JPH09164140A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH09164140A
JPH09164140A JP32482295A JP32482295A JPH09164140A JP H09164140 A JPH09164140 A JP H09164140A JP 32482295 A JP32482295 A JP 32482295A JP 32482295 A JP32482295 A JP 32482295A JP H09164140 A JPH09164140 A JP H09164140A
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JP
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images
frame memory
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JP32482295A
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English (en)
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Ichiro Shigemori
一郎 重森
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示器の表示画面に同一の超音波画像が複数
同時表示される場合に、各超音波画像ごとにフレームメ
モリを複数設けることなく同時表示を実現し、また回路
構成の複雑化を防止してコストダウンを図る。 【解決手段】 フレームメモリ16にはBモード画像が
格納され、フレームメモリ20には血流速度画像が格納
され、フレームメモリ22には血流分散画像が格納され
る。このうち例えばBモード画像が複数同時表示される
場合には、読み出し制御部はフレームメモリ20から1
表示当たりBモード画像を複数回読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置、特
に、同じ画面内に複数の超音波画像が表示される超音波
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置の各種機能の1つとして
いわゆる同時表示モードが提案されている(例えば、特
開平7−124160号公報参照)。かかる同時表示モ
ードでは、例えば図8に示すように、表示器の画面が2
分割され、その一方にBモード画像(白黒の二次元断層
画像)が表示され、その他方にBモード画像上にドプラ
画像(カラーの二次元血流画像)を重ねた超音波画像
(合成画像)が表示される。その理由の1つには、合成
画像のみを画面表示すると、血流については認識しやす
いが、背景としての断層面を認識しにくくなるので、両
画像を並べて表示するということがある。従来から、一
方の分割画面にフリーズした静止画像を表示し、他方の
分割画面に動画像を表示することも行われているが、上
記の同時表示は、同一時相の2つの動画像を表示するも
のである。
【0003】図9には、同時表示の他の例が示されてい
る。この例では、いわゆる白黒のMモード画像(縦軸が
超音波ビームに沿った深さ軸で、横軸が時間軸)と、そ
のMモード画像上にカラーのドプラ画像(ある超音波ビ
ームに沿った運動体の各深さの速度を表示したもので、
Dモード画像とも呼ばれる)を重ねた合成画像と、が同
時表示されている。なお、同時表示には上記以外に各種
の方式がある。
【0004】上記の特開平7−124160号公報に記
載された超音波診断装置では、複数の超音波画像の同時
表示を実現するために、Bモード画像や二次元ドプラ画
像といった超音波画像の種別ごとに2つずつフレームメ
モリを設けている。そして、一方の超音波画像を表示す
る際には、一方のフレームメモリからデータを読み出
し、他方の超音波画像を表示する際には、他方のフレー
ムメモリから同一のデータを読み出している。なお、こ
の従来装置では、フレームメモリのみならずカラー処理
回路などの回路も2つずつ設ける必要があった。すなわ
ちDSC(ディジタルスキャンコンバータ)などの回路
を二重に設ける必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の超音波診断装置では、上述のように同時表示のために
フレームメモリなどの回路を2つずつ設ける必要があ
り、また3画像同時表示を行う場合には、フレームメモ
リなどの回路を3つずつ設ける必要がある。このため、
同時表示を行うために超音波診断装置の構成が複雑とな
り、コストアップにもつながるという問題があった。特
に、その問題は同時表示を行う超音波画像の個数が多け
れば多いほど顕著になる。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、超音波画像の同時表示を行う
場合に、各種別の超音波画像ごとにフレームメモリなど
を複数設ける必要がなく、回路構成の複雑化を防止して
コストダウンを図ることができる超音波診断装置を提供
することにある。
【0007】また、本発明は既存の回路の実質的変更を
要することなく、複数の同時表示モードに対応できる超
音波診断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示画面内にN個の第1画像が単独で又
は他の画像と合成されつつ同時表示される超音波診断装
置において、超音波の送受信波により得られた第1画像
を1フレーム分格納する単一の第1フレームメモリと、
前記同時表示に合わせて、前記第1フレームメモリに対
し同じ第1画像をN個分読み出す読み出し制御部と、前
記N個の第1画像又はそれらと他の画像を基礎として表
示画像を形成する画像形成部と、を含むことを特徴とす
る。
【0009】上記構成によれば、フレームメモリは、同
時表示される第1画像について1つのみ設ければよく、
読み出し制御部により、フレームメモリに対して第1画
像の読み出しが、同時表示される第1画像の個数に相当
する回数(N回)だけ行われ、そのN個の第1画像を利
用して表示画面が形成される。ここで、各第1画像はそ
のまま表示され、あるいは他の画像と合成されて表示さ
れる。
【0010】すなわち、本発明は、従来装置において2
つのフレームメモリに格納されていたデータがそもそも
同じものであるということに基づいて、単一のフレーム
メモリに対して複数回の読み出しを行うことにより、従
来同様の同時表示を実現するものである。よって、本発
明によれば、装置の回路構成の複雑化を招くことなく、
同時表示を実現でき、装置のコストダウンを図ることが
できる。特に、本発明によれば、同時表示される画像の
個数が増えても、それに対応させて単に読み出し回数を
増加させればよいという利点がある。
【0011】本発明の好適な態様では、前記第1画像に
合成される第2画像を1フレーム分格納する単一の第2
フレームメモリを含み、前記読み出し制御部は、画像合
成に合わせたタイミングで、前記第2フレームメモリか
ら前記第2画像を読み出し、前記画像形成部は、前記読
み出されたn個の第1画像のうち所定のものに前記第2
画像を重ねて合成し表示画像を形成する。ここで、前記
第1画像は、例えば、エコー強度情報を画像化したもの
であり、前記第2画像はドプラ情報を画像化したもので
ある。
【0012】本発明の好適な態様では、前記読み出し制
御部は、表示画面の1走査線当たり、前記第1フレーム
メモリから当該走査線に対応するデータ列をm回ずつ読
み出し、前記第1画像が左右方向に並んでm個同時表示
される。
【0013】すなわち、左右方向に単にm個の画像が並
んで表示されるようなシンプルな同時表示が行われる場
合には、1走査線当たり、水平走査に同期してそれに対
応するデータ列をm回ずつ読み出せばよい。このよう
に、読み出し回数のみを増減することによって、同時表
示の個数を適宜調整できる。
【0014】本発明の好適な態様では、前記読み出し制
御部は、水平方向のアドレスを発生する水平カウンタ
と、垂直方向のアドレスを発生する垂直カウンタと、前
記両方向のアドレスからフレームメモリのアドレスを求
めるアドレス演算手段と、前記2つのカウンタを制御す
るカウンタ制御手段と、を有し、前記カウンタ制御手段
は、複数の同時表示モードの中から選択された同時表示
モードに応じて各カウンタの制御を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0016】図1には、本発明に係る超音波診断装置の
好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を
示すブロック図である。
【0017】図1において、送受信回路10から出力さ
れた送信信号が超音波探触子12に供給され、これによ
って超音波探触子12から生体内へ超音波が放射され
る。生体内にて反射した反射波は、超音波探触子12に
て受波され、これにより超音波探触子12から受信信号
が出力される。その受信信号は、送受信回路10におい
て増幅などがなされた後、断層画像処理部としての検波
器14に送られ、その検波器14にて検波が行われる。
検波後の受信信号、すなわちBモード画像に相当するデ
ータは単一のフレームメモリ16に格納される。このフ
レームメモリ16は、1フレーム分の断層画像データを
格納するものである。
【0018】一方、送受信回路10から出力された受信
信号は、ドプラ処理部18にも送られており、このドプ
ラ処理部18においていわゆる自己相関演算などが実行
され、生体内運動反射体(例えば血流)の速度情報とそ
の速度の分散情報とが演算される。すなわち、ドプラ処
理部18から出力された血流速度画像のデータはフレー
ムメモリ20に格納され、また、ドプラ処理部18から
出力された血流分散画像のデータはフレームメモリ22
に格納されている。これらのフレームメモリ20,22
もそれぞれ単一のフレームメモリで構成され、1フレー
ム分のドプラ画像情報を格納するものである。
【0019】各フレームメモリ16,20,22からの
データの読み出しは、読み出し制御部24によって制御
されているが、これについては後述する。各フレームメ
モリ16,20,22から出力されたデータは、画像合
成部26に送られ、この画像合成部26にて所定の表示
画像が形成され、その表示画像が表示器28にて表示さ
れる。なお、図1においては、いわゆるA/D変換器や
D/A変換器などは図示が省略されている。
【0020】この超音波診断装置は、上述した超音波画
像の複数同時表示を行う機能を有しているが、従来装置
のようにそれぞれの超音波画像の種別ごとに2つのフレ
ームメモリは設けられておらず、各超音波画像の種別ご
とに1つずつフレームメモリが設けられている。その代
わりに、読み出し制御部24が必要な個数分の超音波画
像の読み出しを行っており、以下、これについて詳述す
る。
【0021】図2には、最も基本的な同時表示の例が示
されている。図2(A)には、フレームメモリが示さ
れ、(B)には、表示器28の表示画面が示されてい
る。ここで、例えばBモード画像の同時表示を行うよう
な場合、図2(A)に示すフレームメモリは、図1のフ
レームメモリ16に相当する。
【0022】図1に示した読み出し制御部24は、例え
ば表示画面における第1の走査線上のデータの読み出し
を行う際に、フレームメモリの当該走査線に対応するデ
ータ列を2回ずつ読み出している。すなわち、図2
(B)に示す表示画面において1回目の読み出しによ
り、分割された表示画面のうちの右側の画面の第1走査
線上のデータが抽出され、引き続いて2回目の読み出し
により、表示画面内の右側の第1番目の走査線上のデー
タが抽出されている。このことは各走査線についても同
様であり、要するに1枚の超音波画像が格納されたフレ
ームメモリに対して2回の読み出しを行って2枚分の超
音波画像に相当するデータを取得し、図2(B)に示す
ような同時表示を実現している。この場合、読み出し制
御部24による読み出し速度は、表示レートよりも十分
速いため、画像形成に当たって支障は生じない。
【0023】図3には、図2に示すような同時表示を実
現するための読み出し制御部24の回路構成例が示され
ている。図3において、水平メモリアドレスカウンタ3
0には、表示位置制御部32から水平方向のカウントク
ロック(HC)と、カウンタのリセットパルス(HR)
が入力され、また、垂直メモリアドレスカウンタ34に
は表示位置制御部32から垂直方向のクロック(VC)
とカウンタのリセットパルス(VR)が入力されてい
る。表示位置制御部32は、後述するように、同時表示
に当たって各データの表示位置を制御するものであり、
水平メモリアドレスカウンタ30から水平方向のメモリ
アドレスが出力され、垂直メモリアドレスカウンタ34
から垂直方向のメモリアドレスが出力される。これらの
アドレスは、メモリアドレス演算部36に入力され、水
平及び垂直のアドレスから実際のメモリの絶対アドレス
が演算され、その絶対アドレスがフレームメモリ16,
20,22に送られている。図1に示した例において、
3種類の画像データの選択・合成は、上述したように画
像合成部26にて行われており、図3に示す実施形態で
は、メモリアドレス演算部36から一様にそのアドレス
出力が各フレームメモリに入力され、入力されたアドレ
スに対応するデータがそれぞれ読み出されている。ただ
し、その各データの中で必要なデータが画像合成部26
にて選択されている。もちろん、メモリアドレス演算部
36の出力信号を読み出しが実際に必要なフレームメモ
リのみに対して供給するように構成してもよい。
【0024】図4には、表示位置制御部32の動作がタ
イミングチャートとして示されている。図4(c)に示
すように、表示位置制御部32からクロックパルス(H
C)が水平メモリアドレスカウンタ30に入力されてお
り、水平メモリアドレスカウンタ30はそのクロックパ
ルス(HC)のカウントを行うが、図4(a)及び
(b)に示すように、1水平期間内にリセットパルス
(HR)が2回ずつ供給されており、水平メモリアドレ
スカウンタ30は、1走査線当たり2回ずつ同じ水平方
向のアドレスのカウントを行うことになる。すなわち図
2(A)に示すような各走査線につき2回ずつの読み出
しが行われる。
【0025】その一方、垂直メモリアドレスカウンタ3
4は、図4(f)に示すように表示位置制御部32から
出力された垂直方向のクロックパルス(VC)のカウン
トを行っており、各走査線の垂直方向のアドレスがこの
垂直メモリアドレスカウンタ34から出力されている。
すなわち、各垂直方向のアドレスごとに水平方向の一連
のアドレスが2回ずつ発生されている。表示位置制御部
32は、図4(d)及び(e)に示すように、垂直同期
信号に同期してリセットパルス(VR)を垂直メモリア
ドレスカウンタ34へ出力している。
【0026】なお、表示画面が左右方向に3分割される
ような場合には、図4(b)に示した水平方向のリセッ
ト信号(HR)を1水平同期期間内で3つ発生させてフ
レームメモリの水平方向のアドレスを3回ずつ発生さ
せ、これによりデータを3回ずつ読み出せばよい。
【0027】次に図5には、複数の超音波画像の同時表
示の他の例が示されている。この例において表示画面が
3つに分割され、すなわち図示のようにエリア1、エリ
ア2、エリア3に分割されている。例えばエリア1には
Bモード画像に血流速度画像を合成したものが表示さ
れ、エリア2には、Bモード画像に血流分散画像を合成
したものが表示され、エリア3にはBモード画像のみ、
あるいは3つの画像を合成したものが表示される。この
ような同時表示を行う場合には、図1の読み出し制御部
24を例えば図6に示すような回路構成とすればよい。
【0028】図6において、表示位置制御部40は、3
つのカウンタモジュール42,44,45に接続されて
おり、各カウンタモジュールは水平メモリアドレスカウ
ンタ46と、垂直メモリアドレスカウンタ48と、で構
成されている。表示位置制御部40は、それぞれのカウ
ンタモジュールの水平メモリアドレスカウンタ46に対
してクロックパルス(HC)と、カウンタリセットパル
ス(HR)と、カウントの初期位置(開始アドレス)
(HA)と、を供給している。ここで、開始アドレスは
図5に示すアドレスAに相当するものであり、この図5
では、開始アドレスとして各モジュールについて同一の
アドレスが設定されている。表示位置制御部40には、
水平同期信号及び垂直同期信号が供給されており、これ
らの信号に同期させて表示位置制御部40は各信号を出
力している。
【0029】図6において、モジュール42は、図5に
示したエリア1に対応するアドレスの発生を行ってお
り、これと同様にモジュール44はエリア2に対応する
アドレスを発生し、モジュール45はエリア3に対応す
るアドレスを発生している。発生した水平方向及び垂直
方向のアドレスは、水平方向と垂直方向それぞれ個別に
設けられたマルチプレクサ50、52を介してアドレス
演算部54に供給されており、水平方向アドレス及び垂
直方向アドレスからフレームメモリの実際のメモリアド
レス(絶対アドレス)が演算されている。
【0030】このような図6に示す回路構成では、図5
に示す表示画面において、1番目の走査線のデータの読
み出しを行う場合には、まずモジュール42からフレー
ムメモリ上の1番目の水平方向のアドレスに相当するデ
ータが読み出され、引き続いてモジュール45が機能し
て同じ第1番目の水平方向のアドレスのデータが読み出
される。このようなデータの読み出しが順次行われて、
図5に示す表示画面の上半分のデータの読み出しが完了
すると、引き続いて、エリア2を担当するモジュール4
4と、エリア3を担当するモジュール45とが交互に機
能して、下半分のデータの読み出しが行われる。この場
合、エリア3については垂直方向のアドレスが1フレー
ムにわたって連続的にインクリメントされており、一
方、エリア1とエリア2との境界では、エリア1につい
ての読み出しが完了した後、再びフレームメモリの第1
番目の水平方向のアドレスのデータが読み出され、図5
に示すエリア2のデータが取得される。
【0031】もちろん、上述した読み出し方式は一例で
あって、例えばまず最初にモジュール42のみを動作さ
せて、エリア1についての全てのデータの読み出しを行
った後、モジュール44を動作させて、エリア2につい
ての全てのデータを読み出し、さらにモジュール45を
動作させてエリア3についてのデータの読み出しを行わ
せてもよい。
【0032】図6に示す実施形態では、表示位置制御部
40にモード選択信号110が入力されており、表示位
置制御部40は、そのモード選択信号110によって選
択された同時表示モードに対応する画像の配列となるよ
うに各モジュールを制御している。例えば、必要に応じ
て図2に示すような同時表示方式あるいは図5に示すよ
うな同時表示方式を選択することができる。図2に示す
同時表示方式が選択された場合、例えばモジュール42
とモジュール44とを利用してデータの読み出しを行
う。
【0033】次に、図7には、図1の読み出し制御部2
4の他の実施形態が示されている。図7において、表示
アドレス発生部100は、水平表示アドレスカウンタ6
0と垂直表示アドレスカウンタ62とで構成されてい
る。水平表示アドレスカウンタ60は、所定のクロック
パルスをカウントし、水平同期信号によってリセットさ
れる。また、垂直表示アドレスカウンタ62は、水平同
期信号をカウントし、垂直同期信号によってリセットさ
れる。すなわち、この表示アドレス発生部100は、表
示画面のラスタースキャンに対応した一連のアドレスを
発生させており、その表示画面内の各アドレスがアドレ
ス変換部102に順次入力されている。アドレス変換部
102は、各種の同時表示モードに対応した複数のアド
レス変換テーブル64を有しており、またその複数のア
ドレス変換テーブル64の内の一つをモード選択信号に
したがって選択するテーブル切換部66を有する。アド
レス変換テーブル64は、表示画面上のアドレスとフレ
ームメモリ上のアドレスとの対応関係を示すテーブルで
ある。すなわち、同時表示を行わない場合には、表示画
面上のアドレスとフレームメモリ上のアドレスが完全に
1対1に対応付けられており、一方、同時表示が行われ
る場合には、フレームメモリの1つのアドレスに表示画
面内の複数のアドレスが対応付けられている。
【0034】いずれにしても、このようなアドレス変換
部102によれば、表示アドレスを順次発生させるだけ
で、所望の同時表示形式でメモリアドレスを順次発生さ
せることができ、すなわちアドレス変換テーブル64の
切り換えのみによって各種の同時表示を選択することが
できる。
【0035】以上説明した読み出し制御部24の各種実
施形態はもちろん一例であって、上記以外にも各種の回
路構成を採用することができる。本発明によれば、同時
表示を行う超音波画像ごとに複数のフレームメモリを設
けるのではなく、単一のフレームメモリに対して必要な
個数分だけ超音波画像の読み出しを行うことによって装
置を複雑化させることなく同時表示を実現することがで
きる。
【0036】なお、図1に示した画像合成部26は、入
力されたデータを輝度や色情報に変換しており、読み出
し制御部24から供給された制御信号に応じてそのよう
な処理を行っている。この場合、画像合成部26に複数
のカラーパレットを用意しておくことにより、同時表示
が行われるエリアごとに異なるカラーパレットを選択し
て適用させることもできる。この場合には、読み出し制
御部24から画像合成部26に出力する信号の中にエリ
アの番号を示す情報を含めればよい。
【0037】なお、図1に示した各フレームメモリとし
て画像データを扱うために最適化されたマルチポートD
RAMを使用すれば、上述した水平メモリアドレスカウ
ンタを別途設ける必要がなくなる。
【0038】一般的な超音波診断装置では、図1に示し
た3つのフレームメモリ16,20,22、読み出し制
御部24及び画像合成部26がDSC(デジタルスキャ
ンコンバータ)として構成されており、例えば図2に示
した同時表示方式を実現する場合には、そのようなDS
Cが通常有している水平初期化信号を1水平期間内に2
回発生させればよい。従って、基本の超音波診断装置の
ハードウエアの構成を実質的に変更することなく、本発
明を実現できるという利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超音波画像の同時表示を行う場合に、各種別の超音波画
像ごとにフレームメモリ等を複数設ける必要がなく、回
路構成の複雑化を防止してコストダウンを図ることがで
きる。また、本発明によれば、既存の超音波診断装置の
回路構成を実質的に変更することなく複数の同時表示モ
ードに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超音波診断装置の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】 同時表示の一例を示す図であって、フレーム
メモリと表示画面との関係を示す図である。
【図3】 読み出し制御部の実施形態を示す図である。
【図4】 図3に示す表示位置制御部の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】 同時表示の他の例を示す図である。
【図6】 読み出し制御部の他の実施形態を示す図であ
る。
【図7】 読み出し制御部の他の実施形態を示す図であ
る。
【図8】 同時表示の一例を示す図である。
【図9】 同時表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
16,20,22 フレームメモリ、24 読み出し制
御部、26 画像合成部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面内にN個の第1画像が単独で又
    は他の画像と合成されつつ同時表示される超音波診断装
    置において、 超音波の送受信波により得られた第1画像を1フレーム
    分格納する単一の第1フレームメモリと、 前記同時表示に合わせて、前記第1フレームメモリに対
    し同じ第1画像をN個分読み出す読み出し制御部と、 前記N個の第1画像又はそれらと他の画像を基礎として
    表示画像を形成する画像形成部と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記第1画像に合成される第2画像を1フレーム分格納
    する単一の第2フレームメモリを含み、 前記読み出し制御部は、画像合成に合わせたタイミング
    で、前記第2フレームメモリから前記第2画像を読み出
    し、 前記画像形成部は、前記読み出されたn個の第1画像の
    うち所定のものに前記第2画像を重ねて合成し表示画像
    を形成することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記第1画像はエコー強度情報を画像化したものであ
    り、前記第2画像はドプラ情報を画像化したものである
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記読み出し制御部は、表示画面の1走査線当たり、前
    記第1フレームメモリから当該走査線に対応するデータ
    列をm回ずつ読み出し、 前記第1画像が左右方向に並んでm個同時表示されるこ
    とを特徴とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記読み出し制御部は、 水平方向のアドレスを発生する水平カウンタと、 垂直方向のアドレスを発生する垂直カウンタと、 前記両方向のアドレスからフレームメモリのアドレスを
    求めるアドレス演算手段と、 前記2つのカウンタを制御するカウンタ制御手段と、 を有し、 前記カウンタ制御手段は、複数の同時表示モードの中か
    ら選択された同時表示モードに応じて各カウンタの制御
    を行うことを特徴とする超音波診断装置。
JP32482295A 1995-12-13 1995-12-13 超音波診断装置 Pending JPH09164140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111356408A (zh) * 2017-11-08 2020-06-30 富士胶片索诺声公司 具有高频细节的超声系统

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CN111356408A (zh) * 2017-11-08 2020-06-30 富士胶片索诺声公司 具有高频细节的超声系统
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