JPH09166272A - 真空断熱材の製作方法 - Google Patents

真空断熱材の製作方法

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Publication number
JPH09166272A
JPH09166272A JP7325389A JP32538995A JPH09166272A JP H09166272 A JPH09166272 A JP H09166272A JP 7325389 A JP7325389 A JP 7325389A JP 32538995 A JP32538995 A JP 32538995A JP H09166272 A JPH09166272 A JP H09166272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
vacuum
vacuum heat
core material
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7325389A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Omura
慶次 大村
Kazunori Yanagisawa
和典 柳澤
Kentaro Masai
健太郎 正井
Morishige Hattori
守成 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH09166272A publication Critical patent/JPH09166272A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハニカム状の貫通筒を有するコア材をフイルム
状の外包材で収納しており、内部を真空とした真空断熱
材を安価に製作することにある。 【解決手段】少なくとも一部分を開放した外包材16内
にコア材11を入れた部材を真空室20内に配置した状
態で、該真空室20内を真空にし、次いで、前記外包材
の開放部分を加熱器25によってヒートシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空断熱材の製作方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空断熱材とは、例えば特開平7ー12
291号公報に示されるように、多数のハニカム状の貫
通筒を並列に要するコア材を、フイルムで袋状に包み、
内部を真空としたものである。フイルムは、ポリエステ
ルフイルム(ポリエチレンテレフタレート)にアルミニ
ュウムをラミネートしたフイルムからなる。これによれ
ば、真空であるので、断熱性、防音性を向上できる。
【0003】その製作方法は、あらかじめ製作したコア
材をフイルムで包み、包んだ内部を排気することによっ
て真空にし、その後、閉鎖するものである。排気を容易
にするため、コア材の側面には排気用の穴を開けてい
る。
【0004】特開平5ー215292号公報にはヒート
シールによって排気部を閉鎖することが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、外包材内の排気を容易にするためコア材の側面に排
気用の穴を設ける必要がある。
【0006】また、袋状のフイルムを排気パイプに密着
させることが必要であるが、これが困難である。また、
これを多数の真空断熱材ごとに実施する必要がある。
【0007】さらに、排気後ヒートシール等によりシー
ルすることになるが、幅広のフイルムが排気パイプに向
けて小さく絞られている部分をシールするので、何重に
もフイルムが重なっており、厚さも一様でないので、シ
ールは困難である。
【0008】これらにより、安価に製作することは困難
である。本発明の目的は、安価に製作できる方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、少なくとも
一部分を開放した外包材内にコア材を入れた部材を真空
室内に配置した状態で、外真空室内および前記外包材内
を真空にし、次いで、前記外包材の開放部分を閉鎖する
こと、によって達成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、図1乃至図
5によって説明する。11は真空断熱材であり、ハニカ
ム状の貫通筒を多数並列に有するコア材12、コア材の
両側に並列に配置した面板13、これらを包む外包材1
6とからなる。コア材12は既に一体に固定されてお
り、2組を並列に配置している。各組のコア材12,1
2の間の面板13は1枚である。面板13とコア材12
とは接着剤等による接着、固定は行われていない。コア
材12及び面板13は4角形である。
【0011】外包材16は、ポリエステルフイルム(ポ
リエチレンテレフタレート)にアルミニュウムをラミネ
ートしたフイルムからなり、4角形である。内部に収納
するコア材12および面板13は4角形である。外包材
16は2枚のフイルム(または2枚に折り曲げたフイル
ム)の3辺をヒートシール18によって接着し、袋状に
している。ヒートシールしていない一辺は内部のコア材
12及び面板13の1辺に平行であり、ヒートシールし
ていない一辺の長さは内部のコア材12及び面板13の
1辺の長さよりも長い。ここまでは予め製作されてい
る。18aは真空にした後、ヒートシールする部分を示
す。
【0012】袋状の外包材16にコア材12および面板
13を挿入した後、真空室20に配置する。外包材16
の開放部を上方にして配置する。外包材16の上端が下
降しないように、真空室20の上端に固定したクリップ
(図示せず)等で外包材16の上端に固定している。真
空室20には真空断熱材11(外包材16の上端を閉鎖
していない状態)をほぼ直立させることができるような
空間があり、この空間内に真空断熱材11を入れる。こ
の空間を複数有する。真空室20内には前記空間を構成
するための仕切り21がある。前記真空断熱材11は仕
切り21や真空室20の壁面に立て掛けられている。外
包材16は前記空間の底面に載っているが、図1におい
ては空間に浮かんだ状態で示している。
【0013】外包材16の上端部の両側にはヒートシー
ル用の一対の電熱線等で構成された加熱器25,25を
設置している。加熱器25は外包材16側に向けて移動
できる。移動手段は駆動装置とリンク機構からなり、リ
ンク機構は加熱器25を支持している。移動手段の詳細
は図示していない。加熱器25は前記空間の上端に設置
している。
【0014】この状態で、真空室20を閉鎖した後、排
気ポンプ30によって真空室20内を排気し、所定の真
空にした後、加熱器25,25に通電するとともに移動
させて、ヒートシールする。
【0015】その後、バルブ31を開放して真空室20
内を大気圧に戻し、真空断熱材11を取り出す。これに
より、真空断熱材11は、外圧により外包材16が面板
13に、面板13はコア材12に密着した状態となる。
面板13が平坦であれば、面板13に面する外包材16
は平坦である。
【0016】かかる製作方法によれば、コア材13の側
面に排気用の穴を設ける必要がない。また、外包材16
を排気パイプに密着させる必要がないので、排気作業を
容易に行うことができるものである。また、排気後の外
包材16のシールは2枚の平行なフイルムを挟めばよい
ので、容易にシールできるものである。これらによっ
て、安価に製作できるものである。
【0017】面板を有するので、防音性に優れるもので
ある。また、例えば外包材15が傷つき、真空が無くな
った場合において、面板を介してコア材を複数設置して
いるので、複数の空気層が面板で分断された構造となっ
ていることから、対流の少ない空気層を確保できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、コア材を収納した外包
を真空室内に配置して、真空室内および外包内を排気す
るので、容易な排気でき、容易に外包材をシールでき、
安価に製作できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した真空断熱材の製作装置の縦断
面図である。
【図2】図1に示した真空断熱材の平面図である。
【図3】図1に示した真空断熱材のA部の拡大図であ
る。
【図4】図1に示した真空断熱材の製作後の縦断面図で
ある。
【図5】図4のB部の拡大図である。
【符号の説明】
11…真空断熱材、12…コア材、13…面板、16…
外包材、18…ヒートシール部、20…真空チャンバ、
25…加熱器、30…真空ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 守成 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部分を開放した外包材内にコ
    ア材を入れた部材を真空室内に配置した状態で、該真空
    室内を真空にし、次いで、前記外包材の開放部分を閉鎖
    したこと、を特徴とする真空断熱材の製作方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の真空断熱材の製作方法にお
    いて、1辺を開放した袋状の外包材を、前記開放板部分
    を上方にして吊り下げ、この状態で前記外包材内にコア
    材を挿入した状態で、真空にし、次いで前記開放部分を
    閉鎖すること、を特徴とする真空断熱材の製作方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の真空断熱材の製作方法にお
    いて、前記コア材は多数の貫通筒を並列に有するもので
    あり、該コア材の前記貫通筒の筒方向の両側と前記外包
    材との間に面板を配置しており、この状態で前記真空に
    すること、を特徴とする真空断熱材の製作方法。
  4. 【請求項4】コア材と、該コア材を包むものであって内
    部を真空状態とした外包材と、からなり、 該外包材の一辺の接着部分の長さは前記前記コア材を挿
    入できる長さを有すること、 を特徴とする真空断熱材。
  5. 【請求項5】請求項4記載の真空断熱材において、前記
    コア材および前記外包材は4角形であり、該外包材の一
    辺の接着部分は前記コア材の一辺に平行であり、該外包
    材の一辺の接着部分の長さは前記コア材の一辺の長さよ
    りも大きいこと、を特徴とする真空断熱材。
  6. 【請求項6】多数の貫通筒を並列に有するコア材と、 フイルムからなり、前記コア材を包むものであって内部
    を真空状態とした外包材と、からなり、 前記貫通筒に面する前記外包材は前記貫通筒に沿って撓
    んでいないこと、 を特徴とする真空断熱材。
  7. 【請求項7】請求項6記載の真空断熱材において、前記
    コア材の両側と前記外包材との間に面板を配置している
    こと、を特徴とする真空断熱材。
JP7325389A 1995-12-14 1995-12-14 真空断熱材の製作方法 Pending JPH09166272A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6828001B2 (en) 2001-05-18 2004-12-07 Jamco Corporation Vacuum heat-insulating panel and method of manufacturing the same
EP1258344A3 (en) * 2001-05-18 2004-12-08 Jamco Corporation Vacuum heat-insulating block
JP2005214341A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Metal Panel:Kk 真空断熱材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1258344A3 (en) * 2001-05-18 2004-12-08 Jamco Corporation Vacuum heat-insulating block
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JP2005214341A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Metal Panel:Kk 真空断熱材

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