JPH09164025A - エッジ部材付き軽量テーブル板 - Google Patents
エッジ部材付き軽量テーブル板Info
- Publication number
- JPH09164025A JPH09164025A JP34794395A JP34794395A JPH09164025A JP H09164025 A JPH09164025 A JP H09164025A JP 34794395 A JP34794395 A JP 34794395A JP 34794395 A JP34794395 A JP 34794395A JP H09164025 A JPH09164025 A JP H09164025A
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- JP
- Japan
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- edge member
- mounting groove
- drive part
- installation groove
- driving
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- Pending
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取扱時に要する力を軽減できるように軽く形
成でき、且つ、エッジ部材が抜けないようにできるエッ
ジ部材付き軽量テーブル板を得る。 【解決手段】 発泡樹脂板1の外縁端面3に形成された
取付溝4に本体部11と打込部12と食込部13とから
なるエッジ部材10を打ち込んでエッジ部材付き軽量テ
ーブル板15を得た。打込部12の厚さが取付溝4の上
下幅より0.1mm〜1.5mm大きいため、打込部1
2を取付溝4に打ち込む際打込部12は取付溝4の内壁
を押し拡げ、弾性的に圧縮変形させる。発泡倍率10〜
20倍の発泡樹脂板1は適度な圧縮弾性率を有するため
打込を容易に行える。打込後は、打込部12と取付溝4
の内壁とが面接触し、内壁が圧縮変形で生じた弾性力に
よって打込部12を挟持し摩擦力を高めるため、打込部
12は取付溝4から簡単には抜けないよう強く保持され
る。
成でき、且つ、エッジ部材が抜けないようにできるエッ
ジ部材付き軽量テーブル板を得る。 【解決手段】 発泡樹脂板1の外縁端面3に形成された
取付溝4に本体部11と打込部12と食込部13とから
なるエッジ部材10を打ち込んでエッジ部材付き軽量テ
ーブル板15を得た。打込部12の厚さが取付溝4の上
下幅より0.1mm〜1.5mm大きいため、打込部1
2を取付溝4に打ち込む際打込部12は取付溝4の内壁
を押し拡げ、弾性的に圧縮変形させる。発泡倍率10〜
20倍の発泡樹脂板1は適度な圧縮弾性率を有するため
打込を容易に行える。打込後は、打込部12と取付溝4
の内壁とが面接触し、内壁が圧縮変形で生じた弾性力に
よって打込部12を挟持し摩擦力を高めるため、打込部
12は取付溝4から簡単には抜けないよう強く保持され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば刺繍ミシン
用テーブル、乗物座席用テーブル、車椅子用テーブル、
看護ベッド用テーブル、幼児用テーブル等に適する軽量
テーブル板に関し、詳しくはその外縁端面にエッジ部材
が取り付けられた軽量テーブル板に係るものである。
用テーブル、乗物座席用テーブル、車椅子用テーブル、
看護ベッド用テーブル、幼児用テーブル等に適する軽量
テーブル板に関し、詳しくはその外縁端面にエッジ部材
が取り付けられた軽量テーブル板に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、後出の図3を援用して示すような
刺繍ミシン用テーブルには、図4及び図5に示すような
エッジ部材付き合板製テーブル板50が使用されてき
た。この合板製テーブル板50は、合板51の外縁端面
52に形成された取付溝53に、本体部55と打込部5
6と食込部57とからなるエッジ部材54が打ち込まれ
たものである。合板製テーブル板50は密度が約0.6
g/cm3 と重く、図3に二点鎖線で示すように、昇降
部17を昇降させる際には大きな動力を要していた。特
に、刺繍ヘッド数が多く、従って昇降部の面積が大きい
ときには、昇降部を手動で昇降させる場合には作業者に
負担が掛かり、電動で昇降させる場合には昇降機構が複
雑になるという問題があった。そこで、本発明者は、テ
ーブル板を軽くするために、合板の代りに発泡倍率の高
い発泡樹脂板を使用することに注目した。
刺繍ミシン用テーブルには、図4及び図5に示すような
エッジ部材付き合板製テーブル板50が使用されてき
た。この合板製テーブル板50は、合板51の外縁端面
52に形成された取付溝53に、本体部55と打込部5
6と食込部57とからなるエッジ部材54が打ち込まれ
たものである。合板製テーブル板50は密度が約0.6
g/cm3 と重く、図3に二点鎖線で示すように、昇降
部17を昇降させる際には大きな動力を要していた。特
に、刺繍ヘッド数が多く、従って昇降部の面積が大きい
ときには、昇降部を手動で昇降させる場合には作業者に
負担が掛かり、電動で昇降させる場合には昇降機構が複
雑になるという問題があった。そこで、本発明者は、テ
ーブル板を軽くするために、合板の代りに発泡倍率の高
い発泡樹脂板を使用することに注目した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発泡倍率の
高い発泡樹脂板には、エッジ部材が抜けやすいという問
題があった。つまり、合板製テーブル板50に使用され
ている通常のエッジ部材54は、打込部56の厚さDが
取付溝53の上下幅Bより小さく、打込部56と取付溝
53の内壁とが接触することはないため、取付溝53に
打ち込みやすい。そして、食込部57の先端のみが取付
溝53の内壁に接触して食い込み、該食い込みによる引
掛作用によってエッジ部材54の抜けを十分に防止して
いた。しかし、このエッジ部材を、発泡倍率の高い発泡
樹脂板に形成した同様の上下幅の取付溝に打ち込むと、
エッジ部材を引っ張ったときに取付溝の内壁が食込部の
食い込みから外れるように容易に弾性変形し、エッジ部
材が取付溝から簡単に抜けてしまうのである。
高い発泡樹脂板には、エッジ部材が抜けやすいという問
題があった。つまり、合板製テーブル板50に使用され
ている通常のエッジ部材54は、打込部56の厚さDが
取付溝53の上下幅Bより小さく、打込部56と取付溝
53の内壁とが接触することはないため、取付溝53に
打ち込みやすい。そして、食込部57の先端のみが取付
溝53の内壁に接触して食い込み、該食い込みによる引
掛作用によってエッジ部材54の抜けを十分に防止して
いた。しかし、このエッジ部材を、発泡倍率の高い発泡
樹脂板に形成した同様の上下幅の取付溝に打ち込むと、
エッジ部材を引っ張ったときに取付溝の内壁が食込部の
食い込みから外れるように容易に弾性変形し、エッジ部
材が取付溝から簡単に抜けてしまうのである。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し、取扱
時に要する力を軽減できるように軽く形成でき、且つ、
エッジ部材が抜けないようにできるエッジ部材付き軽量
テーブル板を提供することにある。
時に要する力を軽減できるように軽く形成でき、且つ、
エッジ部材が抜けないようにできるエッジ部材付き軽量
テーブル板を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエッジ部材付き軽量テーブル板は、発泡倍
率が10〜20倍である発泡樹脂板の外縁端面に取付溝
を形成し、該取付溝に、外縁端面を覆う本体部と、取付
溝に打ち込むために該本体部から突設された打込部と、
取付溝の内壁に食い込ませるために該打込部の両面から
突設された食込部とからなり、打込部の厚さが取付溝の
上下幅より0.1mm〜1.5mm大きいエッジ部材を
打ち込んだことを特徴としている。
に、本発明のエッジ部材付き軽量テーブル板は、発泡倍
率が10〜20倍である発泡樹脂板の外縁端面に取付溝
を形成し、該取付溝に、外縁端面を覆う本体部と、取付
溝に打ち込むために該本体部から突設された打込部と、
取付溝の内壁に食い込ませるために該打込部の両面から
突設された食込部とからなり、打込部の厚さが取付溝の
上下幅より0.1mm〜1.5mm大きいエッジ部材を
打ち込んだことを特徴としている。
【0006】ここで、「発泡樹脂板」とは、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチル
メタアクリレート、ポリカーボネイト等の合成樹脂又は
これらを2以上ブレンドしたものを、窒素、炭酸ガス、
水、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、エチレン、プロピレン、石油エーテル、塩化
メチル、モノクロルトリフルオロメタン、ジクロルジフ
ルオロメタン、ジクロルテトラフルオロエタン、重炭酸
ナトリウム、重炭酸アンモニウム、水素化ホウ素ナトリ
ウム、アゾジカルボンアミド、N,N´−ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、P,P´オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジッド)、アゾビスイロブチロニト
リル、パラトルエンスルホニルヒドラジッド等の発泡剤
又はこれらを2以上混合したもので発泡させて製造した
板であり、例えば、鐘淵化学工業株式会社の商品名「エ
ペランPP」「エペランXL」「エペランAXL」等が
挙げられる。
レン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチル
メタアクリレート、ポリカーボネイト等の合成樹脂又は
これらを2以上ブレンドしたものを、窒素、炭酸ガス、
水、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、エチレン、プロピレン、石油エーテル、塩化
メチル、モノクロルトリフルオロメタン、ジクロルジフ
ルオロメタン、ジクロルテトラフルオロエタン、重炭酸
ナトリウム、重炭酸アンモニウム、水素化ホウ素ナトリ
ウム、アゾジカルボンアミド、N,N´−ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、P,P´オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジッド)、アゾビスイロブチロニト
リル、パラトルエンスルホニルヒドラジッド等の発泡剤
又はこれらを2以上混合したもので発泡させて製造した
板であり、例えば、鐘淵化学工業株式会社の商品名「エ
ペランPP」「エペランXL」「エペランAXL」等が
挙げられる。
【0007】発泡倍率を10〜20倍としたのは、取付
溝にその上下幅より厚さが0.1mm〜1.5mm大き
い打込部を打ち込むのにあたって、該取付溝の内壁に適
度な圧縮弾性率を保有させるためである。つまり、発泡
倍率が10倍未満では、テーブル板が重くなるととも
に、圧縮弾性率が高すぎて、取付溝に前記厚さの打込部
を打ち込むのが困難になり、発泡倍率が20倍を越える
と、圧縮弾性率が低すぎて取付溝に打ち込んだ打込部を
保持する力が不足し、エッジ部材が抜け易くなるからで
ある。発泡樹脂板の厚さは、特に制限はないが、通常、
5mm〜100mmのものが用いられ、好ましくは6m
m〜70mm、さらに好ましくは8mm〜30mmであ
る。5mm未満ではテーブル板としての強度が不足し、
100mmを越える用途はほとんど無い。
溝にその上下幅より厚さが0.1mm〜1.5mm大き
い打込部を打ち込むのにあたって、該取付溝の内壁に適
度な圧縮弾性率を保有させるためである。つまり、発泡
倍率が10倍未満では、テーブル板が重くなるととも
に、圧縮弾性率が高すぎて、取付溝に前記厚さの打込部
を打ち込むのが困難になり、発泡倍率が20倍を越える
と、圧縮弾性率が低すぎて取付溝に打ち込んだ打込部を
保持する力が不足し、エッジ部材が抜け易くなるからで
ある。発泡樹脂板の厚さは、特に制限はないが、通常、
5mm〜100mmのものが用いられ、好ましくは6m
m〜70mm、さらに好ましくは8mm〜30mmであ
る。5mm未満ではテーブル板としての強度が不足し、
100mmを越える用途はほとんど無い。
【0008】発泡樹脂板は、表面が必ずしも平滑ではな
いので、その上面又は下面の少なくとも一方に表面装飾
材を接合しておくことが好ましい。表面装飾材の材料と
しては、例えば、非発泡樹脂(ポリプロピレン樹脂板、
メラミン樹脂板、人工大理石板等)、木質板(中質繊維
板、天然木つき板等)、無機質(大理石板、セラミック
板等)、金属(アルミニウム板、ステンレス鋼板等)、
紙等が挙げられる。例えば非発泡樹脂板は、前記発泡樹
脂板の項で挙げた合成樹脂を発泡剤無しで押出成形した
り、プレス成形したりすることにより容易に得られる。
また、発泡樹脂板と表面装飾材との接合は、接着剤を用
いたり、発泡樹脂板又は表面装飾材の少なくとも一方を
熱で部分的に溶融したりした後、プレスすることにより
容易に行なえる。
いので、その上面又は下面の少なくとも一方に表面装飾
材を接合しておくことが好ましい。表面装飾材の材料と
しては、例えば、非発泡樹脂(ポリプロピレン樹脂板、
メラミン樹脂板、人工大理石板等)、木質板(中質繊維
板、天然木つき板等)、無機質(大理石板、セラミック
板等)、金属(アルミニウム板、ステンレス鋼板等)、
紙等が挙げられる。例えば非発泡樹脂板は、前記発泡樹
脂板の項で挙げた合成樹脂を発泡剤無しで押出成形した
り、プレス成形したりすることにより容易に得られる。
また、発泡樹脂板と表面装飾材との接合は、接着剤を用
いたり、発泡樹脂板又は表面装飾材の少なくとも一方を
熱で部分的に溶融したりした後、プレスすることにより
容易に行なえる。
【0009】エッジ部材の材料については、特に制限は
ないが、例えば合成樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等)、金属(アルミニウム、ステン
レス鋼等)等が挙げられ、これらの材料を異形押出成形
することにより容易に得られる。エッジ部材の本体部の
形状については、特に制限はない。エッジ部材の打込部
の厚さは、取付溝の上下幅より0.1mm〜1.5mm
大きいことが必要である。この差が0.1mm未満だ
と、たとえ発泡樹脂板の発泡倍率が10〜20倍であっ
ても、打込部を保持する取付溝の内壁の弾性力が不足
し、1.5mmを越えると取付溝へのエッジ部材の打ち
込みが困難になる。
ないが、例えば合成樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等)、金属(アルミニウム、ステン
レス鋼等)等が挙げられ、これらの材料を異形押出成形
することにより容易に得られる。エッジ部材の本体部の
形状については、特に制限はない。エッジ部材の打込部
の厚さは、取付溝の上下幅より0.1mm〜1.5mm
大きいことが必要である。この差が0.1mm未満だ
と、たとえ発泡樹脂板の発泡倍率が10〜20倍であっ
ても、打込部を保持する取付溝の内壁の弾性力が不足
し、1.5mmを越えると取付溝へのエッジ部材の打ち
込みが困難になる。
【0010】食込部の打込部表面からの高さは0.4m
m以上であることが好ましい。打込部が取付溝の内壁に
強く保持されているため、食込部の高さが0.4mm未
満であってもエッジ部材が取付溝から簡単に抜けること
はないが、食込部の高さが0.4mm以上であれば、エ
ッジ部材をさらに強固に保持できる。
m以上であることが好ましい。打込部が取付溝の内壁に
強く保持されているため、食込部の高さが0.4mm未
満であってもエッジ部材が取付溝から簡単に抜けること
はないが、食込部の高さが0.4mm以上であれば、エ
ッジ部材をさらに強固に保持できる。
【0011】発泡樹脂板に取付溝を形成する方法につい
ては、特に制限はないが、通常、ルーター等を用いた切
削加工が用いられる。取付溝へのエッジ部材の打ち込み
は、ハンマー、エアハンマー等を用いて容易に行なうこ
とができる。
ては、特に制限はないが、通常、ルーター等を用いた切
削加工が用いられる。取付溝へのエッジ部材の打ち込み
は、ハンマー、エアハンマー等を用いて容易に行なうこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した形態例を
図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すように、鐘
淵化学工業株式会社の商品名「エペランPP(15倍
品)」(厚さ20mm、発泡倍率15倍、密度0.06
g/cm3 )の発泡樹脂板1の上面及び下面に、木粉を
固めて成る中質繊維板(厚さ4mm、密度0.7cm
3 )の表面装飾材2をゴム系接着剤で接合し、得られた
接合板を所定の形状に切断した。次に、発泡樹脂板1の
外縁端面3に、ルーターを用いて、深さAが10.0m
m、上下幅Bが3.0mmの取付溝4を掘った。
図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すように、鐘
淵化学工業株式会社の商品名「エペランPP(15倍
品)」(厚さ20mm、発泡倍率15倍、密度0.06
g/cm3 )の発泡樹脂板1の上面及び下面に、木粉を
固めて成る中質繊維板(厚さ4mm、密度0.7cm
3 )の表面装飾材2をゴム系接着剤で接合し、得られた
接合板を所定の形状に切断した。次に、発泡樹脂板1の
外縁端面3に、ルーターを用いて、深さAが10.0m
m、上下幅Bが3.0mmの取付溝4を掘った。
【0013】また、ポリ塩化ビニル樹脂を用いて異形押
出で、図1に示す断面T字状のエッジ部材10を作成し
た。エッジ部材10は、外縁端面3を覆う断面円弧状の
本体部11と、取付溝4に打ち込むために本体部11か
ら突設された断面杭状の打込部12と、取付溝4の内壁
に食い込ませるために打込部12の両面から突設された
4つの断面鋸歯状の食込部13とからなる。なお、エッ
ジ部材10の主要部寸法は、打込部12の突出長さCが
8.84mm、打込部12の厚さDが3.8mm、食込
部13の打込部12表面からの高さEが0.5mmであ
る。
出で、図1に示す断面T字状のエッジ部材10を作成し
た。エッジ部材10は、外縁端面3を覆う断面円弧状の
本体部11と、取付溝4に打ち込むために本体部11か
ら突設された断面杭状の打込部12と、取付溝4の内壁
に食い込ませるために打込部12の両面から突設された
4つの断面鋸歯状の食込部13とからなる。なお、エッ
ジ部材10の主要部寸法は、打込部12の突出長さCが
8.84mm、打込部12の厚さDが3.8mm、食込
部13の打込部12表面からの高さEが0.5mmであ
る。
【0014】上記エッジ部材10の本体部11をハンマ
で叩くことにより、図2に示すように、該本体部11が
外縁端面3に当たるまで、打込部12を取付溝4に打ち
込み、図3に示すような、刺繍ミシン用のエッジ部材付
き軽量テーブル板15を得た。軽量テーブル板15は、
固定部16と、図3に二点鎖線で示すように、固定部1
6から外れて上下に昇降可能な昇降部17とから成り、
各部16,17の外縁は互いに独立したエッジ部材1
0,10で覆われている。なお、昇降部17の昇降機構
については本発明と直接関係が無いので説明を省略す
る。
で叩くことにより、図2に示すように、該本体部11が
外縁端面3に当たるまで、打込部12を取付溝4に打ち
込み、図3に示すような、刺繍ミシン用のエッジ部材付
き軽量テーブル板15を得た。軽量テーブル板15は、
固定部16と、図3に二点鎖線で示すように、固定部1
6から外れて上下に昇降可能な昇降部17とから成り、
各部16,17の外縁は互いに独立したエッジ部材1
0,10で覆われている。なお、昇降部17の昇降機構
については本発明と直接関係が無いので説明を省略す
る。
【0015】本実施形態のエッジ部材付き軽量テーブル
板15によれば、厚さの主要部に発泡倍率15倍の発泡
樹脂板1を使用しているため、従来の合板製のテーブル
板に比べて重量を3分の1程度まで軽減することがで
き、もって、手動・電動の別に拘らず、昇降部17を小
さな動力で昇降させることができる。
板15によれば、厚さの主要部に発泡倍率15倍の発泡
樹脂板1を使用しているため、従来の合板製のテーブル
板に比べて重量を3分の1程度まで軽減することがで
き、もって、手動・電動の別に拘らず、昇降部17を小
さな動力で昇降させることができる。
【0016】また、打込部12の厚さD(3.8mm)
が取付溝4の上下幅B(3.0mm)より0.8mm大
きいため、打込部12を取付溝4に打ち込むとき、打込
部12は取付溝4の内壁を押し拡げ、弾性的に圧縮変形
させることになる。しかし、発泡倍率15倍の発泡樹脂
板1は適度な圧縮弾性率を有しているため、その打ち込
みを容易に行える。また、打込後は、打込部12と取付
溝4の内壁とが面接触するとともに、該内壁が圧縮変形
で生じた弾性力によって打込部12を挟持し、摩擦力を
高めるため、打込部12は取付溝4から簡単には抜けな
いように強く保持される。
が取付溝4の上下幅B(3.0mm)より0.8mm大
きいため、打込部12を取付溝4に打ち込むとき、打込
部12は取付溝4の内壁を押し拡げ、弾性的に圧縮変形
させることになる。しかし、発泡倍率15倍の発泡樹脂
板1は適度な圧縮弾性率を有しているため、その打ち込
みを容易に行える。また、打込後は、打込部12と取付
溝4の内壁とが面接触するとともに、該内壁が圧縮変形
で生じた弾性力によって打込部12を挟持し、摩擦力を
高めるため、打込部12は取付溝4から簡単には抜けな
いように強く保持される。
【0017】さらに、前記打込部12により押し拡げら
れた取付溝4の内壁には、食込部13が0.5mmの深
さに食込んで、該内壁を弾性的にくぼみ変形させるた
め、該くぼみ変形による引掛作用と該内壁に蓄えられた
弾性力とによって食込部13が強く保持される。このた
め、エッジ部材10は取付溝4内にさらに強固に保持さ
れ、たとえ外方に非常に強く引っ張られた場合であって
も抜ける心配がない。
れた取付溝4の内壁には、食込部13が0.5mmの深
さに食込んで、該内壁を弾性的にくぼみ変形させるた
め、該くぼみ変形による引掛作用と該内壁に蓄えられた
弾性力とによって食込部13が強く保持される。このた
め、エッジ部材10は取付溝4内にさらに強固に保持さ
れ、たとえ外方に非常に強く引っ張られた場合であって
も抜ける心配がない。
【0018】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)食込部13の形状や数を変更すること。 (2)刺繍ミシン用テーブル以外の、例えば乗物座席用
テーブル、車椅子用テーブル、看護ベッド用テーブル、
幼児用テーブル等のように、軽量であることが好ましい
各種用途の軽量テーブル板において具体化すること。
ものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)食込部13の形状や数を変更すること。 (2)刺繍ミシン用テーブル以外の、例えば乗物座席用
テーブル、車椅子用テーブル、看護ベッド用テーブル、
幼児用テーブル等のように、軽量であることが好ましい
各種用途の軽量テーブル板において具体化すること。
【0019】
【発明の効果】本発明のエッジ部材付き軽量テーブル板
は、上記の通り構成されているので、取扱時に要する力
を軽減できるように軽く形成でき、且つ、エッジ部材が
抜けないようにできる、という優れた効果を奏する。
は、上記の通り構成されているので、取扱時に要する力
を軽減できるように軽く形成でき、且つ、エッジ部材が
抜けないようにできる、という優れた効果を奏する。
【図1】本発明を実施した形態例の軽量テーブル板にエ
ッジ部材を打ち込む前の状態を示す拡大断面図である。
ッジ部材を打ち込む前の状態を示す拡大断面図である。
【図2】同軽量テーブル板にエッジ部材を打ち込んだと
きの状態を示す拡大断面図である。
きの状態を示す拡大断面図である。
【図3】同軽量テーブル板を使用した刺繍ミシン用テー
ブルを示す斜視図である。
ブルを示す斜視図である。
【図4】従来の合板製テーブル板にエッジ部材を打ち込
む前の状態を示す拡大断面図である。
む前の状態を示す拡大断面図である。
【図5】同合板製テーブル板にエッジ部材を打ち込んだ
ときの状態を示す拡大断面図である。
ときの状態を示す拡大断面図である。
1 発泡樹脂板 2 表面装飾材 3 外縁端面 4 取付溝 10 エッジ部材 11 本体部 12 打込部 13 食込部 15 軽量テーブル板 B 取付溝の上下幅 D 打込部の基部の厚さ E 食込部の打込部表面からの高さ
Claims (3)
- 【請求項1】 発泡倍率が10〜20倍である発泡樹脂
板の外縁端面に取付溝を形成し、該取付溝に、前記外縁
端面を覆う本体部と、前記取付溝に打ち込むために該本
体部から突設された打込部と、前記取付溝の内壁に食い
込ませるために該打込部の両面から突設された食込部と
からなり、前記打込部の厚さが前記取付溝の上下幅より
0.1mm〜1.5mm大きいエッジ部材を打ち込んだ
ことを特徴とするエッジ部材付き軽量テーブル板。 - 【請求項2】 前記発泡樹脂板の上面又は下面の少なく
とも一方に表面装飾材が接合された請求項1記載のエッ
ジ部材付き軽量テーブル板。 - 【請求項3】 前記食込部の打込部表面からの高さが
0.4mm以上である請求項1記載のエッジ部材付き軽
量テーブル板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34794395A JPH09164025A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | エッジ部材付き軽量テーブル板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34794395A JPH09164025A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | エッジ部材付き軽量テーブル板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164025A true JPH09164025A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18393665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34794395A Pending JPH09164025A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | エッジ部材付き軽量テーブル板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09164025A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100536441B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2005-12-14 | (주)원일가구 | 가구용 엣지 |
JP2012019895A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Kokuyo Co Ltd | 天板及び天板付家具 |
JP2016195636A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 山田工業株式会社 | テーブル用天板及び該テーブル用天板を生産する方法 |
JP2017074264A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | 株式会社八木研 | 机の天板または家具の棚板に用いられる化粧パネルおよび該化粧パネルの製造方法 |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP34794395A patent/JPH09164025A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100536441B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2005-12-14 | (주)원일가구 | 가구용 엣지 |
JP2012019895A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Kokuyo Co Ltd | 天板及び天板付家具 |
JP2016195636A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 山田工業株式会社 | テーブル用天板及び該テーブル用天板を生産する方法 |
JP2017074264A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | 株式会社八木研 | 机の天板または家具の棚板に用いられる化粧パネルおよび該化粧パネルの製造方法 |
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