JPH09164917A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents
車両用ワイパ装置Info
- Publication number
- JPH09164917A JPH09164917A JP7347589A JP34758995A JPH09164917A JP H09164917 A JPH09164917 A JP H09164917A JP 7347589 A JP7347589 A JP 7347589A JP 34758995 A JP34758995 A JP 34758995A JP H09164917 A JPH09164917 A JP H09164917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- magnet
- wiper blade
- blade
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/32—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
- B60S1/34—Wiper arms; Mountings therefor
- B60S1/3497—Additional means for guiding the blade other than the arm or blade joint
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイパ作動時の振動を効果的に低減でき、し
かもロックバックを解除する際の取り扱いが容易な車両
用ワイパ装置を提供する。 【解決手段】 ワイパアームを構成するアームピース１
６の一端側にはマグネット５０が取り付けられる一方、
ワイパブレード２０の後端側に位置するヨークレバー３
８には、マグネット５０と異なる極性を有するマグネッ
ト５４が取り付けられている。そして、マグネット５０
とマグネット５４とが磁気的な吸引力によって互いに連
結されている。
かもロックバックを解除する際の取り扱いが容易な車両
用ワイパ装置を提供する。 【解決手段】 ワイパアームを構成するアームピース１
６の一端側にはマグネット５０が取り付けられる一方、
ワイパブレード２０の後端側に位置するヨークレバー３
８には、マグネット５０と異なる極性を有するマグネッ
ト５４が取り付けられている。そして、マグネット５０
とマグネット５４とが磁気的な吸引力によって互いに連
結されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のウインドシー
ルド面等の被払拭面を払拭する車両用ワイパ装置に関す
るものである。
ルド面等の被払拭面を払拭する車両用ワイパ装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、自動車のウインドシールド面
を払拭するワイパ装置では、ウインドシールド面に接触
してこれを払拭するブレードラバーと、このブレードラ
バーを保持すると共にトーナメント式に連結された複数
のレバーと、によって構成されたトーナメント式ワイパ
ブレード（以下、「標準ブレード」と称する）が一般的
に用いられている。
を払拭するワイパ装置では、ウインドシールド面に接触
してこれを払拭するブレードラバーと、このブレードラ
バーを保持すると共にトーナメント式に連結された複数
のレバーと、によって構成されたトーナメント式ワイパ
ブレード（以下、「標準ブレード」と称する）が一般的
に用いられている。
【０００３】この種の標準ブレードは、複数のレバーの
うち、最上段に設けられたプライマリレバーの中央部分
でクリップを介してワイパアームに支持されており、ワ
イパアームの往復回動運動に伴って標準ブレードがウイ
ンドシールド面上を往復回動する。
うち、最上段に設けられたプライマリレバーの中央部分
でクリップを介してワイパアームに支持されており、ワ
イパアームの往復回動運動に伴って標準ブレードがウイ
ンドシールド面上を往復回動する。
【０００４】ところで、近年、車両のデザイン上の観点
からウインドシールドが大きく傾斜し、ウインドシール
ド面の面積の大きな車種（例えば、ロングノーズタイプ
のミニバン等）が登場している。
からウインドシールドが大きく傾斜し、ウインドシール
ド面の面積の大きな車種（例えば、ロングノーズタイプ
のミニバン等）が登場している。
【０００５】このような、ウインドシールド面の面積が
大きな車種の場合では、ウインドシールド面の面積に対
するワイパの払拭面積率を満足させるために、ブレード
長（長手方向の長さ）が５００ｍｍ前後の従来の標準ブ
レードに代わりブレード長が７００ｍｍ前後の所謂ロン
グブレードが採用されている。
大きな車種の場合では、ウインドシールド面の面積に対
するワイパの払拭面積率を満足させるために、ブレード
長（長手方向の長さ）が５００ｍｍ前後の従来の標準ブ
レードに代わりブレード長が７００ｍｍ前後の所謂ロン
グブレードが採用されている。
【０００６】しかしながら、この種のロングブレードを
使用した場合では、ブレード後端側で払拭方向と同方向
の振動が発生するという欠点があり、ブレード長が長く
なるほどブレード後端側でこの振動が顕著となる傾向が
ある。そして、この振動によって不快な音が発生したり
払拭性能が低下するといった問題が発生する。
使用した場合では、ブレード後端側で払拭方向と同方向
の振動が発生するという欠点があり、ブレード長が長く
なるほどブレード後端側でこの振動が顕著となる傾向が
ある。そして、この振動によって不快な音が発生したり
払拭性能が低下するといった問題が発生する。
【０００７】この問題を解決するための手段として、例
えば、実開昭６３−７９２５６号公報に示されるよう
に、ワイパブレードの後端側に位置するセカンダリレバ
ーの後端部を連結部材によってワイパアームと連結さ
せ、この連結部材にてワイパブレード後端側を保持する
ことでワイパブレード（セカンダリレバー）の払拭方向
の振動を防止するものが公知である。
えば、実開昭６３−７９２５６号公報に示されるよう
に、ワイパブレードの後端側に位置するセカンダリレバ
ーの後端部を連結部材によってワイパアームと連結さ
せ、この連結部材にてワイパブレード後端側を保持する
ことでワイパブレード（セカンダリレバー）の払拭方向
の振動を防止するものが公知である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のワ
イパ装置（ワイパブレード）では、洗車時や積雪時等で
ブレードラバーの変形や凍結を防止するために、ワイパ
ブレードをウインドシールド面から離間する方向へ移動
可能とされた所謂ロックバック機構を備えているが、ワ
イパブレードをウインドシールド面から離間させる場合
にワイパブレードが連結部材から外れる可能性があり、
その都度ワイパブレードを連結部材に嵌め治さなくては
ならず、常に慎重にワイパブレードを取り扱う必要があ
った。
イパ装置（ワイパブレード）では、洗車時や積雪時等で
ブレードラバーの変形や凍結を防止するために、ワイパ
ブレードをウインドシールド面から離間する方向へ移動
可能とされた所謂ロックバック機構を備えているが、ワ
イパブレードをウインドシールド面から離間させる場合
にワイパブレードが連結部材から外れる可能性があり、
その都度ワイパブレードを連結部材に嵌め治さなくては
ならず、常に慎重にワイパブレードを取り扱う必要があ
った。
【０００９】そこで本発明は、上記問題に鑑みなされた
ものであり、ワイパ作動時の振動を効果的に低減でき、
しかもロックバックを解除する際の取り扱いが容易な車
両用ワイパ装置を提供することを目的としている。
ものであり、ワイパ作動時の振動を効果的に低減でき、
しかもロックバックを解除する際の取り扱いが容易な車
両用ワイパ装置を提供することを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
車両用ワイパ装置は、車両のウインドシールド面上を往
復回動して前記ウインドシールド面を払拭するワイパブ
レードと、該ワイパブレードの長手方向中央部に回動可
能に連結されたワイパアームとを備える車両用ワイパ装
置において、前記ワイパブレードおよび前記ワイパアー
ムのいずれか一方に磁力発生手段を設け、他方に前記磁
力発生手段に対向する磁性部材を設けたことを特徴とし
ている。
車両用ワイパ装置は、車両のウインドシールド面上を往
復回動して前記ウインドシールド面を払拭するワイパブ
レードと、該ワイパブレードの長手方向中央部に回動可
能に連結されたワイパアームとを備える車両用ワイパ装
置において、前記ワイパブレードおよび前記ワイパアー
ムのいずれか一方に磁力発生手段を設け、他方に前記磁
力発生手段に対向する磁性部材を設けたことを特徴とし
ている。
【００１１】請求項１記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、対向し合う磁力発生手段と磁性部材とによって、ワ
イパブレードとワイパアームとの間に磁気的な反発力
（あるいは吸引力）が発生する。そのため、ワイパブレ
ードとワイパアームは、この反発力（あるいは吸引力）
を保持しながらウインドシールド面上を往復回動運動す
る。即ち、この反発力（あるいは吸引力）によってワイ
パブレードの動きが規制されるため、ワイパ払拭作動
時、ワイパブレードの払拭方向の振動が低減される。ま
た、磁力発生手段と磁性部材とが対向し合う位置に設け
られているため、ワイパブレードおよびワイパアームを
ロックバック状態を解除した際、所定位置で自ずと反発
力（あるいは吸引力）が付与されるため、面倒な嵌め込
み作業等が不要となり取り扱いが容易となる。
ば、対向し合う磁力発生手段と磁性部材とによって、ワ
イパブレードとワイパアームとの間に磁気的な反発力
（あるいは吸引力）が発生する。そのため、ワイパブレ
ードとワイパアームは、この反発力（あるいは吸引力）
を保持しながらウインドシールド面上を往復回動運動す
る。即ち、この反発力（あるいは吸引力）によってワイ
パブレードの動きが規制されるため、ワイパ払拭作動
時、ワイパブレードの払拭方向の振動が低減される。ま
た、磁力発生手段と磁性部材とが対向し合う位置に設け
られているため、ワイパブレードおよびワイパアームを
ロックバック状態を解除した際、所定位置で自ずと反発
力（あるいは吸引力）が付与されるため、面倒な嵌め込
み作業等が不要となり取り扱いが容易となる。
【００１２】本発明の請求項２記載の車両用ワイパ装置
は、前記磁力発生手段と前記磁性部材は、互いに非接触
状態で保持されることを特徴としている。
は、前記磁力発生手段と前記磁性部材は、互いに非接触
状態で保持されることを特徴としている。
【００１３】請求項２記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、磁力発生手段と磁性部材は、互いに非接触状態でワ
イパアームおよびワイパブレードに保持されているた
め、磁力発生手段と磁性部材との間の空隙に気流の通路
が形成される。そのため、車両走行時の空気抵抗による
影響が少なく、ワイパ浮き上がり現象の誘発が防止され
る。
ば、磁力発生手段と磁性部材は、互いに非接触状態でワ
イパアームおよびワイパブレードに保持されているた
め、磁力発生手段と磁性部材との間の空隙に気流の通路
が形成される。そのため、車両走行時の空気抵抗による
影響が少なく、ワイパ浮き上がり現象の誘発が防止され
る。
【００１４】
〔第１の実施の形態〕以下に本発明の第１の実施形態を
図面に基づいて説明する。図１は、第１の実施形態の車
両用ワイパ装置１を成すワイパアーム１０およびワイパ
ブレード２０の平面図を示す。ワイパアーム１０は、一
端が図示しないピポットシャフトに固定されるアームヘ
ッド１２と、このアームヘッド１２の他端に起立可能に
連結されたリテーナ１４と、一端がリテーナ１４に固定
され、他端がワイパブレード２０（プライマリレバー３
２）に回動自在に係止されたアームピース１６とから構
成されている。
図面に基づいて説明する。図１は、第１の実施形態の車
両用ワイパ装置１を成すワイパアーム１０およびワイパ
ブレード２０の平面図を示す。ワイパアーム１０は、一
端が図示しないピポットシャフトに固定されるアームヘ
ッド１２と、このアームヘッド１２の他端に起立可能に
連結されたリテーナ１４と、一端がリテーナ１４に固定
され、他端がワイパブレード２０（プライマリレバー３
２）に回動自在に係止されたアームピース１６とから構
成されている。
【００１５】一方、ワイパブレード２０は、図２に示す
ように、バッキング２２ａが取り付けられると共に、ウ
インドシールド面１８に接するブレードラバー２２を備
えており、ブレードラバー２２は複数のレバーによって
保持されている。これら複数のレバーは、プライマリレ
バー３２、セカンダリレバー３４、３６及びヨークレバ
ー３８が、それぞれリベット４０によりトーナメント式
に連結されてワイパブレード２０を構成している。
ように、バッキング２２ａが取り付けられると共に、ウ
インドシールド面１８に接するブレードラバー２２を備
えており、ブレードラバー２２は複数のレバーによって
保持されている。これら複数のレバーは、プライマリレ
バー３２、セカンダリレバー３４、３６及びヨークレバ
ー３８が、それぞれリベット４０によりトーナメント式
に連結されてワイパブレード２０を構成している。
【００１６】また、プライマリレバー３２の長手方向中
央部には開口部４２が形成されている。この開口部４２
内には、図示しないクリップがリベットにより回動自在
に支持されており、クリップにはアームピース１６（ワ
イパアーム１０）の先端部が係止されるようになってい
る。
央部には開口部４２が形成されている。この開口部４２
内には、図示しないクリップがリベットにより回動自在
に支持されており、クリップにはアームピース１６（ワ
イパアーム１０）の先端部が係止されるようになってい
る。
【００１７】ここで、図１および図３（図１のＸ−Ｘ断
面図）に示すように、ワイパアーム１０を構成するアー
ムピース１６の一端側には、本発明の磁力発生手段を成
すマグネット５０が取り付けられている。詳しくは、マ
グネット５０は樹脂製の保持部材５２内に埋設されてお
り、この保持部材５２の一端がネジ１６ａによってアー
ムピース１６に固定されている。一方、後端側のヨーク
レバー３８の前記マグネット５０（保持部材５２）に対
向する位置には、本発明の磁性部材を成すマグネット５
４が取り付けられている。詳しくは、マグネット５４は
樹脂製の保持部材５６内に埋設されており、この保持部
材５６に形成された爪部５６ａにてヨークレバー３８の
後端側に係止されている。
面図）に示すように、ワイパアーム１０を構成するアー
ムピース１６の一端側には、本発明の磁力発生手段を成
すマグネット５０が取り付けられている。詳しくは、マ
グネット５０は樹脂製の保持部材５２内に埋設されてお
り、この保持部材５２の一端がネジ１６ａによってアー
ムピース１６に固定されている。一方、後端側のヨーク
レバー３８の前記マグネット５０（保持部材５２）に対
向する位置には、本発明の磁性部材を成すマグネット５
４が取り付けられている。詳しくは、マグネット５４は
樹脂製の保持部材５６内に埋設されており、この保持部
材５６に形成された爪部５６ａにてヨークレバー３８の
後端側に係止されている。
【００１８】上記マグネット５０とマグネット５４は互
いに極性が異なるものであり（Ｎ極−Ｓ極）、保持部材
５２および保持部材５６を介して磁気的に引きつけ合い
接触状態とされている。また、保持部材５２と保持部材
５６は、磁気的な吸引力を受けながらもワイパブレード
２０の高さ方向に対して互いに摺動可能とされている。
いに極性が異なるものであり（Ｎ極−Ｓ極）、保持部材
５２および保持部材５６を介して磁気的に引きつけ合い
接触状態とされている。また、保持部材５２と保持部材
５６は、磁気的な吸引力を受けながらもワイパブレード
２０の高さ方向に対して互いに摺動可能とされている。
【００１９】次に、本発明の第１の実施形態における作
用を説明する。第１の実施形態によれば、ワイパアーム
１０を構成するアームピース１６の一端側にはマグネッ
ト５０が取り付けられる一方、ワイパブレード２０の後
端側に位置するヨークレバー３８には、マグネット５０
と異なる極性を有するマグネット５４が取り付けられて
いる。そして、マグネット５０とマグネット５４とが磁
気的な吸引力によって互いに連結されている。そのた
め、ワイパアーム１０とワイパブレード２０の後端側と
の間が所定間隔に規制される。換言すると、ワイパアー
ム１０に対するワイパブレード２０の後端側の動きが規
制されるため、ワイパ払拭作動時、ワイパブレード２０
の後端側における払拭方向の振動が低減される。また、
マグネット５０とマグネット５４とが対向し合う位置に
設けられ、所定の位置で互いに吸引し合うため、ワイパ
アーム１０およびワイパブレード２０のロックバック状
態を解除する際に、面倒な嵌め込み作業等が不要となり
取り扱いが容易となる。加えて、ロックバック解除の
際、ワイパブレード２０の後端側がウインドシールド面
１８に衝突することもなくなる。
用を説明する。第１の実施形態によれば、ワイパアーム
１０を構成するアームピース１６の一端側にはマグネッ
ト５０が取り付けられる一方、ワイパブレード２０の後
端側に位置するヨークレバー３８には、マグネット５０
と異なる極性を有するマグネット５４が取り付けられて
いる。そして、マグネット５０とマグネット５４とが磁
気的な吸引力によって互いに連結されている。そのた
め、ワイパアーム１０とワイパブレード２０の後端側と
の間が所定間隔に規制される。換言すると、ワイパアー
ム１０に対するワイパブレード２０の後端側の動きが規
制されるため、ワイパ払拭作動時、ワイパブレード２０
の後端側における払拭方向の振動が低減される。また、
マグネット５０とマグネット５４とが対向し合う位置に
設けられ、所定の位置で互いに吸引し合うため、ワイパ
アーム１０およびワイパブレード２０のロックバック状
態を解除する際に、面倒な嵌め込み作業等が不要となり
取り扱いが容易となる。加えて、ロックバック解除の
際、ワイパブレード２０の後端側がウインドシールド面
１８に衝突することもなくなる。
【００２０】上記第１の実施形態において、保持部材５
２に埋設されたマグネット５０と保持部材５２に埋設さ
れたマグネット５４の吸引力によってワイパアーム１０
とワイパブレード２０の後端側とを連結させる構成とし
たが、これに限らず、例えば、図４に示すように、ワイ
パブレード２０の後端側（ヨークレバー３８）にマグネ
ット５０と対向する金属板５６（弱磁性体）を取り付
け、ワイパアーム１０（アームピース１６）側のマグネ
ット５０に吸着させる構成としても良い。この場合にお
いても、ワイパ払拭作動時のワイパブレード２０の後端
側の払拭方向の振動を低減することができ、ワイパアー
ム１０およびワイパブレード２０のロックバック状態を
解除した際にも、マグネット５０と金属板５６とが吸着
し取り扱いが容易となる。
２に埋設されたマグネット５０と保持部材５２に埋設さ
れたマグネット５４の吸引力によってワイパアーム１０
とワイパブレード２０の後端側とを連結させる構成とし
たが、これに限らず、例えば、図４に示すように、ワイ
パブレード２０の後端側（ヨークレバー３８）にマグネ
ット５０と対向する金属板５６（弱磁性体）を取り付
け、ワイパアーム１０（アームピース１６）側のマグネ
ット５０に吸着させる構成としても良い。この場合にお
いても、ワイパ払拭作動時のワイパブレード２０の後端
側の払拭方向の振動を低減することができ、ワイパアー
ム１０およびワイパブレード２０のロックバック状態を
解除した際にも、マグネット５０と金属板５６とが吸着
し取り扱いが容易となる。
【００２１】さらに、上記第１の実施形態の変形例とし
て、マグネット５０，５４をプラスチックマグネットに
より成形し、保持部材５２，５６を廃止した構成として
もよい。これにより、部品点数の低減を図ることができ
る。
て、マグネット５０，５４をプラスチックマグネットに
より成形し、保持部材５２，５６を廃止した構成として
もよい。これにより、部品点数の低減を図ることができ
る。
【００２２】〔第２の実施の形態〕次に、本発明の第２
の実施形態を説明する。なお、上記第１の実施形態と基
本的に同一の部位については、同一の符号を付与しその
説明を省略する。
の実施形態を説明する。なお、上記第１の実施形態と基
本的に同一の部位については、同一の符号を付与しその
説明を省略する。
【００２３】図５は、本発明の第２の実施形態に係る車
両用ワイパ装置２を成すワイパアーム１０およびワイパ
ブレード２０の平面図を示す。また、図６は図５のＹ−
Ｙ断面図を示す。ワイパアーム１０を構成するアームピ
ース１６の一端側には、本発明の磁力発生手段を成すマ
グネット６０が取り付けられている。マグネット６０は
樹脂製の保持部材６２内に埋設されており、この保持部
材６２の一端がネジ１６ａによってアームピース１６に
固定されている。一方、セカンダリレバー３６の後端側
の前記マグネット６０（保持部材６２）に対向する位置
にはマグネット６４が取り付けられている。マグネット
６４は樹脂製の保持部材６６内に埋設されており、この
保持部材６６はリベット６５によってセカンダリレバー
３６の後端側に固定されている。
両用ワイパ装置２を成すワイパアーム１０およびワイパ
ブレード２０の平面図を示す。また、図６は図５のＹ−
Ｙ断面図を示す。ワイパアーム１０を構成するアームピ
ース１６の一端側には、本発明の磁力発生手段を成すマ
グネット６０が取り付けられている。マグネット６０は
樹脂製の保持部材６２内に埋設されており、この保持部
材６２の一端がネジ１６ａによってアームピース１６に
固定されている。一方、セカンダリレバー３６の後端側
の前記マグネット６０（保持部材６２）に対向する位置
にはマグネット６４が取り付けられている。マグネット
６４は樹脂製の保持部材６６内に埋設されており、この
保持部材６６はリベット６５によってセカンダリレバー
３６の後端側に固定されている。
【００２４】ここで、マグネット６０およびマグネット
６４の極性は互いに同じであり（Ｎ極−Ｎ極）磁気的に
反発し合う。そのため、保持部材６２および保持部材６
６は非接触状態とされている。即ち、マグネット６０と
マグネット６４との間には空隙が形成されており、この
空隙により気流の通路が形成される。そのため、車両走
行時の空気抵抗による影響が少なくなり、ワイパアーム
１０およびワイパブレード２０の浮き上がり現象の誘発
が防止される。
６４の極性は互いに同じであり（Ｎ極−Ｎ極）磁気的に
反発し合う。そのため、保持部材６２および保持部材６
６は非接触状態とされている。即ち、マグネット６０と
マグネット６４との間には空隙が形成されており、この
空隙により気流の通路が形成される。そのため、車両走
行時の空気抵抗による影響が少なくなり、ワイパアーム
１０およびワイパブレード２０の浮き上がり現象の誘発
が防止される。
【００２５】しかも、マグネット６０とマグネット６４
とが磁気的に反発し合うため、ワイパアーム１０とワイ
パブレード２０の後端側との間が所定の間隔に規制さ
れ、換言すると、ワイパアーム１０に対するワイパブレ
ード２０の動きが規制されるため、ワイパ払拭作動時、
ワイパブレード２０の後端側における払拭方向の振動が
磁力的な反発力によって低減される。また、マグネット
６０とマグネット６４とが対向し合う位置に設けられて
いるため、ワイパアーム１０およびワイパブレード２０
のロックバック状態を解除した際にも、所定位置で自ず
と反発力が付与されるため、面倒な嵌め込み作業等が不
要となって取り扱いが容易となる。
とが磁気的に反発し合うため、ワイパアーム１０とワイ
パブレード２０の後端側との間が所定の間隔に規制さ
れ、換言すると、ワイパアーム１０に対するワイパブレ
ード２０の動きが規制されるため、ワイパ払拭作動時、
ワイパブレード２０の後端側における払拭方向の振動が
磁力的な反発力によって低減される。また、マグネット
６０とマグネット６４とが対向し合う位置に設けられて
いるため、ワイパアーム１０およびワイパブレード２０
のロックバック状態を解除した際にも、所定位置で自ず
と反発力が付与されるため、面倒な嵌め込み作業等が不
要となって取り扱いが容易となる。
【００２６】上記第２の実施形態の変形例として、マグ
ネット６０，６４をプラスチックマグネットにより成形
し、保持部材６２，６６を廃止した構成としてもよい。
これにより、部品点数を低減を図ることができる。
ネット６０，６４をプラスチックマグネットにより成形
し、保持部材６２，６６を廃止した構成としてもよい。
これにより、部品点数を低減を図ることができる。
【００２７】また、図７に示すように、第１の実施形態
と同様に、マグネット６０およびマグネット６４を互い
に極性の異なるものとし（Ｎ極−Ｓ極）、マグネット６
０とマグネット６４の磁気的な吸引力によって互いに吸
引させ、かつマグネット６０とマグネット６４とを非接
触状態とさせる構成としてもよい。このときにも、ワイ
パアーム１０とワイパブレード２０の後端側との間が所
定間隔に規制されるため、ワイパ払拭作動時、ワイパブ
レード２０の後端側における払拭方向の振動が磁力によ
って低減される。また、ワイパアーム１０およびワイパ
ブレード２０のロックバック状態を解除した際にも、マ
グネット６０とマグネット６４とが対向し合う位置に設
けられているため、面倒な嵌め込み作業等が不要となり
取り扱いが容易となる。また、マグネット６０とマグネ
ット６４との間の空隙により気流の通路が形成されるた
め、車両走行時の空気抵抗による影響が少なく、ワイパ
アーム１０およびワイパブレード２０の浮き上がり現象
の誘発が防止される。
と同様に、マグネット６０およびマグネット６４を互い
に極性の異なるものとし（Ｎ極−Ｓ極）、マグネット６
０とマグネット６４の磁気的な吸引力によって互いに吸
引させ、かつマグネット６０とマグネット６４とを非接
触状態とさせる構成としてもよい。このときにも、ワイ
パアーム１０とワイパブレード２０の後端側との間が所
定間隔に規制されるため、ワイパ払拭作動時、ワイパブ
レード２０の後端側における払拭方向の振動が磁力によ
って低減される。また、ワイパアーム１０およびワイパ
ブレード２０のロックバック状態を解除した際にも、マ
グネット６０とマグネット６４とが対向し合う位置に設
けられているため、面倒な嵌め込み作業等が不要となり
取り扱いが容易となる。また、マグネット６０とマグネ
ット６４との間の空隙により気流の通路が形成されるた
め、車両走行時の空気抵抗による影響が少なく、ワイパ
アーム１０およびワイパブレード２０の浮き上がり現象
の誘発が防止される。
【００２８】〔第３の実施の形態〕以下に、本発明の第
３の実施形態を説明する。なお、上記第１および第２の
実施形態と基本的に同一の部位については、同一の符号
を付与しその説明を省略する。
３の実施形態を説明する。なお、上記第１および第２の
実施形態と基本的に同一の部位については、同一の符号
を付与しその説明を省略する。
【００２９】図８は、本発明の第３の実施形態に係る車
両用ワイパ装置３の断面図を示す。ワイパアーム１０を
構成するアームピース１６の一端側には、本発明の磁力
発生手段を成す電磁石７０が取り付けられている。詳し
くは、電磁石７０は樹脂製の保持部材７２内に埋設され
ており、この保持部材７２の一端がネジ１６ａによって
アームピース１６に固定されている。一方、後端側のヨ
ークレバー３８の前記電磁石７０（保持部材７２）に対
向する位置には、金属板７６（弱磁性体）が取り付けら
れている。電磁石７０は、軟鉄心７０ａに絶縁した銅線
７０ｂを複数回巻くことによって構成されており、銅線
７０ｂに電流を流すことにより磁気力（吸引力）が発生
し金属板７６を吸引する。なお、電磁石７０の銅線７０
ｂには、ワイパ作動時にのみ通電されるようになってい
る。
両用ワイパ装置３の断面図を示す。ワイパアーム１０を
構成するアームピース１６の一端側には、本発明の磁力
発生手段を成す電磁石７０が取り付けられている。詳し
くは、電磁石７０は樹脂製の保持部材７２内に埋設され
ており、この保持部材７２の一端がネジ１６ａによって
アームピース１６に固定されている。一方、後端側のヨ
ークレバー３８の前記電磁石７０（保持部材７２）に対
向する位置には、金属板７６（弱磁性体）が取り付けら
れている。電磁石７０は、軟鉄心７０ａに絶縁した銅線
７０ｂを複数回巻くことによって構成されており、銅線
７０ｂに電流を流すことにより磁気力（吸引力）が発生
し金属板７６を吸引する。なお、電磁石７０の銅線７０
ｂには、ワイパ作動時にのみ通電されるようになってい
る。
【００３０】第３の実施形態によれば、ワイパ作動時、
電磁石７０とが金属板７６とが吸引力によって互いに連
結される。そのため、ワイパアーム１０とワイパブレー
ド２０の後端側との間が所定間隔に規制される（ワイパ
アーム１０に対するワイパブレード２０の動きが規制さ
れる）ため、ワイパブレード２０の後端側における払拭
方向の振動が低減される。
電磁石７０とが金属板７６とが吸引力によって互いに連
結される。そのため、ワイパアーム１０とワイパブレー
ド２０の後端側との間が所定間隔に規制される（ワイパ
アーム１０に対するワイパブレード２０の動きが規制さ
れる）ため、ワイパブレード２０の後端側における払拭
方向の振動が低減される。
【００３１】本発明の車両用ワイパ装置は、上記第１〜
第３の実施形態で説明した構造に限定されるものではな
く、例えば、磁力発生手段を成すマグネットあるいは電
磁石をワイパブレード後端側に設けてもよい。このとき
の取り付け位置は、ワイパブレードのヨークレバーに限
らず、プライマリレバーあるいはセカンダリレバーに設
けてもよい。また、マグネットあるいは電磁石をワイパ
アームのアームピースに設けてもよい。
第３の実施形態で説明した構造に限定されるものではな
く、例えば、磁力発生手段を成すマグネットあるいは電
磁石をワイパブレード後端側に設けてもよい。このとき
の取り付け位置は、ワイパブレードのヨークレバーに限
らず、プライマリレバーあるいはセカンダリレバーに設
けてもよい。また、マグネットあるいは電磁石をワイパ
アームのアームピースに設けてもよい。
【００３２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車両用ワイ
パ装置は、ワイパ作動時の振動を効果的に低減でき、し
かもロックバック状態を解除した際、面倒な嵌め込み作
業が不要となり取り扱いが容易となるといった優れた効
果を有する。
パ装置は、ワイパ作動時の振動を効果的に低減でき、し
かもロックバック状態を解除した際、面倒な嵌め込み作
業が不要となり取り扱いが容易となるといった優れた効
果を有する。
【図１】第１の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の平
面図である。
面図である。
【図２】第１の実施の形態に係るワイパブレードを示す
正面図である。
正面図である。
【図３】図１のＸ−Ｘ断面図である。
【図４】第１の実施の形態に係る変形例を示す、図３に
対応する断面図である。
対応する断面図である。
【図５】第２の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の一
部を拡大した平面図である。
部を拡大した平面図である。
【図６】図５のＹ−Ｙ断面図である。
【図７】第２の実施の形態に係る変形例を示す、図５に
対応する断面図である。
対応する断面図である。
【図８】第３の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の断
面図である。
面図である。
１，２，３ 車両用ワイパ装置 １０ ワイパアーム １８ ウインドシールド面 ２０ ワイパブレード ５０ マグネット（磁力発生手段） ５４ マグネット（磁性部材） ５６ 金属板（磁性部材） ６０ マグネット（磁力発生手段） ６４ マグネット（磁性部材） ７０ 電磁石（磁力発生手段） ７６ 金属板（磁性部材）
Claims (2)
- 【請求項１】 車両のウインドシールド面上を往復回動
して前記ウインドシールド面を払拭するワイパブレード
と、該ワイパブレードの長手方向中央部に回動可能に連
結されたワイパアームとを備える車両用ワイパ装置にお
いて、 前記ワイパブレードおよび前記ワイパアームのいずれか
一方に磁力発生手段を設け、他方に前記磁力発生手段に
対向する磁性部材を設けたことを特徴とする車両用ワイ
パ装置。 - 【請求項２】 前記磁力発生手段と前記磁性部材は、互
いに非接触状態で保持されることを特徴とする請求項１
記載の車両用ワイパ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7347589A JPH09164917A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 車両用ワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7347589A JPH09164917A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 車両用ワイパ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164917A true JPH09164917A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18391245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7347589A Pending JPH09164917A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 車両用ワイパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164917A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6122795A (en) * | 1997-03-25 | 2000-09-26 | Asmo Co., Ltd. | Wiper device |
| WO2003068570A1 (fr) * | 2002-02-13 | 2003-08-21 | Mitsuba Corporation | Support de lame pour dispositif d'essuie-glace |
| KR101302758B1 (ko) * | 2011-08-11 | 2013-09-02 | 안동준 | 윈드 실드 와이퍼용 와이퍼 브러시 |
| KR20160095333A (ko) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 현대자동차주식회사 | 와이퍼용 채터링 방지장치 |
| EP2597001A3 (en) * | 2011-11-25 | 2017-11-22 | Valeo Systèmes d'Essuyage | Windscreen wiper device |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP7347589A patent/JPH09164917A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6122795A (en) * | 1997-03-25 | 2000-09-26 | Asmo Co., Ltd. | Wiper device |
| WO2003068570A1 (fr) * | 2002-02-13 | 2003-08-21 | Mitsuba Corporation | Support de lame pour dispositif d'essuie-glace |
| US7472451B2 (en) | 2002-02-13 | 2009-01-06 | Mitsuba Corporation | Blade supporting apparatus in wiper apparatus |
| KR101302758B1 (ko) * | 2011-08-11 | 2013-09-02 | 안동준 | 윈드 실드 와이퍼용 와이퍼 브러시 |
| EP2597001A3 (en) * | 2011-11-25 | 2017-11-22 | Valeo Systèmes d'Essuyage | Windscreen wiper device |
| KR20160095333A (ko) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 현대자동차주식회사 | 와이퍼용 채터링 방지장치 |
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