JP2009202698A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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【課題】車両の高速走行時における車両用ワイパ装置の払拭性を高めることである。
【解決手段】ワイパアーム14の先端に取り付けられるワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位であるカバー33にブレード側マグネット41を取り付けるとともに、ワイパアーム14のリテーナ22にブレード側マグネット41に同極を対向させてアーム側マグネット42を取り付け、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42とが生じる反発力によりワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位にウインドガラス13に向く押し付け力を付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両に設けられてウインドガラスを払拭する車両用ワイパ装置に関する。
自動車等の車両には、ウインドガラス(ウインドシールドガラス)に付着した雨水等の付着物を払拭するためにワイパ装置が設けられている。
ワイパ装置はワイパアームとワイパアームの先端に取り付けられるワイパブレードとを備えており、ワイパアームは基端部において車体に回動自在に支持されるピボット軸に固定されている。車体にはワイパモータが設けられており、このワイパモータによりピボット軸が揺動駆動されると、ワイパアームとともにワイパブレードがウインドガラス上を揺動してガラス面が払拭される。
このようなワイパ装置では、ワイパアームからワイパブレードに押し付け力を加え、この押し付け力によりワイパブレードに所定の払拭圧を生じさせてその払拭性を高めるようにしている。一方、ワイパブレードの長手方向の各部位における払拭性を均一に高めるためには、ワイパアームからの押し付け力をワイパブレードの長手方向の各部位に均一に分散させる必要がある。そのため、例えば特許文献1に示されるワイパ装置では、ワイパブレードの長手方向の中央部にワイパアームを連結させることにより、ワイパブレードの連結部を中心とした両側に均一に押し付け力を付与するようにしている。
特開平6−278575号公報
特許文献1に示されるように、ワイパアームをワイパブレードの長手方向の中央部に連結するようにしたワイパ装置では、ワイパブレードのワイパアームとの連結部分よりもピボット軸側となる部分はワイパアームの下側に重ねて配置され、ワイパブレードの当該部分とワイパアームとの間には狭い隙間が生じることになる。そのため、車両の高速走行時には、この狭い隙間を通る走行風が高速流となってワイパアームとワイパブレードの間の圧力を低下させ、ワイパブレードに揚力が加わることになる。これにより、ワイパブレードの当該部分の払拭圧は揚力が生じた分だけ低下し、ワイパブレードの当該部位における払拭性が低下する場合があった。
本発明の目的は、車両の高速走行時における車両用ワイパ装置の払拭性を高めることにある。
本発明の車両用ワイパ装置は、車体側のピボット軸に固定されるワイパアームと該ワイパアームの先端に取り付けられるワイパブレードとを備え、車両のウインドガラスを払拭する車両用ワイパ装置であって、前記ワイパブレードの前記ワイパアームと対向する部位に取り付けられるブレード側マグネットと、前記ブレード側マグネットに同極を対向させて前記ワイパアームに取り付けられるアーム側マグネットとを備え、前記ブレード側マグネットと前記アーム側マグネットとが生じる反発力により、前記ワイパブレードの前記ワイパアームと対向する部位に前記ウインドガラスに向く押し付け力を付与することを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ブレード側マグネットと前記アーム側マグネットとが生じる反発力を、前記車両が所定速度で走行したときに受ける走行風により前記ワイパブレードの前記ワイパアームと対向する部位に生じる揚力を打ち消す大きさに設定したことを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ブレード側マグネットと前記アーム側マグネットの少なくともいずれか一方を通電回路から給電されたときに磁力を発生する電磁石とし、前記ワイパブレードが走行風により揚力を受ける位置にあるときに前記通電回路から前記電磁石に給電することを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ワイパブレードは長手方向の中央部において前記ワイパアームの先端に取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、車両の高速走行時にワイパブレードとワイパアームとの間に流れる走行風によりワイパブレードに生じる揚力をワイパアームとワイパブレードとに取り付けられるマグネットの反発力により抑制するようにしたので、車両の高速走行時におけるワイパブレードの払拭圧の低下を抑制して、車両用ワイパ装置の払拭性を高めることができる。
また、本発明によれば、各マグネットが生じる反発力を、車両が所定速度で走行したときにワイパブレードに生じる揚力を打ち消す大きさに設定するようにしたので、車両の所定速度での走行時におけるワイパブレードの払拭圧を適正な値として、当該速度における車両用ワイパ装置の払拭性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、ブレード側マグネットとアーム側マグネットの少なくともいずれか一方を電磁石とし、ワイパブレードが走行風により揚力を受ける位置にあるときに通電回路から電磁石に給電するようにしたので、ワイパブレードが走行風による揚力を受けたときにのみワイパブレードに各マグネットによる押し付け力を加えることができる。これにより、走行風による揚力を受けない範囲にあるワイパブレードに過度な押し付け力を加えることなく、ワイパブレードに各払拭範囲に応じた適正な払拭圧を付与して、全払拭範囲におけるワイパブレードの払拭性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、ワイパブレードを長手方向の中央部においてワイパアームの先端に取り付けるようにしたので、ワイパアームからの押し付け力をワイパブレードの長手方向の両側に均等に加えて、その払拭性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置を示す斜視図であり、この車両用ワイパ装置11(以下、ワイパ装置11とする)は、自動車等の車両12に設けられて当該車両12のウインドガラス(ウインドシールドガラス)13を払拭するものであり、ワイパアーム14とワイパブレード15とを有している。
ワイパアーム14はアルミダイキャスト製のアームヘッド16を有しており、このアームヘッド16はその基端においてナット17により車体18に揺動自在に設けられるピボット軸21に固定されている。ピボット軸21はリンク機構(不図示)により車体18に搭載された図示しないワイパモータに連結されており、当該ワイパモータにより駆動されて所定の角度範囲で揺動するようになっている。
アームヘッド16の先端には、鋼板等により断面略コの字のアーム状に形成されたリテーナ22が連結軸23によりウインドガラス13に接近離反する方向に回動自在に連結されており、このリテーナ22の先端には板状の棒材により形成されたアームステー24がカシメにより固定されている。リテーナ22の内部には、リテーナ22を連結軸23を軸心としてウインドガラス13に向く方向に付勢するためのスプリング25が収容されており、このスプリング25の付勢力により、ワイパアーム14はワイパブレード15に所定の押し付け力を加えるようになっている。
一方、ワイパブレード15はラバーホルダ31とブレードラバー32とを備えており、ブレードラバー32はゴム材により長尺の棒状に形成され、ラバーホルダ31により保持されてウインドガラス13に接するとともにガラス面に沿って湾曲自在となっている。ラバーホルダ31の長手方向両端にはそれぞれカバー33,34が連結されており、これらのカバー33,34によりブレードラバー32の長手方向の両側部分が覆われている。また、ラバーホルダ31とカバー33,34にはそれぞれフィン35が設けられており、これらのフィン35により車両12の走行時におけるワイパブレード15の空力特性を向上させて、ワイパブレード15の浮き上がりを防止している。
ラバーホルダ31の長手方向の中央部には連結部36が設けられ、ラバーホルダ31は連結部36においてワイパアーム14のアームステー24の先端に取り付けられるようになっている。つまり、ワイパブレード15はその長手方向の中央部においてワイパアーム14の先端に取り付けられるようになっている。これにより、ワイパブレード15がワイパアーム14の先端に取り付けられると、ワイパブレード15の連結部36よりもピボット軸21の側の部分はワイパアーム14の下側に所定の隙間を空けて重ねて配置され、カバー33はワイパアーム14に対向する。
ワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位、つまり連結部36よりもピボット軸21の側の部分にウインドガラス13に向く押し付け力を付与するために、ワイパブレード15のカバー33には3つのブレード側マグネット41が取り付けられるとともにワイパアーム14のリテーナ22には3つのアーム側マグネット42が取り付けられている。
図2はブレード側マグネットの詳細を示す斜視図であり、図3はブレード側マグネットのカバーへの取り付け状態を示す斜視図、図4はアーム側マグネットのリテーナへの取り付け状態を示す斜視図である。また、図5(a)はカバーに取り付けられたブレード側マグネットの極性の向きを示す断面図であり、図5(b)はリテーナに取り付けられたアーム側マグネットの極性の向きを示す断面図である。
図2に示すように、ブレード側マグネット41は、断面矩形であるとともに所定長さの棒状に形成されており、図2中に破線で区切って示すように、その極性が長手方向に平行な一面側がN極、当該面の裏面側がS極となった永久磁石となっている。また、詳細は図示しないが、アーム側マグネット42もブレード側マグネット41と同一形状の永久磁石となっており、つまり、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42は同一形状の永久磁石となっており、その取り付け場所が相違するのみである。
3つのブレード側マグネット41は、図3に示すように、ワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位であるカバー33の天壁33aの部分に長手方向に所定の間隔を空けて並べて配置されており、それぞれその一部を外部に露出させるように天壁33aに埋設されてカバー33に固定されている。一方、アーム側マグネット42は、図4に示すように、リテーナ22のカバー33と対向する側壁22aの下端部分に長手方向に所定の間隔を空けて並べて配置されており、接着等の手段により当該側壁22aに固定されている。図1から解るように、各ブレード側マグネット41は対応するアーム側マグネット42と長手方向の位置を合わせて配置されており、これにより、各ブレード側マグネット41は対応するアーム側マグネット42と対向している。
図5(a)に示すように、各ブレード側マグネット41はN極をワイパアーム14つまり対応するアーム側マグネット42に向けて配置されており、図5(b)に示すように、各アーム側マグネット42はN極をワイパブレード15つまり対応するブレード側マグネット41に向けて配置されている。つまり、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42は互いに同極(N極)を対向させて配置されている。これにより、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42の間に磁気的な反発力が生じ、この反発力により、ワイパブレード15にはウインドガラス13に向く押し付け力が加えられるようになっている。
図6は車両の高速走行時におけるワイパブレードの状態を示す断面図である。
このワイパ装置11が搭載された車両12が高速走行すると、ワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位であるカバー33とワイパアーム14のリテーナ22との狭い隙間を流れる走行風が高速流となり、これによりカバー33とリテーナ22との間の圧力がベルヌーイの定理により低下して、カバー33がリテーナ22に向けて引き付けられる。つまり、車両12の高速走行時には、ワイパブレード15のカバー33に高速流による引き付け力つまり揚力Faが加わることになる。一方、このワイパ装置11では、ワイパブレード15に取り付けられるブレード側マグネット41とワイパアーム14に取り付けられるアーム側マグネット42の反発力により、ワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位であるカバー33にウインドガラス13に向く反発力による押し付け力Fbを加えるようにしている。
したがって、ワイパアーム14がワイパブレード15に加える設計上の押し付け力をFoとすると、車両12の高速走行時にワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位に加わる押し付け力Fは、F=Fo−Fa+Fbとなる。つまり、各マグネット41,42の反発力による押し付け力Fbをワイパブレード15に加えることにより、走行風によりワイパブレード15に加わる揚力Faを抑制して、このワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位の押し付け力Fを設計上の押し付け力をFoに近づけて、その払拭性を高めることができる。
特に、本実施の形態においては、各マグネット41,42の反発力による押し付け力Fbを、車両12が所定の速度で走行したときに受ける走行風によりワイパブレード15のカバー33に生じる揚力Faを打ち消す大きさ、つまりFa=Fbに設定するようにしている。これにより、車両12が所定の速度で走行しているときにワイパブレード15のワイパアーム14と対向する部位に加わる押し付け力Fを、F=Fo−Fa+Fb=Fo、つまり設計上の押し付け力Foとして、車両12の所定速度での走行時におけるワイパブレード15の払拭性を高めることができる。
このように、このワイパ装置11では、車両12の高速走行時にワイパブレード15とワイパアーム14との間に流れる走行風によりワイパブレード15に生じる揚力Faをワイパアーム14とワイパブレード15とに取り付けられる各マグネット41,42の反発力による押し付け力で抑制するようにしたので、車両12の高速走行時におけるワイパブレード15の払拭圧の低下を抑制して、このワイパ装置11の払拭性を高めることができる。
また、このワイパ装置11では、各マグネット41,42が生じる反発力による押し付け力Fbを、車両12が所定速度で走行したときにワイパブレード15に生じる揚力Faを打ち消す大きさに設定するようにしたので、車両12の所定速度での走行時におけるワイパブレード15の払拭圧を適正な値として、当該速度におけるワイパ装置11の払拭性を高めることができる。
さらに、このワイパ装置11では、ワイパブレード15を長手方向の中央部に設けられる連結部36においてワイパアーム14の先端に取り付けるようにしたので、ワイパアーム14からの押し付け力をワイパブレード15の長手方向の両側に均等に加えて、その払拭性を高めることができる。
図7は図1に示すワイパ装置の変形例を示す説明図である。
図1に示すワイパ装置11では、ワイパブレード15に取り付けられるブレード側マグネット41とワイパアーム14に取り付けられるアーム側マグネット42は、それぞれ永久磁石とされているが、図7に示す変形例においては、アーム側マグネット42として電磁石を用いるようにしている。
この場合、電磁石であるアーム側マグネット42は通電回路51に接続されており、通電回路51から給電されたときにのみ磁力を発生するようになっている。通電回路51は車体18に搭載される制御装置52を備えており、この制御装置52は図示しない中央演算処理装置(CPU)やメモリ等を備えたマイクロコンピュータとなっており、車体18に搭載されるバッテリ等の電源53からアーム側マグネット42に給電することができるようになっている。また、制御装置52にはワイパブレード15のウインドガラス13上の位置を検出する位置検出手段54が接続されており、制御装置52は位置検出手段54からの入力信号により、ワイパブレード15が走行風により所定の値以上の揚力Faを受ける位置にあると判断したときに、電磁石であるアーム側マグネット42に給電するようになっている。
なお、図7においては、アーム側マグネット42が電磁石とされているが、これに限らず、ブレード側マグネット41を電磁石としてもよく、また、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42の両方を電磁石としてもよい。
ここで、位置検出手段54としては、例えば、ピボット軸21を揺動駆動するワイパモータの回転数を検出する回転センサや、ワイパモータをピボット軸21に連結するリンク機構の位置を検出する位置検出センサ等が用いられるが、ワイパブレード15の位置を検出することができるものであれば他のセンサ等であってもよい。また、ワイパブレード15が走行風により所定の値以上の揚力Faを受ける位置としては、ワイパブレード15の払拭方向と走行風とが直交する下反転位置から所定の払拭角度までの範囲等が設定されるが、これに限らず、ワイパブレード15に加わる揚力Faを低減する必要がある範囲であれば、任意の範囲に設定することができる。また、予め定められた払拭範囲に到達したときに、磁力を発生させてもよい。
これにより、ワイパブレード15が走行風により所定の値以上の揚力Faを受ける位置にあるときには、制御装置52から給電されてアーム側マグネット42が磁力を発生し、ワイパブレード15に各マグネット41,42の反発力による押し付け力Fbが加えられて、ワイパブレード15の払拭性が高められる。また、ワイパブレード15が走行風から受ける揚力Faが所定値以下となる位置にあるときには、制御装置52からの給電が停止されてアーム側マグネット42は磁力を発生せず、各マグネット41,42の反発力により過度の押し付け力Fbが加えられることが防止され、ワイパブレード15の払拭性が高められる。
このように、このワイパ装置11では、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42の少なくともいずれか一方を電磁石とし、ワイパブレード15が走行風により所定値以上の揚力Faを受ける位置にあるときに通電回路51から電磁石であるマグネット41,42に給電するようにしたので、ワイパブレード15が走行風による揚力Faを受けたときにのみワイパブレード15に各マグネット41,42の反発力による押し付け力Fbを加えることができる。これにより、走行風による揚力Faが所定値以下となる位置にワイパブレード15があるときには、当該ワイパブレード15に過度な押し付け力Fbを加えることなく、ワイパブレード15に払拭範囲に応じた適正な払拭圧を付与して、全払拭範囲においてワイパブレード15の払拭性を高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態おいては、ワイパアーム14はアームヘッド16とリテーナ22とアームステー24とを備えた構造となっているが、これに限らず、リテーナ22とアームステー24とが一体に形成されたものなど、他の構造であってもよい。
また、前記実施の形態においては、ワイパブレード15としてラバーホルダ31と一対のカバー33,34とを備えた2点支持式のものが用いられているが、これに限らず、トーナメント式や板ばね式など、他の構造のワイパブレードを用いるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ブレード側マグネット41とアーム側マグネット42はそれぞれ3つ設けられているが、これに限らず、ワイパブレード15の揚力Faを抑制可能な反発力を生じることができれば、各マグネット41,42の個数や大きさ等は任意に設定することができる。
本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置を示す斜視図である。 ブレード側マグネットの詳細を示す斜視図である。 ブレード側マグネットのカバーへの取り付け状態を示す斜視図である。 アーム側マグネットのリテーナへの取り付け状態を示す斜視図である。 (a)はカバーに取り付けられたブレード側マグネットの極性の向きを示す断面図であり、(b)はリテーナに取り付けられたアーム側マグネットの極性の向きを示す断面図である。 車両の高速走行時におけるワイパブレードの状態を示す断面図である。 図1に示すワイパ装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
11 車両用ワイパ装置
12 車両
13 ウインドガラス
14 ワイパアーム
15 ワイパブレード
16 アームヘッド
17 ナット
18 車体
21 ピボット軸
22 リテーナ
22a 側壁
23 連結軸
24 アームステー
25 スプリング
31 ラバーホルダ
32 ブレードラバー
33,34 カバー
33a 天壁
35 フィン
36 連結部
41 ブレード側マグネット
42 アーム側マグネット
51 通電回路
52 制御装置
53 電源
54 位置検出手段
Fa 揚力
Fb 反発力による押し付け力
Fo 設計上の押し付け力を
F 押し付け力

Claims (4)

  1. 車体側のピボット軸に固定されるワイパアームと該ワイパアームの先端に取り付けられるワイパブレードとを備え、車両のウインドガラスを払拭する車両用ワイパ装置であって、
    前記ワイパブレードの前記ワイパアームと対向する部位に取り付けられるブレード側マグネットと、
    前記ブレード側マグネットに同極を対向させて前記ワイパアームに取り付けられるアーム側マグネットとを備え、
    前記ブレード側マグネットと前記アーム側マグネットとが生じる反発力により、前記ワイパブレードの前記ワイパアームと対向する部位に前記ウインドガラスに向く押し付け力を付与することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ブレード側マグネットと前記アーム側マグネットとが生じる反発力を、前記車両が所定速度で走行したときに受ける走行風により前記ワイパブレードの前記ワイパアームと対向する部位に生じる揚力を打ち消す大きさに設定したことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用ワイパ装置において、前記ブレード側マグネットと前記アーム側マグネットの少なくともいずれか一方を通電回路から給電されたときに磁力を発生する電磁石とし、前記ワイパブレードが走行風により揚力を受ける位置にあるときに前記通電回路から前記電磁石に給電することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイパブレードは長手方向の中央部において前記ワイパアームの先端に取り付けられることを特徴とする車両用ワイパ装置。
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CN107131995A (zh) * 2017-06-30 2017-09-05 吉林大学 一种雨刮器压紧力分布风洞测试装置及雨刮器控制方法

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