JPH09163381A - Agc回路 - Google Patents

Agc回路

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JPH09163381A
JPH09163381A JP7317896A JP31789695A JPH09163381A JP H09163381 A JPH09163381 A JP H09163381A JP 7317896 A JP7317896 A JP 7317896A JP 31789695 A JP31789695 A JP 31789695A JP H09163381 A JPH09163381 A JP H09163381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
conversion circuit
video signal
control signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7317896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Fujikawa
勝 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色順次読取式カラーカメラためのAGC回路
を実現する。 【解決手段】 検出回路12はメモリ8bに書き込まれ
たG映像データの最大値及び最小値を検出する。CPU
13は、A/D変換回路7に入力される映像信号の振幅
が所定の値になるようなゲインコントロール信号のディ
ジタル値を生成する。また、映像信号の黒レベルが所定
の電位になるようなオフセットコントロール信号のディ
ジタル値を生成する。アンプ10はゲインコントロール
信号に従って増幅度を変化させ、クランプ回路11はオ
フセットコントロール信号に従って映像信号の電位を変
化させる。こうして、A/D変換回路7のダイナミック
レンジに合うように映像信号の振幅と直流電位が調整さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利得を自動的に調
整して出力を適切な値に制御するAGC(Automatic Ga
in Control)回路に関し、特に回転するカラーフィルタ
により撮像対象からの光情報を3原色情報に分離して映
像信号を得る色順次読取式カラーカメラのAGC回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像対象からの光情報を3原
色情報に分離して映像信号を得る色順次読取式カラーカ
メラが提案されている(特願平7−41699号)。図
5はこの色順次読取式カラーカメラのブロック図であ
る。撮像レンズ1を通過した撮像対象からの光情報を赤
(R)、緑(G)、青(B)の3原色情報に分離する3
色分離カラーフィルタ2は、モータ3の駆動によりCC
D素子4の前で回転する。これを図6のように撮像レン
ズ1側から見ると、カラーフィルタ2は、赤色光成分の
みを透過させるフィルタセル21、青色光成分を透過さ
せるフィルタセル22、緑色光成分を透過させるフィル
タセル23から構成されている。
【0003】このようなカラーフィルタ2が回転する
と、撮像レンズ1を通過してCCD素子4に入射する光
は、赤、青、緑と順次変化する。このようにして、撮像
対象からの光情報が3原色情報に分離される。カラーフ
ィルタ2を通過した光がCCD素子4に入射することに
よってCCD素子4から出力される信号は、信号処理回
路5によって増幅、帯域調整等の信号処理が行われ、映
像信号に変換される。この映像信号は、赤、青、緑の各
成分が順次取り込まれることにより得られる信号である
が、光の透過率がフィルタセル21〜23で異なるた
め、映像信号の振幅は各色でまちまちである。
【0004】そこで、透過率補正アンプ6は、各色の透
過率に応じたゲイン補正量に基づいて各色ごとにゲイン
補正を行い、映像信号の振幅を均一にする。このように
してゲイン補正された映像信号がA/D変換回路7によ
ってアナログ信号からディジタル信号に変換される。そ
して、メモリ制御回路9により、R映像データはメモリ
8aに書き込まれ、G映像データはメモリ8bに書き込
まれ、B映像データはメモリ8cに書き込まれる。この
ようにR、G、Bの映像データをメモリ8a〜8cにい
ったん蓄えて読み出すことにより、同時信号に変換する
ことができる。
【0005】以上のような色順次読取式カラーカメラに
は、簡単な光学系で高解像度が得られるという優れた効
果がある。しかし、このカメラは回転するカラーフィル
タ2を用いているため、図6のようにCCD素子4が色
の境目(図6ではGとR)に位置するタイミングが必ず
存在する。よって、このタイミングではフィルタセルの
透過率が異なる2色を基にした映像信号が生成される。
このため、各色ごとにゲイン補正を行う透過率補正アン
プ6では、十分に補正することができず、色の境目がC
CD素子4の位置に来る度に映像信号の振幅が不安定と
なる。
【0006】したがって、映像信号の振幅に基づいて増
幅器の利得を自動的に調整することにより、出力レベル
を適切な値に制御する従来のAGC回路をこのカメラに
設けようとしても、検出すべき映像信号の振幅が安定し
ないので、従来のAGC回路を利用することはできな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように色順次読
取式カラーカメラには、従来のAGC回路を利用するこ
とができないという問題点があった。本発明は、上記課
題を解決するためになされたもので、色順次読取式カラ
ーカメラためのAGC回路を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像素子から
の映像信号をゲインコントロール信号に応じた増幅度で
増幅するゲインコントロールアンプと、ゲインコントロ
ールアンプから出力された映像信号をオフセットコント
ロール信号に応じた電位に固定して、この信号をA/D
変換回路に出力するクランプ回路と、メモリに記憶され
たR、G、Bの映像データのうち、いずれかのデータの
最大値、最小値を検出する検出回路と、この検出回路で
得られた最大値及び最小値に基づいて、A/D変換回路
に入力される映像信号の振幅が所定の値になるようなゲ
インコントロール信号を生成すると共に、A/D変換回
路に入力される映像信号の黒レベルが所定の電位になる
ようなオフセットコントロール信号を生成する制御回路
とを有するものである。このような構成により、制御回
路がゲインコントロール信号とオフセットコントロール
信号を生成することにより、A/D変換回路に入力され
る映像信号の振幅と黒レベルが調整される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す
AGC回路のブロック図であり、図5と同様の構成には
同一の符号を付してある。本実施の形態においても、色
順次読取式カラーカメラの構成は図5の例と同様なの
で、撮像レンズ、3色分離カラーフィルタ、モータ、C
CD素子(撮像素子)、及び信号処理回路については説
明を省略する。
【0010】前述した3色分離カラーフィルタの回転に
より、信号処理回路から図2のように順次出力されるR
映像信号、B映像信号、G映像信号は、図5と同様に透
過率補正アンプ6によってゲイン補正される。次に、ゲ
インコントロールアンプ10は、透過率補正アンプ6か
ら出力された映像信号を後述するゲインコントロール信
号に応じた増幅度で増幅する。
【0011】そして、クランプ回路11は、ゲインコン
トロールアンプ10から出力された映像信号を1水平同
期ごとに一定の電位に固定して、映像信号の直流成分を
再生すると共に、後述するオフセットコントロール信号
が入力されると、この信号に応じて前記電位を変化させ
る。
【0012】続いて、A/D変換回路7は、クランプ回
路11から出力された映像信号をA/D変換する。こう
して、カラーフィルタの回転に伴ってR、G、Bの映像
データが順次A/D変換回路7から出力される。そし
て、メモリ制御回路9から書き込み制御信号が出力され
ることにより、R映像データはメモリ8aに書き込ま
れ、G映像データはメモリ8bに書き込まれ、B映像デ
ータはメモリ8cに書き込まれる。
【0013】なお、3色分離カラーフィルタの色の境目
がCCD素子の位置に来る度に、透過率補正アンプ6に
入力される映像信号の振幅が不安定になる。そこで、メ
モリ制御回路9は、単一のフィルタセルを通過した光だ
けがCCD素子に入射するタイミング、すなわち図2の
タイミングt1、t2、t3におけるデータをメモリ8
a〜8cに取り込ませる。こうして、色の境目による振
幅の不安定なデータを取り除き、安定な振幅の映像デー
タをメモリ8a〜8cに書き込むことができる。
【0014】次に、検出回路12は、メモリ8bに書き
込まれたG映像データの最大値Max及び最小値Min
を以下のように検出する。まず、検出回路12は、最大
値Maxの検出については、その初期値を0とし、これ
をメモリ8bのG映像データと比較する。そして、G映
像データの方が大きい場合は、このデータを新たな最大
値Maxとして記憶し、G映像データが記憶値以下の場
合は、記憶している最大値Maxを更新しない。
【0015】このような比較と更新をG映像データにお
ける所定の期間で繰り返すことにより、最大値Maxを
求める。また、同様の比較をG映像データにおける所定
の期間で繰り返し、最小値Minを求める。つまり、G
映像データの方が記憶している最小値Minより小さい
場合は、このデータを新たな最小値Minとして記憶
し、G映像データが記憶値以上の場合は、記憶している
最小値Minを更新しない。
【0016】こうして、G映像データの最大値Max及
び最小値Minが求められる。なお、この最大値Max
は映像信号の白レベルに相当し、最小値Minは映像信
号の黒レベルに相当するものである。また、実際の検出
においては、ノイズ等の影響を除去するために、カラー
フィルタの所定回転分の平均値をとる。すなわち、カラ
ーフィルタの1回転ごとに得られるG映像データの最大
値、最小値を例えば4回転分それぞれ加算して平均値を
求め、これらをG映像データの最大値Max、最小値M
inとする。
【0017】続いて、CPU13は、検出回路12によ
って得られた最大値Max及び最小値Minに基づい
て、以下のような計算を行い、ゲインコントロール信号
とオフセットコントロール信号のディジタル値を生成す
る。まず、ゲインコントロール信号については、G映像
データの振幅AGを次式のように求める。 AG=Max−Min ・・・(1) 続いて、求めた振幅AGと後述する所定値ASとから、
最適な増幅度αを次式のように計算する。 α=AS/AG ・・・(2)
【0018】そして、CPU13は、この増幅度αを示
すゲインコントロール信号のディジタル値をD/A変換
回路14aに出力する。この増幅度αと出力値(ここで
は、8ビットのディジタル値)の関係は例えば図3のよ
うに設定されている。このディジタル値がCPU13と
共に制御回路を構成するD/A変換回路14aによって
アナログ信号に変換されることにより、ゲインコントロ
ールアンプ10は、このゲインコントロール信号に従っ
て増幅度を変化させる。
【0019】また、CPU13は、G映像データの最小
値Minに基づき、A/D変換回路7に入力される映像
信号の黒レベルが所定の電位Bになるようなオフセット
コントロール信号のディジタル値をD/A変換回路14
bに出力する。そして、このディジタル値がCPU13
と共に制御回路を構成するD/A変換回路14bによっ
てアナログ信号に変換されることにより、クランプ回路
11は、映像信号の電位を変化させる。
【0020】こうして、A/D変換回路7に入力される
映像信号の振幅が所定値ASとなり、その黒レベルが所
定の電位Bとなることにより、図4に示すように、A/
D変換回路7のダイナミックレンジに合うように映像信
号の振幅と直流電位が調整される。
【0021】なお、以上の説明では、ゲインコントロー
ル信号については、式(2)において増幅度αが1と計
算されたときのみ増幅度を変化させないことになり、同
様にオフセットコントロール信号については、G映像デ
ータの最小値Minが一定の値BS(所定値Bのディジ
タル値に相当)に等しいときのみ直流電位を変化させな
いことになるが、実際にはこれらが所定の範囲内にある
場合は振幅と直流電位を維持する。
【0022】つまり、ゲインコントロール信号について
は、増幅度αが1を中心とした所定の範囲内にあれば、
ゲインコントロールアンプ10の現在の増幅度を維持す
る。また、オフセットコントロール信号については、最
小値Minが値BSを中心とした所定の範囲内にあれ
ば、直流電位を維持する。
【0023】以上のように、メモリ8bに書き込まれた
安定な振幅のG映像データに基づいて、増幅度とオフセ
ットを調整することにより、AGC回路を実現すること
ができ、A/D変換回路7のダイナミックレンジに合う
ように映像信号の振幅と直流電位を調整することができ
る。なお、この調整はG映像データに基づいているの
で、カラーフィルタの1回転ごとに行われることにな
る。
【0024】また、本実施の形態では、G映像データを
使用しているが、これは以下のような理由による。つま
り、カラーカメラにおける白色は、R、G、Bの3原色
の混合で表されるが、この加色の比率はRが約30%、
Gが約60%、Bが約10%と決められている。そこ
で、白色における比率が高いGを用いることで、映像信
号の白レベルを精度良く検出することができる。したが
って、コントロールの精度に注意すれば、R映像データ
あるいはB映像データを用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、メモリに記憶された映
像データの最大値、最小値に基づいて、制御回路がゲイ
ンコントロール信号とオフセットコントロール信号を生
成することにより、ゲインコントロールアンプの増幅度
とクランプ回路で与える電位が調整されるので、色順次
読取式カラーカメラためのAGC回路を実現することが
でき、A/D変換回路のダイナミックレンジに合うよう
に映像信号の振幅と直流電位を調整することができる。
また、映像データに基づくディジタル処理を行うことに
より、アナログ信号を用いる場合よりも精度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すAGC回路
のブロック図である。
【図2】 透過率補正アンプに入力される映像信号の波
形図である。
【図3】 CPUが求めた増幅度とCPUから出力され
る出力値の関係を示す図である。
【図4】 A/D変換回路のダイナミックレンジと映像
信号の関係を示す図である。
【図5】 色順次読取式カラーカメラのブロック図であ
る。
【図6】 3色分離カラーフィルタの平面図である。
【符号の説明】
1…撮像レンズ、2…3色分離カラーフィルタ、3…モ
ータ、4…CCD素子、5…信号処理回路、6…透過率
補正アンプ、7…A/D変換回路、8a〜8c…メモ
リ、9…メモリ制御回路、10…ゲインコントロールア
ンプ、11…クランプ回路、12…検出回路、13…C
PU、14a、14b…D/A変換回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像対象からの光情報をR、G、Bの3
    原色情報に分離するカラーフィルタと、回転する前記カ
    ラーフィルタを通過した光を映像信号に変換する撮像素
    子と、撮像素子から順次出力されるR、G、Bの映像信
    号をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、A/
    D変換回路から出力された映像データを記憶するメモリ
    とを備えた色順次読取式カラーカメラにおけるAGC回
    路であって、 前記撮像素子とA/D変換回路の間に設けられ、撮像素
    子からの映像信号をゲインコントロール信号に応じた増
    幅度で増幅するゲインコントロールアンプと、撮像素子
    とA/D変換回路の間に設けられ、ゲインコントロール
    アンプから出力された映像信号をオフセットコントロー
    ル信号に応じた電位に固定して、この信号をA/D変換
    回路に出力するクランプ回路と、 前記メモリに記憶されたR、G、Bの映像データのう
    ち、いずれかのデータの最大値、最小値を検出する検出
    回路と、 この検出回路で得られた最大値及び最小値に基づいて、
    A/D変換回路に入力される映像信号の振幅が所定の値
    になるような前記ゲインコントロール信号を生成すると
    共に、A/D変換回路に入力される映像信号の黒レベル
    が所定の電位になるような前記オフセットコントロール
    信号を生成する制御回路とを有することを特徴とするA
    GC回路。
JP7317896A 1995-12-06 1995-12-06 Agc回路 Pending JPH09163381A (ja)

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