JPH10318866A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH10318866A
JPH10318866A JP14717697A JP14717697A JPH10318866A JP H10318866 A JPH10318866 A JP H10318866A JP 14717697 A JP14717697 A JP 14717697A JP 14717697 A JP14717697 A JP 14717697A JP H10318866 A JPH10318866 A JP H10318866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon substrate
diaphragm
substrate
pressure sensor
type pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP14717697A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正博 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH10318866A publication Critical patent/JPH10318866A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲温度の変化によるセンサ特性の温度変
動、特に感度の温度変動の小さい静電容量型圧力センサ
を提供する。 【解決手段】 静電容量型圧力センサにおいて、シリコ
ン基板1のダイアフラム部11外周直近の外側に凹部1
3を形成した静電容量型圧力センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅関連機器及び
産業用機器に用いられる流体の圧力検出に用いられる静
電容量型圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして、
一般に、図2、図3、図4に示す圧力センサが知られて
いる。図2は、静電容量型圧力センサチップのB−B
(図3)断面図、図3は、静電容量型圧力センサA−A
(図4)断面図、また、図4は、静電容量型圧力センサ
の外観斜視図である。
【0003】図2、図3、図4に例示するように、従来
の静電容量型圧力センサは、シリコン基板10には、差
圧に応じて変形する可動電極として機能するダイアフラ
ム部11が形成され、絶縁基板であるガラス基板20上
には、固定電極21、固定電極引きだしパターン(図示
せず)、固定電極引きだしパターンパット部(図示せ
ず)、および可動電極パット部(図示せず)が形成され
ている。
【0004】シリコン基板10とガラス基板20とは、
その外周部において接合されており、これによって、ダ
イアフラム部11の下側には、キャビティ部12が形成
され、その形状は、図2に示すように、ダイアフラム部
11の外周部よりキャビティ部12の外周部が外側に位
置するように配置され、ダイアフラム部11のキャビテ
ィ部12側には、キャビティ部12に沿うように絶縁膜
27が形成されている。前記可動電極パット部は、シリ
コン基板に圧着される。
【0005】シリコン基板10とガラス基板20よりな
るセンサチップ30では、固定電極21は、前記固定電
極引き出しパターン、前記固定電極引きだしパターンパ
ット部を通じて、キャビティ部12の外側に電気的に接
続される。ダイアフラム部11である可動電極は、シリ
コン基板10を通じガラス基板20上に設けられた固定
電極パットとの圧着により、キャビティ部12の外に電
気的に接続される。
【0006】さらに、センサチップ30は、ベース部材
としての台座40上に接着される。台座40には、リー
ド端子44,45が設けられており、リード端子44,
45とガラス基板20上の固定電極21、前記固定電極
パットは、リードワイヤ33,34によって、各端子に
電気的に接続されている。そして、台座40と被測定流
体圧導入孔42を設けたカバー部材としてのキャップ4
1とは、ハーメチックシールによってシールされ、接着
される。
【0007】ガラス基板20および台座40のそれぞれ
に、大気圧導入孔31および43が形成されており、こ
れら二つの大気圧導入孔31,43は連通されている。
キャビティ部12とセンサチップ外部の台座内領域47
とを隔離するため、センサチップ30は、封止剤32に
よって封止される。
【0008】静電容量形圧力センサの動作原理は、前記
可動電極を兼ねたダイアフラム部11に差圧が加わる
と、前記可動電極であるダイアフラム部11が変形し、
前記ダイアフラム部11と対向する固定電極21間のギ
ャップは変化する。前記ギャップの変化により、ダイヤ
フラム部11と固定電極21間の静電容量は変化する。
前記ギャップと静電容量Csの関係式は(1)式で表さ
れる。
【0009】Cs=ε(A/d)・・・・・・・・・・(1) ε:空気の誘電率、A:電極面積、d:電極間ギャップ
【0010】また、前記差圧と前記ギャップの間には、
一定の相関関係があり、静電容量の変化から、片側の圧
力は既知なので、被測定流体の圧力を検出することがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型圧力
センサでは、周囲温度の変化が発生した場合、センサを
構成するシリコンとガラスの熱膨張係数の違いにより発
生する応力が、直接ダイアフラム部に歪を与えるため、
周囲温度の変化によるセンサ特性の温度変動、特に感度
の温度変動が大きくなるといった欠点を有していた。
【0012】そこで、本発明の課題は、周囲温度の変化
によるセンサ特性の温度変動、特に感度の温度変動の小
さい静電容量型圧力センサを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電極部が形成された絶縁基板と、絶縁膜
を有し差圧に応じて変形するダイアフラム部が形成され
たシリコン基板とを有し、前記ダイアフラム部と前記電
極部とが前記絶縁膜を介してギャップをおいて互いに対
向するように前記絶縁基板と前記シリコン基板とが接合
されたセンサチップを備え、前記ダイアフラム部の両側
にある流体の差圧に応じて前記ギャップ幅を変化させて
該ギャップ幅の変化による前記ダイアフラム部と前記電
極部との間の静電容量の変化によって圧力を検出するよ
うにした静電容量型圧力センサにおいて、前記シリコン
基板の前記ダイアフラム部の外周面の絶縁基板と相対す
る面に、該シリコン基板と該絶縁基板に生じる応力歪を
吸収する凹部を有するものである。
【0014】本発明によれば、シリコン基板上のダイア
フラム部外周直近の外側に凹部を形成することにより、
周囲温度が変化した場合にシリコン基板とガラス基板の
熱膨張係数の違いにより発生する応力が凹部で吸収され
ため、ダイアフラム部への影響が緩和される。よって周
囲温度の変化によるセンサ特性の温度変動、特に、感度
の温度変動を小さくすることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる静電容量
型圧力センサの実施の形態について、図面に基づき説明
する。本発明の静電容量型圧力センサの構成は、図2、
図3、図4を用いて説明した従来の技術と、ほぼ同様の
ため、詳細の説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0016】図1は、本発明の静電容量型圧力センサチ
ップの断面斜視図である。図1に示すように、シリコン
基板1には、圧力に応じて変形する可動電極として機能
するダイアフラム部11が、前記シリコン基板1を部分
的にエッチングすることにより形成され、ガラス基板2
0上には、固定電極21が形成されている。
【0017】シリコン基板1とガラス基板20とは、外
周部において接合されており、これによって、ダイアフ
ラム部11の下側には、キャビティ部12が形成され
る。シリコン基板1のダイアフラム部11外周直近の外
側に凹部13が形成されている。また、キャビティ部1
2の凹部13の内側には、キャビティ部12に沿った形
で絶縁膜27が形成される。
【0018】
【実施例】シリコン基板にマスキングを施してエッチン
グし、シリコン基板上に厚さ5μのダイアフラム部11
を得た。また、シリコン基板1のダイアフラム部11外
周直近の外側に、幅20μ、深さ0.4μの凹部13を
形成した。キャビティ部12は、1.1mm×1.1mm
とし、ギャップ長は差圧の無い状態で3μとした。ま
た、絶縁膜27の厚さは、0.3μである。上記のシリ
コン基板1を用いて圧力センサチップ3を得た。
【0019】上記のセンサチップを用いた静電容量型圧
力センサの感度の温度変動は、0.01%/℃であっ
た。また、同様の仕様で凹部13を形成していない従来
の静電容量型圧力センサの感度の温度変動は、0.08
%/℃であった。上記のようにして、感度の温度変動
が、従来の1/8の静電容量型圧力センサが得られた。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、周囲温度の変化によるセンサ特性の温度変動、特に
感度の温度変動の小さい静電容量型圧力センサが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型圧力センサのセンサチップ
の断面斜視図。
【図2】従来の静電容量型圧力センサのセンサチップの
B−B断面斜視図。
【図3】従来の静電容量型圧力センサのA−A断面図。
【図4】静電容量型圧力センサ外観斜視図。
【符号の説明】
1 (本発明の)シリコン基板 3 (本発明の)圧力センサチップ 10 (従来の)シリコン基板 11 ダイアフラム部(可動電極) 12 キャビティ部 13 凹部 20 ガラス基板 21 固定電極 27 絶縁膜 30 センサチップ 31 大気圧導入孔 32 封止剤 33,34 リードワイヤ 40 台座 41 キャップ 42 被測定流体圧導入孔 43 大気圧導入孔 44,45 リード端子 47 台座内領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成された絶縁基板と、絶縁膜
    を有し差圧に応じて変形するダイアフラム部が形成され
    たシリコン基板とを有し、前記ダイアフラム部と前記電
    極部とが前記絶縁膜を介してギャップをおいて互いに対
    向するように前記絶縁基板と前記シリコン基板とが接合
    されたセンサチップを備え、前記ダイアフラム部の両側
    にある流体の差圧に応じて前記ギャップ幅を変化させて
    該ギャップ幅の変化による前記ダイアフラム部と前記電
    極部との間の静電容量の変化によって圧力を検出するよ
    うにした静電容量型圧力センサにおいて、前記シリコン
    基板の前記ダイアフラム部の外周面の絶縁基板と相対す
    る面に、該シリコン基板と該絶縁基板に生じる応力歪を
    吸収する凹部を有することを特徴とする静電容量型圧力
    センサ。
JP14717697A 1997-05-20 1997-05-20 静電容量型圧力センサ Pending JPH10318866A (ja)

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