JP2002346740A - 熱圧着装置 - Google Patents

熱圧着装置

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JP2002346740A
JP2002346740A JP2001153497A JP2001153497A JP2002346740A JP 2002346740 A JP2002346740 A JP 2002346740A JP 2001153497 A JP2001153497 A JP 2001153497A JP 2001153497 A JP2001153497 A JP 2001153497A JP 2002346740 A JP2002346740 A JP 2002346740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パルスヒート方式により加熱されるヒータツー
ルをワークに押圧する熱圧着装置において、厚さに偏り
のあるワークに対しても、ヒータツールの加圧面がワー
クの傾斜に沿って均一に圧力を加え、熱圧着の信頼性を
たかめる。 【解決手段】昇降自在に設けられたシャフト100とヒ
ータツール108とのあいだに、互いに直行し水平方向
にスライドするスライド部101と、前記シャフトの曲
がり方向に撓むばね104を設けたことにより、厚さが
偏ったワークを熱圧着する場合でも、ヒータツール10
8の加圧面108Aがワークの傾斜に沿って均一に圧力
を加えることができ、所定の圧力と所定の加熱温度を接
続面全域に加えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒータツールをワー
クに押圧しパルスヒート方式により加熱することにより
ワークを熱圧着するために用いる熱圧着装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子機器の小型、軽量、薄型
化に伴って超高密度実装技術が進展している。例えば液
晶パネル等の端子と外部回路の接続端子との接続に際し
ては、その接続端子の間隔はますます狭くすることが要
求されるようになってきた。このような微細な接続端子
にリード線を接続する手段の一つとして、異方性導電膜
を用いる方法が知られている。
【0003】この異方性導電膜は、導電粒子を樹脂等の
接着剤の中に均一に分散して形成されている高分子膜で
あり、電気的異方性を持つ。すなわちこれを突出した電
極間に挟んで熱圧着することにより、導電粒子をこの膜
の厚み方向にのみ接触させて導通をとり、上下の電極間
の導通性を得ると共に、その他の方向には絶縁性を持た
せることができるものである。
【0004】この異方性導電膜は比較的低温での実装が
可能であるため、許容温度の低い液晶パネルとフレキシ
ブル配線板との接続などに多用されている。このような
特性を有する異方性導電膜を用いて電極間例えば端子と
リード線との熱圧着を行う時、安定した電気的特性や接
着強度を得るためには、所定の加圧力、所定の加熱温度
が接続面に均一に加えられることが重要である。
【0005】また配線基板の電極にはんだめっきを施し
ておき、この上にICのリードなどを載せて上からヒー
タツールを押圧し、ヒータツールをパルスヒート方式に
より発熱させてはんだめっきを溶融(リフロー)させ、
はんだ付けする方法も公知であり、この場合も所定の加
圧力、所定の加熱温度が接続面に均一に加えられること
が重要である。
【0006】図3はこのような熱圧着に用いる従来の熱
圧着装置の圧着機構部を示す正面図である。昇降自在の
シャフト10の下方には、固定ブロック11、調整ブロ
ック12、絶縁ブロック13、一対の給電ブロック14
および14’、ヒータツール15がそれぞれこの順に重
着されている。
【0007】ここでワークはステージ16の上に配置さ
れ、シャフト10と共に下降するヒータツール15で圧
力と熱が加えられることにより接合する。接合に先立っ
て、固定ブロック11と調整ブロック12の相対角度を
3本あるいは4本の調整ボルト17で調整することによ
り、ステージ16の上面16Aとヒータツール15の加
圧面15Aをおたがいに平行な面とし、均一な加圧力と
加熱を得ようとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステー
ジ16の上面16Aとヒータツール15の加圧面15A
が平行であっても、ワークの厚さに偏りがある場合は均
一な圧力と熱が加えられず、安定した電気的特性や接着
強度を得ることができない。また、ワークの厚さの偏り
に合わせてヒータツール15の加圧面15Aを調整する
ことは非常に困難であり、対象ワークごとに膨大な時間
と労力を要する。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、個々のワークの形状のばらつき、特に厚さ
の偏りに対して、ヒータツールの加圧面を追従させるこ
とにより、所定の加圧力と所定の加熱温度が接続面に均
一に加わり、安定した電気的特性や接着強度を得ること
ができる熱圧着装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルスヒート
方式により加熱されるヒータツールをワークに押圧しワ
ークを熱圧着する熱圧着装置において、昇降自在に設け
られたシャフトと、このシャフトの下端に設けられ互い
に直行する水平方向にスライドするスライド部と、この
スライド部の下面に設けられ前記シャフトの曲がり方向
に撓む弾性体と、この弾性体の下端に固定された一対の
給電ブロックと、この給電ブロックの各々に両端がそれ
ぞれ螺着され少なくとも前記ワークを加圧する面が平坦
なヒータツールを備えることを特徴とする熱圧着装置を
提供するものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、個々のワークの形状のばらつ
き、特に厚さの偏りに対して、ヒータツールの加圧面を
追従させることにより、所定の加圧力と所定の加熱温度
が接続面に均一に加わり、安定した電気的特性や接着強
度を得ることができる。したがって、ワークが替わるた
びにヒータツールの加圧面をワークに合わせて調整する
ことなく、最適条件の熱圧着作業が行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1お
よび図2に基づいて説明する。図1は本発明の1実施形
態を示す熱圧着装置の圧着機構部を示す正面図であり、
図2はその斜視図である。図1および図2において、昇
降自在のシャフト100の下端にはスライドブロック1
01Aが固定されており、スライドブロック101Aの
下端はスライドブロック101Bと前後方向に滑動自在
に連結されている。さらにスライドブロック101Bの
下端はスライドブロック101Cと左右方向に滑動自在
に連結されている。前記スライドブロック101A、1
01Bおよび101Cがスライド部101を構成する。
【0013】スライドブロック101Cの下面には、ば
ね104の上端が固定されている。ばね104は、シャ
フト100の中心軸の曲がり方向に対して全方向に均等
の反力で曲がることが望ましく、一般に市販されている
継手である円筒材にスリットを入れた金属ばね継手を使
用するのが好ましい。
【0014】ばね104の下端はブロック105に固定
されており、ブロック105の下面には絶縁ブロック1
06が固定されている。絶縁ブロック106の下面には
一対の給電ブロック107、107’が固定されてお
り、さらに給電ブロック107、107’の各々にワー
クを加圧する面108Aが平坦なヒータツール108の
両端が固定されている。
【0015】熱圧着のために最適に制御されたパルス電
流は図示しない配線により給電ブロック107、10
7’に供給される。給電ブロック107、107’は間
隙110を設けて絶縁ブロック106にそれぞれ固定さ
れているので、供給されたパルス電流がブロック105
を通して導通することなくヒータツール108のみを流
れ、その加圧面108Aは所定の温度に上昇する。
【0016】熱圧着作業を行う場合、ワークをステージ
109の上面109Aに配置し、シャフト100を下降
させる。シャフト100の下降に伴ってヒータツール1
08が下降し、その加圧面108Aがワークに接触す
る。ここで、ワークの厚さに偏りがある場合は、加圧面
108Aとワークの接触面における接触圧の分布は不均
一となる。
【0017】さらにヒータツール108が下降すると、
ワークに対して圧力が加わり、その加圧面108Aはワ
ークの傾斜面にならって僅かに傾斜する。この傾斜に伴
って、ヒータツール108、給電ブロック107、10
7’、絶縁ブロック106、ブロック105、ばね10
4の下端、からなる剛体(これを剛体111とする)も
傾斜する。したがって剛体111の上端、つまりばね1
04の下端は、僅かに傾斜するとともにシャフト100
の中心軸の延長線上から僅かにずれることになる。
【0018】ここで、シャフト100の中心軸に対する
剛体111の傾斜をばね104の湾曲で吸収し、さらに
剛体111の上端におけるシャフト100の中心軸の延
長線からのずれを、スライドブロック101A、スライ
ドブロック101B、スライドブロック101Cからな
る可動部たるスライド部101で吸収することにより、
ヒータツール108の加圧面108Aが傾斜しようとす
る力に対する抵抗を最小限におさえ、ワークの接続面全
域を所定の圧力で均一に熱圧着することを可能にしてい
る。
【0019】図2にスライド部101の詳細を示す。図
2において、スライドブロック101Bはスライドブロ
ック101Aに対して前後方向に滑動自在に連結されて
おり、スライドブロック101Cはスライドブロック1
01Bに対して左右方向に滑動自在に連結されている。
したがって、前記3つのスライドブロックにより前後方
向と左右方向の滑動が同時に作用し、全方向の軸のずれ
を、なめらかに吸収するものである。
【0020】なお、本実施形態では、ばね104に、円
筒材にスリットを入れた金属板ばねを使用しているが、
これをコイルばね、ゴム等他の弾性体を用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、昇降自在に設けられた
シャフトとヒータツールとのあいだに、互いに直行し水
平方向にスライドするスライド部と、前記シャフトの曲
がり方向に撓むばねを設けたことにより、厚さが偏った
ワークを熱圧着する場合でも、ヒータツールの加圧面が
ワークの傾斜に沿って均一に圧力を加えることができ、
所定の圧力と所定の加熱温度を接続面全域に加えること
ができる。
【0022】このことにより、安定した電気的特性や接
着強度を得ることができ、ワークが替わるたびにヒータ
ツールの加圧面をワークに合わせて調整することなく、
最適条件の熱圧着作業が行える。したがって、ワークの
形状のばらつきに起因する熱圧着工程の品質のばらつき
は飛躍的に低減できる。また、本発明で従来の機構に追
加しているスライド部およびばね部は、比較的安価で容
易に作成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を示す正面図
【図2】本発明の1実施の形態を示す斜視図
【図3】従来装置の熱圧着機構部を示す正面図
【符号の説明】
100 シャフト 101 スライド部 101A スライドブロック 101B スライドブロック 101C スライドブロック 104 ばね 105 ブロック 106 絶縁ブロック 107 給電ブロック 107’給電ブロック 108 ヒータツール 108A 加圧面 109 ステージ 109A ワーク配置面 110 間隙 111 剛体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスヒート方式により加熱されるヒー
    タツールをワークに押圧しワークを熱圧着する熱圧着装
    置において、昇降自在に設けられたシャフトと、このシ
    ャフトの下端に設けられ互いに直行する水平方向にスラ
    イドするスライド部と、このスライド部の下面に設けら
    れ前記シャフトの曲がり方向に撓む弾性体と、この弾性
    体の下端に固定された一対の給電ブロックと、この給電
    ブロックの各々に両端がそれぞれ螺着され少なくとも前
    記ワークを加圧する面が平坦なヒータツールを備えるこ
    とを特徴とする熱圧着装置。
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