JP3536572B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP3536572B2
JP3536572B2 JP05747097A JP5747097A JP3536572B2 JP 3536572 B2 JP3536572 B2 JP 3536572B2 JP 05747097 A JP05747097 A JP 05747097A JP 5747097 A JP5747097 A JP 5747097A JP 3536572 B2 JP3536572 B2 JP 3536572B2
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栄一郎 川崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読み取って
得られた画像データを圧縮して画像メモリに記憶するよ
うにした画像読み取り装置に関するものであって、とく
に自動原稿送り装置を備えたデジタル複写機、あるいは
自動原稿送り装置を備えたファクシミリ等に用いられる
画像データ圧縮装置、ないしは流し取り画像読み取り圧
縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル複写機、ファクシミリ
等に搭載される画像読み取り装置においては、原稿(画
像)を読み取って得られた画像データをいったん画像メ
モリに格納し、該画像メモリに格納されている画像デー
タに基づいて該原稿の複写画像をプリントするようにし
ている。したがって、かかる画像読み取り装置を搭載し
たデジタル複写機またはファクシミリにおいては、原稿
の読み取り動作を1回行うだけで、この後は画像メモリ
内の画像データを用いて、該原稿のコピーを複数枚プリ
ントし、あるいは該原稿を複数件ファクシミリ送信する
ことができるといった利点がある。
【0003】このような従来の画像読み取り装置におい
ては、一般に、画像データのデータ量がかなり多いの
で、画像データを格納する画像メモリの容量を低減し、
あるいは画像データの処理速度を高めるために、原稿を
読み取って得られた画像データを圧縮器で圧縮して画像
メモリに格納するようにしている。なお、該画像データ
に基づいて複写画像のプリントを行い、あるいはファク
シミリ送信する際には、圧縮された画像データを伸張器
で伸張してもとのデータ形態に戻し、この伸張された画
像データを用いるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるタイ
プの従来の画像読み取り装置においては、普通、1枚の
原稿を読み取って該原稿1枚分の画像データの入力画像
メモリへの格納を完了した後で、該画像データの圧縮を
開始するようにしている。このため、原稿の読み取り開
始から画像データの圧縮終了までのデータ処理時間が比
較的長くなるといった問題があった。
【0005】そこで、近年、メモリを備えたデジタル複
写機、ファクシミリ等の画像読み取り装置において、画
像読み込み時に入力画像の読み込みの完了を待たずに画
像データの圧縮を開始して、全体としてのデータ処理時
間を短縮するようにしたものが提案されている。なお、
この場合は、原稿の副走査方向の長さがあらかじめ分か
っていて、この長さに基づいて連続して圧縮する長さを
設定することが必要である。すなわち、入力画像の読み
込み速度はほぼ一定であるが、圧縮速度は画像の種類
(文字/写真など)に応じて変動する。そのため、想到
される最速の圧縮速度が入力画像の読み込み速度よりも
速い場合には、連続して圧縮する長さを設定し、これに
基づいて適当な圧縮開始タイミングを求めなければ、圧
縮が入力を追い越してしまい、その時点で処理が停止し
てしまうという課題が生じる。つまり、読み取る原稿画
像の長さが分かっていなければ、連続して圧縮する長さ
を設定することができないので、原稿画像の長さが判明
するまで画像データの圧縮を開始することができず、原
稿の読み取りを完了してからでなければ画像データの圧
縮を開始することができない。
【0006】しかしながら、原稿の長さを読み取り開始
前に判断することはなかなかむずかしい。たとえば、自
動原稿送り装置の給紙トレイ上に原稿の長さを検出する
センサを設置するといった方法が考えられるが、このよ
うにすると同時に異なるサイズの原稿が給紙トレーにセ
ットされた場合、読み取る原稿画像の長さを検出するこ
とができなくなってしまう。
【0007】また、原稿画像の長さが判明する前に、連
続して圧縮すべき長さを設定して画像データの圧縮を開
始した場合、原稿画像の長さが、連続して圧縮すべき長
さよりも短いときには、入力画像メモリ上の当該画像デ
ータ以外の画像データも圧縮してしまう。このため、原
稿画像の終端部を検出したときに圧縮を中断し、再度連
続して圧縮する長さを設定して圧縮をやり直さなければ
ならないといった問題がある。
【0008】この問題を解決するため、連続して圧縮す
る長さを所定の長さに定め、その長さの画像の入力を確
認したときに圧縮するといった、画像データを所定の長
さのブロックに分割して圧縮する方法が提案されてい
る。しかしながら、この方法では、所定の長さに設定さ
れたブロックごとの画像データの入力が完了しないこと
には圧縮を開始することができないため、原稿単位では
原稿1枚分の画像の入力の完了前に圧縮を開始できるも
のの、ブロック単位でみると、1ブロック分の長さの画
像データの入力が完了しないことには圧縮を開始するこ
とができないので時間がかかってしまうといった問題が
ある。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、原稿読み取り開始時に読み取
る原稿画像の長さが分からない場合でも、画像の読み取
り・圧縮を短時間で行うことができる画像読み取り装置
を提供することを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
なされた本発明にかかる画像読み取り装置は、原稿を読
み取って、該原稿に対応する画像データを生成する原稿
読み取り手段と、上記原稿読み取り手段によって生成さ
れた画像データを記憶する入力画像メモリと、上記入力
画像メモリに記憶されている画像データを、副走査方向
に並ぶ複数のブロックに分割する画像データ分割手段
と、上記入力画像メモリ内に記憶されている画像データ
をブロック単位で圧縮する圧縮手段と、上記原稿の幅を
検知する原稿幅検知手段と、上記原稿幅検知手段によっ
て検知された上記原稿の幅から該原稿の副走査方向のサ
イズを予測し、予測された該サイズに基づいて、該原稿
に対応する上記各ブロックの区切りを設定するブロック
区切り設定手段とが設けられていることを基本的な特徴
とするものである。なお、この画像読み取り装置におい
ては、一般に、読み取られる原稿のサイズは、少数の既
製のサイズ、例えば、A3〜A5判あるいは、B3〜B
5判に限定されるといった事実に依拠している。そし
、上記圧縮手段、各ブロックについて該ブロックに
属する画像データの生成が完了する前に、該ブロックに
属する画像データの圧縮を開始するようになっている
とをさらなる特徴とするものである
【0011】この画像読み取り装置においては、読み取
る原稿サイズは一般に既製のサイズに限定されるといっ
た事実にかんがみ、原稿画像の長さが分からない場合に
は、原稿読み込み時に検知した該原稿の幅から該原稿の
副走査方向の長さを予測し、予測された原稿の長さに基
づいて画像データを副走査方向に並ぶ複数のブロックに
分割して圧縮するようにしている。
【0012】かくして、この画像読み取り装置によれ
ば、画像読み込み時に検知した原稿の幅から原稿画像の
長さが予測され、この予測された画像の長さに基づいて
画像データが複数のブロックに分割して圧縮されるの
で、原稿画像の長さが分からない場合でも、画像の読み
込み中に圧縮を開始することが可能となり、画像の読み
取り・圧縮の速度の低下を抑制することができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。まず、本発明にかかるデジタル複写機の
画像読み取り装置の構成について説明する。図1は、本
発明にかかるデジタル複写機の画像読み取り圧縮装置の
構成を示す正面断面図である。図1に示すように、この
デジタル複写機Mの画像読み取り装置IRには、原稿
(画像)を読み取って画像信号に変換する走査系10
と、該走査系10から送られる画像信号を処理して画像
データを生成する画像信号処理部20と、該画像信号処
理部20から入力される画像データを圧縮する画像圧縮
部30と、原稿を搬送する原稿搬送部500とが設けら
れている。
【0016】走査系10には、原稿台ガラス18の下方
を移動するスキャナ19に組み付けられた露光ランプ1
1及び第1ミラー12と、第2ミラー13aと、第3ミ
ラー13bと、集光用のレンズ14と、CCDアレイな
どを用いた光電変換素子16と、スキャンモータM2と
が設けられている。画像信号処理部20は、光電変換素
子16から出力された画像信号を処理して画像データを
生成し、この画像データを画像圧縮部30に出力するよ
うになっている。
【0017】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス18上に
搬送し、該原稿はスキャナ19によって読み取られた
後、原稿排紙部511に排出されるようになっている。
また、原稿搬送部500には、給紙ローラ501と、さ
ばきローラ502と、さばきパッド503と、中間ロー
ラ504と、レジストローラ505と、搬送ベルト50
6と、反転ローラ507と、切り換え爪508と、給紙
ローラ509と、給紙トレイ510と、排紙トレイ51
1と、原稿スケール512と、給紙センサSE51と、
排紙センサSE52と、給紙センサSE51とが設けら
れている。さらに、図2に示すように、この原稿搬送部
500においては、原稿ガラス18(原稿載置台)に対
して、該原稿ガラス18の幅方向に一列に並んで配置さ
れた第1〜第3原稿幅検出センサa〜cが設けられてい
る。
【0018】原稿搬送部500の動作は、原稿の読み取
りモードによって異なる。原稿の読み取りモードには、
スキャナ19のスキャン動作によって原稿を読み取るス
キャン動作と、スキャナ19が停止した状態で原稿の搬
送中に原稿を読み取る流し取りモードとがある。スキャ
ンモードにおいては、1枚または複数枚の原稿を、読み
取るべき面を上に向けて給紙トレイ510上にセットす
る。動作が開始されると、セットされた原稿は最下部の
ものから順に給紙ローラ501によって搬送され、この
原稿はさばきローラ502とさばきパッド503とによ
ってさばかれ、中間ローラ504を通ってレジストロー
ラ505によって斜行を補正され、搬送ベルト506に
よって原稿ガラス18上に搬送される。そして、原稿の
後端が原稿スケール512の左端を通過した直後に、搬
送ベルト506が僅かに逆転して停止する。
【0019】これにより、原稿の右端(後端)が原稿スケ
ール512の端縁に当たり、原稿が原稿ガラス18上に
正確に位置決めされる。このとき、次の原稿の先端はレ
ジストローラ505に達しており、次の原稿の搬送に要
する時間が短縮される。この状態で、スキャナ19がス
キャンを行って原稿の表面(下面)を読み取る。原稿の読
み取りが終了すると、原稿は搬送ベルト506によって
左方へ搬送され、反転ローラ507でUターンさせら
れ、切換え爪508の上方を通って排出ローラ509に
より排紙トレイ511上に排出される。このとき、原稿
は、読み取り面(表面)が上を向いた状態で排出される。
【0020】次に、流し撮りモードについて説明する。
流し撮りモードは走査系10と連動した動作を行う。こ
の場合は、原稿がレジストローラ505を通過するまで
は前記のスキャンモードの場合と同様であるが、この後
原稿は搬送ベルト506により複写倍率に応じた一定の
速度で搬送され、そのまま反転ローラ507などを通っ
て排紙トレイ511上に排出される。この間において、
スキャナ19は原稿ガラス18の右端に停止しており、
原稿がその上方を通過するので、これによって搬送中の
原稿の表面が読み取られる。したがって、スキャンモー
ドの場合のような原稿の逆転位置決め、スキャナ19の
スキャンおよびリターンなどといった動作が行われず、
読み取りが高速に行われる。
【0021】図3は、前記の画像読み取り装置を備えた
デジタル複写機の基本的な構成を示すブロック図であ
る。図3に示すように、このデジタル複写機Mには、原
稿を読み取って画像データを生成するイメージリーダ部
1と、該イメージリーダ部1によって生成された画像デ
ータを原稿複数枚分記憶することができる画像メモリ部
2と、該画像メモリ部2から印加される画像データに対
応する複写画像をプリントするプリンタ部3と、全体を
制御する全体制御部(図示しない)とが設けられている。
【0022】イメージリーダ部1は、図1中に示された
原稿搬送部500、走査系10および画像信号処理部2
0などによって構成されており、前記のとおり、CCD
などにより原稿を読み込んでデジタル形式の画像データ
を生成することが可能な、従来より知られている普通の
スキャナであり、原稿を連続的に読み込むことが可能な
ものである。画像メモリ部2は、画像データを記憶する
RAM、圧縮伸張回路などによって構成され、複数の画
像データをRAMに圧縮して記憶することができる。プ
リンタ部3は、電子写真方式で画像データに対応する複
写画像を用紙上に形成する、従来より知られた普通の複
写プリンタである。
【0023】ここで、イメージリーダ部1と画像メモリ
部2とプリンタ部3とは、相互に制御信号線aと画像バ
スAと画像バスBとによって結線されている。制御信号
線aは、原稿の給紙、読み込み動作のタイミングの設定
等を行うための信号線であり、動作のスタートを指示す
るコマンドや、現在の状態を示すステータスをやりとり
するためのものである。また、画像バスAは、イメージ
リーダ部1で原稿を読み込んで得られた画像データを画
像メモリ部2に転送する経路であり、画像バスBは、画
像メモリ部2内の画像データをプリンタ部3へ転送する
経路である。
【0024】このデジタル複写機Mにおいて、複写動作
を行うときには、まず制御信号線aを介してイメージリ
ーダ部1に原稿読み込み指示が送られる。イメージリー
ダ部1は原稿を読み込んで得られた画像データを画像バ
スAを通じて、画像メモリ部2へ転送する。画像メモリ
部2に記憶された画像データは、画像バスBを通じてプ
リンタ部3へ送られる。そして、プリンタ部3では、画
像メモリ部2から制御信号線aを介して印加される指示
により、画像信号と同期をとりながら用紙上に複写画像
を形成する。
【0025】図4は、画像メモリ部2の内部構成を示す
ブロック図である。図4に示すように、画像圧縮部2
は、ROM24内に格納されたプログラムの手順に従っ
てCPU21によって制御される。また、画像メモリ部
2は、通信ドライバ23により、制御信号線aを介し
て、イメージリーダ部1およびプリンタ部3と通信を行
っている。なお、画像メモリ部2にはタイマ22が設け
られている。
【0026】画像バスAおよび画像バスBは画像RAM
26に接続され、画像データはこの画像RAM26に記
憶されるようになっている。画像データの転送制御は、
数チャンネルの転送が可能なDMAC27によって行わ
れる。また、画像バスA、Bにはそれぞれ圧縮器28と
伸張器29とが接続され、これらの圧縮器28と伸張器
29とによって画像データが圧縮または伸張されるよう
になっている。この画像RAM26に蓄えられた画像デ
ータについての情報は、システムRAM25に記憶され
ている。また、このシステムRAM25には、プログラ
ムを動作させるのに必要なパラメータなども記憶されて
いる。なお、画像RAM26には、モニタ33が接続さ
れている。
【0027】図5は、画像メモリ部2内における各画像
データの流れを示すブロック図である。図5に示すよう
に、画像RAM26(図4参照)は、入力画像メモリ2
61と出力画像メモリ262と圧縮画像メモリ263と
に分かれている。各メモリ261〜263相互間での画
像データの転送は、DMAC27によって行われる。具
体的には、DMAC27に転送開始アドレスおよび転送
サイズを指定することにより、画像データの転送が行わ
れる。また、このDMAC27の転送カウンタを読み出
すことにより、どの位置まで画像データが転送されたか
を確認することができる。
【0028】イメージリーダ部1で原稿を読み込んで得
られた画像データは、画像バスAを通じて入力画像メモ
リ261に格納される。前記したとおり、DMAC27
の転送カウンタを読み出すことにより、画像データがど
のラインまで転送されたか、あるいは入力画像メモリ2
61のどのラインまで画像データが入力されたかを確認
することができる。入力画像メモリ261に蓄えられた
画像データは、圧縮器28によって圧縮されて圧縮画像
メモリ263上に転送される。そして、圧縮画像メモリ
263に格納されている圧縮された画像データは、伸張
器29によって伸張されて出力画像メモリ262に転送
される。
【0029】出力画像メモリ262内の伸張された画像
データが、DMAC27により画像バスBを介してプリ
ンタ部3に転送されたときには、用紙上に画像データに
対応する複写画像がプリントされる。DMAC27の転
送カウンタを確認することにより、出力画像メモリ26
2のどのエリアまでの画像データがプリンタ部3に転送
されたかがわかる。上記経路を利用して、原稿の複写処
理が行われる。
【0030】イメージリーダ部1で原稿を読み込んで得
られた画像データは、入力画像メモリ261に格納さ
れ、画像データが所定ライン数読み込まれた段階で圧縮
器28を用いて圧縮され、この後圧縮画像メモリ263
に転送される。この圧縮された画像データを、伸張器2
9で伸張して出力画像メモリ262に転送すれば、もと
の画像データを復元することができる。そして、この画
像データを画像バスBを介してプリンタ部3へ送れば、
原稿画像に対応する複写画像がプリントされる。
【0031】圧縮画像メモリ263には、複数の原稿の
画像データを格納することができるので、これらの画像
データを管理するための管理テーブル(圧縮画像管理テ
ーブル)がシステムRAM25内に形成されている。図
6に示すように、この圧縮画像管理テーブルには、画像
単位の情報(T−1)とブロック単位の情報(T−2)とが
記憶されている。そして、画像単位の情報(T−1)に
は、画像のサイズや、何ブロック目まで圧縮されたかな
どといった画像全体にかかわる情報が記憶されている。
【0032】他方、ブロック単位情報(T−2)には、前
記のブロック単位の情報が記憶されている。後述するよ
うに、ブロックのサイズはブロックごとに異なる可能性
があるので、ブロックごとのライン数が記憶されてい
る。また、圧縮された画像データのブロックの中に無効
領域(無効画像領域)が存在することもあるので、該無
効領域のライン数が記憶されている。さらに、圧縮され
た画像データが圧縮画像メモリ263のどの領域に記憶
されているかを示すポインタ、圧縮された画像データの
サイズなどが記憶されている。
【0033】以下、本発明にかかる画像読み取り装置の
動作を説明する。この画像読み取り装置では、基本的に
は、原稿幅検出センサによって検出された原稿の幅から
該原稿の副走査方向のサイズ(長さ)を予測し、予測さ
れたサイズに基づいて該原稿に対応する各ブロックの区
切りを設定するようにしている。そして、あるブロック
に属する画像データを圧縮しているときに、原稿の終端
部が検知されたときには、圧縮動作は停止することなく
そのまま継続し、該原稿の終端部に対応するラインから
該ブロックの圧縮が終了する地点に対応するラインまで
の領域を無効領域として記憶し、該ブロックの伸張時に
は、無効領域を考慮して画像データを伸張するようにし
ている。
【0034】より詳しくは、本発明にかかる画像読み取
り装置では、原稿に対応する画像データを複数のブロッ
クに分割してブロック単位で圧縮する際に、該原稿の幅
に基づいて該原稿の副走査方向の長さを予測する。そし
て、この予測された原稿の長さに基づいて、分割される
ブロックの区切りを設定することにより、原稿の終端部
が検出された場合でも圧縮動作をやり直すことなく、ブ
ロックごとの画像データの入力終了を待たずに該画像デ
ータの圧縮を行うようにしている。
【0035】ここで、実際の原稿の副走査方向の長さが
予測された長さと異なる場合でも、原稿の終端部を含む
最後のブロックを全面的に圧縮する。そして、この最後
のブロックについてブロック内の無効領域のライン数を
圧縮画像管理テーブルに記憶しておき、圧縮された画像
データを伸張する際に、伸張した無効領域を出力画像メ
モリ262に書き込まないようにする。
【0036】以下、たとえば、デジタル複写機Mの自動
原稿送り装置にセット可能な原稿サイズを、定型サイズ
のA3サイズ(297mm×420mm)と、A4サイズ
(210mm×297mm)と、B5サイズ(182mm
×257mm)とに限定した場合について説明する。こ
の場合、原稿の副走査方向の長さは、基本的には、該原
稿の幅(原稿の主走査方向の長さ)に基づいて次のよう
な手法で予測(判定)される。
【0037】すなわち、原稿台ガラス18(原稿載置
台)に対して、第1〜第3原稿幅検出センサa〜cが、
図2に示すような位置関係で配置されている。ここで、
原稿台ガラス18上に上記各サイズの原稿が縦置きまた
は横置きで配置された場合における(ただし、A3の場
合は縦置きのみ)、第1〜第3原稿幅検出センサa〜c
の動作状態(オン・オフ)は、図2中に記載されている
とおりである。したがって、第1〜第3センサa〜cの
オン・オフパターンに基づいて原稿台ガラス18の上に
セットされている原稿のサイズおよび配置形態(縦置き
か横置きか)が決定される。ただし、第1〜第3原稿幅
検出センサa〜cがすべてオンである場合は、A4サイ
ズ横置きであるのか、それともA3サイズ縦置きである
のかを判別することはできない。
【0038】かくして、第1〜第3センサa〜cのオン
・オフパターンが(aオフ・bオフ・cオフ)であれば、
該原稿はB5サイズ縦置きであると判定され、その副走
査方向の長さは257mmであると予測される。オン・
オフパターンが(aオン・bオン・cオフ)であれば、該
原稿はB5サイズ横置きであると判定され、その副走査
方向の長さは182mmであると予測される。オン・オ
フパターンが(aオン・bオフ・cオフ)であれば、該原
稿はA4サイズ縦置きであると判定され、その副走査方
向の長さは297mmであると予測される。
【0039】しかしながら、オン・オフパターンが(a
オン・bオン・cオン)であれば、該原稿はA4サイズ横
置きとA3サイズ縦置きのいずれであるかを判別するこ
とができない。そこで、この場合は、A4サイズとA3
サイズのうちの使用頻度の高い方のサイズであると仮定
すればよい。たとえば、A4サイズの方がA3サイズよ
りも使用頻度が高い場合は、該原稿はA4サイズ横置き
であると仮定してその副走査方向の長さを210mmで
あると予測する。大半は、これで該原稿の副走査方向の
長さを正しく予測することができる。なお、この場合、
予測に反して該原稿がA3縦置きであった場合は、最後
のブロックを無効領域を含む形で圧縮して該画像データ
の伸張時に無効領域を除去することになる。
【0040】このように、原稿の副走査方向の長さが予
測された後は、この予測された原稿の長さに応じて、ブ
ロックごとに圧縮動作を画像入力動作を追い越さないよ
うに各ブロックの圧縮開始可能となるライン数を設定
し、イメージリーダ部1から入力画像メモリ261に転
送されるライン数を監視しながら圧縮動作を行う。この
とき給紙センサSE51が原稿の後端の通過を検出すれ
ば、原稿の搬送速度と給紙センサから画像読み取り位置
までの長さから残り入力ライン数が判明するので実際の
原稿長が確定する。この確定した長さまでのブロックの
圧縮動作が終了すれば圧縮動作を停止すればよい。
【0041】このとき、実際の原稿長が予め予測してい
た原稿長より短い場合、たとえば原稿長を297mmで
あると予測していたが、実際には200mmだった場合
は、200mmよりも長いブロックの区切りすなわち2
97mmまで圧縮を行い、200mmから297mmま
での領域のラインを該ブロックの無効領域として圧縮画
像管理テーブルに記憶する。そして、この圧縮画像を伸
張する際に無効領域があれば、その領域を出力画像メモ
リに書き込まないようにする。
【0042】前記の例では、第1〜第3原稿幅検出セン
サa〜cのオン・オフパターンにより、原稿の副走査方
向の長さを予測するようにしているが、このようにせ
ず、原稿の走査初期における主走査方向の走査結果に基
づいて該原稿の幅を求め、この幅に基づいて該原稿の副
走査方向の長さを予測するようにしてもよい。この場合
は、主走査方向にみて原稿両端外方の原稿のない部分は
完全に黒となるので、このような両端外方の両黒部分の
距離を検出することにより、上記幅を容易に求めること
ができる。なお、この場合、原稿の幅が、およそ182
mmであれば該原稿はB5サイズ縦置きと判定され、お
よそ257mmであればB5サイズ横置きと判定され、
およそ210mmであればA4縦置きと判定され、およ
そ297mmであればA4横置きであるかA3縦置きで
あるかを判定することができないので前記のとおり、い
ずれかに仮定することになる。
【0043】以下、該デジタル複写機Mの画像読み取り
装置における具体的な画像データ処理制御の制御方法を
説明する。図7〜図14は、画像メモリ部2における制
御のフローであり、本発明に関係する部分について記述
してある。
【0044】図7は、かかる制御のメインルーチンであ
る。このメインルーチンにおいては、電源が投入される
と、まず内部のステータスなどの状態の初期化が行われ
(ステップ#1)、この後コピースタートを指示されるま
で待ち状態でループしている(ステップ#2でNO)。そ
して。コピースタートを指示されると(ステップ#2で
YES)、順に、原稿搬送処理(ステップ#3)と、原稿
読み取り処理(ステップ#4)と、圧縮処理(ステップ#
5)と、伸張処理(ステップ#6)と、プリント処理(ステ
ップ#7)とが実行され、これらの処理ステップ(ステ
ップ#3〜ステップ#7)がコピー終了まで繰り返され
る(ステップ#8でNO)。コピーが終了すれば(ステッ
プ#8でYES)、再びコピースタートを待つ。
【0045】図8は、図7のステップ#3の原稿搬送処
理のサブルーチンのフローチャートである。この原稿搬
送サブルーチンにおいては、まず原稿搬送中であるか否
かが判定される(ステップ#3−1)。ここで、原稿搬送
中でなければ(ステップ#3−1でNO)、給紙トレイ上
の原稿の有無を判定し(ステップ#3−2)、給紙トレイ
上に原稿があれば(ステップ#3−2でYES)、原稿の
搬送を開始する(ステップ#3−3)。そして、原稿搬送
中であった場合において(ステップ#3−2でYES)、
搬送経路の各センサがオフであれば(ステップ#3−4
でYES)、原稿の搬送を停止する(ステップ#3−
5)。
【0046】図9は、図7のステップ#4の原稿読み取
り処理のサブルーチンのフローチャートである。この原
稿読み取り処理サブルーチンにおいては、まず原稿搬送
中であるか否かが判定され(ステップ#4−1)、原稿搬
送中であれば(ステップ#4−1でYES)、給紙センサ
SE51がオンであるか否かが判定され(ステップ#4
−2)、給紙センサSE51がオンであれば(ステップ#
4−2でYES)、さらに原稿読み取り中であるか否か
が判定される(ステップ#4−3)。ここで、原稿読み取
り中であれば(ステップ#4−3でYES)、ブロック分
割処理を行う(ステップ#4−4)。すなわち、各原稿幅
検出センサa〜cのオン・オフの情報から原稿幅を把握
し、原稿の副走査方向の長さを予測し、予測した複数の
原稿長さに基づいてブロック分割を行い、各ブロックの
ライン数、圧縮可能となるタイミング等を設定する。な
お、原稿読み取り中でなければ(ステップ#4−3でN
O)、原稿の読み取りを開始する(ステップ#4−
5)。他方、給紙センサSE51がオフであれば(ステ
ップ#4−2でNO)、読み取り中であるかどうかを判
定し(ステップ#4−6)、読み取り中であれば(ステッ
プ#4−6でYES)、原稿の読み取りを停止させる(ス
テップ#4−7)。この時点で原稿の副走査方向の長さ
が確定するので、この原稿の長さを記憶する(ステップ
#4−8)。
【0047】図10は、図7のステップ#5の圧縮処理
のサブルーチンのフローチャートである。この圧縮処理
サブルーチンにおいては、まず圧縮中であるかを判定し
(ステップ#5−1)、圧縮中でなければ(ステップ#5
−1でNO)、圧縮すべき画像があるか否かを判定する
(ステップ#5−2)。ここで、圧縮すべき画像があれば
(ステップ#5−2でYES)、さらに読み取り中である
か否かを判定する(ステップ#5−3)。もし、読み取り
中であれば(ステップ#5−3でYES)、読み取ったラ
イン数が圧縮開始可能なライン数まで到達したか否かを
判定する(ステップ#5−4)。ここで、圧縮開始可能な
ラインに到達していれば(ステップ#5−4でYES)、
圧縮を開始する(ステップ#5−5)。
【0048】他方、圧縮中であれば(ステップ#5−1
でYES)、1ブロック分の圧縮が終了したか否かを判
定する(ステップ#5−6)。ここで、1ブロック分の圧
縮が終了していれば(ステップ#5−6でYES)、圧縮
を停止し(ステップ#5−7)、続いて無効領域の有無を
判定する(ステップ#5−8)。もし、無効領域が存在す
れば(ステップ#5−8でYES)、圧縮画像管理テーブ
ルに無効領域のライン数を記憶する(ステップ#5−
9)。
【0049】図11は、図7のステップ#6の伸張処理
のサブルーチンのフローチャートである。この伸張処理
サブルーチンにおいては、まず画像データが伸張中であ
るか否かを判定する(ステップ#6−1)。もし、伸張中
でなければ(ステップ#6−1でNO)、さらに伸張す
べき画像データがあるか否かを前記の圧縮画像管理テー
ブルにより判定する(ステップ#6−2)。ここで、伸張
すべき画像データがあれば(ステップ#6−2でYE
S)、さらに無効領域の有無を判定する(ステップ#6−
3)。もし、無効領域があれば(ステップ#6−3でYE
S)、伸張する画像データのうち出力メモリに転送しな
い非転送領域を設定し(ステップ#6−4)、続いて伸張
を開始する(ステップ#6−5)。なお画像の転送は、D
MAC27によって行われる。
【0050】図12は、図7のステップ#7のプリント
処理のサブルーチンのフローチャートである。このプリ
ント処理サブルーチンにおいては、まずプリント中でな
いことを確認した上で(ステップ#7−1でNO)、プリ
ントすべき画像がある場合には(ステップ#7−2でY
ES)、画像データが全面的に伸張されたことを確認し
た後(ステップ#7−3でYES)、プリントを開始する
(ステップ#7−4)。このプリント処理は、DMAC
27をスタートさせた後、制御信号線aを介して、給紙
および印字処理をプリンタ部3へ要求することにより行
われる。このプリント処理は、従来のプリンタにおける
普通の処理手法と同様であるので、ここではその詳細な
説明は省略する。
【0051】図13は、図9のステップ#4−4のブロ
ック分割処理のサブルーチンのフローチャートである。
このブロック分割処理サブルーチンにおいては、まず原
稿走査が1ライン目であるか否かを判定し(ステップ#
4−4−1)、1ライン目であれば(ステップ#4−4
−1でYES)、原稿の主走査幅すなわち原稿の主走査
方向の寸法を検出する(ステップ#4−4−2)。な
お、この例では原稿の長さまたは幅の画素数への変換形
式は400dpiとしているので、A4サイズ縦置きの
場合は原稿の主走査幅は3312ドット(画素)であり
副走査長は4680ドットである。A4サイズ横置きの
場合は、主走査幅は4680ドットであり副走査長は3
312ドットである。A3サイズ縦置きの場合は、主走
査幅は4680ドットであり副走査長は6616ドット
である。
【0052】次に、主走査幅が3312ドット(すなわ
ち、A5サイズ横置きまたはA4サイズ縦置き)である
か、4680ドット(すなわち、A4サイズ横置きまた
はA3サイズ縦置き)であるか、それともいずれでもな
いかを判定する(ステップ#4−4−3およびステップ
#4−4−7)。ここで、主走査幅が3312ドットで
あれば(ステップ#4−4−3でYES)、A4サイズ
縦置きであると予測される(ステップ#4−4−4)。
この場合、原稿1枚分の画像データは、副走査方向に4
つの1000ラインのブロックと、1つの680ライン
のブロックとに分割され(ステップ#4−4−5)、続
いて圧縮が読み込みを追い越さない範囲内で、かつ読み
込み開始から圧縮完了までの時間を最短にする、圧縮を
開始するまでのライン数l0が600に設定される(ス
テップ#4−4−6)。
【0053】この圧縮を開始するまでのライン数l
0は、およそ次のような手順で設定される。すなわち、
イメージリーダから入力リングバッファへは、1秒間に
(320mm×画像横幅)分の画像データが転送される
(変倍時でも単位時間当たりの転送ライン数は同一)。
したがって、入力リングバッファの横方向(主走査方
向)のドット数をNdとすれば、単位時間当たりの入力
リングバッファへの画像データの読み込み速度Vinは、
次の式1であらわされる。
【数1】 Vin(bps)=320/25.4*400*Nd…………………………………式1 ここで、1ブロックのライン数をYに設定し、ブロック
単位で圧縮するとすれば、該ブロック内における最高の
圧縮速度Ven(たとえば、40E6bps)でも圧縮処理
が読み込み入力処理を追い越さないようにするために
は、次の式2で求められるようなライン数l0まで画像
データが入力されるまでは、圧縮開始を待たなければな
らない。
【数2】 l0=Y*(Ven−Vin)/Ven(ライン)…………………………式2
【0054】したがって、たとえば、1ブロックのライ
ン数Yを1000ラインに設定すれば、圧縮可能になる
読み込みライン数l0は、次の式3のようになる。
【数3】 l0=1000*(Ven−320/25.4*400*Nd)/Ven…………………式3 そして、入力リングバッファの横ワード数をRWとすれ
ば、圧縮可能になる読み込みライン数l0は、次の式4
であらわされる。
【数4】 l0=1000−1000*320/25.4*400*RW*16/Ven………………式4 かくして、たとえば、A4サイズ縦置き原稿の読み込み
時においては、RW=207であるので、圧縮可能にな
る読み込みライン数l0は596.7(≒600)とな
り、またA3サイズ縦置き原稿の読み込み時において
は、RW=293であるので、圧縮可能になる読み込み
ライン数l0は419.2(≒420)となる。なお、
画像転送クロックは27Mbpsであるので、最後の1
ラインにおいては、瞬間的に読み込みが圧縮を追い越す
可能性がある。したがって、数ラインのマージンをとる
必要がある。
【0055】主走査幅が4680ドットであれば(ステ
ップ#4−4−3でNO、ステップ#4−4−7でYE
S)、A3サイズ縦置きであると予測される(ステップ
#4−4−8)。この場合、原稿1枚分の画像データ
は、副走査方向に6つの1000ラインのブロックと、
1つの616ラインのブロックとに分割され(ステップ
#4−4−9)、続いて圧縮を開始するまでのライン数
0が420に設定される(ステップ#4−4−1
0)。なお、主走査幅が3312ドットでも4680ド
ットでもなければ(ステップ#4−4−3でNO、ステ
ップ#4−4−7でNO)、非定形サイズの原稿と判定
され、エラー処理が実行される(ステップ#4−4−1
1)。
【0056】図14は、図9のステップ#4−8の原稿
長記憶処理のサブルーチンのフローチャートである。こ
の原稿長記憶処理サブルーチンにおいては、まず該原稿
の副走査方向の長さが、ステップ#4−4で設定(予
測)された値と実質的に同一であるか否かが判定され
(ステップ#4−8−1)、同一でなければ(ステップ
#4−8−1でNO)、上記設定(予測)がA4サイズ
縦置きであるか否かが判定される(ステップ#4−8−
2)。ここで、A4サイズ縦置きであれば(ステップ#
4−8−2でYES)、実際にはA5サイズ横置きなの
で、無効領域の副走査方向の長さが656ライン(10
00−344=656ライン)に設定される(ステップ
#4−8−3)。なお、A5サイズ横置きの場合の副走
査方向の全ドット数は2344であるので、最後のブロ
ックのライン数は1000ではなく344となる。他
方、A4サイズ縦置きでなければ(ステップ#4−8−
2でNO)、すなわちA3サイズ縦置きであれば、実際
にはA4サイズ横置きなので、無効領域の副走査方向の
長さが688ライン(1000−312=688ライ
ン)に設定される(ステップ#4−8−4)。なお、A
4サイズ横置きの場合の副走査方向の全ドット数は33
12であるので、最後のブロックのライン数は1000
ではなく312となる。
【0057】以上説明したように、本発明にかかる画像
読み取り装置においては、読み込み開始時に原稿の副走
査方向の長さが分からない場合でも、該長さが予測さ
れ、該予測に基づいて画像データが複数のブロックに分
割されるので、画像データの圧縮開始タイミングが早め
られ、画像の読み取り・圧縮の時間を最短にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるデジタル複写機の画像読み取
り装置の構成を示す正面断面図である。
【図2】 図1に示す画像読み取り装置の原稿幅検出セ
ンサの配設位置を示す図である。
【図3】 本発明にかかる画像読み取り装置を備えたデ
ジタル複写機の基本的なシステム構成を示すブロック図
である。
【図4】 図3に示すデジタル複写機の画像メモリ部の
システム構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す画像メモリ部における画像データ
の流れを示すブロック図である。
【図6】 圧縮画像管理テーブルの構成を示す図であ
る。
【図7】 図3に示すデジタル複写機の全体制御のメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図8】 原稿搬送処理サブルーチンのフローチャート
である。
【図9】 原稿読み取り処理サブルーチンのフローチャ
ートである。
【図10】 圧縮処理サブルーチンのフローチャートで
ある。
【図11】 伸張処理サブルーチンのフローチャートで
ある。
【図12】 プリント処理サブルーチンのフローチャー
トである。
【図13】 ブロック分割処理サブルーチンのフローチ
ャートである。
【図14】 原稿長記憶サブルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
M…デジタル複写機、IR…画像読み取り装置、1…イ
メージリーダ部、2…画像メモリ部、3…プリンタ部、
10…走査系、20…画像信号処理部、21…CPU、
22…タイマ、23…通信ドライバ、24…ROM、2
5…システムRAM、26…画像RAM、27…DMA
C、28…圧縮器、29…伸張器、30…画像圧縮部、
33…モニタ、261…入力画像メモリ、262…出力
画像メモリ、263…圧縮画像メモリ、500…原稿搬
送部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取って、該原稿に対応する画
    像データを生成する原稿読み取り手段と、 上記原稿読み取り手段によって生成された画像データを
    記憶する入力画像メモリと、 上記入力画像メモリに記憶されている画像データを、副
    走査方向に並ぶ複数のブロックに分割する画像データ分
    割手段と、 上記入力画像メモリ内に記憶されている画像データをブ
    ロック単位で圧縮する圧縮手段と、 上記原稿の幅を検知する原稿幅検知手段と、 上記原稿幅検知手段によって検知された上記原稿の幅か
    ら該原稿の副走査方向のサイズを予測し、予測された該
    サイズに基づいて、該原稿に対応する上記各ブロックの
    区切りを設定するブロック区切り設定手段とが設けら
    上記圧縮手段が、各ブロックについて該ブロックに属す
    る画像データの生成が完了する前に該ブロックに属する
    画像データの圧縮を開始するようになっ ていることを特
    徴とする画像読み取り装置。
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