JPH09164383A - 純水給水装置の自動殺菌方法及び装置 - Google Patents

純水給水装置の自動殺菌方法及び装置

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JPH09164383A
JPH09164383A JP32915595A JP32915595A JPH09164383A JP H09164383 A JPH09164383 A JP H09164383A JP 32915595 A JP32915595 A JP 32915595A JP 32915595 A JP32915595 A JP 32915595A JP H09164383 A JPH09164383 A JP H09164383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】純水給水装置及び手動バルブの殺菌を自動的に
行うことを可能にする純水給水装置の自動殺菌装置を提
供する。 【解決手段】手動バルブ11の入口空間と出口空間とを
連結するようにバイパス流路12を設ける。バイパス流
路12には手動バルブ11a及び11bの入口空間と出
口空間に隣接して2つのブロー用自動開閉バルブ13a
及び13bを設ける。配水路8を流れる純水の温度が殺
菌に必要な温度に達するまで加熱器10により純水を加
熱して循環させることにより純水タンク1及び配水路8
を殺菌する。その後殺菌に必要な時間経過した後に2つ
のブロー用自動開閉バルブ13a及び13bを開いて手
動バルブ11a及び11bの殺菌を行う。残水センサ1
5が純水タンク1内の水が予め定めた量まで減少したこ
とを検出すると2つのブロー用自動開閉バルブ13a及
び13bを閉じるとともに循環ポンプ9を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水装置の自動殺
菌技術に関するもので、特に純水を複数の給水口に分配
する純水給水装置の自動殺菌方法及び装置並びにこの種
の技術に用いられるサニタリ用手動バルブに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】医薬品等を製造する工場や各種の試験所
等では、純水と呼ばれる精製水やパイロジェンフリーウ
ォーター(以下PFWと言う)。ここでパイロジェンフ
リーウォーターとは、ウルトラフィルタ等によってフィ
ルタ処理した水である。例えば医薬品工場では、クリー
ンルームで医薬品を製造する場合が多く、純水の蛇口ま
たは給水口もクリーンルームに配置される場合が多い。
純水は室温〜40℃の温度で純水供給装置の内部を循環
している。この純水供給装置は、純水が溜められる純水
タンクと、純水タンクから複数の給水口に純水を分配し
て余った純水を純水タンクに戻す配水路と、配水路に設
けられた循環ポンプと、複数の給水口にそれぞれ設けら
れた開度調節可能な複数の手動バルブとを備えている。
【0003】純水は、医薬品の製造に用いられるだけで
なく、作業員の手の洗浄や器具の洗浄にも使用される。
そのため給水口には開度調節可能な手動バルブを取付け
る場合が多い。しかしながら純水給水装置の給水路内部
にはどうしても純水が滞留する箇所ができやすい。特に
使用されない手動バルブの付近には純水が滞留する傾向
がある。純水の温度は、室温〜40℃と低く、滞留した
純水中には菌が繁殖しやすい。そこで1週間に一度程
度、高温のPFWを純水給水装置及び手動バルブに通し
て殺菌する作業が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、純水給水装置
の配水路を流れる純水を加熱する加熱器を設けて、純水
の温度を殺菌に必要な温度まで上昇させ、加熱された純
水を純水給水装置の内部に通した後、手作業で手動バル
ブを開いて純水給水装置及び手動バルブの殺菌を行って
いた。しかしながら前述のように、純水の給水口はクリ
ーンルームに配置されているため、殺菌作業員がクリー
ンルームに入るためには殺菌した服を着なければなら
ず、コストがかかる上、手動バルブの数が多い場合に
は、殺菌作業が一日がかりになってしまう問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、純水給水装置及び手動バ
ルブの殺菌を自動的に行うことを可能にする純水給水装
置の自動殺菌装置及び方法を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、短い時間でしかも効
率よく殺菌を行える自動殺菌装置及び方法を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の別の目的は、手動バルブを開ける
ことなく、手動バルブを殺菌することができる純水給水
装置の自動殺菌装置及び方法を提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、自動で殺菌を行
う場合において、循環ポンプの空運転を防止できる純水
給水装置の自動殺菌装置及び方法を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、殺菌終了後に純水タ
ンクの内部に残った純水を自動的に排水できる純水給水
装置の自動殺菌装置及び方法を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、手動バルブとしてダ
イアフラム・バルブを用いる場合に、手動バルブを開く
ことなく、ダイアフラムを殺菌できる純水給水装置の自
動殺菌装置を提供することにある。
【0011】本発明の更に別の目的は、自動殺菌が可能
なサニタリ用手動バルブ装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、自動殺菌が可能なサ
ニタリ用手動バルブ装置を安価に提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、非殺菌時にバイパス
流路から繁殖した菌が手動バルブを通って流出すること
のないサニタリ用手動バルブ装置を安価に提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、手動バルブ
の入口空間と出口空間とをバイパス流路により連結し、
このバイパス流路に前述の入口空間と出口空間とに隣接
するように2つのブロー用自動開閉バルブを設ける。そ
して配水路に流れる純水を殺菌に必要な温度以上に加熱
し、この加熱した純水を循環させて純水タンク及び配水
路を殺菌する。その後2つのブロー用自動開閉バルブを
開いて手動バルブの殺菌を行う。このようにすると純水
給水装置及び手動バルブの殺菌を自動的に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、純水が溜められ
る純水タンクから複数の給水口に循環ポンプを備えた配
水路を通して純水を分配して余った純水を純水タンクに
戻し、配水路を流れる純水を加熱器によって加熱して純
水タンク及び配水路を殺菌し、その後加熱された純水を
利用して複数の給水口にそれぞれ設けられた複数の開度
調節可能な手動バルブを殺菌する純水給水装置の自動殺
菌方法を対象とする。
【0016】本願明細書においては、純水とは精製水,
PFW等を意味する。また複数の給水口は、いわゆる蛇
口となるもののほか、他の器具に直接接続されるものも
含まれる。また配水路を流れる純水を加熱する加熱器の
構造は任意であるが、工場内で比較的容易に入手できる
蒸気の熱を利用して間接的に加熱するものが好ましい。
更に開度調節可能な手動バルブの構造も任意であるが、
一般的には弁体としてダイアフラム・バルブを備えたサ
ニタリ用手動バルブが用いられる。
【0017】本発明の方法では、複数の手動バルブの入
口空間と出口空間とを連結するようにバイパス流路を設
け、更にバイパス流路には手動バルブの入口空間と出口
空間に隣接して2つのブロー用自動開閉バルブを設け
る。このバイパス通路は、バイパス通路を通して高温の
純水を流す際に、手動バルブの入口空間と出口空間の内
壁面を十分に殺菌できるように設けるのが好ましい。即
ち、バイパス通路を通して高温の純水を流す際に、手動
バルブの入口空間及び出口空間内に純水が滞留しないよ
うにバイパス通路を設けるのが好ましい。具体的には、
入口空間及び出口空間と連通するバイパス流路の開口部
とダイアフラム・バルブとの間の距離を、2つのブロー
用自動開閉バルブが開かれたときにバイパス流路を通っ
て流れる加熱された純水がダイアフラム・バルブの一部
と接触する距離範囲に入るように定めればよい。このよ
うにするとほぼ完全に手動バルブを殺菌することができ
る。
【0018】そしてバイパス流路には手動バルブの入口
空間と出口空間に隣接して2つのブロー用自動開閉バル
ブを設ける。2つのブロー用自動開閉バルブとしては、
例えば空気圧で作動するサニタリ用の空気操作バルブを
用いることができる。2つのブロー用自動開閉バルブの
うち、少なくとも1つのブロー用自動開閉バルブとし
て、開度調節可能なものを用いれば、手動バルブの出口
空間を通して排出する純水の量の調節をすることができ
る。2つのブロー用自動開閉バルブを手動バルブの入口
空間と出口空間に隣接して設けるのは、入口空間及び出
口空間と2つのブロー用自動開閉バルブとの間の距離が
長くなるほど、その間に純水の滞留部ができてしまい、
その滞留部で菌が繁殖するためである。したがって2つ
のブロー用自動開閉バルブの取付位置は、入口空間及び
出口空間と2つのブロー用自動開閉バルブとの間にある
内部部分通路内に純水の滞留部が形成されない位置とい
うことになる。バイパス流路に設ける2つのブロー用自
動開閉バルブと手動バルブの入口空間と出口空間との間
の長さを、バイパス流路の直径寸法の6倍以内の長さに
するのが好ましい。この値は試験により見出されたもの
である。
【0019】そして本発明の方法では、配水路を流れる
純水の温度が殺菌に必要な温度に達するように加熱器に
より純水を加熱し、殺菌に必要な時間が経過するまで加
熱した純水を循環させて純水タンク及び配水路を殺菌す
る。その後2つのブロー用自動開閉バルブを開いて手動
バルブの殺菌を行い、殺菌終了後に2つのブロー用自動
開閉バルブを閉じる。ここで殺菌に必要な温度は、高け
れば高いほどよいが、余り高くすると各部材の耐熱温度
を高くしなければならなくなる。また逆に余り温度を低
くすると十分に殺菌できなくなる。研究によると、この
殺菌に必要な温度を80℃以上とし、殺菌に必要な時間
を30分以上とすることにより確実に殺菌できることが
分かった。この温度と時間を適宜に定めることにより、
耐熱性の低い部材を用いて短時間の内に殺菌を完了する
ことができる。
【0020】殺菌終了後に2つのブロー用自動開閉バル
ブを閉じると、2つのブロー用自動開閉バルブの間に位
置するバイパス通路の部分には、純水が滞留することに
なる。しかしながらこの部分に滞留する純水は、手動バ
ルブを開いても流れ出ることはなく、次回の殺菌作業の
際に排出されるので問題にはならない。
【0021】2つのブロー用自動開閉バルブのうち少な
くとも一方を開度調節可能なブロー用自動開閉バルブと
すると、バイパス通路を流れる加熱された純水の流出時
間を任意に調節することができて、手動バルブの殺菌時
間を任意に設定できる上、高温の純水が飛び散るのを防
止できる。
【0022】純水タンクの内部の純水を全てバイパス通
路を通して排出しようとすると、循環ポンプを空運転し
てしまう危険性が高い。このような事態が発生するのを
防止するためには、タイマ手段を用いて予め定めたタイ
マ時間が経過すると循環ポンプを停止させることも考え
られる。しかしながらタイマ手段を用いる場合に、タイ
マの設定を誤ると循環ポンプの空運転を防止することが
できない。このようなことを防止するためには、純水タ
ンクの残水量を測定する残水センサを設け、残水センサ
が純水タンク内の水が予め定めた量まで減少したことを
検出すると2つのブロー用自動開閉バルブを閉じるとと
もに循環ポンプを停止するのが好ましい。残水センサは
液面を測定するためにタンクの内部に配置されるフロー
トスイッチ等の液面センサでもよい。
【0023】循環ポンプを停止すると、殺菌に使用した
純水が純水タンク内に残る。この残水は、純水タンクの
排水路に設けたドレンコックを開けることにより純水タ
ンクから排出できる。この作業も自動化するためには、
純水タンクの排水路に排水用自動開閉バルブを設け、循
環ポンプが停止した後に、排水用自動開閉バルブを自動
で開くようにすればよい。なお純水タンクから排水する
場合に、純水タンクの内部が負圧にならないようにする
必要がある。具体的には、純水タンクにエアーを導入し
て押し出すか、純水タンクの上部にベントフィルタを付
けたベントを配置すればよい。
【0024】本発明の方法を実現する本発明の装置は、
純水が溜められる純水タンクと、純水タンクから複数の
給水口に純水を分配して余った純水を純水タンクに戻す
配水路と、配水路に設けられた循環ポンプと、複数の給
水口にそれぞれ設けられた複数の開度調節可能な手動バ
ルブと、配水路を流れる純水を加熱する加熱器とを具備
する純水給水装置の自動殺菌装置を対象とする。本発明
の装置では、基本的には複数の手動バルブの入口空間と
出口空間とを連結し且つ入口空間及び出口空間内に純水
が滞留しないようにバイパス流路を設ける。またバイパ
ス流路に手動バルブの入口空間と出口空間に隣接して2
つの自動開閉バルブを設ける。そして配水路を流れる純
水の温度が殺菌に必要な温度まで加熱器によって加熱さ
れると2つの自動開閉バルブを開くバルブ制御装置を備
えている。
【0025】循環する純水の温度が殺菌に必要な温度に
なったか否かを正確に知るためには、例えば配水路を通
して給水される純水の温度を測定する第1の温度センサ
と、配水路を通して純水タンクに戻される純水の温度を
測定する第2の温度センサとを設ける。そして第1及び
第2の温度センサが共に殺菌に必要な温度以上の温度を
検出した場合にのみ、循環する純水の温度が殺菌に必要
な温度になったと判断する。
【0026】純水タンクに純水を給水する流路に給水用
自動開閉バルブを設けると、純水タンクへの純水の補給
を自動的に止めることができる。また殺菌後に循環ポン
プを空運転させるないようにするためには、純水タンク
の残水量を測定する残水センサを設ける。また純水タン
ク内の純水の温度を測定する純水温度センサを設ける。
そしてバルブ制御装置は、殺菌を開始する前に給水用自
動開閉バルブを閉じ、循環ポンプを動作させるとともに
加熱器を作動させ、純水が殺菌に必要な温度まで加熱さ
れたことを純水温度センサが検出した後殺菌に必要な時
間経過した後に2つのブロー用自動開閉バルブを開き、
残水センサが純水タンクの残水量が予め定めた量に達し
たことを検出すると循環ポンプを停止させるとともに2
つのブロー用自動開閉バルブを閉じるように各自動開閉
バルブを制御する。
【0027】殺菌後に純水タンクの内部に残った純水を
排出するためには、純水タンクの排水路に排水用自動開
閉バルブを設ける。そして最後に排水用自動開閉バルブ
を開いて純水タンク内の残水を排水するようにバルブ制
御装置を構成する。
【0028】本発明の方法及び装置を実現するために
は、手動バルブに2つのブロー用自動開閉バルブが設け
られたサニタリ用手動バルブ装置を用いるのが好まし
い。このサニタリ用手動バルブ装置は、入口空間と出口
空間との間に手動で操作されるダイアフラム・バルブを
備えている。そして入口空間と出口空間とを連結するよ
うにバイパス流路が設けられ、バイパス流路には入口空
間と出口空間とに隣接して2つのブロー用自動開閉バル
ブが設けられている。
【0029】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の純水給水装置の自動殺菌方
法を実施する自動殺菌装置の実施例の一例を示す図であ
る。図1において、1は純水が溜められる液体タンクま
たは純水タンクであり、この純水タンク1には、図示し
ない純水製造装置から配液路即ち配水路を構成する給水
管2を通して純水が供給される。給水管2の途中には、
給水用自動開閉バルブ3が設けられている。この給水用
自動開閉バルブ3は、バルブ制御装置4の指令に応じて
開閉する。純水タンク1の上部には、ベントフィルタを
備えたベント5が設けられている。純水タンク1の内部
はベント5を通して常に常圧または陽圧になっている。
また純水タンク1の下部には排水管6が接続され、この
排水管6には排水用自動開閉バルブ7が設けられてい
る。この排水用自動開閉バルブ7もバルブ制御装置から
の指令に応じて開閉する。
【0030】純水のタンク1に対しては、例えばフロー
トスイッチや静電容量式レベル計等からなる残水センサ
15が取付けられている。
【0031】また純水タンク1に対しては、純水タンク
1から複数の給水口8a及び8bに純水を分配して余っ
た純水を純水タンク1に戻す配水路8が設けられてい
る。この配水路8は、金属製のパイプによって構成され
ており、その途中には循環ポンプ9と加熱器10とが配
置されている。また配水路8から延びる2つの給水口8
a及び8bには、それぞれ開度調節可能な手動バルブ1
1a及び11bが取付けられている。なお実際のプラン
トでは、給水口の数はもっと多い。この例では、図示を
簡略化するために、2つの給水口だけを示してある。配
水路10を構成する管路のうち、純水タンク1の下部側
に位置する管路には、純水タンク1から流出する純水の
温度を測定する第1の温度センサ13が設けられてお
り、また純水タンクの上部側に位置する管路には純水タ
ンク1に流入する純水の温度を測定する第2の温度セン
サ14が設けられている。これら第1及び第2の温度セ
ンサ13及び14は、管路の管壁の温度を測定して間接
的に純水の温度を測定するものでもよいが、実際に管路
の内部にセンサを配置して直接純水の温度を測定するも
のでもよい。純水の温度を直接測定する場合には、配水
路を構成する管路の接続部に温度センサを挟持するよう
に配置すればよい。第1及び第2の温度センサ13及び
14の出力は、バルブ制御装置4に送信される。この例
では、第1及び第2の温度センサ13及び14によって
純水タンク内の純水の温度を測定する純水温度センサが
構成されている。
【0032】加熱器10は、蒸気の熱によって配水路8
内を流れる純水を間接的に加熱するように構成されてい
る。この加熱器10は、純水を殺菌に必要な温度まで加
熱する。なおこの例では、バルブ制御装置4の内部に循
環ポンプ9と加熱器10を制御する機能が含まれてい
る。この例では、殺菌に必要な温度を80℃として、配
水路8を流れる純水及び純水タンク内の純水を加熱す
る。またこの例では、純水の温度が80℃まで加熱され
たか否かを第1及び第2の温度センサ13及び14によ
って測定している。第1及び第2の温度センサ13及び
14の両方が、80℃を検出すれば、配水路8の内部の
純水が80℃になっていることを確実に測定できる。な
お純水タンク1内の純水の温度が80℃になっているこ
とを検出して、排水路8内の純水が80℃まで加熱され
ているものと推定してもよい。
【0033】配水路8の途中に設けられた給水口8a及
び8aにそれぞれ設けられた開度調節可能な手動バルブ
11a及び11bには、バイパス通路を構成するバイパ
ス管路12が取り付けられており、このバイパス管路1
2には2つのブロー用自動開閉バルブ13a及び13b
が取付けられている。この例では、手動バルブと、バイ
パス管路と2つのブロー用自動開閉バルブとによりサニ
タリ用手動バルブ装置が構成されている。
【0034】図2(A)及び(B)は、この例で用いる
サニタリ用手動バルブ装置の一例の正面図及び右側面図
である。開度調節可能な手動バルブ11は、配水路の内
部と連通する入口空間11Aと、ダイアフラム・バルブ
が配置される図示しないバルブ操作空間と手動バルブ1
1から純水を排出する出口空間11Bとが内部に形成さ
れた構造を有している。なお入口空間11Aと出口空間
11Bとの間に手動で操作されるダイアフラム・バルブ
が設けられており、このダイアフラム・バルブは、操作
ハンドル11Cの回転により変形して流量を調節する。
この種の手動バルブは、ダイアフラム弁と呼ばれてお
り、一般的に入手可能なものである。
【0035】バイパス流路を構成するバイバス管路12
は、手動バルブ11の入口空間11Aと出口空間11B
とを連結し且つ入口空間11A及び出口空間11B内に
純水が滞留しないように設けられている。即ち、後に詳
しく説明する2つのブロー用自動開閉バルブ13a及び
13bが開かれた状態において、バイパス管路12を通
して高温の純水を流す際に、手動バルブ11の入口空間
11Aと出口空間11Bの内壁面を十分に殺菌できるよ
うにバイパス管路12を設けるのが好ましい。即ち、バ
イパス管路12を通して高温の純水を流す際に、手動バ
ルブ11の入口空間11A及び出口空間11B内に純水
が滞留しないようにバイパス通路を設けるのが好まし
い。具体的には、入口空間11A及び出口空間11Bと
連通するバイパス管路12の開口部と図示しないダイア
フラム・バルブとの間の距離を、2つのブロー用自動開
閉バルブ13a及び13bが開かれたときにバイパス管
路12を通って流れる加熱された純水がダイアフラム・
バルブの一部と接触する距離範囲に入るように、バイパ
ス管路12の取付け位置を定めればよい。このようにす
ると、手動バルブ11が開かなくても、手動バルブ11
の内部をほぼ完全に殺菌することができる。
【0036】2つのブロー用自動開閉バルブ13a及び
13bは、空気操作弁付きのダイアフラム弁である。こ
の種のバルブとしては、例えば日本ダイアフラムバルブ
株式会社が製造販売する製造番号BH0T1413NC
−8JTのバルブを用いることができる。このバルブは
空気圧でダイフラム膜を変形させて開閉する。このバル
ブは、空気の圧力を上げると、ダイアフラム膜が上がっ
て開状態となり、空気の圧力を下げるとダイアフラム膜
が下がって閉状態になる。なおこの例では、上流側に位
置するブロー用自動開閉バルブ13aとして開度調節が
可能なバルブを用いている。なおこれら2つのブロー用
自動開閉バルブ13a及び13bは、バルブ制御装置4
からの指令によって開閉が制御される。2つのブロー用
自動開閉バルブ13a及び13bは手動バルブ11の入
口空間11Aと出口空間11Bに隣接して設けられてい
る。入口空間11A及び出口空間11Bと2つのブロー
用自動開閉バルブ13a及び13bとの間の距離が長く
なるほど、その間に純水の滞留部ができてしまい、その
滞留部で菌が繁殖する。したがって2つのブロー用自動
開閉バルブ13a及び13bの取付位置は、入口空間1
1A及び出口空間1Bと2つのブロー用自動開閉バルブ
13a及び13bとの間にある内部部分通路内に純水の
滞留部が形成されない位置ということになる。具体的に
は、バイパス管路12に設ける2つのブロー用自動開閉
バルブ13a及び13bと手動バルブ11の入口空間1
1Aと出口空間11Bとの間の長さL1及びL2を、バ
イパス管路12の直径寸法の6倍以内の長さにしてい
る。これによって菌が繁殖する滞留部が形成されるのを
防止できる。
【0037】次にこの装置を用いて純水給水装置を殺菌
する場合の工程について図3(A)〜(C)を参照して
説明する。まず殺菌を行うために、バルブ制御装置4
は、図3(A)に示すように加熱器10をオン状態にし
て配水路8を部分的に加熱する。加熱器10により加熱
された純水は、循環ポンプ9の作用で循環する。ある程
度時間が経過すると、純水タンク1に戻される純水と純
水タンク1から出る純水の温度が共に上昇する。この温
度の上昇を第1及び第2の温度センサ13及び14によ
り測定する。そして、図3(B)に示すように二つの温
度センサ13及び14の検出温度が、共に80℃(殺菌
に必要な温度)を超えたことをバルブ制御装置4が確認
した後、加熱された純水を約30分間循環させる。これ
によって純水タンク1及び配水路8の内部を殺菌即ち高
温殺菌する。なお純水タンク1内の温度を短時間で上昇
させるためには、純水タンク1内の液面の高さを通常運
転時の液面の高さよりも低くするのが好ましい。このよ
うな液面レベルの調整をするためには、バルブ制御装置
4からの指令で図1に示した排水用自動開閉バルブ7を
開けばよい。
【0038】次に、バルブ制御装置4は、給水口8a及
び8bに設けたサニタリ用手動バルブ装置の2つのブロ
ー用自動開閉バルブ13a及び13bを開く指令を出力
する。図3(C)に示すように、2つのブロー用自動開
閉バルブ13a及び13bが開かれると、バイパス管路
12(図2)を通して、加熱された高温の純水が配水路
から排出される。高温の純水は、手動バルブ11a及び
11bの入口空間11A及び出口空間11B(図2)の
内面を殺菌しながら排出される。
【0039】2つのブロー用自動開閉バルブ13a及び
13bが開かれた後、純水タンク1の内部に残った純水
が循環ポンプの空運転を引き起こすレベルまで下がった
ことを残水センサ15が検出すると、バルブ制御装置4
は2つのブロー用自動開閉バルブ13a及び13bを閉
じるとともに循環ポンプ9及び加熱器10の動作を停止
させる。これらの停止動作が完了した後、バルブ制御装
置4は、排水用自動開閉バルブ7(図1)を開いて、純
水タンク1内に残った純水を排出させる。
【0040】純水タンク1内の純水を排出後、バルブ制
御装置4は排水用自動開閉バルブ7を閉じ、給水用自動
開閉バルブ3(図1)を開いて図示しない純水製造装置
から送られてくる純水の受入れ体制を作る。
【0041】上記一連の作業は、バルブ制御装置4に内
蔵したコンピュータを利用すれば容易に実行することが
できる。なおコンピュータを利用せずに、シーケンス制
御により実行してもよいのは勿論である。
【0042】以下本願明細書に記載した複数の発明の中
からいくつかの発明についてその構成要件を列挙する。
【0043】(1) 高い殺菌度が要求される液体が溜
められる液体タンクから複数の給液口に配水路を通して
流体を分配し、余った液体を前記液体タンクに戻し、前
記配液路を流れる液体を加熱器によって加熱して前記液
体タンク及び前記配液路を殺菌し、その後加熱された前
記液体を利用して前記複数の給水口にそれぞれ設けられ
た複数の開度調節可能な手動バルブを殺菌する給液装置
の自動殺菌方法であって、前記複数の手動バルブの入口
空間と出口空間とを連結するようにバイパス流路を設
け、前記バイパス流路に前記手動バルブの前記入口空間
と前記出口空間に隣接して2つのブロー用自動開閉バル
ブを設け、前記配水路を流れる液体の温度が殺菌に必要
な温度に達するまで前記加熱器により液体を加熱して前
記液体タンク及び前記配液路を殺菌し、その後殺菌に必
要な時間経過した後に前記2つの自動開閉バルブを開い
て前記手動バルブの殺菌を行い、殺菌終了後に前記2つ
のブロー用自動開閉バルブを閉じることを特徴とする給
液装置の自動殺菌方法。
【0044】(2) 高い殺菌度が要求される液体が溜
められる液体タンクと、前記液体タンクから複数の給液
口に液体を分配して余った液体を前記液体タンクに戻す
配液路と、前記配液路に設けられた循環ポンプと、前記
複数の給液口にそれぞれ設けられた複数の開度調節可能
な手動バルブと、前記配液路を流れる液体を加熱する加
熱器とを具備する給液装置の自動殺菌装置であって、前
記複数の手動バルブの入口空間と出口空間とを連結する
バイパス流路が設けられ、前記バイパス流路には前記手
動バルブの前記入口空間と前記出口空に隣接して2つの
自動開閉バルブが設けられており、前記配液路を流れる
液体の温度が殺菌に必要な温度まで加熱器によって加熱
されると前記2つの自動開閉バルブを開くバルブ制御装
置とを具備することを特徴とする給液装置の自動殺菌装
置。
【0045】上記二つの発明のように、本発明は純水以
外の液体を給液する場合にも用いることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、純水給水装置及び手動
バルブの殺菌を自動的に行える利点がある。また本発明
によれば、手動バルブを開けることなく、手動バルブを
殺菌することができる。
【0047】また本発明によれば、非殺菌時にバイパス
流路から繁殖した菌が手動バルブを通って流出すること
のないサニタリ用手動バルブ装置を安価に提供すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の純水給水装置の自動殺菌方法を実施す
る装置の実施例の一例を示す図である。
【図2】(A)及び(B)は、この例で用いるサニタリ
用手動バルブ装置の一例の正面図及び右側面図である。
【図3】(A)〜(C)はそれぞれ図1の実施例の動作
を説明するために用いる図である。
【符号の説明】
1 純水タンク 2 給水管 3 給水用自動開閉バルブ 4 バルブ制御装置 5 負圧解放弁 6 配水管 7 排水用自動開閉バルブ 8 配水路 9 循環ポンプ 10 加熱器 11,11a,11b 開度調節可能な手動バルブ 11A 入口空間 11B 出口空間 12 バイパス管路(バイパス通路) 13,14 温度センサ 15 残水センサ
フロントページの続き (72)発明者 石川 幸正 神奈川県横浜市戸塚区品濃町553の1 パ ークヒルズL棟1407号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水が溜められる純水タンクから複数の
    給水口に循環ポンプを備えた配水路を通して純水を分配
    して余った純水を前記純水タンクに戻し、前記配水路を
    流れる純水を加熱器によって加熱して前記純水タンク及
    び前記配水路を殺菌し、その後加熱された前記純水を利
    用して前記複数の給水口にそれぞれ設けられた開度調節
    可能な複数の手動バルブを殺菌する純水給水装置の自動
    殺菌方法であって、 前記複数の手動バルブの入口空間と出口空間とを連結す
    るようにバイパス流路を設け、 前記手動バルブの前記入口空間と前記出口空間に隣接し
    て前記バイパス流路に2つのブロー用自動開閉バルブを
    設け、 前記配水路を流れる純水の温度が殺菌に必要な温度に達
    するように記加熱器により純水を加熱し、殺菌に必要な
    時間が経過するまで純水を循環させて前記純水タンク及
    び前記配水路を殺菌し、 その後前記2つのブロー用自動開閉バルブを開いて前記
    手動バルブの殺菌を行い、 殺菌終了後に前記2つのブロー用自動開閉バルブを閉じ
    ることを特徴とする純水給水装置の自動殺菌方法。
  2. 【請求項2】 前記殺菌に必要な温度が80℃以上であ
    り、前記殺菌に必要な時間が30分以上であることを特
    徴とする請求項1に記載の純水給水装置の自動殺菌方
    法。
  3. 【請求項3】 前記バイパス流路に設ける2つのブロー
    用自動開閉バルブと前記手動バルブの前記入口空間と前
    記出口空間との間の長さは、バイパス流路の直径寸法の
    6倍以内の長さである請求項1に記載の純水給水装置の
    自動殺菌方法。
  4. 【請求項4】 純水が溜められる純水タンクから複数の
    給水口に循環ポンプを備えた配水路を通して純水を分配
    して余った純水を前記純水タンクに戻し、前記配水路を
    流れる純水を加熱器によって加熱して前記純水タンク及
    び前記配水路を殺菌し、その後加熱された前記純水を利
    用して前記複数の給水口にそれぞれ設けられた開度調節
    可能な複数の手動バルブを殺菌する純水給水装置の自動
    殺菌方法であって、 前記手動バルブとして弁体がダイアフラムからなり且つ
    該ダイアフラムの両側に入口空間と出口空間とを有する
    ダイアフラム手動バルブを用い、 前記純水タンクに純水を給水する流路に給水用自動開閉
    バルブを設け、 前記純水タンクの残水量を測定する残水センサを設け、 前記ダイアフラム手動バルブの入口空間と出口空間とを
    連結し且つ前記入口空間及び前記出口空間内に純水が滞
    留しないようにバイパス流路を設け、 前記バイパス流路には前記手動バルブの前記入口空間及
    び前記出口空間との間に形成される内部部分通路内に純
    水の滞留部が形成されないように2つのブロー用自動開
    閉バルブを設け、 前記給水用自動開閉バルブを閉じた後、前記配水路を流
    れる純水の温度が殺菌に必要な温度に達するように前記
    加熱器により純水を加熱し、殺菌に必要な時間が経過す
    るまで純水を循環させて前記純水タンク及び前記配水路
    を殺菌し、 その後前記2つの自動開閉バルブを開いて前記手動バル
    ブを殺菌し、 前記残水センサが前記純水タンク内の水が予め定めた量
    に達したことを検出すると前記2つのブロー用自動開閉
    バルブを閉じるとともに前記循環ポンプを停止すること
    を特徴とする純水給水装置の自動殺菌方法。
  5. 【請求項5】 前記純水タンクの排水路に排水用自動開
    閉バルブを設け、前記循環ポンプが停止した後に、前記
    排水用自動開閉バルブを開くことを特徴とする純水給水
    装置の自動殺菌方法。
  6. 【請求項6】 純水が溜められる純水タンクと、前記純
    水タンクから複数の給水口に純水を分配して余った純水
    を前記純水タンクに戻す配水路と、前記配水路に設けら
    れた循環ポンプと、前記複数の給水口にそれぞれ設けら
    れた開度調節可能な複数の手動バルブと、前記配水路を
    流れる純水を加熱する加熱器とを具備する純水給水装置
    の自動殺菌装置であって、 前記複数の手動バルブの入口空間と出口空間とを連結し
    且つ前記入口空間及び前記出口空間内に純水が滞留しな
    いようにバイパス流路が設けられ、 前記バイパス流路には前記手動バルブの前記入口空間と
    前記出口空間に隣接して2つの自動開閉バルブが設けら
    れており、 前記配水路を流れる純水の温度が殺菌に必要な温度まで
    加熱器によって加熱されると前記2つの自動開閉バルブ
    を開くバルブ制御装置を具備することを特徴とする純水
    給水装置の自動殺菌装置。
  7. 【請求項7】 純水が溜められる純水タンクと、前記純
    水タンクから複数の給水口に純水を分配して余った純水
    を前記純水タンクに戻す配水路と、前記配水路に設けら
    れた循環ポンプと、前記複数の給水口にそれぞれ設けら
    れた複数の開度調節可能な手動バルブと、前記配水路を
    流れる純水を加熱する加熱器とを具備する純水給水装置
    の自動殺菌装置であって、 前記手動バルブとして弁体がダイアフラム・バルブから
    なり且つ該ダイアフラム・バルブの両側に入口空間と出
    口空間とを有するダイアフラム手動バルブが用いられ、 前記純水タンクに純水を給水する流路には給水用自動開
    閉バルブが設けられ、 更に前記純水タンク内の純水の温度を測定する純水温度
    センサと、 前記純水タンクの残水量を測定する残水センサと、 前記ダイアフラム手動バルブの入口空間と出口空間とを
    連結し且つ前記入口空間と前記出口空間の内壁面を十分
    に殺菌できるように設けられたバイパス流路と、 前記バイパス流路の前記ダイアフラム手動バルブの前記
    入口空間と前記出口空間に隣接した位置に設けられる2
    つのブロー用自動開閉バルブと、 殺菌を開始する前に前記給水用自動開閉バルブを閉じ、
    前記循環ポンプを動作させるとともに前記加熱器を作動
    させ、純水が殺菌に必要な温度まで加熱されたことを前
    記純水温度センサが検出した後殺菌に必要な時間経過し
    た後に前記2つのブロー用自動開閉バルブを開き、前記
    残水センサが前記純水タンクの残水量が予め定めた量に
    達したことを検出すると前記循環ポンプを停止させると
    ともに前記2つのブロー用自動開閉バルブを閉じるよう
    に前記各自動開閉バルブを制御するバルブ制御装置とを
    具備してなる純水給水装置の自動殺菌装置。
  8. 【請求項8】 前記入口空間及び前記出口空間とを連通
    する前記バイパス流路の開口部と前記ダイアフラム・バ
    ルブとの間の距離が、前記2つのブロー用自動開閉バル
    ブが開かれたときに前記バイパス流路を通って流れる加
    熱された純水が前記ダイアフラム・バルブの一部と接触
    する距離範囲に入るように、前記バイパス流路と前記入
    口空間及び前記出口空間との連通部の位置が定められて
    いる請求項7に記載の純水給水装置の自動殺菌装置。
  9. 【請求項9】 純水が溜められる純水タンクと、前記純
    水タンクから複数の給水口に純水を分配して余った純水
    を前記純水タンクに戻す配水路と、前記配水路に設けら
    れた循環ポンプと、前記複数の給水口にそれぞれ設けら
    れた開度調節可能な複数の手動バルブと、前記配水路を
    流れる純水を加熱する加熱器と具備する純水給水装置の
    自動殺菌装置であって、 前記純水タンクに純水を給水する流路に設けられた給水
    用自動開閉バルブと、 前記純水タンクの排水路に設けられた排水用自動開閉バ
    ルブと、 前記配水路を通して給水される純水の温度を測定する第
    1の温度センサと、 前記配水路を通して前記純水タンクに戻される純水の温
    度を測定する第2の温度センサと、 前記純水タンクの残水量を測定する残水センサと、 前記複数の手動バルブの入口空間と出口空間とを連結し
    且つ前記入口空間及び出口空間内に純水が滞留しないよ
    うに設けられたバイパス流路と、 前記バイパス流路の前記手動バルブの前記入口空間と前
    記出口空間に隣接した位置設けられる2つのブロー用自
    動開閉バルブと、 殺菌を開始する前に前記給水用自動開閉バルブを閉じ、
    前記循環ポンプを動作させるとともに前記加熱器を作動
    させ、前記第1及び第2の温度センサが共に殺菌に必要
    な温度以上の温度を検出した後殺菌に必要な時間経過し
    た後に前記2つのブロー用自動開閉バルブを開き、前記
    残水センサが前記純水タンクの残水量が予め定めた量に
    達したことを検出すると前記循環ポンプを停止させると
    ともに前記2つのブロー用自動開閉バルブを閉じ、最後
    に前記排水用自動開閉バルブを開いて前記純水タンク内
    の残水を排水するように前記各自動開閉バルブを制御す
    るバルブ制御装置とを具備してなる純水給水装置の自動
    殺菌装置。
  10. 【請求項10】 前記殺菌に必要な温度が80℃以上で
    あり、前記殺菌に必要な時間が30分以上であることを
    特徴とする請求項8または9に記載の純水給水装置の自
    動殺菌装置。
  11. 【請求項11】 入口空間と出口空間との間に手動で操
    作されるダイアフラム・バルブが設けられているサニタ
    リ用手動バルブ装置であって、 前記入口空間と前記出口空間とを連結するようにバイパ
    ス流路が設けられ、 前記バイパス流路には前記入口空間と前記出口空間に隣
    接して2つのブロー用自動開閉バルブが設けられている
    ことを特徴とするサニタリ用手動バルブ装置。
  12. 【請求項12】 前記2つのブロー用自動開閉バルブの
    一方が開度調節可能であることを特徴とする請求項11
    に記載のサニタリ用手動バルブ装置。
  13. 【請求項13】 前記バイパス流路に設ける2つのブロ
    ー用自動開閉バルブと前記入口空間と前記出口空間との
    間の長さは、バイパス流路の直径寸法の6倍以内の長さ
    である請求項12に記載のサニタリ用手動バルブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999018294A1 (de) * 1997-10-08 1999-04-15 Temp-Rite International Gmbh Trinkwasseraufbereitungsanlage
JP2014205092A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 オルガノ株式会社 注射用水供給装置

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WO1999018294A1 (de) * 1997-10-08 1999-04-15 Temp-Rite International Gmbh Trinkwasseraufbereitungsanlage
JP2014205092A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 オルガノ株式会社 注射用水供給装置

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