JPH09163706A - ホールic及びそれを用いたファンモータ - Google Patents

ホールic及びそれを用いたファンモータ

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JPH09163706A
JPH09163706A JP7314475A JP31447595A JPH09163706A JP H09163706 A JPH09163706 A JP H09163706A JP 7314475 A JP7314475 A JP 7314475A JP 31447595 A JP31447595 A JP 31447595A JP H09163706 A JPH09163706 A JP H09163706A
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hall
fan motor
signal
hall element
motor
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JP7314475A
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Masanao Koba
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みを薄くして携帯用電子機器に容易に組み
込めるようにする。 【解決手段】 ホール素子とドライバIC等を1パッケ
ージに内蔵して一体化したホールIC10を用いる。こ
の一体化したホールICをファンモータMのプリント基
板8の表側に配置し、プリント基板の裏面には部品を一
切配置しないことによって、プリント基板8とカバー9
等との距離を短くし、ファンモータの軸方向厚を低減す
る。ホールIC内におけるホール素子の配置場所はホー
ルICの端部近傍とし、ホールICをステータのコイル
2とコイル2の間にその端部を挿入するようにして配置
することで、ホールIC内のホール素子によってロータ
マグネットの磁力を効率よく検知するとともに、配置ス
ペースを有効に活用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却対象を冷却す
るファンモータ、特に携帯型電子機器に搭載するのに好
適なファンモータ、及びそれに用いるホールICに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の2相ファンモータの分
解図である。図10(a)はロータの上面図、図10
(b)はステータ及びステータが固定された基板の表側
の状態を示す図、図10(c)は基板の裏側の状態を示
す図である。円筒形のロータマグネットRMには、周囲
に冷却用のファンFが固定されている。ステータST
は、ステータコイル2が巻かれ、プリント基板8上に固
定されている。ファンモータが組み立てられた状態で
は、ステータSTは円筒形のロータマグネットRMの内
部に配置される。図10(b),(c)に示されている
ように、ステータSTの外側の位置でプリント基板8に
設けられた孔部の中にホール素子Hが配置されている。
また図10(c)に示すように、プリント基板8の裏側
にはファンモータのドライバIC1が配置されている。
プリント基板8へのホール素子H、ドライバIC1、そ
の他の部品の挿入、配置及び半田固定は、全てプリント
基板8の裏側から行われる。
【0003】ファンモータのロータ回転位置はホール素
子Hにより検出され、回転位置に応じて図11に示すよ
うにデューティ比が50%の駆動信号によりドライバI
Cのトランジスタ1a、1bが交互にオン、オフされ、
ステータコイル2の第1相と第2相が交互に通電されて
ロータMRが一定速度で回転する。なお、この種の従来
例としては、例えば実開昭62−125396号公報に
示すように、モータの過負荷状態を検出した場合にモー
タを間欠駆動するものが知られている。また、他の従来
例としては、例えば特開平1−255432号公報に示
すように、モータの回転速度が所定速度以下の場合にモ
ータへの通電時間を制限し、また、モータ停止を検出し
た場合に間欠駆動するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファンモータは、外装
カバーを取り付けた状態で冷却対象に取り付けられる。
図12は、ファンモータMを冷却対象Pに取り付けた状
態の略断面図である。冷却対象Pの熱は外装カバー9に
伝導され、外装カバー9がファンモータMによって冷却
されることによって、冷却対象Pが冷却される。
【0005】上記従来のファンモータでは、ドライバI
Cその他の部品がプリント基板8の裏側に配置されてい
るため、基板裏面側のカバー等がこれらの部品と接触し
ないようにスペースを設けなければならず、軸方向厚み
が大きくなってしまう。プリント基板8の裏面から測っ
た外装ケースの厚さは、典型的には5〜7mmである。
このため、小型化、薄型化がますます要求される携帯用
電子機器にこのような厚みを有するファンモータを組み
込むことは困難になってきている。本発明は、上記従来
技術の問題点に鑑みてなされたもので、軸方向厚みが小
さく薄型の携帯用電子機器にも容易に組み込むことので
きるファンモータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではホール素子とドライバIC等を1パッケ
ージに一体化して内蔵したホールICを用いる。そし
て、この一体化したホールICをファンモータのプリン
ト基板の表側に配置し、プリント基板の裏面には部品を
一切配置しないことによって、プリント基板とカバー等
との距離を短くし、ファンモータの軸方向厚みの低減を
図る。
【0007】ホールIC内におけるホール素子の配置場
所はホールICの端部近傍とし、ホールICをステータ
のコイルとコイルの間にその端部を挿入するようにして
配置することで、ホールIC内のホール素子によってロ
ータマグネットの磁力を効率よく検知するとともに、配
置スペースを有効に活用する。ホール素子をプリント基
板の表側に配置することによって、ホール素子とロータ
マグネットが近接し磁気検知能力が増すため、それほど
高感度のホール素子を用いずとも高精度の制御が可能と
なる。すなわち、本発明のホールICは、ロータの回転
を検知するホール素子と、ホール素子により検出された
信号を処理する回路と、モータに駆動信号を供給する回
路と、外部から供給される信号に応じて駆動信号を制御
する回路とを1つのパッケージに内蔵し、ホール素子を
パッケージの端部に配置したことを特徴とする。
【0008】外部から供給される信号は、冷却対象に近
接配置したサーミスタ等の温度検知手段から出力された
温度変化に対応する信号とすることができ、駆動信号を
制御する回路は、この温度変化に対応する信号に応じ
て、モータの回転速度が高温では速く、低温では遅くな
るように駆動信号を制御するものとすることができる。
また、本発明のファンモータは、基板に対して固定され
たステータコイルと、ファンが取り付けられたロータマ
グネットと、ステータコイルが固定された側の基板表面
に配置された前記ホールICとを備えることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るファンモータ
用ホールICの一例の外観図、図2は本発明によるホー
ルICの機能及びファンモータの結線を説明する図、図
3はホールICの実装状態を示す説明図、図4はファン
モータを冷却対象に取り付けた状態の略断面図、図5は
ホール素子の動作を示す説明図、図6はホールICの一
例を示す回路図、図7はホールICの動作を説明するた
めのタイミングチャート、図8は負特性サーミスタの特
性を示すグラフ、図9はホールICのモータ駆動信号の
デューティ比を示すグラフである。
【0010】図1は本発明によるファンモータ用ホール
ICの外観(平面図)を示し、このホールIC10は、
ホール素子HとドライバIC1を一体化して1つのパッ
ケージの中に収容したものである。ホール素子Hは、ホ
ールIC10内で端部に配置されている。図1のホール
ICは12個の外部端子を有するが、次の図2のような
結線とすれば外部端子の数を10個とすることも可能で
ある。
【0011】ホールIC10は、図2に機能ブロックで
示すように、ホール素子H、モータの回転検出回路部
3、温度検出回路部4、出力時間制御部5、ロック/自
動復帰回路部6、駆動回路部7等を1パッケージ内に一
体化して配置したもので、この例では10個の外部端子
C−、C+、CEXT 、GND1、ALOUT 、OUT1、
OUT2、GND2、VCC、VREG を有する。各端子に
は、図示するような外付け部品が接続される。すなわ
ち、直流電源の+側は電源端子VCCに接続されると共
に、抵抗を介して端子ALOUT に接続され、さらにファ
ンモータのステータコイル2a、2bを介してそれぞれ
端子OUT1、OUT2に接続される。直流電圧VCC
−側及び接地端子GND1、GRD2は各々接地され
る。ホールIC内部の安定化電源回路11によって安定
化された電圧が供給される電源端子VREGは抵抗R1及
びコンデンサC1よりなる時定数回路を介して接地さ
れ、また、抵抗R2及び負特性のサーミスタTHよりな
る温度検出回路を介して接地される。抵抗R2及びサー
ミスタTHの接続点は端子C−に接続され、抵抗R1及
びコンデンサC1の接続点は端子C+に接続される。端
子CEXT はコンデンサを介して接地される。サーミスタ
THは冷却対象の温度を検出可能な位置に取り付けられ
る。
【0012】ホールIC10は、図3に示すように、フ
ァンモータの基板の表側、すなわちステータコイル2が
固定されている側の表面に取り付けられる。図3(a)
は基板表側の状態図、図3(b)は基板裏側の状態図で
ある。このとき、ホールIC10は、その内部に配置さ
れたホール素子Hがロータマグネット(図示せず)の直
下に位置するように位置決めされる。このことにより、
ホール素子Hはロータマグネットによる磁界変化を高感
度で検出することができる。図3(b)に示されている
ように、基板8の裏側は、素子が配置されておらず、平
坦になっている。
【0013】図4は、本発明によるファンモータを冷却
対象に取り付けた状態の略断面図である。冷却対象Pの
熱は外装カバー9に伝導され、外装カバー9がファンモ
ータMによって冷却されることによって、冷却対象Pが
冷却される。本発明によると、基板8の裏面が平坦であ
るため、基板裏側のカバー厚みを2mm程度に薄くする
ことができ、全体としてファンモータMの軸方向厚さを
減少することができる。
【0014】次に、図5を参照してホール素子Hの動作
を説明する。図5(a)に示すような磁界無しの状態で
は、その出力端子A+、A−の電圧は等しく、次式が成
立する。 A+=A−=VCC/2 これに対し、図5(b)に示すように、磁界の方向が紙
面手前側から紙面裏側に向かってN→Sの状態では次式
が成立する。 A+=VCC/2+VH/2 A−=VCC/2−VH/2 但し、VH=K・B・VCC K:積感度(素子の材料固有の値) B:磁束密度 また、図5(c)に示すように磁界の方向が紙面手前側
から紙面裏側に向かってS→Nの状態では次式が成立す
る。 A+=VCC/2−VH/2 A−=VCC/2+VH/2 したがって、図3に示すようにホール素子Hを内部に収
容して一体化したホールIC10をファンモータMのロ
ータマグネットRMとステータコイル2(2a、2b)
の間に配置すると、ロータマグネットRMの回転位置を
検出することができる。
【0015】次に、図6を参照してホールIC10の内
部回路を詳細に説明する。電源端子VCCと接地端子GN
D2は安定化電源回路11に接続され、この回路11に
より安定化された電圧が電源端子VREG に供給される。
ホール素子Hは、その電源端子に電圧VREG が供給さ
れ、接地端子は接地されている。また、ホール素子Hの
2つの出力端子A+、A−はそれぞれコンパレータ12
の+端子、−端子に接続され、コンパレータ12の出力
端子(出力信号S1)はインバータ13と、ANDゲー
ト14b、15bの入力端子に接続されている。インバ
ータ13、ANDゲート14a、14b及びNORゲー
ト14c、14dはラッチ回路14を構成し、このラッ
チ回路14からラッチ信号S2、S2バーが出力され
る。
【0016】このラッチ信号S2、S2バーはそれぞれ
NANDゲート16a、16bの一方の入力端子に印加
され、NANDゲート16a、16bの出力信号はそれ
ぞれインバータ17a、17bにより反転され、トラン
ジスタQ1、Q3のベースに印加される。トランジスタ
Q1、Q2の各コレクタは共に端子OUT1すなわちス
テータコイル2aに接続され、トランジスタQ3、Q4
の各コレクタは共に端子OUT2すなわちステータコイ
ル2bに接続されている。したがって、NANDゲート
16a、16bの他方の入力信号がハイレベルの場合
に、ラッチ信号S2、S2バーによってトランジスタQ
1、Q2とトランジスタQ3、Q4が交互にオンにな
る。
【0017】また、信号S1、S1バーとラッチ信号S
2、S2バーは、ANDゲート15a、15b及びNO
Rゲート15cよりなる放電信号生成回路15に印加さ
れ、放電信号生成回路15により外付けのコンデンサC
1を放電するためのディスチャージ信号S4が生成され
る。このディスチャージ信号S4は信号S1、S1バー
とラッチ信号S2、S2バーの立ち上がりの差の時間だ
けハイレベルとなる短い信号であり、信号S1の切り替
わり時にトランジスタQ5のベース及びNORゲート2
0に印加される。
【0018】トランジスタQ5のコレクタは、端子C+
を介して外付けのコンデンサC1に接続され、したがっ
て、ディスチャージ信号S4がハイレベルになってトラ
ンジスタQ5がオンになるとコンデンサC1が放電され
る。また、ディスチャージ信号S4がロウレベルになる
と電源端子VREG から抵抗R1を介してコンデンサC1
が充電される。
【0019】端子C+はまた、コンパレータC1の+入
力端子とコンパレータC2の−入力端子に接続され、し
たがって、コンパレータC1の+入力端子とコンパレー
タC2の−入力端子の電圧VC+は外付けのコンデンサC
1の電圧に応じて変化する。抵抗R11の一端には電圧
REG が印加され、抵抗R11の他端はコンパレータC
1の−入力端子と抵抗R12、R13の各一端に接続さ
れている。抵抗R13の他端はトランジスタQ6のコレ
クタに接続され、コンパレータC1の出力端子はトラン
ジスタQ6のベースに接続されている。したがって、コ
ンパレータC1の−入力端子の基準電圧Vref は、コン
パレータC1の出力信号S5によってトランジスタQ6
がオン又はオフするとき、分圧抵抗R11、R12、R
13の値に応じて2段階に変化する。ここで、2段階の
基準電圧Vref をVref(L)、Vref(H)〔Vref(L)<
ref(H)〕とする。
【0020】コンパレータC1の出力信号S5はまたイ
ンバータ18により反転され、その反転信号S5バーは
ANDゲート19の一方の入力端子とラッチ回路14に
印加される。ANDゲート19の出力信号はNORゲー
ト20を介してNANDゲート16a、16bに印加さ
れ、したがって、ANDゲート19の出力信号がロウレ
ベルの場合にラッチ信号S2、S2バーがそれぞれNA
NDゲート16a、16bを通過してモータMが駆動さ
れる。なお、NORゲート20のもう一つの入力信号S
6は、ロック/自動復帰回路6から供給され、通常はロ
ウレベルにあり何らかの原因でモータMの回転が停止し
た場合に間欠的にハイレベルとなって回転を促すための
信号であって、本発明とは直接の関連を有さないため、
以下では常にロウレベルにあるとして説明する。
【0021】抵抗R2及び負特性のサーミスタTHの接
続点が接続される端子C−は、コンパレータC2の+入
力端子に接続され、コンパレータC2の出力信号S7は
インバータ21により反転され、その反転信号S7バー
はANDゲート19の他方の入力端子に入力されてい
る。ここで、負特性のサーミスタTHは図8に示すよう
に温度が低下するとその抵抗値RTHが大きくなり、ま
た、端子C−の電圧VC-は VC-=RTH・VREG /(RTH+R2) であるので、温度が低下すると電圧VC-は大きくなり、
逆に温度が上昇すると電圧VC-は小さくなる。
【0022】次に、図7を参照して上記回路の動作を説
明する。先ず、コンパレータ12に接続されているホー
ル素子Hの出力電圧A−、A+がモータの相に応じて変
化すると、コンパレータ12の出力信号S1は相毎にハ
イ、ロウのレベルとなり、また、ラッチ回路14の出力
信号S2、S2バーは信号S1、S1バーよりラッチ時
間の分だけやや遅れた信号となる。放電信号生成回路1
5は、信号S1、S1バーの切り替わり時にラッチ時間
の分の短いパルスのディスチャージ信号S4を発生さ
せ、外付けのコンデンサC1を放電させる。そして、コ
ンデンサC1の電圧VC+が低下してサーミスタTH側の
電圧VC-以下になるとコンパレータC2の出力信号S7
がロウレベル(信号S7バーはハイレベル)になる。次
いで、ディスチャージ信号S4がロウレベルになるとコ
ンデンサC1が放電を終了して充電を開始し、コンデン
サC1の電圧VC+がサーミスタTH側の電圧VC-以上に
なるコンパレータC2の出力信号S7がハイレベル(信
号S7バーはロウレベル)になる。
【0023】この場合、温度が低い場合には電圧VC-
大きいので信号S7は、図中に破線で示すようにハイレ
ベルになるタイミングが遅く、逆に温度が高い場合には
電圧VC-が小さいので信号S7は図中に実線で示すよう
に早く立ち上がる。したがって、温度が低くなると信号
S7のデューティ比が小さくなるので、この信号S7に
よりゲーティングされるラッチ信号S2、S2バーのデ
ューティ比が小さくなり、この結果、モータMの回転速
度が低下する。
【0024】さて、温度が低下するとモータMの回転速
度が低下するので、回転速度が非常に遅くなるとユーザ
が故障と誤判断することがある。そこで、これを防止す
るために最低回転速度を設けている。前述したようにコ
ンパレータC1には2段階の基準電圧Vref(L)、Vref
(H)〔Vref(L)<Vref(H)〕が設定されており、コン
デンサC1の電圧VC+が基準電圧Vref(L)以下まで低
下すると、コンパレータC1の出力信号S5がロウレベ
ルになる。
【0025】また、ディスチャージ信号S4がロウレベ
ルになるとトランジスタQ5がオフになってコンデンサ
C1の放電が終了し、電源端子VREG よりの電圧により
充電を開始する。そして、コンデンサC1の電圧VC+
基準電圧Vref(H)以上に上昇すると、コンパレータC
1の出力信号S5がハイレベルになる。ここで、信号S
5がハイレベルになる期間が25%のデューティ比にな
るように時定数C1、R1が設定され、また、この信号
S5(実際には負論理の信号S5バー)がモータMの最
低回転数保証信号として用いられる。また、サーミスタ
THと抵抗R2を適当に選択することにより、図9に示
すように基準電圧Vref(H)とサーミスタTHによる電
圧VC-が等しくなる温度TL 以下では、デューティ比が
最小値の25%に固定され、モータファンの回転数を一
定に保つことができる。
【0026】なお、図7中、C+端子波形に重ねて示さ
れている電圧aは温度が低いとき(サーミスタTHの抵
抗RTHが大きいとき)の端子C−の電圧、電圧bはデュ
ーティ比25%の閾電圧、電圧cは温度が高いとき(サ
ーミスタTHの抵抗RTHが小さいとき)の端子C−の電
圧である。
【0027】このように、モータドライバのデューティ
比は温度情報を担持するコンパレータC2の出力S7と
最低回転速度を保証するコンパレータC1の出力S5の
OR出力で決定されるため、電子機器内の温度がファン
モータの最低回転数を決める温度TL より高くなると、
コンパレータC2の出力S7が有効となり、モータドラ
イバのデューティ比が大きくなる。さらに温度が上昇
し、温度がTH 以上となってVC-がVREF(L)以下にな
ると、信号S7は常にハイとなり、モータドライバのデ
ューティ比はフル負荷の50%となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軸
方向厚みを減少して小型で高性能のファンモータを構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホールICの外観図。
【図2】ファンモータの結線図。
【図3】ホールICの実装状態を示す説明図。
【図4】本発明によるファンモータを冷却対象に取り付
けた状態の略断面図。
【図5】ホール素子の動作を示す説明図。
【図6】ホールICの一例を示す回路図。
【図7】ホールICの動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図8】負特性サーミスタの特性を示すグラフ。
【図9】ホールICのモータ駆動信号のデューティ比を
示すグラフ。
【図10】従来のファンモータを示す説明図。
【図11】従来のファンモータの駆動回路及び駆動信号
を示す説明図。
【図12】従来のファンモータを冷却対象に取り付けた
状態の略断面図。
【符号の説明】
F ファン H ホール素子 M ファンモータ RM ロータマグネット ST ステータ TH サーミスタ 12,C1,C2 コンパレータ Q1〜Q6 トランジスタ 2 ステータコール 8 基板 9 外装カバー 10 ホールIC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転を検知するホール素子と、
    前記ホール素子により検出された信号を処理する回路
    と、モータに駆動信号を供給する回路と、外部から供給
    される信号に応じて前記駆動信号を制御する回路とを1
    つのパッケージに内蔵し、前記ホール素子をパッケージ
    の端部に配置したことを特徴とするホールIC。
  2. 【請求項2】 前記外部から供給される信号は温度変化
    に対応する信号であることを特徴とする請求項1記載の
    ホールIC。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号を制御する回路は、前記温
    度変化に対応する信号に応じて、前記モータの回転速度
    が高温では速く、低温では遅くなるように前記駆動信号
    を制御することを特徴とする請求項2記載のホールI
    C。
  4. 【請求項4】 基板に対して固定されたステータコイル
    と、ファンが取り付けられたロータマグネットと、前記
    ステータコイルが固定された側の基板表面に配置された
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のホールICとを備
    えることを特徴とするファンモータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0920113A1 (de) * 1997-11-28 1999-06-02 SAIA-Burgess Electronics AG Gleichstrommotor
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