JPH09163087A - 読み取り及び書き込み兼用装置 - Google Patents

読み取り及び書き込み兼用装置

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Publication number
JPH09163087A
JPH09163087A JP31394095A JP31394095A JPH09163087A JP H09163087 A JPH09163087 A JP H09163087A JP 31394095 A JP31394095 A JP 31394095A JP 31394095 A JP31394095 A JP 31394095A JP H09163087 A JPH09163087 A JP H09163087A
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JP
Japan
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head
reading
read
gear
motor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31394095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yamazaki
正人 山▲崎▼
Kuniaki Oba
邦明 大場
Yutaka Hirakawa
豊 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Data Corp, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP31394095A priority Critical patent/JPH09163087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの読み取り及び書き込み兼用のヘッド
4aデータ読み取り位置と、データを印刷位置との間を
衝撃を受けることなく移動する必要があった。 【解決手段】 データの読み取り及び書き込み兼用のヘ
ッド4aが上方を向いたときにスキャナとしてデータを
読み取り、下方を向いたときにプリンタとしてデータを
印刷するヘッドとして用いられる、読み取り及び書き込
み兼用装置であって、このヘッド4aの駆動源としてモ
ータ8を用いる。このときに、モータ8からヘッド4a
に至るギア7a,7d,6bを経由する駆動力伝達経路
は、データ読み取り位置とデータ書き込み位置のだけ駆
動力を緩く伝達するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの読み取
り、書き込みを兼用した装置に関し、更に具体的には、
読み取り側及び書き込み側にこの読み取り及び書き込み
兼用ヘッドを移動し、移動後の該ヘッドの固定をするこ
とによりデータ読み取り及び書き込みを行う装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置や、スキャナ装
置装置とプリンタの複合装置など、スキャナ装置と印刷
装置をともに持つことにより、データの読み取り、書き
込みを共に行える装置が必要となってきている。このよ
うな装置は、装置の小型化及び低価格化のために、デー
タの読み取り、書き込み部分を共通化する試みが行われ
ている。このような装置として、例えば特公平4−30
777に記載されるものがある。
【0003】このような装置では、データの読み取り、
書き込み部分を共通化したヘッドを用いるものである
が、このヘッドを移動させる手段は、ソレノイドの押引
力により軸を中心にヘッドを回転させるものである。移
動後の該ヘッドの固定の方法は、読み取り側または書き
込み側にあるストッパ部に当て、読み取り側及び書き込
み側の位置を確保するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上の様
な装置は、読み取り及び書き込み兼用ヘッドを読み取り
位置あるいは書き込み位置に移動させる際に、ソレノイ
ドの押引力により急激にストッパ部に衝突させて移動さ
せているため、移動の度に該ヘッド及び該ヘッド支持部
材は衝撃を受けるものであった。これにより、該ヘッド
や該ヘッドの支持部材に支障がでるばかりでなく、衝突
による該ヘッドの支持部材のずれにより、正確な位置を
保ちにくくなり、読み取り及び書き込み精度の悪化を招
くものであった。また、軸とストッパ部のみで該ヘッド
を固定しているだけであるので該ヘッドは不安定な状態
であり、これも正確な位置を保ちにくく、読み取り及び
書き込み精度の悪化を招くものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、読み取り及び書き込み兼用ヘッドの移動
速度をスムーズにさせるため、移動動作は回転速度をコ
ントロール可能なモータで行う。さらに該ヘッドに位置
決め用突起部と読み取り側及び書き込み側に位置決め穴
を設け、移動終了後該ヘッドの位置決め用突起部が読み
取り及び書き込み側の位置決め穴にしっかりと入り込む
ことで、該ヘッドの位置を確実に固定させる。
【0006】移動動作を回転速度をコントロール可能な
モータで行うことで、読み取り及び書き込み兼用ヘッド
の移動の際のストッパ部への衝撃を和らげ、該ヘッド及
び該ヘッドの支持部材のいたみを避け、読み取り及び書
き込み精度を保たせる。また、移動終了後該ヘッドの位
置決め用突起部と読み取り及び書き込み側の位置決め穴
がしっかりと固定されることで、該ヘッドは常に正確な
位置とさせ、読み取り及び書き込み精度を保たせること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通
する要素には同一の符号を付す。
【0008】(第1の実施の形態)図1は本発明の装置
の第1の実施例であるファクシミリ装置の横断面図であ
る。
【0009】本実施例のファクシミリ装置は、原稿読み
取り部1と記録部2と読み取り及び書き込み兼用ヘッド
部3から構成されている。
【0010】原稿読み取り部1はスタッカ1a、原稿有
無検出センサ1b、搬送ローラ1c、1d,1e、1
f、1g,1h、1i,1j、1k,1l、原稿先端検
出センサ1m、原稿搬送路1nを有する。スタッカ1a
には読み取り前の原稿1oが置かれる。
【0011】記録部2は記録紙トレー2a、搬送ローラ
2b,2c,2d,2e,2f、定着ローラ2g,2
h、プリンタカートリッジ2i、記録紙搬送路2jを有
する。記録紙トレー2aには印刷前の記録媒体2lが置
かれる。
【0012】ヘッド部3の詳細を図2に示す。
【0013】図2はファクシミリ装置の読み取り及び書
き込み兼用ヘッド部3であって、(a)は側面図、
(b)は正面図であり、これらをそれぞれ対応させて示
したものである。
【0014】図では、第1図と同様にヘッド部3に設け
られたヘッド4が記録部2側、すなわち下側に向いた状
態を示す。
【0015】読み取り及び書き込み兼用ヘッド部3はヘ
ッド4、センタシャフト部5、回転部6、ボールクラッ
チ部7、モータ8、サイドフレーム9、ガイド9aを有
する。
【0016】ヘッド4は、下方の感光ドラム2iと上方
の搬送ローラ1fに支えられる読み取り位置との間を回
転移動し、印字データの書き込み及びデータの読み取り
を行う部分である。このヘッド4は、読み取り及び書き
込み兼用ヘッド4a、ブラケット4b、左右一組のコロ
4c、左右一対のスプリング4d、左右一対のリブ4
e、左右一対の位置決め用突起部4f、左右一対のスプ
リング支持用棒4gを有する。読み取り及び書き込み兼
用ヘッド4a、コロ4c、リブ4e、スプリング支持用
棒4gはそれぞれブラケット4bに固定されている。位
置決め用突起部4fは読み取り及び書き込み兼用ヘッド
4aに形成されている。スプリング4dはスプリング支
持用棒4gに巻き付いた状態になっている。
【0017】センタシャフト部5は、ヘッド4の回転中
心となる部分である。
【0018】センタシャフト部5は、センタシャフト5
a、左右一対の楕円形状のカム5b、ギア5c、プーリ
5d、このプーリ5dの位置を検出するマイクロスイッ
チ5eを有する。カム5b、ギア5c、プーリ5dはセ
ンタシャフト5aに固定されている。
【0019】回転部6は、ヘッド4の取り付け部分であ
り、ヘッド4を回転させ、固定するための機構部分であ
る。
【0020】回転部6は、ブラケット6a、ギア6bを
有する。ブラケット6aにはヘッド4に取り付けられた
スプリング支持用棒4gが突出可能なように穴が開いて
いる。これにより、ブラケット4bとブラケット6aは
共に回転する構成となっている。また、ブラケット6a
はヘッド4のスプリング4dにより押圧されており、ヘ
ッド4のコロ4cとセンタシャフト部5のカム5bが常
に押しあっている状態になっている。
【0021】ボールクラッチ部7は、回転部6に回転力
を伝達するか否かを選択するための機構であり、これに
より回転力がギア6bを通してブラケット6aに伝達す
るときにヘッド4が回転する。
【0022】図3及び、図4にボールクラッチ部の構成
を示す。ボールクラッチ部7は、ギア7a、スプリング
7b、ボール7c、ギア7dを有する。ギア7aはボー
ル7cとスプリング7b挿入用の穴を有する。ボールク
ラッチ部7は軸にギア7a、ギア7bを保持している
が、軸と固定されてはいない。従って、それぞれ独立に
回転することができる。ボール7cはスプリング7bに
より常に押されている状態にあり、ボール7cはギア7
dをバネの伸長力分押している。ギア7dは回転部のギ
ア6bと噛合している。また、ボールクラッチ部7のギ
ア7dはギア7aのボール7cが接している面にボール
7cが入り込むようなボール7cの半球状分の溝7eを
有する。この溝7eは噛み合わせのルーズ性を持たせる
ために半球状より多少長く形成している。このボール7
cと溝7eの組み合わせにより、ボール7cが溝7eに
嵌まり合ってボール側面7bにより溝7e側面が押され
ている間はギア7aからギア7dに駆動力が伝わるがこ
れらの間に大きな力がかかりボール7cと溝7eの噛み
合いが外れた場合には、フリーとなりギア7aからギア
7dに駆動力は伝わらなくなる。
【0023】図3に戻り、モータ8は読み取り及び書き
込み兼用ヘッド4aを回転させるとともに位置確保させ
るための動力源であり、ギア7aと噛合している。サイ
ドフレーム9はヘッド4、センタシャフト部5、回転部
6を支持するためのフレームであり、読み取り側の両サ
イド、書き込みの両サイドに回転終了の際のストッパ的
存在であるガイド9aを形成している。
【0024】尚、このヘッド部3の下方にはこれと対向
するようにプリンタカートリッジ2iの感光ドラムが位
置し、これを支える支持部に上記位置決め用突起4fと
嵌め合わせられる位置決め用穴10を有する。
【0025】図6は実施例1の制御ブロック図である。
【0026】制御部12はCPUを有し、これにインタ
ーフェースを介して接続されたモータドライバ8a、操
作パネル11、マイクロスイッチ5e、原稿有無検出ス
イッチ1b、原稿先端検出スイッチ1mを制御する。
【0027】次に、読み取り及び書き込みの両方を行う
コピー動作を例として、本装置の動作を説明をする。
【0028】まず、読み取り動作を説明する。
【0029】図1に示すように、読み取り及び書き込み
兼用ヘッド4aは待機状態では下向きに位置しており、
常に印刷可能状態になっている。これにより本装置をフ
ァクシミリとして使用する場合の自動応答及び自動印刷
をスムーズに行うことができる。特に、本装置をプリン
タとしても使用したい場合は、上位装置から受信した印
字データをそのまま印刷することができるので好適であ
る。尚、応答より送信の方が多い用途のファクシミリに
あっては、待機状態時にヘッド4を上向きに設定できる
ように構成するのが好ましい。
【0030】上記の様な待機状態の時に原稿1oをセッ
トすると、原稿1oを原稿有無検出センサ1bが検知
し、図7に示す制御部12がモータドライバ8aに駆動
指示を出す。
【0031】図5のボールクラッチを行うタイミングの
経過を説明する図の(a)に示すように、ボール7cは
最初ギア7dの溝7eに入っておらず、対向するギア7
dの面をすべる状態になっている。その結果、図2にお
いて、モータ8の駆動力はギア7aが受け、ギア5c、
センタシャフト5a、カム5b、コロ4c、ブラケット
4b、読み取り及び書き込み兼用ヘッド4aへ伝達され
る(これを以下第1駆動経路と呼ぶ)。
【0032】反面、ボール7cと溝7eが嵌まり合って
いないので、ギア7aの駆動力はギア7dに伝達されな
い。その結果、図2(a)に示すように読み取り及び書
き込み兼用ヘッド4aは回転しない状態でカム5bの長
軸と短軸の差分だけガイド9aから外れるまで垂直に移
動する。
【0033】図5(b)に示すようにリブ4eはカム5
bが上がりきらないうちに、ボール7cはギア7dに溝
7eに入る。
【0034】さらにモータ8の駆動を続け、リブ4eは
ガイド9aから完全に外れ、ほぼ同時にボール7cとギ
ア7dが図5(c)の状態になり、ボールが溝7eに引
っ掛かっていることで、ギア7dがギア7aと連動する
形になり、第1駆動経路と同時にギア7dからギア6
b、ブラケット6aへもモータ8の駆動が伝達する(こ
れを以下第2駆動経路と呼ぶ)。
【0035】その結果、図2(a)に示すように、リブ
4eがセンタシャフト5aを中心にサイドフレーム9の
上側左右のガイド9aに当たるまで回転することによ
り、読み取り及び書き込み兼用ヘッドは180°回転す
る。
【0036】リブ4eがガイド9aに当たることで、図
5(c)の状態になっているボール7cへの負荷が高く
なり、ボール7cがギア7dの溝7eから抜け出し、再
度モータの駆動は第1駆動経路のみとなる。
【0037】図5(c)の状態であったカム5bとコロ
4cは第2駆動経路に駆動が伝達されないことで、図5
(a)のようにカム5bとコロ4cとの接する面がカム
5bの長軸から短軸へと移行する。それにより、スプリ
ング4dの伸長力によってブラケット4bがセンタシャ
フトから見て垂直に押され、位置決め用突起部が位置決
め穴10に入り終えた時点で、ブラケット4bは固定さ
れ、読み取り及び書き込み兼用ヘッド4aは原稿との相
対位置及び距離を正確に確保する。
【0038】このタイミングでセンタシャフト5aに固
定されているプーリ5dがマイクロスイッチ5eをOF
Fにし、それを制御部12が検知しモータドライバ8a
に回転停止指示を出す。
【0039】以上の動作により、読み取り及び書き込み
兼用ヘッド4aは原稿走行系の位置へ180°回転し、
読み取り位置を確保する。
【0040】その間に、図1に示す原稿1oは、原稿先
端検出センサ1mが原稿1oの先端を検出するところま
で搬送されるとともにこの位置で搬送を停止しており、
図6に示す操作パネル11中のコピーボタンを押すこと
で、通常のファクシミリの読み取りと同様に原稿1枚分
の読み取りを行う。読み取ったデータはメモリ等に記憶
させておく。
【0041】次に書き込み動作を説明する。
【0042】1枚分の読み取りが終了した後、読み取り
及び書き込み兼用ヘッド4aを上から下へ回転する動作
を行う。
【0043】読み取り及び書き込み兼用ヘッド4aが下
から上へ回転する場合とは逆に回転させるように図6に
示す制御部12がモータドライバ8aに駆動指示を出
す。図2からわかるように、読み取り及び書き込み兼用
ヘッド4aが下から上へ回転する場合と同様に、モータ
8からの駆動は第1駆動経路のみで始まる。これによ
り、読み取り及び書き込み兼用ヘッド4aへ駆動が伝達
し、読み取り及び書き込み兼用ヘッド4aがカム5bの
長軸と短軸の差分だけガイドから外れるまで垂直に下
る。 下から上へ回転する場合と同様に、リブ4eはガ
イド9aから外れ、ボール7cが図5(b)に示す様に
ギア7dの溝7eに入る。
【0044】更にモータ8の駆動が続き、ボール7cと
ギア7dが図5(c)の状態となり、モータ8からの駆
動を第1及び2駆動経路両方へ伝達する。その結果、セ
ンタシャフト5aを中心に図2の(b)の逆の方向に上
から下に、サイドフレーム9の下側左右のガイド9aに
当たるまで180°回転する。
【0045】ギア7dの溝7eに引っ掛かっているボー
ル7cへの負荷が高くなり、ボール7cがギア7dの溝
7eから抜け出すと、駆動の伝達は第1駆動経路のみと
なる。図5(c)の状態であったカム5bとコロ4cは
第2駆動経路が駆動しなくなったことで、徐々に図5
(a)に示すようにカム5bとコロ4cとの接する面が
カム5bの長軸から短軸へと移行する。
【0046】図2に示すスプリング4dによってブラケ
ット4bがセンタシャフトから見て垂直方向に押され、
位置決め用突起部4fが位置決め穴10に入る。このタ
イミングでセンタシャフト5aに固定されているプーリ
5dがマイクロスイッチ5eをOFFし、それを図6に
示す制御部12が検知しモータドライバ8aに回転停止
指示を出す。
【0047】以上の動作により、読み取り及び書き込み
兼用ヘッド4aを元の待機状態の位置に戻し、1枚読み
込んだデータを今度は感光ドラム2jに光を当て印刷を
行う。
【0048】次の原稿がある場合は、以下1枚目と同様
に回転、読み取り、回転、印刷を行う。つまり原稿1枚
毎について上記の動作の繰り返し行う。
【0049】実施例1によれば、2つの駆動経路とボー
ルクラッチ方式を利用し、モータの動力源で読み取り及
び書き込み兼用ヘッドを読み取り側及び書き込み側に回
転移動させる。これにより、移動速度をコントロールす
ることで移動の際の衝撃を和らげることができる。ま
た、読み取り及び書き込み兼用ヘッドの回転後、垂直に
移動し、位置決め穴にしっかりと固定され、ある程度の
押圧をかけることができるので、読み取り及び書き込み
兼用ヘッドと読み取り及び書き込みの正規位置を確保で
きる。
【0050】尚、読み取ったデータを複数枚分格納でき
るメモリ容量がある場合は、ヘッド部4を上方向に向け
て複数枚原稿を読み取り、しかる後、ヘッド部4をした
方向に向けて読み取った枚数分の印刷を行うことにより
ヘッド移動の回数を減少させることができ、高速なコピ
ーを行うことが可能となる。
【0051】本実施例は、以上のようにモータ8からの
駆動力をボールクラッチ部7により緩く回転部6に伝え
るので、ヘッド4aを固定したブラケット4の回転が停
止する際に受ける衝撃を小さくすることができる。更
に、モータ8の停止するタイミングをプーリ5dの角度
をマイクロスイッチ5eにより検出するタイミングを調
整することにより制御することができるので、更に衝撃
を小さくすることができる。例えば、マイクロスイッチ
5eによるタイミング信号の検出をデータの読み取り位
置及びデータの書き込み位置より若干前に設定してお
き、タイミング信号を受け取ると制御部12はモータ8
に減速指示を出し、所定の位置に軟停止するように制御
すると更に良い。
【0052】(第2の実の形態)図7は第2の実施例に
かかる読み取り及び書き込み兼用ヘッド部3であって、
(a)は側面図、(b)は正面図であり、これらをそれ
ぞれ対応させて示したものである。
【0053】構成は図2のコロ4c、カム5bによる位
置決め用突起4fと位置決め用穴10との嵌め合わせ動
作を、図7に示すようにソレノイド6cを駆動源とし、
プーリ5f、マイクロスイッチ5gにより行うものであ
る。ここで、プーリ5f、マイクロスイッチ5gはソレ
ノイド6cのON及びOFFの同期をとるものである。
【0054】次にコピー動作を例として実施例2の動作
を説明する。
【0055】まず、実施例1の動作の説明と同様に読み
取り及び書き込み兼用ヘッド4aは待機状態では下向き
になっており、常に印刷可能状態となっている。
【0056】図1に示す原稿1oをセットすると原稿有
無検出センサ1bがONとなり、それを図8の制御部1
3が検知し、モータドライバ8aに駆動指示を出す。さ
らに、プーリ5fがマイクロスイッチ5gをONしたこ
とを制御部13が検知し、ソレノイド6cに通電させ
る。それによって、図7(a)のように読み取り及び書
き込み兼用ヘッド4aが持ち上がる。リブ4eがガイド
9aから外れると同時に第1の実施例と同様にボール7
cが溝7eに引っ掛かることで、第1及び第2駆動経路
両方に駆動が伝達し、センタシャフト5aを中心に全体
を図7(b)のように180°回転する。サイドフレー
ム9の上側の左右のガイド9aに当たり、それとほぼ同
時にプーリ5fがマイクロスイッチ5gをOFFにし、
それを制御部13が検知し、ソレノイド6cへの通電を
OFFにする。ソレノイド6cへの通電がOFFされた
ことで、スプリングの伸長力により読み取り及び書き込
み兼用ヘッド4aが垂直に押され、位置決め穴10にし
っかりと固定される。その後、プーリ5dがマイクロス
イッチ5gをOFFし、そのことを制御部13が検知
し、モータドライバ8aに駆動停止指示を出す。その間
に、図1より原稿11oを原稿有無検出センサ1bまで
吸入して止まり、以下第1の実施例と同様に読み取り及
び印字の繰り返しを行う。
【0057】実施例2によれば、2つの駆動経路とボー
ルクラッチ方式を利用し、モータの動力源で読み取り及
び書き込み兼用ヘッドを読み取り側及び書き込み側に移
動させる。実施例1ではカム5bとコロ4cで回転の同
期をおこなっていたが、ソレノイド6c、プーリ5f、
マイクロスイッチ5gを用いても回転の同期をとること
ができる。以上のことで、実施例1と同様に、移動速度
をコントロールすることで移動の際の衝撃を和らげるこ
とができる。また、読み取り及び書き込み兼用ヘッドの
回転後、垂直に移動し、位置決め穴にしっかりと固定さ
れ、ある程度の押圧をかけることができるので、読み取
り及び書き込み兼用ヘッドと読み取り及び書き込みの正
規位置を確保可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、読み取
り及び書き込み兼用ヘッドの移動速度をスムーズにさせ
るため、移動動作は回転速度をコントロール可能なモー
タで行う。これにより、読み取り及び書き込み兼用ヘッ
ドの移動の際のストッパ部への衝撃を和らげ、該ヘッド
及び該ヘッドの支持部材への支障を避け、読み取り及び
書き込み精度を保つことが可能である。
【0059】本発明はまた、データ読み取り位置とデー
タ書き込み位置でフレームの回転が妨げられた際に前記
モータから前記フレームへの駆動力伝達が切断され、デ
ータ読み取り位置とデータ書き込み位置の間の回転経路
間では駆動力の伝達が行われる程度に前記モータから前
記フレームへ駆動力を緩く伝達する手段を有するので、
ヘッドの位置決めが容易となる。
【0060】更に、該ヘッドに位置決め用突起部と読み
取り側及び書き込み側に位置決め穴を設け、移動終了後
該ヘッドの位置決め用突起部が読み取り及び書き込み側
の位置決め穴にしっかりと入り込むことで、該ヘッドの
位置を正確に固定させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の例であるファクシミリ装置の全
体の横断面図を示したものである。
【図2】実施例1における読み取り及び書き込み兼用ヘ
ッド回転機構を示し、(a)は側面図、(b)は正面図
である。
【図3】ボールクラッチ部7のギア7aと7dの側面図
である。
【図4】ボールクラッチ部7のボール7cの状態を説明
する図である。
【図5】ボールクラッチをおこなうタイミングの経過を
説明する図である。
【図6】実施例1の制御ブロック図である。
【図7】実施例2における読み取り及び書き込み兼用ヘ
ッド回転機構を示し、(a)は側面図、(b)は正面図
である。
【図8】実施例2の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 原稿読み取り部 1a スタッカ 1b 原稿有無検出センサ 1c、1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1
k,1l,2b,2c,2d,2e,2f 搬送ローラ 1m 原稿先端検出センサ 1n 原稿搬送路 1o 原稿 2 記録部 2a 記録紙トレー 2g,2h 定着ローラ 2i LEDプリンタ 2j 感光ドラム 2k 記録紙搬送路 2l 記録媒体 3 読み取り及び書き込み兼用ヘッド部 4 ヘッド部 4a 読み取り及び書き込み兼用ヘッド 4b、6a ブラケット 4c コロ 4d、7b スプリング 4e リブ 4f 位置決め用突起部 4g スプリング支持用棒 5 ヘッドシャフト部 5 センタシャフト部 5a センタシャフト 5b カム 5c、6b,7a,7d ギア 5d,5f プーリ 5e、5g マイクロスイッチ 6 回転部 6c ソレノイド 7 ボールクラッチ部 7c ボール 8 モータ 9 サイドフレーム 9a ガイド 10 位置決め用穴 11 操作パネル 12、13 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/44 (72)発明者 平川 豊 東京都港区虎ノ門1丁目7番地12号 沖電 気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り素子及び書き込み素子を直線状
    に配置した読み取り及び書き込み兼用ヘッドを搭載し、
    第1の位置でデータを読み取り、第2の位置でデータを
    書き込む読み取り及び書き込み兼用装置において、 シャフトと、 該シャフトと平行に前記ヘッドを固定する辺を持ち該シ
    ャフトを中心軸として前記辺が回転するフレームと、 前記第1の位置と第2の位置で該フレームの回転を妨げ
    るガイド部と、 前記フレームを回転させるモータと、 前記ガイド部により前記第1及び第2の位置で前記回転
    が妨げられた際に前記モータから前記フレームへの駆動
    力伝達が切断され、前記第1と第2の位置の間の回転経
    路間では駆動力の伝達が行われる程度に前記モータから
    前記フレームへ駆動力を伝達する手段とを有する読み取
    り及び書き込み兼用装置。
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