JPH089118A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH089118A
JPH089118A JP13426894A JP13426894A JPH089118A JP H089118 A JPH089118 A JP H089118A JP 13426894 A JP13426894 A JP 13426894A JP 13426894 A JP13426894 A JP 13426894A JP H089118 A JPH089118 A JP H089118A
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JP13426894A
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English (en)
Inventor
Tadatoshi Hanasato
忠利 花里
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル画像形成装置における画像読取と
画像出力のタイミングミスマッチ発生時に、装置の動作
を停止させることなく継続して連続複写することを可能
とする。 【構成】 画像情報を読み込む画像読取手段4と、その
情報をページ単位で記憶する第1の蓄積手段7と、さら
に大容量の情報を蓄積可能な第2の蓄積手段10をもっ
た画像形成装置1に、第1の蓄積手段7の空きを予測し
て次原稿情報の取り込み動作を開始する原稿読取動作開
始手段31と、実際の蓄積段階において予測と異なる事
象が発生して第1の蓄積手段7が空いていなかった場合
に第2の蓄積手段10に切り替えて蓄積する切替手段3
2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像情報を
蓄積する機能をもったデジタル複写機またはプリンタな
どの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力された画像情報を蓄積する機
能をもったデジタル複写機またはプリンタ等の画像形成
装置は、画像情報を蓄積する手段としてページ単位で画
像情報を蓄積するページメモリが使用されている。しか
し、このページメモリは構成上の理由からデータの読出
しとデータの書込みを同時に行うことができない仕様と
なっているので、現在読出中の画像情報の出力が完了す
るのを待って、次の原稿の画像情報を取り込む必要があ
る。
【0003】すなわち、図4に示すようなディジタル複
写装置1は、自動原稿給送手段(ADF)2と、読取光
学系4と、画像出力系9とから構成される。自動原稿給
送手段2は、プラテンカバー25に設けられた、原稿1
2が載置される原稿トレイ21と、図示を省略した給紙
手段と、排出原稿トレイ26とから構成される。読取光
学系4は、例えばCCDからなる画像読取素子41と、
光源42と、反射鏡43結像レンズ44とから構成され
る。また、画像出力系9は、レーザービームスキャナ9
1と、感光ドラム92と、レジストロール93と、記録
用紙供給部94と、帯電部95と、現像部96と、転写
部97と、定着部98とクリーニング部99から構成さ
れる。
【0004】自動原稿給送手段2の原稿トレイ12から
プラテン24上に供給された原稿11の原稿面を読取光
学系4が走査して、画像読取素子41で画像情報を読み
取る。この画像情報は、画像出力系9のレーザビームス
キャナ91で光に変換され、帯電部15で帯電された感
光ドラム92上を走査してドラム上に潜像を形成する。
この潜像は、現像部96で現像され、転写部97で原稿
トレイ94または手差し原稿トレイ94−2から搬送さ
れてきた用紙13に転写された後、定着部98で定着さ
れて用紙排出トレイ14に排出される。転写を終了した
感光ドラム92は、クリーニング部99でクリーニング
され、次の原稿の画像形成に備える。
【0005】自動原稿給送手段2と読取光学系4と画像
出力手段9の動作について、図5を用いて説明する。原
稿トレイ21に載置された原稿12は、図示を省略した
繰出手段によって1枚ずつ取り出され、搬送ベルト22
等によってプラテンガラス24上に給送されて原稿レジ
23に接して停止する。キャリッジホームポジション4
5に位置したキャリッジは、プラテンガラス24上の原
稿11の下面に移行し原稿11面上を走査する。光源4
2は、原稿11を照射し、その反射光は、反射鏡43お
よび結像レンズ44を経て画像読取素子41上に結像す
る。読み取られた画像情報は、画像情報変換器5におい
てディジタル量に変換されてページメモリ7に格納され
る。画像出力手段9のレジロール93に用紙13が到着
するタイミングでページメモリ7の内容が読み出され、
画像情報再変換手段8によってアナログ情報に変換され
た後、レーザビームスキャナユニットのROS91で走
査光に変換され、感光ドラム92上を走査してここに潜
像を形成する。
【0006】このような従来の高速デジタル複写機にお
いては、単位時間(分)当たりのコピー速度をより高速
にするために、現画像情報を格納したページメモリ7が
空くタイミングを予測して、自動原稿給送手段2が次の
原稿の引き込む動作および画像情報読取手段4のキャリ
ッジの走査開始位置までの移動を見切りで開始してい
た。
【0007】しかし、このようなタイミング予測には限
界があり、例えば印字用紙13の搬送遅れ等の理由によ
り画像出力タイミングが遅れると、次原稿の画像情報取
込タイミングが到来しても未だにページメモリ7が空き
状態となっていないので、タイミングミスマッチとして
マシンを異常停止しなければならないという問題があっ
た。
【0008】ファクシミリなどの画像処理装置におい
て、画像メモリが故障して使用できない場合において、
画像メモリバッファを画像メモリの代わりに使用するこ
とは、特開平3−234163号公報に示されている
が、これは画像メモリを正規の画像記憶エリアと代替記
憶エリアとに分け、正規の画像記憶エリアに故障があっ
たときに代替記憶エリアを使用するとともに、代替記憶
エリアの空き量を監視して不足したときには、故障が修
復されるまで一時的に他の記憶手段を代替エリアとして
使用する方法である。したがって、この方法によれば、
画像メモリが故障して使用できない場合においても一時
記憶の画像メモリバッファを画像メモリの代わりに使用
することによって、画像に関する機能が動作しなくなる
ことを防ぐことができるが、ページメモリの空きを予測
制御することおよびミスマッチングに対する対応はなん
ら考慮されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来のディジタル画像形成技術における、画像読取と画
像出力のタイミングミスマッチ発生時に、装置の動作を
停止させることなく継続して連続コピーすることが可能
なシステムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】画像情報を読み込む画像
読取手段4と、その情報をページ単位で記憶する第1の
蓄積手段7と、さらに大容量の情報を蓄積可能な第2の
蓄積手段10をもった画像形成装置1において、第1の
蓄積手段7の空きを予測して次原稿情報の取込動作を開
始する原稿読取動作開始手段31と、実際の蓄積段階に
おいて予測と異なる事象が発生して第1の蓄積手段7が
空いていなかった場合に第2の蓄積手段10に切り替え
て蓄積する蓄積切替手段32を設けた。
【0011】
【作用】1枚の原稿から複数枚のコピーを連続して複写
するときには、読み取った画像をページメモリに記憶し
ておき、該ページメモリの読出が終了することを予測し
て次の原稿の読込動作を開始させるようにし、次の原稿
の読込み時にページメモリが書込み可能状態になってい
なかったときには、読み込んだ画像情報をページメモリ
に代えて大容量の第2の記憶手段に記憶させる。したが
って読込み時にミスマッチングが生じたときにも装置を
停止することなく複写動作を継続することができ、複写
速度を上げることができる。
【0012】
【実施例】高速デジタル複写機の場合、単位時間当たり
のコピー枚数(CPM:コピー枚数/分)で示される複
写能力を上げることは装置性能の点から特に重要であ
る。したがって、複数部数を複写する場合は、ページメ
モリに格納された画像情報を連続して読み出し、画像を
作成することによってその複写能力(CPM)を向上さ
せている。このような処理にあっては、ページメモリか
らその原稿の全ての複写枚数に対する画像情報の読出し
が完了してから次の原稿の画像情報をページメモリに蓄
積するまでのタイミングギャップを少なくすることによ
って、原稿交換を含めた複写能力(CPM)を向上させ
ることができる。
【0013】その実現手段として、従来、原稿1枚目の
最終部目のページメモリの読み出しが完了するタイミン
グを予測して、次の原稿の読取動作である自動原稿給送
手段の原稿引込みおよび画像読取手段のキャリッジ移動
を見切りタイミングで開始し、実際の読取位置である原
稿レジに可能な限り早くセットし、タイミングギャップ
を小さくすることにより実現していた。
【0014】しかし、この手段には限界があり、許容範
囲を越えた印字用紙の搬送遅れ等の理由によりページメ
モリからの画像読出タイミングが遅れると走査開始状態
にある画像読取手段に対し、画像情報を書き込むはずの
ページメモリが読出モードのままのため、画像読取手段
は原稿走査動作を継続できず異常停止していた。
【0015】本発明は、前記のようにページメモリに対
する書込タイミング異常が発生した場合、イメージバス
を画像読取手段/画像処理手段→画像情報変換手段→コ
ーデック→圧縮メモリに切り替えることによって、次の
原稿の画像情報を第2の記憶手段である圧縮メモリに蓄
積することができ、第1の蓄積手段であるページメモリ
の読出完了を待ち合わせる必要がなくなり、画像読取手
段を停止させることなく動作を継続できるというもので
ある。
【0016】以下、図1〜図6を用いて本発明を説明す
る。図1は、本発明に係る画像形成装置1の構成の概要
と画像情報の流れを示す図である。画像形成装置1は、
自動原稿給送手段(ADF:Auto Document Feeder)2
と、スケジューラ3と、画像読取手段(IIT:Image
Input Terminal)および画像処理手段(IPS:Image P
rocessing System)4と、画像情報変換手段(VDC:V
ideo Data Converter)5と、コーデック(CODE
C)6とページメモリ(P.MEM:Page memory)7
と、画像情報再変換手段(IE:Image Enhance)8と、
画像出力手段(IOT:Image Output Terminal)9
と、圧縮メモリ10とから構成される。さらに、スケジ
ューラ3は、ページメモリ7空きを予測して次原稿情報
の取込動作を開始する原稿読取動作開始手段31と、実
際の蓄積段階において予測と異なる事象が発生してペー
ジメモリ7が空いていなかった場合に圧縮メモリ10に
切り替えて蓄積する切替手段32を有している。図にお
いて、細線は制御情報の流れを、太線は画像情報の流れ
を示す。
【0017】まず、原稿が1枚で複写部数が1部の基本
コピーについて説明する。自動原稿給送手段(ADF)
2の原稿トレイ21に原稿12がセットされスタートボ
タンが押下されると、スケジューラ3は、各手段のコン
トローラにそのことを伝え、自動原稿給送手段2に対し
原稿フィード要求を発行する(C−1)とともに、画像
読取手段(IIT)および画像処理手段(IOS)4か
らの画像情報を伝達するイメージバスを、画像情報変換
手段(VDC)5からページメモリ7への経路と、ペー
ジメモリ7から画像情報再変換手段(IE)8の経路に
設定する(C−4)。
【0018】原稿フィード要求に基づいて自動原稿給送
装置(ADF)2から供給された原稿が原稿レジに到着
しプラテンガラス上にセットされると、自動原稿給送手
段2は、画像読取手段(IIT)4による原稿走査が可
能であることをスケジューラ3に知らせる(C−6)。
【0019】次に、スケジューラ3は、ページメモリ7
を書込モードに設定するとともに、画像読取手段(II
T)4に走査要求を発行する(C−2)。これを受けた
画像読取手段4は、キャリッジをホーム(Home)位
置45まで移動した後、キャリッジの移動速度が所定ス
ピードに達するまで加速し、原稿レジ23を通過した以
降に原稿11を走査して読み取った画像情報を画像情報
変換手段(VDC)5経由で第1の蓄積手段であるペー
ジメモリ7に蓄積する。
【0020】画像情報の読取りが終了しページメモリ7
への画像情報の蓄積が完了すると読取手段は読取終了情
報をスケジューラ3に送信する(C−7)。スケジュー
ラ3は、画像出力手段(IOT)9に対し印字用紙搬送
要求を発行する(C−3)。画像出力手段9は、搬送し
た印字用紙13がレジストロール93に達すると印字用
紙13の位置情報をスケジューラ3に知らせる(C−
8)。スケジューラ3は、この情報によりページメモリ
7を読出モードに設定し、画像出力手段9にレジストロ
ール位置から転写部97以降への印字用紙の搬送を要求
する(C−3)。
【0021】画像出力手段(IOT)9は、印字用紙1
3と感光ドラム92上の画像が転写部97で一致するタ
イミングで画像情報再変換手段(IE)8に対し画像出
力信号(C−9)を発行し、この信号に同期して画像デ
ータがレーザビームスキャナユニット91経由で出力さ
れ印字用紙に転写される。ページメモリ7は、画像情報
の読出しが完了すると書込モードに再設定される。
【0022】次に、原稿が2枚で複写部数が2部の場合
について説明する。図2は、各手段の働きと原稿の位置
を示す図であり、同図(ア)は自動原稿給送手段(AD
F)2の動作を、(イ)はプラテン上の原稿の存在を、
(ウ)は画像読取手段(IIT)4のキャリッジの移動
状況を、(エ)は正常動作時における画像情報のP.メ
モリ7への書込状況を、(オ)は正常動作時における
P.メモリ7からの画像情報の読出状況を、(カ)はタ
イミング遅れ発生時の画像情報のP.メモリ7への書込
状況を、(キ)はタイミング異常時における画像情報の
圧縮メモリへの書込状況を示している。
【0023】自動原稿給送手段(ADF)2の原稿トレ
イ21に原稿12がセットされスタートボタンが押下さ
れると、スケジューラ3は、各手段のコントローラにそ
のことを伝え、自動原稿給送手段2に対し原稿フィード
要求を発行する(C−1)とともに、画像読取手段(I
IT)および画像処理手段(IOS)4からの画像情報
を伝達するイメージバスを、画像情報変換手段(VD
C)5からページメモリ7への経路と、ページメモリ7
から画像情報再変換手段(IE)8の経路に設定する
(C−4)。
【0024】原稿フィード要求に基づいて自動原稿給送
装置(ADF)2から供給された1枚目の原稿(第1原
稿)が原稿レジに到着し(イ)に示されるようにプラテ
ンガラス上にセットされると((ア)a)、ページメモ
リ7が書込モードに設定される。画像読取手段(II
T)4は、キャリッジをホーム(Home)位置45ま
で移動し((ウ)f)た後、キャリッジの移動速度が所
定スピードに達するまで加速し、原稿レジ23を通過し
た以降に原稿11を走査して((ウ)g)読み取った画
像情報を画像情報変換手段(VDC)5経由で第1の蓄
積手段であるページメモリ7に蓄積する((エ)W−
1)。
【0025】第1原稿の画像情報の読取りが終了しペー
ジメモリ7への画像情報の蓄積が完了すると、自動原稿
給送手段(ADF)2は、プラテン上の第1原稿を原稿
排出トレイ26へ排出し((ア)b)、次の原稿(第2
原稿)を引き込む動作を開始する((ア)c)。読取手
段(IIT)4は、読取終了情報をスケジューラ3に送
信した後キャリッジをホームポジションへ復帰させる
((ウ)h)。スケジューラ3は、読取終了情報を受け
ると、画像出力手段(IOT)9に対し印字用紙搬送要
求を発行し(C−3)、画像出力手段9は、搬送した印
字用紙13がレジストロール93に達すると印字用紙1
3の位置情報をスケジューラ3に知らせる(C−8)。
スケジューラ3は、この情報によりページメモリ7を読
出モードに設定し第1原稿情報を読み出す((オ)R−
11)とともに、画像出力手段9にレジストロール位置
から転写部97以降への印字用紙の搬送を要求する(C
−3)。画像出力手段9は、印字用紙13と感光ドラム
92上の画像が転写部97で一致するタイミングで画像
情報再変換手段(IE)8に対し画像出力信号(C−
9)を発行し、この信号に同期して画像データがレーザ
ビームスキャナユニット91経由で出力され印字用紙に
転写される。ページメモリ7は、画像情報の読出しが完
了すると書込モードに再設定される。
【0026】次いで、スケジューラ3は、1枚目の複写
と同様に画像出力手段(IOT)9に対し印字用紙搬送
要求を発行し(C−3)、画像出力手段9は、搬送した
印字用紙13がレジストロール93に達すると印字用紙
13の位置情報をスケジューラ3に知らせる(C−
8)。スケジューラ3は、この情報によりページメモリ
7を読出モードに設定し第1原稿情報を再度読み出す
((オ)R−12)とともに、画像出力手段9にレジス
トロール位置から転写部97以降への印字用紙の搬送を
要求する(C−3)。画像出力手段9は、印字用紙13
と感光ドラム92上の画像が転写部97で一致するタイ
ミングで画像情報再変換手段(IE)8に対し画像出力
信号(C−9)を発行し、この信号に同期して画像デー
タがレーザビームスキャナユニット91経由で出力され
印字用紙に転写される。ページメモリ7は、画像情報の
読出しが完了すると書込モードに再設定される。
【0027】前記2度目の原稿引込動作によって第2原
稿が原稿レジを通過する((ア)d)と、第2原稿がプ
ラテンガラス上へセット(ウ)されるタイミングと同期
するようにホームポジションからの移動((ウ)i)を
開始したキャリッジは、第2原稿がプラテン上へセット
されたとほぼ同時に原稿の走査を開始し((ウ)J)、
第2原稿の読取情報をページメモリ7に書き込む
((エ)W−2)。
【0028】第2原稿の画像情報の読取りが終了しペー
ジメモリ7への画像情報の蓄積が完了すると、自動原稿
給送手段(ADF)2は、プラテン上の原稿を原稿排出
トレイ26へ排出する((ア)e)。読取手段(II
T)4は、読取終了情報をスケジューラ3に送信した後
キャリッジをホームポジションへ復帰させる((ウ)
k)。スケジューラ3は、読取終了情報を受けると、画
像出力手段(IOT)9に対し印字用紙搬送要求を発行
し(C−3)、画像出力手段9は、搬送した印字用紙1
3がレジストロール93に達すると印字用紙13の位置
情報をスケジューラ3に知らせる(C−8)。スケジュ
ーラ3は、この情報によりページメモリ7を読出モード
に設定し第2原稿情報を読み出す((オ)R−21)と
ともに、画像出力手段9にレジストロール位置から転写
部97以降への印字用紙の搬送を要求する(C−3)。
画像出力手段9は、印字用紙13と感光ドラム92上の
画像が転写部97で一致するタイミングで画像情報再変
換手段(IE)8に対し画像出力信号(C−9)を発行
し、この信号に同期して画像データがレーザビームスキ
ャナユニット91経由で出力され印字用紙に転写され
る。ページメモリ7は、画像情報の読出しが完了すると
書き込みモードに再設定される。
【0029】以下、第1原稿の2枚目の複写と同様に、
第2原稿の2枚目の複写が実施される。
【0030】ここで、印字用紙の搬送遅れなどによっ
て、第1原稿の複写が遅れ、第2原稿の読取開始がなさ
れる時刻になっても、ページメモリ7の読出しが終了し
ない場合について説明する。第1原稿の2枚目の複写の
終了を予測して、自動原稿給送手段(ADF)2におけ
る第2原稿の引込動作および画像読取手段(IIT)4
のキャリッジの移動を開始させたが、なんらかの異常状
態の発生によってページメモリ7の読出しが見込んだ時
刻に終了しなかったとき((カ)R−12)、スケジュ
ーラ3は、第2原稿読取情報を第2の蓄積手段である圧
縮メモリ10へコーデック(CODEC)6を介して転
送し格納する。
【0031】原稿読取終了情報を受けたスケジューラ3
は、圧縮メモリ10を読出可能にして格納された第2原
稿情報を読み出し((オ)R−a)、コーデック6を介
してページメモリ7または画像情報再変換手段(IE)
8へ送出する。画像の回転などの操作を行うときは前者
が選ばれ、読み取った情報をそのまま出力するときには
後者が選択される。
【0032】本発明において、第1の記憶手段であるペ
ージメモリ7の他に、第2の記憶手段である圧縮メモリ
10を別に設ける利点は、第1に、圧縮メモリ10がF
AX受信や文書の蓄積送信等のためのもであることか
ら、多数のページにわたる画像情報を蓄積することがで
き、しかも、読み書きが同時に行える仕様であることか
ら、FAX受信中でもページメモリの代わりに画像情報
を蓄積できることと、第2に、ページメモリ7は、画像
情報を90°回転して出力できる機能を有することか
ら、給送する印字用紙が縦置きであっても横置きであっ
てもどちらでも印字することができる。よって、圧縮メ
モリとページメモリの使い分けができるという利点があ
る。
【0033】また、通常の複写動作においてページメモ
リを使用する理由は、1ページ分の記憶容量があれば複
数部数の複写動作に充分であるということと、処理体系
が簡単であるということによる。
【0034】ページメモリ7に対する書込タイミング異
常が生じたことによって圧縮メモリ10に急遽蓄積され
た画像情報を読み出す場合は、再度ページメモリ7に画
像情報を転記して90°回転した後、画像情報再変換手
段(IE)8に出力する経路(圧縮メモリ10→コーデ
ック6→ページメモリ7→画像情報再変換手段8→画像
出力手段9)と、画像出力信号(C−9)に同期して直
接出力する経路(圧縮メモリ10→コーデック6→画像
情報再変換手段8→画像出力手段9)の2種類がある。
【0035】次に、原稿引込みの予測制御とページメモ
リ7および圧縮メモリ10の動作タイミングを図2を用
いて説明する。
【0036】予測制御は、第1原稿の2部目のページメ
モリ7の読出完了タイミングを予測して自動原稿給送手
段(ADF)2の原稿引込みと画像読取手段4のキャリ
ッジ移動を見切りで開始する。正常時は、ページメモリ
7の読出完了後に第2原稿の書込タイミングとなるが、
用紙搬送遅れによって第1原稿の2部目のページメモリ
読出しが後にずれこんだとき、第2原稿の走査開始時に
なってもページメモリ7が空いていないので書込みを開
始することができない。そこで、イメージバスを切り替
えて圧縮メモリに画像情報を蓄積する。すなわち、本発
明の画像形成装置にはメモリ切替手段が備えられてい
る。
【0037】次に、図3および図4を用いて前記C−1
以降のスケジューラ3の動作フローを説明する。原稿1
1がプラテンガラス24上にない状態で、原稿12を原
稿トレイ21にセットした後、スタートキーを押し下げ
ると、スケジューラ3はその旨を各手段のコントローラ
に伝達する(S1)。次いでスケジューラは、自動原稿
給送手段(ADF)2に対し原稿給送要求を出力する
(S2)。さらに、スケジューラ3は、通常の複写動作
のイメージバスを設定する(S3)。第1原稿11が原
稿レジに到達したか否かを監視し未だ到達しないときは
監視を継続する(S4)。スケジューラ3は、第1原稿
が原稿レジに到達するとページメモリ7を書込モードに
設定し(S5)、画像読取手段(IIT)4に対し走査
要求を送出し(S5)、読み取った画像情報を順次ペー
ジメモリ7に格納する。スケジューラ3は、この間画像
情報の蓄積が完了したか否かをも監視する(S7)。
【0038】スケジューラ3は、画像情報の蓄積の完了
を検出すると画像出力手段(IOT)9へ用紙給送要求
を出力し(S8)、印字用紙13が画像出力手段のレジ
ロール93位置に到達したか否かを監視する(S9)。
印字用紙13がレジロール位置に到達すると、スケジュ
ーラ3は、ページメモリ7を読出モードに設定する(S
10)。次いで、スケジューラ3は、次の原稿があるか
否かを判断し(S11)、次の原稿がないときにはペー
ジメモリ7の読出終了を監視(S12)して、読出しが
終了したときには指定された部数の複写が終了したか否
かを判断する(S13)。指定部数の複写が終了したと
きには複写動作の終了処理を行い(S14)一連の処理
を終了する。指定部数の終了が完了していないときに
は、ステップ12に戻って再度の読出しを行い複写動作
を実施する。
【0039】ステップ11で次原稿があるときには、図
4に移行し、スケジューラ3は、自動原稿給送手段(A
DF)2に対し、現在プラテンガラス上に置かれている
原稿の排出を要求し(S21)、原稿が排出されると、
次の原稿の引込要求を出力する(S22)。次いで、ス
ケジューラ3は、ページメモリ7を読み出し、現在ペー
ジメモリに格納されている画像情報の出力が、指定部数
−1枚の読出しを完了したか否かを判断する(S2
3)。読出完了枚数が上記枚数に達していないときに
は、画像出力手段9に印字用紙13の供給を求め(S2
4)、次の部数目の複写を実行し、読出完了枚数の監視
を行う(S23)。
【0040】読出完了枚数が(指定部数−1)枚に達し
たときには、スケジューラ3は、自動原稿給送手段(A
DF)2の原稿レジ45に原稿の搬送を要求するための
原稿レジセット要求タイマの計時時間を設定するととも
に、原稿読取手段(IIT)4のキャリッジの移動開始
までの時間を計時するキャリッジ移動要求タイマの計時
時間を設定する(S25)。スケジューラ3は、原稿レ
ジタイマがセットアップしたか否かを監視し(S2
6)、タイムアウトすると自動原稿給送手段(ADF)
2に対して原稿を原稿レジへセットすることを要求する
(S27)。次いで、画像情報出力手段9のキャリッジ
移動要求タイマがタイムアウトしたか否かを監視して
(S28)、タイムアウトしたときには、画像出力手段
(ITT)4に対してキャリッジ移動を要求する(S2
9)。このステップ25からステップ29までの処理
を、本明細書では予測制御という。すなわち、スケジュ
ーラ3は、第1の蓄積手段の空きを予測して次原稿情報
の取込動作を開始する原稿読取動作開始手段31を有し
ている。
【0041】次に、スケジューラ3は、画像情報読取手
段4から原稿スキャン要求があるか否かを監視し(S3
0)、原稿スキャンの要求があったときには、現在のペ
ージメモリ7の最終部の読出しが完了したか否かを判断
する(S31)。ページメモリ7の読出しが全て完了し
ているときには、イメージバスをIIT/IPS4→V
DC5→P.メモリ7→IE8に設定する(S32)と
ともにページメモリ7を書込モードを設定し(S3
3)、ページメモリ7へ第2原稿(次原稿)の画像情報
を蓄積する(S34)。
【0042】ステップ31でページメモリ7の読出しが
完了していないときには、イメージバスをIIT/IP
S4→VDC5→CODEC6→圧縮メモリ10に変更
する(S35)とともに圧縮メモリ10へ第2原稿の画
像情報を蓄積する(S36)。すなわち、スケジューラ
3は、実際の蓄積段階において予測と異なる事象が発生
してページメモリ7が空いていなかった場合に圧縮メモ
リ10に切り替えて格納する切替手段32を有してい
る。
【0043】次いで、スケジューラ3は、第2原稿の蓄
積が完了したか否かを判断し(S37)、完了したとき
には、図3のステップ10へ復帰し、ページメモリまた
は圧縮メモリを読出モードに設定して複写動作を継続す
る。
【0044】上記の処理において、プラテンガラス上に
ある現在の原稿は、画像情報がメモリに格納された後、
即ちに自動原稿給送手段(ADF)2から排出される。
自動原稿給送手段(ADF)2は、次原稿を引き込み、
この原稿を原稿レジセット要求があるまで所定の位置で
待機させる。
【0045】印字処理を行う画像情報はページメモリ7
に蓄積されているので、繰り返して読み出すことによっ
て、(指定部数−1)枚の印字を連続して行うことがで
きる。ページメモリ7からの読出しが完了すると、スケ
ジューラ3は、最終部数用紙への画像読出タイミングを
計算し、それ以降で可能な再短時間から次原稿の自動原
稿給送手段2の原稿レジセットタイミングと、画像読取
手段4の原稿スキャン開始タイミングから画像読取手段
4のキャリッジ移動開始タイミングを予測し、各タイマ
ーをセットする。
【0046】各タイマーがタイムアウトすると、自動原
稿給送手段2および画像読取手段4は各動作を開始す
る。画像読取手段4は、原稿レジ位置でのキャリッジ移
動速度が所定のスピードで安定するようにキャリッジ移
動の加速処理を行う。ここで、画像読取手段4の原稿レ
ジに達する方がページメモリの読出完了よりも先だった
場合、ページメモリへの画像書込みができなくなるの
で、イメージバスを画像読取手段/画像処理手段(II
T/IPS)4→画像情報変換手段(IE)8→コーデ
ック(CODEC)6→圧縮メモリ10へ切り替え、読
み取った画像情報を圧縮メモリ10へ格納する。
【0047】また、通常通りページメモリの読出しが先
に完了した場合、または前の原稿が圧縮メモリに格納さ
れており、そこからの最終部数用紙への読出しが完了し
た場合は、再度イメージバスをページメモリ側に設定
し、ページメモリへの次原稿画像の書込みを可能とす
る。
【0048】
【発明の効果】従来のようにページメモリしかもたない
デジタル複写機において予測制御を行う場合、タイミン
グが許容範囲を越えた場合は装置を異常停止するか、ま
たは、ページメモリの読出タイミングと書込タイミング
のギャップを大きく取って、タイミングの許容範囲を大
きくし異常停止しないようにして、すなわち、原稿交換
を含めたCPMを遅くするかの2種類の方法しかなかっ
た。本発明は、第1の蓄積手段に加えて、容量の大きな
第2の蓄積手段を設けるとともに、メモリの読出し状態
によってメモリを切り替える切替手段を設けることによ
って、原稿交換を含めたより高速なCPMを達成するた
めにタイミングギャップを可能な限り小さくした予測制
御においても、装置を異常停止することなく動作を継続
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の制御手段の概念
を示すブロック図。
【図2】 本発明に係る画像形成装置の動作の態様を示
す図。
【図3】 スケジューラ3の動作態様を示す流れ図その
1。
【図4】 スケジューラ3の動作態様を示す流れ図その
2。
【図5】 画像形成装置の構成の概念を示す図。
【図6】 画像形成装置の構成の要部を示す図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 自動原稿給送手段(ADF) 3 スケジューラ 4 画像読取手段(IIT/IPS) 5 画像情報変換手段(VDC) 6 コーデック(CODEC) 7 ページメモリ(P.MEM) 8 画像情報再変換手段(IE) 9 画像出力手段(IOT) 10 圧縮メモリ 31 原稿読取動作開始手段 32 メモリ切替手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を読み込む画像読取手段と、そ
    の情報をページ単位で記憶する第1の蓄積手段と、さら
    に大容量の情報を蓄積可能な第2の蓄積手段をもった画
    像形成装置において、第1の蓄積手段の空きを予測して
    次原稿情報の取込動作を開始する原稿読取動作開始手段
    と、実際の蓄積段階において予測と異なる事象が発生し
    て第1の蓄積手段が空いていなかった場合に第2の蓄積
    手段に切り替えて蓄積する切替手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿読取動作開始手段は、現原稿の画像
    形成の進捗状況を基に第1の蓄積手段が空き状態になる
    ことを予測して次原稿情報の取込動作を開始するもので
    ある請求項1に記載の画像形成装置。
JP13426894A 1994-06-16 1994-06-16 画像形成装置 Pending JPH089118A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8228548B2 (en) 2007-08-24 2012-07-24 Oki Data Corporation Multiplex system and image processing apparatus with data read control
JP2017038172A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

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