JPH09163137A - 画像読取り装置および方法 - Google Patents

画像読取り装置および方法

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JPH09163137A
JPH09163137A JP7322739A JP32273995A JPH09163137A JP H09163137 A JPH09163137 A JP H09163137A JP 7322739 A JP7322739 A JP 7322739A JP 32273995 A JP32273995 A JP 32273995A JP H09163137 A JPH09163137 A JP H09163137A
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light source
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JP7322739A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kamishiro
敏昭 神代
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源に管光源を用いる画像読取り装置におい
て、光源り立上りの特性のばらつきを考慮し、無駄な待
ち時間をなくし、高速読取りが要求される機種のファー
ストコピー時間や1分当りのコピー枚数等の製品規格を
満足させ、シェーディング補正不良による画像劣化を防
止する。 【解決手段】光源の光量が安定したことを検知する回路
を設け、光量が安定したことを検知した時点でシェーデ
ィング補正データを取り込み、それに基づいて画像読取
りを行う。また、複数画素モニター手段を設けて、光源
の両端の光量の立上りが遅い光源に合わせて、光量安定
時点を検出する。また、オペポート上のボタンを押下し
た時点、原稿をセットした時点で光源を点灯するか、あ
るいはこれらの時点で予備点灯を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源が確実に安定
したことをシステム側で確認することにより、無駄な待
ち時間をなくし、高速読取りの機種の規格を満足させ、
かつシェーディング補正不良による画像劣化を防止する
ことが可能な画像読取り装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像読取り装置においては、
その光源に管光源を使用している。図1は、従来の画像
読取り装置の側断面図であり、図2は、光源の点灯遅れ
の状態を示す時間・光量特性図であり、図3は、明出力
ピーク値出力の推移を示す特性図である。図1におい
て、原稿1を進行方向14に挿入し、読取り開始ボタン
を押すと、光源7からの光がコンタクトガラス8を透過
して、白圧板6で反射し、その反射光がミラー11を介
してレンズ12を通り、CCD13に入射される。フィ
ードコロ3と分離パッド2を通過した原稿1は、R1ロ
ーラー4により給送され、S1センサ5、白圧板6、S
2センサ9を通過した後、R2ローラー10の給送によ
り外部に送出される。光源7に管光源を使用している場
合、光源点灯制御を行う際には、点灯開始から実際に光
源が点灯し始めるまでの時間および光量安定までの時間
は、図2の実線に示すように常に一定ではなく、点線に
示すように点灯遅れの場合もある。なお、最初の印は点
灯制御開始時刻、次の実線立ち上り点の印は光源つき始
め時刻、上限の印が光量安定時刻であり、点線の光源つ
き始め時刻と光量安定時刻は実線のそれよりも遅れてい
ることがわかる。実際のCCDからの出力を基に、次に
入力される原稿の出力を補正する処理が、シェーディン
グ補正処理である。
【0003】図2のこの特性は、実機内においても、環
境温度(気候や場所の温度の違い)によって左右される
ことがあり、また消灯時間が長時間の場合や、外光が入
り難い構造である場合には、初期点灯に時間がかかるこ
とがある。また、同じロットの光源でも、光源点灯に差
があることは周知の事実である。図3は、ピーク値出力
推移の特性図である。光源が点灯して光が入力したと
き、例えば白色の原稿のビデオ信号出力が明出力であ
る。図3(a)には、1蓄積時間内での明出力有効期間
が示されており、そのうちの最高値が明出力ピーク値で
ある。ピーク値出力は、図3(b)に示すように、点灯
制御開始から光源点灯開始を経て、出力安定まで上昇
し、読取り開始が行われるまでの推移が示されている。
これは、ほぼ図2の実線に示す特性と同じである。従来
の発光装置を有する画像読取り装置としては、例えば特
開平1−294348号公報に記載の『発光装置及び該
装置を有する画像読取装置』がある。これは、光源内に
補助電極を設けてることにより、速やかに放電を開始さ
せて、立上り特性をよくしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために、従来、画
像読取り装置のシステム側では、光源点灯制御時から光
源光量が安定する時間の最悪値(これを、一般にメーカ
ー保証値と言う)を基に、各部の制御シーケンスを決定
している。しかしながら、このように確実に点灯するよ
うな時間を見越して制御する方法をとると、高速読取り
を要求する機種においては、この待ち時間の長さがネッ
クとなって、トータルスピードにも影響するため、製品
規格を満足しなくなる要因にもなっている。また、この
最悪値を無視して、早目に光源反射を読取ると、光量が
安定していない時間に明出力のシェーディング補正デー
タを取り込むことになるため、この場合には、このデー
タで読取り画像にシェーディング補正を行うときには、
画像へ黒筋が入ったり、濃度むら等の画像劣化が発生す
ることになる。本発明の目的は、このような従来の課題
を解消し、光源が確実に安定したことをシステム側が確
認できるようにして、無駄な待ち時間をなくし、光源の
点灯に応じた柔軟な制御により、高速読取りが要求され
る機種の製品規格を満足させ、かつシェーディング補正
不良による画像劣化を確実に防止することが可能な画像
読取り装置およびその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像読取り装置は、点灯された上記光源
から白圧板に照射し、該白圧板からの反射光をCCDで
光電変換した明出力のピーク値を検出するピーク検出手
段(図4の15)と、該ピーク検出手段で上記明出力ピ
ーク値の変動をモニターし、出力が安定したと確認され
た時点で、上記CCDの明出力ピーク値をシェーディン
グデータとして取り込むシェーディング補正手段(同1
6)と、もし、上記明出力のピーク値の変動が安定する
までに、読取り原稿がスキャンライン板の直前まで給送
されてきた場合には、該原稿の給送を一時停止する制御
手段(図5のステップ105,106)とを有すること
を特徴としている。 前記ピーク検出手段は、原稿を走査して読取るCCD
の先頭側画素から後端側画素までの1蓄積時間内での明
出力有効期間における複数画素の出力をモニターする複
数画素出力検出手段(図6の22)であり、上記複数画
素出力のうち最も遅く出力が安定化する画素出力を最終
的出力安定モニター画素として認識することも特徴とし
ている。 前記ピーク検出手段は、原稿を走査して読取るCCD
の先端側画素から後端側画素までの1蓄積時間内での明
出力有効期間における全画素の出力状態をモニターする
全画素出力比較手段(図8の23)であり、全画素出力
毎のピーク値の時間変化をモニターすることも特徴とし
ている。 点灯された上記光源から白圧板に照射し、該板からの
反射光をCCDで光電変換した明出力のピーク値を検出
するピーク検出手段(図4の15)と、該ピーク検出手
段で上記明出力ピーク値の変動をモニターし、出力が安
定したと確認された時点で、上記CCDの明出力ピーク
値をシェーディングデータとして取り込むシェーディン
グ補正手段(同16)と、上記ピーク検出手段によりモ
ニターされたビデオ出力が予め定められた基準レベルを
越えた時点で、所定の処理を行うための一連の制御シー
ケンスを開始する制御手段とを有することも特徴として
いる。また、本発明の画像読取り方法は、光源に管光
源を使用した画像読取り方法において、読取り装置のオ
ペポート上の読取り動作に関連するボタンが押下された
時点(図10のステップ201)で、上記光源を点灯す
るようにしたことを特徴としている。 読取り装置に原稿がセットされた時点(ステップ20
2)で、上記光源を点灯するようにしたことも特徴とし
ている。 読取り装置のオペポート上のボタンが押下された時
点、あるいは読取り装置に原稿がセットされた時点で、
上記光源をON/OFFして予備点灯することにより、
該光源の立上りを早くすることも特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、光源の立上り
特性のばらつきを考慮して、光源の光量が安定したこと
を検知し、直ちにシェーディング補正データを取り込
み、画像読取りを行う柔軟な制御を行う。そして、光源
の光量を検知する具体的な手段として、読取りデバイス
(CCD等)のビデオ信号の出力を画像処理回路におい
てA/D変換し、そのビデオ有効期間での最大出力値を
システム側がモニターし、出力が安定したことを確認す
る。これにより、無駄な待ち時間がなくなり、その光源
の点灯に応じた柔軟な制御により、高速読取りを要求さ
れる機種でのファーストコピー時間やCPM(コピーパ
ーミニッツ)(1分間のコピー枚数)等の重要な規格を
満足させることができる。また、両端の光量が安定して
いない時にシェーディング補正データを取り込む可能性
もあるため、複数画素モニターのできる構成にして、確
実に光源の長手方向での立上り差を解消させることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図4は、本発明の第1の実施例を示す画像読
取り装置のブロック図であり、図5は、図4における動
作フローチャートである。図1で述べたように、光源7
を点灯すると、白圧板6の反射光がミラー11およびレ
ンズ12を介してCCD13に入射される。入射された
光は、受光素子であるCCD13で光電変換された後
に、アナログ信号として画像処理回路20のA/D回路
14に入力される。このデータは、原稿読取り時のシェ
ーディング補正用データとして画像処理回路20等に付
随するRAM等に格納される。本実施例では、点灯して
この白圧板6を読んでいる際の明出力のピーク値をピー
ク検出回路15で検出し、光量が安定したか否か、つま
り出力が安定したか否かをシステム側で判断する。これ
と併行してA/D変換出力をシェーディング補正回路1
6に読み込み、ピーク検出回路15がピーク値を検出し
た時点でシェーディング補正を行う。なお、光源を制御
する信号がシステムバス18を介して光源ON/OFF
回路19に入力したとき、点灯装置21を制御すること
により、光源7をON/OFFする。
【0008】図5のフローに従って、図4の動作を説明
する。ユーザがオペポートから操作することによりコピ
ースタートが押下されると(ステップ101)、システ
ム側は光源を点灯するために、光源ON/OFF回路1
9へON信号を出力する(ステップ102)。同時に、
原稿1をフィードするが(ステップ103)、管光源の
場合には、環境や長時間不点灯および個々のばらつき等
により、点灯ONから光量が安定するまでの時間が不安
定である。そこで、システム側はピーク検出回路15で
ピークの変動をモニターし、出力が安定したと確認され
た場合に(ステップ104)、白圧板6を読取ったシェ
ーディング補正用データを取り込む(ステップ10
8)。そして、S1センサ5を検知したならば(ステッ
プ109)、所定量だけ原稿1をフィードして(ステッ
プ111)、原稿読取りを開始する(ステップ11
2)。一方、安定するまでの時間が長引き、原稿がS1
センサ5の位置まで到達した場合には(ステップ10
5)、一旦原稿フィードをストップし(ステップ10
6)、出力安定まで待機する(ステップ107)。安定
されたことが確認されると(ステップ107)、同様に
シェーディング補正用データを取り込み(ステップ11
0)、所定量原稿1をフィードし(ステップ111)、
原稿1を読取り始める(ステップ112)。光量が安定
するまでの時間が短い場合には、原稿1を一旦停止する
必要もないため、ファーストコピー時間も短くすること
が可能である。
【0009】このように、第1の実施例(図4、図5)
(請求項1参照)では、光源の光量が安定したことを検
知して、直ちに光源の光量を検知する読み取りデバイス
(CCD等)のビデオ信号の出力を画像処理回路におい
てA/D変換し、そのビデオ有効期間における最大出力
値システム側がモニターして、出力が安定したことを確
認する。これにより、光源が確実に安定したことをシス
テム側が確認できるため、従来のような無駄な待ち時間
がなくなり、その光源の点灯に応じた柔軟な制御によっ
て、高速読取りが要求される機種でのファーストコピー
時間やCPM等の重要な製品規格を満足させることがで
きる。また、これにより、シェーディング補正不良によ
る画像劣化を確実に防止することができる。さらに、そ
のために特別な回路を増設する必要もないため、コスト
アップを招くことがない。
【0010】図6は、本発明の第2の実施例を示す画像
読取り装置のブロック図であり、図7は、その具体的な
モニター画素出力と光源立ち上り特性を示す図である。
図6の実施例において、図4の実施例と異なる点は、ピ
ーク検出回路15の代りに複数画素出力検出回路22を
設置したことである。1蓄積時間内での明出力有効時間
の5画素の出力をモニターできるようにしている。その
他の動作は、図5と同じである。図7(a)では、1蓄
積時間内での明出力有効期間において、5画素(E1〜
E5)の画素出力をモニターする点を示している。E1
はスキャンするCCDの先頭側画素であり、E5は後端
側の画素である。実際には、A4判の帳票に対して8本
/mmのモードで光が照射したとすると、1蓄積時間内
に1728ビットの画素の出力をモニターしている。図
7(b)に示すように、画素E1の出力安定するまでの
時間が、画素E3に比較して遅く、他の画素よりも遅い
場合には、システム側では、最も遅いE1を最終的な出
力安定モニター画素として認識することになる。
【0011】このように、第2の実施例(請求項2参
照)では、ビデオ信号の有効期間の複数画素の出力をシ
ステム側でモニター可能にして、有効読取り領域での光
源の各場所における光量安定化を検出する。この場合、
光源の長手方向の各部での光量安定時間は、前述のよう
に早いものから遅いものまで種々であり、特に両端に電
極があるタイプの光源は、両端の光量の立上りが中央部
に比較して遅くなる傾向にある。第1の実施例のように
1点モニター方式の場合には、両端の光量が未だ安定し
ていない時にシェーディング補正データを取り込む可能
性があるため、補正むらが発生し、画像劣化の原因とも
なる。第2の実施例では、複数画素モニター方式とした
ので、端部の立上りが遅い光源には、端部の出力をモニ
ターできるように割り当てれば、確実に光源の長手方向
での立上り差を解消することができる。
【0012】図8は、本発明の第3の実施例を示す画像
読取り装置のブロック図である。図8の実施例におい
て、図4の実施例と異なる点は、ピーク検出回路15の
代りに全画素出力比較回路23を設置したことである。
すなわち、第3の実施例では、モニターする画素を有効
画素全画素対象とするために、全画素出力比較回路23
を設置する。全画素出力比較回路23では、全ての画素
に対して、同じ画素の中での出力の時間的な変動を見
る。このためには、全画素を保持するか、あるいは前の
データと次のデータとを比較演算器により比較して、差
分を見る方法を用いる。差分が少なくなればなるほど、
画素出力は安定していることになる。また、差分の最大
値を検出することができるようにしてもよい。全画素シ
ステム側でモニターすることが困難な場合には、この回
路23内に一定ラインおきに出力を取り込み、前データ
との出力比較を行い、その最大差分をシステム側でモニ
ターできる構成にしても差し支えない。このように、第
3の実施例(請求項3参照)では、ビデオ信号の有効期
間の全画素の出力状態をモニター可能にすることによ
り、全画素での光量安定化を検出する。この場合、全画
素を対象に見ているため、より確実に光量安定を確認す
ることができる。
【0013】図9は、本発明の第4の実施例を示す明出
力ピーク値、および基準レベルの出力時間特性を示す図
である。第4の実施例では、モニターする出力をピーク
値とした場合には、光源の光量が立上る際の出力レベル
で、図9(b)に示すような基準レベルを定めておき、
この基準レベルよりも越えた場合に、待機していた制御
シーケンスを開始して、出力が確実に安定する時点でシ
ェーディング補正を行うようにする。すなわち、いずれ
光量安定点に到達するのであるから、それよりも前の基
準レベルを越えた時点で制御シーケンスを開始すれば、
安定点に達した時点で早目にシェーディング補正データ
を取り込めることになる。このように、第4の実施例
(請求項4参照)では、光源の光量を検知する手段、つ
まりビデオ信号をモニターする回路を設け、このビデオ
出力がある出力値以上に達すると、光源点灯するまで待
機していた制御シーケンスを開始し、一定時間を経過し
た時点でシェーディング補正データを取り込むのであ
る。この場合、光源光量が安定化する前に光源光量立上
りを検知しているので、より早く光源点灯まで待機した
制御シーケンスを開始することができ、ファーストスキ
ャンに要する時間の短縮が可能となる。これにより、高
速読取りが要求される機種でのファーストコピー時間や
CPM等の重要な製品規格を満足することができる。
【0014】図10は、本発明の第5および第6の実施
例を示す画像読取り装置の動作フローチャートである。
図10のフロー自体が第5の実施例であり、図10のス
テップ201の文字を矢印の文字に置き換えた動作が第
6の実施例である。なお、このフローではコピー動作の
場合を例にしているが、送信の場合等も同じフローで実
現できる。また、オペポートボタンには、コピーモー
ド、ファックスモード等のモードボタン、コピー枚数セ
ットボタン、用紙の大きさセットボタン等が設置されて
いる。第5の実施例では、ユーザーが読取り装置に対し
てオペポートのボタンを押下した場合(ステップ20
1)、直ちに光源を点灯する(ステップ202)。コピ
ーボタンが押下されると(ステップ203)、原稿をフ
ィードし(ステップ204)、次にシェーディング補正
データを取り込む(ステップ205)。そして、S1セ
ンサを検知したならば(ステップ206)、所定量だけ
原稿をフィードさせ(ステップ207)、原稿読取りを
開始する(ステップ208)。なお、コピー動作、送信
動作に関係ないボタンを押下した際には、この制御は行
わないとすることも可能である。例えば、ファクシミリ
装置のコピーモードを押下した場合には、何も動作しな
いようにできる。早目に光源の点灯を行っているので、
コピーボタンを押した時点では、十分に光源の光量が安
定しているため、光源の点灯遅れをシステム側で考慮す
る必要がない。このように、第5の実施例(請求項5参
照)では、ユーザーが読取り装置のオペポート上のボタ
ンを押下した時に、光源点灯を早目に行う。これによ
り、最初のボタン操作で光源点灯が開始されているた
め、ファクシミリ等の送信スタートボタンやコピーボタ
ンを押下する前に既に光量が安定していることになり、
光源安定するまでの待機制御シーケンスが不要となり、
かつ早く読取りが可能な状態となる。
【0015】第6の実施例(請求項6参照)では、図1
0のオペポートボタンの押下(ステップ201)の代り
に、原稿セットの動作を置換する。すなわち、第6の実
施例では、原稿がセットされると(ステップ201)、
光源点灯制御を開始し(ステップ202)、コピーボタ
ン(コピースタートボタン)が押下されると(ステップ
203)、原稿フィードを行う(ステップ204)。次
に、シェーディング補正データを取り込み(ステップ2
05)、S1センサが検知したならば(ステップ20
6)、所定量だけ原稿をフィードし(ステップ20
7)、原稿読取りを開始する(ステップ208)。ここ
では、コピー動作の例を示したが、送信時にも同じフロ
ーで実現できる。ユーザーが読取り装置に対して原稿を
セットした場合、直ちに光源を点灯する。この場合、コ
ピー動作、送信動作に関係のないボタンを押下した際に
は、この制御を行わないとすることも可能である。早目
に光源の点灯を行っているため、コピーボタンを押下し
た時点では十分に光源の光量が安定しているため、光源
の点灯遅れをシステム側で考慮する必要がない。
【0016】次に、本発明の第7の実施例について説明
する。第5の実施例および第6の実施例(図10参照)
において、原稿がセットされた時点、あるいはオペポー
トボタンが押下されたことを検知した時点で、光源をO
N/OFFして、予備点灯を行う。すなわち、図10の
ステップ202の光源点灯制御の代りに光源の予備点灯
を置換する。予備点灯を行うと、光量が安定するまでの
時間のばらつきを抑えることができ、システム側への影
響を少なくできる。予備点灯の後に、光源ONの本点灯
を行うのは勿論である。第7の実施例(請求項7参照)
では、読取り動作を行う前に光源をON/OFFしてい
るため、本来の読取り動作での光源の立上りが早くな
り、システム側でより早い光量安定を確保することがで
きる。従来では、消灯時間が長時間の場合や、外光が入
り難い構造の場合には、初期点灯に時間がかかっていた
が、本実施例では、予備点灯を行うことにより、長時間
消灯されていても、また外光が入らない場合でも、光源
の立上りは早くなる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光源が確実に安定したことをシステム側が確認できるの
で、無駄な待ち時間がなくなり、高速読取りが要求され
ている機種でのファーストコピー時間やCPM等の製品
規格を満足させることができる。また、これにより、シ
ェーディング補正不良がなくなるので、画像劣化を防止
することができる。さらに、特別な回路を増設する必要
がないため、コストアップを招くこともない。また、光
源が安定するまでの待機制御シーケンスが不要となるの
で、早く読取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の読取り装置の側断面構成図である。
【図2】図1における光源の点灯遅れの状態を示す光量
時間特性図である。
【図3】明出力ピーク値出力の推移を示す出力時間特性
図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す画像読取り装置の
ブロック図である。
【図5】図4の画像読取り装置における動作フローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施例を示す画像読取り装置の
ブロック図である。
【図7】図6の画像読取り装置におけるモニター画素出
力および各画素出力の出力時間特性図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す画像読取り装置の
ブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施例を示す明出力ピーク値お
よび基準レベルの出力時間特性図である。
【図10】本発明の第5、第6および第7の実施例を示
す画像読取り装置の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1…原稿、2…分離パッド、3…フィードコロ、4…R
1ローラー、5…S1センサ、6…白圧板、7…光源、
8…コンタクトガラス、9…S2センサ、10…R2ロ
ーラー、11…ミラー、12…レンズ、13…CCD、
14…A/D変換器、15…ピーク検出回路、16…シ
ェーディング補正回路、17…2値化回路、18…シス
テムバス、19…光源ON/OFF回路、20…画像処
理回路、21…点灯装置、22…複数画素出力検出回
路、23…全画素出力比較回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源に管光源を使用する画像読取り装置に
    おいて、 点灯された上記光源から白圧板に照射し、該白圧板から
    の反射光をCCDで光電変換した明出力のピーク値を検
    出するピーク検出手段と、 該ピーク検出手段で上記明出力ピーク値の変動をモニタ
    ーし、出力が安定したと確認された時点で、上記CCD
    の明出力ピーク値をシェーディングデータとして取り込
    むシェーディング補正手段と、 もし、上記明出力のピーク値の変動が安定するまでに、
    読取り原稿がスキャンライン板の直前まで給送されてき
    た場合には、該原稿の給送を一時停止する制御手段とを
    有することを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像読取り装置におい
    て、 前記ピーク検出手段は、原稿を走査して読取るCCDの
    先頭側画素から後端側画素までの1蓄積時間内での明出
    力有効期間における複数画素の出力をモニターする複数
    画素出力検出手段であり、上記複数画素出力のうち最も
    遅く出力が安定化する画素出力を最終的出力安定モニタ
    ー画素として認識することを特徴とする画像読取り装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の画像読取り装置におい
    て、 前記ピーク検出手段は、原稿を走査して読取るCCDの
    先端側画素から後端側画素までの1蓄積時間内での明出
    力有効期間における全画素の出力状態をモニターする全
    画素出力比較手段であり、全画素出力毎のピーク値の時
    間変化をモニターすることを特徴とする画像読取り装
    置。
  4. 【請求項4】光源に管光源を使用する画像読取り装置に
    おいて、 点灯された上記光源から白圧板に照射し、該板からの反
    射光をCCDで光電変換した明出力のピーク値を検出す
    るピーク検出手段と、 該ピーク検出手段で上記明出力ピーク値の変動をモニタ
    ーし、出力が安定したと確認された時点で、上記CCD
    の明出力ピーク値をシェーディングデータとして取り込
    むシェーディング補正手段と、 上記ピーク検出手段によりモニターされたビデオ出力が
    予め定められた基準レベルを越えた時点で、所定の処理
    を行うための一連の制御シーケンスを開始する制御手段
    とを有することを特徴とする画像読取り装置。
  5. 【請求項5】光源に管光源を使用する画像読取り方法に
    おいて、 読取り装置のオペポート上の読取り動作に関連するボタ
    ンが押下された時点で、上記光源を点灯するようにした
    ことを特徴とする画像読取り方法。
  6. 【請求項6】光源に管光源を使用する画像読取り方法に
    おいて、 読取り装置に原稿がセットされた時点で、上記光源を点
    灯するようにしたことを特徴とする画像読取り方法。
  7. 【請求項7】光源に管光源を使用する画像読取り方法に
    おいて、 読取り装置のオペポート上のボタンが押下された時点、
    あるいは読取り装置に原稿がセットされた時点で、上記
    光源をON/OFFして予備点灯することにより、該光
    源の立上りを早くするようにしたことを特徴とする画像
    読取り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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