JPH09166787A - 熱圧着装置 - Google Patents

熱圧着装置

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JPH09166787A
JPH09166787A JP8254403A JP25440396A JPH09166787A JP H09166787 A JPH09166787 A JP H09166787A JP 8254403 A JP8254403 A JP 8254403A JP 25440396 A JP25440396 A JP 25440396A JP H09166787 A JPH09166787 A JP H09166787A
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JP
Japan
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support
support block
thermocompression bonding
sleeve
block
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Application number
JP8254403A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Hasegawa
達也 長谷川
Satoshi Yoshimura
敏 吉村
Toshiaki Miyoshi
利明 三好
Yasunori Fukumoto
靖則 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒータツールの平行度を容易にかつ高精度に調
整することのできる熱圧着装置の熱圧着装置を提供する
ことにある。 【解決手段】ヒータツール18を支持した支持ブロック
32には透孔34が形成され、この透孔に支持スリーブ
36が所定の嵌め合いで回転自在に挿通されている。支
持スリーブには支持軸40が挿入され、その先端部41
がベース部30にねじ込まれている。支持スリーブのフ
ランジと支持ブロックとの間に、一対の皿ばね46が設
けられ支持ブロックをベース部に押し付けている。支持
ブロックを支持スリーブの回りで回動させるための調整
レバー58が、支持スリーブの径方向に沿って支持ブロ
ックから延出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、液晶表
示装置の電極基板と電子部品を搭載した印刷回路基板と
を加熱、加圧することにより電気的に接続する熱圧着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置に代表される平面表
示装置は、薄型、軽量、低消費電力の特徴を生かして、
パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の表示装
置、TV表示装置、あるいは投射型の表示装置として広
く利用されている。
【0003】中でも、各画素電極にスイッチング素子が
電気的に接続されてなるアクティブマトリックス型の液
晶表示装置は、隣接する画素間でクロストークのない良
好な表示画像を得られることから、盛んに研究、開発が
行なわれている。
【0004】一般に、アクティブマトリックス型液晶表
示装置は、互いに対向したアレイ基板と対向基板とを有
し、これらの基板間に、配向膜を介して液晶組成物が封
入されている。アレイ基板は、ガラス基板上に複数本の
信号線と複数本の走査線とをマトリックス状に配置し、
信号線と走査線との各交差部近傍に、スイッチング素子
としての薄膜トランジスタ(以下TFTと称する)を介
して画像電極を配置することによって構成されている。
また、ガラス基板上には、走査線とほぼ平行な補助容量
線が設けられ、補助容量線と画素電極との間で補助容量
が形成されるように、これらの間には絶縁膜が介在され
ている。
【0005】対向基板は、ガラス基板上にTFTおよび
画素電極周辺を遮光するためのマトリックス状の遮光膜
が配設され、この遮光膜上に絶縁膜を介して透明な対向
電極が設けられている。
【0006】アレイ基板の各信号線および各走査線は、
ポリイミド等の耐熱性の絶縁シート上に配線パターンが
形成されたフレキシブル印刷配線板上に駆動素子を配置
して形成されたテープキャリアパッケージ(以下、TC
Pと称する)を介して、液晶表示パネルを駆動あるいは
制御するための駆動回路基板に電気的に接続されてい
る。
【0007】一般に、アレイ基板とTCPとの接続は、
これらの間に接着樹脂中に導電粒子が分散されてなる異
方性導電膜を挟んだ状態で、熱圧着装置を用いて熱圧着
することによってなされる。
【0008】熱圧着装置は、加熱された状態でTCPの
電極部に圧接される熱圧着ヘッドを備えている。一般
に、この熱圧着ヘッドは、互いに平行に延びる一対の脚
部と両脚部の一端を互いに接続した先端部とを有するほ
ぼU字形状のヒータツールと、ヒータツールを支持した
支持機構とを備えている。
【0009】ヒータツールの先端部は平坦に形成されて
おり、ヒータツールに通電してこれを加熱した状態で、
ヒータツールの先端部によりTCPの多数のアウタリー
ドをアレイ基板に圧接することによって熱圧着する。
【0010】ここで、多数の電極部をアレイ基板に対し
て均一に圧着するためには、アレイ基板に対するヒータ
ツール先端部の平行度を高い精度で維持しておく必要が
ある。つまり、ヒータツール先端部がアレイ基板対して
傾いている場合、電極部の一部はヒータツールによって
充分に押圧されず、接続不良を生じる場合がある。ヒー
タツール先端部の平行度は、ヒータツールの交換時に変
化するとともに、熱圧着装置の使用によっても経時的に
変化する場合がある。
【0011】そこで、熱圧着装置は、一般に、ヒータツ
ール先端部の平行度を調整するための調整機構を備えて
いる。調整機構としては、支持ブロックにヒータツール
を取付け、この支持ブロックをベース部に対して回動可
能に取り付けた構造を有し、支持ブロックと共にヒータ
ツールを回動させることにより、ヒータツール先端部の
平行度を調整可能となっている。
【0012】従来、支持ブロックを回動自在に支持する
構成として、支持ブロックの回動軸としてねじを用いた
もの、あるいは、支持ブロックの回動軸を軸受を介して
支持したもの、更には、支持ブロックおよびベース部に
球面状の支持面をそれぞれ形成し、これらの支持面同志
を摺動自在に合わせたもの等が提供されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た回転軸としてねじを用いた支持機構は、支持ブロック
側に形成されるねじ孔にガタがあるため、ヒータツール
先端部の平行度がくるい易い。また、軸受を用いたタイ
プの支持機構も、軸受のガタにより平行度が変動し易
い。そのため、これらの調整機構によって平行度を高い
精度で合わせるためには、調整に多大な時間を要する。
【0014】更に、球面状の支持面を有する調整機構に
おいては、球面の加工に高い精度を必要として、ガタの
ない支持面を加工することが非常に難しい。そのため、
製造コストが高価になってしまうという問題がある。
【0015】また、従来の調整機構として、支持ブロッ
クを回動する際の調整手段として、マイクロメータの可
動部を支持ブロックに固定し、このマイクロメータによ
って支持ブロックの回動量を調整するものが提供されて
いる。しかしながら、調整作業時にはマクロメータに大
きな負荷が作用することから、精密に形成されたマイク
ロメータのねじ山等が容易に変形してしまい、以後、高
精度な調整が困難になるという問題がある。
【0016】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ヒータツールの平行度を容易にかつ高
精度に調整することのできる熱圧着装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、この発明に係る熱圧着装置は、被接合部に圧接され
る平坦な先端部を有するヒータツールと、上記ヒータツ
ールを支持した支持ブロックと、上記支持ブロックをベ
ース部に対して回動自在に支持した支持手段と、上記支
持ブロックの回動位置を調整し、被接合部に対する上記
ヒータツール先端部の平行度を調整する調整手段と、を
備えている。
【0018】上記支持手段は、上記支持ブロックに形成
された透孔と、上記透孔に所定の嵌め合いで摺動自在に
挿通された支持リーブと、上記支持スリーブに所定の嵌
め合いで摺動自在に挿通され、支持スリーブを上記ベー
ス部に固定した支持軸と、上記支持スリーブと支持ブロ
ックとの間に設けられ、支持ブロックを上記ベース部に
向かって付勢した付勢手段と、上記支持ブロックを任意
の回動位置にロックするロック手段と、を備えている。
【0019】また、この発明によれば、上記調整手段
は、上記支持ブロックから延出し支持ブロックを上記支
持スリーブの回りで回動させるための調整レバーを備え
たことを特徴としている。
【0020】上記のように構成された熱圧着装置によれ
ば、ヒータツール先端部の平行度を調整するには、ま
ず、ロック手段を解放した後、調整手段、例えば、調整
レバーを介して支持ブロックをヒータツールと共に微小
量づつ回動させ、ヒータツール先端部の平行度を調整す
る。そして、平行度の調整後、ロック手段によって再度
支持ブロックをロックする。
【0021】この際、支持ブロックとこれを支持してい
る支持スリーブとは、ねじ部あるいは軸受を介すること
なく、所定の嵌め合いをもって摺動自在に嵌合されてい
ることから、これらの間にガダが生じることなく迅速に
かつ高い精度で平行度を調整することが可能となる。ま
た、支持スリーブの軸方向に沿った支持ブロックのガタ
は付勢手段によって防止されている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明を液晶表示装置の製造に用いられる熱圧着装置に適用
した実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、熱圧着装置は、基台10と基台上に取り付けられ
た支持フレーム12とを備えている。基台10の上面に
はX−Yテーブル14が設けられ、このX−Yテーブル
上には後述する被加工物としての液晶表示パネル等が載
置されるステージ16が設けられている。
【0023】ステージ16の上方には、後述するヒータ
ツール18を備えたヘッドユニット20が設けられてい
る。ヘッドユニット20は、エアシリンダ22を介して
可動台24に取り付けられ、可動台24は、支持フレー
ム12の内、ステージ16の上方を水平に延びる水平フ
レーム26に設けられている。それにより、ヘッドユニ
ット20は、ステージ16に対して昇降可能となってい
る。
【0024】また、支持フレーム12の前部には、X−
Yテーブル14、エアシリンダ22、ヒータツール18
等の動作を制御する操作パネル28が設けられている。
図2ないし図4に示すように、ヘッドユニット20は、
エアシリンダ22に固定された板状のベース部30、ベ
ース部に回動可能に支持された直方体状の支持ブロック
32、および支持ブロックに固定されたヒータツール1
8を備えている。
【0025】支持ブロック32は、その中央に貫通形成
された断面円形の透孔34を備え、この透孔は支持ブロ
ックの表面32aおよび裏面32bに開口している。透
孔34には、支持ブロック32の表面32a側から円筒
状の支持スリーブ36が挿通されている。支持スリーブ
36は透孔34に対して所定の径に形成され、支持ブロ
ック32に対してガタなく摺動自在および可動自在とな
るように、所定の嵌め合いをもって透孔34に嵌合され
ている。
【0026】支持スリーブ36の一端は支持ブロック3
2の裏面32bから突出し、ベース部30に嵌合されて
いる。また、支持スリーブ36の他端にはフランジ38
が形成され、支持ブロック32の表面32aと所定の間
隔を置いて対向している。
【0027】また、支持スリーブ36にはフランジ38
側から支持軸40が挿通されている。この支持軸40も
支持スリーブ36の内孔に所定の嵌め合いをもって嵌合
され、支持スリーブに対して回転自在となっている。そ
して、支持軸40は支持スリーブ36から突出した先端
部41を有し、この先端部41にはねじ部が形成されベ
ース30にねじ込まれている。支持軸40の他端側には
大径のヘッド部42が形成され、平ワッシャ44および
ばねワッシャ45を介してフランジ38に当接してい
る。
【0028】このヘッド部42を介して支持軸40の先
端部41をベース部30にねじ込むことにより、支持ス
リーブ36はベース部に締め付け固定されている。そし
て、支持ブロック32は、支持スリーブ36によって回
動自在に支持されている。
【0029】また、支持スリーブ36のフランジ38と
支持ブロック32の表面32aとの間には、支持スリー
ブ36に巻装された状態で付勢手段としての一対の皿ば
ね46が配置されている。支持ブロック32は、これら
の皿ばね46によりベース30に向かって付勢され、裏
面32bがベース部30に密着している。それにより、
支持ブロック32は、支持スリーブ36の軸方向に沿っ
たガタが抑えられている。
【0030】更に、ロック手段として機能する一対の固
定ねじ48が、支持ブロック32の表面32a側から、
この支持ブロックに形成された透孔47を通してベース
部30にねじ込まれている。各透孔47は、支持軸40
を中心とする円弧状の横断面を有している。そして、こ
れらの固定ねじ48を締め付けることにより、支持ブロ
ック32は所定の回動位置にロックされている。各固定
ねじ48の頭部と支持ブロック表面32aとの間には、
平ワッシャ49およびばねワッシャ50が介在されてい
る。
【0031】なお、上述したベース部30、支持スリー
ブ36、支持軸40、皿ばね46、および固定ねじ48
は、この発明における支持手段を構成している。一方、
ヒータツール18は、互いに平行に所定間隔離間して対
向した一対の脚部50と、これら脚部の一端を互いに連
結した先端部52と、を有し、ほぼU字形状に形成され
ている。先端部52の底面52aは平坦に形成され水平
に延びている。このヒータツール18は例えば鉄で形成
されているとともに、先端部52は電気抵抗が最も高く
なるように充分に薄く形成されている。先端部52の幅
は、約20ないし30mmに設定されている。
【0032】上記構成のヒータツール18は、給電端子
として機能する一対の脚部50を、支持ブロック32の
下面に固定されたシャンク54にねじ止めすることによ
って支持ブロックに脱着可能に固定されている。シャン
ク54は、導電性物質、例えば、銅の表面に金メッキを
施して形成されているとともに、電流供給ライン56を
通して図示しないパルス電源に接続されている。このパ
ルス電源からパルス電流を供給することにより、シャン
ク54を介してヒータツール18の脚部50に通電さ
れ、電気抵抗の高いヒータツールの先端部52が瞬時に
加熱される。
【0033】また、支持ブロック32の上面には、調整
手段として機能する調整レバー58がブラケットを介し
て固定され、支持スリーブ36の径方向に沿って外方に
延出している。調整レバー58の長さは、例えば、80
ないし150mmに設定されている。そして、この調整
レバー58の先端部を押して支持ブロック32を支持ス
リーブ36の回りで回動させることにより、ヒータツー
ル18が支持ブロックと共に回動し、後述する被圧着部
に対するヒータツール先端部52の平行度を調整するこ
とができる。
【0034】次に、以上のように構成された熱圧着装置
の熱圧着動作について説明する。例えば、図5に示すよ
うに、液晶表示パネル68のアレイ基板70にTPC6
4を接続し、更に、TPCに駆動回路基板72を接続す
る場合について説明する。
【0035】図6に示すように、まず、フレキシブルプ
リント配線板60上に駆動素子62を載置してなるTP
C64を用意し、このTPCの一端側に設けられた多数
のアウタリード65上に異方性導電膜66を貼付ける。
異方性導電膜66は、例えば、熱硬化性樹脂中にニッケ
ル、はんだ等の導電粒子を分散させてシート状に形成さ
れている。
【0036】次に、図5に示すように、液晶表示パネル
68のアレイ基板70に設けられた所定の電極とTPC
64のアウタリード65とを正確に位置合わせしなが
ら、異方性導電膜66を間に挟んでTPC64の一端部
をアレイ基板70上に重ね合わせる。そして、この状態
で、液晶表示パネル68およびTPC64を熱圧着装置
のステージ16上に載置する。なお、上記工程におい
て、異方性導電膜66は、TCP64上に代わって、ア
レイ基板70上に貼り付けられていてもよい。
【0037】続いて、操作パネル28を介してX−Yテ
ーブル14を作動させ、液晶表示パネル68とTPC6
4との接合部がヒータツール18の先端部52と整列す
る位置へステージ16を移動させる。その後、エアシリ
ンダ22を駆動してヘッドユニット20を下降させ、ヒ
ータツール18の先端部52の底面52aをTPC64
の接続部に所定の圧力で圧接する。この際の圧力は、例
えば、10ないし20kgに設定されている。この状態
で、パルス電源から所定時間通電し、ヒータツール18
を加熱する。そして、ヒータツール18が所定の温度ま
で低下した後、エアシリンダ22を駆動してヘッドユニ
ット20を上昇させる。
【0038】以上の動作により、異方性導電膜66の樹
脂が加熱されて硬化し、TPC64がアレイ基板70に
固定される。同時に、異方性導電膜66の樹脂中に分散
した導電粒子によりアレイ基板70の電極とTPC64
のアウタリード65とが電気的に接続される。
【0039】TPC64の他端部に設けられたアウタリ
ード65と駆動回路基板72の電極との接続も上記と同
様の動作によって行なわれる。この場合、異方性導電膜
66に代わって半田を用いてもよく、その際、ヒータツ
ール18には、例えば、4kg程度の圧力が印加され
る。
【0040】一方、上記のようなTPC64の熱圧着操
作を行う際、多数の電極65をアレイ基板70側の電
極、あるいは駆動回路基板72側の電極に対して均一に
接続するためには、ヒータツール18の底面52aは、
アレイ基板70の表面あるいは駆動回路基板72の表面
に対して高い精度で平行に維持されている必要がある。
【0041】そこで、ヒータツール18を交換した際、
および、熱圧着操作時において定期的に、ヒータツール
18の底面52aの平行度を点検および調整する必要が
ある。以下、上記平行度を調整する動作について説明す
る。
【0042】図2を用いて説明すると、調整を行う際に
は、まず、一対の固定ねじ48を緩めて支持ブロック3
2のロックを解除し、支持ブロック32を回動可能な状
態とする。
【0043】続いて、ヒータツール18の底面52aを
例えばアレイ基板70の表面に接触させた状態で、調整
レバー58の先端部を矢印A方向に押圧する。それによ
り、支持ブロック32が支持スリーブ36の回りで押圧
方向と同方向に回動する。その結果、ヒータツール18
が矢印B方向に回動し、アレイ基板70の表面に対する
底面52aの平行度が変化する。そして、調整レバー5
8を押圧して支持ブロック32およびヒータツール18
を微小量づつ回動させながら、ヒータツール底面52a
の平行度を調整する。
【0044】調整終了後、一対の固定ねじ50を締め込
むことにより、支持ブロック32を調整後の回動位置に
固定およびロックする。これにより、調整動作が終了す
る。以上のように構成された熱圧着装置によれば、支持
ブロック32を回動自在に支持した支持スリーブ36お
よび支持軸40は、ねじ部や軸受等を介することなく、
所定の嵌め合いをもって支持ブロックに嵌合されてい
る。そのため、支持ブロック32をガタなく支持するこ
とができるとともに、平行度の調整動作時においてもガ
タが発生することがない。従って、ヒータツール18の
平行度の狂いを最小限に抑えることができるとともに、
調整動作を迅速かつ高い精度で行うことができる。
【0045】また、従来のマイクロメータ等に代わって
調整レバー58を用いることにより、調整動作を確実に
行うことができるとともに、一層の迅速化を図ることが
可能となる。
【0046】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、ヒータツール18および調整レバー58
等の寸法は、上記実施の形態に限らず、必要に応じて種
々変形可能である。調整レバー58は長い程、微細な調
整が可能であるとともに調整動作も容易となる。この調
整レバーが他の構成部と干渉する場合には、調整レバー
を脱着式とすることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ヒータツールの平行度を容易にかつ高精度に調整す
ることが可能な熱圧着装置のヘッドユニットを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る熱圧着装置全体を
一部破断して概略的に示す斜視図。
【図2】上記熱圧着装置のヘッドユニットを示す正面図
【図3】図2の線A−Aに沿った断面図。
【図4】図2の線B−Bに沿った断面図。
【図5】上記ヘッドユニットにより接合される液晶表示
パネル、TCP、駆動回路基板を示す斜視図。
【図6】上記TCPを拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
18…ヒータツール 20…ヘッドユニット 30…ベース部 32…支持ブロック 34…透孔 36…支持スリーブ 38…フランジ 40…支持軸 41…先端部 42…ヘッド部 46…皿ばね 48…固定ねじ 50…はねワッシャ 52…先端部 58…調整レバー
フロントページの続き (72)発明者 三好 利明 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内 (72)発明者 福本 靖則 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被接合部に圧接される平坦な先端部を有す
    るヒータツールと、 上記ヒータツールを支持した支持ブロックと、 上記支持ブロックをベース部に対して回動自在に支持し
    た支持手段と、 上記支持ブロックの回動位置を調整し、被接合部に対す
    る上記ヒータツール先端部の平行度を調整する調整手段
    と、を備え、 上記支持手段は、上記支持ブロックに形成された透孔
    と、 上記透孔に所定の嵌め合いで摺動自在に挿通された支持
    リーブと、 上記支持スリーブに所定の嵌め合いで摺動自在に挿通さ
    れ、支持スリーブを上記ベース部に固定した支持軸と、 上記支持スリーブと支持ブロックとの間に設けられ、支
    持ブロックを上記ベース部に向かって付勢した付勢手段
    と、 上記支持ブロックを任意の回動位置にロックするロック
    手段と、を備えていることを特徴とする熱圧着装置。
  2. 【請求項2】上記支持スリーブは、上記ベース部に係合
    した一端と、上記支持ブロックを挟んで上記ベース部の
    反対側に位置した他端と、上記他端に形成されたフラン
    ジと、を有し、 上記付勢手段は、上記フランジと支持ブロックとの間に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱圧
    着装置。
  3. 【請求項3】上記付勢手段は、上記支持スリーブの外周
    に装着されて上記フランジと支持ブロックとの間に位置
    した複数の皿ばねを備えていることを特徴とする請求項
    2に記載の熱圧着装置。
  4. 【請求項4】上記支持軸は、上記支持スリーブのフラン
    ジ側に位置したヘッド部と、上記ベース部にねじ込まれ
    た先端部とを有していることを特徴とする請求項2叉は
    3に記載の熱圧着装置。
  5. 【請求項5】上記ロック手段は、上記支持ブロックを通
    して上記ベース部材にねじ込まれた複数の固定ねじと、
    上記各固定ねじの頭部と支持ブロックとの間に介在され
    た平ワッシャおよびばねワッシャと、を備えていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    熱圧着装置。
  6. 【請求項6】上記調整手段は、上記支持ブロックから延
    出し支持ブロックを上記支持スリーブの回りで回動させ
    るための調整レバーを備えていることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか1項に記載の熱圧着装置。
  7. 【請求項7】上記調整レバーは、上記支持スリーブの径
    方向に沿って上記支持ブロックから外方に延出している
    ことを特徴とする請求項6に記載の熱圧着装置。
JP8254403A 1995-09-29 1996-09-26 熱圧着装置 Pending JPH09166787A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8254403A JPH09166787A (ja) 1995-09-29 1996-09-26 熱圧着装置

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JP7-253740 1995-09-29
JP25374095 1995-09-29
JP8254403A JPH09166787A (ja) 1995-09-29 1996-09-26 熱圧着装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048682A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Fukuoka Prefecture バシラス属細菌、及びその用途

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008048682A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Fukuoka Prefecture バシラス属細菌、及びその用途

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