JP2005309734A - 出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイス、プログラムおよび出力システムの制御方法 - Google Patents

出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイス、プログラムおよび出力システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが所望する設定値のみを不揮発性メモリに保存可能な出力システム等を提供することを課題とする。
【解決手段】 ホスト装置10と、当該ホスト装置からの指令に基づき、装置内に設定されている設定値を参照して情報出力を行う印刷装置20と、によって構成され、印刷装置は、情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部36と、参照用設定値記憶部に読み出すための設定値を不揮発に記憶する不揮発性記憶部41と、ホスト装置から送信された設定値を不揮発性記憶部に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部35と、を備え、ホスト装置は、CPU18により、保存用設定値記憶部への設定値の記憶、保存用設定値記憶部内の設定値の不揮発性記憶部への書き込み、不揮発性記憶部内の設定値の参照用設定値記憶部への読み出しを指令する指令データを印刷装置に送信することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホスト装置と、当該ホスト装置からの指令に基づき、装置内に設定されている設定値を参照して情報出力を行う出力装置と、によって構成される出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイス、プログラムおよび出力システムの制御方法に関するものである。
従来、プリンタやディスプレイ等の出力装置は、ホスト装置から送信された指令データに基づいて印刷や表示などの情報出力を行う。当該指令データには、文字サイズ、フォントおよび記述言語などに関する各種設定値を指定するための設定値指定コマンドが含まれるが、当該設定値指定コマンドがホスト装置から送信された場合は、これをRAM(Random Access Memory)内の設定値記憶部に格納する。そして、出力装置は、情報出力の際、設定値記憶部内の設定値を参照して印刷や表示を行う。
また、出力装置は、電源投入時(リセット時)、ROM(Read Only Memory)内に制御プログラムとして記憶されている規定値や、ディップスイッチの状態に応じて、設定値記憶部内に記憶されている設定値の初期化を行っている。したがって、設定値記憶部内の設定値を、電源投入時(初期値)と異なる値に設定するためには、電源投入後からアプリケーション起動までの間、あるいはアプリケーションの起動時に、ホスト装置から出力装置に設定値指定コマンドを送信する必要がある。
ところで、一般的なアプリケーションでは、出力装置をそれぞれのアプリケーションに適した設定とするため、その起動時において、出力装置に初期化コマンドを送信して一旦規定値に戻した後、各種設定値を指定するための設定値指定コマンドを送信している。ところが、ホスト装置と出力装置との間の通信は、通信速度が遅いことが多いため、大量の設定値指定コマンドを送信しようとすると、アプリケーションの起動時の処理(初期化)に要する時間が長くなってしまう。そこで、起動時の処理を迅速に実行すべく、出力装置内に各種設定値を不揮発に記憶可能な不揮発性メモリを備えておき、起動時等には、当該不揮発性メモリ内の各種設定値を一括して読み出す(ロードする)ための設定値ロードコマンドを、ホスト装置から出力装置に送信する構成の出力システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−125756号公報
そしてこの構成により、上記の出力システムは、アプリケーションの起動時において、出力装置の各種設定値を指定するための設定値指定コマンドをホスト装置から個々に送信しなくとも、ひとつの指令(設定値ロードコマンド)によって初期化(各種設定値の設定)を行うことができるため、起動時におけるデータ送信量を大幅に削減可能となっている。
しかしながら、上記の出力システムは、不揮発性メモリ内に複数の設定値を記憶可能であるが、その不揮発性メモリへの設定値の保存は、設定値記憶部内に記憶されている設定値を一括して保存する(セーブする)ため、ユーザが意図しない設定値(例えば、アプリケーションの起動時に自動的に送信される設定値指定コマンドにより記憶された設定値など)までもが保存されてしまい、メモリ使用量が多くなってしまうといった問題があった。特に、設定値をシーン毎に使い分けたい場合は、不揮発性メモリを複数の領域に分けて設定値記憶部内の設定値を保存していく必要があるため、メモリ使用量の増加が避けられなかった。
そこで、本発明は、不揮発性メモリ内の各種設定値を設定値記憶部に読み出し、当該設定値記憶部内の設定値に基づいて出力装置の初期設定を行う構成において、ユーザが所望する設定値のみを不揮発性メモリに保存可能な出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイス、プログラムおよび出力システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の出力システムは、ホスト装置と、当該ホスト装置からの指令に基づき、装置内に設定されている設定値を参照して情報出力を行う出力装置と、によって構成される出力システムにおいて、出力装置は、情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部と、参照用設定値記憶部に読み出すための設定値を不揮発に記憶する不揮発性記憶部と、ホスト装置から送信された設定値を、不揮発性記憶部に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部と、を備え、ホスト装置は、保存用設定値記憶部への設定値の記憶を指令する設定値設定指令を送信する設定値設定指令送信手段と、保存用設定値記憶部内の設定値の、不揮発性記憶部への書き込みを指令する設定値セーブ指令を送信する設定値セーブ指令送信手段と、不揮発性記憶部内の設定値の、参照用設定値記憶部への読み出しを指令する設定値ロード指令を送信する設定値ロード指令送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の出力システムの制御方法は、ホスト装置と、当該ホスト装置からの指令に基づき、装置内に設定されている設定値を参照して情報出力を行う出力装置と、によって構成される出力システムの制御方法であって、出力装置は、情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部と、参照用設定値記憶部に読み出すための設定値を不揮発に記憶する不揮発性記憶部と、ホスト装置から送信された設定値を、不揮発性記憶部に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部と、を備えており、ホスト装置が、保存用設定値記憶部への設定値の記憶を指令する工程と、保存用設定値記憶部内の設定値の、不揮発性記憶部への書き込みを指令する工程と、不揮発性記憶部内の設定値の、参照用設定値記憶部への読み出しを指令する工程と、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、出力装置は、ホスト装置から送信された設定値設定指令による設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)を保存用設定値記憶部に記憶し、当該保存用設定値記憶部内の設定値を設定値セーブ指令によって不揮発性記憶部への書き込むため、ユーザが所望する設定値のみをセーブ可能となり、不揮発性記憶部のメモリ使用量を必要最低限に抑えることができる。さらに、出力装置は、情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部と、ホスト装置から送信された設定値を、不揮発性記憶部に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部とを有しているため、設定値の設定を行っている最中に印刷指令等の割り込み処理が生じた場合でも、通常の印刷処理を続行することができる。
この場合、ホスト装置は、保存用設定値記憶部への設定値の記憶開始を指令する設定値記憶開始指令を送信する設定値記憶開始指令送信手段をさらに備え、出力装置は、ホスト装置からの、設定値セーブ指令の受信の後、設定値記憶開始指令の受信までの間に受信した設定値設定指令を無効とすることが好ましい。
これらの構成によれば、出力装置は、設定値記憶開始指令の受信後且つ設定値セーブ指令の受信前に受信した設定値設定指令による設定値のみを保存用設定値記憶部に記憶するため、アプリケーションの起動時に自動送信される設定値指定コマンドによる設定値など、ユーザが意図しない設定値までもが保存用設定値記憶部に記憶されることがない。
これらの場合、ホスト装置は、設定値設定指令として、1以上の設定値から成る設定値群毎に群記号を付加して出力装置に送信すると共に、設定値ロード指令により、群記号を指定して参照用設定値記憶部への読み出しを指令し、出力装置は、保存用設定値記憶部および不揮発性記憶部において、群記号を付加して設定値を記憶しており、ホスト装置からの設定値ロード指令に基づき、当該設定値ロード指令によって指定された群記号の設定値群を参照用設定値記憶部へ読み出すことが好ましい。
この構成によれば、1以上の設定値から成る設定値群毎に群記号が付加されているため、この設定値群毎に不揮発性記憶部から参照用設定値記憶部への読み出し(ロード)を行うことができる。したがって、設定値をシーン毎に使い分けたい場合など、各シーンに合わせて設定値群を設定することで、1回の設定値ロード指令により、迅速に設定値の読み出しを行うことができる。
この場合、ホスト装置は、設定値群およびこれに付加する群番号を入力する入力手段と、入力手段による入力によって設定値設定指令を生成するためのユーティリティ設定画面を起動する設定画面起動プログラムと、ユーティリティ設定画面を表示する表示手段と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、設定値群およびこれに付加する群番号の入力により、容易に設定値設定指令を生成可能なユーティリティ設定画面を起動可能であるため、プログラム言語などを用いて設定値の設定指令を行う必要がない。したがって、特別な知識を有しないユーザであっても、設定コマンドおよびそのパラメータ、並びに群記号の入力だけで手軽に出力装置への設定値の設定を行うことができる。
この場合、出力装置は、不揮発性記憶部内の設定値群およびこれに付加されている群記号を読み出し、当該設定値群および当該群記号をホスト装置に送信する設定値送信手段をさらに備え、ホスト装置のユーティリティ設定画面は、出力装置から送信された設定値群および群記号を表示する設定値群表示部および群記号表示部を有していることが好ましい。
この構成によれば、設定ユーティリティ設定画面内の設定値群表示部および群記号表示部の表示内容により、ユーザは不揮発性記憶部に記憶された設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)を確認することができる。したがって、出力装置に設定されている設定値が不明な場合であっても、支障なく本システムを使用することができる。なお、出力装置の設定値送信手段は、電源投入時または一定時間毎に自動的に実行しても良いし、ホスト装置からの指令に基づいて実行しても良い。
この場合、出力装置の不揮発性記憶部には、複数の設定値群が記憶されており、ホスト装置は、ユーティリティ設定画面の設定値群表示部に表示された複数の設定値群の中から、任意の設定値群を選択する設定値群選択手段と、設定値群選択手段によって選択されなかった設定値群およびこれに付加されている群記号の削除を指令する設定値群削除指令を出力装置に送信する設定値群削除指令送信手段と、をさらに備え、出力装置は、ホスト装置からの設定値群削除指令に基づき、不揮発性記憶部から該当する設定値群および群記号を削除することが好ましい。
この構成によれば、設定値群表示部に表示された複数の設定値群(すなわち、不揮発性記憶部に記憶されている複数の設定値群)の中から、ユーザが必要とする設定値群を選択し、それ以外の設定値群を削除させることができる。したがって、不揮発性記憶部のメモリ使用量をより節約することができる。
これらの場合、ホスト装置は、ユーティリティ設定画面の設定値群表示部に表示された複数の設定値群の中から、任意の設定値群に含まれる設定値の値を変更する設定値変更手段と、設定値変更手段による設定値の値変更を指令する設定値変更指令を出力装置に送信する設定値変更指令送信手段と、をさらに備え、出力装置は、ホスト装置からの設定値変更指令に基づき、不揮発性記憶部内の該当する設定値の変更を行うことが好ましい。
この構成によれば、一旦不揮発性記憶部に記憶した設定値の値を変更したい場合、不揮発性記憶部内から該当する設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)を消去して設定し直すのではなく、値(パラメータ)のみを変更させることができるため、ユーザは容易に設定値の変更を行うことができる。
これらの場合、出力装置は、不揮発性記憶部の残り記憶容量を読み出し、当該残り記憶容量に関する情報をホスト装置に送信する残り記憶容量送信手段をさらに備え、ホスト装置のユーティリティ設定画面は、出力装置から送信された残り記憶容量を表示する残り記憶容量表示部を有していることが好ましい。
この構成によれば、ユーザは残り記憶容量表示部に表示された表示内容から不揮発性記憶部の残り記憶容量を確認することができる。また、その確認により、設定値をあとどの位記憶させ得るか(保存可能であるか)を認識することができる。
これらの場合、ホスト装置は、不揮発性記憶部内の設定値群およびこれに付加されている群記号の一括消去を指令する一括消去指令を出力装置に送信する一括消去指令送信手段と、をさらに備え、出力装置は、ホスト装置からの一括消去指令に基づき、不揮発性記憶部内の設定値群および群記号を一括消去することが好ましい。
この構成によれば、不揮発性記憶部内の設定値群およびこれに付加されている群記号を一括消去させることができるため、設定値群毎に変更したり削除したりする手間を省くことができる。
本発明のホストコンピュータは、上記のいずれか1に記載の出力システムにおけるホスト装置として機能することを特徴とする。
この構成によれば、不揮発性記憶部内の各種設定値を設定値記憶部に読み出し、当該設定値記憶部内の設定値に基づいて初期設定を行う出力装置の出力制御を行うホストコンピュータであって、ユーザが所望する設定値のみを不揮発性記憶部に保存可能なホストコンピュータを提供することができる。
本発明の出力デバイスは、上記のいずれか1に記載の出力システムにおける出力装置として機能することを特徴とする。
この構成によれば、不揮発性記憶部内の各種設定値を設定値記憶部に読み出し、当該設定値記憶部内の設定値に基づいて初期設定を行う構成の出力デバイスであって、ユーザが所望する設定値のみを不揮発性記憶部に保存可能な出力デバイスを提供することができる。
本発明のプログラムは、上記のいずれか1に記載の出力システムにおけるホスト装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのものであることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザが所望する設定値のみを不揮発性記憶部に保存可能な出力装置を機能させるためのプログラムを提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る出力システム、ホストコンピュータ、出力デバイス、プログラムおよび出力システムの制御方法について説明する。本発明は、ホスト装置(ホストコンピュータ)と、当該ホスト装置からの指令に基づき、設定値記憶部に設定されている設定値を参照して情報出力を行う出力装置(出力デバイス)と、から成る出力システムにおいて、出力装置が不揮発性記憶部内の各種設定値を設定値記憶部に読み出すことによって初期設定を行う構成である場合、ユーザが所望する設定値を、所望する組み合わせで不揮発性記憶部に保存可能としたものである。そしてこの構成により、不揮発性記憶部のメモリ使用量を極力抑え、且つ設定値をシーン毎に使い分けたい場合の使い勝手を向上させ得るといった作用・効果を奏するものである。
そこで、本発明の出力システム等を、ホスト装置と、当該ホスト装置によって印刷制御される印刷装置と、によって構成される印刷出力システムに適用した場合を例に挙げて説明する。
図1は、印刷出力システム1のシステム構成を示す制御ブロック図である。同図に示すように、印刷出力システム1は、ユーザによって入力された情報を取得すると共に、印刷装置20の各種制御を行うホスト装置10と、当該ホスト装置10からの指令に基づき、印刷処理および設定値の設定処理を行う印刷装置20と、から成り、これらホスト装置10と印刷装置20とは、ネットワーク50(ケーブル等の通信線)および図示しないコネクタを介して接続されている。
ホスト装置10は、ユーザインターフェース(入力手段)として機能するキーボード11およびマウス12と、設定値の設定処理を行うための各種ユーティリティ設定画面D(図6ないし図9参照)を表示するディスプレイ13(表示手段)と、当該各種ユーティリティ設定画面Dを起動するための設定画面起動プログラム等の制御プログラムの他、各種制御データを不揮発に記憶するROM14と、受信バッファおよびワークエリアとして機能するRAM15と、各種アプリケーションプログラムを記憶するハードディスク(外部記憶装置)16と、印刷装置20とのデータの送受信を行うインタフェース17と、ホスト装置10全体を制御するCPU18と、を備えている。
CPU18は、上記の構成により、ROM14内の制御プログラムに従って、ホスト装置10内の各部から各種信号・データを入力し、RAM15内の各種データを処理すると共に、その処理結果をホスト装置10内の各部に出力することにより、各種処理を実行する。
例えば、印刷装置20に保存する設定値の設定を行う場合、CPU18は、ユーザインターフェース11,12による設定値設定開始操作に基づいて、ROM14内に記憶されている設定画面起動プログラムを起動し、ディスプレイ13上にユーティリティ設定画面Dを表示する。また、CPU18は、そのユーティリティ設定画面Dに表示された表示内容に従って、ユーザがユーザインターフェース11,12の操作により設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)の入力を行うと、当該入力に基づいて設定値の設定指令を行うための設定値設定指令(設定値設定コマンド)を生成し、インタフェース17を介して印刷装置20に送信する。また、CPU18は、ユーザによるユーティリティ設定画面Dの表示内容に従った情報入力により、印刷装置20(不揮発性記憶部41)内に保存されている設定値の編集処理(削除,変更,追加など)を実行するが、詳細については後述する。
なお、ユーティリティ設定画面Dを起動するための設定画面起動プログラムは、ROM14内に記憶されているものとしたが、印刷装置20の印刷制御(印刷装置20に対応した印刷コマンドの生成など)を行うためのプリンタドライバ(図示省略)によって提供されても良い。
一方、印刷装置20は、電源投入の際(初期化処理の際)に、その状態によって設定値の読み出し(後述する参照用設定値記憶部36への設定値の読み出し)が行われるディップスイッチ21と、ホスト装置10から送信された印刷指令(印刷データを含む)に基づいて印刷を行う印刷部22と、受信バッファ31等を有し、テンポラリ記憶領域として利用されるRAM23と、設定値を保存するための不揮発性記憶部41を有するROM24と、ホスト装置10とのデータの送受信を行うインタフェース25と、印刷装置20全体を制御するCPU26と、を備えている。
RAM23は、ホスト装置10から受信した指令データを一時的に記憶する受信バッファ31と、アプリケーションの起動時等の初期化(規定値の書き換え)に利用する設定値であって、文字や画像の印刷(情報出力)を行う際に参照する設定値を記憶する設定値記憶部32と、ホスト装置10からの印刷指令(印刷出力コマンド)に基づき、印刷部22による印刷データ出力のためのデータ展開を行うページバッファ33と、を有している。
設定値記憶部32は、ホスト装置10から送信された設定値であって不揮発性記憶部41に保存する(セーブする)ための設定値を一時的に記憶する保存用設定値記憶部35と、不揮発性記憶部41から読み出した(ロードした)設定値を情報出力の際の参照用として記憶する参照用設定値記憶部36と、から成る。前者の保存用設定値記憶部35は、受信バッファ31に記憶された指令データが、設定値設定指令である場合(印刷装置20自体の設定を行うものである場合)、その設定値設定指令による設定値を記憶する。また、後者の参照用設定値記憶部36は、設定コマンド別に記憶する領域が分割されており、例えば文字装飾を指定する設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)の場合は(図10参照)、文字装飾指定コマンド(ESC !)用の領域に、そのパラメータが記憶されることとなる。
一方、受信バッファ31に記憶された指令データが、印刷指令である場合は、後述するROM24内からフォントデータや画像を表すビットマップデータを読み出し、これをページバッファ33へ展開する。この際、ページバッファ33へのデータ展開は、参照用設定値記憶部36内の設定値を参照することによって行われる。なお、ページバッファ33に代えてラインバッファであっても良い。また、印刷装置20ではなく、出力装置がカスタマディスプレイ等の表示装置である場合は、同じく参照用設定値記憶部36内の設定値を参照して、ビデオRAM等にデータ展開されることとなる。
ROM24は、フラッシュEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリから成り、保存用設定値記憶部35から書き込まれた設定値を保存する不揮発性記憶部41と、印刷処理や設定値の設定処理をCPU26が実行するための各種制御プログラムを記憶する制御プログラム記憶部42と、フォントデータなどの各種制御データを記憶する制御データ記憶部43と、を有している。
不揮発性記憶部41には、保存用設定値記憶部35から書き込まれた設定値が設定値群(グループ)毎に複数記憶されており、各設定値群には、群記号が付加されている。詳細については後述するが、各設定値群は、1以上の設定値から成り、使用されるシーン毎に分類されている。また、当該設定値群とこれに付加される群記号は、ホスト装置10から送信された設定値設定指令に含まれる情報であり、不揮発性記憶部41内だけでなく保存用設定値記憶部35でも、設定値群と群記号とが関連づけられた状態で記憶されている(図11参照)。但し、参照用設定値記憶部36には、ホスト装置10からの設定値ロード指令により群記号が指定されて当該群記号の設定値群が読み出されるが、群記号は、設定値の設定処理(設定値記憶部32と不揮発性記憶部41との設定値のセーブ/ロード処理を含む)を円滑且つ迅速に行うために便宜上付加されるものである。したがって、参照用設定値記憶部36では、群記号は記憶されず、それぞれの設定値が所定の領域に分類されて記憶されることとなる。
上記の構成により、CPU26は、ホスト装置10から送信された設定値の設定開始を指令する設定値記憶開始指令(設定値記憶開始コマンド)を受けて、当該指令に続いて送信された設定値設定指令(設定値群およびこれに付加される群記号の情報を含む)に基づき、保存用設定値記憶部35への設定値の記憶を行う。また、ホスト装置10から送信された設定値の保存を指令する設定値セーブ指令(設定値セーブコマンド)を受けて、不揮発性記憶部41へ設定値の書き込みを行う。さらに、ホスト装置10から送信された設定値の読み出しを指令する設定値ロード指令(設定値ロードコマンド,読み出す設定値群の群記号に関する情報を含む)を受けて、参照用設定値記憶部36へ設定値(群記号により指定された設定値群)の読み出しを行う。この他、CPU26はホスト装置10から送信された指令データに基づいて各種処理を実行するが、詳細については次図の図2を参照して説明する。
図2は、印刷装置20のCPU26による全体処理を示すフローチャートである。同図に示すように、CPU26は、ホスト装置10から指令データを受信しているか否か、すなわち受信バッファ31内に指令データが記憶されているか否かを判別し(S11)、受信バッファ31内に指令データが記憶されていない場合は(S11:No)、指令データの受信があるまで待機する(S12)。一方、受信バッファ31内に指令データが記憶されている場合は(S11:Yes)、当該指令データを読み出し(S13)、指令データの種類を判別する(S14)。
ここで、指令データが、設定値設定開始指令である場合は(S14:設定値設定開始指令)、設定値設定指令に基づく保存用設定値記憶部35への設定値の記憶、並びに保存用設定値記憶部35から不揮発性記憶部41への設定値の書き込みが可能な設定値記憶モードにモード移行する(S15)。なお、当該モード移行を行った後でも(設定値記憶モードにおいても)、参照用設定値記憶部36内の設定値を参照することにより、通常処理(印刷処理など)は実行可能となっている。
また、指令データが、設定値設定指令である場合は(S14:設定値設定指令)、当該設定値設定指令による設定値(設定値群およびこれに付加される群記号の情報を含む)を、保存用設定値記憶部35に記憶する(S16)。但し、同フローチャートへの図示は省略したが、指令データが設定値設定指令である場合は、設定値記憶モードであるか否かを判別し、設定値記憶モードでない場合(標準モードである場合)は、保存用設定値記憶部35への設定値の記憶は行われず、設定値設定指令は無効となる。
また、指令データが、設定値セーブ指令である場合は(S14:設定値セーブ指令)、保存用設定値記憶部35内の設定値(設定値群およびこれに付加される群記号の情報を含む)を不揮発性記憶部41へコピー(セーブ)する(S17)。その後、保存用設定値記憶部35に記憶されていた設定値を全てクリアすると共に、当該設定値セーブ指令の受信により、設定値記憶モードから標準モードに復帰する(S18)。
また、指令データが、設定値ロード指令である場合は(S14:設定値ロード指令)、当該設定値ロード指令によって指定された群記号の設定値群を不揮発性記憶部41から参照用設定値記憶部36へコピー(ロード)する(S19)。この設定値ロード指令に基づく参照用設定値記憶部36への設定値のコピーは、設定値記憶モードおよび標準モードのいずれでも実行可能となっている。なお、設定値ロード指令は、群記号を指定してロードさせるのではなく、そのパラメータにより工場出荷時の規定値を指定してロードさせることも可能となっている。
また、指令データが、設定値削除指令(設定値削除コマンド)である場合は(S14:設定値削除指令)、当該設定値削除指令によって指定された設定値を不揮発性記憶部41から削除する(S20)。また、設定値毎ではなく設定値群単位で削除を指令する設定値群削除指令(設定値群削除コマンド)である場合は(S14:設定値群削除指令)、当該設定値群削除指令によって指定された群記号の設定値群を不揮発性記憶部41から削除する。この設定値削除指令(設定値群削除指令)に基づく参照用設定値記憶部36内の設定値(設定値群)の削除も、設定値記憶モードおよび標準モードの両方で実行可能となっている。
また、指令データが、設定値変更指令(設定値変更コマンド)である場合は(S14:設定値変更指令)、不揮発性記憶部41内の、当該設定値変更指令によって指定された群記号の設定値群に含まれる任意の設定値を変更する(書き換える,S21)。この設定値変更指令に基づく参照用設定値記憶部36内の変更も、設定値記憶モードおよび標準モードの両方で実行可能となっている。
また、指令データが、設定値追加指令(設定値追加コマンド)である場合は(S14:設定値追加指令)、不揮発性記憶部41内の、当該設定値追加指令によって指定された群記号の設定値群に設定値を追加する(S22)。この設定値追加指令に基づく参照用設定値記憶部36内の追加も、設定値記憶モードおよび標準モードの両方で実行可能となっている。
また、指令データが、一括消去指令(一括消去コマンド)である場合は(S14:一括消去指令)、不揮発性記憶部41内の設定値群およびこれに付加されている群記号を全てクリアする(S23)。この一括消去指令に基づく参照用設定値記憶部36内の一括消去も、設定値記憶モードおよび標準モードの両方で実行可能となっている。
また、指令データが、印刷指令である場合は(S14:印刷指令)、当該印刷指令に基づき、印刷部22により印刷を行う(S24)。上記のとおり、印刷処理についても、設定値記憶モードおよび標準モードの両方で実行可能となっている。また、指令データが、その他のものである場合(ROM24内のプログラムの書き換え指令など)には(S14:その他)、当該指令データに対応する処理を実行する(S25)。
このように、印刷装置20では、設定値記憶開始指令によって設定値記憶モードに移行し、設定値セーブ指令によって標準モードに復帰するため、ユーザが意図した設定値のみを不揮発性記憶部41に保存することができ、不揮発性記憶部41のメモリ使用量を少なくすることができる。また、設定値記憶モードに移行している状態でも、保存用設定値記憶部35への設定値の記憶、並びに不揮発性記憶部41への設定値保存以外は実行可能であるため、通常の処理(印刷処理など)を妨げることがない。
次に、図3のフローチャートを参照し、ホスト装置10のCPU18による設定値設定処理について説明する。CPU18は、ユーザによるキーボード11の入力により、設定値の設定開始指示を取得すると、これに基づいて設定値設定開始指令を生成し、これを印刷装置20に送信する(S31)。また、CPU18は、ユーザからの当該設定開始指示により、設定画面起動プログラムを起動し、ユーティリティ設定画面D(図6等参照)をディスプレイ13上に表示する。
続いて、ユーティリティ設定画面Dの表示内容に従ってユーザが情報入力(設定コマンドおよびそのパラメータ、並びに群記号の入力)を行うと、CPU18はこれに基づいて設定値設定指令を生成し、これを印刷装置20に送信する(S32)。また、続けて設定が行われる場合は(S33:Yes)、ユーザの情報入力に基づいて、設定値群毎に設定値設定指令を送信する(S32)。また、更なる設定が行われない場合は(S33:No)、そのまま処理を終了する。
次に、図4のフローチャートを参照し、ホスト装置10のCPU18による設定値ロード指令処理について説明する。CPU18は、ホスト装置10または印刷装置20の電源投入時、若しくはユーザによるキーボード11の入力により、印刷装置20に対して、設定値(不揮発性記憶部41に記憶された設定内容,群記号に関する情報も含む)を送信し、これに対して返信された設定値および残り記憶容量に関する情報を取得する(S41)。取得したこれらの情報は、ユーティリティ設定画面Dの設定内容表示部63(図7(a)参照)に表示される。
続いて、ユーティリティ設定画面Dの表示内容に従ってユーザが情報入力(設定コマンドおよびそのパラメータ、並びに群記号の選択)を行うと、CPU18はこれに基づいて設定値ロード指令を生成し、これを印刷装置20に送信する(S42)。また、続けて設定(設定値ロード指令)が行われる場合は(S43:Yes)、ユーザの情報入力に基づいて、設定値ロード指令を送信する(S42)。また、更なる設定が行われない場合は(S43:No)、そのまま処理を終了する。
次に、図5のフローチャートを参照し、ホスト装置10のCPU18による設定値編集処理について説明する。CPU18は、ホスト装置10または印刷装置20の電源投入時、若しくはユーザによるキーボード11の入力により、印刷装置20に対して、設定値(不揮発性記憶部41に記憶された設定内容,群記号に関する情報も含む)、並びに不揮発性記憶部41の残り記憶容量に関する情報の返信指示を送信し、これに対して返信された設定値および残り記憶容量に関する情報を取得する(S51)。取得したこれらの情報は、ユーティリティ設定画面Dの設定内容表示部63(図7(a)等参照)並びに残り記憶容量表示部64(図6(a)等参照)に表示される。
そして、この設定内容をユーザが確認し、設定値の削除指示を行う場合は(S52:Yes,図9(a)参照)、ユーザがユーティリティ設定画面Dの表示内容に従ってキーボード11(またはマウス12)入力を行うことにより、削除する設定値が含まれる設定値群が選択され(S53)、続いてその設定群の中の削除対象となる設定値が選択される(S54,図9(b)参照)。CPU18は、これらの選択結果に従って設定値削除指令を生成し、これを印刷装置20に送信する(S55)。その後、編集が続けて行われる場合は(S56:Yes)ユーザによる指示を待つ(S52orS57orS61)。
なお、設定値毎に削除するのではなく、設定値群毎に削除を行う場合は、ユーザが必要な設定値群(群記号)を選択(指定)することで、簡単に削除指令を行うことができるようになっている(設定値群削除指令)。この設定値群の選択については、図8にて後述する。
続いて、ユーザが設定内容を確認し、設定値の変更指示を行う場合は(S57:Yes,図9(a)参照)、ユーザがユーティリティ設定画面Dの表示内容に従ってキーボード11(またはマウス12)入力を行うことにより、変更する設定値が含まれる設定値群が選択され(S58)、続いてその設定群の中の変更対象となる設定値が選択される(S59)。CPU18は、これらの選択結果に従って設定値変更指令を生成し、これを印刷装置20に送信する(S60)。
一方、ユーザが設定内容を確認し、設定値の追加指示を行う場合は(S61:Yes,図9(a)参照)、ユーザがユーティリティ設定画面Dの表示内容に従ってキーボード11(またはマウス12)入力を行うことにより、追加する設定値が含まれる設定値群が選択され(S62)、続いてその設定値群に設定値が入力される(S63)。ここで、CPU18は追加された設定値が不揮発性記憶部41に書き込み可能であるか、すなわちS51にて取得した残り記憶容量が追加した設定値を記憶可能な容量であるか否かを判別し(S64)、残り記憶容量が不足すると判断した場合は(S64:No)、ユーティリティ設定画面D上に「不揮発性記憶部41の容量が不足しています。不必要な設定値を削除してください。」といった表示を行うことにより、ユーザに対し設定値の削除処理を促す(S65)。ユーザは、この削除指示に対し、S53ないしS55の処理を行うことで設定値の削除を行い、再度設定値の追加処理(S61以降の処理)を行うこととなる。
また、残り記憶容量が足りていると判断した場合は(S64:Yes)、ユーザによる入力内容(追加内容)に従って設定値追加指令を生成し、これを印刷装置20に送信する(S66)。
なお、上記に示した設定値の編集指令(設定値削除指令、設定値変更指令および設定値追加指令)は、設定値群毎に指令が行われる。すなわち、設定値削除指令であれば、当該指令内に、削除する設定値が含まれる設定値群に付加されている群記号と、任意の設定値が削除された後の設定値群に関する情報が含まれ、印刷装置20(不揮発性記憶部41)において、該当する群記号の内容が書き換えられることとなる。
次に、図6ないし図9を参照し、ディスプレイ13上に表示されるユーティリティ設定画面(D1ないしD9)の構成およびその入力方法について説明する。図6は、設定値設定指令を生成するためのユーティリティ設定画面、図7は、設定値ロード指令を生成するためのユーティリティ設定画面、図8は、設定値群削除指令を生成するためのユーティリティ設定画面、図9は、設定値編集指令(設定値削除指令、設定値変更指令および設定値追加指令)を生成するためのユーティリティ設定画面を示したものである。
図6(a)に示すように、ユーティリティ設定画面Dは、「設定値設定」、「設定値群選択」、「設定値編集」および「残り記憶容量表示」の4つのタブ60を有しており、各タブ60がマウス12でクリックされることにより、各処理を実行するための画面を表示する。同図(D1)は、「設定値設定」のタブがクリックされた状態を示したものであり、不揮発性記憶部41へ保存するための設定値の設定を行い得るようになっている。
「設定値設定」の画面は、設定する設定値(設定値群)を入力する設定値群入力部61と、当該設定値群に付加する群記号を入力する群記号入力部62との他、その入力方法についての指示、設定処理を中止するための「中止」アイコン、設定続行するための「次へ」アイコン、設定終了するための「OK」アイコンを表示している。
ユーザは、設定値の設定を行う際、設定値群入力部61に所望する設定コマンドおよびそのパラメータを1以上入力し、当該入力した1以上の設定値から成る設定値群を区別するための適当な群記号を群記号入力部62に入力する。このとき、設定値群入力部61には同一種類のコマンドを複数入力できないようになっている。
そして、続けて設定を行う場合は、「次へ」アイコンをクリックし、別の設定値(設定値群)および群記号(上記の群記号と異なる群記号)の入力を行う。この場合は、先の画面の設定値群入力部61に入力したコマンドと同一種類のコマンド(当然、パラメータも同一であって良い)を入力可能となっている。すなわち、設定値を使用するシーン毎に設定値を組み合わせて設定値群とすることで、設定値のロードを行う場合、1回の指令で必要な設定値を全てロードできるようになっている。
そして、画面D1において「OK」アイコンがクリックされると、同図(b)に示す画面D2に遷移する。当該画面D2では、設定した設定値の印刷装置20への書き込み(保存用設定値記憶部35へ記憶)の確認を促す指示、およびこれに対する回答である「はい」アイコンおよび「いいえ」アイコンを表示する。ここで、表示された指示に対し、ユーザが「はい」アイコンをクリックすると、CPU18は当該入力により設定値設定指令を生成し、これを印刷装置20へ送信する。
次に、図7を参照し、設定値(設定値群)ロード指令を生成するための画面について説明する。当該設定値ロード指令は、上記のとおり所望する設定値群を選択(入力)することで、不揮発性記憶部41から参照用設定値記憶部36へ値をコピーするものである。設定値群ロード指令を生成する画面D3は、ホスト装置10の起動時や印刷装置20の起動時に取得した不揮発性記憶部41内の設定値の内容を表示する設定内容表示部63と、選択対象となる設定値群を指定するためのチェック欄入力部64と、その入力方法についての指示、設定処理を中止するための「中止」アイコン、設定終了するための「OK」アイコンを表示している。
設定内容表示部63は、設定値(設定内容)を表示する設定値群表示部63aと、群記号を表示する群記号表示部63bとから成り、設定値群表示部63aには、設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)そのものを示す文字列ではなく、それらの設定値によって設定される具体的な設定内容を表示している(設定値および設定内容については、図10にて後述する)。なお、当該設定値群表示部63aに設定値そのものを併記しても良い。
ユーザは、群記号(設定値群)に対応して設けられた複数のチェック欄のうち、必要な群記号のチェック欄をクリックすることにより、設定値群の選択を行う。ここで、図示のように群記号「A1」が選択された場合は、設定値群A1をロード指定することとなる。この状態で、「OK」アイコンがクリックされると、同図(b)に示す画面D4に遷移する。当該画面D4では、選択した群記号(設定値群)の不揮発性記憶部41からのロードの確認を促す指示を表示する。ここで、表示された指示に対し、ユーザが「はい」アイコンをクリックすると、CPU18は当該入力により設定値群ロード指令を生成し、これを印刷装置20へ送信する。なお、ロード指令は、設定値群毎ではなく設定値毎に行っても良い。
次に、図8を参照し、設定値群削除指令を生成するための画面について説明する。当該設定値削除指令は、上記のとおり所望する設定値群を選択することで選択外の設定群の削除指令を行うものである。設定値群削除指令を生成する画面D5は、ホスト装置10の起動時や印刷装置20の起動時に取得した不揮発性記憶部41内の設定値の内容を表示する設定内容表示部63と、選択対象となる設定値群を指定するためのチェック欄入力部64と、その入力方法についての指示、設定処理を中止するための「中止」アイコン、編集終了するための「OK」アイコンを表示している。
ユーザは、群記号(設定値群)に対応して設けられた複数のチェック欄のうち、必要な群記号のチェック欄をクリックすることにより、設定値群の選択(指定)を行う。ここで、図示のように群記号「A1」および「A3」が選択された場合は、残りの群記号「A2」が非選択、すなわち削除指令されることとなる。この状態で、「OK」アイコンがクリックされると、同図(b)に示す画面D6に遷移する。当該画面D6では、非選択の群記号(設定値群)の不揮発性記憶部41からの削除の確認を促す指示を表示する。ここで、表示された指示に対し、ユーザが「はい」アイコンをクリックすると、CPU18は当該入力により設定値群削除指令を生成し、これを印刷装置20へ送信する。
次に、図9を参照し、設定値編集指令を生成するための画面について説明する。当該設定値編集指令は、上記のとおり設定値の削除、変更および追加指令を行うものである。設定値編集指令を生成する画面D7には、設定値ロード指令を生成する画面D3(図7参照)や設定値群削除指令を生成する画面D5(図8参照)と同様に、設定値群表示部63aおよび群記号表示部63bから成る設定内容表示部63と、編集対象となる設定値群を指定するためのチェック欄入力部64との他、その入力方法についての指示、削除指令を行うための「削除」アイコン、変更指令を行うための「変更」アイコン、追加指令を行うための「追加」アイコン、設定処理を中止するための「中止」アイコンを表示している。
ここで、編集対象となる群記号「A2」が選択され、「削除」アイコンがクリックされた場合は、同図(b)に示す画面D8に遷移する。当該画面D8では、画面D7において選択された群記号と、その群記号の設定値群に含まれる設定値と、削除対象となる設定値を指定するためのチェック欄との他、「中止」アイコン、「次へ」アイコン、「OK」アイコンを表示する。ユーザは、削除したい設定値に対応するチェック欄を選択することで削除する設定値を指定し、「OK」アイコンをクリックすると、同図(c)に示す画面D9に遷移する。なお、画面D8において全てのチェック欄を選択した場合は、設定値群内全ての設定値および群記号が削除されることとなる。また、画面D8において「次へ」アイコンがクリックされた場合は、同図(a)に示す画面D7に遷移する。
画面D9では、編集した設定値の書き込み(不揮発性記憶部41の書き換え)の確認を促す指示を表示する。ここで、表示された指示に対し、ユーザが「はい」アイコンをクリックすると、CPU18は当該入力により設定値削除指令を生成し、これを印刷装置20へ送信する。なお、設定値変更指令および設定値追加指令を生成するための画面についての図示およびその説明は、上記の設定値削除指令を生成するための画面とほぼ同様であるため省略する。
また、最後のタブである「残り記憶容量表示」(残り記憶容量表示部64)についても、図示を省略するが、当該画面には、ホスト装置10の起動時または印刷装置20の起動時に取得した不揮発性記憶部41の残り記憶容量が、数値および単位(「2000バイト」など)で表示される。
次に、図10を参照し、設定コマンドとコマンドNoと値と必要なメモリ量の一例について簡単に説明する。同図に示すように、印刷装置20が印刷出力を行う際に参照する設定値の一例としては、「文字装飾」、「右スペース」、「ダウンロード文字」、「ページ選択」および「国際文字選択」等がある。
「文字装飾」とは、出力する文字の文字サイズを指定するコマンド(ESC !)を指し、そのパラメータにより「装飾なし」や「横倍」等を指定可能となっている。そして、不揮発性記憶部41に保存する際に必要なメモリ量はコマンドNo「1」とパラメータ記号「0〜3」とを記憶するため、2バイトである。なお、「文字装飾」として、その他のパラメータにより文字飾り(下線、強調、斜体など)を指定可能としても良い。
また「右スペース」とは、印刷媒体に印刷する際の右側に設定するスペース長さ(マージン)を指定するコマンド(ESC 3)を指し、そのパラメータによりミリ単位でスペース長さを指定可能となっている。保存する際に必要なメモリ量は2バイトである。
また「ダウンロード文字」とは、文字の置き換えを指定するコマンド(ESC y)を指し、そのパラメータによりフォント種類、縦/横サイズ、開始/終了文字を指定可能となっている。保存する際に必要なメモリ量は{5+(終了文字−開始文字+1)×縦サイズ×横サイズ}バイトである(開始/終了文字は、16進数値による)。
また「ページ選択」とは、コード表のページを指定するコマンド(ESC t)を指し、そのパラメータにより0〜12のページを指定可能となっている。保存する際に必要なメモリ量は2バイトである。また「国際文字選択」とは、国際文字を指定するコマンド(ESC R)を指し、そのパラメータにより0〜12の国番号を指定可能となっている。保存する際に必要なメモリ量は2バイトである。
また、上記に示した設定値の他、改行量の指定、水平タブ位置の指定、自動ステータス送信の有効/無効の指定、左スペースの指定、マクロ定義の指定など、印刷装置20から印刷出力を行う際に参照される各種設定値を設定可能となっている。
次に、図11を参照し、印刷装置20の保存用設定値記憶部35および不揮発性記憶部41に記憶する設定値の保存例について簡単に説明する。例えば、群記号「A1」として横倍文字指定を、また群記号「A3」としてコードページ:3ページ、並びに国際文字:アメリカ(国番号1)を指定する場合は、図示のように保存される(ここでは、群記号「A2」は削除された(設定されていない)ものとする)。
すなわち、群記号「A1」、コマンドNo「1」、パラメータ「1」により、文字装飾,内容:3(4倍)が設定されており(図10参照)、続けて、群記号「A3」、コマンドNo「4」、パラメータ「3」、コマンドNo「5」、パラメータ「1」により、ページ選択,内容:3、国際文字選択,内容:1が設定されている。このように、1つの領域(不揮発性記憶部41)内に複数の設定値を設定可能であるため、より不揮発性記憶部41のメモリ使用量を少なくすることができる。
なお、上記では、ユーティリティ設定画面Dで設定した設定値に基づいて生成される設定値設定指令には、群記号および設定値群に関する情報が含まれると説明したが、具体的には同図に示すように、例えば群記号「A1」として横倍文字指定を行う場合、設定値設定指令は、設定値設定コマンドとパラメータ「A,1,1,1」から成るものである。
また、上記では、ユーティリティ設定画面Dで設定値の設定を行う場合、設定値群入力部61には、設定コマンドとそのパラメータを入力するものとしたが、図10に従って、コマンドNoとその内容を示す記号(数字)を入力可能としても良い。これにより、コマンドの設定をより簡単に行うことができる。
以上説明したとおり、本発明によれば、印刷装置20では、ホスト装置10からの設定値記憶開始指令の後に受信した設定値設定指令による設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)のみを保存用設定値記憶部35に記憶するため、アプリケーションの起動時に自動送信される設定値指定コマンドによる設定値など、ユーザが意図しない設定値までもが保存用設定値記憶部35に記憶されることがない。また、保存用設定値記憶部35内の設定値は、設定値セーブ指令によって不揮発性記憶部41へ書き込むため、ユーザが意図して送信した所望の設定値のみをセーブ可能であり、不揮発性記憶部41のメモリ使用量を必要最低限に抑えることができる。さらに、印刷装置20は、情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部36と、ホスト装置10から送信された設定値を、不揮発性記憶部41に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部35とを有しているため、設定値の設定を行っている最中に印刷指令等の割り込み処理が生じた場合でも、通常の印刷処理を続行することができる。
また、1以上の設定値から成る設定値群毎に群記号が付加されているため、この設定値群毎に不揮発性記憶部41から参照用設定値記憶部36への読み出し(ロード)を行うことができる。したがって、設定値をシーン毎に使い分けたい場合など、各シーンに合わせて設定値群を設定することで、1回の設定値ロード指令により、迅速に設定値の読み出しを行うことができる。
また、ホスト装置10は、設定値群およびこれに付加する群番号の入力により、容易に設定値設定指令を生成可能なユーティリティ設定画面Dを起動可能であるため、プログラム言語などを用いて設定値の設定指令を行う必要がない。したがって、特別な知識を有しないユーザであっても、設定コマンドおよびそのパラメータ、並びに群記号の入力だけで手軽に印刷装置20への設定値の設定を行うことができる。
また、設定ユーティリティ設定画面D上の設定内容表示部63(設定値群表示部63aおよび群記号表示部63b)の表示内容により、ユーザは不揮発性記憶部41に記憶された設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)を確認することができる。したがって、印刷装置20に設定されている設定値が不明な場合であっても、支障なく本システム1を使用することができる。
また、設定値群削除指令により、設定値群表示部63aに表示された複数の設定値群(すなわち、不揮発性記憶部41に記憶されている複数の設定値群)の中から、ユーザが必要とする設定値群を選択し、それ以外の設定値群を削除させることができるため、不揮発性記憶部41のメモリ使用量をより節約することができる。また、一旦不揮発性記憶部41に記憶した設定値の値変更、設定値の削除および追加を行いたい場合、設定値編集指令により、不揮発性記憶部41内を消去して1から設定値を設定し直すのではなく、設定値単位で容易に編集することができる。
また、設定値の追加を行う場合は、不揮発性記憶部41の残り記憶容量が足りているか否かを判別するため、ユーザは設定値追加指令を行う前に残り容量の不足を確認することができ、不必要な設定値を削除するなど適切な処理を行うことができる。また、一括消去指令により、不揮発性記憶部41内の設定値群およびこれに付加されている群記号を一括消去させることができるため、設定値群毎に変更したり削除したりする手間を省くことができる。
なお、上記の例では、ホスト装置10からの指令データに基づいて、印刷装置20に設定する設定値の設定や編集を行うものとしたが、印刷装置20に備えられた任意のキーまたはスイッチ等(ユーザインタフェース)の操作によりこれらを行っても良い。
また、上記の例では、不揮発性記憶部41に記憶されている設定値がホスト装置10に送信され、ホスト装置10のディスプレイ13上(ユーティリティ設定画面D)で確認できるものとしたが、印刷装置20に表示手段を備え、当該表示手段によって設定値を出力するようにしても良い。また、設定値出力のための特別な機構を設けることなく、印刷部22によって設定値を印刷媒体に印刷し、印刷物として出力しても良い。
また、上記の例では、ユーティリティ設定画面Dへの情報入力により、各種指令を生成するものとしたが、当然、プログラム言語を用いて各種指令を行っても良い。また、不揮発性記憶部41に記憶されている設定値の出力も、ホスト装置10から送信されたプログラム言語をそのまま出力するようにしても良い。
また、上記の例では、設定値の編集指令(設定値削除指令、設定値変更指令および設定値追加指令)は、設定値群毎に指令が行われ、当該指令内には編集対象となる設定値が含まれる設定値群の群記号と、任意の設定値が編集された後の設定値群に関する情報が含まれるものとしたが、編集のための指令として、群記号と編集対象となる設定値(設定コマンドおよびそのパラメータ)のみが送信されるようにしても良い。また、同じ設定値群内には、同一種類の設定コマンドは含まれないため、設定値削除指令の場合は、群記号と編集対象となる設定コマンドのみを送信するようにしても良い。これらの構成によれば、送信する指令データの量を少なくすることができるため、編集処理を迅速に行うことができる。また、逆に、設定値の編集指令を行う場合、編集対象となっていない他の設定値群および群記号に関する情報を含めた指令データをホスト装置10から送信し、不揮発性記憶部41に記憶された全ての設定値群および群記号を書き換えるようにすることも可能である。
また、上記の例では、ホスト装置10から送信される設定値ロード指令により、不揮発性記憶部41から参照用設定値記憶部36に設定値群をロードするものとしたが、電源投入時や初期化コマンドを送信したときに不揮発性記憶部41内に記憶されたいずれかの設定値群を参照用設定値記憶部36に自動的にロードさせるようにしても良い。この構成によれば、例えばホスト装置10が予測しない状態で印刷装置20の電源が再投入された場合でも、参照用設定値記憶部36内の設定値が規定値に戻ることなく、ユーザが所望する設定値に設定されるため、安定した動作が可能となる。なお、電源投入時や初期化コマンドを送信したときに自動的にロードされる設定値群は、予め指定されている設定値群であっても良いし、最初に記憶されている(例えば、群記号が「1」の設定値群など)設定値群であっても良い。
また、上記の例では、設定値を使用するシーン毎に設定値群を分けて不揮発性記憶部に記憶させるものとしたが、アプリケーション(またはセッション)毎に設定値群を分けるようにしても良い。すなわちこの場合、不揮発性記憶部41内において、設定値群(群記号)と、アプリケーションを識別するための情報(アプリケーション名など)とを関連づけて記憶しておき、アプリケーション(またはセッション)の起動時に送信される初期化コマンドにより、該当する設定値群を参照用設定値記憶部36にロードする構成となる。この構成によれば、ホスト装置10から初期化コマンドを送信するだけで、容易にアプリケーション(またはセッション)に対応した設定値の設定を行うことができる。
また、上記の例に示した、ホスト装置10および印刷装置20の各部(各機能)をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上述した実施例によらず、出力装置として表示装置を用いるなど、出力システムのシステム構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
本発明の印刷出力システムの制御ブロック図である。 印刷装置の全体処理を示すフローチャートである。 ホスト装置の設定値設定処理を示すフローチャートである。 ホスト装置の設定値ロード指令処理を示すフローチャートである。 ホスト装置の設定値編集処理を示すフローチャートである。 設定値設定指令を生成するためのユーティリティ設定画面を示す図である。 設定値ロード指令を生成するためのユーティリティ設定画面を示す図である。 設定値群削除指令を生成するためのユーティリティ設定画面を示す図である。 設定値編集指令を生成するためのユーティリティ設定画面を示す図である。 設定値と設定内容を示す説明図である。 設定値の保存例を示す説明図である。
符号の説明
1 印刷出力システム 10 ホスト装置
11 キーボード 12 マウス
13 ディスプレイ 20 印刷装置
22 印刷部 23 RAM
24 ROM 31 受信バッファ
32 設定値記憶部 35 保存用設定値記憶部
36 参照用設定値記憶部 41 不揮発性記憶部
61 設定値群入力部 62 群記号入力部
63a 設定値群表示部 63b 群記号表示部
64 チェック欄入力部 D ユーティリティ設定画面

Claims (13)

  1. ホスト装置と、当該ホスト装置からの指令に基づき、装置内に設定されている設定値を参照して情報出力を行う出力装置と、によって構成される出力システムにおいて、
    前記出力装置は、
    前記情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部と、
    前記参照用設定値記憶部に読み出すための設定値を不揮発に記憶する不揮発性記憶部と、
    前記ホスト装置から送信された設定値を、前記不揮発性記憶部に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部と、を備え、
    前記ホスト装置は、
    前記保存用設定値記憶部への前記設定値の記憶を指令する設定値設定指令を送信する設定値設定指令送信手段と、
    前記保存用設定値記憶部内の設定値の、前記不揮発性記憶部への書き込みを指令する設定値セーブ指令を送信する設定値セーブ指令送信手段と、
    前記不揮発性記憶部内の設定値の、前記参照用設定値記憶部への読み出しを指令する設定値ロード指令を送信する設定値ロード指令送信手段と、
    を備えたことを特徴とする出力システム。
  2. 前記ホスト装置は、
    前記保存用設定値記憶部への前記設定値の記憶開始を指令する設定値記憶開始指令を送信する設定値記憶開始指令送信手段をさらに備え、
    前記出力装置は、
    前記ホスト装置からの、前記設定値セーブ指令の受信の後、前記設定値記憶開始指令の受信までの間に受信した前記設定値設定指令を無効とすることを特徴とする請求項1に記載の出力システム。
  3. 前記ホスト装置は、
    前記設定値設定指令として、1以上の設定値から成る設定値群毎に群記号を付加して前記出力装置に送信すると共に、前記設定値ロード指令により、前記群記号を指定して前記参照用設定値記憶部への読み出しを指令し、
    前記出力装置は、
    前記保存用設定値記憶部および前記不揮発性記憶部において、前記群記号を付加して前記設定値を記憶しており、
    前記ホスト装置からの前記設定値ロード指令に基づき、当該設定値ロード指令によって指定された前記群記号の設定値群を前記参照用設定値記憶部へ読み出すことを特徴とする請求項1または2に記載の出力システム。
  4. 前記ホスト装置は、
    前記設定値群およびこれに付加する前記群番号を入力する入力手段と、
    前記入力手段による入力によって前記設定値設定指令を生成するためのユーティリティ設定画面を起動する設定画面起動プログラムと、
    前記ユーティリティ設定画面を表示する表示手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の出力システム。
  5. 前記出力装置は、
    前記不揮発性記憶部内の前記設定値群およびこれに付加されている前記群記号を読み出し、当該設定値群および当該群記号を前記ホスト装置に送信する設定値送信手段をさらに備え、
    前記ホスト装置の前記ユーティリティ設定画面は、
    前記出力装置から送信された前記設定値群および前記群記号を表示する設定値群表示部および群記号表示部を有していることを特徴とする請求項4に記載の出力システム。
  6. 前記出力装置の前記不揮発性記憶部には、複数の前記設定値群が記憶されており、
    前記ホスト装置は、
    前記ユーティリティ設定画面の前記設定値群表示部に表示された複数の設定値群の中から、任意の設定値群を選択する設定値群選択手段と、
    前記設定値群選択手段によって選択されなかった設定値群およびこれに付加されている前記群記号の削除を指令する設定値群削除指令を前記出力装置に送信する設定値群削除指令送信手段と、をさらに備え、
    前記出力装置は、
    前記ホスト装置からの前記設定値群削除指令に基づき、前記不揮発性記憶部から該当する設定値群および群記号を削除することを特徴とする請求項5に記載の出力システム。
  7. 前記ホスト装置は、
    前記ユーティリティ設定画面の前記設定値群表示部に表示された前記複数の設定値群の中から、任意の設定値群に含まれる設定値の値を変更する設定値変更手段と、
    前記設定値変更手段による設定値の値変更を指令する設定値変更指令を前記出力装置に送信する設定値変更指令送信手段と、をさらに備え、
    前記出力装置は、
    前記ホスト装置からの前記設定値変更指令に基づき、前記不揮発性記憶部内の該当する設定値の変更を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の出力システム。
  8. 前記出力装置は、
    前記不揮発性記憶部の残り記憶容量を読み出し、当該残り記憶容量に関する情報を前記ホスト装置に送信する残り記憶容量送信手段をさらに備え、
    前記ホスト装置の前記ユーティリティ設定画面は、
    前記出力装置から送信された前記残り記憶容量を表示する残り記憶容量表示部を有していることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の出力システム。
  9. 前記ホスト装置は、
    前記不揮発性記憶部内の前記設定値群およびこれに付加されている前記群記号の一括消去を指令する一括消去指令を前記出力装置に送信する一括消去指令送信手段と、をさらに備え、
    前記出力装置は、
    前記ホスト装置からの前記一括消去指令に基づき、前記不揮発性記憶部内の設定値群および前記群記号を一括消去することを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載の出力システム。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の出力システムにおけるホスト装置として機能することを特徴とするホストコンピュータ。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の出力システムにおける出力装置として機能することを特徴とする出力デバイス。
  12. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の出力システムにおけるホスト装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. ホスト装置と、当該ホスト装置からの指令に基づき、装置内に設定されている設定値を参照して情報出力を行う出力装置と、によって構成される出力システムの制御方法であって、
    前記出力装置は、
    前記情報出力を行う際に参照する設定値を一時的に記憶する参照用設定値記憶部と、
    前記参照用設定値記憶部に読み出すための設定値を不揮発に記憶する不揮発性記憶部と、
    前記ホスト装置から送信された設定値を、前記不揮発性記憶部に書き込むために一時的に記憶する保存用設定値記憶部と、を備えており、
    前記ホスト装置が、前記保存用設定値記憶部への前記設定値の記憶を指令する工程と、
    前記保存用設定値記憶部内の設定値の、前記不揮発性記憶部への書き込みを指令する工程と、
    前記不揮発性記憶部内の設定値の、前記参照用設定値記憶部への読み出しを指令する工程と、を実行することを特徴とする出力システムの制御方法。
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