JPH09163175A - 水平偏向直線性補正回路 - Google Patents
水平偏向直線性補正回路Info
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- JPH09163175A JPH09163175A JP34686395A JP34686395A JPH09163175A JP H09163175 A JPH09163175 A JP H09163175A JP 34686395 A JP34686395 A JP 34686395A JP 34686395 A JP34686395 A JP 34686395A JP H09163175 A JPH09163175 A JP H09163175A
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- horizontal
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平サイズを変化させることなく、中央縮み
両端伸びの直線性歪を補正することができる水平偏向直
線性補正回路を提供する。 【解決手段】 水平偏向直線性補正回路171中ののこ
ぎり波発生回路9は、水平ブランキングパルスにより、
水平ブランキング期間では平坦なのこぎり波電圧を発生
する。パラボラ波発生回路10はパラボラ波電圧を発生
する。DCレベルシフト回路18はパラボラ波電圧のD
Cレベルをシフトし、水平ブランキング期間で電位0の
波形とする。3次波発生回路11はのこぎり波発生回路
9からののこぎり波電圧とパラボラ波電圧とを乗算して
3次波電圧を発生する。帰還型電流増幅回路13,検出
抵抗15,帰還抵抗16は、水平ブランキング期間では
平坦で電位0の3次波電圧に比例した3次波電流を補正
用水平偏向コイル14に流す。
両端伸びの直線性歪を補正することができる水平偏向直
線性補正回路を提供する。 【解決手段】 水平偏向直線性補正回路171中ののこ
ぎり波発生回路9は、水平ブランキングパルスにより、
水平ブランキング期間では平坦なのこぎり波電圧を発生
する。パラボラ波発生回路10はパラボラ波電圧を発生
する。DCレベルシフト回路18はパラボラ波電圧のD
Cレベルをシフトし、水平ブランキング期間で電位0の
波形とする。3次波発生回路11はのこぎり波発生回路
9からののこぎり波電圧とパラボラ波電圧とを乗算して
3次波電圧を発生する。帰還型電流増幅回路13,検出
抵抗15,帰還抵抗16は、水平ブランキング期間では
平坦で電位0の3次波電圧に比例した3次波電流を補正
用水平偏向コイル14に流す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主水平偏向コイル
とそれとは別の補正用水平偏向コイルとを備える画像表
示装置に用いられる水平偏向直線性補正回路に係り、特
に、画面の中央縮み両端伸びを補正する水平偏向直線性
補正回路に関する。
とそれとは別の補正用水平偏向コイルとを備える画像表
示装置に用いられる水平偏向直線性補正回路に係り、特
に、画面の中央縮み両端伸びを補正する水平偏向直線性
補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】受像管を用いた画像表示装置における問
題点の1つとして、表示画面上に映出された画像が中央
部に比べ、両端で伸びてしまう直線性歪がある。この問
題点を解決する手段として、主水平偏向コイルとは別に
補正用水平偏向コイルを設け、この補正用水平偏向コイ
ルに3次波状の電流を流すようにした画像表示装置があ
る。
題点の1つとして、表示画面上に映出された画像が中央
部に比べ、両端で伸びてしまう直線性歪がある。この問
題点を解決する手段として、主水平偏向コイルとは別に
補正用水平偏向コイルを設け、この補正用水平偏向コイ
ルに3次波状の電流を流すようにした画像表示装置があ
る。
【0003】図6はこの種の画像表示装置、即ち、従来
の水平偏向直線性補正回路を備えた画像表示装置を示す
回路図である。図6において、電源電圧Vccが供給され
るチョークコイル1は主水平偏向コイル5に接続されて
いる。この主水平偏向コイル5の一端と接地間には、水
平出力トランジスタ2と、ダンパーダイオード3と、共
振コンデンサ4との並列回路が接続されている。水平出
力トランジスタ2のベースにはドライブパルスが供給さ
れる。主水平偏向コイル5のもう一方の一端はS字補正
コンデンサ6が接続されて接地されている。破線で示す
ように、以上のチョークコイル1〜S字補正コンデンサ
6が主水平偏向出力回路7を構成しており、これによっ
て、主水平偏向コイル5にはのこぎり波電流が流されて
受像管8の電子ビームが水平偏向される。
の水平偏向直線性補正回路を備えた画像表示装置を示す
回路図である。図6において、電源電圧Vccが供給され
るチョークコイル1は主水平偏向コイル5に接続されて
いる。この主水平偏向コイル5の一端と接地間には、水
平出力トランジスタ2と、ダンパーダイオード3と、共
振コンデンサ4との並列回路が接続されている。水平出
力トランジスタ2のベースにはドライブパルスが供給さ
れる。主水平偏向コイル5のもう一方の一端はS字補正
コンデンサ6が接続されて接地されている。破線で示す
ように、以上のチョークコイル1〜S字補正コンデンサ
6が主水平偏向出力回路7を構成しており、これによっ
て、主水平偏向コイル5にはのこぎり波電流が流されて
受像管8の電子ビームが水平偏向される。
【0004】ところで、受像管8の表示画面は、平面も
しくはそれに近い状態となるように、非常に大きな曲率
半径の曲面形状となされている。それゆえ、受像管8の
偏向中心から表示画面までの距離は一定ではなく、実際
に得られる画像は、図7に示すように、中央部で縮み、
左右両端部で伸びる、中央縮み両端伸びの直線性歪が生
じる。この直線性歪を補正するのが、図6中の破線で囲
んだ水平偏向直線性補正回路17である。
しくはそれに近い状態となるように、非常に大きな曲率
半径の曲面形状となされている。それゆえ、受像管8の
偏向中心から表示画面までの距離は一定ではなく、実際
に得られる画像は、図7に示すように、中央部で縮み、
左右両端部で伸びる、中央縮み両端伸びの直線性歪が生
じる。この直線性歪を補正するのが、図6中の破線で囲
んだ水平偏向直線性補正回路17である。
【0005】のこぎり波発生回路9は、水平同期パルス
や水平偏向パルス、あるいはそれらに対して位相制御さ
れたパルス等の水平パルスをトリガとして、のこぎり波
電圧を発生する。こののこぎり波電圧はパラボラ波発生
回路10に入力される。パラボラ波発生回路10は、入
力されたのこぎり波電圧とそれ自身ののこぎり波電圧と
を乗算して(のこぎり波電圧を2乗して)パラボラ波電
圧を発生する。このパラボラ波電圧とのこぎり波発生回
路9からののこぎり波電圧は3次波発生回路11に入力
される。3次波発生回路11は、のこぎり波電圧とパラ
ボラ波電圧とを乗算して、図6中a,bもしくは図8に
示すような3次波電圧を発生する。なお、図6中bで示
す3次波電圧を得るためには、パラボラ波電圧をDCレ
ベルシフトして、傾きが最大のポイントを電位0とする
必要がある。
や水平偏向パルス、あるいはそれらに対して位相制御さ
れたパルス等の水平パルスをトリガとして、のこぎり波
電圧を発生する。こののこぎり波電圧はパラボラ波発生
回路10に入力される。パラボラ波発生回路10は、入
力されたのこぎり波電圧とそれ自身ののこぎり波電圧と
を乗算して(のこぎり波電圧を2乗して)パラボラ波電
圧を発生する。このパラボラ波電圧とのこぎり波発生回
路9からののこぎり波電圧は3次波発生回路11に入力
される。3次波発生回路11は、のこぎり波電圧とパラ
ボラ波電圧とを乗算して、図6中a,bもしくは図8に
示すような3次波電圧を発生する。なお、図6中bで示
す3次波電圧を得るためには、パラボラ波電圧をDCレ
ベルシフトして、傾きが最大のポイントを電位0とする
必要がある。
【0006】3次波発生回路11より出力された3次波
電圧はゲイン調整回路12に入力され、補正に最適な振
幅となるようゲイン調整される。ゲイン調整回路12の
出力は帰還型電流増幅回路13の非反転端子に入力され
る。帰還型電流増幅回路13は補正用水平偏向コイル1
4に3次波状の電流を供給する。この3次波状の電流は
検出抵抗15によって電圧に変換され、帰還抵抗16を
介して帰還型電流増幅回路13の反転端子に入力され
る。
電圧はゲイン調整回路12に入力され、補正に最適な振
幅となるようゲイン調整される。ゲイン調整回路12の
出力は帰還型電流増幅回路13の非反転端子に入力され
る。帰還型電流増幅回路13は補正用水平偏向コイル1
4に3次波状の電流を供給する。この3次波状の電流は
検出抵抗15によって電圧に変換され、帰還抵抗16を
介して帰還型電流増幅回路13の反転端子に入力され
る。
【0007】このため、補正用水平偏向コイル14に流
れる3次波状の電流は、非反転端子に入力される3次波
電圧に比例するように制御される。補正用水平偏向コイ
ル14は、それに流れる電流が正の時、電子ビームを画
面に向かって左側に偏向するように配置する。この結
果、以上のように構成された水平偏向直線性補正回路1
7は、3次波電圧が図8(A)に示す波形である場合に
は、図8(A)に示すように、走査中程、即ち、画面の
中央部ではほとんど作用せず、左右両端部で水平偏向を
縮める方向に作用するので、中央縮み両端伸びの直線性
歪が補正される。また、3次波電圧が図8(B)に示す
波形である場合には、図8(B)に示すように、走査開
始,走査中間,走査終了時点ではほとんど作用せず、走
査前半の中間、即ち、画面1/4前後で左側に偏向さ
せ、走査後半の中間、即ち、画面3/4前後で右側に偏
向させるので、中央縮み両端伸びの直線性歪が補正され
る。
れる3次波状の電流は、非反転端子に入力される3次波
電圧に比例するように制御される。補正用水平偏向コイ
ル14は、それに流れる電流が正の時、電子ビームを画
面に向かって左側に偏向するように配置する。この結
果、以上のように構成された水平偏向直線性補正回路1
7は、3次波電圧が図8(A)に示す波形である場合に
は、図8(A)に示すように、走査中程、即ち、画面の
中央部ではほとんど作用せず、左右両端部で水平偏向を
縮める方向に作用するので、中央縮み両端伸びの直線性
歪が補正される。また、3次波電圧が図8(B)に示す
波形である場合には、図8(B)に示すように、走査開
始,走査中間,走査終了時点ではほとんど作用せず、走
査前半の中間、即ち、画面1/4前後で左側に偏向さ
せ、走査後半の中間、即ち、画面3/4前後で右側に偏
向させるので、中央縮み両端伸びの直線性歪が補正され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述におい
ては、水平偏向直線性補正回路17による作用を図8を
用いて分かりやすく説明したが、実際には、図6中aで
示す3次波電圧(図8(A)に相当)で補正を行うと、
図9(A)に示すように水平サイズが縮み、図6中bで
示す3次波電圧(図8(B)に相当)で補正を行うと、
図9(B)に示すように水平サイズが伸びてしまう。さ
らに詳細に説明すると、図9(A)の場合、画面の両端
で水平偏向を縮める方向に作用するので、水平サイズが
縮む。図9(B)の場合、上述の説明では走査開始,走
査終了時点ではほとんど作用しないと述べたが、実際に
は、水平表示期間の開始と終了時点では水平偏向を伸ば
す方向に作用するので、水平表示期間の画像の水平サイ
ズは伸びる。
ては、水平偏向直線性補正回路17による作用を図8を
用いて分かりやすく説明したが、実際には、図6中aで
示す3次波電圧(図8(A)に相当)で補正を行うと、
図9(A)に示すように水平サイズが縮み、図6中bで
示す3次波電圧(図8(B)に相当)で補正を行うと、
図9(B)に示すように水平サイズが伸びてしまう。さ
らに詳細に説明すると、図9(A)の場合、画面の両端
で水平偏向を縮める方向に作用するので、水平サイズが
縮む。図9(B)の場合、上述の説明では走査開始,走
査終了時点ではほとんど作用しないと述べたが、実際に
は、水平表示期間の開始と終了時点では水平偏向を伸ば
す方向に作用するので、水平表示期間の画像の水平サイ
ズは伸びる。
【0009】そこで、水平サイズ可変の機能を用いて水
平サイズを再調整する必要がある。水平サイズを変化さ
せると、直線性歪の程度も変化してしまう。このように
従来の水平偏向直線性補正回路では、直線性歪の補正と
水平サイズの調整とを両立することが難しいという問題
点があった。本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、水平サイズを変化させることなく、中央縮
み両端伸びの直線性歪を良好に補正することができる水
平偏向直線性補正回路を提供することを目的とする。
平サイズを再調整する必要がある。水平サイズを変化さ
せると、直線性歪の程度も変化してしまう。このように
従来の水平偏向直線性補正回路では、直線性歪の補正と
水平サイズの調整とを両立することが難しいという問題
点があった。本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、水平サイズを変化させることなく、中央縮
み両端伸びの直線性歪を良好に補正することができる水
平偏向直線性補正回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、受像管に対して主水平偏
向コイルとは別に設けられた補正用水平偏向コイルに、
水平周期の3次波電流を流して水平偏向の直線性歪を補
正する水平偏向直線性補正回路において、水平周期のパ
ルスによって水平周期ののこぎり波電圧を発生するのこ
ぎり波発生回路と、前記のこぎり波発生回路より出力さ
れたのこぎり波電圧により、水平周期のパラボラ波電圧
を発生するパラボラ波発生回路と、前記のこぎり波電圧
と前記パラボラ波電圧とを乗算して水平周期の3次波電
圧を発生する3次波発生回路と、前記3次波電圧を、水
平ブランキング期間では平坦で電位0の波形とするため
に、前記のこぎり波電圧もしくは前記パラボラ波電圧を
波形整形する波形整形手段と、前記波形整形された3次
波電圧に比例した3次波電流を前記補正用水平偏向コイ
ルに流す手段とを設けて構成したことを特徴とする水平
偏向直線性補正回路を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、受像管に対して主水平偏
向コイルとは別に設けられた補正用水平偏向コイルに、
水平周期の3次波電流を流して水平偏向の直線性歪を補
正する水平偏向直線性補正回路において、水平周期のパ
ルスによって水平周期ののこぎり波電圧を発生するのこ
ぎり波発生回路と、前記のこぎり波発生回路より出力さ
れたのこぎり波電圧により、水平周期のパラボラ波電圧
を発生するパラボラ波発生回路と、前記のこぎり波電圧
と前記パラボラ波電圧とを乗算して水平周期の3次波電
圧を発生する3次波発生回路と、前記3次波電圧を、水
平ブランキング期間では平坦で電位0の波形とするため
に、前記のこぎり波電圧もしくは前記パラボラ波電圧を
波形整形する波形整形手段と、前記波形整形された3次
波電圧に比例した3次波電流を前記補正用水平偏向コイ
ルに流す手段とを設けて構成したことを特徴とする水平
偏向直線性補正回路を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水平偏向直線性補
正回路について、添付図面を参照して説明する。図1は
本発明の水平偏向直線性補正回路の第1実施例を示す回
路図、図2は本発明の水平偏向直線性補正回路の第1実
施例の動作を説明するための波形図、図3は本発明の水
平偏向直線性補正回路の第2実施例を示す回路図、図4
は本発明の水平偏向直線性補正回路の第2実施例の動作
を説明するための波形図、図5は本発明の水平偏向直線
性補正回路の原理を説明するための図である。なお、図
1及び図3において、図6と同一部分には同一符号が付
してある。
正回路について、添付図面を参照して説明する。図1は
本発明の水平偏向直線性補正回路の第1実施例を示す回
路図、図2は本発明の水平偏向直線性補正回路の第1実
施例の動作を説明するための波形図、図3は本発明の水
平偏向直線性補正回路の第2実施例を示す回路図、図4
は本発明の水平偏向直線性補正回路の第2実施例の動作
を説明するための波形図、図5は本発明の水平偏向直線
性補正回路の原理を説明するための図である。なお、図
1及び図3において、図6と同一部分には同一符号が付
してある。
【0012】まず、本発明の水平偏向直線性補正回路の
原理について説明する。水平サイズを変化させないよう
にするためには、図5に示すように、水平ブランキング
期間で3次波電圧を電位0に保ち、水平表示期間の開始
直前と終了直後において電子ビームを水平偏向させない
ようにすればよい。
原理について説明する。水平サイズを変化させないよう
にするためには、図5に示すように、水平ブランキング
期間で3次波電圧を電位0に保ち、水平表示期間の開始
直前と終了直後において電子ビームを水平偏向させない
ようにすればよい。
【0013】これを実現するのが、図1に示す本発明の
水平偏向直線性補正回路である。図1において、電源電
圧Vccが供給されるチョークコイル1は主水平偏向コイ
ル5に接続されている。この主水平偏向コイル5の一端
と接地間には、水平出力トランジスタ2と、ダンパーダ
イオード3と、共振コンデンサ4との並列回路が接続さ
れている。水平出力トランジスタ2のベースにはドライ
ブパルスが供給される。主水平偏向コイル5のもう一方
の一端はS字補正コンデンサ6が接続されて接地されて
いる。破線で示すように、以上のチョークコイル1〜S
字補正コンデンサ6が主水平偏向出力回路7を構成して
おり、これによって、主水平偏向コイル5にはのこぎり
波電流が流されて受像管8の電子ビームが水平偏向され
る。
水平偏向直線性補正回路である。図1において、電源電
圧Vccが供給されるチョークコイル1は主水平偏向コイ
ル5に接続されている。この主水平偏向コイル5の一端
と接地間には、水平出力トランジスタ2と、ダンパーダ
イオード3と、共振コンデンサ4との並列回路が接続さ
れている。水平出力トランジスタ2のベースにはドライ
ブパルスが供給される。主水平偏向コイル5のもう一方
の一端はS字補正コンデンサ6が接続されて接地されて
いる。破線で示すように、以上のチョークコイル1〜S
字補正コンデンサ6が主水平偏向出力回路7を構成して
おり、これによって、主水平偏向コイル5にはのこぎり
波電流が流されて受像管8の電子ビームが水平偏向され
る。
【0014】破線で囲んだ水平偏向直線性補正回路17
1中ののこぎり波発生回路9には、図2(B)に示す水
平ブランキングパルスが入力され、これにより図2
(C)に示すような、水平ブランキング期間は平坦であ
るのこぎり波電圧を発生する。こののこぎり波電圧はパ
ラボラ波発生回路10に入力される。パラボラ波発生回
路10は、入力されたのこぎり波電圧とそれ自身ののこ
ぎり波電圧とを乗算して(のこぎり波電圧を2乗して)
図2(D)に示すようなパラボラ波電圧を発生する。こ
のパラボラ波電圧はDCレベルシフト回路18に入力さ
れ、図2(E)に示すように、平坦部分が電位0となる
ように負方向にDCレベルシフトされる。
1中ののこぎり波発生回路9には、図2(B)に示す水
平ブランキングパルスが入力され、これにより図2
(C)に示すような、水平ブランキング期間は平坦であ
るのこぎり波電圧を発生する。こののこぎり波電圧はパ
ラボラ波発生回路10に入力される。パラボラ波発生回
路10は、入力されたのこぎり波電圧とそれ自身ののこ
ぎり波電圧とを乗算して(のこぎり波電圧を2乗して)
図2(D)に示すようなパラボラ波電圧を発生する。こ
のパラボラ波電圧はDCレベルシフト回路18に入力さ
れ、図2(E)に示すように、平坦部分が電位0となる
ように負方向にDCレベルシフトされる。
【0015】このレベルシフトされたパラボラ波電圧と
のこぎり波発生回路9からののこぎり波電圧は3次波発
生回路11に入力される。3次波発生回路11は、のこ
ぎり波電圧とパラボラ波電圧とを乗算して、図2(F)
に示すような3次波電圧を発生する。この3次波電圧は
ゲイン調整回路12に入力され、補正に最適な振幅とな
るようゲイン調整される。ゲイン調整回路12の出力は
帰還型電流増幅回路13の非反転端子に入力される。帰
還型電流増幅回路13は補正用水平偏向コイル14に3
次波状の電流を供給する。この3次波状の電流は検出抵
抗15によって電圧に変換され、帰還抵抗16を介して
帰還型電流増幅回路13の反転端子に入力される。
のこぎり波発生回路9からののこぎり波電圧は3次波発
生回路11に入力される。3次波発生回路11は、のこ
ぎり波電圧とパラボラ波電圧とを乗算して、図2(F)
に示すような3次波電圧を発生する。この3次波電圧は
ゲイン調整回路12に入力され、補正に最適な振幅とな
るようゲイン調整される。ゲイン調整回路12の出力は
帰還型電流増幅回路13の非反転端子に入力される。帰
還型電流増幅回路13は補正用水平偏向コイル14に3
次波状の電流を供給する。この3次波状の電流は検出抵
抗15によって電圧に変換され、帰還抵抗16を介して
帰還型電流増幅回路13の反転端子に入力される。
【0016】このため、補正用水平偏向コイル14に流
れる3次波状の電流は、非反転端子に入力される3次波
電圧に比例するように制御される。即ち、帰還型電流増
幅回路13,検出抵抗15,帰還抵抗16は、図2
(F)に示すように波形整形された3次波電圧に比例し
た3次波電流を補正用水平偏向コイル14に流す手段と
して動作している。なお、補正用水平偏向コイル14
は、それに流れる電流が正の時、電子ビームを画面に向
かって左側に変更するように配置する。図2(F)に示
すように、3次波電圧は、水平ブランキング期間で電位
0となっているので、水平サイズを全く変化させること
なく、中央縮み両端伸びの直線性歪が補正されることに
なる。
れる3次波状の電流は、非反転端子に入力される3次波
電圧に比例するように制御される。即ち、帰還型電流増
幅回路13,検出抵抗15,帰還抵抗16は、図2
(F)に示すように波形整形された3次波電圧に比例し
た3次波電流を補正用水平偏向コイル14に流す手段と
して動作している。なお、補正用水平偏向コイル14
は、それに流れる電流が正の時、電子ビームを画面に向
かって左側に変更するように配置する。図2(F)に示
すように、3次波電圧は、水平ブランキング期間で電位
0となっているので、水平サイズを全く変化させること
なく、中央縮み両端伸びの直線性歪が補正されることに
なる。
【0017】図3に別の実施例を示す。図3において、
主水平偏向出力回路7は図1と同一であるので、その説
明を省略する。図3において、破線で囲んだ水平偏向直
線性補正回路172中ののこぎり波発生回路9には、図
4(B)に示すような水平パルスが入力され、これによ
り図4(C)に示すようなのこぎり波電圧を発生する。
こののこぎり波電圧はパラボラ波発生回路10に入力さ
れる。パラボラ波発生回路10は、入力されたのこぎり
波電圧とそれ自身ののこぎり波電圧とを乗算して(のこ
ぎり波電圧を2乗して)図4(D)に示すようなパラボ
ラ波電圧を発生する。このパラボラ波電圧はサンプルホ
ールド回路(SH回路)19に入力される。このSH回
路19には図4(E)に示すような水平ブランキングパ
ルスが入力される。SH回路19は水平ブランキングパ
ルスによって、入力されたパラボラ波電圧をサンプルホ
ールドし、図4(F)に示すような水平ブランキング期
間が平坦なパラボラ波電圧を出力する。
主水平偏向出力回路7は図1と同一であるので、その説
明を省略する。図3において、破線で囲んだ水平偏向直
線性補正回路172中ののこぎり波発生回路9には、図
4(B)に示すような水平パルスが入力され、これによ
り図4(C)に示すようなのこぎり波電圧を発生する。
こののこぎり波電圧はパラボラ波発生回路10に入力さ
れる。パラボラ波発生回路10は、入力されたのこぎり
波電圧とそれ自身ののこぎり波電圧とを乗算して(のこ
ぎり波電圧を2乗して)図4(D)に示すようなパラボ
ラ波電圧を発生する。このパラボラ波電圧はサンプルホ
ールド回路(SH回路)19に入力される。このSH回
路19には図4(E)に示すような水平ブランキングパ
ルスが入力される。SH回路19は水平ブランキングパ
ルスによって、入力されたパラボラ波電圧をサンプルホ
ールドし、図4(F)に示すような水平ブランキング期
間が平坦なパラボラ波電圧を出力する。
【0018】このパラボラ波電圧はDCレベルシフト回
路18に入力され、図4(G)に示すように、平坦部分
が電位0となるように負方向にDCレベルシフトされ
る。このパラボラ波電圧とのこぎり波発生回路9からの
のこぎり波電圧は3次波発生回路11に入力される。3
次波発生回路11は、のこぎり波電圧とパラボラ波電圧
とを乗算して、図4(H)に示すような3次波電圧を発
生する。この3次波電圧はゲイン調整回路12に入力さ
れ、補正に最適な振幅となるようゲイン調整される。ゲ
イン調整回路12の出力は帰還型電流増幅回路13の非
反転端子に入力される。帰還型電流増幅回路13は補正
用水平偏向コイル14に3次波状の電流を供給する。こ
の3次波状の電流は検出抵抗15によって電圧に変換さ
れ、帰還抵抗16を介して帰還型電流増幅回路13の反
転端子に入力される。
路18に入力され、図4(G)に示すように、平坦部分
が電位0となるように負方向にDCレベルシフトされ
る。このパラボラ波電圧とのこぎり波発生回路9からの
のこぎり波電圧は3次波発生回路11に入力される。3
次波発生回路11は、のこぎり波電圧とパラボラ波電圧
とを乗算して、図4(H)に示すような3次波電圧を発
生する。この3次波電圧はゲイン調整回路12に入力さ
れ、補正に最適な振幅となるようゲイン調整される。ゲ
イン調整回路12の出力は帰還型電流増幅回路13の非
反転端子に入力される。帰還型電流増幅回路13は補正
用水平偏向コイル14に3次波状の電流を供給する。こ
の3次波状の電流は検出抵抗15によって電圧に変換さ
れ、帰還抵抗16を介して帰還型電流増幅回路13の反
転端子に入力される。
【0019】このため、補正用水平偏向コイル14に流
れる3次波状の電流は、非反転端子に入力される3次波
電圧に比例するように制御される。即ち、帰還型電流増
幅回路13,検出抵抗15,帰還抵抗16は、図4
(H)に示すように波形整形された3次波電圧に比例し
た3次波電流を補正用水平偏向コイル14に流す手段と
して動作している。なお、補正用水平偏向コイル14
は、それに流れる電流が正の時、電子ビームを画面に向
かって左側に変更するように配置する。図4(H)に示
すように、3次波電圧は、水平ブランキング期間で電位
0となっているので、水平サイズを全く変化させること
なく、中央縮み両端伸びの直線性歪が補正されることに
なる。
れる3次波状の電流は、非反転端子に入力される3次波
電圧に比例するように制御される。即ち、帰還型電流増
幅回路13,検出抵抗15,帰還抵抗16は、図4
(H)に示すように波形整形された3次波電圧に比例し
た3次波電流を補正用水平偏向コイル14に流す手段と
して動作している。なお、補正用水平偏向コイル14
は、それに流れる電流が正の時、電子ビームを画面に向
かって左側に変更するように配置する。図4(H)に示
すように、3次波電圧は、水平ブランキング期間で電位
0となっているので、水平サイズを全く変化させること
なく、中央縮み両端伸びの直線性歪が補正されることに
なる。
【0020】本発明の水平偏向直線性補正回路171,
172は、通常の直視管でも効果的であるが、3色の受
像管を用いたプロジェクションシステムにおいて極めて
効果を発揮する。3色の受像管を用いたプロジェクショ
ンシステムでは、それぞれの受像管の画像をスクリーン
上で一致させなければならない。このためには、サイ
ズ,位置,各種歪(ピンクッション歪,直線性歪)の補
正をスクリーン上で全て同一とする必要がある。本発明
の水平偏向直線性補正回路171,172では水平サイ
ズを全く変化させることなく、直線性歪を補正すること
ができるので、極めて効果的である。
172は、通常の直視管でも効果的であるが、3色の受
像管を用いたプロジェクションシステムにおいて極めて
効果を発揮する。3色の受像管を用いたプロジェクショ
ンシステムでは、それぞれの受像管の画像をスクリーン
上で一致させなければならない。このためには、サイ
ズ,位置,各種歪(ピンクッション歪,直線性歪)の補
正をスクリーン上で全て同一とする必要がある。本発明
の水平偏向直線性補正回路171,172では水平サイ
ズを全く変化させることなく、直線性歪を補正すること
ができるので、極めて効果的である。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の水
平偏向直線性補正回路は、水平周期のパルスによって水
平周期ののこぎり波電圧を発生するのこぎり波発生回路
と、こののこぎり波発生回路より出力されたのこぎり波
電圧により、水平周期のパラボラ波電圧を発生するパラ
ボラ波発生回路と、のこぎり波電圧とパラボラ波電圧と
を乗算して水平周期の3次波電圧を発生する3次波発生
回路と、この3次波電圧を、水平ブランキング期間では
平坦で電位0の波形とするために、のこぎり波電圧もし
くはパラボラ波電圧を波形整形する波形整形手段と、こ
の波形整形された3次波電圧に比例した3次波電流を補
正用水平偏向コイルに流す手段とを設けて構成したの
で、水平サイズを全く変化させずに、中央縮み両端伸び
の直線性歪を良好に補正することができる。従って、水
平サイズ等の他の調整を必要とすることなく、調整の効
率及び精度を向上させることができる。
平偏向直線性補正回路は、水平周期のパルスによって水
平周期ののこぎり波電圧を発生するのこぎり波発生回路
と、こののこぎり波発生回路より出力されたのこぎり波
電圧により、水平周期のパラボラ波電圧を発生するパラ
ボラ波発生回路と、のこぎり波電圧とパラボラ波電圧と
を乗算して水平周期の3次波電圧を発生する3次波発生
回路と、この3次波電圧を、水平ブランキング期間では
平坦で電位0の波形とするために、のこぎり波電圧もし
くはパラボラ波電圧を波形整形する波形整形手段と、こ
の波形整形された3次波電圧に比例した3次波電流を補
正用水平偏向コイルに流す手段とを設けて構成したの
で、水平サイズを全く変化させずに、中央縮み両端伸び
の直線性歪を良好に補正することができる。従って、水
平サイズ等の他の調整を必要とすることなく、調整の効
率及び精度を向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作を説明するための波
形図である。
形図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の動作を説明するための波
形図である。
形図である。
【図5】本発明の原理を説明するための図である。
【図6】従来例を示す回路図である。
【図7】中央縮み両端伸びの直線性歪を説明するための
図である。
図である。
【図8】従来例の動作を説明するための図である。
【図9】従来例の問題点を説明するための図である。
1 チョークコイル 2 水平出力トランジスタ 3 ダンパーダイオード 4 共振コンデンサ 5 主水平偏向コイル 6 S字補正コンデンサ 7 主水平偏向出力回路 8 受像管 9 のこぎり波発生回路 10 パラボラ波発生回路 11 3次波発生回路 12 ゲイン調整回路 13 帰還型電流増幅回路 14 補正用水平偏向コイル 15 検出抵抗 16 帰還抵抗 17,171,172 水平偏向直線性補正回路 18 DCレベルシフト回路 19 サンプルホールド回路
Claims (3)
- 【請求項1】受像管に対して主水平偏向コイルとは別に
設けられた補正用水平偏向コイルに、水平周期の3次波
電流を流して水平偏向の直線性歪を補正する水平偏向直
線性補正回路において、 水平周期のパルスによって水平周期ののこぎり波電圧を
発生するのこぎり波発生回路と、 前記のこぎり波発生回路より出力されたのこぎり波電圧
により、水平周期のパラボラ波電圧を発生するパラボラ
波発生回路と、 前記のこぎり波電圧と前記パラボラ波電圧とを乗算して
水平周期の3次波電圧を発生する3次波発生回路と、 前記3次波電圧を、水平ブランキング期間では平坦で電
位0の波形とするために、前記のこぎり波電圧もしくは
前記パラボラ波電圧を波形整形する波形整形手段と、 前記波形整形された3次波電圧に比例した3次波電流を
前記補正用水平偏向コイルに流す手段とを設けて構成し
たことを特徴とする水平偏向直線性補正回路。 - 【請求項2】前記波形整形手段は、前記のこぎり波発生
回路に水平ブランキングパルスを供給して水平ブランキ
ング期間では平坦なのこぎり波電圧とする手段と、前記
パラボラ波発生回路の後段で前記パラボラ波電圧の直流
レベルをシフトする直流レベルシフト手段とよりなるこ
とを特徴とする請求項1記載の水平偏向直線性補正回
路。 - 【請求項3】前記波形整形手段は、前記パラボラ波発生
回路の後段で水平ブランキングパルスによって前記パラ
ボラ波電圧をサンプルホールドするサンプルホールド回
路と、前記パラボラ波発生回路の後段で前記パラボラ波
電圧の直流レベルをシフトする直流レベルシフト手段と
よりなることを特徴とする請求項1記載の水平偏向直線
性補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34686395A JPH09163175A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 水平偏向直線性補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34686395A JPH09163175A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 水平偏向直線性補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163175A true JPH09163175A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18386322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34686395A Pending JPH09163175A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 水平偏向直線性補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163175A (ja) |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP34686395A patent/JPH09163175A/ja active Pending
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