JPH0730237A - 基板熱圧着装置 - Google Patents

基板熱圧着装置

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JPH0730237A
JPH0730237A JP17126993A JP17126993A JPH0730237A JP H0730237 A JPH0730237 A JP H0730237A JP 17126993 A JP17126993 A JP 17126993A JP 17126993 A JP17126993 A JP 17126993A JP H0730237 A JPH0730237 A JP H0730237A
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JP
Japan
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heater chip
thermocompression bonding
chip
heat sink
elevating member
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Withdrawn
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JP17126993A
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Inventor
Yasuhiro Uenaka
康弘 上中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータチップと基板との平行度の調整を不要
として、基板間の熱圧着による接合を均一に行なえるよ
うにする。 【構成】 駆動ユニット3に支軸4を介して固定ブロッ
ク22を昇降可能に取り付け、固定ブロック22に段付
ネジ23を介してヒートシンク24を垂下する。固定ブ
ロック22及びヒートシンク24の前後にそれぞれ円弧
状の対向面を有するベアリングホルダ28、30を固定
し、対向面間にボールベアリング保持部材35を装着す
る。そして段付ネジ23に装着されたコイルバネ27に
より、ボールベアリングを介してヒートシンク24を固
定ブロック22に押圧し、ヒートシンク24に取り付け
られたヒータチップ10を固定ブロック22に対して回
動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の基板、例えば
剛体で形成されたプリント基板(以下HPC)と可撓性
のフレキシブル基板(以下FPC)とを熱圧着する基板
熱圧着装置に係り、特にヒータチップをHPCに均一に
押圧するのに好適な基板熱圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板熱圧着装置の一例の構成を図
17及び図18に示す。図17、18において、基台1
上には支柱2を介して駆動部材としてのヒータチップ駆
動ユニット3が固定されている。駆動ユニット3の下面
には支軸4が突出して設けられており、シリンダ5によ
り矢印A−Bで示す垂直方向に一定のストロークで昇降
駆動される。支軸4の下端には左右1対の昇降部材とし
てのヒートシンク6a、6bが所定の間隙を介して相互
に電気的に絶縁されて固定されている。ヒートシンク6
a、6bにはそれぞれネジ7によりチップホルダ8a、
8bが取り付けられており、さらにチップホルダ8a、
8bにはそれぞれネジ9によりヒータチップ10の両端
が固定されている。
【0003】上記のように構成された従来の基板熱圧着
装置を用い、基台1上の取付部材11に位置決め載置さ
れたHPC12にFPC13を半田を介して密着接合し
ようとするときは、駆動ユニツト3により支軸4及びチ
ップホルダ8を介してヒータチップ10を矢印B方向へ
駆動させ、ヒータチップ10の先端部10aをHPC1
2及びFPC13に密着させる。この状態でヒートシン
ク6a、6b間に電圧を印加して電流を流すと、チップ
ホルダ8a、8bを介してヒータチップ10の先端部1
0aに熱が発生し、HPC12とFPC13に形成され
た配線パターン部の半田を溶解して接合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このとき図19に示す
ようにヒータチップ10の先端部10aとHPC12の
対向面が平行であり、その間に間隙が発生せず密着して
いる場合は、HPC12とFPC13とを全幅にわたっ
て均一に接合することができる。しかし図20に示すよ
うにヒータチップ10の先端部10aとHPC12の対
向面が平行でなく間隙tがある場合は、HPC12とF
PC13とを全幅にわたって均一に接合することが不可
能となる。
【0005】このため従来は、基準用の平面度の高いH
PC12に駆動ユニット3によりヒータチップ10の先
端部10aを押し当て、4個のネジ9をゆるめて先端部
10aとHPC12の面とを密着させた後、4個のネジ
9を締め付けて先端部10aとHPC12とのそれぞれ
の面の平行出しを行っていた。そしてこの作業を定期的
に行う必要があり作業性が悪かった。またHPC12の
表面に傾きのバラツキがある場合には、このような方法
で平行出しを行っても、FPC13をHPC12に対し
て全幅にわたって均一に接合することは不可能であっ
た。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、ヒータチップと基板との平行度の調整を不要と
して、基板間の接合を均一に行うことのできる基板熱圧
着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の基板熱圧着装置は、駆動部材とし
てのヒータチップ駆動ユニット3に支軸4を介して昇降
可能に取り付けられた昇降部材と、昇降部材の先端に相
互に電気的に絶縁されて固定された1対のチップホルダ
8a、8bと、1対のチップホルダ8a、8bにそれぞ
れ両端が取り付けられたヒータチップ10とを備え、ヒ
ータチップ10を積層された複数枚の基板としてのHP
C12及びFPC13に押圧して熱圧着する基板熱圧着
装置において、昇降部材を支軸4の軸方向に2分割し、
上部昇降部材としての固定ブロック22を支軸4に固定
し、下部昇降部材としてのヒートシンク24に1対のチ
ップホルダ8a、8bを介してヒータチップ10の両端
を固定し、ヒートシンク24を固定ブロック22にヒー
タチップ10の表面に対して平行の方向に回動可能に取
り付けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の基板熱圧着装置は、固定
ブロック22及びヒートシンク24の対向面に、それぞ
れヒータチップ10の先端部10aの中心に中心を有す
る凹状及び凸状の円筒面を形成し、1対の対向面間に複
数個の球体を転動自在に装着したことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の基板熱圧着装置は、ヒー
トシンク24を固定ブロック22の下面に植設された複
数本のネジ23により、圧縮コイルバネ27を介して回
動方向に移動可能に保持するとともに、圧縮コイルバネ
27の内径をヒートシンク24の回動時に、ネジ23に
干渉しない大きさとしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の基板熱圧着装置においては、
駆動ユニット3に支軸4を介して昇降可能に取り付けら
れた固定ブロック22に、ヒートシンク24を回動可能
に取り付けたので、ヒータチップ10の先端部10aは
HPC12の傾斜に追従して回動し、先端部10aがH
PC12に密着するので、HPC12とFPC13とを
均一に接合することができる。
【0011】請求項2に記載の基板熱圧着装置において
は、固定ブロック22とヒートシンク24との対向面を
同心状の円筒面で形成し、対向面間に複数個の球体を転
動自在に装着したので、ヒートシンク24に取り付けら
れたヒータチップ10の先端部10aはHPC12の傾
斜に追従して円滑に回動する。また対向する円筒面の中
心をヒータチップ10の先端部10aの中心に設けたの
でヒータチップ10の回動時の幅方向の変位量を最小限
とすることができ、押圧時のHPC12とFPC13と
のずれの発生を最小限とすることができる。
【0012】請求項3に記載の基板熱圧着装置において
は、ヒートシンク24を支持するネジ23に装着された
圧縮コイルバネ27の内径を、ヒートシンク24が回動
したときにもネジ23に干渉しないように大きくしたの
で、回動時に圧縮コイルバネ27がネジ23に押されて
移動することがない。、この結果、ヒートシンク24に
加わる抵抗が小さくなり、その回動を円滑に行うことが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の基板熱圧着装置の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図6に本発明の一実施例の構成を
示す。これらの図において、図12及び図13に示す従
来例の部分に対応する部分には同一の符号を付してあ
り、その説明は適宜省略する。図1及び2において、支
軸4の下端にはヒータチップ10の先端部10aをHP
C12の傾きに自動的に追従させるためのヒータチップ
ユニット21が取り付けられており、先端にヒータチッ
プ10が固定されている。そしてヒータチップ10の直
下にはFPC13を接合するためのHPC12が配置さ
れており、接合部とヒータチップ10との位置が一致す
るように、HPC12は取付部材11を介して基台1に
固定されている。
【0015】図3乃至図6にヒータチップユニット1の
詳細な構成を示す。支軸4の下端には矩形板状の上部昇
降部材としての固定ブロック22が支軸4に対して直角
の方向に固定されている。固定ブロック22の下面には
4本の段付ネジ23が垂直方向に螺着されており、段付
ネジ23には下部昇降部材としての左右1対の銅製のヒ
ートシンク24a、24bが間隙を介して取り付けられ
ている。ここでヒートシンク24a、24bにそれぞれ
形成された2個の段付取付孔25a、25bに段付ネジ
23が挿通されており、段付取付孔25a、25bの段
部にはそれぞれ絶縁ブッシュ26が装着され、絶縁ブッ
シュ26の中心孔に段付ネジ23が遊嵌されている。ま
た段付ネジ23の頭部と絶縁ブッシュ26の下面との間
には圧縮コイルバネ27が装着されていて、ヒートシン
ク24a、24bを固定ブロック22に近接する方向に
移動付勢している。
【0016】左右1対のヒートシンク24a、24bの
前面の対向する端部には、それぞれ2本のネジ7により
チップホルダ8a、8bが間隙を介して取り付けられて
いる。また左右1対のチップホルダ8a、8bには4本
のネジ9によりほぼU字状のヒータチップ10の上端が
固定されている。
【0017】固定ブロック22の前後面にはそれぞれ上
部ベアリングホルダ28a、28bが2本のネジ29に
より固定されている。またヒートシンク24の前後面上
部にはそれぞれ下部ベアリングホルダ30a、30bが
2本のネジ31により固定されている。さらにヒートシ
ンク24a、24bにそれぞれ形成されてネジ31が挿
通される段付孔32a、32bの段部には、ネジ31と
ヒートシンク24a、24bとの間を電気的に絶縁する
絶縁ブッシュ33a、33bが装着されている。そして
左右1対のヒートシンク24a、24bはそれぞれネジ
31により、絶縁板34を介して下部ベアリングホルダ
30a、30bに締め付け固定されている。
【0018】上部ベアリングホルダ28a、28bと下
部ベアリングホルダ30a、30bとのそれぞれの対向
面はヒータチップ10の先端部10aの幅方向の中心を
中心とした円筒面状に形成されており、この対向面の幅
方向の中心にはそれぞれV溝が同心状に形成されてい
る。また前記対向面間には複数個の球体が等間隔に回転
自在に保持された可撓性金属帯板からなるボールベアリ
ング保持部材35が装着されており、金属帯板の両面か
ら突出する球体が前記V溝に転動自在に係合している。
そして下部ベアリングホルダ30a、30bはそれぞれ
ボールベアリング保持部材35を介して、段付ネジ23
に装着されたコイルバネ27の付勢力により、上部ベア
リングホルダ28a、28bに押圧付勢されている。ま
たボールベアリング保持部材35の両端は上部ベアリン
グホルダ30a、30bのそれぞれの両側面にネジ36
で固定されたストッパ37で係止されている。
【0019】一方、左右1対のヒートシンク24a、2
4bのそれぞれの後端面には、図4及び図6に示すよう
にネジ38及び六角ナット39を介して編組線40の一
端が固定されており、編組線40の他端はそれぞれ図示
しない電源の両極に接続されている。そして電源からヒ
ートシンク24a、24bを介してヒータチップ10の
両端に電流を供給することにより、ヒータチップ10を
電気的に加熱するようになっている。このとき1対のヒ
ートシンク24a、24b間には間隔が形成され、かつ
絶縁ブッシュ26及び絶縁板34を介してそれぞれ固定
ブロック22及び下部ベアリングホルダ30に接続され
ているので、短絡は防止される。またヒートシンク24
a、24bと電源とはフレキシブルな編組線40を介し
て電気的に接続されているので、ヒートチップ10の回
動が阻害されることはない。
【0020】次に図7乃至図10を参照して本実施例の
動作を説明する。ヒータチップ10に回転運動を行なわ
せる場合、図7に示すようにその回転中心51がヒータ
チップ10の先端部10aより離れた位置にあると、回
転半径rが大きくなるに従って同じ変位角θであっても
先端部10aの端部の変位量Xは比例して大きくなって
しまう。変位量Xが大きいとHPC12とFPC13と
を位置合わせした後、ヒータチップ10でHPC12と
FPC13とを加圧したときに、変位角θによる変位量
Xが大きく発生し、FPC13はHPC12に対してず
れを生じてしまう。このため変位量Xを最小限にする必
要があり、従って回転半径rも最小限にすることが望ま
しい。
【0021】上記の理由により本実施例では図3に示す
ようにヒータチップ10の回転中心を先端部10aの幅
方向の中心に設定し、この回転中心に対して半径Rの距
離にボールベアリング保持部材35の中心線を配置し
た。このとき図8に示すようにヒートシンク24a、2
4bの中には左右均等に段付ネジ23を介してコイルバ
ネ27が装着されているため、下部ベアリングホルダ3
0を上部ベアリングホルダ28に均一に押圧し、ボール
ベアリング保持部材35が保持する球体の転り精度を高
めることができる。またヒータチップ10がHPC12
を押圧して回転半径Rの軌跡に沿って回転した後、押圧
が解除されたときにコイネバネ27の付勢力によりヒー
タチップ10は原位置に復帰される。
【0022】次に図11乃至図16を参照して、圧縮コ
イルバネ27の内径の大きさがヒートシンク24の回動
に与える影響について説明する。図11乃至図13は、
圧縮コイルバネ27の内径が小さい場合を示し、図14
乃至図16は圧縮コイルバネ27の内径が大きい場合を
示す。いずれの場合も、図13、15に示すように絶縁
ブッシュ26に形成された孔は、回動方向に長軸を有す
る長孔26aとなっており、短軸方向の間隔は段付ネジ
23の外径より僅かに大きくなっている。
【0023】図11乃至図13に示すように圧縮コイル
バネ27の内径が小さく、段付ネジ23の外径に等しい
場合は、ヒートシンク24が図11に示す回動前の原点
位置から、図13に示すように時計方向に回動したとき
に、圧縮コイルバネ27の絶縁ブッシュ26との接点が
移動する。このとき、ヒートシンク24を上方向に押圧
している圧縮コイルバネ27と絶縁ブッシュ26との間
の摩擦力が大きいため、圧縮コイルバネ27の接点が移
動する際の抵抗が大きく、ヒートシンク24の回動が円
滑に行われない。
【0024】一方、図14乃至図16に示すように、圧
縮コイルバネ27の内径が大きい場合は、ヒートシンク
24が図14に示す回動前の原点位置から図16に示す
ように時計方向に回動したときに、段付ネジ23の外径
と圧縮コイルバネ27の内径との間には大きな遊びがあ
るので、圧縮コイルバネ27がたわみ、絶縁ブッシュ2
6と圧縮コイルバネ27との接点位置が変わることなく
ヒートシンク24の円滑な回動が可能となる。このと
き、圧縮コイルバネ27の内径の大きさは、ヒートシン
ク24の回動限界となる絶縁ブッシュ26の長孔26a
の長径より、僅かに大きい程度といればよい。この状態
で、圧縮コイルバネ27は、長孔26aの短径方向の両
側に係止されているので、長孔26a内に入ることはな
い。
【0025】上記実施例では、ヒートシンク24が時計
方向に回動した場合について説明したが、反時計方向に
回動した場合にも同様の作用を有することは言うまでも
ない。
【0026】図9は取付部材11上に取り付けられたH
PC12がヒータチップ10の先端部10aに対して傾
いている場合を示し、駆動ユニット3により支軸4を介
してヒータチップ10が下降すると先端部10aの片側
10bがHPC12に接触する。さらにヒータチップ1
0が下降すると、ヒータチップ10の中心線と接点10
bとの間の距離Dと駆動ユニット3の押圧力との積によ
りモーメントが作用し、ヒータチップ10が回転半径R
の軌跡に沿って回転し、図10に示すように、HPC1
2の上面とヒータチップ10の先端部10aとが当接し
たときに回転が停止する。そして駆動ユニット3の押圧
力によりFPC13をHPC12に密着させることがで
きる。また、ヒータチップ10の回転半径Rは、小さい
外力でヒータチップ10を回転させるために、極力小さ
くしている。
【0027】駆動ユニット3による押圧力を解除し支軸
4を上昇させるとヒータチップ10も上昇し、図8に示
す左右のコイルバネ27に生じていた復元力の差によ
り、傾いていたヒータチップ10が原位置に復帰する。
【0028】本実施例によれば、取付部材11に取り付
けられたHPC12が傾いていても、ヒータチップ10
がその傾斜に追従して回動するので、ヒータチップ10
のHPC12に対する平行度の調整を不要としてHPC
12とFPC13とを均一に接合することができ、作業
性が向上する。またヒータチップ10の回動中心を先端
部10aの中心としたので、ヒータチップ10の回動に
よる変位量を最小限とすることができ、接合時のHPC
12に対するFPC13の接合点のずれの発生をほとん
どなくすことができる。さらにヒートシンク24を固定
ブロック22に対して、押圧付勢する圧縮コイルバネ2
7の内径を大きくし、ヒートシンク24の回動時に圧縮
コイルバネ27と絶縁ブッシュ26との接点の位置が変
わらないようにしたので、ヒートシンク24を介してヒ
ータチップ10の回動を円滑に行うことができる。
【0029】上記実施例ではHPC12とFPC13と
を熱圧着する場合について説明したが、他の種類の基板
を複数枚組合わせて熱圧着する場合にも応用することが
でき、同様の効果が得られる。また各部の構造の詳細は
一例を示したものであり、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で変更してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
基板熱圧着装置によれば、駆動部材に昇降可能に取り付
けられた上部昇降部材に対し、ヒータチップが取り付け
られた下部昇降部材を回動可能に装着したので、熱圧着
される基板が傾いていてもヒータチップが自動的に追従
して傾く。この結果、基板とヒータチップの平行度を調
整することなく基板間の接合を均一に行うことができ、
作業性が向上する。
【0031】また請求項2に記載の基板熱圧着装置によ
れば、上下1対の昇降部材の対向面を円弧状に形成し、
円弧中心をヒータチップの先端部の中心におき、さらに
対向面間に複数個の球体を転動自在に装着したので、下
部昇降部材が上部昇降部材に対し円滑に回動し、しかも
回動時のヒータチップの変位を最小限とすることができ
る。この結果基板圧着時の基板間のずれの発生を最小限
におさえることができる。
【0032】さらに請求項3に記載の基板熱圧着装置に
よれば、下部昇降部材を上部昇降部材に対して押圧付勢
する圧縮コイルバネの内径を大きくし、下部昇降部材の
回動時に圧縮コイネバネがネジに干渉しないようにした
ので、下部昇降部材の回動を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板熱圧着装置の一実施例の構成を示
す一部断面正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の要部拡大正面図である。
【図4】図2の要部拡大側面図である。
【図5】図3、図4の分解斜視図である。
【図6】図4のヒートシンクの構成を示す平面図であ
る。
【図7】ヒータチップの回動と端部の変位との関係を示
す説明図である。
【図8】図4のA−A線断面図である。
【図9】図1のヒータチップに対してHPCが傾いた状
態を示す断面図である。
【図10】図10のヒータチップがHPCに押圧された
状態を示す断面図である。
【図11】図8のヒートシンクが原位置にあるときの、
大径の圧縮コイルバネの状態を示す断面図である。
【図12】図11のB−B線断面図である。
【図13】図11のヒートシンクが回動したときの圧縮
コイルバネの状態を示す断面図である。
【図14】図8のヒートシンクが原位置にあるときの、
小径の圧縮コイルバネの状態を示す断面図である。
【図15】図14のC−C線断面図である。
【図16】図14のヒートシンクが回動したときの圧縮
コイルバネの状態を示す断面図である。
【図17】従来の基板熱圧着装置の一例の構成を示す正
面図である。
【図18】図17の側面図である。
【図19】図17のヒータチップの先端部がHPCに密
着した状態を示す正面図である。
【図20】図19のヒータチップに対してHPCが傾斜
した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
3 ヒータチップ駆動ユニット(駆動部材) 4 支軸 8 チップホルダ 10 ヒータチップ 10a 先端部 12 HPC(剛体基板) 13 FPC(フレキシブル基板) 22 固定ブロック(上部昇降部材) 23 段付ネジ 24 ヒートシンク(下部昇降部材) 27 圧縮コイルバネ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部材に支軸を介して昇降可能に取り
    付けられた昇降部材と、 前記昇降部材の先端に相互に電気的に絶縁されて固定さ
    れた1対のチップホルダと、 前記1対のチップホルダにそれぞれ両端が取り付けられ
    たヒータチップとを備え、前記ヒータチップを積層され
    た複数枚の基板に押圧して熱圧着する基板熱圧着装置に
    おいて、 前記昇降部材を前記支軸の軸方向に2分割し、上部昇降
    部材を前記支軸に固定し、下部昇降部材に前記1対のチ
    ップホルダを介して前記ヒータチップの両端を固定し、
    前記下部昇降部材を前記上部昇降部材に前記ヒータチッ
    プの表面に対して平行の方向に回動可能に取り付けたこ
    とを特徴とする基板熱圧着装置。
  2. 【請求項2】 前記上部昇降部材及び下部昇降部材の対
    向面に、それぞれ前記ヒータチップの先端部の中心に中
    心を有する凹状及び凸状の円筒面を形成し、前記1対の
    対向面間に複数個の球体を転動自在に装着したことを特
    徴とする請求項1記載の基板熱圧着装置。
  3. 【請求項3】 前記下部昇降部材を前記上部昇降部材の
    下面に植設された複数本のネジにより、圧縮コイルバネ
    を介して回動方向に移動可能に保持するとともに、前記
    圧縮コイルバネの内径を前記下部昇降部材の回動時に、
    前記ネジに干渉しない大きさとしたことを特徴とする請
    求項1または2記載の基板熱圧着装置。
JP17126993A 1993-07-12 1993-07-12 基板熱圧着装置 Withdrawn JPH0730237A (ja)

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JP17126993A JPH0730237A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 基板熱圧着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346740A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Nippon Avionics Co Ltd 熱圧着装置
JP2013239683A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Dexerials Corp 接続装置、接続構造体の製造方法及び接続方法
CN116985453A (zh) * 2023-09-27 2023-11-03 常州铭赛机器人科技股份有限公司 热压治具、热压方法

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