JPH09162743A - デルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換回路 - Google Patents

デルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換回路

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JPH09162743A
JPH09162743A JP32329495A JP32329495A JPH09162743A JP H09162743 A JPH09162743 A JP H09162743A JP 32329495 A JP32329495 A JP 32329495A JP 32329495 A JP32329495 A JP 32329495A JP H09162743 A JPH09162743 A JP H09162743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積分回路12を備えるデルタシグマ変調型の
アナログ/デジタル変換回路11において、所望とする
S/Nを確保しつつ、オーバーサンプリングによって利
用周波数帯域の拡大を可能とする。 【解決手段】 サンプリング周波数FsをN倍するにあ
たって、前記積分回路12内の各積分器M1〜M7に関
連する時定数素子T1〜T7の時定数を1/Nとする。
これによって、サンプリング周波数FsをN倍として利
用周波数帯域を拡大するにあたって、各積分器M1〜M
7の積分カーブが急峻になり、ゼロ点を高域にシフトす
ることができ、拡大した周波数帯域に亘って、所望とす
るS/Nを確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響信号のアナロ
グ/デジタル変換処理などに好適に用いられ、特にサン
プリング周波数を変更することができ、積分回路を備え
て構成されるデルタシグマ変調型アナログ/デジタル変
換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、典型的な従来技術のアナログ/
デジタル変換回路1の電気的構成を示すブロック図であ
る。このアナログ/デジタル変換回路1は、積分回路2
と、加算器3と、量子化器4と、デジタル/アナログ変
換器5とを備えて構成されるデルタシグマ変調型のアナ
ログ/デジタル変換回路である。
【0003】前記積分回路2は、縦続接続された7次の
積分器m1,m2,…,m7、帰還回路m11,m1
2,m13および帰還抵抗r0を備えて構成される。第
1次の積分器m1は、入力抵抗r1と、差動増幅器a1
と、時定数素子であるコンデンサc1とを備えて構成さ
れている。入力端子6からのアナログ音響信号は、入力
抵抗r1を介して、差動増幅器a1の反転入力端子に入
力される。この差動増幅器a1の非反転入力端子は接地
されている。この差動増幅器a1からの出力は、前記加
算器3へ出力されるとともに、コンデンサc1を介して
反転入力端子に入力されて負帰還される。
【0004】残余の積分器m2〜m7も、前記積分器m
1と同様に構成されており、対応する部分の参照符号
は、同一の英字に各積分器m2〜m7の次数に対応した
添数字を付して示している。したがって、たとえば第2
次の積分器m2では、積分器m1からの出力が入力抵抗
r2を介して入力され、出力は加算器3に入力されると
ともに、次位の積分器m3に入力される。
【0005】各積分器m1〜m7からの出力は、前述の
ように加算器3に入力されて相互に加算された後、量子
化器4に入力される。量子化器4では、加算器3からの
出力が0以上であるときには出力端子7に「1」の出力
を導出し、0未満であるときには「0」の出力を導出
し、こうして各積分器m1〜m7からの出力加算値が1
ビット量子化される。また、この量子化器4による量子
化結果の出力は、デジタル/アナログ変換器5において
アナログ値に変換された後、帰還抵抗r0を介して入力
側に負帰還されている。
【0006】一方、第2次の積分器m2と第3次の積分
器m3とに関連して、帰還回路m11が設けられてい
る。すなわち、積分器m2からの出力は、積分器m3で
積分および反転され、さらに帰還回路m11において正
転された後、積分器m2の差動増幅器a2の反転入力端
子に入力されて負帰還される。
【0007】帰還回路m11は、差動増幅器a11と、
3つの抵抗r11〜r13とを備えて構成されている。
差動増幅器a3からの出力は、入力抵抗r11を介し
て、差動増幅器a11の反転入力端子に入力される。前
記差動増幅器a11の非反転入力端子は接地されてい
る。また、この差動増幅器a11の出力は、出力抵抗r
13を介して差動増幅器a2の反転入力端子に入力され
るとともに、帰還抵抗r12を介して該差動増幅器a1
1の反転入力端子に負帰還されている。
【0008】同様に、第4次の積分器m4と第5次の積
分器m5とに関連して帰還回路m12が設けられてお
り、第6次の積分器m6と第7次の積分器m7とに関連
して帰還回路m13が設けられている。前記帰還回路m
12は、差動増幅器a12と抵抗r21〜r23とを備
えて構成されており、帰還回路m13は、差動増幅器a
13と抵抗r31〜r33とを備えて構成されている。
【0009】前記各帰還回路m11,m12,m13に
よる部分負帰還ループによって、量子化ノイズ分布にお
いて利用周波数帯域の上限付近で、各帰還回路m11,
m12,m13毎に個別に対応した周波数にディップが
生じ、これによって前記利用周波数帯域の上限、たとえ
ば20(kHz)まで、前記量子化ノイズのレベルを所
望とする、たとえば−100(dB)以下とするゼロ点
制御が実現される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
たデルタシグマ変調型のアナログ/デジタル変換回路1
において、たとえば音源の製作などで、前記利用周波数
帯域を拡大するためにサンプリング周波数FsをN倍と
するオーバーサンプリングを行うと、全体的な量子化ノ
イズレベルを、ほぼ30LogN(dB)だけ低下、す
なわちたとえばN=2とすると、6(dB/oct)の
量子化ノイズ直線および各周波数当りでのノイズエネル
ギーが3(dB)だけ低下することから、9(dB)程
度低下することができる。
【0011】しかしながら、積分時間に対する積分値の
関係を表す積分カーブは変化しておらず、したがって、
前記ゼロ点制御が行われる周波数は変化せず、量子化ノ
イズの分布周波数は変化しないことになる。したがっ
て、前記サンプリング周波数Fsを高くしても、所望と
するS/Nで利用周波数帯域を拡大することができず、
このように用途、すなわちサンプリング周波数Fsに対
応した利用周波数帯域を得ることができないという問題
がある。
【0012】本発明の目的は、所望とするサンプリング
周波数に対応した利用周波数帯域を得ることができるデ
ルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換回路を提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るデ
ルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換回路は、積分
回路を備えて構成されるデルタシグマ変調型アナログ/
デジタル変換回路において、サンプリング周波数をN倍
に変更してサンプリングを行うにあたって、前記積分回
路を構成する積分器の時定数素子の時定数を1/Nとす
ることを特徴とする。
【0014】上記の構成によれば、たとえばオーバーサ
ンプリングを行うと、該オーバーサンプリングによって
量子化ノイズ分布を高域側へシフトさせ、かつ単位周波
数帯域当りでの前記量子化ノイズエネルギーを低下させ
るとともに、積分器の積分カーブを急峻にして、ゼロ点
制御を行う周波数を高くすることができ、所望とするS
/Nを確保しつつ、利用周波数帯域を拡大することがで
きる。
【0015】また請求項2の発明に係るデルタシグマ変
調型アナログ/デジタル変換回路は、積分回路を備えて
構成されるデルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換
回路において、サンプリング周波数をN倍に変更してサ
ンプリングを行うにあたって、前記積分回路を構成する
積分器のゲインを1/Nとすることを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、積分器の時定数素子
を変更することなく、ゲイン調整によって、容易にサン
プリング周波数に対応した積分カーブを得て、所望とす
る利用周波数帯域を得ることができる。
【0017】さらにまた請求項3の発明に係るデルタシ
グマ変調型アナログ/デジタル変換回路は、積分回路を
備えて構成されるデルタシグマ変調型アナログ/デジタ
ル変換回路において、サンプリング周波数をN倍に変更
してサンプリングを行うにあたって、前記積分回路を構
成する積分器の時定数素子の時定数および該積分器のゲ
インを変更することによって、該積分器の時定数を1/
Nとすることを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、たとえばオーバーサ
ンプリングを行うときには、積分回路を構成する積分器
の時定数素子の時定数を小さくするとともに、該積分器
のゲインを小さくする。これによってもまた、サンプリ
ング周波数に対応した利用周波数帯域を得ることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0020】図1は、本発明の実施の一形態のアナログ
/デジタル変換回路11の電気的構成を示すブロック図
である。このアナログ/デジタル変換回路11は、積分
回路12と、加算器13と、量子化器14と、デジタル
/アナログ変換器15とを備えて構成されるデルタシグ
マ変調型のアナログ/デジタル変換回路である。
【0021】前記積分回路12は、縦続接続された7次
の積分器M1,M2,…,M7、帰還回路M11,M1
2,M13および帰還抵抗R0を備えて構成される。第
1次の積分器M1は、入力抵抗R1と、差動増幅器A1
と、時定数素子T1とを備えて構成されている。入力端
子16からのアナログ音響信号は、入力抵抗R1を介し
て、差動増幅器A1の反転入力端子に入力される。この
差動増幅器A1の非反転入力端子は接地されている。こ
の差動増幅器A1からの出力は、前記加算器13へ出力
されるとともに、時定数素子T1を介して反転入力端子
に入力されて負帰還される。
【0022】図2は、時定数素子T1の具体的構成を示
す電気回路図である。この時定数素子T1は、一端が前
記差動増幅器A1の出力に共通に接続された相互に並列
に配列される複数n個の帰還容量C1,C2,…,Cn
と、各帰還容量C1〜Cnの他端に個別的に接続される
個別接点および前記差動増幅器A1の反転入力端子に接
続される共通接点を有するスイッチング素子SWとを備
えて構成されている。前記スイッチング素子SWは、制
御端子18に印加される制御信号のレベルに対応して、
各個別接点に選択的に導通する。前記各帰還容量C1〜
Cnは、たとえば帰還容量C1側が帰還容量Cn側に比
べてその容量が大きく形成されており、かつ後述するよ
うなオーバーサンプリングの倍数N1(=1),N2,
…,Nnに対応して、 C1・N1=C2・N2=…=Cn・Nn に選ばれている。
【0023】したがって、標準のサンプリング周波数F
sに対応した帰還容量C1に対して、たとえばN2=2
に対応した帰還容量C2の容量は、C1/2となる。同
様にNn倍のオーバーサンプリングに対応した帰還容量
Cnの容量は、C1/Nnとなる。これによって、サン
プリング周波数N・Fsに対応して、積分器M1の積分
カーブの傾きはN倍となる。
【0024】残余の積分器M2〜M7も、前記積分器M
1と同様に構成されており、対応する部分の参照符号
は、同一の英字に各積分器M2〜M7の次数に対応した
添数字を付して示している。したがって、たとえば第2
次の積分器M2では、積分器M1からの出力が入力抵抗
R2を介して入力され、出力は加算器13に入力される
とともに、次位の積分器M3に入力される。また、時定
数素子T2〜T7も、前記時定数素子T1と同様に構成
されている。各時定数素子T1〜T7内のスイッチング
素子SWは、前記制御端子18からの制御信号に応答し
て、相互に連動して、該制御信号に対応する個別接点に
導通するように切換制御される。
【0025】各積分器M1〜M7からの出力は、前述の
ように加算器13に入力されて相互に加算された後、量
子化器14に入力される。量子化器14では、加算器1
3からの出力が0以上であるときには出力端子17に
「1」の出力を導出し、0未満であるときには「0」の
出力を導出し、こうして各積分器M1〜M7からの出力
加算値が1ビット量子化される。また、この量子化器1
4による量子化結果の出力は、デジタル/アナログ変換
器15においてアナログ値に変換された後、帰還抵抗R
0を介して入力側に負帰還されている。
【0026】一方、第2次の積分器M2と第3次の積分
器M3とに関連して、帰還回路M11が設けられてい
る。すなわち、積分器M2からの出力は、積分器M3で
積分および反転され、さらに帰還回路M11において正
転された後、積分器M2の差動増幅器A2の反転入力端
子に入力されて負帰還される。
【0027】帰還回路M11は、差動増幅器A11と、
3つの抵抗R11〜R13とを備えて構成されている。
差動増幅器A3からの出力は、入力抵抗R11を介し
て、差動増幅器A11の反転入力端子に入力される。前
記差動増幅器A11の非反転入力端子は接地されてい
る。また、この差動増幅器A11の出力は、出力抵抗R
13を介して差動増幅器A2の反転入力端子に入力され
るとともに、帰還抵抗R12を介して該差動増幅器A1
1の反転入力端子に負帰還されている。
【0028】同様に、第4次の積分器M4と第5次の積
分器M5とに関連して帰還回路M12が設けられてお
り、第6次の積分器M6と第7次の積分器M7とに関連
して帰還回路M13が設けられている。前記帰還回路M
12は、差動増幅器A12と抵抗R21〜R23とを備
えて構成されており、帰還回路M13は、差動増幅器A
13と抵抗R31〜R33とを備えて構成されている。
【0029】入力端子16から図3(a)で示すような
正弦波が入力されるとき、各積分器M1〜M7からの出
力は、それぞれ図3(b)〜図3(h)で示すように、
次数が高くなる程、緩やかになり、また加算器13から
の出力は、図3(i)で示すようになる。これによっ
て、量子化器14から出力端子17への出力は、図3
(j)で示すようになり、前記図3(a)で示す入力信
号が、デルタシグマ変調によって1ビットのデジタルデ
ータに変換される。
【0030】上述のように構成されたアナログ/デジタ
ル変換回路11において、標準のサンプリング周波数F
sを、たとえば44.1(kHz)とすると、帰還回路
M11〜M13による部分帰還が行われていない状態で
の量子化ノイズ特性は、図4(a)で示すようになる。
したがって、この図4(a)において参照符αで示すよ
うに、9(kHz)より高域側では、所望とするS/N
の−100(dB)が確保できていない。このため、前
記各帰還回路M11〜M13による部分帰還ループによ
って、図4(b)で示すように、高域成分の量子化ノイ
ズ特性に参照符βで示すようなディップを生じさせ、こ
れによって所望とする利用周波数帯域、たとえば22
(kHz)まで、量子化ノイズが−100(dB)以下
に抑制されている。
【0031】また本発明のアナログ/デジタル変換回路
11では、前記図2で示すように、各時定数素子T1〜
T7の帰還容量C1〜Cnは、オーバーサンプリングの
倍数Nに対応して選択的に切換えられて使用される。し
たがって、各積分器M1〜M7の時定数は、サンプリン
グ周波数FsをN倍でオーバーサンプリングを行うと
き、1/Nとなり、各帰還回路M11〜M13での部分
帰還ループによるゼロ点周波数もN倍となり、通常のサ
ンプリング周波数Fsでの利用周波数帯域の上限をFh
とするとき、前述のようなゼロ点制御によって、利用周
波数帯域のS/Nを確保しつつ、高域限界周波数をN・
Fhまで拡大することができるようになる。
【0032】図4(c)に、N=2として、サンプリン
グ周波数Fsを前記44.1(kHz)の2倍の88.
2(kHz)でオーバーサンプリングした場合の量子化
ノイズ特性を示す。この図4(c)から明らかなよう
に、各積分器M1〜M7の時定数が、1/2となること
によって、ゼロ点周波数は2倍となっている。
【0033】このようにして、音源製作などの用途に応
じたサンプリング周波数に対応する利用周波数帯域を得
ることができ、デジタル信号の伝送および記録などを行
うにあたって、利便性を向上することができる。
【0034】なお、本発明の実施の他の形態として、図
5の積分器Maで示すように、上述の各積分器M1〜M
7における時定数素子T1〜T7を固定の帰還容量Cで
実現し、これに代わって、時定数を決定するもう一つの
要素である前記入力抵抗R1〜R7を、相互に並列に配
列された入力抵抗Z1〜Znと、それらを選択的に切換
えて使用するスイッチング素子SWとによって実現する
ようにしてもよい。また、帰還容量C1〜Cnと、前記
入力抵抗Z1〜Znとを相互に組合わせて変化するよう
にしても同様の効果を得ることができる。
【0035】さらにまた、図6の積分器Mbで示すよう
に、積分器を、積分段Mcと、その前段に設けたゲイン
調整段Mdとによって構成し、前記倍数Nに対応して、
ゲイン調整段Mdでのゲインgを1/Nとするようにし
てもよい。この場合、煩雑な時定数素子の切換えを行う
ことなく、任意の倍数Nに対して、連続可変で容易に対
応することができる。また、このゲイン調整と時定数調
整とが併用されてもよい。
【0036】本発明は、N<1であるダウンサンプリン
グを行うにあたっても使用可能であることは言うまでも
ない。また、積分器の次数も、7次に限るものではな
い。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明に係るデルタシグマ変調
型アナログ/デジタル変換回路は、以上のように、サン
プリング周波数をN倍に変更してサンプリングを行うに
あたって、積分回路を構成する積分器の時定数素子の時
定数を1/Nとする。
【0038】それゆえ、積分器の積分カーブを所望とす
るサンプリング周波数に対応させることができ、所望と
する利用周波数帯域を得ることができる。
【0039】また請求項2の発明に係るデルタシグマ変
調型アナログ/デジタル変換回路は、以上のように、サ
ンプリング周波数をN倍に変更してサンプリングを行う
にあたって、積分回路を構成する積分器のゲインを1/
Nとする。
【0040】それゆえ、積分器の時定数素子を変更する
ことなく、ゲイン調整によって、容易にサンプリング周
波数に対応した積分カーブを得て、所望とする利用周波
数帯域を得ることができる。
【0041】さらにまた請求項3の発明に係るデルタシ
グマ変調型アナログ/デジタル変換回路は、以上のよう
に、サンプリング周波数をN倍に変更してサンプリング
を行うにあたって、積分回路を構成する積分器の時定数
素子の時定数および該積分器のゲインを変更することに
よって、該積分器の時定数を1/Nとする。
【0042】それゆえ、たとえばオーバーサンプリング
を行うときには、積分回路を構成する積分器の時定数素
子の時定数を小さくするとともに、該積分器のためのゲ
インを小さくする。これによってもまた、サンプリング
周波数に対応した利用周波数帯域を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のアナログ/デジタル変
換回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】前記アナログ/デジタル変換回路における積分
器内の時定数素子の具体的構成を示す電気回路図であ
る。
【図3】前記アナログ/デジタル変換回路の変換動作を
説明するための各部の波形図である。
【図4】帰還回路でのゼロ点制御による量子化ノイズ分
布の変化を説明するためのグラフである。
【図5】本発明の実施の他の形態の積分器の電気回路図
である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態の積分器の電気
回路図である。
【図7】典型的な従来技術のアナログ/デジタル変換回
路の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 アナログ/デジタル変換回路 12 積分回路 13 加算器 14 量子化器 15 デジタル/アナログ変換器 18 制御端子 C1〜Cn 帰還容量 M1〜M7 積分器 M11〜M13 帰還回路 Ma 積分器 Mb 積分器 R1〜R7 入力抵抗(時定数素子) SW スイッチング素子 T1〜T7 時定数素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積分回路を備えて構成されるデルタシグマ
    変調型アナログ/デジタル変換回路において、 サンプリング周波数をN倍に変更してサンプリングを行
    うにあたって、前記積分回路を構成する積分器の時定数
    素子の時定数を1/Nとすることを特徴とするデルタシ
    グマ変調型アナログ/デジタル変換回路。
  2. 【請求項2】積分回路を備えて構成されるデルタシグマ
    変調型アナログ/デジタル変換回路において、 サンプリング周波数をN倍に変更してサンプリングを行
    うにあたって、前記積分回路を構成する積分器のゲイン
    を1/Nとすることを特徴とするデルタシグマ変調型ア
    ナログ/デジタル変換回路。
  3. 【請求項3】積分回路を備えて構成されるデルタシグマ
    変調型アナログ/デジタル変換回路において、 サンプリング周波数をN倍に変更してサンプリングを行
    うにあたって、前記積分回路を構成する積分器の時定数
    素子の時定数および該積分器のゲインを変更することに
    よって、該積分器の時定数を1/Nとすることを特徴と
    するデルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換回路。
JP32329495A 1995-12-12 1995-12-12 デルタシグマ変調型アナログ/デジタル変換回路 Expired - Lifetime JP3328486B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260394A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Medison Co Ltd 超音波システムでシグマ−デルタアナログ−デジタル変換器を用いた受信集束装置
US20120200440A1 (en) * 2011-02-07 2012-08-09 Renesas Electronics Corporation A/d converter and semiconductor device

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US20120200440A1 (en) * 2011-02-07 2012-08-09 Renesas Electronics Corporation A/d converter and semiconductor device

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