JPH09166508A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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Publication number
JPH09166508A
JPH09166508A JP34870995A JP34870995A JPH09166508A JP H09166508 A JPH09166508 A JP H09166508A JP 34870995 A JP34870995 A JP 34870995A JP 34870995 A JP34870995 A JP 34870995A JP H09166508 A JPH09166508 A JP H09166508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
pressure
diaphragm
capacitance type
pressure sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP34870995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP34870995A priority Critical patent/JPH09166508A/ja
Publication of JPH09166508A publication Critical patent/JPH09166508A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検出圧力範囲が大きく、なおかつ、微小圧
力を検出可能な静電容量型圧力センサを提供すること。 【解決手段】 ガラス基板上に第1、第2の固定電極2
1,22の二つの電極を形成し、ダイアフラム部11の
電極と前記第1の固定電極21とで構成されるコンデン
サを感圧コンデンサとして使用すると共に、前記ダイア
フラム部11の電極と前記第2の固定電極22とで構成
されるコンデンサをダイアフラムを可動するための電圧
印加電極として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向した電極面の
静電容量の変化により圧力を検出する静電容量型圧力セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして、
一般に、図2に示す圧力センサが知られている。
【0003】図2に示すように、従来の静電容量型圧力
センサは、シリコン基板10には圧力に応じて変形する
ダイアフラム部11が形成され、ガラス基板20上には
第1の固定電極21が形成されている。シリコン基板1
0とガラス基板20とは、その一部において接合されて
おり、これによって、ダイアフラム部11の下側には、
キャビティー部12が形成される。
【0004】これらのシリコン基板10及びガラス基板
20によって、センサチップ30が構成され、センサチ
ップ30は、ガラス基板20によって下部封止筺体41
上に接着されている。又、センサチップ30が配置され
た下部封止筺体41に大気圧を導入するため、又は被測
定圧力と比較する圧力を導入するための通路となる貫通
孔42が形成されている。
【0005】そして、下部封止筺体41と、被測定圧力
導入のための圧力導入路44を設けた上部封止筺体43
とは、超音波溶着によってシールされている。
【0006】図2の静電容量型圧力センサでは、ダイア
フラム部11に圧力が加わると、圧力の大きさに応じ
て、ダイアフラム部11が変形する。ダイアフラム部1
1の変形によって、可動電極13と固定電極21との間
のギャップが変化することになる。ここで、可動電極1
3と固定電極21との間には、c=ξ(A/d)の関係
がある。この式において、c:静電容量、ξ:空気の誘
電率、A:電極面積、d:電極間ギャップである。
【0007】従って、電極間ギャップの変化によって、
静電容量が変化することにより、更に、圧力と電極間ギ
ャップとの間には、一定の関係があるから、静電容量を
検出することによって、圧力を知ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型圧力
センサでは、微小圧力を検出する場合には、前記ダイア
フラムの厚さを小さくし、ダイアフラムの変位量を大き
くする必要がある。その場合に、被検出圧力の範囲が大
きい場合には、前記ダイアフラムの変位量が大きくな
り、前記電極ギャップ間の変化による静電容量の逆数特
性の直線性を低下させるために、被検出圧力の範囲が制
限される欠点を有していた。
【0009】本発明の課題は、被検出圧力範囲が大き
く、なおかつ、微小圧力を検出可能な静電容量型圧力セ
ンサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、電極部が形成
されたガラス基板と、圧力に応じて変形するダイアフラ
ム部が形成されたシリコン基板を有し、前記ダイアフラ
ム部と前記電極部とがギャップをおいて互いに対向する
関係となるように前記ガラス基板とシリコン基板とを接
合したセンサチップを形成する。前記ダイアフラム部に
加わる圧力に応じて前記ギャップの幅が変化し、前記ダ
イアフラム部に形成された電極と前記電極部との間の静
電容量を変化させる。このことによって、前記圧力を検
出する静電容量型圧力センサであって、前記ガラス基板
上に第1、第2の固定電極を形成し、前記ダイアフラム
部の電極と前記第1の固定電極とで構成されるコンデン
サを感圧コンデンサとして使用すると共に、前記ダイア
フラム部の電極と前記第2の固定電極とで構成されるコ
ンデンサをダイアフラムを可動するための電圧印加電極
として使用する静電容量型圧力センサとするものであ
る。
【0011】本発明の静電容量型圧力センサによれば、
被検出圧力に応じて変位したダイアフラムの変位量を感
圧コンデンサ電極で検出し、前記ダイアフラムの変位量
をゼロになるように、電圧印加電極に電圧を印加し、常
に前記ダイアフラムの変位量を十分小さく抑制すること
ができる。つまり、被測定圧力が大きい場合にも、前記
ダイアフラムの変位量が小さく、前記電極ギャップ間の
変化による静電容量の逆数特性において、直線性の良好
な出力特性を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の静電容量型圧力
センサについて、図面に基づき説明する。
【0013】図1は、本発明の静電容量型圧力センサの
断面図とブロック図である。
【0014】図1に示すように、本発明の静電容量型圧
力センサは、シリコン基板10には、圧力に応じて変形
するダイアフラム部11が形成され、このダイアフラム
部11上に、可動電極13が形成されている。
【0015】ガラス基板20上には、第1の固定電極2
1、及び第2の固定電極22が形成されている。シリコ
ン基板10とガラス基板20とは、その一部において接
合されており、これによって、ダイアフラム部11の下
側には、キャビティー部12が形成されている。
【0016】これらシリコン基板10及びガラス基板2
0によって、センサチップ30が構成され、センサチッ
プ30は、ガラス基板20によって、下部封止筺体41
上に接着されている。
【0017】又、下部封止筺体41に、大気圧導入のた
め、又は被測定圧力と比較する圧力を導入するための通
路となる貫通孔42が形成されている。
【0018】又、下部封止筺体41と被測定圧力導入の
ための圧力導入路44を設けた上部封止筺体43とは、
超音波溶着によってシールされる。
【0019】前記圧力導入路44より被測定圧力が導入
されると、前記ダイアフラム部11が変位し、前記可動
電極13と前記第1の固定電極21とで構成される感圧
コンデンサの静電容量が変化する。
【0020】この静電容量の変位量を容量検出器51で
電圧に変換し、増幅器52、インバータ53を経て、前
記第2の固定電極22に、フィードバック制御的に印加
されている。
【0021】従って、被測定圧力に応じて前記可動電極
13が変位しようとすると、処理回路によって、変位量
をゼロにするように、第2の固定電極22と可動電極1
3間に電圧が印加される。この印加電圧を増幅器54を
経て、出力電圧として取り出す。この電圧が、印加圧力
に対応した出力となる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、被検出圧力範囲が大きく、なおかつ、微小圧力を検
出可能な静電容量型圧力センサを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型圧力センサの一実施例を示
す断面図及びブロック図。
【図2】従来の静電容量型圧力センサの構造例を示す断
面図。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 ダイアフラム部 12 キャビティー部 13 可動電極 20 ガラス基板 21 (第1の)固定電極 22 第2の固定電極 30 センサチップ 41 下部封止筺体 42 貫通孔 43 上部封止筺体 44 圧力導入路 51 容量検出器 52 増幅器 53 インバータ 54 増幅器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成されたガラス基板と、圧力
    に応じて変形するダイアフラム部が形成されたシリコン
    基板を有し、前記ダイアフラム部と前記電極部とがギャ
    ップをおいて互いに対向する関係となるように前記ガラ
    ス基板とシリコン基板とを接合したセンサチップを形成
    し、前記ダイアフラム部に加わる圧力に応じて前記ギャ
    ップの幅を変化させて、該ギャップの幅の変化による前
    記ダイアフラム部に形成された電極と前記電極部との間
    の静電容量の変化によって、前記圧力を検出する静電容
    量型圧力センサにおいて、前記ガラス基板上に第1、第
    2の固定電極を形成し、前記ダイアフラム部の電極と前
    記第1の固定電極とで構成されるコンデンサを感圧コン
    デンサとして使用すると共に、前記ダイアフラム部の電
    極と前記第2の固定電極とで構成されるコンデンサをダ
    イアフラムを可動するための電圧印加電極として使用す
    ることを特徴とする静電容量型圧力センサ。
JP34870995A 1995-12-18 1995-12-18 静電容量型圧力センサ Pending JPH09166508A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02