JPH09164655A - スクリーン印刷用スキージ - Google Patents

スクリーン印刷用スキージ

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Publication number
JPH09164655A
JPH09164655A JP34865095A JP34865095A JPH09164655A JP H09164655 A JPH09164655 A JP H09164655A JP 34865095 A JP34865095 A JP 34865095A JP 34865095 A JP34865095 A JP 34865095A JP H09164655 A JPH09164655 A JP H09164655A
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JP
Japan
Prior art keywords
squeegee
thin
electroforming
taken out
folding
Prior art date
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Pending
Application number
JP34865095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimazu
博士 嶋津
Yoshihiro Kobayashi
良弘 小林
Eiji Sakata
栄二 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP34865095A priority Critical patent/JPH09164655A/ja
Publication of JPH09164655A publication Critical patent/JPH09164655A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長さの異なる数種類のものを簡単に得ること
のできるスクリーン印刷用スキージを提供する。 【解決手段】 複数の金属薄板製のスキージ本体1を折
り取り可能な薄肉部3により長さ方向に並列に連結す
る。薄肉部3で容易に折り取ることにより、長さの異な
るスキージ本体1を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷法
により、たとえば、ICやLSI用のプリント配線基板
にクリームはんだを印刷したり、ハイブリッドICやセ
ラミック多層基板を含む各種回路基板、高周波フィルタ
類を含む複合セラミック電子部品、各種電子部品の製造
時に銅のような導電性インキなどを厚塗り印刷するのに
用いられるスキージに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスクリーン印刷用スキージは、
一般にウレタンゴムからなるが、最近では金属薄板やウ
レタンゴムと金属薄板とを重合一体化したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクリーン印刷用スキ
ージは、版(スクリーンマスク、スクリーンメッシュ)
の寸法に合わせて長さの異なる数種類のものが必要とさ
れる。こうした数種類のスキージを用意するに際して、
ウレタンゴムからなるスキージの場合は、予め長尺の帯
状のものを作っておいてもカッターナイフで所望長さに
容易に切断して得ることができるが、金属薄板からなる
スキージでは薄くて硬いため、きれいに切断することが
難しく、そのため、版の寸法に合った長さの異なるもの
を個々に製造しなければならず、コスト高になってい
た。
【0004】本発明の目的は、こうした問題を解消する
ためになされたもので、金属薄板製のスキージも長さの
異なるものを容易に低コストで得ることができるスクリ
ーン印刷用スキージを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に例示す
るように、金属薄板製の複数のスキージ本体1を折り取
り可能な薄肉部3により長さ方向に並列に連結してある
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】複数のスキージ本体1は薄肉部3に沿って折り
取ることにより容易に分断でき、長さの異なる数種類の
ものを簡単に得ることができる。2個以上のスキージ本
体1を薄肉部3で連結したままの状態でも、印刷に使用
することができ、この場合薄肉部3でもクリームはんだ
をかき取ることができるので、クリームはんだのかき残
しラインが生じるようなことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)本発明の第1実施例を図1ないし図3に
基づき説明する。図1はスキージ本体の斜視図、図2は
スキージの斜視図であり、1はスキージ本体、2はホル
ダである。スキージ本体1は帯状の金属薄板(例えば、
300μm厚)からなり、この複数個(図示例では3
個)が折り取り可能な薄肉部3(例えば、60μm厚)
により長さ方向に並列に連結してある。スキージ本体1
の個々の長さは、図示例のように全て等しくするか、ま
たは全て異なるものとするか、または等しいものと異な
るものとを組合わせる。その他に、例えば、スクリーン
枠の一般的最小寸法に相当する長さのスキージ本体1を
中央部分に設け、その両側に長さ調整用の短い折り取り
部分を折り取り可能な薄肉部3を介して配しておいても
よい。この場合は薄肉部3に沿って短い折り取り部分を
折り取った後は、最小寸法に相当する長さのスキージ本
体1の両側には薄肉部3が存在しなくなる。また最小寸
法に相当する長さのスキージ本体1の一端側のみに調整
用折り取り部分を設ければ、折り取り作業は1回だけで
済むことになる。いずれにしてもスキージ本体1の個々
は取付孔4を有し、薄肉部3に沿って折り取られたスキ
ージ本体1の一つあるいは2個以上はこの取付孔4にビ
ス5を通すことによりホルダ2に押えプレート6でもっ
て挟持状に取り付けられる。勿論、ホルダ2と押えプレ
ート6との間の挟着力が高い場合は、取付孔4を設けな
くてもよく、この取付構造は、ホルダ2の構造に応じて
決定するものである。そのほかに例えば、図4のように
上記取付孔4に相当する部分8を合成樹脂、あるいはア
ルミニウム、亜鉛などの金属材でアウト成形やかしめ等
により一体的に設け、この別体部分8をホルダ2に取り
付けるなど種々設計変更できる。なお図4において中央
部分のスキージ本体1の長さL1 は250μm、その両
側のスキージ本体1の長さL2 は50μmで、その全長
Lは350μmである。
【0008】上記スキージ本体1は、たとえば、図3に
示す電鋳工程を経て製造することができる。図3(A)
はレジストのパターンニング過程を、同図(B)は電鋳
途中の過程を、同図(C)は電鋳終了過程をそれぞれ示
す。先ず、電鋳母型10の表面に、フィルム状のフォト
レジストを重ね合わせるか、あるいは液体状のフォトレ
ジストを均一に塗布乾燥したうえで、この上にパターン
フィルムを密着させ、電子線や紫外線などの放射線エネ
ルギーを照射して焼き付け硬化させ、現像、乾燥の各処
理を行うという常套手段によって、図3(A)のように
フォトレジスト膜11をパターンニング形成する。その
フォトレジスト膜11はスキージ外周部形成用のフォト
レジスト膜11aと薄肉部形成用のフォトレジスト膜1
1bとからなる。
【0009】次いで、上記母型10をスルファミン酸ニ
ッケル浴などの電鋳槽に移し、NiあるいはNi−Co
合金で電鋳を行って、電鋳母型10のフォトレジスト膜
11a・11bで覆われていない表面に、電着金属12
をフォトレジスト膜11a・11bの厚みより少し厚く
なるまで電着する。その際、電着金属12の成長は、同
図(B)のように、電着金属12のフォトレジスト膜1
1a・11bから離れる中間部12aが先行して成長
し、フォトレジスト膜11a・11bに接する端部12
bの成長はそれよりも遅れがちになる。このような成長
過程で形成される電着金属12の端部12bの表面は凸
円弧状に形成される。更に電鋳を続けると、電着金属1
2の表面上のフォトレジスト膜11a・11bの近傍で
は、矢印mで示す直進的な電着以外に、矢印nで示すご
とくフォトレジスト膜11a・11bの表面を回り込む
ことによっても電着される。その結果、同図(C)のよ
うに電着金属12はフォトレジスト膜11a・11bの
表面にまで張り出す状態に成長する。フォトレジスト膜
11bを介して図中左右に隣り合う電着金属12・12
どうしは、フォトレジスト膜11bの表面上に張り出し
て互いにくっつき合う薄肉部3を形成し、この薄肉部3
で連結される。その際、薄肉部3の表面には凹み7が形
成されるので、薄肉部3の折り取りがより容易に行え
る。電鋳後は、電鋳母型10から剥離し、フォトレジス
ト膜11aを除去すると、電着金属12からなる複数個
のスキージ本体1が薄肉部3で連結された状態にある電
鋳製品が得られる。なお、フォトレジスト膜11bは軟
らかいのでスキージ本体1に付けたままでも折り取りに
支障を来すことはなく、またスキージングにも支障を来
すことはないが、フォトレジスト膜11aと同様に除去
するもよい。
【0010】(第2実施例)複数個のスキージ本体1を
薄肉部3で連結した電鋳製品は、図5のように、1次電
鋳と2次電鋳とで製造することもできる。この場合は、
上記実施例の場合と同様に、先ず、電鋳母型10の表面
に、スキージ外周部形成用のフォトレジスト膜11aと
薄肉部形成用のフォトレジスト膜11bとをパターンニ
ング形成する(同図(A))。次いで、上記母型10を
スルファミン酸ニッケル浴などの電鋳槽に移し、Niあ
るいはNi−Co合金で1次電鋳を行って、同図(B)
のように電鋳母型10のフォトレジスト膜11a・11
bで覆われていない表面に、電着金属12をフォトレジ
スト膜11a・11bの厚み程度にまで電着する次い
で、Cuで2次電鋳を行って、同図(C)のように1次
の電着金属12の上に2次の電着金属13を一体に形成
する。このとき、上記実施例の場合と同様に、電着金属
12の表面上のフォトレジスト膜11a・11bの近傍
では、矢印mで示す直進的な電着以外に、矢印nで示す
ごとくフォトレジスト膜11a・11bの表面を回り込
むことによっても電着される。その結果、当該箇所での
電着金属13はフォトレジスト膜11a・11bの表面
上に張り出す状態に成長し、フォトレジスト膜11bの
表面上では互いにくっつき合う薄肉部3を形成する。2
次電鋳後は、電鋳母型10から剥離し、フォトレジスト
膜11aを除去することにより、電着金属12・13か
らなる複数個のスキージ本体1が薄肉部3で連結された
状態にある電鋳製品が得られる。
【0011】この実施例のように1次電鋳と2次電鋳を
経てスキージ本体1を製造する際、1次電鋳をNiやN
i−Co合金で行うとともに、2次電鋳(スキージ面)
をCuのように1次電鋳の材料より軟らかい材料で行う
ことにより、折り取りラインに相当する凹み7部分が薄
肉厚であるが軟らかいため、使用時に不用意に破断する
のを抑制することができ、折り取り時には折り取り断面
にギザギザ状の凹凸が生じても平滑になるよう容易に後
加工できる。なお、このような1次電鋳と2次電鋳に硬
度差を持たせる電鋳材の1次と2次の組み合わせとして
は、Ni−Co合金に対してNi、光沢剤入りのNiに
対して無光沢のNi、Feに対してPb−Sn合金また
はPb−Sn−Cu合金、Niに対してグラファイト、
二硫化モリブデン、テフロンをNiに共析したものなど
がある。
【0012】(第3実施例)1次電鋳と2次電鋳を経て
スキージ本体1を製造するに際し、図6(A)のように
電鋳母型10の表面に、スキージ外周部形成用のフォト
レジスト膜11aをパターンニング形成する。次いで、
同図(B)のように電鋳母型10のフォトレジスト膜1
1aで覆われていない表面に、Cuで1次電鋳を行って
電着金属12をフォトレジスト膜11aの厚みより少し
薄い高さにまでべた状に電着する(例えば、60μm
厚)。次いで、同図(C)のように電着金属12の表面
に薄肉部形成用のフォトレジスト膜11bをパターンニ
ング形成したうえで、NiあるいはNi−Co合金で2
次電鋳を行って、1次の電着金属12の上に2次の電着
金属13(例えば、240μm厚)を一体に形成する。
2次電鋳後は、電鋳母型10から剥離し、フォトレジス
ト膜11aを除去することにより電着金属12・13か
らなる薄肉部3を有するスキージ本体1の電鋳製品が得
られる。この実施例の場合、凹み7は各電着金属13の
端部どうしが一体接続されないか、または僅かの厚さで
接続される。このように形成すれば2次電鋳の電着金属
13が硬質であっても折り取りは、軟質の電着金属12
だけで済み、折り取り作業を楽なものとすることができ
る。勿論、スクリーンに対しては2次電鋳の電着金属1
3が接し、寿命の長いものとなり、使用時や取扱時の凹
み7部分の不用意な破断は軟質の電着金属12で抑制さ
れており、特に破断面が直接的にスクリーンと接し難い
ので、ギザギザ状の破断面のままでも使用できるととも
に、クリームはんだ印刷用スクリーンのようにメタルマ
スクの場合は、一般に銅より高硬度の金属材で形成され
るため、ギザギザ状の破断面が接してもメタルマスクの
性能に影響する程度の損傷は回避できる。なお、この実
施例の場合もフォトレジスト膜11bは軟らかいのでス
キージ本体1に付けたままでも折り取りに支障を来すこ
とはないが、フォトレジスト膜11aと同様に溶解除去
するもよい。
【0013】(第4実施例)図7のように、長尺状に予
めプレスした金属薄板15の薄肉部3に相当する箇所を
露出させるようにレジスト膜16を覆い、ハーフエッチ
ングすることによりスキージ本体1を製造することもで
きる。
【0014】なお、本発明において折り取り可能な状態
とは手で直接折り取るほかに、ペンチやバイス等の簡単
な治具を用いて折り取ることをも含む意味に用いてお
り、切断機により直接切断するような場合を意味するも
のではない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、複数の金属薄板製のス
キージ本体1を折り取り可能な薄肉部3により長さ方向
に並列に連結してあるので、版のサイズに対応する長さ
の異なる数種類のスキージ本体1を簡単にかつ低コスト
で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスキージ本体の斜視図である。
【図2】第1実施例のスキージの斜視図である。
【図3】第1実施例のスキージ本体の電鋳製造工程図で
ある。
【図4】第1実施例のスキージの変形例を示す斜視図で
ある。
【図5】第2実施例のスキージ本体の電鋳製造工程図で
ある。
【図6】第3実施例のスキージ本体の電鋳製造工程図で
ある。
【図7】第4実施例のスキージ本体のエッチング製造工
程図である。
【符号の説明】
1 スキージ本体 2 ホルダ 3 薄肉部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属薄板製のスキージ本体1を折
    り取り可能な薄肉部3により長さ方向に並列に連結して
    あることを特徴とするスクリーン印刷用スキージ。
JP34865095A 1995-12-18 1995-12-18 スクリーン印刷用スキージ Pending JPH09164655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34865095A JPH09164655A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 スクリーン印刷用スキージ

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JP34865095A JPH09164655A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 スクリーン印刷用スキージ

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JPH09164655A true JPH09164655A (ja) 1997-06-24

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ID=18398437

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JP34865095A Pending JPH09164655A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 スクリーン印刷用スキージ

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JP (1) JPH09164655A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056666A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Optnics Precision Co Ltd スキージ及びスキージ組立て体
US8178777B2 (en) 2003-10-08 2012-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing solar cell and solar cell manufactured thereby

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8178777B2 (en) 2003-10-08 2012-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing solar cell and solar cell manufactured thereby
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