JPH09164733A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

Info

Publication number
JPH09164733A
JPH09164733A JP8268290A JP26829096A JPH09164733A JP H09164733 A JPH09164733 A JP H09164733A JP 8268290 A JP8268290 A JP 8268290A JP 26829096 A JP26829096 A JP 26829096A JP H09164733 A JPH09164733 A JP H09164733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
print
data
image data
erasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8268290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3760525B2 (ja
Inventor
Naohiko Koakutsu
直彦 小圷
Takuya Heinaga
卓也 兵永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP26829096A priority Critical patent/JP3760525B2/ja
Publication of JPH09164733A publication Critical patent/JPH09164733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3760525B2 publication Critical patent/JP3760525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一または一部分のみが異なる印刷を繰り返
し行う場合でも、高スループット印字を実現可能なプリ
ンタを提供すること。 【解決手段】 本発明の印刷装置は、ホスト装置から受
信した印刷データに基づく印刷イメージデータを指定さ
れた位置に格納する格納手段と、ホスト装置から受信し
た制御データに対応して、格納手段に格納されている印
刷イメージデータに基づいて記録媒体に対して印刷処理
を行う印刷手段とを備えた印刷装置において、制御デー
タに対応して、印刷処理の行われた印刷イメージデータ
を格納手段から消去する第1の消去手段を有する。ま
た、印刷手段は、第1及び第2の二種類の制御データに
対応して印刷処理を行い、また、第1の消去手段は、第
1の制御データに対応して消去処理を行うとともに、第
2の制御データに対応しては消去処理を行わないように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置から受
信した印刷データに基づいて生成した印刷イメージデー
タを格納する格納手段を備えた印字装置に関し、特に、
当該格納手段に格納された印刷イメージデータを用いて
複数回の印刷処理を行う印刷装置に関する。従って、本
発明は、伝票類に印刷を行うPOSまたはECR用の印
刷装置に特に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるターミナルプリンタは、ホスト
装置、例えばホストコンピュータからキャラクタコード
や、図形データとして送信された印刷データを、所定
量、例えば1ページまたは1行単位で印刷イメージデー
タに展開し、その格納手段であるイメージバッファに格
納している。キャラクタコードから印刷イメージデータ
への展開は、通常は、キャラクタジェネレータを参照す
ることによって行われており、また、図形データの展開
は、所定の描画アルゴリズムを用いて行われている。ま
た、イメージバッファへの展開位置は、印刷データに先
だって受信した位置データに応じて決定する。これらの
処理は、データ量が多いほど、多くの時間を要するので
ある。そして、印刷イメージデータへの展開が終了した
ら、通常はホストコンピュータからの制御データ、例え
ば印刷実行コマンドに応じて、このデータを上記の所定
量単位に印刷するのである。
【0003】従来のプリンタにおいては、印刷処理の終
了した印刷イメージデータは、イメージバッファから消
去される。ここで、印刷処理とは、いわゆる印刷命令の
実行をいい、例えば同一の印刷を複数枚の記録媒体に行
う印刷命令があった場合には、そのすべての記録媒体へ
の印刷をいう。また、消去とは、イメージバッファに印
刷イメージデータがなくなる状態をいい、新たな印刷イ
メージデータをいわゆる上書きすることではない。印刷
終了後イメージバッファを消去する理由は、次にホスト
コンピュータから受信した印刷データを上書きしても、
元の印刷イメージデータがすべて書き換えられるとは限
らないからである。すなわち、新たな印刷データが、イ
メージバッファの一部にしか対応しない場合には、残り
の部分には先の印刷イメージデータが依然として存在し
ており、印刷イメージデータが先のものと重畳されてし
まうのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のプリ
ンタにおいては、同一または一部分のみが異なる印刷を
複数の記録媒体に繰り返して行いたい場合や、同一また
は一部分のみが異なる印刷行を同一の記録紙に繰り返し
て行いたい場合に問題があった。すなわち、従来のプリ
ンタは、印刷処理が終了するとイメージバッファから印
刷イメージデータを消去してしまうので、このような場
合にはすべての印刷データをホストコンピュータから再
度送信しなければならず、また、その印刷データに基づ
いて再度印刷イメージデータを展開しなければならな
い。このため、このような場合の処理時間が大きく、従
っていわゆるスループットが低かった。
【0005】近年POS/ECR市場においては特にプ
リンタに対するスループット向上が求められている。従
って、プリンタには、ホストコンピュータが印字データ
を送信してから印字開始までの時間をできるだけ短く、
つまりは、印字イメージデータの形に展開する時間を短
くすること、そして、ホストコンピュータに同じ印字デ
ータを重複して送らせないことが求められているのであ
る。
【0006】本発明の目的は、上記の課題を解決し、同
一または一部分のみが異なる印刷を繰り返し行う場合で
も、高スループット印字を実現可能なプリンタを提供す
るとともに、ホストコンピュータの負担を軽減し、使用
者に使いやすいプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の印刷装置は、ホスト装置から受信した印刷
データに基づく印刷イメージデータを指定された位置に
格納する格納手段と、ホスト装置から受信した制御デー
タに対応して、格納手段に格納されている印刷イメージ
データに基づいて記録媒体に対して印刷処理を行う印刷
手段とを備えた印刷装置において、制御データに対応し
て、印刷処理の行われた印刷イメージデータを格納手段
から消去する第1の消去手段を有することを特徴とす
る。
【0008】これにより、第1の消去手段は、ホスト装
置から受信した制御データに対応して、選択的に印刷処
理の終了した印刷イメージデータをその格納手段から消
去するので、その印刷イメージデータを再度使用する場
合には、ホスト装置は、制御データを用いて、その消去
を行わないようにすることができる。また、先の印刷イ
メージデータを使用しない場合には、ホスト装置は、制
御データを用いて、その消去を行わせることができる。
【0009】この場合において、印刷手段は、第1及び
第2の二種類の制御データに対応して印刷処理を行い、
また、第1の消去手段は、第1の制御データに対応して
消去処理を行うとともに、第2の制御データに対応して
は消去処理を行わないようにしてもよい。
【0010】この場合には、印刷処理を命じる制御デー
タで、印刷処理後の印刷イメージデータの消去処理の実
行、不実行を指定することができるので、当該指定処理
が極めて容易になる。
【0011】更に、制御データに対応して、格納手段の
一部または全部の領域を指定する領域指定手段と、制御
データに対応してその領域の印刷イメージデータを消去
する第2の消去手段とを更に有してもよい。これによ
り、印刷処理が終了した印刷イメージデータの一部の領
域を指定して消去することができるので、容易に当該部
分を書き換えて新たな印刷イメージデータを構成するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
従って説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例にかかるプ
リンタの機能をあらわすブロック図である。ホスト装置
1は様々な情報処理を行う汎用の情報処理装置であっ
て、情報処理の結果に対応した所望の印刷処理を行わせ
るべく、印刷データ及び制御データを含むデータ2をイ
ンタフェース信号線を介してプリンタ3のデータ受信手
段4に送信する。プリンタ3はデータ受信手段4、印刷
イメージデータ生成手段5、第1消去手段6、格納手段
7及び印刷手段8から構成されている。なお、制御デー
タとはプリンタを制御するためのデータであり、制御コ
マンド及びそのパラメータを含むものである。以下、単
にコマンドと呼ぶ。
【0014】データ受信手段4はホスト装置1から送信
されたデータ2を受信し、コマンド11と印刷データ1
2との弁別、更にはコマンド11の解釈を行う。そし
て、印刷データ12は印刷イメージデータ生成手段5
へ、コマンド11はそれぞれのコマンド11に対応する
処理手段(5、6、8)へと送信される。
【0015】印刷イメージデータ生成手段5はデータ受
信手段4から受信した印刷データ12に基づいて印刷イ
メージデータ13を生成し、格納手段7に送る。具体的
には、印刷データとして与えられるキャラクタコードを
不図示のキャラクタジェネレータに与え、その出力であ
る文字パタンを、やはり印刷データ12として与えられ
る印刷位置データに応じて生成した所定の位置情報とと
もに、格納手段7に送信するのである。
【0016】格納手段7は印刷イメージデータ生成手段
5から送られた印刷イメージデータ13を上記の位置情
報に基づいて所定の位置に格納する。また、後述する印
刷制御部8からの読み出し要求15に対応して印刷イメ
ージデータ13を送出する。更に、第1消去手段6から
の消去要求16に対応して格納している印刷イメージデ
ータ13を消去する。上述したとおり、ここでいう消去
はいわゆる上書きを含まず、消去と同時に印刷イメージ
データが格納されることはない。
【0017】印刷制御部8は印刷処理コマンド11aに
対応して、格納手段7に印刷イメージデータの読み出し
要求15を行い、格納手段7の所定の位置から読み出し
た印刷イメージデータ13を記録媒体上の、その所定位
置に対応した位置に印刷する。なお、記録媒体上の所定
位置に印刷を行うためには、印刷ヘッドと記録媒体とを
相対的に移動させる機構が用意されているが、周知の構
成であるため、説明を省略する。
【0018】第1消去手段6は印刷制御部8からの格納
手段への読み出し要求15を参照して格納手段内の印刷
イメージデータ13が印刷処理のために読み出されたこ
とを検出する。そして、読み出しが検出された場合に
は、データ受信手段4からの消去モード選択コマンド1
1cに応じて、格納手段7に消去要求16を出力する。
すなわち、消去モード選択コマンド11cによって消去
が禁止されていれば、消去要求16は出力されないが、
このコマンドによって消去が許可されていれば、消去要
求16が出力されるのである。なお、消去要求16は、
格納手段7のすべての印刷イメージデータ13が読み出
された後に出力されてもよいし、一部の印刷イメージデ
ータが読み出されたときにそのデータの位置を指定して
出力されてもよい。
【0019】次に、本実施例のプリンタの回路構成を説
明する。図2は本実施例のプリンタの回路の構成を示す
ブロック図である。プリンタ3の制御回路はホスト装置
1と通信するためのインタフェース20、入出力ポート
24を介して印刷機構25の電気、電子素子を制御し、
及び状態を検出する中央処理装置(以下、CPUと称す
る)21、CPUの動作シーケンスを定めるプログラム
を格納したROM22及び格納手段7の一部を構成する
RAM23とから構成されている。
【0020】本例においては上述の図1の機能ブロック
はほとんどがCPU21を用いて実現されている。すな
わち、データ受信手段4はインタフェース20及びCP
U21から、印刷イメージデータ生成手段はキャラクタ
ジェネレータを格納したROM22及びCPU21か
ら、格納手段7はいわゆるイメージバッファが含まれて
いるRAM23及びCPU21から、第1消去手段はC
PU21から、そして印刷制御部はCPU21、入出力
ポート24及び印刷機構25から、それぞれ構成されて
いる。
【0021】以下、図3及び図4を用いてCPU21の
各機能ブロックにおける動作を説明する。図3はCPU
21による処理の概略を示すフローチャートである。S
1においてプリンタに電源が投入され、プリンタ全体の
初期化が行われる。すなわち、CPU21の初期化に続
いて制御回路の故障確認、例えば印刷ヘッドのホームポ
ジションへの移動などの印刷機構25の初期化、印刷イ
メージデータを格納すべきRAM23の初期化及びホス
ト装置へのレディー状態の通知等が行われる。なお、こ
の処理は不図示のリセットスイッチの操作によるリセッ
トの際にも実行される。
【0022】次にS2において受信バッファにデータ2
があるか否かがチェックされる。受信バッファはインタ
フェース20に内蔵されており、ホスト装置1との間の
所定の通信手順に従って受信したデータが格納されてい
る。なお、本例では、ホスト装置との間のインタフェー
スはRS−232Cを用いている。受信バッファにデー
タ2がない場合にはS2へループし、ある場合にはS3
においてこれを取得する。そして、取得したデータ2を
S4において解析し、印刷データ12とコマンド11と
に弁別する。また、後述するように、S6においてコマ
ンド11を更に解析するが(S41、S42)、ここま
での処理は図1の機能ブロックにおけるデータ受信手段
4を構成する。
【0023】S4のデータ解析において、印刷データ1
2と判断された場合にはS5において印刷イメージデー
タ13の生成及び格納を行う。当該処理は機能ブロック
における印刷イメージデータ生成手段5及び格納手段7
の一部を構成する。
【0024】次に図8を用いて当該処理の例を説明す
る。図8は本発明の実施例において印刷イメージデータ
の格納状態を示す図である。図中7aはイメージバッフ
ァであり、RAM23内に設けられている。このイメー
ジバッファ7a上に印刷データである文字のビットパタ
ーンを展開していく様子を説明する。
【0025】図8はホスト装置1から、「A、B、C、
D、E、LF、F、G、H、I、J、LF、K、L、
M、N、O、LF、P、Q、R、S、T、LF、U、
V、W、X、Y、LF、Z、0、0、0、3」と送られ
てくる印字データ及び書式制御コードをイメージバッフ
ァ7a上に展開した結果を示している。ここで「LF」
は、改行を表す書式制御コードで、16進表記で0AH
で示される。この実施例では、ホストコンピュータから
合計35バイト(印字データ30バイト、書式制御コー
ド5バイト)のデータが送られて来たことになる。
【0026】図4はS6におけるコマンド11の処理を
あらわすフローチャートである。S41においてコマン
ド11が印刷コマンド11aか否かが判断される。印刷
コマンド11aでなかった場合には、S42において更
に消去モード選択コマンド11cか否かが判断される。
消去モード選択コマンド11cでなかった場合には、S
45においてさらなるコマンド解析及びその処理、例え
ば記録媒体のプリンタへのローディングが行われる。
【0027】一方、S42において、消去モード選択コ
マンドであると判断された場合には、その選択に応じて
消去モードが設定される。本例においては消去を行わな
いモードの場合には消去禁止フラグをセットし、消去を
行うモードが選択された場合には、このフラグがリセッ
トされる。なお、この消去禁止フラグは後述する印刷処
理S46の終了後にS47において参照される。
【0028】さて、S41において印刷コマンドである
と判断された場合には、S46において印刷処理が行わ
れる。当該印刷処理は機能ブロックにおける印刷制御部
8の一部をなしている。印刷処理においては概略上述の
処理が行われるが、周知の処理であるため、詳細な説明
を省略する。
【0029】印刷処理S46が終了すると、S47にお
いて前述の消去禁止フラグの状態が調べられる。そし
て、消去禁止フラグがリセット状態、すなわち消去を行
うモードが選択されていたら、S48において、RAM
23に設けられているイメージバッファをクリアする。
S42からS44、及びS47は機能ブロックにおける
第1消去手段6を構成している。また、S48は格納手
段7の機能に含まれている。
【0030】このように、消去モードを選択できるよう
に構成したので、消去禁止モードを選択した後に印刷コ
マンドを送信することにより、一度送信し、印刷イメー
ジデータに展開したデータを消去せずに、複数回の印刷
処理において使用することができる。また、新たな印刷
データに更新する場合には、これに先だって実行される
印刷処理において、消去許可モードを選択した後に印刷
コマンドを送信することにより、あらかじめ、イメージ
バッファをクリアしておくことができる。従って、印刷
が必要な部分の印刷データを送信するだけで、ノイズの
ない印刷が可能となる。
【0031】次に、図5及び図6を用いて本発明の第2
の実施例を説明する。図5は本発明の第2の実施例の機
能ブロック図である。本例においてはデータ受信手段4
において2種類の印刷コマンド11a及び11dが弁別
され、印刷制御部8及び第1消去手段6に入力されてお
り、第1の実施例において用いられていた消去モード選
択コマンド11cは廃止されている。
【0032】印刷制御部8は上記の2種類の印刷コマン
ドのいずれに対しても同様の印刷処理を行う。すなわ
ち、格納手段7に印刷イメージデータの読み出し要求1
5を行い、格納手段7の所定の位置から読み出した印刷
イメージデータ13を記録媒体上の、その所定位置に対
応した位置に印刷する。
【0033】本例が第1の実施例と異なる点は、第1消
去手段の動作にある。すなわち、第1消去手段は印刷コ
マンド11a(後述するコマンドコード「FF」に対応
する)に対しては消去許可モードの設定を行い、印刷コ
マンド11d(後述するコマンドコード「ESC F
F」に対応する)に対しては消去禁止モードの設定を行
うのである。以下、図6に従って詳細に説明する。
【0034】図6は、図3に示す本発明の実施例におけ
るCPUの概略動作をあらわすフローチャート中、S6
に相当するコマンド処理をあらわすフローチャートであ
る。S61において印刷コマンドか否かがチェックされ
る。印刷コマンドでなければ、S62においてそれぞれ
のコマンドに対応する処理が行われる。例えば、後述す
るイメージバッファ領域指定コマンド(ESC W)や
イメージバッファクリアコマンド(CAN)はここで実
行される。
【0035】S61で印刷コマンドであると判断される
とS63において2種類の印刷コマンドの内のどちらの
コマンドかが調べられる。印刷コマンド11dであった
場合、すなわちコマンドコードが「ESC FF(16
進表記では、1BH 0CH)」であった場合にはS6
4において印刷処理が行われるが、その終了後にイメー
ジバッファのクリアは行われない。すなわち、消去禁止
モードとなるのである。一方、S63において印刷コマ
ンド11a、すなわちコマンドコード「FF(16進表
記では、0CH)」の場合にはS65の印刷処理の終了
後にS66においてイメージバッファのクリアが行われ
る。
【0036】このように、コマンドコード「FF」によ
る印刷では、例えば1ページ分の印刷データを印刷した
後、イメージバッファ7aをクリアするので、1ページ
毎に違った印字をしたいときに、この印刷コマンドを使
うと上述のように、少ない印刷データの送信及び展開処
理で、ノイズのない印刷結果を得ることができる。
【0037】一方、制御コード「ESC FF」による
印刷では、制御コード「FF」による場合と同様に、1
ページ分のデータを印刷するが、印刷処理の後、イメー
ジバッファ7aをクリアしない。つまり、このコマンド
は、同一の印刷を複数枚必要なときに使用するコマンド
で、必要な枚数分だけホスト装置1から制御コード「E
SC FF」を送ってもらえば、印刷イメージデータ
は、すでにイメージバッファ上に展開されているので、
ホスト装置1から印刷データを送ってもらう必要も、プ
リンタ3側で印刷イメージデータを作成する必要もな
い。
【0038】次に、図7及び図8を参照して本発明の第
3の実施例を説明する。図7は本発明の第3の実施例の
機能ブロック図である。第1の実施例の機能ブロック図
に領域指定手段9及び第2消去手段10が追加されてい
る。
【0039】領域指定手段9はデータ受信手段4が弁別
したコマンド11eに従って格納手段7のイメージバッ
ファ7a中の領域を指定し、指定領域18を第2消去手
段10に出力する。第2消去手段10はデータ受信手段
4が弁別したコマンド11fに対応して、指定領域18
に対応するイメージバッファ7a内の領域の消去要求を
格納手段7に出力する。なお、消去要求17は消去要求
16と異なり、印刷処理の前後を問わず出力される。こ
れにより、印刷処理に先立ってイメージバッファの一部
を消去し、書き換えることが可能となる。以下、図8を
用いてその書き換え動作について詳細に説明する。
【0040】例えば、最終行の「3」という印字データ
を「4」、「5」とカウントアップして印刷する場合を
考える。従来であれば、1ページ印字する度にメモリを
初期化して、ホストコンピュータから、「A、B、C、
D、E、LF、F、G、H、I、J、LF、K、L、
M、N、O、LF、P、Q、R、S、T、LF、U、
V、W、X、Y、LF、Z、0、0、0、4、FF」
と、印刷データ及び書式制御コードを再度送ってもらわ
ねばならない。これは、ホスト装置がデータを送信する
のにも時間が掛かるし、また、印刷データの展開にも時
間が掛かり、非効率的である。
【0041】本例のプリンタにおいては、 ABCDE FGHIJ KLMNO PQRST UVWXY Z0003 を印字した後、ホストコンピュータから図中14の斜線
部分を選択する制御コマンド「ESC W x、y、△
x、△y」を送ってもらい、続いて、制御コマンド「C
AN」によって、選択されている斜線部分の領域をクリ
アする。
【0042】ここで、「ESC W」は、領域を設定す
る制御コマンドで、16進表記で「ESC」は1BH、
「W」は57Hである。「x、y、△x、△y」は、コ
マンド「ESC W」のパラメータで「x、y」は、そ
れぞれ設定する領域の水平方向、垂直方向の座標、「△
x、△y」は、それぞれ設定する領域の水平方向、垂直
方向の大きさを表す。このコマンドの処理は、機能ブロ
ックにおける領域指定手段に相当する。
【0043】また、「CAN」は設定されている領域内
をクリアするコマンドで、16進表記で18Hである。
このコマンドの処理は機能ブロックの第2消去手段に相
当するものである。
【0044】そして領域内をクリアした後、ホストコン
ピュータから印字データである「4」及びその印刷すべ
き位置の情報を送ってもらえば、1文字、イメージバッ
ファ7a上に展開するだけでカウントアップ印刷が可能
となる。これらの操作を繰り返せば、最終行の「3」と
いう印字データを「4」、「5」とカウントアップして
印刷する場合でも、必要最小限のデータ送信と印刷デー
タの展開を行えばよいので、高スループットのプリンタ
を提供することができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べた様に本発明のプリンタによれ
ば、ホストコンピュータから送信されてくる1ページ分
に相当する印刷データを印刷イメージデータに展開し印
刷した後、同一の印刷イメージデータあるいは部分的に
修正・追加したイメージデータを用いて再度印刷処理を
行うことが可能となり、高スループットのプリンタを提
供するとともに、ホストコンピュータの負担を軽減し、
使用者に使いやすいプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかるプリンタの機能
をあらわすブロック図である。
【図2】本発明の実施例のプリンタの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施例にかかるCPU21による処理
の概略を示すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャート中、S6におけるコマン
ド11の処理をあらわすフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例の機能ブロック図であ
る。
【図6】図3に示す本発明の実施例におけるCPUの概
略動作をあらわすフローチャート中、S6に相当するコ
マンド処理をあらわすフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例の機能ブロック図であ
る。
【図8】本発明の実施例において印刷イメージデータの
格納状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ホスト装置 2 データ 3 印刷装置 4 データ受信手段 5 印刷イメージデータ生成手段 6 第1消去手段 7 格納手段 8 印刷制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から受信した印刷データに基
    づく印刷イメージデータを指定された位置に格納する格
    納手段と、前記ホスト装置から受信した制御データに対
    応して、前記格納手段に格納されている印刷イメージデ
    ータに基づいて記録媒体に対して印刷処理を行う印刷手
    段とを備えた印刷装置において、前記ホスト装置から受
    信した制御データに対応して、前記印刷手段により印刷
    処理の行われた印刷イメージデータに対し、前記格納手
    段から印刷イメージデータを消去して前記格納手段を印
    刷イメージデータの格納されていない状態にする消去処
    理を行う第1の消去手段を有することを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置において、 前記印刷手段は、第1及び第2の制御データに対応して
    前記印刷処理を行い、前記第1の消去手段は、前記第1
    の制御データに対応して前記消去処理を行い、前記第2
    の制御データに対応して前記消去処理を行わないことを
    特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    ホスト装置から受信した制御データに対応して、前記格
    納手段の一部または全部の領域を指定する領域指定手段
    と、前記ホスト装置から受信した制御データに対応し
    て、前記領域指定手段によって指定された前記格納手段
    の前記領域に対し前記消去処理を行う第2の消去手段と
    を更に有することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 ホスト装置から受信した印刷データに基
    づく印刷イメージデータを格納手段の指定された位置に
    格納する工程と、前記ホスト装置から受信した制御デー
    タに対応して、前記格納手段に格納されている印刷イメ
    ージデータに基づいて記録媒体に対して印刷処理を行う
    印刷工程とを有する印刷装置の制御方法であって、前記
    ホスト装置から受信した制御データに対応して、前記印
    刷工程において印刷処理の行われた印刷イメージデータ
    に対し、前記格納手段から印刷イメージデータを消去し
    て前記格納手段を印刷イメージデータの格納されていな
    い状態にする消去処理を行う第1の消去工程を有するこ
    とを特徴とする制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の制御方法において、 前記印刷工程においては、第1及び第2の制御データに
    対応して前記印刷処理を行い、前記第1の消去工程にお
    いては、前記第1の制御データに対応して前記消去処理
    を行い、前記第2の制御データに対応して前記消去処理
    を行わないことを特徴とする制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の制御方法において、 前記ホスト装置から受信した制御データに対応して、前
    記格納手段の一部または全部の領域を指定する工程と、
    前記ホスト装置から受信した制御データに対応して、前
    記領域指定工程によって指定された前記格納手段の前記
    領域に対し前記消去処理を行う第2の消去工程とを更に
    有することを特徴とする制御方法。
JP26829096A 1995-10-13 1996-10-09 印刷装置及びその制御方法 Expired - Lifetime JP3760525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26829096A JP3760525B2 (ja) 1995-10-13 1996-10-09 印刷装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-265878 1995-10-13
JP26587895 1995-10-13
JP26829096A JP3760525B2 (ja) 1995-10-13 1996-10-09 印刷装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09164733A true JPH09164733A (ja) 1997-06-24
JP3760525B2 JP3760525B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=26547191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26829096A Expired - Lifetime JP3760525B2 (ja) 1995-10-13 1996-10-09 印刷装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3760525B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100668266B1 (ko) * 2003-11-21 2007-01-12 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법
JP2016071399A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社野村総合研究所 テスト実行装置、テスト実行方法およびコンピュータプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100668266B1 (ko) * 2003-11-21 2007-01-12 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법
US7619760B2 (en) 2003-11-21 2009-11-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and image processing method that interrupts deletion and overwrites image data
JP2016071399A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社野村総合研究所 テスト実行装置、テスト実行方法およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3760525B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6480295B1 (en) Image forming apparatus for efficiently storing developed print data depending on situations and an image forming method thereof
US6031976A (en) Printing apparatus including print image storage and control method therefor
JPH08174964A (ja) データ処理方法及びその装置
JP4543458B2 (ja) 出力システム、出力装置、ホスト装置、これらの制御方法、および、情報記録媒体
JP4708591B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2615137B2 (ja) 印字装置
JP3760525B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2000029652A (ja) 画像出力装置
JP2778523B2 (ja) プリンタ装置および文書作成装置
JP4239392B2 (ja) 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法
JP3001213B2 (ja) プリンタ制御装置
JP3284457B2 (ja) プリンタ
JP3129679B2 (ja) プリンタ
JPH1199730A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JPH09212318A (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法
JP2005305814A (ja) 出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイスおよびプログラム
JP2002264450A (ja) 画像処理ユニット、画像形成装置、画像形成方法及び画像処理システム
JP3711431B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、および、情報記録媒体
JP3046478B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JPH05212916A (ja) プリンタ装置
JPH06106811A (ja) 電子フォーム印刷方式およびプリンタ装置
JP2002287926A (ja) プリンタドライバにおけるページ制御方法
JP2002248815A (ja) 印刷制御装置およびデータ処理方法および記憶媒体
JP2005309734A (ja) 出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイス、プログラムおよび出力システムの制御方法
JPH08282021A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140120

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term