JPH09163577A - ステアリング用電気的接続装置 - Google Patents

ステアリング用電気的接続装置

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JPH09163577A
JPH09163577A JP31300295A JP31300295A JPH09163577A JP H09163577 A JPH09163577 A JP H09163577A JP 31300295 A JP31300295 A JP 31300295A JP 31300295 A JP31300295 A JP 31300295A JP H09163577 A JPH09163577 A JP H09163577A
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JP
Japan
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lock
steering
rotator
cover
under cover
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Application number
JP31300295A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sakakibara
武 榊原
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防塵に必要なアッパーカバーの充分な大きさ
にも拘らず、装置全体の大型化を抑制して取付けの際の
省スペース化を図ることのできること。 【解決手段】 アッパーカバー4にその外周部から内方
へ窪む凹部8を形成し、ロック時にロック部材6のロッ
クピン62を凹部8を挿通してアンダーカバー2の外周
部に形成したロック係合部7に係合するようにし、装着
したロックピン62及びロック係合部7がアンダーカバ
ー2よりも特段に外方へ突出することのない構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のステアリン
グ機構におけるステアリングホイールに連結するロテー
タと、ステアリングコラムに連結するアンダーカバーと
の間で電気信号の受渡しを行なうステアリング用電気的
接続装置であって、より詳しくは前記ロテータとアンダ
ーカバーとを適正に位置決め保持するためのロック機構
を備えたステアリング用電気的接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、特公平7−17178号公報に
開示されたステアリング用電気的接続装置100を示
す。この電気的接続装置100は、ケーシング101内
に設けられ同心状に複数回渦巻状に巻回された可撓性フ
ラットケーブル102と、ステアリングシャフト103
に固定され、ステアリングホイールと共に回転するロテ
ータ104とを有している。ケーブル102の一端はケ
ーシング102に設けられるコネクタ接続用の接続端子
105に接続され、他端はロテータ104に設けられる
接続端子106に接続されている。
【0003】そしてロック部材107は、ロテータ10
4に設けた孔108に係合可能なロック用ピン109
と、ケーシング101に設けた係止凹部110に係合可
能なロック用突起111とを有しており、ロック用ピン
109及びロック用突起111をそれぞれ孔108及び
係合凹部110に係合させることにより、ケーシング1
01とロテータ104を相対的に位置固定させることが
できる。
【0004】図7は、実開平4−112140号公報に
開示された従来の他のステアリング用電気的接続装置2
00を示し、図7はこの電気的接続装置200に用いら
れるロック部材300を示す。
【0005】この電気的接続装置200は、アッパーカ
バー201がロテータ(図示せず)と一体に形成されて
おり、アッパーカバー201でアンダーカバー202の
開口部を覆うようにしてロテータをアンダーカバー20
2に回転自在に装着し、ロテータとアンダーカバー20
2との間に前記した電気的接続装置100と同様に可撓
性フラットケーブル203が装着されている。そしてこ
の電気的接続装置200には更にアンダーカバー202
の外側に位置してキー溝205を有する支持体204が
設けられており、アッパーカバー201の上面には連結
ピン206が突出形成されている。
【0006】一方、ロック部材300は、連結杆301
と、この連結杆301の一端に垂設したキー302と、
他端に形成された係合筒部303とを有して構成されて
いる。
【0007】そして、このロック部材300は、キー3
02を支持体204のキー溝205に係合させると共
に、係合筒部303を連結ピン206に係合させること
によって、アッパーカバー201(ロテータ)とアンダ
ーカバー202との相対回転がロックされるようになっ
ている。
【0008】以上のように従来のステアリング用電気的
接続装置100及び200は、それぞれロック部材10
7及び300により相対回転がロックされてステアリン
グへの取付前の中立位置を確保するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のス
テアリング用電気的接続装置100は、ロテータ104
の内部にロック部材107を取付けるスペースを確保す
る関係でロテータ104の外径が大きくなり、その分ロ
テータ104とケーシング101との間に形成されるフ
ラットケーブル102の収納空間が圧迫されて小さくな
らざるを得なくなり、通常用いられる長さのフラットケ
ーブル102を収納可能な前記収納空間を確保しようと
すれば装置全体が径方向に拡大し、狭いスペース内での
取付けが困難となるという課題を有している。
【0010】また、従来のステアリング用電気的接続装
置200は、アンダーカバー202の開口部をアッパー
カバー201で覆って防塵を図っている関係でアッパー
カバー201がアンダーカバー202よりも大径に形成
され、さらにロック部材300のキー302を係合させ
る関係で支持体204をアッパーカバー201の外側位
置に設ける必要があり、この結果支持体204、及びこ
の支持体204に係合するロック部材300がアンダー
カバー202から離隔されて設けられることになって装
置全体が拡大し、狭いスペース内での取付けが困難とな
るという課題を有している。
【0011】本発明は、前記した課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は防塵に必要なアッパーカバ
ーの充分な大きさにも拘らず、装置全体の大型化を抑制
して取付けの際の省スペース化を図ることのできるステ
アリング用電気的接続装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため請求項1記載の発明は、ステアリングコラムに固定
されるアンダーカバーと、このアンダーカバーに回転自
在に取付けられステアリングホイールに連結されるロテ
ータと、このロテータと一体回転するように取付けられ
ると共に前記アンダーカバーの開口部を覆うように取付
けられるアッパーカバーと、前記アンダーカバーとロテ
ータの間に巻回収納される可撓性フラットケーブルとを
備え、前記アッパーカバーとアンダーカバーとに連係さ
れるロック部材により前記ロテータとアンダーカバーと
の相対回転をロックするようにしたステアリング用電気
的接続装置において、前記アッパーカバーにその外周部
から内方へ窪む凹部を形成し、前記ロック時に前記ロッ
ク部材のロックピンを前記凹部を挿通して前記アンダー
カバーの外周部に形成した被係合部に係合するようにし
たことを特徴としている。
【0013】このため請求項1記載の発明では、ロック
部材のロックピンを、アッパーカバーに形成した凹部を
挿通してアンダーカバーの外周部に形成した被係合部に
係合させるようにしたので、前記被係合部をアンダーカ
バーの外周壁に沿わせて形成することができ、この結果
前記被係合部及び該被係合部に係合したロックピンがア
ンダーカバーより特段に突出することが無い。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のステアリング用電気的接続装置であって、前記ロッ
ク部材が、対向配置された2枚の板部材の略中央部を連
結するヒンジ部とこのヒンジ部を境にして一端側に形成
され、前記被係合部を弾性挟持するロック部と他端側に
形成され前記ロック部の弾性挟持を解除する摘み部とか
らなるロックピンと、前記アッパーカバー上に突出形成
されたステアリングホイール連結用駆動ピンに係合する
係合部と、前記ロックピンと係合部とを連結する連結杆
とから構成されていることを特徴としている。
【0015】このため請求項2記載の発明では、ロック
ピンは、摘み部を構成する2枚の板部材を漸近させるよ
うに外力を作用させるとロック部が開口し、前記外力を
解除することによりヒンジ部の弾性作用によりロック部
が閉じるようになっており、このロック部の開閉により
被係合部に対する係合及び係合解除を容易に行なうこと
ができる。その上ロック状態にあるロックピンはそのロ
ック部が被係合部を弾性挟持した状態となっているの
で、ロック部材の不用意な脱落を防止して確実なロック
状態を維持することができる。
【0016】また、ロック部材の他側に形成される係合
部は、ステアリングホイール連結用駆動ピンに係合させ
るようにしたので、ロック部材のための被係合部の設定
が不要となって構造の複雑化を避けることができる。
【0017】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載のステアリング用電気的接続装置であって、前記ロ
ック部の端部の少なくとも一の板部材端部に他の板部材
に向かって突出する爪部が形成されると共に、前記爪部
の外端面に他の板部材に向かって傾斜するテーパ面が形
成されていることを特徴としている。
【0018】このため請求項3記載の発明では、ロック
部の爪部に形成されたテーパ面を被係合部に当接させて
ロック部を押し込むことにより、前記テーパ面に案内さ
れて被係合部に対する弾性挟持状態が容易に得られると
共に、前記爪部により前記弾性挟持状態を一層確実に維
持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1は、一実施形態としてのステアリング
用電気的接続装置1を示す。この装置1は、ステアリン
グコラム(図示せず)に固定されるアンダーカバー2
と、このアンダーカバー2に回転自在に取付けられステ
アリングホイール(図示せず)に連結されるロテータ3
と、このロテータ3と一体回転するように取付けられる
と共にアンダーカバー2の開口部2aを覆うように取付
けられるアッパーカバー4と、アンダーカバー2とロテ
ータ3との間に巻回収納される可撓性フラットケーブル
5とを備え、アンダーカバー2とアッパーカバー4とに
連係されるロック部材6によりロテータ3とアンダーカ
バー2との相対回転をロックするように構成されてい
る。
【0021】アンダーカバー2は、浅い有底円筒体状に
形成されており、底部にロテータ3の透通する貫通孔2
bが形成され、外周部にコ字状に突出させて被係合部と
しての角筒状のロック係合部7が形成されている。この
アンダーカバー2の外周部には他に、内部に通じる雌コ
ネクタ21と、ステアリングコラムへの取付用ブラケッ
ト22が設けられている。ロテータ3は、アンダーカバ
ー2の孔2bの孔径と略同等の外径を有し、かつステア
リングシャフト(図示せず)の透通可能な貫通孔3aを
有して管状に形成されており、下端側の外周部に沿って
フランジ部3bが形成されている。
【0022】アッパーカバー4は、アンダーカバー2の
開口部2aよりも大径の外径を有する円盤状に形成され
ており、その外周部の適所に内方へ窪む凹部8が形成さ
れている。このアッパーカバー4には、他にロテータ3
の上端部が挿通する孔4a、ステアリングホイールへ連
結する駆動ピン9、及び外方へ引き出された可撓性ブラ
ケット5の内端51を取付ける嵌着部41が設けられて
いる。
【0023】また、可撓性フラットケーブル5は、内端
に、ケース外の機器に連結する導線53を接続した接続
部51を有すると共に、外端にアンダーカバー2の雌コ
ネクタ21に連結する雄コネクタ52を有し、かつ中央
部が渦巻状に巻回されている。
【0024】さらに、ロック部材6は、図1及び図2に
示すように係合部61とロックピン62とが連結杆63
により連結されて大略構成されている。係合部21はア
ッパーカバー4の駆動ピン9に外挿可能な内径を有する
筒状体で形成されており、かつロックピン62は、対向
配置された2枚の板部材64,64の略中央部を連結す
るヒンジ部65とこのヒンジ部65を境にして下部側に
形成されたロック部62aと上部側に形成された摘み部
62bとを有して構成されている。板部材64はアッパ
ーカバー4の凹部8に挿入可能な板巾を有して構成され
ており、ロック部62aはヒンジ部65の弾性作用によ
りアンダーカバー2のロック係合部7を弾性挟持する機
能を有するように構成されており、かつ摘み部62bは
ロック係合部7の弾性挟持を解除する機能を有するよう
に構成されている。
【0025】また、ロックピン62は好ましくは図2に
示すようにロック部62aの端部に爪部66を形成す
る。この爪部66は、少なくとも一の板部材64の端部
に他の板部材64に向かって突出するように形成されれ
ば足り、両板部材64,64の端部に相互に突き合うよ
うに形成しても良い。さらに好ましくは爪部66の外端
面に他の板部材64に向かって傾斜するテーパ面66a
が形成される。なお、図2の符号67は摘み部62bを
構成する板部材64,64の外表面に形成されたローレ
ット加工部である。
【0026】そしてステアリング用電気的接続装置1は
次のようにして組付けられる。
【0027】すなわち、ロテータ3を下方からアンダー
カバー2の貫通孔2bに透通させると共に、そのフラン
ジ部3bをアンダーカバー2の底部下面に当接させ、か
つロテータ3の上端を、アンダーカバー2の開口部2a
を覆うように位置させたアッパーカバー4の孔4aに挿
通させると共に、アッパーカバー4とロテータ3とをビ
ス(図示せず)等により連結して一体化してロテータ3
(及びアッパーカバー4)をアンダーカバー2に相対回
転可能に取付ける。このとき可撓性フラットケーブル5
は、ロテータ3とアンダーカバー2との間に巻回部を位
置させると共に、その外端の雄コネクタ52をアンダー
カバー2の雌コネクタ21に連結し、かつその内端の接
続部51をケース外方へ導出してアッパーカバー4の嵌
着部41に嵌着して取付ける。
【0028】その後ロテータ3(及びアッパーカバー
4)をアンダーカバー2に対して相対回転させてロテー
タ3(及びアッパーカバー4)を中立位置に合わせなが
ら、アッパーカバー4の凹部8をアンダーカバー2のロ
ック係合部7に対応させてセットする。
【0029】次いでロック部材6を前記セット状態にあ
るアッパーカバー4とアンダーカバー2との間に連係す
るように取付ける。すなわち図3乃至図5に示すように
係合部61をアンダーカバー4のステアリングホイール
連結用駆動ピン9に外挿させると共に、ロックピン62
をアッパーカバー4の凹部を挿通してそのロック部62
aをアンダーカバー2のロック係合部7に係合させる。
このときのロック部62aは、ロック部62aを構成す
る板部材64,64間に、ロック係合部7を構成するコ
字状壁の一部を弾性挟持するようにしてロック係合部7
に係合する(図5参照)。
【0030】このロック部62aの係合は、ロック部6
2aの端部に形成した爪部66のテーパ面66aをロッ
ク係合部7の壁部の上端面に当接させた後ロックピン6
2を下動させることによって、前記テーパ面66aに案
内されてロック部62aの端部がヒンジ部65の弾性作
用に抗して開口し、更に下動させることによってロック
係合部7の壁部に沿ってロック部62aが下動し、この
ロック係合部7の壁部の下端部を経過した後ヒンジ部6
5の弾性作用によりロック部62aの端部が閉じること
によって行われる。
【0031】このようにして組付けられたステアリング
用電気的接続装置1は、ロックピン62のロック部62
aがヒンジ部65の弾性作用により弾性挟持状態でロッ
ク係合部7に係合し、かつ爪部66で抜け止めが図れる
ので、装着後のロック部材6の不用意な脱落が確実に防
止でき、ステアリング機構部へ装着する直前までロテー
タ3(及びアッパーカバー4)の中立位置を適正に維持
することができ信頼性の向上したものとなっている。
【0032】また、このロック部材6はステアリング機
構部へ装着する際は取外されるものであるが、その取外
しは次のようにして行われる。
【0033】すなわち、図5の2点鎖線で示すように、
摘み部62bを構成する両板部材64,64を把持して
両板部材64,64が相互に漸近するように押圧する。
この押圧によりロック部62aの端部が開口し、爪部6
6のロック係合部7への係合が解除される。
【0034】この係合解除状態を維持して係合部61及
びロックピン62をそれぞれ駆動ピン9及びロック係合
部7から同時に引き抜くようにして(図5の矢印方向へ
引き抜く)ロック部材6をアンダーカバー2及びアッパ
ーカバー4から容易に取外すことができる。
【0035】このように本実施形態のステアリング用電
気的接続装置1は、ロック部材6のロックピン62をア
ッパーカバー4の凹部8を挿通してアンダーカバー2の
ロック係合部7に係合させるようにしたので、アンダー
カバー2の開口部2aを覆って防塵するアッパーカバー
4の外径の大きさにも拘らず、ロック係合部7をアンダ
ーカバー2の外周壁に沿わせて形成することができる。
このため装置1は装着したロックピン62及びロック係
合部7がアンダーカバー2よりも特段に外方へ突出する
ことなく装置全体の大型化を抑制して取付けの際の省ス
ペース化を図ることができ、取付けスペースの狭いステ
アリング機構部へ容易に取付けることができる。
【0036】また、この装置1は、ロック部材6の取付
け及び取外しが摘み部62bの操作により容易に行なう
ことができると共に、取付け後の不用意な脱落を防止し
て確実なロック状態を維持することができるので良好な
作業性と中立位置に対する高い信頼性を奏することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に述べたように本発明によれば
次の効果を奏することができる。
【0038】すなわち請求項1記載の発明によれば、ロ
ック部材のロックピンを、アッパーカバーに形成した凹
部を挿通してアンダーカバーの外周部に形成した被係合
部に係合させるようにしたので、前記被係合部及び該被
係合部に係合したロックピンがアンダーカバーより特段
に突出することが無く、この結果防塵に必要なアッパー
カバーの充分な大きさにも拘らず、装置全体の大型化を
抑制して取付けの際の省スペース化を図ることのできる
ステアリング用電気的接続装置を提供することができ
る。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、 摘み部を操作してのロック部の開閉により、ロックピ
ンの被係合部に対する係合及び係合解除を容易に行なう
ことができること、 ロック状態にあるロックピンはそのロック部が被係合
部を弾性挟持した状態となっているので、ロック部材の
不用意な脱落を防止して確実なロック状態を維持するこ
とができること、及び ロック部材の他側に形成される係合部は、ステアリン
グホイール連結用駆動ピンに係合させるようにしたの
で、ロック部材のための被係合部の設定が不要となり、
ロックピン及び被係合部の簡単な構造と相俟って構造の
複雑化を避けることができること、により請求項1記載
の発明の効果に加えて、良好な作業性と、中立位置に対
する高い信頼性を奏し、かつ構造簡単なステアリング用
電気的接続装置を提供することができる。
【0040】さらに請求項3記載の発明は、ロック部の
爪部に形成されたテーパ面を被係合部に当接させてロッ
ク部を押し込むことにより、被係合部に対する弾性挟持
状態が容易に得られると共に、前記爪部により前記弾性
挟持状態を一層確実に維持することができ、この結果請
求項2記載の発明の効果に加えて作業性及び中立位置に
対する信頼性の一層向上したステアリング用電気的接続
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのステアリング用電
気的接続装置の分解斜視図である。
【図2】図1のステアリング用電気的接続装置に用いる
ロック部材の斜視図である。
【図3】図1のステアリング用電気的接続装置のロック
部材を組付けた状態の要部平面図である。
【図4】図3のZ矢視図である。
【図5】図2のロック部材のロックピンのロック状態及
びロック解除状態の説明図である。
【図6】従来のステアリング用電気的接続装置の一部分
解した断面図である。
【図7】従来の他のステアリング用電気的接続装置の斜
視図である。
【図8】図7のステアリング用電気的接続装置に用いら
れるロック部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリング用電気的接続装置 2 アンダーカバー 3 ロテータ 4 アッパーカバー 5 可撓性フラットケーブル 6 ロック部材 7 ロック係合部(被係合部) 8 凹部 9 駆動ピン 61 係合部 62 ロックピン 62a ロック部 62b 摘み部 63 連結杆 64 板部材 65 ヒンジ部 66 爪部 66a テーパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムに固定されるアンダ
    ーカバーと、このアンダーカバーに回転自在に取付けら
    れステアリングホイールに連結されるロテータと、この
    ロテータと一体回転するように取付けられると共に前記
    アンダーカバーの開口部を覆うように取付けられるアッ
    パーカバーと、前記アンダーカバーとロテータの間に巻
    回収納される可撓性フラットケーブルとを備え、前記ア
    ッパーカバーとアンダーカバーとに連係されるロック部
    材により前記ロテータとアンダーカバーとの相対回転を
    ロックするようにしたステアリング用電気的接続装置に
    おいて、 前記アッパーカバーにその外周部から内方へ窪む凹部を
    形成し、 前記ロック時に前記ロック部材のロックピンを前記凹部
    を挿通して前記アンダーカバーの外周部に形成した被係
    合部に係合するようにしたことを特徴とするステアリン
    グ用電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステアリング用電気的接
    続装置であって、 前記ロック部材が、対向配置された2枚の板部材の略中
    央部を連結するヒンジ部とこのヒンジ部を境にして一端
    側に形成され、前記被係合部を弾性挟持するロック部と
    他端側に形成され前記ロック部の弾性挟持を解除する摘
    み部とからなるロックピンと、 前記アッパーカバー上に突出形成されたステアリングホ
    イール連結用駆動ピンに係合する係合部と、 前記ロックピンと係合部とを連結する連結杆とから構成
    されていることを特徴とするステアリング用電気的接続
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のステアリング用電気的接
    続装置であって、 前記ロック部の端部の少なくとも一の板部材端部に他の
    板部材に向かって突出する爪部が形成されると共に、前
    記爪部の外端面に他の板部材に向かって傾斜するテーパ
    面が形成されていることを特徴とするステアリング用電
    気的接続装置。
JP31300295A 1995-11-30 1995-11-30 ステアリング用電気的接続装置 Pending JPH09163577A (ja)

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