JPH04233941A - オルトエステルでキャップされたポリフェニレンエーテル - Google Patents

オルトエステルでキャップされたポリフェニレンエーテル

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JPH04233941A
JPH04233941A JP3210503A JP21050391A JPH04233941A JP H04233941 A JPH04233941 A JP H04233941A JP 3210503 A JP3210503 A JP 3210503A JP 21050391 A JP21050391 A JP 21050391A JP H04233941 A JPH04233941 A JP H04233941A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反応性基でキャップされ
たポリフェニレンエーテル及びそれらから誘導される共
重合体の製造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテルは優れた加水分
解安定性、寸法安定性、靭性、耐熱性及び誘電特性によ
って特徴付けられる熱可塑性エンジニアリング樹脂の広
く使用されている一群である。しかしながら、ポリフェ
ニレンエーテルは加工性及び耐溶剤性のようなある種の
他の性質において不満足なものである。したがって、こ
れらの他の性質を改善するためにポリフェニレンエーテ
ルを変性するための手段を開発すべく研究が続けられて
いる。
【0003】研究中の手段の中には、ポリフェニレンエ
ーテルをある種の他の樹脂質物質、たとえばポリエステ
ル、ポリアミド又はオレフィン重合体と配合する方法が
ある。しかしながら、これらの他の物質とポリフェニレ
ンエーテルとの配合物は通常非相溶性である。かゝる配
合物から製造された成形品は一般に脆く、衝撃を受ける
と著しい表層剥離を惹起し得る。
【0004】ポリフェニレンエーテルとこれら他の重合
体との配合物の相溶化はいくつかの方法によって達成し
得る。しばしば好ましい一方法はポリフェニレンエーテ
ルと他の重合体との共重合体を形成する方法である。か
ゝる共重合体が配合物中に存在する場合、該共重合体は
共重合されていない成分に対する相溶化剤として作用す
る。
【0005】ポリフェニレンエーテルとポリエステル、
ポリアミド等との共重合体を製造する一方法は本出願人
自身の米国特許出願SN.07/351,905号明細
書に記載されている。この方法はポリフェニレンエーテ
ルを2−クロル−4,6−ジグリシドキシ−1,3,5
−トリアジン、2−クロル−4−(n−ブトキシ)−6
−グリシドキシ−1,3,5−トリアジン又は2−クロ
ル−4−(2,4,6−トリメチルフェノキシ)−6−
グリシドキシ−1,3,5−トリアジンのようなエポキ
シクロルトリアジンとの反応によってキャップさせるこ
とからなる。かゝる末端置換ポリフェニレンエーテルは
容易にポリエステル、ポリアミド及び官能化されたオレ
フィン重合体のような求核性重合体との共重合体を形成
し、そしてかゝる共重合体を含有する配合物は高い衝撃
強さ及び引張強さならびに優れた構造保全性を包含する
多くの望ましい性質を有する。
【0006】しかしながら、キャッピング剤としてのエ
ポキシクロルトリアジンはある種の不利益を有する。こ
れらの不利益の中で特筆すべきはエポキシクロルトリア
ジンの製造に際してグリシドールのような化合物を使用
する必要がある点である。グリシドールは高価であり、
しかも発癌性をもつものである。それ故、他の重合体と
反応性のポリフェニレンエーテルを形成し得る新規なキ
ャッピング試薬の開発には引続き高い関心が払われてい
る。
【0007】
【発明の概要】本発明は本来ポリフェニレンエーテルと
非相溶性である重合体との共重合体を含有する配合物を
形成し得る反応性基でキャップされたポリフェニレンエ
ーテルの一群を包含する。本発明はまたかゝる反応性基
でキャップされたポリフェニレンエーテルの製造法及び
このキャップされたポリフェニレンエーテルから製造し
得るある種のポリフェニレンエーテル共重合体を包含す
る。
【0008】したがって、第一に本発明は、式:
【00
09】
【化6】 (式中、各Q1 はそれぞれ独立的にハロゲン、第1級
又は第2級低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、ア
ミノアルキル、炭化水素オキシ又は少なくとも2個の炭
素原子によってハロゲン原子と酸素原子が分離されてい
るハロ炭化水素オキシ基であり;各Q2 はそれぞれ独
立的に水素、ハロゲン、第1級又は第2級低級アルキル
、フェニル、ハロアルキル、炭化水素オキシ又はQ1 
について定義した如きハロ炭化水素オキシ基であり;R
1 はC1−6 アルキレン基であり;R2 はC1−
4 第1級又は第2級アルキル基又はC* とともに第
二の5員又は6員環を形成するアルキレン基であり、そ
してR3 はC1−4 第1級又は第2級アルキル基又
はC6−10芳香族基であるか、あるいはR2 及びR
3 は一緒にそれらを連結している原子とともに5−,
6−又は7−員環を形成し;R9 は水素又はC1−4
 第1級又は第2級アルキル基であり;Zはキャッピン
グ反応条件下で実質的に不活性な連結基であり;mは0
又は1であり;nは1ないし2−mであり;そしてxは
R2 及びC* が環を形成する場合には0であり、他
の場合には1である)のオルトエステル末端基を含むキ
ャップされたポリフェニレンエーテルを提供する。
【0010】
【詳細な開示】Q1 及びQ2 として適当な第1級低
級アルキル基(すなわち7個までの炭素原子をもつアル
キル基)の例はメチル、エチル、n−プロピル、n−ブ
チル、イソブチル、n−アミル、イソアミル、2−メチ
ルブチル、n−ヘキシル、2,3−ジメチルブチル、2
−,3−又は4−メチルペンチル及び対応するヘプチル
基である。第2級低級アルキル基の例はイソプロピル、
第2級ブチル及び3−ペンチル基である。すべてのアル
キル基は分岐鎖状よりも直鎖状であることが好ましい。 多くの場合、各Q1 はアルキル基又はフェニル基、特
にC1−4 アルキル基でありそして各Q2 は水素で
ある。
【0011】用語“オルトエステル”は1個の炭素原子
が別の1個の炭素原子に直接炭素−炭素結合によって結
合されかつ別の3個の炭素原子には酸素を介して結合さ
れている型の化合物を意味する。かゝる化合物は仮想化
合物オルト酸R−C(OH)3 (式中、Rは有機基で
ある)のエステルであると考え得る。かゝるオルト酸の
実在はほとんど未知である。というのはオルト酸は直ち
に通常のカルボン酸に脱水されるからである。しかしな
がら、かゝる酸のエステルは既知であり、本発明の組成
物はこの型の特定の重合体置換エステルを包含する。
【0012】式(I)において、R1 はメチレン、エ
チレン、プロピレン、トリメチレン、ペンタメチレン又
はヘキサメチレンのようなC1−6 アルキレン基であ
る。多くの場合、R1 はメチレン基である。
【0013】R2 基はメチル、エチル、n−プロピル
、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又は第2級ブ
チルのようなC1−4 第1級又は第2級アルキル基で
あり得る。第1級アルキル基、特にメチル基が一般に好
ましい。
【0014】R2 はまた分子の他の部分とともに第二
の5員又は6員環を形成することもできる。この目的の
ために、オルトエステル環中の炭素原子の1つは該第二
の環の一部としてのその役割を示すためにC* として
示される。
【0015】R3 基はR2 について前記定義したご
ときC1−4 第1級又は第2級アルキル基あるいはC
6−10芳香族基(好ましくは芳香族炭化水素基)であ
り得る。最後に、R2 及びR3 は一緒に、それらを
連結している原子とともに5−,6−又は7−員環を形
成することもできる。したがって、本発明はある種のス
ピロオルトエステルでキャップされたポリフェニレンエ
ーテルを包含する。
【0016】R9 基は水素又はR2 及びR3 と同
様なアルキル基であり得る。R9 基は水素であること
が好ましい。
【0017】m及びnの数値は環式オルトエステル分子
部分が5員環であるか又は6員環であるかによって決ま
る。一般に、5員環、すなわちmが0でかつnが1であ
ることが好ましい。しかしながら、本発明はm及びnが
ともに1であるか又はmが0でかつnが2である場合、
すなわち6員環が存在する場合の組成物も包含する。
【0018】下付き記号xの数値もまたオルトエステル
分子部分の環式構造に関係する。C* がR2 ととも
に形成する環構造の一部である場合には、該炭素原子の
4個の原子価のすべては満たされ、したがってxは0で
ある。そうでない場合には、xは1である。
【0019】式(I)中に存在し得るオルトエステル分
子部分の代表的な例は次式:
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】 で表わされる。式(II)は4−(2−メトキシ−2−
メチル−1,3−ジオキソラニル)基であり、これが通
常好ましい。かゝる化合物の製造のための中間体はグリ
セロール及びメチルオルトアセテートの反応によって得
ることができる4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−
2−メチル−1,3−ジオキソランを包含する。この化
合物及び構造的に同類の化合物を実質的に純粋な形で製
造するための改良法及びかく得られる化合物は本出願人
自身の別の米国特許出願に開示されている。式(III
 )は4−(1−メチル−2,6,7−トリオキサピシ
クロ[2.2.2]オクチル)基であり、そのメチロー
ル誘導体はエチルオルトアセテートと実質的に等モル量
のペンタエリトリットとの反応によって製造し得る。
【0022】Z基はポリフェニレンエーテルのキャッピ
ング反応の条件下で実質的に不活性な任意の連結基であ
り得る。基Zは一般にオルトエステル分子部分とポリフ
ェニレンエーテル鎖との間のスペーサーとしての役割を
主として担うものであるが、それは後述するごとくアミ
ン基によって置換し得る基を包含するある種の型の反応
性基を含有し得る。
【0023】代表的なZ基部分は次式のものを包含する
【0024】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】 (式中R4 は二価の脂肪族、脂環族又は芳香族基であ
りそしてR5 はアルキル、シクロアルキル又は芳香族
基又は式:
【0027】
【化11】 の基である。)式(IX)のトリアジン基が後述するご
とき融通性をもつ点でしばしば好ましい。
【0028】第二に、本発明はポリフェニレンエーテル
と式:
【0029】
【化12】 (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R9,Z,C* ,
m,n及びxはさきに定義したとおりである)のオルト
エステルとを反応させることからなるキャップされたポ
リフェニレンエーテルの製造法を提供するものである。 式(XII )の化合物は式ZXq (式中Xはハライ
ド(特にクロライド)のような易離脱性基でありそして
qは2又は3である)の化合物と式:
【0030】
【化13】 のヒドロキシ置換オルトエステルとを当業者が容易に探
知し得る条件下で反応させることによって製造し得る。 Zがカルバメート基(たとえば式(V)をもつ)を含む
化合物は、別法によれば、ジイソシアナートと実質的に
等モル割合の式(XIII)のオルトエステルとの反応
によって製造し得る。
【0031】式(XII )の好ましい化合物は式:

0032】
【化14】 (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R9 ,R5 ,C
* ,m,n及びxはさきに定義したとおりである)を
もつトリアジン、特にR1 がメチレン基であるかゝる
化合物である。 式(XIV )のオルトエステル置換トリアジンは本出
願人自身の米国特許出願567,574号明細書に開示
されている。
【0033】R5 の好ましい基はある程度までキャッ
プされたポリフェニレンエーテルについて望まれる反応
性及び該ポリフェニレンエーテルと共重合体を形成する
ことが望まれる他の重合体の種類に関係するであろう。 オルトエステル基はアミン基とよりもカルボン酸基と実
質的により反応性である。したがって、本発明のキャッ
プされたポリフェニレンエーテルとアミン末端ポリアミ
ド等のアミン基との反応による共重合体の形成のために
は、R5 がそれ自体オルトエステル基であるか又は実
質的に非反応性である場合、たとえばそれがアルキル基
又は2,6−キシリル又はメシチル基(2,4,6−ト
リメチルフェニル基)のような立体障害芳香族基である
場合、触媒としてルイス酸の存在を必要とするであろう
【0034】R5 が比較的非立体障害型である芳香族
基(たとえばフェニル基)である場合には、該基のアミ
ン基による置換は触媒の不存在下で生起して共重合体を
生成し得る。したがって、R5 が、随意に少なくとも
1個の電子求引性置換基によって活性化された、フェニ
ル基又は類似の非立体障害型芳香族基である場合の本発
明のキャップされたポリフェニレンエーテルは共重合体
形成反応を生起し得る二種の基、すなわちカルボン酸基
に対する基(オルトエステル基)及びアミン基に対する
基(フェニル基)、を含有する。
【0035】オルトエステル置換クロルトリアジンの製
造をつぎの実施例によって説明する。実施例中、すべて
のパーセント表示は重量%を表わす。 実施例1   均圧式添加ロートを備えた容量1lの丸底フラスコ
を窒素で洗浄しそしてグリセリン41.5g(451ミ
リモル)、塩化メチレン750ml及びp−トルエンス
ルホン酸100mgを裝入した。メチルオルトアセテー
ト56.9g(473ミリモル)を室温、攪拌下に5分
間かかって添加し、攪拌を18時間続けた後、無水炭酸
ナトリウム1gを添加しそして混合物をさらに1時間攪
拌してから濾過した。溶剤を真空下にストリッピングし
て4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−メチル−
1,3−ジオキソラン65g(理論値の97%)を透明
油状物として得た。その分子構造はプロトン及びC13
核磁気共鳴スペクトル分析によって確認された。
【0036】電磁攪拌機、均圧式添加ロート及び温度計
を備えた容量500mlの三つ首丸底フラスコに塩化シ
アヌル22.63g(123ミリモル)、メシトール1
7.54g(128.8ミリモル)及び塩化メチレン2
50mlを裝入した。このフラスコを0℃に冷却しそし
て50%水酸化ナトリウム水溶液14.72g(184
ミリモル)を0−5℃、攪拌下に滴加した。この反応混
合物を室温まで加温しそして攪拌を85分間続けた後、
液体(所望のメシトキシジクロルトリアジンの溶液を沈
殿した固形分から傾瀉しそしてフラスコを洗浄してから
傾瀉した液体を再裝入した。
【0037】アルキル基中に8−10個の炭素原子を含
む商業的に入手し得るメチルトリアルキルアンモニウム
クロライド3滴を上記フラスコに添加しそしてフラスコ
を0℃まで冷却した。ついでトリエチルアミン0.5m
l及び4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−メチ
ル−1,3−ジオキソラン20g(135ミリモル)を
添加し、その後に50%水酸化ナトリウム水溶液14.
72g(184ミリモル)を攪拌下かつ0−5℃に冷却
しつつ一滴ずつ導入した。混合物を室温まで加温しかつ
一晩攪拌し、その後に有機層を分離し、蒸留水で3回洗
滌し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過しそして
真空ストリッピング処理した。かくして、不純物として
約15%のビス(2,4,6−トリメチルフェノキシ)
クロルシアヌレートを含有する所望の2−クロル−4−
(2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラニル
)メトキシ−6−(2,4,6−トリメチルフェノキシ
)−1,3,5−トリアジン48g(理論値の99%)
を得た。 実施例2   実施例1で使用した置換ジオキソランの代りに1−
メチル−4−ヒドロキシメチル−2,6,7−トリオキ
サビシクロ[2.2.2]オクタンを等モル基準で使用
して実施例1の方法を反復した。このビシクロオクタン
はエチルオルトアセテートと等モル量のペンタエリトリ
ットとの反応によって製造し得た。同様の結果が得られ
た。 実施例3   実施例1で使用したメシトールの代りにフェノール
を等モル基準で使用して実施例1の方法を反復した。生
成物は所望の2−クロル−4−(2−メトキシ−2−メ
チル−1,3−ジオキソラニル)メトキシ−6−フェノ
キシ−1,3,5−トリアジンであった。 実施例4   電磁攪拌機、均圧式添加ロート及び温度計を備えた
容量500mlの三つ首丸底フラスコに塩化シアヌル2
2.63g(123ミリモル)及び塩化メチレン250
mlを裝入した。このフラスコを0℃まで冷却しそして
2,6−ルチジン0.5ml、アルキル基中に8−10
個の炭素原子を含む商業的に入手し得るメチルトリアル
キルアンモニウムクロライド5滴及び4−ヒドロキシメ
チル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラ
ン19.13g(129ミリモル)を添加し、ついで0
−10℃で攪拌しつつ50%水酸化ナトリウム水溶液1
1.8g(148ミリモル)を滴加した。攪拌を1時間
続けた後、フェノール11.6g(123ミリモル)を
添加しそして水酸化ナトリウムの50%水溶液の別量1
1.8gを上記と同様にして滴加した。
【0038】フラスコを室温まで加温しかつ一晩攪拌し
た後、トリエチルアミン0.5mlを添加した。有機層
を分離し、別量の塩化メチレンで稀釈し、蒸留水で3回
洗滌し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過しそし
て真空ストリッピング処理した。かくして、不純物とし
て約27%のジフェノキシクロルシアヌレートを含有す
る所望の2−クロル−4−(2−メトキシ−2−メチル
−1,3−ジオキソラニル)メトキシ−6−フェノキシ
−1,3,5−トリアジン37g(理論値の85%)を
得た。その分子構造はプロトン核磁気共鳴スペクトル分
析によって確認した。
【0039】本発明の方法によってキャップし得るポリ
フェニレンエーテルは後記のものを包含するが、それら
に限定されないきわめて多数の変形及び変性体を包含し
、それらのすべてを本発明に使用し得る。
【0040】これらのポリフェニレンエーテルは式:

0041】
【化15】 (式中、Q1 及びQ2 はさきに定義したとおりであ
る)をもつ多数の構造単位を含んでなる。適当なポリフ
ェニレンエーテルは多数の特許文献に開示されている。
【0042】ポリフェニレンエーテルは単独重合体及び
共重合体の両者を包含する。適当な単独重合体はたとえ
ば2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位
を含有するものである。適当な共重合体はかゝる単位を
(たとえば)2,3,6−トリメチル−1,4−フェニ
レンエーテル単位と組合せて含有するランダム共重合体
を包含する。多数の適当なランダム共重合体は単独重合
体とともに特許文献に記載されている。
【0043】分子量、溶融粘度及び/又は衝撃強さのよ
うな性質を改良する分子部分を含むポリフェニレンエー
テルも本発明で使用し得るポリフェニレンエーテルに包
含される。かゝる重合体は特許文献に記載されておりか
つそれらはポリフェニレンエーテル上にアクリロニトリ
ル及びビニル芳香族化合物(たとえばスチレン)のよう
なビニル単量体又はポリスチレン及びエラストマーのよ
うな重合体を既知の方法でグラフト結合させることによ
って製造することができる。この生成物は典型的にはグ
ラフト化分子部分及び非グラフト化分子部分の両者を含
有する。他の適当な重合体はカップリング剤を2個のポ
リフェニレンエーテル鎖のヒドロキシ基と既知の方法で
反応させて、実質的割合の遊離ヒドロキシ基が残存する
という条件でヒドロキシ基とカップリング剤との反応生
成物を含むより高分子量の重合体を形成させるという方
法で得られるカップル化ポリフェニレンエーテルである
。代表的なカップリング剤の例は低分子量ポリカーボネ
ート、キノン類、複素環式化合物及びホルマール類であ
る。
【0044】ポリフェニレンエーテルは、一般に、ゲル
透過クロマトグラフィーによって測定して約3,000
〜40,000の範囲内の数平均分子量及び約20,0
00〜80,000の範囲内の重量平均分子量をもつ。 その固有粘度はクロロホルム中、25℃で測定して多く
の場合約0.15−0.6dl/gの範囲内である。
【0045】ポリフェニレンエーテルは典型的には少な
くとも一種の対応するモノヒドロキシ芳香族化合物の酸
化的カップリングによって製造される。特に有用なかつ
容易に入手し得るモノヒドロキシ芳香族化合物は2,6
−キシレノール(各Q1 がメチル基でかつ各Q2 が
水素である)及び2,3,6−トリメチルフェノール(
各Q1 及び一方のQ2 がメチル基でかつ他方のQ2
 が水素である)であり、これらの場合、重合体はそれ
ぞれポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエー
テル)及びポリ(2,3,6−トリメチル−1,4−フ
ェニレンエーテル)として特徴付けることができる。
【0046】酸化的カップリングによるポリフェニレン
エーテルの製造のために有用な種々の触媒系が知られて
いる。触媒の選定については何等特別の制限はなく、既
知の触媒の任意のものを使用し得る。多くの場合、触媒
は銅、マンガン又はコバルト化合物のような少なくとも
一種の重金属化合物を通常は種々の他の物質と組合せて
含有する。
【0047】好ましい触媒系の第一群は銅化合物を含有
する系からなる。かゝる触媒はたとえば米国特許第3,
306,874号、同第3,306,875号、同第3
,914,266号及び同第4,028,341号明細
書に開示されている。これらは通常第1銅又は第2銅イ
オン、ハライド(すなわちクロライド、ブロマイド又は
ヨーダイド)イオン及び少なくとも一種のアミンの組合
せである。
【0048】マンガン化合物含有触媒系は第二の好まし
い触媒系群を構成する。これらは一般に二価マンガンを
ハライド、アルコキシド又はフェノキシドのようなアニ
オンと組合せたアルカリ性の系である。多くの場合、マ
ンガンはジアルキルアミン、アルカノールアミン、アル
キレンジアミン、o−ヒドロキシ芳香族アルデヒド、o
−ヒドロキシアゾ化合物、ω−ヒドロキシオキシム(単
量体状及び重合体状)、o−ヒドロキシアリールオキシ
ム及びβ−ジケトンのような一種又はそれ以上の錯化剤
及び/又はキレート化剤との錯体として存在する。既知
のコバルト含有触媒系も有用である。ポリフェニレンエ
ーテルの製造のために適当なマンガン及びコバルト含有
触媒系は種々の特許及び刊行物文献に開示されて当業者
には既知である。
【0049】本発明の目的に使用し得るポリフェニレン
エーテルは式:
【0050】
【化16】
【0051】
【化17】 (両式中、Q1 及びQ2 はさきに定義したとおりで
あり、各R6 はそれぞれ独立的に水素又はC1−6 
低級アルキル基であり;そして各R7 は2個のR7 
基中の炭素原子数の合計が6又はそれ以下である条件で
それぞれ独立的に水素又はアルキル基である)の末端基
の少なくとも一方をもつ分子を含んでなるものを包含す
る。各R6 はアルキル基、特にメチル基又はn−ブチ
ル基でありそして各R7 は水素であることが好ましい
【0052】式(XVI )のアミノアルキル置換末端
基を含む重合体は典型的には、特に銅又はマンガン含有
触媒を使用する場合に、酸化的カップリング反応混合物
の成分の一つとして対応する第1級又は第2級モノアミ
ンを配合することによって得られる。かゝるアミン、特
にジアルキルアミン及び好ましくはジ−n−ブチルアミ
ン及びジメチルアミン、は多くの場合1個又はそれ以上
のQ1 基上のα−水素原子の1個を置換することによ
って、しばしばポリフェニレンエーテルに化学的に結合
するようになる。主たる反応部位は重合体鎖の末端単位
上のヒドロキシ基に隣接するQ1 基である。その後の
加工及び/又は配合工程中に、アミノアルキル置換末端
基は種々の反応を受け、おそらくはその間に式:
【00
53】
【化18】 のキノンメチド型中間体を生成するものと考えられ、そ
の結果しばしば衝撃強さ及び他の配合成分との相溶性の
増加を包含する多くの優れた効果をもたらす。これらの
点については米国特許第4,054,553号、同第4
,092,294号、同第4,477,649号、同第
4,477,651号及び同第4,517,341号明
細書の記載を参照されたい。
【0054】式(XVII)の4−ヒドロキシビフェニ
ル末端基をもつ重合体は本発明においてしばしば特に有
用である。これらの重合体は典型的には、特に銅−ハラ
イド−第2級又は第3級アミン系触媒を使用する場合、
副生成物として式:
【0055】
【化19】 のジフェノキノンを含む反応混合物から得られる。この
点に関しては、前記引用した米国特許第4,477,6
49号明細書及びこゝに参考文献として引用する米国特
許第4,234,706号及び同第4,482,697
号明細書の記載を参照されたい。この型の混合物中で、
ジフェノキノンは最終的には主として末端基として重合
体中に実質的割合で結合される。
【0056】上述した条件下で得られる多くのポリフェ
ニレンエーテルにおいて、典型的には重合体の約90重
量%を構成する実質的割合の重合体分子は式(XVI 
)及び(XVII)の一方又はしばしば両方をもつ末端
基を含む。しかしながら、他の末端基も存在し得ること
及び本発明は広い意味ではポリフェニレンエーテル末端
基の分子構造に依存しなくてもよい点を理解すべきであ
る。
【0057】実質的割合の中和されていないアミノ型窒
素を含むポリフェニレンエーテルの使用は望ましくない
ほど低い衝撃強さをもつ組成物を与える。これらのアミ
ノ化合物には前述したアミノアルキル末端基のほかにポ
リフェニレンエーテルの製造のために使用される触媒中
の痕跡量のアミン(特に第2級アミン)を包含される。
【0058】したがって、本発明は実質的割合のアミノ
化合物を除去又は不活性化したポリフェニレンエーテル
の使用を包含する。かく処理された重合体は中和されて
いないアミノ型窒素を、たとえそれが含まれるとしても
、800ppmを超えない量で、より好ましくは約10
0−800ppm の範囲の量で含有する。
【0059】不活性化のための好ましい一方法はポリフ
ェニレンエーテルを約230−350℃の範囲の温度で
真空ガス抜きしつつ押出すことによる方法である。これ
は好ましくは予備押出工程中で、押出機のベントを圧力
を約200トル又はそれ以下に低下し得る真空ポンプに
連結することによって行なわれる。
【0060】この不活性化法はアミノアルキル末端基が
式(XVIII )によって表わされる型のキノンメチ
ドに転化される際に生成するアミンを包含する重合体中
のすべての痕跡量の遊離アミンの蒸発による除去を助長
するものと考えられる。
【0061】前述したところから、本発明において使用
し得るポリフェニレンエーテルは構造単位又は付随的な
化学的特性の変動に関係なく、現在既知であるすべての
ポリフェニレンエーテルを包含することは当業者には明
らかであろう。
【0062】ポリフェニレンエーテルとキャッピング剤
として使用されるオルトエステルとの反応はZの構造に
照らして慣用的な条件下で行なうことができる。たとえ
ば、Zがトリアジン分子部分である場合には、反応は約
−10℃ないし約100℃の温度で、水酸化ナトリウム
のようなアルカリ性試薬、多くの場合水溶液の形のアル
カリ試薬、の存在下で行ない得る。塩化メチレン、トル
エン、キシレン又はクロルベンゼンのような比較的非極
性の溶剤を使用することがしばしば好ましい。さらに、
相間移動触媒を使用することもしばしば有利である。通
常の反応条件下で安定かつ有効であるかゝる触媒の任意
のものを使用し得る。どの触媒が適当であるかを判断す
ることは当業者にとって容易であろう。分子当り少なく
とも2個のアルキル基、典型的には2個又は3個のアル
キル基が約5ないし20個の炭素原子を含むテトラアル
キルアンモニウムクロライドが特に好ましい。
【0063】オルトエステル及びポリフェニレンエーテ
ルの割合は相溶させる配合物中に望まれる共重合体の割
合に応じて広範囲に変動し得る。オルトエステル対ポリ
フェニレンエーテルのモル比(たゞしポリフェニレンエ
ーテルは非水素結合されたヒドロキシ末端基による)は
典型的には約0.1−3.0:1の範囲である。塩基対
ポリフェニレンエーテルのモル比は通常約1−2:1の
範囲であり、そして相間移動触媒(使用する場合)は所
与の反応を促進するに有効な最少量で存在させる。かゝ
る量の簡単な実験によって容易に決定し得るものである
ことは当該技術において既知である。
【0064】キャッピング反応の完了に続いて、反応混
合物は典型的には残存アルカリ性試薬を二酸化炭素のよ
うな酸性物質で中和する工程及び非溶剤の添加によって
溶液から生成物を沈殿させる工程を包含する慣用の操作
によって仕上げ処理することができる。使用し得る非溶
剤の代表的な例はメタノール、1−プロパノール、アセ
トン、アセトニトリル及びそれらの混合物を包含する。 またキャップされたポリフェニレンエーテルの溶液を共
重合体の形成に直接、たとえば揮発による溶剤の除去又
は反溶剤の添加及び押出体としてのスラリーの単離を伴
う反応的押出法によって、使用することもできる。
【0065】本発明のキャップされたポリフェニレンエ
ーテルの製造を以下の実施例によってさらに説明する。 各実施例において、使用したポリフェニレンエーテルは
クロロホルム中、25℃で測定して0.40dl/gの
固有粘度をもつ商業的に入手し得るポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレンエーテル)であった。ポリフ
ェニレンエーテルのモル割合は非水素結合されたヒドロ
キシ末端基によるものである。 実施例5   櫂型攪拌機、温度計及び窒素導入管をとりつけた容
量12lの三つ首フラスコにトルエン5.5l中のポリ
フェニレンエーテル1100g(64.7ミリモル)の
溶液を裝入した。これに実施例1のメチルトリアルキル
アンモニウムクロライド4.1g及び50%水酸化ナト
リウム水溶液7.77g(97ミリモル)を添加した。 混合物を15分間激しく攪拌し、そこで実施例1の生成
物48.5g(122.6ミリモル)を添加した。攪拌
を35分間続けた後、残存する塩基をこの溶液にガス状
二酸化炭素を7分間泡立させることによって中和した。 この溶液を過剰のメタノール中に注入しそして沈殿した
重合体を真空中110℃で乾燥した。かくして所望のオ
ルトエステルで末端置換されたポリフェニレンエーテル
1096gを得た。その構造はプロトン核磁気共鳴スペ
クトル分析及びフーリエ変換赤外スペクトル分析によっ
て確認された。 実施例6   実施例1の生成物の代りに実施例2の生成物を等モ
ル基準で使用して実施例5の方法を反復した。同様のキ
ャップされた重合体が得られた。 実施例7   実施例1の生成物の代りに実施例3の生成物を等モ
ル基準で使用して実施例5の方法を反復した。同様のキ
ャップされた重合体が得られた。 実施例8   櫂型攪拌機、温度計及び窒素導入管を備えた容量5
lの三つ首フラスコにトルエン3l中のポリフェニレン
エーテル550g(32.4ミリモル)を裝入した。こ
れに実施例1のメチルトリアルキルアンモニウムクロラ
イド5.5g及び50%水酸化ナトリウム水溶液3.8
8g(48.5ミリモル)を添加した。混合物を30分
間激しく攪拌し、そこで塩化メチレン100ml中の実
施例4の生成物25g(70.7ミリモル)の溶液を添
加した。攪拌を30分間続けた後、この溶液にガス状二
酸化炭素を10分間泡出させることによって残存する塩
基を中和した。この溶液を過剰のメタノール中に注入し
そして沈殿する重合体を真空中で110℃で乾燥した。 生成物は所望のオルトエステル基でキャップされたポリ
フェニレンエーテルであった。その構造はプロトン核磁
気共鳴スペクトル分析及びフーリエ変換赤外スペクトル
分析によって確認された。
【0066】本発明のオルトエステル基でキャップされ
たポリフェニレンエーテルは反応性基を含む他の重合体
、特に求核的に脂肪族置換し得る基、たとえばアミン、
ヒドロキシ、チオ及びカルボキシ基及びそれらの官能性
誘導体基を含む他の重合体と反応して共重合体含有組成
物を形成する。他の重合体がカルボン酸基を含む場合、
この型の組成物は本発明の別の要旨を構成する。アミン
基含有重合体をもつ共重合体を含有してなる組成物は本
出願人自身の米国特許出願567,575号明細書に記
載されている。
【0067】カルボン酸基はかゝる他の重合体分子中の
任意の位置に存在し得る。すなわちカルボン酸基は末端
基、置換基又はグラフト化分子部分にあり得る。したが
って、本来それ自体はポリフェニレンエーテルとは非相
溶性である多数の重合体、たとえばポリエステル及びカ
ルボキシ官能基を含むオレフィン重合体、から共重合体
含有組成物を形成することができる。かゝる共重合体が
存在するために、共重合体含有組成物は相溶性であり、
優れた物理的性質をもつ物品に形成することができる。 かゝる組成物はまた二種類の重合体の配合物をさらに相
溶化して同様に優れた性質をもつ成形用組成物を形成す
るのにも有用である。
【0068】本発明の共重合体含有組成物の製造に適す
るポリエステルは式: (式中、R8 は二価の脂肪族、脂環族又は芳香族炭化
水素基又はポリオキシアルキレン基でありそしてA1 
は二価の芳香族基である)の構造単位を含んでなるポリ
エステルを包含する。かゝるポリエステルは熱可塑性ポ
リエステル、代表的にはポリ(アルキレンジカルボキシ
レート)、エラストマー状ポリエステル、ポリアリーレ
ート及び共ポリエステルカーボネートのようなポリエス
テル共重合体を包含する。キャップされたポリフェニレ
ンエーテル中のオルトエステル基との間に生起する主反
応はポリエステルのカルボン酸基との反応であるので、
ポリエステルは比較的高いカルボン酸末端基濃度をもつ
ことが好ましい。約5−250マイクロ当量/gの範囲
の濃度が一般に適当であり、10−100マイクロ当量
/gの範囲が好ましく、30−100マイクロ当量/g
がより好ましく、40−80マイクロ当量/gの範囲が
特に好ましい。
【0069】ポリエステルは式:
【0070】
【化20】 (式中、R8 は前記定義したとおりであり、R9 は
ポリオキシアルキレン基でありそしてA2 は三価の芳
香族基である)の構造単位を含有し得る。式(XX)中
のA1 基は多くの場合p−又はm−フェニレン基又は
それらの混合物であり、そして式(XXI )中のA2
 基は通常トリメリト酸から誘導されかつ式:
【0071】
【化21】 の構造をもつ。
【0072】R8 基はたとえばC2−10アルキレン
基、C6−10脂肪族基、C6−20芳香族基又はアル
キレン基中に約2−6個、多くの場合4個の炭素原子を
含むポリオキシアルキレン基であり得る。さきに述べた
とおり、この一群に属するポリエステルはポリ(アルキ
レンテレフタレート)及びポリアリーレートを包含する
。ポリ(アルキレンテレフタレート)がしばしば好まし
く、ポリ(エチレンテレフタレート)及びポリ(ブチレ
ンテレフタレート)がもっとも好ましい。
【0073】ポリエステルは一般にフェノール60重量
%及び1,1,2,2−テトラクロルエタン40重量%
の混合物中で30℃で測定した固有粘度(I.V.)か
ら計算して約20,000〜70,000の範囲内の重
量平均分子量をもつ。
【0074】本発明の共重合体含有組成物の製造に使用
するために官能化し得るオレフィン重合体(以下、しば
しば“ポリオレフィン”という)はエチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテン、2−ペン
テン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン及び1−ドデセンを包含する既知
の脂肪族オレフィンの単独重合体及び共重合体である。 C2−6 オレフィンが好ましく、エチレン及びプロピ
レンがもっとも好ましい。
【0075】共重合体の製造のためには、ポリオレフィ
ンが前述したカルボン酸置換基をもつことが必須である
。これらの置換基はポリオレフィンの製造に際してアク
リル酸又は無水マレイン酸のような適当な官能性共単量
体を使用することによってポリオレフィン中に結合し得
る。これらの官能性置換基はまた既に製造されたポリオ
レフィン上に上記と同じ単量体を用いてグラフト重合を
行なうことによって、又はその他の既知の官能化法によ
っても付与し得る。商業的に入手し得るグラフト官能化
ポリオレフィンの任意のものを使用することができ、あ
るいは商業的に入手し得る非官能化ポリオレフィン、た
とえば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン及びポ
リプロピレン、から適当な重合体を製造することもでき
る。
【0076】本発明の共重合体含有組成物の製造のため
の均質配合物を形成し得る配合法を使用することがきわ
めて好ましい。適当な配合法は溶液配合法を包含するが
、かゝる方法は多くの重合体(特にポリエステル)が大
多数の通常使用される溶剤中に不溶性である点でその利
用が制限される。この理由で及び商業的な重合体加工施
設において溶融配合機の利用が容易であるという理由で
溶融反応法が一般に好ましい。慣用の溶融配合法及び装
置を使用することができ、とりわけ押出法が比較的便利
でありかつ特に適当であるという理由でしばしば好まし
い。典型的な反応温度は約175−350℃の範囲内で
ある。特にポリフェニレンエーテルの製造又は加工にお
いて真空ガス抜きをこれまでに行なっていない場合には
、キャップされていないポリフェニレンエーテルについ
てさきに述べたごとき真空ガス抜きを伴う押出法が通常
好ましい。
【0077】特に混練により樹脂質成分を均質に配合し
得る配合法及び装置は当業者の熟知するところである。 これらの装置の例はディスク−パックプロセッサー及び
種々の型の押出機を包含する。押出機の例は、連続式ミ
キサー;一軸スクリュー混練押出機;互い違いに配列さ
れたスクリュー、前進ねじ付き混練機、シリンダー状ブ
ッシュ及び左ねじ要素のような特徴をもつ同方向回転か
み合い型の及び逆方向回転非かみ合い型の二軸スクリュ
ー押出機及び少なくとも1個、好ましくは2個の混練ブ
ロック要素を含むスクリューをもつ押出機である。
【0078】本発明の共重合体含有組成物は、共重合体
のほかに、未反応のポリフェニレンエーテルも含有し得
る。これは水素結合末端基のみをもつ任意のポリフェニ
レンエーテル分子ならびに不完全なキャッピング処理の
結果として官能化されていない他のポリフェニレンエー
テル、官能化されているがポリエステルと反応しなかっ
たポリフェニレンエーテル又は非官能化状態で導入され
る他のポリフェニレンエーテルを包含するであろう。い
ずれにせよ、該組成物から製造された成形品は一般に延
性であり、前述したごとく非相溶性でかつしばしば脆性
又は表層剥離を示す単純な配合物から製造された成形品
よりも高い衝撃強さを有する。
【0079】さらに本発明は配合工程中にポリフェニレ
ンエーテル及びその他の重合体のいずれか又は両方と相
溶性である耐衝撃性改良剤を含有せしめることも意図す
るものである。
【0080】ポリフェニレンエーテル組成物のために有
用な耐衝撃性改良剤は当該技術において周知である。こ
れらは多くの場合エラストマー状重合体であり、典型的
にはオレフィン、ビニル芳香族単量体、アクリル酸及び
アルキルアクリル酸ならびにそれらのエステル誘導体及
び共役ジエンからなる群から選んだ一種又はそれ以上の
単量体から誘導されるエラストマー状重合体である。特
に好ましい耐衝撃性改良剤は室温で弾性を示す天然及び
合成重合体状物質を包含するゴム状高分子量物質である
。これらは単独重合体及びランダム、ブロック、ラジア
ルブロック、グラフト及びコア−シエル型共重合体を包
含する共重合体ならびにそれらの組合せをともに包含す
る。
【0081】本発明において使用し得るポリオレフィン
又はオレフィン基共重合体は低密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、アイソタク
チックポリプロピレン、ポリ(1−ブテン)、ポリ(4
−メチル−1−ペンテン)、プロピレン−エチレン共重
合体等を包含する。別のオレフィン共重合体は一種又は
それ以上のα−オレフィン、特にエチレンとたとえば酢
酸ビニル、アクリル酸及びアルキルアクリル酸ならびに
それらのエステル誘導体、たとえばエチルアクリレート
、メチルメタクリレート等、を包含する共重合性単量体
との共重合体を包含する。さらに金属イオンで完全に又
は部分的に中和され得るアイオノマー樹脂も適当である
【0082】特に有用な耐衝撃性改良剤の一群はビニル
芳香族単量体から誘導されたものである。これらはAB
及びABA型ブロック及びラジアルブロック共重合体及
びビニル芳香族−共役ジエンコア−シエル型グラフト共
重合体を包含する。
【0083】ビニル芳香族単量体から誘導された樹脂の
特に好ましい一群はモノアルケニルアレーン(通常スチ
レン)ブロックと共役ジエン(たとえばブタジエン又は
イソプレン)又はオレフィン(たとえばエチレン−プロ
ピレン、エチレン−ブチレン)ブロックとからなりかつ
ABブロック及びABAブロック共重合体として表わさ
れるブロック共重合体である。共役ジエンブロックは部
分的に又は完全に水素添加することができ、その場合オ
レフィンブロック共重合体と同様の性質を有する。
【0084】適当なAB型ブロック共重合体はたとえば
こゝに参考文献として引用する米国特許第3,078,
254号、同第3,402,159号、同第3,297
,793号、同第3,265,765号及び同第3,5
94,452号明細書及び英国特許第1,264,74
1号明細書に記載されている。ABブロック共重合体の
典型的な例はポリスチレン−ポリブタジエン(SBR)
、ポリスチレン−ポリイソプレン及びポリ(α−メチル
スチレン)−ポリブタジエンブロック共重合体である。 かゝるABブロック共重合体はフィリップス・ペトロリ
アム社の商品名“ソルプレン(SOLPRENE)”を
包含する多数の供給源からの製品が商業的に入手可能で
ある。
【0085】さらに、ABAトリブロック共重合体及び
それらの製造法ならびに所望の場合に行なわれるそれら
の水素添加に関しては、たとえばこゝに参考文献として
引用する米国特許第3,149,182号、同第3,2
31,635号、同第3,462,162号、同第3,
287,333号、同第3,595,942号、同第3
,694,523号及び同第3,842,029号明細
書に記載されている。
【0086】トリブロック共重合体の例はポリスチレン
−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)、ポリスチ
レン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SIS)、ポリ
(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(α−
メチルスチレン)及びポリ(α−メチルスチレン)−ポ
リイソプレン−ポリ(α−メチルスチレン)を包含する
。特に好ましいトリブロック共重合体はシエル社から登
録商標“キャリフレックス(CARIFLEX)”、“
クレイトン(KRATON)D”及び“クレイトンG”
として商業的に入手し得る。
【0087】耐衝撃性改良剤の別の一群は共役ジエンか
ら誘導される。共役ジエンを含有する多数の共重合体に
ついては既に前記したが、別の共役ジエン型改良剤樹脂
はたとえば一種又はそれ以上の共役ジエンの単独重合体
及び共重合体、たとえばポリブタジエン、ブタジエン−
スチレン共重合体、イソプレン−イソブチレン共重合体
、クロルブタジエン重合体、ブタジエン−アクリロニト
リル共重合体、ポリイソプレン、等を包含する。エチレ
ン−プロピレン−ジエン単量体ゴムも使用することがで
きる。これらのEPDMのゴムの典型的な例は主割合の
エチレン単位、中程度の割合のプロピレン単位及び約2
0モル%までの非共役ジエン単量体単位からなるもので
ある。多数のかゝるEPDMのゴム及びそれらの製造法
はこゝに参考文献として引用する米国特許第2,933
,480号、同第3,000,866号、同第3,40
7,158号、同第3,093,621号及び同第3,
379,701号明細書に記載されている。
【0088】他の適当な耐衝撃性改良剤はコア−シエル
型グラフト共重合体である。一般に、これらは主として
共役ジエンゴムからなるコア又は主として架橋アクリレ
ートゴムからなるコアと該コア上に重合せしめられたか
つモノアルケニルアレーン及び/又はアクリル系単量体
の単独又は好ましくは他のビニル単量体との組合せから
誘導された1個又はそれ以上のシエルとを有する。かゝ
るコア−シエル型共重合体は広く商業的に入手可能であ
り、たとえばローム・アンド・ハース社から商品名KM
−611,KM−653,KM−330として入手し得
るものであり、かつ米国特許第3,808,180号、
同第4,034,013号、同第4,096,202号
、同第4,180,494号及び同第4,292,23
3号明細書に記載されている。
【0089】コアとシエルとの界面に使用された樹脂の
相互貫入型網状構造をもつことを特徴とするコア−シエ
ル型共重合体も有用である。この点で特に好ましい共重
合体はゼネラル・エレクトリック社から商標名“ジェロ
イ(GELOY)”として入手し得るかつ米国特許第3
,944,631号明細書に記載されるASA型共重合
体である。
【0090】さらに、前述した重合体及び共重合体と共
重合された又はその上にグラフトされた官能基及び/又
は極性もしくは活性基をもつ単量体を有する重合体及び
共重合体も使用し得る。最後に、他の適当な耐衝撃性改
良剤はチオコール(Thiokol )ゴム、ポリスル
フィドゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテルゴム(た
とえばポリプロピレンオキシド)、エピクロルヒドリン
ゴム、エチレン−プロピレンゴム、熱可塑性ポリエステ
ルエラストマー及び熱可塑性エーテル−エステルエラス
トマーを包含する。
【0091】本発明の共重合体含有組成物中には、さら
に慣用の成分、たとえば充填剤、難燃化剤、顔料、染料
、安定化剤、帯電防止剤、結晶化助剤、離型剤等ならび
に前記しなかった樹脂状成分も存在せしめ得る。
【0092】ポリフェニレンエーテル、他の重合体及び
他の樹脂状成分、たとえば耐衝撃性改良剤(存在する場
合)の割合は臨界的ではなく、所望の性質をもつ組成物
を与えるように広範囲に変更し得る。多くの場合、ポリ
フェニレンエーテルは組成物の約5−95重量%、好ま
しくは約15−50重量%の範囲の量で使用される。ジ
ブロック又はトリブロック共重合体のような耐衝撃性改
良剤は通常ポリフェニレンエーテル100重量部当り約
25重量部までの量で存在する。
【0093】つぎに本発明の共重合体含有組成物の製造
を実施例によって説明する。すべての%は重量基準であ
る。 実施例9−11   実施例5の生成物、キャップされていないポリフェ
ニレンエーテル(実施例11)、ゲル透過クロマトグラ
フィーによって測定して約50,000の数平均分子量
をもつ商業的に入手し得るポリ(ブチレンテレフタレー
ト)及び29,000の重量平均分子量をもつポリスチ
レン末端ブロック及び116,000の重量平均分子量
をもつ水素添加ブタジエン中央ブロックをもつ商業的に
入手し得るトリブロック共重合体の乾燥配合物を製造し
そして真空ガス抜きしつつ120−288℃の範囲の温
度で押出した。押出体は所望の共重合体含有組成物であ
った。これらの押出体をペレットに形成し、110℃で
4時間乾燥しそして試験片に成形し、該試験片を50%
の相対湿度で24時間平衡化しそしてノッチ付きアイゾ
ット衝撃強さ(ASTM試験法D256)について試験
した。結果を次表に示す。
【0094】   実施例 No.                
            9        10  
      11  実施例5の生成物、%     
             20        36
        10  キャップされないポリフェニ
レン        −          −   
       10  エーテル、%   ポリ(ブチレンテレフタレート)、%    70
        54        70  トリブ
ロック共重合体、%              10
        10        10  衝撃強
さ、ジュール/m              684
      374      502 実施例12   実質的に実施例9−11の方法に従って、実施例8
の生成物30%、ポリ(ブチレンテレフタレート)60
%及びトリブロック共重合体10%から組成物を製造し
た。この組成物は630ジュール/mの衝撃強さをもつ
ことが認められた。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: 【化1】 (式中、各Q1 はそれぞれ独立的にハロゲン、第1級
    又は第2級低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、ア
    ミノアルキル、炭化水素オキシ又は少なくとも2個の炭
    素原子によってハロゲン原子と酸素原子とが分離されて
    いるハロ炭化水素オキシ基であり;各Q2 はそれぞれ
    独立的に水素、ハロゲン、第1級又は第2級低級アルキ
    ル、フェニル、ハロアルキル、炭化水素オキシ又はQ1
     について定義した如きハロ炭化水素オキシ基であり;
    R1 はC1−6 アルキレン基であり;R2 はC1
    −4 第1級又は第2級アルキル基又はC* とともに
    5員又は6員環を形成するアルキレン基であり、そして
    R3 はC1−4 第1級又は第2級アルキル基である
    か又はC6−10芳香族基であるか、あるいはR2 及
    びR3 は一緒にそれらを連結している原子とともに5
    −,6−又は7−員環を形成し;R9 は水素又はC1
    −4 第1級又は第2級アルキル基であり;Zはキャッ
    ピング反応条件下で実質的に不活性である連結基であり
    ;mは0又は1であり;nは1ないし2−mであり;そ
    してxはR2 及びC* が環を形成する場合は0、他
    の場合は1である)のオルトエステル末端基を含むキャ
    ップされたポリフェニレンエーテル。
  2. 【請求項2】  ポリフェニレンエーテルがポリ(2,
    6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)である請
    求項1記載のキャップされたポリフェニレンエーテル。
  3. 【請求項3】  Zが次式: 【化2】 【化3】 (式中、R4 は二価の脂肪族、脂環族又は芳香族基で
    あり;そしてR5 はアルキル、シクロアルキル又は芳
    香族基又は式: 【化4】 の基である)のいずれかである請求項2記載のキャップ
    されたポリフェニレンエーテル。
  4. 【請求項4】  R1 がメチレン基でありそしてR9
     が水素である請求項3記載のキャップされたポリフェ
    ニレンエーテル。
  5. 【請求項5】  R3 がメチル基である請求項4記載
    のキャップされたポリフェニレンエーテル。
  6. 【請求項6】  R2 がメチル基である請求項5記載
    のキャップされたポリフェニレンエーテル。
  7. 【請求項7】  mが0でありかつnが1である請求項
    6記載のキャップされたポリフェニレンエーテル。
  8. 【請求項8】  R2 がメチレン基でありかつC* 
    とともに環を形成する請求項5記載のキャップされたポ
    リフェニレンエーテル。
  9. 【請求項9】  Zが式(IX)をもつ請求項5記載の
    キャップされたポリフェニレンエーテル。
  10. 【請求項10】  R5 がフェニル基又は2,4,6
    −トリメチルフェニル基であるキャップされたポリフェ
    ニレンエーテル。
  11. 【請求項11】  カルボン酸基含有重合体と請求項1
    記載のキャップされたポリフェニレンエーテルとの反応
    によって製造された共重合体を含有してなる組成物。
  12. 【請求項12】  カルボン酸基含有重合体がポリエス
    テルである請求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】  ポリフェニレンエーテルがポリ(2
    ,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)である
    請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】  Zが式: 【化5】 (式中、R5 はアルキル、シクロアルキル又は芳香族
    基である)をもつ請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】  R1 がメチレン基でありかつR3
     がメチル基である請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】  R2 がメチル基である請求項15
    記載の組成物。
  17. 【請求項17】  mが0でありかつnが1である請求
    項16記載の組成物。
  18. 【請求項18】  R5 がフェニル基又は2,4,6
    −トリメチルフェニル基である請求項17記載の組成物
  19. 【請求項19】  耐衝撃性改良剤も含有する請求項1
    7記載の組成物。
  20. 【請求項20】  ポリエステルがポリ(ブチレンテレ
    フタレート)である請求項19記載の組成物。
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