JP2002178882A - ワイパ - Google Patents

ワイパ

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JP2002178882A
JP2002178882A JP2000383940A JP2000383940A JP2002178882A JP 2002178882 A JP2002178882 A JP 2002178882A JP 2000383940 A JP2000383940 A JP 2000383940A JP 2000383940 A JP2000383940 A JP 2000383940A JP 2002178882 A JP2002178882 A JP 2002178882A
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Japan
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wiper
arm
electromagnet
window surface
magnet
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JP2000383940A
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Inventor
Kazuyoshi Moriya
和義 森谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止時にワイパブレードを窓面から浮かせた
状態で保持することができるワイパを提供することであ
る。 【解決手段】 アームヘッド2から張り出したブラケッ
ト3に回動レバー4を取り付け、回動レバー4の支点4
bと反対側に、ブラケット3に取り付けたマグネット5
a、5bと対向する延長部4cを設けて、この延長部4
cに励磁されたときにマグネット5a、5bと反発する
電磁石6を取り付け、この反発力が回動レバー4をワイ
パアーム1から離反させる方向に働くようにすることに
より、ワイパ停止時には、電磁石6を消磁して、磁化し
ていない電磁石6とマグネット5a、5bとの間に作用
する吸引力により、回動レバー4でワイパアーム1を押
し上げ、ワイパアーム1先端部に装着されたワイパブレ
ードを窓面から浮かせた状態で保持するようにしたので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗物等の窓面の
付着物を払拭するワイパに関する。
【0002】
【従来技術】乗物等の窓面に付着した水滴等を払拭する
ワイパには、ワイパアームの先端部に装着したワイパブ
レードを、窓面に押し当てながら往復移動させるタイプ
のものが多い。図4は、このようなタイプのワイパの一
例を示す。このワイパは、ワイパアーム51が、その基
端部51aを支点として、往復回動するアームヘッド5
2に回動自在に取り付けられ、一端をワイパアーム51
に、他端をアームヘッド52にそれぞれ係止されたばね
53により、図中に矢印で示す窓面への押し付け方向に
付勢されたもので、ワイパアーム51の先端部には窓面
に押し当てられるワイパブレード(図示省略)が装着さ
れている。
【0003】前記ワイパブレードの窓面への押当部に
は、通常軟質のゴム部材が用いられている。このゴム部
材は、常時変形した状態で窓面に押し当てられているた
め、徐々に永久変形や劣化を生じ、長期間にわたって使
用するとワイパブレードの往復移動の際に窓面とスムー
ズに摺動しなくなって、いわゆるジャダ現象が発生し、
異音が生じたり、付着物が払拭されにくくなったりする
問題が生じる。
【0004】このワイパブレードのゴム部材の永久変形
や劣化を抑える手段として、例えば、特開平10−71
931号公報に開示されたワイパ押上装置を使用する方
法がある。このワイパ押上装置は、図5に示すように、
取付板54の上面にブラケット55を設け、このブラケ
ット55に弾性ローラ56を回転自在に取り付け、取付
板54の下面に設けた吸盤57で窓面58に吸着される
ようにしたもので、ワイパ停止時には、ワイパアーム5
9に取り付けたプレート59aがローラ56に乗り上げ
て、ワイパアーム59が窓面58から離反する方向に押
し上げられるようになっている。従って、ワイパアーム
59に装着されたワイパブレード60の先端のゴム部材
60aは、窓面58から浮いた状態で保持され、永久変
形や劣化の進展が抑えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したワイパ押上装
置は、ワイパ本体とは別体であるため、既設のワイパの
大きさや種類に応じて、ワイパアームをスムーズに押し
上げ、かつワイパブレードを窓面から確実に浮かせるこ
とができる適切な位置を選んで取り付ける必要があり、
取付作業に手間がかかる。また、一旦取り付けた後に
も、ワイパブレードの交換等によって取付位置の変更が
必要となる場合がある。
【0006】さらに、このワイパ押上装置を、ワイパア
ームがその往復移動範囲内で停止するタイプのワイパに
使用した場合には、ワイパ作動中にもワイパアームが停
止位置に来る毎に押し上げられるため、ワイパアームの
往復移動が円滑に行われず、払拭性が低下するおそれが
ある。
【0007】そこで、この発明の課題は、停止時にワイ
パブレードを窓面から浮かせた状態で保持することがで
きるワイパを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、往復動するアームヘッドと、アームヘ
ッドに基端部を支点として回動自在に取り付けられ、窓
面に押し付けられる方向にばねで付勢されたワイパアー
ムと、ワイパアームの先端部に装着され、窓面に押し当
てられるワイパブレードとから成るワイパにおいて、前
記アームヘッドに、支持部材を介して、前記ワイパアー
ムを窓面から離反させる方向に押し上げる回動レバーを
取り付け、前記支持部材と回動レバーのいずれか一方に
マグネットを、他方に電磁石を、互いに対向させて取り
付け、前記電磁石を励磁したときに磁化した電磁石がマ
グネットと反発するように結線し、この反発力が前記回
動レバーをワイパアームから離反させる方向に働いて、
前記ワイパブレードが前記ばねの力で窓面に押し当てら
れるようにし、前記電磁石を消磁したときには、磁化し
ていない電磁石とマグネットとの間に作用する吸引力に
より、前記回動レバーが回動してワイパアームを所定の
位置まで押し上げ、前記ワイパブレードが窓面から浮い
た状態で保持される構成を採用したのである。
【0009】すなわち、アームヘッドに、支持部材を介
して、ワイパアームを窓面から離反させる方向に押し上
げる回動レバーを取り付け、支持部材と回動レバーのい
ずれか一方にマグネットを、他方に電磁石を、互いに対
向させて取り付け、電磁石を励磁したときに電磁石がマ
グネットと反発するように結線し、この反発力が回動レ
バーをワイパアームから離反させる方向に働いて、ワイ
パブレードがばねの力で窓面に押し当てられるようにす
ることにより、ワイパ作動時には、電磁石を励磁してワ
イパブレードを窓面に押し当て、ワイパ停止時には、電
磁石を消磁して、磁化していない電磁石とマグネットと
の間に作用する吸引力により、回動レバーでワイパアー
ムを押し上げて、ワイパブレードを窓面から浮かせて保
持するようにしたのである。
【0010】前記回動レバーをその支点と反対側に延長
し、この延長部に前記マグネットまたは電磁石を取り付
けることにより、磁化していないときの電磁石とマグネ
ット間の吸引力が小さくても、回動レバーをてことして
ワイパアームを押し上げることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。このワイパは、図1およ
び図2に示すように、ワイパアーム1が、その基端部1
aを支点として、往復回動するアームヘッド2の先端部
に設けた支軸2aに回動自在に取り付けられて、図中に
矢印で示す窓面への押し付け方向にばね(図示省略)で
付勢されており、ワイパアーム1の先端部に装着された
ワイパブレード(図示省略)を乗物の窓面に押し当てな
がら往復移動させて、窓面の付着物を払拭するようにな
っている。アームヘッド2からは窓面側(図1の下側)
に支持部材としてのブラケット3が張り出され、このブ
ラケット3の先端に回動レバー4が取り付けられてい
る。
【0012】前記ブラケット3は、4本の腕3aのう
ち、2本の前腕の基端部をアームヘッド2先端部の支軸
2aに、2本の後腕の基端部をアームヘッド2の基端側
にそれぞれ固定されており、各腕3aの先端側に受け部
3bが形成され、この受け部3bの先端にレバー支持部
3cが設けられている。受け部3bには、2つのマグネ
ット5a、5bが、互いに異なる極を回動レバー4側に
向けて、間隔をおいて取り付けられている。
【0013】前記回動レバー4は、先端部4aが屈曲形
成されて、ワイパアーム1の基端部1aよりも先端側の
所定の位置に向けられ、ブラケット3のレバー支持部3
cに支持された支点4bと反対側に延長部4cが設けら
れ、その中央部に孔4dがあけられている。この延長部
4cには、軟鉄で形成され、中央部の2本の芯棒6aに
導線7がコイル状に巻かれた電磁石6が、その先端部6
bをブラケット3先端側のマグネット5aに、後端部6
cをブラケット3後方側のマグネット5bにそれぞれ対
向させて取り付けられている。また、電磁石6の後端部
6cには切欠き6dが設けられている。なお、上述の電
磁石6の芯棒6aと後端部6cの切欠き6dおよびレバ
ー延長部4cの孔4dは、前記ワイパアーム付勢用のば
ねを通すように形成されたものである。また、導線7に
は防水用の被覆が施されている。
【0014】前記導線7はワイパ作動スイッチ(図示省
略)に接続されており、ワイパ作動スイッチを入れたと
きに、導線7に電流が流れて電磁石6が励磁され、その
両端部6b、6cが、それぞれ対向するマグネット5
a、5bと反発する極性を帯びるようになっている。従
って、ワイパ作動中は、レバー延長部4cに取り付けら
れた電磁石6とマグネット5a、5bとの間に常時反発
力が作用しており、この反発力によりレバー先端部4a
がワイパアーム1から離反させられて、前記ワイパブレ
ードが前記ばねの力で窓面に押し当てられている。
【0015】ワイパ作動スイッチを切ると、導線7に電
流が流れなくなって電磁石6が消磁され、図3に示すよ
うに、磁化していない状態に戻った電磁石6とマグネッ
ト5a、5bとの間に作用する吸引力により、電磁石6
がマグネット5a、5bに吸着される位置までレバー延
長部4cが回動して、レバー先端部4aがワイパアーム
1を窓面から離反する方向に押し上げ、前記ワイパブレ
ードが窓面から浮いた状態で保持される。
【0016】前記ワイパアームの押し上げおよびその解
除は、ワイパ作動スイッチを操作するだけで自動的行わ
れるので、従来の運転以外の動作を必要とせず、忘れら
れることがない。また、ワイパアームを押し上げる位置
は、ワイパブレードを窓面から確実に浮かせることがで
きるように、ある程度余裕を持たせて設計しておけば、
ワイパブレードを交換しても調整等を行う必要もない。
【0017】上述した実施形態では、アームヘッドから
張り出したブラケットにマグネットを取り付け、レバー
の延長部に電磁石を取り付けたが、ブラケットに電磁石
を、レバーの延長部にマグネットをそれぞれ取り付ける
ようにしてもよい。
【0018】また、レバー延長部および電磁石は、ワイ
パアーム付勢用のばねを通すことができる形状に形成し
たが、ばねとの干渉がない場合には、電磁石の中央部
は、板状等、導線をコイル状に巻きやすい形状であれば
よく、電磁石後端部の切欠きやレバー延長部の孔もなく
すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明のワイパは、ア
ームヘッドに、支持部材を介して、ワイパアームを窓面
から離反させる方向に押し上げる回動レバーを取り付
け、支持部材と回動レバーのいずれか一方にマグネット
を、他方に電磁石を、互いに対向させて取り付け、電磁
石を励磁したときに電磁石がマグネットと反発するよう
に結線し、この反発力が回動レバーをワイパアームから
離反させる方向に働くようにすることにより、ワイパ停
止時には、電磁石を消磁して、磁化していない電磁石と
マグネットとの間に作用する吸引力により、回動レバー
でワイパアームを押し上げて、ワイパブレードを窓面か
ら浮かせて保持することができるようにしたので、ワイ
パブレード先端のゴム部材の永久変形や劣化の進展を抑
えて、ワイパの払拭性を長期間にわたって良好に保つこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のワイパの作動時の状態を示す要部の
一部切欠き側面図
【図2】図1のワイパに用いた一部の部品の分解斜視図
【図3】図1のワイパの停止時の状態を示す要部の一部
切欠き側面図
【図4】従来のワイパの一部切欠き側面図
【図5】従来のワイパ押上装置の正面図
【符号の説明】
1 ワイパアーム 1a 基端部 2 アームヘッド 2a 支軸 3 ブラケット 3a 腕 3b 受け部 3c 支持部 4 回動レバー 4a 先端部 4b 支点 4c 延長部 4d 孔 5a、5b マグネット 6 電磁石 6a 芯棒 6b 先端部 6c 後端部 6d 切欠き 7 導線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動するアームヘッドと、アームヘッ
    ドに基端部を支点として回動自在に取り付けられ、窓面
    に押し付けられる方向にばねで付勢されたワイパアーム
    と、ワイパアームの先端部に装着され、窓面に押し当て
    られるワイパブレードとから成るワイパにおいて、前記
    アームヘッドに、支持部材を介して、前記ワイパアーム
    を窓面から離反させる方向に押し上げる回動レバーを取
    り付け、前記支持部材と回動レバーのいずれか一方にマ
    グネットを、他方に電磁石を、互いに対向させて取り付
    け、前記電磁石を励磁したときに磁化した電磁石がマグ
    ネットと反発するように結線し、この反発力が前記回動
    レバーをワイパアームから離反させる方向に働いて、前
    記ワイパブレードが前記ばねの力で窓面に押し当てられ
    るようにし、前記電磁石を消磁したときには、磁化して
    いない電磁石とマグネットとの間に作用する吸引力によ
    り、前記回動レバーが回動してワイパアームを所定の位
    置まで押し上げ、前記ワイパブレードが窓面から浮いた
    状態で保持されるようにしたことを特徴とするワイパ。
  2. 【請求項2】 前記回動レバーをその支点と反対側に延
    長し、この延長部に前記マグネットまたは電磁石を取り
    付けた請求項1に記載のワイパ。
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