JPH09163583A - 半導体素子の保護回路 - Google Patents

半導体素子の保護回路

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JPH09163583A
JPH09163583A JP31202995A JP31202995A JPH09163583A JP H09163583 A JPH09163583 A JP H09163583A JP 31202995 A JP31202995 A JP 31202995A JP 31202995 A JP31202995 A JP 31202995A JP H09163583 A JPH09163583 A JP H09163583A
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voltage
emitter
igbt
transistor
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Takeshi Tanaka
毅 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IGBTの逆バイアス安全動作領域を有効に
使い、クランプ素子やゲート抵抗にかかる負担を軽減す
る。 【解決手段】 IGBT5の逆バイアス安全動作領域
は、IGBT5の定格電流以下では許容電圧が高く、そ
れ以上に電流が大きくなるにつれ、許容電圧が低下する
特徴を持つ。そこで、IGBT5のコレクタ−ゲート間
にクランプ素子10、11を少なくとも2個以上直列に
接続し、その内1個のクランプ素子10を除く他のクラ
ンプ素子11に、並列にスイッチ素子12を設け、コレ
クタ電流を検出する手段13と、その検出された電流の
値に応じて上記スイッチ素子を開閉するスイッチ制御装
置14を設け、IGBT5のコレクタ電流が小さく定格
電流程度の時には上記スイッチ素子12を開放し、IG
BT5のコレクタ−ゲート間に全クランプ素子が接続さ
れるようにし、IGBT5がクランプされる電圧を高く
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワー半導体素
子の保護回路に関し、特にスイッチング時に印加される
過電圧からパワー半導体素子を保護するための装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例として、特開平7−1
47726号公報に記載の過電圧検出回路を持つゲート
駆動回路を適用したチョッパ回路を図13に示す。図に
おいて、1は直流電源、2は負荷装置、3はフライホイ
ールダイオード、4は配線のインダクタンス、5はゲー
ト(G)−エミッタ(E)間に正の所定以上の電圧が印
加されるとコレクタ(C)−エミッタ(E)間がオン
し、ゲート−エミッタ間の電圧が所定の電圧以下となる
とコレクタ−エミッタ間がオフする絶縁ゲートバイポー
ラトランジスタIGBT、5aはコレクタ−ゲート間の
静電容量、5bはゲート−エミッタ間の静電容量であ
る。6はIGBT5のゲートに直列に接続されたゲート
抵抗、7はIGBT5をオンオフするための駆動回路、
7aはIGBT5をオンするときにオンして正の電圧を
IGBT5のゲート−エミッタ間に印加するためのトラ
ンジスタ、7bはIGBT5をオフするときにオンして
IGBT5のゲート−エミッタ間を0電圧とするための
トランジスタ、7cは駆動回路の電源、8は所定の基準
電圧を超えると導通するクランプ素子、9はダイオード
である。
【0003】次に動作について説明する。スイッチ素子
7aがオンし、電源7cからIGBT5のゲート−エミ
ッタ間に正の電圧が印加されるとIGBT5はターンオ
ンし、直流電源1から負荷装置2、IGBT5のコレク
タからエミッタを通って電流が流れる。このとき、IG
BT5のコレクタ−エミッタ間電圧はゲート−エミッタ
間電圧より低くなるがダイオード9によってゲート−エ
ミッタ間電圧が低下するのを防いでいる。
【0004】トランジスタ7aをオフし、トランジスタ
7bをオンすると、IGBT5のゲート−エミッタはゲ
ート抵抗6を介して短絡され、ゲート−エミッタ間電圧
が低下し、IGBT5はターンオフし、負荷装置2に流
れていた電流はダイオード3を通って環流する。このI
GBT5のターンオフ時の電圧電流波形を図14に示
す。図14において、トランジスタ7aと7bの接続点
の電圧をVS、IGBT5のゲート−エミッタ間電圧を
VGE、IGBT5のコレクタ−エミッタ間の電圧をV
CE、IGBT5のコレクタ−エミッタに流れる電流を
IC、ゲート抵抗6をRG、直流電源1の電圧をEとす
る。時刻T1において、VSが0Vになると静電容量5
aと5bにたまっていた電荷がゲート抵抗6を介して放
電され、VGEは低下する。VGEがある程度まで低下
し、時刻T2になると、IGBTの特性により、VCE
が上昇を始める。このVCEの上昇の傾きによってIG
BT5のコレクタから静電容量5aを介してゲート抵抗
6に電流が流れるため、時刻T3までVGEの減少が抑
制される。VCEが直流電源の電圧Eに達すると、IC
は減少しダイオード3へ転流する。
【0005】このときVCEはICの減少率、つまりd
ic/dtと配線インダクタンス4の積の電圧が直流電
源の電圧Eに重畳された電圧となる。この重畳される電
圧をΔVCEとし、IGBT5のコレクタ−エミッタ間
のターンオフ時の最大電圧をVPとすると VP=E+ΔVCE となる。したがって、IGBT5のターンオフ時のVC
Eは、クランプ素子8がない場合、VPを最大とし、図
中の点線の波形となり、IC、VGEもまた、図中の点
線の波形となる。
【0006】また、クランプ素子8が導通する基準電圧
であるクランプ電圧をVCLとすると、 VCE>VCL+VGE の条件でクランプ素子8は導通し、VCEは図中実線の
波形のようにVCLとVGEの和の電圧にクランプされ
る。このとき、ICの一部の電流ICLがクランプ素子
8、ゲート抵抗6(RG)、トランジスタ7bを通って
流れ、VGEは VGE=ICL×RG となり、VGEは図中の実線のように持ち上がり、IG
BT5の電流を増加するように働き、配線インダクタン
ス4のエネルギーによる電流がコレクタ−エミッタを通
って流れる。このときのIGBT5に流れる電流をI
C’とすると、 IC’=IC−ICL となる。
【0007】通常、ICLはIC’に対して非常に小さ
な値となる。IGBTのこのIC’とVGEの関係は、
IGBT特有の特性であり、図15に示すものである。
つまり、流すべきIC’の大きさに応じたVGEの値が
決まっている。一方、IGBTは、ゲート抵抗が大きく
なるとスイッチング損失が増大するという特性を持って
いる関係上、RGは小さいほうがよい。したがって、I
GBT5のスイッチング損失を小さくするためRGを小
さくすると、上述のようにVGEはIC’により決まっ
た値であるため、ICLが増大し、クランプ素子8、ゲ
ート抵抗6の負担が増えることになる。
【0008】また、図16はIGBTのターンオフ時の
安全動作領域を示す図であり、IGBT5のターンオフ
時の電圧・電流波形の軌跡はこの図の領域(A)の範囲
内に抑える必要がある。したがって、上述のVPをこの
領域(A)内に抑えるためには、クランプ素子8のクラ
ンプ電圧VCLとゲートエミッタ間電圧VGEの和の値
は図の線(B)のところに設定しなければならない。こ
のことによってIGBT5のターンオフ時の跳ね上がり
電圧をVCL以下に抑え、結果、安全動作領域内でIG
BTをスイッチングさせることが出来る。
【0009】しかし、この従来の方式では以下の問題が
ある。IGBTの安全動作領域は、コレクタ−エミッタ
電流がIGBTの定格より小さいときは許容電圧が高く
なる。しかし、クランプ電圧VCLが上記コレクタ−エ
ミッタ電流に関係なく一定のため、定格電流以下でIG
BT5をターンオフしたとき、そのターンオフ時のピー
ク電圧VPが、VCLを越えたときは、そのVPが安全
動作領域内であったとしても、上述のようにクランプ素
子8が導通してしまい、上述のようにクランプ素子8に
電流が流れ、クランプ素子8の負担が増えてしまう。ま
た、IGBT5を高速でスイッチングさせるためには、
スイッチング損失を小さくしなければならず、そのため
にはRGを小さくする必要があり、その結果、IGBT
5のスイッチング毎のクランプ素子8に流れる電流は増
大し、かつ、そのスイッチングを高速に扱うと、クラン
プ素子8や、ゲート抵抗6の損失は非常に増大する。し
たがって、クランプ素子には、エネルギー耐量の高い大
容量のものが必要となり、また、高信頼性、長寿命化を
図るためには、劣化のしにくいクランプ素子の選択が必
要である。また、ゲート抵抗にも大容量のものが必要と
なる。このことは、装置が大型化し、かつ、コスト高に
つながっている。
【0010】電力用トランジスタを保護する他の従来技
術として、特開平6−296362号に、低いエネルギ
ーの過電圧および高いエネルギーの過電圧の両方に適合
する保護回路が記載されている。これは、VDMOSト
ランジスタのドレインとゲート間にクランプ素子として
ツェナーダイオードを設け、低いエネルギーの過電圧に
対してはツェナーダイオードにより定まるクランプ値に
制限して、高いエネルギーの過電圧に対しては一旦はク
ランプ状態に移行した後にVDMOSトランジスタを完
全な導通状態にして、夫々保護を行うものである。しか
しながら、クランプ素子やゲート抵抗の電力損失を低減
させる技術については何等記載されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな問題点を解決するためになされたもので、クランプ
素子の損失を低減出来るとともに小型・高信頼性かつ低
コストの半導体素子の保護回路を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
素子の保護回路は、半導体素子の主電極の一方と制御電
極の間にクランプ手段を設け、半導体素子の主電極間を
流れる電流の値に応じてクランプ手段が導通する基準電
圧であるクランプ電圧を変化させるものである。
【0013】請求項1は、制御電極に入力される制御信
号に応答して主電極間をオンオフする半導体素子の、そ
の主電極の一方と前記制御電極との間に介挿されるとと
もに所定の基準電圧を超える電圧が印加されると導通す
るクランプ手段を備える半導体素子の保護回路におい
て、主電極間を流れる電流の値に応じて上記クランプ手
段の基準電圧を変化させるクランプ制御回路を備えたも
のである。
【0014】請求項2は、請求項1の構成に加えて、半
導体素子が電流検出端子を有し、この端子がクランプ制
御回路に接続されるものである。
【0015】請求項3は、請求項1において半導体素子
として絶縁ゲートバイポーラトランジスタを使用するも
のである。
【0016】請求項4は、請求項1においてクランプ制
御回路が、主電極間の電流の増加に応じてクランプ手段
の基準電圧を低減させるものである。
【0017】請求項5は、クランプ手段がクランプ素子
を複数個直列接続したものを含み、クランプ制御回路が
少なくとも1個のクランプ素子に並列に接続されたスイ
ッチ素子と、半導体素子の主電極間の電流が所定値以上
のとき前記スイッチ素子をオンさせる回路とを含むこと
を特徴とする請求項1に記載の半導体素子の保護回路で
ある。
【0018】請求項6は、各クランプ素子に並列に分圧
抵抗を接続したことを特徴とする請求項5に記載の半導
体素子の保護回路である。
【0019】請求項7は、スイッチ素子はトランジスタ
であることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の
保護回路である。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.次に、この発明の実施の形態を図1につ
いて説明する。図1において、10は両端の電圧がクラ
ンプ電圧VZ1以上のときオンするゼナーダイオードか
らなるクランプ素子、11は両端の電圧がクランプ電圧
VZ2以上のときオンするゼナーダイオードからなるク
ランプ素子、12はクランプ素子11を短絡するスイッ
チ、13はIGBT5のコレクタ−エミッタ電流を検出
し、電流検出信号S1を送出する電流検出器、14は電
流検出器13から送出された電流検出信号S1を受け、
その信号の大きさに応じてスイッチ12を開閉するスイ
ッチ制御装置、16、17はそれぞれクランプ素子1
0、11に並列に接続された抵抗であり、クランプ素子
に印加される電圧を均等に分圧させる目的で設けたもの
である。
【0021】図2はIGBTのターンオフ時の安全動作
領域であり、次にこの図を用いて動作について説明す
る。IGBT5のコレクタ−エミッタ電流ICが比較的
小さい図2の領域(C)の範囲内のとき、スイッチ制御
装置14はスイッチ12を開放する。このとき、IGB
T5のコレクタ−ゲート間にクランプ素子10、11が
接続されることになり、IGBT5のコレクタ−エミッ
タ間のクランプ電圧をVCL(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VGE となる。
【0022】また、上記ICが比較的大きい図2の領域
(D)のとき、スイッチ制御装置14はスイッチ12を
閉路し、クランプ素子11を短絡する。このとき、IG
BT5のコレクタ−ゲート間にはクランプ素子10のみ
が接続されることになり、IGBT5のコレクタ−エミ
ッタ間のクランプ電圧をVCL(D)とすると VCL(D)=VZ1+VGE となる。
【0023】この回路におけるターンオフ時の電圧電流
波形を図3に示す。上記ICが領域(C)の範囲内でI
GBT5がターンオフした場合、配線インダクタンス4
による跳ね上がり電圧がVCL(C)以下、つまり図2
の電圧ポイント(E)以下であればクランプ素子10、
11は導通しない。また、上記ICが領域(D)の範囲
のときIGBT5がターンオフした場合、その跳ね上が
り電圧がVCL(D)、つまり図2の電圧ポイント
(F)でクランプされ、クランプ素子10が導通する。
したがって、IGBT5のターンオフ時の安全動作領域
を有効に使うことができ、さらにクランプ素子の負担を
軽くすることが出来るとともにゲート抵抗6の電力損失
も少なくできる。また、上記ICが比較的小さい領域
(C)でターンオフ時の跳ね上がりが非常に大きく、電
圧ポイント(E)を越えるような場合でも、クランプ素
子10、11が導通し、VCL(C)の電圧でクランプ
されるため、IGBT5は過電圧から確実に保護され
る。
【0024】実施の形態2.この発明の他の実施の形態
を図4により説明する。図において、51は電流セスン
用端子付きのIGBT、12aはクランプ素子11を短
絡するNPN型のトランジスタ、14aはIGBT51
の電流センス端子から出力される電流を電圧に変換する
抵抗器である。次に動作について説明する。IGBT5
1のコレクタ(C)−エミッタ(E1)に流れる電流に
対して一定倍率の電流がセンスエミッタ(E2)より出
力される。このセンスエミッタより出力される電流をI
S、抵抗14aをRSとすると、抵抗14aの両端電圧
VRSは VRS=IS×RS となる。
【0025】トランジスタ12aをオンさせるベース
(B)−エミッタ(E)電圧のしきい値をVBE1、ダ
イオード9の順方向電圧降下をVF、トランジスタ7b
の順方向電圧降下をVSとすると、上記のVRSが VRS>VBE1+VF+VS の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からトラ
ンジスタ12aのベース−エミッタ、ダイオード9、ゲ
ート抵抗6、トランジスタ7bを介して電流が流れ、ト
ランジスタ12aはオンする。したがって、コレクタ−
エミッタ電流が図2における領域(C)のときには VRS≦VBE1+VF+VS 領域(D)のときには VRS>VBE1+VF+VS となるように、抵抗14aの抵抗値を選択すると、図1
と同様の動作を行う。
【0026】つまり、コレクタ−エミッタ電流が図2に
おける領域(C)のときには、VRS≦VBE1+VF
+VSであるから、トランジスタ12aはベース−エミ
ッタの電流が流れずオフのままであり、IGBT51の
コレクタ(C)−ゲート(G)間にクランプ素子10、
11が接続されることになり、このときのIGBT51
のコレクタ(C)−エミッタ(E1)間のクランプ電圧
をVCL(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VGE となる。また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D)の
とき、VRS>VBE1+VF+VSであるから、トラ
ンジスタ12aはベース−エミッタ間に電流が流れオン
し、IGBT51のコレクタ(C)−ゲート(G)間に
クランプ素子10のみが接続されることになり、このと
きのIGBT51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)
間のクランプ電圧をVCL(D)とすると、 VCL(D)=VZ1+VGE となる。したがって、IGBTのターンオフ時の安全動
作領域を有効に使うことができ、更にクランプ素子の負
担を軽くするとともにゲート抵抗の電力損失を低減でき
る。
【0027】実施の形態3.この発明の他の実施の形態
を図5により説明する。図において、12bはクランプ
素子11を短絡するPNP型のトランジスタ、14aは
IGBT51の電流センス端子から出力される電流を電
圧に変換する抵抗器、14cはNPN型のトランジス
タ、14bはトランジスタ14cのコレクタ(C)に直
列に接続された抵抗である。次に動作について説明す
る。IGBT51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)
に流れる電流にたいして一定倍率の電流がセンスエミッ
タ(E2)より出力される。このセンスエミッタより出
力される電流をIS、抵抗14aをRSとすると、抵抗
14aの両端電圧VRSは VRS=IS×RS となる。
【0028】トランジスタ14cをオンさせるベース
(B)−エミッタ(E)電圧のしきい値をVBE2とす
ると、上記のVRSが VRS>VBE2 の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からトラ
ンジスタ14cのベース−エミッタを介して電流が流
れ、トランジスタ14cはオンする。この状態において
IGBT51がターンオフしコレクタ(C)−エミッタ
(E1)の電圧が上昇し、その電圧がクランプ素子10
のクランプ電圧VZ1より高くなったところでクランプ
素子10はトランジスタ12bのエミッタ(E)−ベー
ス(B)、抵抗14b、トランジスタ14cを介して導
通する。
【0029】同時に、トランジスタ12bのエミッタ
(E)−ベース(B)に電流が流れることによってトラ
ンジスタ12bはオンし、クランプ素子10の電流はト
ランジスタ12b、ダイオード9、ゲート抵抗6、トラ
ンジスタ7bを介しても流れる。このときのIGBT5
1のゲート(G)−エミッタ(E1)間電圧VGEは、
クランプ素子10に流れる電流ISと、抵抗14bRB
とゲート抵抗6RGの並列接続値との積の値となり、 VGE=IS×{(RG×RB)/(RG+RB)} となる。したがって、上記のようにVRS>VBEとな
る条件では、IGBT51のコレクタ(C)−エミッタ
(E1)のクランプ電圧は、VZ1+VGEの値とな
る。
【0030】また、上記VRSがトランジスタ14cの
VBE2より低い場合、トランジスタ14cはオンせ
ず、トランジスタ12bはオンすることが出来ない。し
たがって、このときはIGBT51のコレクタ(C)−
ゲート(G)間にクランプ素子10、11が接続される
ことになり、VRS≦VBE2となる条件では、IGB
T51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)間のクラン
プ電圧はVZ1+VZ2+VGEとなる。したがって、
コレクタ−エミッタ電流が図2における領域(C)のと
きには VRS≦VBE2 領域(D)のときには VRS>VBE2 となるように、抵抗14aの抵抗値を選択すると、図1
と同様の動作を行う。つまり、上述のようにコレクタ−
エミッタ電流が図2における領域(C)のときには、V
RS≦VBEであるから、IGBT51のコレクタ
(C)−エミッタ(E1)間のクランプ電圧をVCL
(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VGE となる。また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D)の
とき、VRS>VBEであるから、IGBT51のコレ
クタ(C)−エミッタ(E1)間のクランプ電圧をVC
L(D)とすると、 VCL(D)=VZ1+VGE となる。したがって、IGBTのターンオフ時の安全動
作領域を有効に使うことができ、クランプ素子の負担を
軽くするとともにゲート抵抗の電力損失を低減できる。
【0031】実施の形態4.この発明の他の実施の形態
を図6により説明する。図において、12cはクランプ
素子10のアノードとIGBT51のゲート(G)を短
絡するサイリスタ、14dは抵抗14aの電圧VRSが
所定の電圧以上になると導通するゼナーダイオードであ
る。次に動作について説明する。図において、IGBT
51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)に流れる電流
にたいして一定倍率の電流がセンスエミッタ(E2)よ
り出力される。このセンスエミッタより出力される電流
をIS、抵抗14aをRSとすると、抵抗14aの両端
電圧VRSは VRS=IS×RS となる。
【0032】ゼナーダイオードのゼナー電圧をVDZ、
サイリスタ12cをオンさせるゲート(G)−カソード
(K)のしきい値電圧をVGK、トランジスタ7bの順
方向電圧降下をVSとすると、上記のVRSが VRS>VDZ+VGK+VS の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からゼナ
ーダイオード14d、サイリスタ12cのゲート(G)
−カソード(K)、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを
介して電流が流れ、サイリスタ12cはオンする。した
がって、コレクタ−エミッタ電流が図2における領域
(C)のときには VRS≦VDZ+VGK+VS 領域(D)のときには VRS>VDZ+VGK+VS となるように、抵抗14aの抵抗値を選択すると、図1
と同様の動作を行う。
【0033】つまり、コレクタ−エミッタ電流が図2に
おける領域(C)のときには、VRS≦VDZ+VGK
+VSであるから、サイリスタ12cはゲート(G)−
カソード(K)の電流が流れずオフのままであり、IG
BT51のコレクタ(C)−ゲート(G)間にクランプ
素子10、11が接続されることになり、このときのI
GBT51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)間のク
ランプ電圧をVCL(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VGE となる。また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D)の
とき、VRS>VDZ+VGK+VSであるから、サイ
リスタ12cはゲート(G)−カソード(K)の電流が
流れオンし、IGBT51のコレクタ(C)−ゲート
(G)間にクランプ素子10のみが接続されることにな
り、このときのIGBT51のコレクタ(C)−エミッ
タ(E1)間のクランプ電圧をVCL(D)とすると、 VCL(D)=VZ1+VGE となる。したがって、IGBTのターンオフ時の安全動
作領域を有効に使うことができ、クランプ素子の負担の
軽減とゲート抵抗の電力損失の低減を実現できる。
【0034】実施の形態5.次に、この発明の他の実施
の形態を図7に示す。図7において、11aはクランプ
電圧VZ2を有するクランプ素子、11bはクランプ電
圧VZ3を有するクランプ素子、12dはクランプ素子
11aを短絡するスイッチ、12eはクランプ素子11
bを短絡するスイッチ、15は電流検出器13の検出信
号S1を受信し、その信号の大きさによってスイッチ1
2d、12eを開閉するスイッチ制御装置、16、17
a、17bはそれぞれクランプ素子10、11a、11
bに並列に接続された抵抗であり、クランプ素子に印加
される電圧を均等に分圧させる目的で設けたものであ
る。
【0035】図8はIGBTのターンオフ時の安全動作
領域であり、次にこの図を用いて動作について説明す
る。IGBT5のコレクタ−エミッタ電流ICが比較的
小さい図8の領域(C)の範囲内のとき、スイッチ制御
装置15はスイッチ12d、12eの両方を開放する。
このとき、IGBT5のコレクタ−ゲート間にクランプ
素子10、11a、11bが接続されることになり、I
GBT5のコレクタ−エミッタ間のクランプ電圧をVC
L(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VZ3+VGE となる。
【0036】また、上記ICが比較的中程度の図8の領
域(D1)のとき、スイッチ制御装置15はスイッチ1
2eを閉路し、クランプ素子11bを短絡する。このと
き、IGBT5のコレクタ−ゲート間にはクランプ素子
10、11aが接続されることになり、IGBT5のコ
レクタ−エミッタ間のクランプ電圧をVCL(D1)と
すると VCL(D1)=VZ1+VZ2+VGE となる。また、上記ICが比較的大きい図8の領域(D
2)のとき、スイッチ制御装置15はスイッチ12dお
よび12eを閉路し、クランプ素子11a、および11
bを短絡する。このとき、IGBT5のコレクタ−ゲー
ト間にはクランプ素子10のみが接続されることにな
り、IGBT5のコレクタ−エミッタ間のクランプ電圧
をVCL(D2)とすると VCL(D2)=VZ1+VGE となる。
【0037】この回路において、上記ICが領域(C)
の範囲内でIGBT5がターンオフした場合、その跳ね
上がり電圧がVCL(C)以下、つまり図8の電圧ポイ
ント(E)以下であればクランプ素子10、11a、1
1bは導通しない。また、上記ICが領域(D1)の範
囲のときIGBT5がターンオフした場合、その跳ね上
がり電圧がVCL(D1)、つまり図8の電圧ポイント
(G)でクランプされ、クランプ素子10、11aが導
通する。さらに、上記ICが領域(D2)の範囲のとき
IGBT5がターンオフした場合、その跳ね上がり電圧
がVCL(D2)、つまり図8の電圧ポイント(FG)
でクランプされ、クランプ素子10が導通する。したが
って、IGBT5のターンオフ時の安全動作領域を有効
に使うことができ、さらにクランプ素子の負担を軽くす
ることが出来る。また、上記ICが比較的小さい領域
(C)でターンオフ時の跳ね上がりが非常に大きく、電
圧ポイント(E)を越えるような場合でも、クランプ素
子10、11が導通し、VCL(C)の電圧でクランプ
されるため、IGBT5は過電圧から確実に保護され
る。クランプ手段のクランプ電圧を3段階に切替えられ
るので、IGBTのターンオフ時の安全動作領域を有効
に使うことができ、クランプ素子の負担の軽減とゲート
抵抗の電力損失の低減を実現できる。
【0038】実施の形態6.実施の形態5に関連した他
の実施の形態を図9により説明する。図において、51
は電流センス用端子付きのIGBT、12fはクランプ
素子11aを短絡するNPN型のトランジスタ、12g
はクランプ素子11bを短絡するNPN型のトランジス
タ、14e、14fはIGBT51の電流センス端子か
ら出力される電流を電圧に交換する抵抗器である。
【0039】次に動作について説明する。IGBT51
のコレクタ(C)−エミッタ(E1)に流れる電流にた
いして一定倍率の電流がセンスエミッタ(E2)より出
力される。このセンスエミッタより出力される電流をI
S、抵抗14fをRS1、抵抗14eと14fの和の抵
抗値をRS2とすると、抵抗14fの両端電圧VRS1
は VRS1=IS×RS1、VRS2=IS×RS2 となる。トランジスタ12gをオンさせるのベース
(B)−エミッタ(E)電圧のしきい値をVBE1、ト
ランジスタ12fをオンさせるのベース(B)−エミッ
タ(E)電圧のしきい値をVBE2、トランジスタ12
gのコレクタ(C)−エミッッタ(E)のオン電圧をV
CE1、ダイオード9の順方向電圧降下をVF、トラン
ジスタ7bの順方向電圧降下をVSとすると、上記のV
RS1とVRS2が VRS1≦VBE2+VCE1+VF+VS VRS2>VBE1+VF+VS の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からトラ
ンジスタ12gのベース−エミッタ、ダイオード9、ゲ
ート抵抗6、トランジスタ7bを介して電流が流れ、ト
ランジスタ12gはオンする。
【0040】このとき、抵抗14fの電圧VRS1は上
式よりVBE2+VCE1+VF+VSより低いためト
ランジスタ12fはオンできず、クランプ素子11bの
みが短絡されることになる。また、 VRS1>VBE2+VCE1+VF+VS VRS2>VBE1+VF+VS の条件となったときにはセンスエミッタ(E2)からト
ランジスタ12gのベース−エミッタ、ダイオード9、
ゲート抵抗6、トランジスタ7bを介して電流が流れ、
トランジスタ12gはオンし、その後、センスエミッタ
(E2)からトランジスタ12fのベース−エミッタ、
トランジスタ12gのコレクタ−エミッタ、ダイオード
9、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを介して電流が流
れ、トランジスタ12fもオンする。このとき、クラン
プ素子11a、11bの両方が短絡される。したがっ
て、コレクタ−エミッタ電流が図8における領域(C)
のときには、 VRS2≦VBE1+VF+VS 領域(D1)のときには、 VRS1≦VBE2+VCE1+VF+VS VRS2>VBE1+VF+VS 領域(D2)のときには、 VRS1>VBE2+VCE1+VF+VS VRS2>VBE1+VF+VS となるように、抵抗14e、14fの抵抗値を選択する
と、図7と同様の動作を行う。
【0041】つまり、コレクタ−エミッタ電流が図8に
おける領域(C)のときには、VRS2<VBE1+V
F+VSであるから、トランジスタ12g、12fはベ
ース−エミッタの電流が流れずオフのままであり、IG
BT51のコレクタ(C)−ゲート(G)間にクランプ
素子10、11a、11bが接続されることになり、こ
のときのIGBT51のコレクタ(C)−エミッタ(E
1)間のクランプ電圧をVCL(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VZ3+VGE となる。
【0042】また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D
1)のときVRS2>VBE1+VF+VS、VRS1
≦VBE2+VCE1+VF+VSであるから、トラン
ジスタ12gはオン、トランジスタ12fはオフとな
り、IGBT51のコレクタ(C)−ゲート(G)間に
クランプ素子10、11aのみが接続されることにな
り、このときのIGBT51のコレクタ(C)−エミッ
タ(E1)間のクランプ電圧をVCL(D1)とする
と、 VCL(D1)=VZ1+VZ2+VGE となる。また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D2)
のとき、VRS2>VBE1+VF+VS、VRS1>
VBE2+VCE1+VF+VSであるから、トランジ
スタ12g、12fはともにオンとなり、IGBT51
のコレクタ(C)−ゲート(G)間にクランプ素子1
0、のみが接続されることになり、このときのIGBT
51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)間のクランプ
電圧をVCL(D2)とすると、 VCL(D2)=VZ1+VGE となる。したがって、図7に示す実施の形態5と同様の
効果を得ることが出来る。
【0043】実施の形態7.実施の形態5に関連した他
の実施の形態を図10により説明する。図において、1
4gはトランジスタ12gを駆動するためのゼナーダイ
オード、14hはトランジスタ12fを駆動するための
ゼナーダイオードである。次に動作について説明する。
IGBT51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)に流
れる電流にたいして一定倍率の電流がセンスエミッタ
(E2)より出力される。このセンスエミッタより出力
される電流をIS、抵抗14aをRSとすると、抵抗1
4aの両端電圧VRSは VRS=IS×RS となる。ゼナーダイオード14gのゼナー電圧をVDZ
1、ゼナーダイオード14hのゼナー電圧をVDZ2と
すると、 VDZ1>VRS、VDZ2>VRS のときには、各ゼナーダイオード14g、14hから各
トランジスタ12g、12fのベース(B)に電流が流
れないため、トランジスタ12g、12fはオフのまま
である。したがって、IGBT51のコレクタ(C)−
エミッタ(E1)間のクランプ電圧はVZ1+VZ2+
VZ3+VGEとなる。
【0044】また、 VDZ1<VRS、VDZ2>VRS のときには、IGBT51のセンスエミッタ(E2)か
ら、ゼナーダイオード14g、トランジスタ12gのベ
ース(B)−エミッタ(E)、ダイオード9、ゲート抵
抗6、トランジスタ7bを介して電流が流れ、トランジ
スタ12gはオンする。一方、VDZ2>VRSのた
め、ゼナーダイオード14hからトランジスタ12fの
ベース(B)に電流は流れず、トランジスタ12fはオ
フのままである。したがって、このときのIGBT51
のコレクタ(C)−エミッタ(E1)間のクランプ電圧
はVZ1+VZ2+VGEとなる。
【0045】また、 VDZ1<VRS、VDZ2<VRS のときには、IGBT51のセンスエミッタ(E2)か
ら、ゼナーダイオード14g、トランジスタ12gのベ
ース(B)−エミッタ(E)、ダイオード9、ゲート抵
抗6、トランジスタ7bを介して電流が流れ、トランジ
スタ12gはオンする。さらに、IGBT51のセンス
エミッタ(E2)から、ゼナーダイオード14h、トラ
ンジスタ12fのベース(B)−エミッタ(E)、トラ
ンジスタ12gのコレクタ(C)−エミッタ(E)、ダ
イオード9、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを介して
電流が流れ、トランジスタ12fはオンする。したがっ
て、このときのIGBT51のコレクタ(C)−エミッ
タ(E1)間のクランプ電圧はVZ1+VGEとなる。
その他の動作、またその効果については図9で説明した
ものと同一であるため説明を省略する。
【0046】実施の形態8.実施の形態5に関連した他
の実施の形態を図11により説明する。図において、1
2hはクランプ素子11bを短絡するPNP型のトラン
ジスタ、12kはクランプ素子11aを短絡するPNP
型のトランジスタ、14e、14fはIGBT51の電
流センス端子から出力される電流を電圧に変換する抵抗
器、14kはトランジスタ12hを駆動するNPN型の
トランジスタ、14mはトランジスタ12kを駆動する
NPN型のトランジスタ、14nはトランジスタ12h
の駆動電流を流す抵抗、14pはトランジスタ14pの
駆動電流を流す抵抗である。
【0047】次に動作について説明する。IGBT51
のコレクタ(C)−エミッタ(E1)に流れる電流にた
いして一定倍率の電流がセンスエミッタ(E2)より出
力される。このセンスエミッタより出力される電流をI
S、抵抗14fをRS1、抵抗14eと抵抗14fの和
の抵抗値をRS2とすると、RS1、RS2それぞれの
両端電圧は VRS1=IS×RS1、VRS2=IS×RS2 トランジスタ14kをオンさせるベース(B)−エミッ
タ(E)電圧のしきい値をVBE3、トランジスタ14
mをオンさせるベース(B)−エミッタ(E)電圧のし
きい値をVBE4とすると、上記のVRS1とVRS2
が VRS1≦VBE4 VRS2>VBE3 の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からトラ
ンジスタ14kのベース(B)−エミッタ(E)を介し
て電流が流れ、トランジスタ14kはオンする。また、
VRS1≦VBE4のためトランジスタ14mはオンで
きない。
【0048】この状態においてIGBT51がターンオ
フしコレクタ(C)−エミッタ(E1)の電圧が上昇
し、その電圧がクランプ素子10とクランプ素子11a
のクランプ電圧VZ1+VZ2より高くなったところで
クランプ素子10、11aはトランジスタ12hのエミ
ッタ(E)−ベース(B)、抵抗14n、トランジスタ
14kを介して導通する。同時に、トランジスタ12h
のエミッタ(E)−ベース(B)に電流が流れることに
よって、トランジスタ12hはオンし、クランプ素子1
0、11aの電流はトランジスタ12h、ダイオード
9、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを介しても流れ
る。一方トランジスタ14mはオフしているためトラン
ジスタ12kはオン出来ず、このときのIGBT51の
ゲート(G)−エミッタ(E1)間電圧VGEは、クラ
ンプ素子10、11aに流れる電流ISと、抵抗14n
RB1とゲート抵抗6RGの並列接続値との積の値とな
り、 VGE=IS×{(RG×RB1)/(RG+RB
1)} となる。
【0049】したがって、上記のようにVRS>VBE
となる条件では、IGBT51のコレクタ(C)−エミ
ッタ(E1)のクランプ電圧は、VZ1+VZ2+VG
Eの値となる。また、 VRS1>VBE4 VRS2>VBE3 の条件となったときにはセンスエミッタ(E2)からト
ランジスタ14kのベース(B)−エミッタ(E)を介
して電流が流れ、トランジスタ14kはオンする。ま
た、VRS1>VBE4のため、トランジスタ14mの
ベース(B)−エミッタ(E)にセンスエミッタ(E
2)から電流が流れ、トランジスタ14mはオンする。
【0050】この状態においてIGBT51がターンオ
フしコレクタ(C)−エミッタ(E1)の電圧が上昇
し、その電圧がクランプ素子10のクランプ電圧VZ1
より高くなったところでクランプ素子10はトランジス
タ12kのエミッタ(E)−ベース(B)、抵抗14
p、トランジスタ14mを介して、または、トランジス
タ12kのエミッタ−コレクタ、トランジスタ12hの
エミッタ(E)−ベース(B)、抵抗14n、トランジ
スタ14kを介して導通する。同時に、トランジスタ1
2hのエミッタ(E)−ベース(B)に電流が流れるこ
とによって、トランジスタ12hはオンし、トランジス
タ12kのエミッタ(E)−ベース(B)に電流が流れ
ることによって、トランジスタ12kはオンし、クラン
プ素子10の電流はトランジスタ12k、12hのコレ
クタ(C)−エミッタ(E)、ダイオード9、ゲート抵
抗6、トランジスタ7bを介して流れる。
【0051】このときのIGBT51のゲート(G)−
エミッタ(E1)間電圧VGEは、クランプ素子10に
流れる電流ISと、抵抗14nRB1と抵抗14pRB
2とゲート抵抗6RGの並列接続値との積の値となり、 VGE=IS×{(RG×RB1×RB2)/(RG×
RB1+RG×RB2+RB1×RB2)} となる。したがって、上記のようにVRS2>VBE
3、VRS1>VBE4となる条件では、IGBT5の
1コレクタ(C)−エミッタ(E1)のクランプ電圧
は、VZ1+VGEの値となる。したがって、コレクタ
−エミッタ電流が図8における領域(C)のときには、 VRS1≦VBE4 VRS2≦VBE3 領域(D1)のときには、 VRS1≦VBE4 VRS2>VBE3 領域(D2)のときには、 VRS1>VBE4 VRS2>VBE3 となるように、抵抗14e、14fの抵抗値を選択する
と、図7と同様の動作を行う。
【0052】つまり、コレクタ−エミッタ電流が図8に
おける領域(C)のときには、VRS1≦VBE4、V
RS2≦VBE3であるから、トランジスタ14k、1
4mはベース−エミッタの電流が流れずオフのままであ
り、IGBT51のコレクタ(C)−ゲート(G)間に
クランプ素子10、11a、11bが接続されることに
なり、このときのIGBT51のコレクタ(C)−エミ
ッタ(E1)間のクランプ電圧をVCL(C)とすると VCL(C)=VZ1+VZ2+VZ3+VGE となる。
【0053】また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D
1)のとき、VRS1≦VBE4、VRS2>VBE3
であるから、トランジスタ14kはオン、トランジスタ
14mはオフとなり、上述より、トランジスタ12hの
みがオンすることができ、IGBT51のコレクタ
(C)−ゲート(G)間にクランプ素子10、11aの
みが接続されることになり、このときのIGBT51の
コレクタ(C)−エミッタ(E1)間のクランプ電圧を
VCL(D1)とすると、 VCL(D1)=VZ1+VZ2+VGE となる。
【0054】また、コレクタ−エミッタ電流が領域(D
2)のとき、VRS1>VBE4、VRS2>VBE3
であるから、トランジスタ14k、14mはともにオン
となり、上述より、トランジスタ12h、12kともに
オンすることができ、IGBT51のコレクタ(C)−
ゲート(G)間にクランプ素子10、のみが接続される
ことになり、このときのIGBT51のコレクタ(C)
−エミッタ(E1)間のクランプ電圧をVCL(D2)
とすると、 VCL(D2)=VZ1+VGE となる。したがって、図7に示す実施の形態5と同様の
効果を得ることが出来る。
【0055】実施の形態9.実施の形態5に関連した他
の実施の形態を図12により説明する。図において、1
2mはクランプ素子11aのアノードとIGBT51の
ゲート(G)を短絡するサイリスタ、12nはクランプ
素子10のアノードとIGBT51のゲート(G)を短
絡するサイリスタ、14rは抵抗14aの電圧VRSが
所定の電圧以上になると導通するゼナーダイオード、1
4sは抵抗14aの電圧VRSが所定の電圧以上になる
と導通するゼナーダイオードである。
【0056】次に動作について説明する。図において、
IGBT51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)に流
れる電流にたいして一定倍率の電流がセンスエミッタ
(E2)より出力される。このセンスエミッタより出力
される電流をIS、抵抗14aをRSとすると、抵抗1
4aの両端電圧VRSは VRS=IS×RS となる。ゼナーダイオード14rのゼナー電圧をVDZ
3、ゼナーダイオード14sのゼナー電圧をVDZ4、
サイリスタ12mをオンさせるゲート(G)−カソード
(K)の電圧のしきい値をVGK1、サイリスタ12n
をオンさせるゲート(G)−カソード(K)の電圧のし
きい値をVGK2、トランジスタ7bの順方向電圧降下
をVSとすると、上記VRSが VRS>VDZ3+VGK1+VS VRS≦VDZ4+VGK2+VS の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からゼナ
ーダイオード14r、サイリスタ12mのゲート(G)
−カソード(K)、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを
介して電流が流れ、サイリスタ12mはオンする。ま
た、VRS≦VDZ4+VGK2+VSのため、サイリ
スタ12nはオンできない。
【0057】したがって、このときIGBT51のコレ
クタ(C)−ゲート(G)間にはクランプ素子10と1
1aが接続されることになり、IGBT51のコレクタ
(C)−エミッタ(E1)間のクランプ電圧はVZ1+
VZ2+VGEとなる。上記のVRSが VRS>VDZ3+VGK1+VS VRS>VDZ4+VGK2+VS の条件となったときにセンスエミッタ(E2)からゼナ
ーダイオード14r、サイリスタ12mのゲート(G)
−カソード(K)、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを
介して電流が流れ、サイリスタ12mはオンする。ま
た、センスエミッタ(E2)からゼナーダイオード14
s、サイリスタ12nのゲート(G)−カソード
(K)、ゲート抵抗6、トランジスタ7bを介して電流
が流れ、サイリスタ12nはオンする。したがって、こ
のとき、IGBT51のコレクタ(C)−ゲート(G)
間にはクランプ素子10が接続されることになり、IG
BT51のコレクタ(C)−エミッタ(E1)間のクラ
ンプ電圧はVZ1+VGEとなる。この他の動作、効果
については図7と同様である。
【0058】なお、図4、図5、図9、図10では、ス
イッチ12としてトランジスタを用いたが、その他の自
己消弧型半導体素子でもよい。また、スイッチ制御装置
14のスイッチ素子としてトランジスタを用いたが、そ
の他の自己消弧型の半導体素子でもよい。さらに、図
7、9、10、11、12、では、クランプ素子を3直
列した場合を記したが、それ以上の複数直列でもよい。
各実施の形態では、半導体素子としてIGBTを用いた
例を示したが、他の種類のパワートランジスタを用いる
こともできる。
【0059】
【発明の効果】この発明では、半導体素子の主電極間に
流れる電流が小さい場合は、クランプ素子がオンする基
準電圧を上げ、主電極間の電流が大きくなり、安全動作
領域の許容電圧が低くなる領域では、クランプ素子がオ
ンする基準電圧を下げるように構成したので、半導体素
子のターンオフ時の安全動作領域を有効に使いかつ、必
要なときのみクランプ素子が導通するため、クランプ素
子の電流責務や、ゲート抵抗の電流責務を軽減でき、小
型・高信頼性かつ低コストのものが得られ、かつ、安全
確実に半導体素子を保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体素子の
保護回路を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の動作について説明
する図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作について説明
する図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による半導体素子の
保護回路を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による半導体素子の
保護回路を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による半導体素子の
保護回路を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による半導体素子の
保護回路を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の動作について説明
する図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による半導体素子の
保護回路を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7による半導体素子
の保護回路を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8による半導体素子
の保護回路を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態9による半導体素子
の保護回路を示す図である。
【図13】 従来の半導体素子の保護回路の一実施例を
示す図である。
【図14】 従来の半導体素子の保護回路の動作につい
て説明する図である。
【図15】 IGBTの特性について説明する図であ
る。
【図16】 従来の半導体素子の保護回路の動作につい
て説明する図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 負荷 4 配線のインダクタンス 5 IGBT 6 ゲート抵抗 7 駆動回路 9 ダイオード 10 クランプ素
子 11 クランプ素子 11a、11b
クランプ素子 12 スイッチ 12a、12g、12f NPNトランジスタ 12b、12k、12h PNPトランジスタ 12c、12m、12n サイリスタ 12d、12e スイッチ 13 電流検出回
路 14、15 スイッチ制御装置 14a、14b、14e、14f、14n、14p 抵
抗 14c、14k、14m NPNトランジスタ 14d、14g、14h、14r、14s ゼナーダイ
オード 16、17 抵抗 17a、17b
抵抗 51 電流センス端子付きIGBT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/08 9184−5K H03K 17/08 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電極に入力される制御信号に応答し
    て主電極間をオンオフする半導体素子の、その主電極の
    一方と前記制御電極との間に介挿されるとともに所定の
    基準電圧を超える電圧が印加されると導通するクランプ
    手段を備える半導体素子の保護回路において、主電極間
    を流れる電流の値に応じて上記クランプ手段の基準電圧
    を変化させるクランプ制御回路を備えたことを特徴とす
    る半導体素子の保護回路。
  2. 【請求項2】 半導体素子が電流検出端子を有し、この
    端子がクランプ制御回路に接続されている請求項1に記
    載の半導体素子の保護回路。
  3. 【請求項3】 半導体素子が絶縁ゲートバイポーラトラ
    ンジスタである請求項1に記載の半導体素子の保護回
    路。
  4. 【請求項4】 クランプ制御回路が主電極間の電流の増
    加に応じてクランプ手段の基準電圧を減少させることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体素子の保護回路。
  5. 【請求項5】 クランプ手段がクランプ素子を複数個直
    列接続したものを含み、クランプ制御回路は、少なくと
    も1個のクランプ素子に並列に接続されたスイッチ素子
    と、半導体素子の主電極間の電流が所定値以上のとき前
    記スイッチ素子をオンさせる回路とを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の半導体素子の保護回路。
  6. 【請求項6】 各クランプ素子に並列に分圧抵抗を接続
    したことを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の保
    護回路。
  7. 【請求項7】 スイッチ素子がトランジスタであること
    を特徴とする請求項5に記載の半導体素子の保護回路。
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