の回転量(回転角度)が求ま
り、物体4の位置を算出することができる。したがっ
て、カウンタ105のカウント数に基づいてモータ1を
制御することにより物体4を任意の位置に移動すること
が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生産ラインの配置など
の都合によりスキャナポジショナを組立直す必要を生ず
る場合がある。ところが、例えば図3(b)に示すよう
に、モータ1の向きを図3(a)の場合と反転してモー
タ1の駆動力をベルト6を介して伝達するようにした場
合には、モータ1とボールねじ2の結合関係が逆転す
る。すなわち、モータ1を同一方向に回転したときに、
図3(a)と図3(b)とでは、ボールねじ2の回転方
向が逆転する。したがって、図3(a)のモータ1を図
3(b)のように付け替えると、本来の制御方向と逆向
きにボールねじ2が回転してしまうため物体4の位置制
御ができなくなる。
【0006】すなわち、プログラムあるいは手動操作に
より、例えば図3におけるP方向への物体の移動が指令
された場合、実際には物体4がQ方向へ移動してしま
う。エンコーダ3およびカウンタ105Aを介して認識
される実際の物体4の位置を目標地点に近付けるため、
制御装置105はモータ1に対してP方向への移動の指
令を続けることになるが、実際にはモータ1は物体4を
Q方向に移動させる方向へ回転を継続することとなる。
このように、モータ1の取り付け方向のみを逆転する
と、スキャナポジショナは制御不能に陥る。
【0007】モータ1の取り付け方向の変更に対処する
ために、従来は、制御装置105に入力する信号SA
およびSBを入替えるようにパルスエンコーダ3と制御
装置105間の接続を変更する、制御装置105とモ
ータ1との間の配線を入替える、制御装置105のソ
フトウエアを改造する、複数のソフトウエアを用意す
る、といった方法を採っている。しかし、これらの方法
では誤った設定がされるおそれがある、あるいはソフト
ウエアのコストが上昇するという問題がある。
【0008】本発明の目的は、配線の接続の変更やソフ
トウエアの切替えが不要なスキャナポジショナを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明は、ア
クチュエータ1と、アクチュエータ1により駆動され物
体4を搬送する搬送手段2と、搬送手段2の運動を検出
する検出手段3と、アクチュエータ1の運動方向の逆転
を入力する入力手段7と、物体4を所定方向Pに移動さ
せる指令によりアクチュエータ1を動作させた後、入力
手段7によりアクチュエータ1の運動方向の逆転が入力
された場合には、アクチュエータ1への運動方向の指示
を逆転して設定し、設定後の状態で検出手段3の信号に
応じてアクチュエータ1を制御する制御手段5とを備え
ることにより上述の目的が達成される。
【0010】請求項1に記載の発明では、物体4を所定
方向Pに移動させる指令によりアクチュエータ1を動作
させた後、入力手段7によりアクチュエータ1の運動方
向の逆転が入力された場合には、アクチュエータ1への
運動方向の指示を逆転して設定する。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2および図4を用
いて本発明によるスキャナポジショナの一実施の形態に
ついて説明する。図1に示すように、本実施の形態のス
キャナポジショナは、モータ1と、モータ1により駆動
されるボールねじ2と、ボールねじ2の回転量を読取る
パルスエンコーダ3と、カウンタ5Aおよび制御部5B
を有する制御装置5と、制御装置5のユーザ極性切替え
を指示する入力装置7とを備える。物体4はボールねじ
2に螺合して取り付けられ、ボールねじ2の回転に伴っ
てPQ方向に移動する。
【0013】図4において説明したように、パルスエン
コーダ3は2つの信号SAおよびSBを出力し、これら
の信号SA、SBは制御装置5のカウンタ5Aに入力さ
れる。カウンタ5Aは信号SA、SBに基づいてボール
ねじ2の回転量(回転角度)をカウントして制御部5B
にその結果を出力する。制御装置5のカウンタ5Aは信
号SAの立上がりを捉えてカウントを行なうが、上述の
ように信号SAおよび信号SBの位相関係によりボール
ねじ2の回転方向を判別し、アップカウント、ダウンカ
ウントを切替える。したがって、常にカウンタ5Aはボ
ールねじ2の回転角に対応したカウント数を制御部5B
に出力する。制御部5Bはカウンタ5Aから送られるカ
ウント数に基づいてモータ1を制御し、物体4を所望の
位置に駆動する。このように、パルスエンコーダ3、制
御装置5、およびモータ1は制御ループを構成し、物体
4の位置を制御する。
【0014】入力装置7は制御装置5に指令を送出し、
制御装置5のユーザ極性を切替える。ユーザ極性は「プ
ラス」または「マイナス」に設定され、「プラス」、
「マイナス」を切替えることにより制御装置5からモー
タ1に出力される回転方向の指令が反転する。
【0015】制御装置5のユーザ極性は図2に示すシー
ケンスにより設定される。図2に示すシーケンスは、不
図示のユーザ極性設定スイッチが押された場合にスター
トする。ステップS1では、制御装置5のユーザ極性を
「プラス」に設定する。ステップS2では物体4をP方
向(図1)に移動する旨の指令を出してモータ1を回転
させる。ステップS3において物体4がリミットスイッ
チ(不図示)に接触してリミットスイッチがオンしてい
ると判定されればステップS4へ進み、リミットスイッ
チがオフであると判定されればステップS2へ戻る。ス
テップS4ではモータ1を停止するとともに、不図示の
ディスプレイに「ユーザ極性を入力して下さい」との表
示をする。なお、リミットスイッチはボールねじ2の両
端部に取り付けられているので、物体4がP、Qいずれ
の方向に移動した場合でも、物体4はリミットスイッチ
に接触し、接触によってモータ1は停止される。ステッ
プS5において、入力装置7の状態を判断し、入力装置
7により「プラス」が入力されていると判定されればス
テップS7へ、「プラス」が入力されていないと判定さ
れればステップS6へ進む。ステップS6において、入
力装置7の状態を判断し、入力装置7により「マイナ
ス」が入力されていると判定されればステップS8へ進
み、「マイナス」が入力されていないと判定されればス
テップS5へ戻る。ステップS7ではユーザ極性を「プ
ラス」に設定してシーケンスを終了する。ステップS8
ではユーザ極性を「マイナス」に設定してシーケンスを
終了する。
【0016】このように、上述のシーケンスではステッ
プS1でユーザ極性を「プラス」に設定し、その極性の
状態で、ステップS2〜ステップS4において物体4を
P方向に移動する旨の命令により物体4を実際に移動さ
せる。このときの物体4の移動方向は操作者により確認
でき、例えば物体4がP方向に移動した場合にはユーザ
極性が「プラス」の状態で制御が適切に行なわれている
ことを示している。したがって、この場合には操作者が
入力装置7により「プラス」極性を指示すればよく(ス
テップS5)、ユーザ極性は「プラス」に設定される。
【0017】一方、ステップS2〜ステップS4におい
て物体4がQ方向に移動した場合にはユーザ極性が「プ
ラス」の状態では制御が適切に行なわれないことを示し
ている。したがって、この場合には操作者が入力装置7
により「マイナス」極性を指示すればよく(ステップS
6)、ユーザ極性は「マイナス」に設定される。ユーザ
極性を「マイナス」に設定した後は、指令により物体4
を移動させる方向とモータ1の回転方向とが合致するの
で、物体4の移動制御が可能となる。
【0018】ステップS2〜ステップS4の動作により
物体4が移動する方向を決める極性として、モータ1、
ボールねじ2、パルスエンコーダ3、制御装置5の接続
状態および物体4の移動を指令するソフトウエアをも含
めたシステム全体の内部極性を観念することができ、こ
のような内部極性とユーザ極性との積により最終的な物
体4の制御方向が決定される。すなわち、ステップS2
〜ステップS4による試運転により、操作者はシステム
の内部極性を認識することができ、操作者は内部極性に
応じてユーザ極性を選択することが可能となる。S5〜
8において、内部極性とユーザ極性との適切な組合せが
獲得されるので、システムの最終的な極性が正しく設定
される。なお、ユーザ極性の誤入力がされた場合には、
再度上述のシーケンス動作を繰り返すことにより正しい
ユーザ極性に訂正できる。
【0019】以上のように、物体4をある方向に移動す
る試運転をすることにより、実際に物体4が正しい方向
へ移動するか否かを操作者が確認し、物体4が命令と反
対方向へ移動する場合には制御装置のユーザ極性を切替
えてモータ1の回転方向を反転させるようにしたので、
適切な制御状態への切替えが誤りなく行なえる。また、
制御装置5を動作させるプログラムとモータ1の取り付
け方向との間の相性などの考慮も不要となるので、ハー
ドウエアに応じて複数のソフトウエアを用意したり、ハ
ードウエアに対応させるためのソフトウエアの改造の必
要もなくなる。
【0020】本実施の形態では、ユーザ極性を設け操作
者が極性を設定できるようにしているが、試運転時の物
体の移動方向を自動的に認識して、システムの極性を自
動的に再設定するようにしてもよい。この場合、特定の
リミットスイッチ(物体がQ方向に移動した場合にオン
するスイッチ)がオンした場合にはモータ1の回転方向
を逆転するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物体を所定方向に移動させる指令によりアクチュエータ
を動作させた後、入力手段によりアクチュエータの運動
方向の逆転が入力された場合には、アクチュエータへの
運動方向の指示を逆転して設定するようにしているの
で、配線の接続の変更やソフトウエアの切替えをする必
要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスキャナポジショナの一実施の形
態を概念的に示す図。
【図2】図1に示すスキャナポジショナの動作を示すフ
ローチャート。
【図3】従来のスキャナポジショナを概念的に示す図で
あり、(a)および(b)はモータの取り付け向きが互
いに異なる反転した場合を示す図。
【図4】パルスエンコーダの動作を示す図。
【符号の説明】
1 モータ 2 ボールねじ 3 パルスエンコーダ 4 物体 5 制御装置 7 入力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータと、 前記アクチュエータにより駆動され物体を搬送する搬送
    手段と、 前記搬送手段の運動を検出する検出手段と、 アクチュエータの運動方向の逆転を入力する入力手段
    と、 前記物体を所定方向に移動させる指令により前記アクチ
    ュエータを動作させた後、前記入力手段により前記アク
    チュエータの運動方向の逆転が入力された場合には、前
    記アクチュエータへの運動方向の指示を逆転して設定
    し、設定後の状態で前記検出手段の信号に応じて前記ア
    クチュエータを制御する制御手段と、を備えることを特
    徴とするスキャナポジショナ。
JP32695895A 1995-12-15 1995-12-15 スキャナポジショナ Pending JPH09167022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32695895A JPH09167022A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 スキャナポジショナ

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JP32695895A JPH09167022A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 スキャナポジショナ

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JPH09167022A true JPH09167022A (ja) 1997-06-24

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ID=18193690

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JP32695895A Pending JPH09167022A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 スキャナポジショナ

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