JPH09165510A - 耐衝撃性が改良されたポリフェニレンエーテルブレンド - Google Patents

耐衝撃性が改良されたポリフェニレンエーテルブレンド

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JPH09165510A
JPH09165510A JP8224278A JP22427896A JPH09165510A JP H09165510 A JPH09165510 A JP H09165510A JP 8224278 A JP8224278 A JP 8224278A JP 22427896 A JP22427896 A JP 22427896A JP H09165510 A JPH09165510 A JP H09165510A
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JP
Japan
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functionalized
polyphenylene ether
rubber
polyester
orthoester
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JP8224278A
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Farid Fouad Khouri
ファリド・フォード・コウリ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • C08L71/00Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L71/08Polyethers derived from hydroxy compounds or from their metallic derivatives
    • C08L71/10Polyethers derived from hydroxy compounds or from their metallic derivatives from phenols
    • C08L71/12Polyphenylene oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性が改良されたポリフェニレンエーテ
ルブレンドの提供。 【解決手段】 このブレンドはオルトエステルで官能化
されたポリフェニレンエーテルおよびオルトエステルで
官能化されたゴムならびにポリエステルを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐衝撃性が改良されたブ
レンドに係る。特に本発明は、官能化されたゴムを含む
ポリフェニレンエーテルブレンドに関し、このブレンド
は予想外に改良された衝撃特性を示す。
【0002】
【発明の背景】ポリフェニレンエーテルは、優れた加水
分解安定性、寸法安定性、靱性、耐熱性および誘電特性
を特徴とし広く使用されている一群の熱可塑性エンジニ
アリング樹脂である。しかしこれらの樹脂は加工性や耐
溶剤性を始めとする他のいくつかの特性に劣っている。
したがって、ポリフェニレンエーテルを変性してこれら
他の特性を改良する手段が絶えず探求されている。
【0003】研究されている手段の中に、ポリエステル
を始めとする他のいくつかの樹脂状材料とポリフェニレ
ンエーテルをブレンドするものがある。それにもかかわ
らず、そのようなブレンドから製造した成形品は一般に
脆性であり、壊滅的な離層および/または相分離を起こ
すことがある。したがって、成形後に脆性でないポリフ
ェニレンエーテルブレンドを製造することがますます重
要になりつつある。
【0004】
【従来技術の説明】ポリフェニレンエーテルコポリマー
を製造する研究成果がすでに発表されている。米国特許
第5,162,448号では、オルトエステル置換基を
含有するクロロトリアジンからオルトエステルでキャッ
ピングされたポリフェニレンエーテルを製造し、そのキ
ャッピングされたポリフェニレンエーテルをカルボン酸
で官能化されたポリエステルと反応させている。
【0005】ポリフェニレンエーテルグラフトオルトエ
ステルコポリマーブレンドを製造するための他の研究成
果が発表されている。米国特許第5,247,006号
には、オルトエステルで官能化されたポリフェニレンエ
ーテルと親核性ポリマーとの反応生成物が記載されてい
る。
【0006】
【発明の概要】第一の局面で、本発明は、(a)官能化
されたポリフェニレンエーテル、(b)官能化されたゴ
ム、および(c)ポリエステルを配合することからなる
ポリフェニレンエーテルブレンドの製造方法に関する。
【0007】第二の局面で、本発明は、(a)官能化さ
れたポリフェニレンエーテル、ならびに(b)ポリエス
テル、官能化されたゴムおよびこれらから製造されたコ
ポリマーを含む混合物を配合することからなるポリフェ
ニレンエーテルブレンドの製造方法に関する。
【0008】第三の局面で、本発明は、(a)ポリフェ
ニレンエーテルとゴムを同時に官能化し、(b)(a)
の反応生成物をポリエステルと配合することからなるポ
リフェニレンエーテルブレンドの製造方法に関する。第
四の局面において本発明は、本発明の最初の3つの局面
の方法の生成物に関する。この生成物は、 (a)官能化されたポリフェニレンエーテルと、 (b)(i)ポリエステルおよび官能化されたゴム、な
らびに(ii)ポリエステル、官能化されたゴムおよびこ
れらから製造されたコポリマーを含む混合物より成る群
の中から選択された少なくとも1種との反応生成物を含
むポリフェニレンエーテルブレンド組成物である。
【0009】
【好ましい態様の詳細な説明】本発明で使用できるポリ
フェニレンエーテルは、一般に、少なくとも1種のモノ
ヒドロキシ芳香族化合物(たとえば、2,6‐キシレノ
ールや2,3,6‐トリメチルフェノール)の酸化カッ
プリングによって製造される。このようなカップリング
には通常触媒系を使用する。そのような触媒系は、一般
に、少なくとも1種の遷移金属化合物(たとえば銅、マ
ンガンまたはコバルトの化合物)を、通常は他のさまざ
まな物質と組み合わせて含有する。
【0010】また、本発明の実施の際に使用するのに適
したポリフェニレンエーテルは、フェノールやその誘導
体に相当する前駆体を利用するいくつかの方法のいずれ
によっても製造できる。このような製造の例は米国特許
第3,306,874号、第3,306,875号、第
3,257,357号、第3,257,358号、第
3,337,501号および第3,787,361号
(すべて引用により本明細書に含まれているものとす
る)に開示されている。
【0011】有用なポリフェニレンエーテルの中には、
少なくともひとつのアミノアルキル含有末端基を有する
分子を含むものがある。このアミノアルキル基は通常ヒ
ドロキシ基に対してオルト位に位置している。このよう
な末端基を含有する生成物は、酸化カップリング反応混
合物の成分のひとつとして適当なアミン(たとえば、ジ
‐n‐ブチルアミンやジメチルアミン)を配合すること
によって得られる。また4‐ヒドロキシビフェニル末端
基が存在することも多いが、これは通常、特に銅‐ハラ
イド‐第二級または第三級アミン系の場合、副生物のジ
フェノキノンが存在する反応混合物から得られる。ある
割合のポリマー分子が、このアミノアルキル含有末端基
や4‐ヒドロキシビフェニル末端基の少なくともひとつ
を含有していることができる。
【0012】本発明で使われることが多いポリフェニレ
ンエーテルを製造する際の全体としての式の一例を挙げ
ると次式のようになる。
【0013】
【化2】
【0014】ここで、R1 は各々が独立して水素、C
1-10のアルキル基(好ましくはメチル基)、芳香族基、
ハロ炭化水素基、炭化水素オキシ基またはハロ炭化水素
オキシ基であり、nは正の整数であり、通常5より大き
い。本発明で使用できるゴムは限定されることなく、本
発明に従ってオルトエステルで官能化され得るオレフィ
ンポリマーのいずれでもよい。
【0015】本発明で使用できる好ましいゴムとして
は、エチレン構造単位とプロピレン構造単位を含む非置
換または置換されたコポリマーがある。使用できる他の
好ましいゴムとして、ポリ(エチレン‐コ‐プロピレ
ン)のようなエチレン‐アルケンゴム、ポリブタジエン
のようなポリジエンゴム、およびポリ(ブチルアクリレ
ート)のようなポリアクリレートがある。本発明で使用
できる最も好ましいゴムとしては、たとえば、エチレン
‐プロピレン‐ジエンコモノマー(EPDM)ゴムおよ
びその誘導体がある。
【0016】本発明で使用できるポリエステルは限定さ
れることなく、次式の構造単位を含むポリ(アルキレン
ジカルボキシレート)ポリマーが包含されることが多
い。
【0017】
【化3】
【0018】ここで、R2 は約2〜8個の原子からなる
直鎖を含有するアルキレン基またはモノオキシアルキレ
ン基またはポリオキシアルキレン基であり、Aはm結合
またはp結合した芳香族基または脂環式基である。した
がって、ポリエステルは、ポリマー性のグリコールテレ
フタレートおよびイソフタレートならびにこれらの混合
物(たとえば、テレフタル酸とイソフタル酸のコポリエ
ステル)で構成される類のものが好ましい。本発明で使
用するのに特に好ましいポリエステルは、ポリ(1,2
‐エチレン‐2,6‐ナフタレンジカルボキシレート)
(PEN)ポリマー、ポリ(エチレンテレフタレート)
(PET)ポリマーおよびポリ(1,4‐ブチレンテレ
フタレート)(PBT)ポリマーならびにその構造単位
を含むコポリエステルである。
【0019】ポリエステルは業界で公知の方法で製造で
き、たとえば、式HO−R2 −OHの少なくとも1種の
ジオールおよび次式の少なくとも1種の二酸塩化物を、
実質的に無水条件下実質的に水不混和性の有機溶媒の存
在下で、少なくとも1種の立体障害を受けてない第三級
アミンと接触させる。
【0020】
【化4】
【0021】この接触は、約−25℃から約+25℃ま
での温度で実施する。本発明で使用できるポリエステル
を製造するひとつの方法としては、チタン酸テトラアル
キルのようなチタン含有触媒の存在下でアルカンジオー
ルとジカルボン酸エステルを反応させるものがある。本
発明で使用できるポリエステルのより詳しい説明は、米
国特許第4,452,933号(その開示内容はここで
引用したことにより本明細書に含まれているものとす
る)に記載されている。
【0022】本発明で使用するポリフェニレンエーテル
とゴムの官能化のタイプは、ポリフェニレンエーテルブ
レンドが形成できる程度で限定されるのみである。ポリ
フェニレンエーテルとゴムの好ましい官能化としては、
オルトエステルおよびオルト炭酸エステルより成る群の
中から選択された少なくとも1種の官能性分子部分によ
る官能化がある。
【0023】この官能化を達成するには、たとえば、ま
ず最初に4‐ヒドロキシメチル‐2‐メトキシ‐2‐メ
チル‐1,3‐ジオキソランのようなヒドロキシで置換
された環状のオルトエステルをアクリロイルクロライ
ド、メタクリロイルクロライド、ビニルベンジルクロラ
イドなどと反応させることによってエチレン性不飽和の
環状オルトエステルを製造するとよい。このような製造
に関するこれ以上の詳細は、米国特許第5,171,8
66号(その開示内容はここで引用したことにより本明
細書に含まれているものとする)に開示されている。
【0024】エチレン性不飽和の環状オルトエステルの
形成後、このエチレン性不飽和環状オルトエステルは、
エクストルーダー内での配合などの常法によってポリフ
ェニレンエーテルとゴムをそれぞれ独立に、または同時
に官能化するために使用できる。官能化されたポリフェ
ニレンエーテルとゴムが形成された後、これらはさらに
エクストルーダー内でポリエステルと配合することがで
きる。本発明の最初の3つの局面で記載したように、ポ
リフェニレンエーテルとゴムが(同時であってもそうで
なくても)いったん官能化されたら両者をポリエステル
と配合することができる。また、最初に官能化されたゴ
ムをポリエステルと配合した後、官能化されたポリフェ
ニレンエーテルと配合することによって、コポリマーを
含む混合物を調製してもよい。
【0025】エチレン性不飽和の形態にあるオルトエス
テルおよびオルト炭酸エステルより成る群の中から選択
される好ましい官能性分子部分は次式を有する構造単位
によって表わされる。
【0026】
【化5】
【0027】ここで、R3 はC1-10の第一級か第二級の
アルキルもしくはアラルキルまたはC 6-10の芳香族基で
あるか、またはC* と共に第二の4〜8員環を形成して
ビシクロ化合物を生成するアルキレン基である。R4
1-10の第一級か第二級のアルキルもしくはアラルキル
またはC6-10の芳香族基である。あるいは、R3 とR4
はこれらを連結している原子と共に一緒になって4〜8
員環を形成してスピロシクロ化合物を生成することがで
きる。R5 は水素、アルキルまたはアリールであり、R
6 はC1-6 のアルキレン基である。kは0〜2の整数で
あり、lは0か1の整数である。sは0か1であり、t
はR3 とC* がビシクロ化合物を形成している場合は
0、それ以外の場合は1である。R7 は各々が独立して
水素かメチルである。R8 は水素、C1-6 のアルキル基
またはC6-10の芳香族基である。R9は各々が独立して
水素、C1-5 の炭化水素、置換もしくは非置換の芳香族
基またはハロゲンである。Xは実質的に不活性の結合
基、たとえば置換または非置換の二価の脂肪族基、脂環
式基または芳香族基であり、これらの基はカルボニル
基、スルホン基またはカルバモイル基のような他の二価
の基に結合していてもよい。
【0028】本発明の方法による生成物の組成物は予想
外に優れている。この組成物は、(a)ポリエステルマ
トリックスと、(b)そのポリエステルマトリックス中
にのみ分散しており、互いには分散していないポリフェ
ニレンエーテルおよび官能化されたゴムとを含んでお
り、この官能化されたゴムはその粒度が約30ミクロン
未満であることが多く、粒度が約20ミクロン未満であ
るのが好ましく、粒度が約10ミクロン未満であるのが
最も好ましい。
【0029】組成物中に存在するポリエステル、ポリフ
ェニレンエーテルおよび官能化されたゴムの量に関して
制限はない。しかし、組成物は、その合計重量に対して
約75%までのポリエステル、約50%までのポリフェ
ニレンエーテル、そして約25%までの官能化されたゴ
ムからなることが多い。また、本発明の組成物のような
組成物で通常使われる添加剤/充填材を使用することも
本発明の範囲内である。そのような添加剤/充填材とし
ては、たとえば、ガラス繊維、紫外光遮断剤および熱安
定剤がある。さらに、本組成物を調製する際に開始剤や
滑剤を使用してもよいが必要ではない。
【0030】
【実施例の記載】本発明の理解を助けるために以下の実
施例で本発明をさらに説明する。得られる組成物は、プ
ロトンおよび炭素‐13の核磁気共鳴分光法、赤外分光
法ならびにGPC分析法のような通常の技術によって確
認することができる。実施例1 メカニカルスターラー、均圧用添加漏斗および窒素導入
口を備えた5リットルの三ツ首フラスコに、4‐ヒドロ
キシメチル‐2‐メトキシ‐2‐メチル‐1,3‐ジオ
キソランを301グラム(2.03モル)、トリエチル
アミンを514グラム(5.08モル)、そしてメチレ
ンクロライドを2リットル仕込んだ。このフラスコを氷
水浴に漬け、窒素下で掻き混ぜながら50分かけてアク
リロイルクロライドを193.1グラム(2.13モ
ル)加えた。この混合物を室温で一晩掻き混ぜ、ろ液を
2リットルずつの水で二回洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥させ、ろ過し、減圧ストリッピングした。この残渣
に、200ppmの量の遊離基抑制剤3‐t‐ブチル‐
4‐ヒドロキシ‐5‐メチルフェニルスルフィドを加え
た後減圧下で蒸留した。80〜85℃/0.5〜1.0
トルで留出する所望の4‐アクリロイルオキシメチル‐
2‐メトキシ‐2‐メチル‐1,3‐ジオキソラン(エ
チレン性不飽和環状オルトエステル)が得られた。
【0031】実施例2 二軸式エクストルーダーに、ポリフェニレンエーテル樹
脂、すなわち25℃のクロロホルム中での固有粘度が
0.41の(2,6‐ジメチル‐1,4‐ポリフェニレ
ンエーテル)を250g、実施例1で調製したアクリレ
ートオルトエステルを3.75g(1.5重量%)、
2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ(t‐ブチルペルオキ
シ)ヘキシン‐3開始剤を0.5g(.2重量%)、そ
して滑剤として市販のポリ‐α‐オレフィンを7.5g
(3.0重量%)仕込んで混合物を作った。次にこの二
軸式エクストルーダーで、スクリュースピードを360
rpmとし、5〜6ampのトルクを維持する供給速度
で混合物をブレンドした。バレル温度はゾーン1が12
1℃、ゾーン2が191℃、ゾーン3〜6とダイ温度が
266〜299℃であった。押し出された材料を集め、
ペレット化し、110℃で3時間乾燥した。こうして得
られた押出物、すなわちオルトエステルで官能化された
ポリフェニレンエーテルを集め、ペレット化し、110
℃で3時間乾燥した。
【0032】実施例3 実施例1で調製したアクリレートオルトエステル10g
と2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ(t‐ブチルペルオキ
シ)ヘキサン1gとを予備混合し、約83モル%のエチ
レンと約5.4モル%のノルボルネン単位を含有する市
販のEPDMコポリマー1キログラムと合わせた。得ら
れた混合物を約16時間20℃で貯蔵してオルトエステ
ルと重合開始剤をEPDMペレットに完全に吸収させ
た。次に、ゾーン設定温度が120〜205℃の範囲の
二軸式エクストルーダーで押し出した。得られた押出物
を水浴で冷却し、ペレット化し、減圧下で乾燥した。オ
ルトエステルで官能化されたゴムが得られた。
【0033】実施例4 この実施例4は実施例2に記載したのと類似の方法で実
施したが、エクストルーダーには官能化されてないポリ
フェニレンエーテル3重量部とゴム1重量部を仕込み、
ポリフェニレンエーテルとゴムの官能化を同時に実施し
た。実施例5 官能化されたポリフェニレンエーテル、官能化されたゴ
ムおよびポリエステルを有する組成物を以下のようにし
て調製した。
【0034】押出装置に、実施例2で調製した官能化さ
れたポリフェニレンエーテル30部、ポリ(1,4‐ブ
チレンテレフタレート)(ポリスチレン標準を基準にし
たMw=100,000)60部、および実施例3で調
製した官能化されたゴム10部の混合物を仕込んだ。次
いでこの混合物を、121℃、191℃、266℃に設
定されたゾーン温度およびダイ温度268℃で配合し
た。スクリュースピードは400rpmに設定した。得
られた押出物をペレット化し、成形してASTM標準に
従う射出部品とした。ノッチ付きアイゾット(Izod)測定
値は10.3フィート・ポンド/インチ(ft−lb/
in)であった。
【0035】本発明で得られる予想外の優れた特性を立
証するために下記表にデータを掲げた。試料はすべて、
上記実施例に記載したようにして作成した。試料4〜7
は、官能化されたポリフェニレンエーテルとゴムを配合
すると予想外に優れた耐衝撃性が得られることを示して
いる。 試料 樹脂 c ゴム d 耐衝撃性(ft-lb/in) e 1 P r 1.10 2 p R 0.30 3 P S 3.20 4 P R 11.7 5 P R* 10.3 6a P R* 10.4 7b P R1 11.5a ポリフェニレンエーテルと配合する前にポリエステル
とゴムのコポリマーを形成。b ポリフェニレンエーテルとゴムを同時に官能化。c P=1.5%のオルトエステルで官能化されたポリフ
ェニレンエーテル。
【0036】p=官能化されてないポリフェニレンエー
テル。d R=1.0%のオルトエステルで官能化されたEPD
M。 R1 =1.5%のオルトエステルで官能化されたEPD
M。 R* =2.0%のオルトエステルで官能化されたEPD
M。 r=官能化されてないEPDM。
【0037】S=市販されているブタジエン/アクリレ
ートをベースとするコアシェル型の耐衝撃性改良剤。e
ASTM標準に従ったノッチ付きアイゾット(Izod)。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)官能化されたポリフェニレンエー
    テル、 (b)官能化されたゴム、および (c)ポリエステルを配合することからなるポリフェニ
    レンエーテルブレンドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記官能化されたポリフェニレンエーテ
    ルがオルトエステルまたはオルト炭酸エステルで官能化
    されたポリフェニレンエーテルである、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記官能化されたゴムがオルトエステル
    またはオルト炭酸エステルで官能化されたEPDMであ
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステルがポリ(1,4‐ブチ
    レンテレフタレート)である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 (a)官能化されたポリフェニレンエー
    テル、ならびに(b)ポリエステル、官能化されたゴム
    およびこれらから製造されたコポリマーを含む混合物を
    配合することからなるポリフェニレンエーテルブレンド
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記官能化されたポリフェニレンエーテ
    ルがオルトエステルまたはオルト炭酸エステルで官能化
    されたポリフェニレンエーテルである、請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記官能化されたゴムがオルトエステル
    またはオルト炭酸エステルで官能化されたEPDMであ
    る、請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリエステルがポリ(1,4‐ブチ
    レンテレフタレート)である、請求項4記載の方法。
  9. 【請求項9】 (a)ポリフェニレンエーテルとゴムを
    同時に官能化し、 (b)工程(a)で得られた反応生成物をポリエステル
    と配合することからなるポリフェニレンエーテルブレン
    ドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記官能化されたポリフェニレンエー
    テルがオルトエステルまたはオルト炭酸エステルで官能
    化されたポリフェニレンエーテルである、請求項9記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記官能化されたゴムがオルトエステ
    ルまたはオルト炭酸エステルで官能化されたEPDMで
    ある、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ポリエステルがポリ(1,4‐ブ
    チレンテレフタレート)である、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 (a)官能化されたポリフェニレンエ
    ーテルと、 (b)(i)ポリエステルおよび官能化されたゴム、な
    らびに(ii)ポリエステル、官能化されたゴムおよびこ
    れらから製造されたコポリマーを含む混合物より成る群
    の中から選択される少なくとも1種との反応生成物を含
    むポリフェニレンエーテルブレンド組成物。
  14. 【請求項14】 前記官能化されたポリフェニレンエー
    テルがオルトエステルまたはオルト炭酸エステルで官能
    化されたポリフェニレンエーテルであり、前記官能化さ
    れたゴムがオルトエステルまたはオルト炭酸エステルで
    官能化されたEPDMである、請求項13記載のポリフ
    ェニレンエーテルブレンド組成物。
  15. 【請求項15】 前記ポリエステルがポリ(1,4‐ブ
    チレンテレフタレート)である、請求項13記載のポリ
    フェニレンエーテルブレンド組成物。
  16. 【請求項16】 前記オルトエステルまたはオルト炭酸
    エステルで官能化されたポリフェニレンエーテルまたは
    EPDMが、式 【化1】 [式中、R3 はC1-10の第一級もしくは第二級のアルキ
    ル基もしくはアラルキル基または芳香族基であるかまた
    はC* と共に第二の4〜8員環を形成してビシクロ化合
    物を生成するアルキレン基であり、R4 はC1-10の第一
    級もしくは第二級のアルキル基もしくはアラルキル基ま
    たはC6-10の芳香族基であるか、またはR 3 およびR4
    はこれらを連結している原子と共に4〜8員環を形成し
    てスピロシクロ化合物を生成することができ、R5 は水
    素、アルキルまたはアリールであり、R6 はC1-6 のア
    ルキレン基であり、kは0〜2の整数であり、lは0〜
    1の整数であり、sは0または1であり、tはR3 とC
    * がビシクロ化合物を形成しているときは0、それ以外
    のときは1であり、R7 は各々が独立して水素またはメ
    チルであり、R8 は水素、C1-6 のアルキル基またはC
    6-10の芳香族基であり、R9 は各々が独立して水素、C
    1-5 の炭化水素、置換もしくは非置換の芳香族基または
    ハロゲンであり、Xは置換または非置換の二価の脂肪族
    基、脂環式基または芳香族基のような実質的に不活性の
    結合基である(ただし、これらの基はカルボニル基、ス
    ルホン基およびカルバモイル基のような他の二価の基に
    結合していてもよい)]を有する構造単位で表わされる
    官能性の分子部分を有する、請求項14記載のポリフェ
    ニレンエーテルブレンド組成物。
  17. 【請求項17】 前記組成物が、ポリエステルマトリッ
    クスと、このポリエステルマトリックスにのみ分散して
    いて互いには分散していないポリフェニレンエーテルお
    よび官能化されたゴムとを含み、前記官能化されたゴム
    の粒度が約30ミクロン未満である、請求項13記載の
    ポリフェニレンエーテルブレンド組成物。
JP8224278A 1995-08-31 1996-08-27 耐衝撃性が改良されたポリフェニレンエーテルブレンド Withdrawn JPH09165510A (ja)

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