JPH09162408A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH09162408A
JPH09162408A JP7317809A JP31780995A JPH09162408A JP H09162408 A JPH09162408 A JP H09162408A JP 7317809 A JP7317809 A JP 7317809A JP 31780995 A JP31780995 A JP 31780995A JP H09162408 A JPH09162408 A JP H09162408A
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JP
Japan
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gate
logic
input
transistor
output terminal
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Pending
Application number
JP7317809A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneaki Fuse
常明 布施
Yukito Owaki
幸人 大脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本ゲートを構成するトランジスタ数を減ら
すことができ、チップコストの低下をはかり、かつ消費
電力の低減をはかる。 【解決手段】 2入力NANDゲートや2入力NORゲ
ート等の論理回路を構成する半導体集積回路装置におい
て、絶縁膜上のシリコン基板に形成されたnMOSトラ
ンジスタM11を具備してなり、M11のドレインは出
力端子Yに、ソースは接地端Vssに接続され、ゲート
に第1の信号XAが入力され、基板領域に第2の信号X
Bが入力され、M11のドレインと電源端Vccの間に
抵抗素子15が接続され、第1及び第2の入力信号X
A,XBの組み合わせにより1つの論理信号を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOSトランジスタを
含む論理ゲートからなる半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の集積度の向上は
著しく、ギガビット級の半導体メモリでは1チップに数
億個の半導体素子が、64ビットのマイクロプロセッサ
では1チップに数百万から1千万個の半導体素子が集積
されるようになっている。このような半導体メモリやマ
イクロプロセッサは、情報を記憶するメモリセルの他、
論理演算を行う論理ゲートから構成されている。
【0003】図23(a)に、代表的な論理ゲートであ
る2入力否定論理積(NAND)ゲートを示す。この論
理ゲートは、2つのnMOSトランジスタM1,M2と
2つのpMOSトランジスタM3,M4の4素子で構成
されている。即ち、nMOSトランジスタM1のドレイ
ンは出力端子Yに、ゲートは入力信号XAに、ソースは
ノードNに、基板は接地端Vssにそれぞれ接続され、
nMOSトランジスタM2のドレインはノードNに、ゲ
ートは入力信号XBに、ソースと基板はVssにそれぞ
れ接続されている。そして、pMOSトランジスタM3
のドレインは出力端子Yに、ゲートは入力信号XAに、
ソースと基板は電源端Vccにそれぞれ接続され、pM
OSトランジスタM4のドレインは出力端子Yに、ゲー
トは入力信号XBに、ソースと基板はVccにそれぞれ
接続されている。
【0004】図23(b)は、この論理ゲートの論理を
示す真理値表である。いま、入出力信号が接地電位Vss
のとき論理0、電源電圧Vccのとき論理1と定義する。
入力信号XA,XBが共に論理1のとき、nMOSトラ
ンジスタM1,M2はどちらも導通し、pMOSトラン
ジスタM3,M4はどちらも非導通である。その結果、
出力Yは論理0になる。一方、入力信号XA,XBの少
なくとも一方が論理0のとき、論理0が入力されるnM
OSトランジスタは非導通となり、論理0が入力される
pMOSトランジスタは導通する。その結果、出力Yは
論理1になる。図24(a)に、2入力否定論理和(N
OR)ゲートを示す。この論理ゲートもNANDゲート
と同様に、2つのnMOSトランジスタM1,M2と2
つのpMOSトランジスタM3,M4の4素子で構成さ
れている。即ち、nMOSトランジスタM1のドレイン
は出力端子Yに、ゲートは入力信号XAに、ソースと基
板はVssにそれぞれ接続され、nMOSトランジスタ
M2のドレインは出力端子Yに、ゲートは入力信号XB
に、ソースと基板は接地端Vssにそれぞれ接続されて
いる。そして、pMOSトランジスタM3のドレインは
ノードNに、ゲートは入力信号XAに、ソースと基板は
電源端Vccにそれぞれ接続され、pMOSトランジス
タM4のドレインは出力端子Yに、ゲートは入力信号X
Bに、ソースはノードNに、基板はVccにそれぞれ接
続されている。
【0005】図24(b)は、この論理ゲートの論理を
示す真理値表である。入力信号XA,XBが共に論理0
のとき、pMOSトランジスタM3,M4はどちらも導
通し、nMOSトランジスタM1,M2はどちらも非導
通である。その結果、出力Yは論理1になる。一方、入
力信号XA,XBの少なくとも一方が論理1のとき、論
理1が入力されるpMOSトランジスタは非導通とな
り、論理1が入力されるnMOSトランジスタは導通す
る。その結果、出力Yは論理0になる。
【0006】図25(a)に、2入力論理積(AND)
ゲートを示す。この論理ゲートは、NANDゲートを構
成する4つのMOSトランジスタM1,M2,M3,M
4と、インバータを構成するnMOSトランジスタM5
及びpMOSトランジスタM6の6素子で構成されてい
る。M1〜M4からなるNANDゲートは図23(a)
と同じであるため、その説明は省略する。nMOSトラ
ンジスタM5のドレインは出力端子/Yに、ゲートはN
ANDゲートの出力端子Yに、ソースと基板は接地端V
ssにそれぞれ接続され、pMOSトランジスタM6の
ドレインは出力端子/Yに、ゲートはNANDゲートの
出力端子Yに、ソースと基板は電源端Vccにそれぞれ
接続されている。
【0007】図25(b)は、この論理ゲートの論理を
示す真理値表である。この論理ゲートは、NANDゲー
トの反転信号が出力されるため、入力信号XA,XBが
共に論理1のとき出力/Yは論理1になり、入力信号X
A,XBの少なくとも一方が論理0のとき、論理0が出
力される。
【0008】図26(a)に、2入力論理和(OR)ゲ
ートを示す。この論理ゲートは、NORゲートを構成す
る4つのMOSトランジスタM1,M2,M3,M4
と、インバータを構成するnMOSトランジスタM5及
びpMOSトランジスタM6の6素子で構成されてい
る。M1〜M4からなるNORゲートは図24(a)と
同じであるため、その説明は省略する。nMOSトラン
ジスタM5のドレインは出力端子/Yに、ゲートはNO
Rゲートの出力端子Yに、ソースと基板は接地端Vss
にそれぞれ接続され、pMOSトランジスタM6のドレ
インは出力端子/Yに、ゲートはNORゲートの出力端
子Yに、ソースと基板は電源端Vccにそれぞれ接続さ
れている。
【0009】図26(b)は、この論理ゲートの論理を
示す真理値表である。この論理ゲートは、NORゲート
の反転信号が出力されるため、入力信号XA,XBが共
に論理0のとき出力/Yは論理0になり、入力信号X
A,XBの少なくとも一方が論理1のとき、論理1が出
力される。
【0010】図27(a)に、2入力排他的論理和(E
XOR)ゲートを示す。この論理ゲートは、5つのnM
OSトランジスタM1,M3,M5,M7,M9と5つ
のpMOSトランジスタM2,M4,M6,M8,M1
0の10素子で構成されている。nMOSトランジスタ
M1のドレインはノードN1に、ゲートは入力信号XA
に、ソースと基板は接地端Vssにそれぞれ接続され、
pMOSトランジスタM2のドレインはノードN1に、
ゲートは入力信号XAに、ソースと基板は電源端Vcc
にそれぞれ接続され、これにより入力信号XA,出力端
子N1のCMOSインバータを構成している。同様に、
nMOSトランジスタM3とpMOSトランジスタM4
は、入力端子N1,出力端子N2のCMOSインバータ
を構成し、nMOSトランジスタM5とpMOSトラン
ジスタM6は、入力信号XB,出力端子N3のCMOS
インバータを構成している。
【0011】nMOSトランジスタM7とpMOSトラ
ンジスタM8はドレインが共通にノードN1に接続さ
れ、ソースが共通に出力端子Yに接続されたCMOSト
ランスミッションゲートである。即ち、nMOSトラン
ジスタM7のゲートは入力信号XBに、基板は接地端V
ssにそれぞれ接続され、pMOSトランジスタM8の
ゲートはノードN3に、基板は電源端Vccにそれぞれ
接続されている。nMOSトランジスタM9とpMOS
トランジスタM10はドレインが共通にノードN2に接
続され、ソースが共通に出力端子Yに接続されたCMO
Sトランスミッションゲートである。即ち、nMOSト
ランジスタM9のゲートはノードN3に、基板は接地端
Vssにそれぞれ接続され、pMOSトランジスタM1
0のゲートは入力信号XBに、基板は電源端Vccにそ
れぞれ接続されている。
【0012】図27(b)は、この論理ゲートの論理を
示す真理値表である。入力信号XA,XBが共に論理0
のとき、ノードN1は論理1、ノードN2は論理0、ノ
ードN3は論理1である。その結果、MOSトランジス
タM9,M10から構成されるトランスミッションゲー
トが導通し、出力端子YはノードN2と同じ論理0にな
る。入力信号XAが論理0、XBが論理1のとき、ノー
ドN1は論理1、ノードN2は論理0、ノードN3は論
理0である。その結果、MOSトランジスタM7,M8
から構成されるトランスミッションゲートが導通し、出
力端子YはノードN1と同じ論理1になる。入力信号X
Aが論理1、XBが論理0のとき、ノードN1は論理
0、ノードN2は論理1、ノードN3は論理1である。
その結果、MOSトランジスタM9,M10から構成さ
れるトランスミッションゲートが導通し、出力端子Yは
ノードN2と同じ論理1になる。入力信号XA,XBが
共に論理1のとき、ノードN1は論理0、ノードN2は
論理1、ノードN3は論理0である。その結果、MOS
トランジスタM7,M8から構成されるトランスミッシ
ョンゲートが導通し、出力端子YはノードN1と同じ論
理0になる。
【0013】以上のように従来、2入力のNANDゲー
トやNORゲートは4トランジスタ、2入力のANDゲ
ートやORゲートは6トランジスタ、2入力のEXOR
ゲートは10トランジスタでそれぞれ構成されていたた
め、これら基本ゲートを組み合わせた大規模な論理回路
を構成したとき、基本ゲートの数倍の数のMOSトラン
ジスタが必要になる。従って、論理回路の規模の増大と
共にトランジスタの占める占有面積が増加し、チップサ
イズの増大を招く。また、トランジスタ数が増加する
と、MOSトランジスタの真性容量であるゲート容量及
びその他の寄生容量を合わせたチップ内の全容量が増加
し、これらの容量を充放電するための消費電力が増加す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、MO
Sトランジスタを用いて構成した論理回路では、基本ゲ
ート数の数倍のトランジスタ数が必要となり、素子面積
の増大に伴いチップコストが上昇してしまうという問題
があった。また、チップ内の容量の増加に伴い消費電力
が増加するため、温度上昇に伴う素子特性の劣化、放熱
のための工夫によるチップコストのさらなる上昇、大電
力を要求することによる用途の限定という問題があっ
た。
【0015】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、基本ゲートを構成する
トランジスタ数を減らすことができ、チップコストの低
下をはかり、かつ消費電力の低減をはかり得る半導体集
積回路装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。
【0017】即ち、本発明(請求項1)は、論理回路を
構成する半導体集積回路装置において、絶縁膜上の半導
体基板に形成されたMOSトランジスタを具備してな
り、ゲートに第1の信号が入力され、基板領域に第2の
信号が入力され、第1及び第2の入力信号の組み合わせ
により1つの論理信号を出力することを特徴とする(図
1)。
【0018】また、本発明(請求項2)は、論理回路を
構成する半導体集積回路装置において、絶縁膜上の半導
体基板に形成され、基板領域の上に第1のゲートを有
し、かつ基板領域の下に第2のゲートを有するMOSト
ランジスタを具備してなり、第1のゲートに第1の信号
が入力され、第2のゲートに第2の信号が入力され、第
1及び第2の入力信号の組み合わせにより1つの論理信
号を出力することを特徴とする(図2)。
【0019】また、本発明(請求項3)は、論理回路を
構成する半導体集積回路装置において、絶縁膜上の半導
体基板に形成され、基板領域の上に第1のゲートを有
し、かつ基板領域の側壁に第2のゲートを有するMOS
トランジスタを具備してなり、第1のゲートに第1の信
号が入力され、第2のゲートに第2の信号が入力され、
第1及び第2の入力信号の組み合わせにより1つの論理
信号を出力することを特徴とする(図3)。
【0020】ここで、望ましくは絶縁膜上の半導体基板
としてシリコンを用いる。即ち、SOI(Silikon On I
nsulator)基板を用いること、また請求項1〜3のMO
Sトランジスタを用いて、次のような論理ゲートを構成
することを特徴とする。
【0021】(1)nMOSトランジスタと抵抗素子を
直列接続して(抵抗素子は電源側)、2入力NORゲー
ト又は2入力NANDゲートを構成すること(図4)。
【0022】(2)pMOSトランジスタと抵抗素子を
直列接続して(抵抗素子は接地側)、2入力NORゲー
ト又は2入力NANDゲートを構成すること(図8)。
【0023】(3)pMOSトランジスタとnMOSト
ランジスタを直列接続して、2入力NORゲート又は2
入力NANDゲートを構成すること(図9)。
【0024】(4)nMOSトランジスタと抵抗素子を
直列接続して(抵抗素子は接地側)、2入力ORゲート
又は2入力ANDゲートを構成すること(図10)。
【0025】(5)pMOSトランジスタと抵抗素子を
直列接続して(抵抗素子は電源側)、2入力ORゲート
又は2入力ANDゲートを構成すること(図11)。
【0026】(6)pMOSトランジスタとnMOSト
ランジスタを直列接続して、2入力ORゲート又は2入
力ANDゲートを構成すること(図12)。
【0027】(7)2つのnMOSトランジスタと抵抗
素子を直列接続して(抵抗素子は電源側)、4入力NA
NDゲートを構成すること(図14(a))。
【0028】(8)2つのpMOSトランジスタの並列
接続に抵抗素子を直列接続して(抵抗素子は接地側)、
4入力NANDゲートを構成すること(図14
(b))。
【0029】(9)2つのnMOSトランジスタの直列
接続と2つのpMOSトランジスタの並列接続とを直列
接続して、4入力NANDゲートを構成すること(図1
4(c))。
【0030】(10)2つのnMOSトランジスタの並列
接続に抵抗素子を直列接続して(抵抗素子は電源側)、
4入力NORゲートを構成すること(図15(a))。
【0031】(11)2つのpMOSトランジスタと抵抗
素子を直列接続して(抵抗素子は接地側)、4入力NO
Rゲートを構成すること(図15(b))。
【0032】(12)2つのnMOSトランジスタの並列
接続と2つのpMOSトランジスタの直列接続とを直列
接続して、4入力NORゲートを構成すること(図15
(c))。
【0033】(13)2つのnMOSトランジスタと抵抗
素子を直列接続して(抵抗素子は接地側)、4入力AN
Dゲートを構成すること(図16(a))。
【0034】(14)2つのpMOSトランジスタの並列
接続に抵抗素子を直列接続して(抵抗素子は電源側)、
4入力ANDゲートを構成すること(図16(b))。
【0035】(15)2つのnMOSトランジスタの直列
接続と2つのpMOSトランジスタの並列接続とを直列
接続して、4入力ANDゲートを構成すること(図16
(c))。
【0036】(16)2つのnMOSトランジスタの並列
接続に抵抗素子を直列接続して(抵抗素子は接地側)、
4入力ORゲートを構成すること(図17(a))。
【0037】(17)2つのpMOSトランジスタと抵抗
素子を直列接続して(抵抗素子は電源側)、4入力OR
ゲートを構成すること(図17(b))。
【0038】(18)2つのnMOSトランジスタの並列
接続と2つのpMOSトランジスタの直列接続とを直列
接続して、4入力ORゲートを構成すること(図17
(c))。
【0039】(19)2つのnMOSトランジスタと抵抗
素子を直列接続して(抵抗素子は電源側)、2線2入力
EXNORゲートを構成すること(図18(a))。
【0040】(20)4つのnMOSトランジスタを直列
接続して、2線2入力EXNORゲートを構成すること
(図18(b))。
【0041】(21)2つのnMOSトランジスタと2つ
のpMOSトランジスタを直列接続して、2線2入力E
XNORゲートを構成すること(図18(c))。
【0042】(22)2つのnMOSトランジスタの並列
接続に抵抗素子を直列接続して(抵抗素子は電源側)、
2線2入力EXNORゲートを構成すること(図19
(d))。
【0043】(23)2つのnMOSトランジスタの直列
接続を2組用い、各々の接続点を共通接続して、2線2
入力EXNORゲートを構成すること(図19
(e))。
【0044】(24)nMOSトランジスタとpMOSト
ランジスタの直列接続を2組用意し、各々の接続点を共
通接続して、2線2入力EXNORゲートを構成するこ
と(図19(f))。
【0045】(25)2つのnMOSトランジスタと抵抗
素子を接続して(抵抗素子は接地側)、2線2入力EX
ORゲートを構成すること(図21(a))。
【0046】(26)2つのnMOSトランジスタの並列
接続に抵抗素子を接続して(抵抗素子は接地側)、2線
2入力EXORゲートを構成すること(図21
(b))。
【0047】(27)2つのnMOSトランジスタに抵抗
素子を接続し(抵抗素子は電源側)、各トランジスタの
共通接続されたゲート(第1のゲート)にNORゲート
を接続して、2線2入力EXORゲートを構成すること
(図22(c))。
【0048】(28)2つのnMOSトランジスタに抵抗
素子を接続し(抵抗素子は電源側)、各トランジスタの
共通接続された基板領域(第2のゲート)にNORゲー
トを接続して、2線2入力EXORゲートを構成するこ
と(図22(d))。
【0049】(作用)本発明(請求項1)によれば、基
板電位を入力信号の論理に応じて変えることで、MOS
トランジスタのしきい値電圧が変わる。従来1つのMO
Sトランジスタに与えられる入力信号の数は1つであっ
たが、本発明では2つの異なる入力信号を与えることが
可能となる。その結果、MOSトランジスタに与えられ
る入力信号の論理と基板電位を制御する入力信号の論理
の組み合わせでMOSトランジスタの導通,非導通の制
御が可能となり、少ないトランジスタ数で様々な論理回
路を構成できる。
【0050】また、本発明(請求項2,3)によれば、
基板領域に入力信号に応じた電位を与える代わりに、本
来の第1のゲートとは別に基板領域の下又は側部に第2
のゲートを設け、この第2のゲートに入力信号に応じた
電位を与えることにより、MOSトランジスタのしきい
値電圧が変わる。従って請求項1と同様に、少ないトラ
ンジスタ数で様々な論理回路を構成できる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0052】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる論理回路を構成するSOI基板上に
形成されたボディコンタクトを持つnMOSトランジス
タを示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)の矢
視A−A′断面図である。
【0053】1はシリコン基板、2はシリコン酸化膜、
3は半導体基板としてのシリコン層(ボディ)でありp
型拡散層で形成された素子領域(ボディ)、4は素子分
離領域である。図の素子分離はLOCOS(Local Oxid
ation )分離であるが、STI(Shallow Trench Isola
tion)でもよい。5はn型拡散層で形成されたソース・
ドレイン領域、6はゲートである。また、7はゲート6
に入力信号XAを与えるための電極、8はボディ3に入
力信号XBを与えるための電極、9は電極8とボディ3
を直接接続するためのコンタクト、10はコンタクト抵
抗を下げるための不純物濃度の高いp型拡散層領域であ
る。
【0054】以上nMOSトランジスタについて示した
が、拡散層の不純物濃度の型を変えることでpMOSト
ランジスタも同様に形成される。
【0055】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係わる論理回路を構成するSOI基板上に
形成された2つのゲートを持つnMOSトランジスタを
示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視B
−B′断面図である。図1と同じものは同一符号で示し
てある。
【0056】6はトランジスタ上部に形成された第1の
ゲートであり、11はシリコン酸化膜2中のトランジス
タ下部に形成された第2のゲートである。また、7は第
1のゲート6に入力信号XAを与えるための電極、12
は第2のゲート11に入力信号XBを与えるための電極
である。この場合も同様に、拡散層の不純物濃度の型を
変えることで、pMOSトランジスタが形成される。
【0057】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係わる論理回路を構成するSOI基板上に
形成された2つのゲートを持つnMOSトランジスタを
示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視C
−C′断面図である。図1と同じものは同一符号で示し
てある。
【0058】4はSTIで形成された素子分離領域であ
る。6はトランジスタ上部に形成された第1のゲートで
あり、13は素子分離領域4中のトランジスタ側壁に形
成された第2のゲートである。また、7は第1のゲート
6に入力信号XAを与えるための電極、14は第2のゲ
ート13に入力信号XBを与えるための電極である。こ
の場合も同様に、拡散層の不純物濃度の型を変えること
で、pMOSトランジスタが形成される。
【0059】以下、第1の実施形態のnMOSトランジ
スタ及びpMOSトランジスタを用いて構成した論理ゲ
ートの実施形態を示すが、全く同様の論理ゲートは第
2、第3の実施形態のnMOSトランジスタ及びpMO
Sトランジスタを用いても構成できる。
【0060】(第4の実施形態)図4に、本発明のnM
OSトランジスタを用いて構成された2入力論理ゲート
を示す。M11は、ドレインが出力端子Yに接続され、
ゲートに入力信号XAが与えられ、ソースが接地され、
ボディに入力信号XBが与えられたnMOSトランジス
タである。15は、電源端Vccと出力端子Yとの間に
接続された抵抗素子である。
【0061】図5(a)〜(g)に、抵抗素子15の各
種例を示す。(a)はp型拡散層,n型拡散層或いはポ
リシリコンで形成される抵抗である。(b)はドレイン
及びソースを抵抗素子の両端とし、ゲートと接地端Vs
sとの間に電圧源E1が接続され、ボディはフローティ
ング状態のpMOSトランジスタM12からなる抵抗で
ある。(c)はドレイン及びソースを抵抗素子の両端と
し、ゲートと接地端Vssとの間に電圧源E1が接続さ
れ、ボディと接地端Vssとの間に電圧源E2が接続さ
れたpMOSトランジスタM12からなる抵抗である。
(d)はドレイン及びソースを抵抗素子の両端とし、ゲ
ートと接地端Vssとの間に電圧源E1が接続され、ボ
ディとソースとの間に電圧源E2が接続されたpMOS
トランジスタM12からなる抵抗である。(e)はドレ
イン及びソースを抵抗素子の両端とし、ゲートと接地端
Vssとの間に電圧源E1が接続され、ボディはフロー
ティング状態のnMOSトランジスタM13からなる抵
抗である。(f)はドレイン及びソースを抵抗素子の両
端とし、ゲートと接地端Vssとの間に電圧源E1が接
続され、ボディと接地端Vssとの間に電圧源E2が接
続されたnMOSトランジスタM13からなる抵抗であ
る。(g)はドレイン及びソースを抵抗素子の両端と
し、ゲートと接地端Vssとの間に電圧源E1が接続さ
れ、ボディとソースとの間に電圧源E2が接続されたn
MOSトランジスタM13からなる抵抗である。
【0062】ここで、MOSトランジスタM12,M1
3はエンハンスメントタイプでもデプレッションタイプ
でもよく、電圧源E1の値はMOSトランジスタM1
2,M13が線形領域で動作するように設定する。
【0063】図6は、nMOSトランジスタM11のゲ
ート・ソース間電圧とドレイン電流との関係を示す特性
図である。nMOSトランジスタのドレイン電流はゲー
ト・ソース間電圧がしきい値電圧より小さいとき流れ
ず、しきい値電圧を超えると流れる。しきい値電圧は、
ゲート下のシリコン表面近くに形成されるチャネル領域
の不純物濃度とボディの電位によって決定される。即
ち、不純物濃度が高いほどしきい値電圧は高く、またボ
ディの電位が低いほどしきい値電圧は高くなる。いま、
ボディに論理0(接地電位Vss)が入力したときのしき
い値電圧をVT0、論理1(電源電位Vcc)が入力したと
きのしきい値電圧をVT1とする。図6の16はVT1<V
ss<VT0<Vccの場合、17はVss<VT1<Vcc<VT0
の場合の特性である。
【0064】nMOSトランジスタM11が16の特性
を持つときの2入力論理ゲートの動作を、図7の真理値
表を用いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0
のとき、しきい値電圧はVT0でありゲート・ソース間電
圧はVssであるため、nMOSトランジスタM11はカ
ットオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15に
よって充電され論理1が出力される。入力信号XAが論
理0、XBが論理1のとき、しきい値電圧はVT1であ
る。ゲート・ソース間電圧はVssであるが、VT1<Vss
であるため、nMOSトランジスタM11は導通する。
このとき、nMOSトランジスタM11のオン抵抗が抵
抗素子15の抵抗に比べて小さければ出力端子Yには論
理0が出力される。入力信号XAが論理1、XBが論理
0のとき、しきい値電圧はVT0でありゲート・ソース間
電圧はVccであるため、nMOSトランジスタM11は
導通する。このとき、nMOSトランジスタM11のオ
ン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子
Yには論理0が出力される。入力信号XA,XBが共に
論理1のとき、しきい値電圧はVT1でありゲート・ソー
ス間電圧はVccであるため、nMOSトランジスタM1
1は導通する。このとき、nMOSトランジスタM11
のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力
端子Yには論理0が出力される。
【0065】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理0のとき論理1が出力され、その他の
入力では論理0が出力される。即ち、2入力NORゲー
トが2素子で実現できる。
【0066】nMOSトランジスタM11が17の特性
を持つときの2入力論理ゲートの動作を、図7の真理値
表を用いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0
のとき、しきい値電圧はVT0でありゲート・ソース間電
圧はVssであるため、nMOSトランジスタM11はカ
ットオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15に
よって充電され論理1が出力される。入力信号XAが論
理0、XBが論理1のとき、しきい値電圧はVT1であり
ゲート・ソース間電圧はVssであるため、nMOSトラ
ンジスタM11はカットオフする。その結果、出力端子
Yは抵抗素子15によって充電され論理1が出力され
る。入力信号XAが論理1、XBが論理0のとき、しき
い値電圧はVT0である。ゲート・ソース間電圧はVccで
あるが、VT0>Vccであるため、nMOSトランジスタ
M11はカットオフする。その結果、出力端子Yは抵抗
素子15によって充電され論理1が出力される。入力信
号XA,XBが共に論理1のとき、しきい値電圧はVT1
でありゲート・ソース間電圧はVccであるため、nMO
SトランジスタM11は導通する。このとき、nMOS
トランジスタM11のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に
比べ小さければ出力端子Yには論理0が出力される。
【0067】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理1のとき論理0が出力され、その他の
入力では論理1が出力される。即ち、2入力NANDゲ
ートが2素子で実現できる。
【0068】(第5の実施形態)次に、NORゲート,
NANDゲートを2素子で構成する他の実施形態を、図
8及び図9に示す。
【0069】図8は、pMOSトランジスタM14を用
いて構成された2入力論理ゲートであり、ドレインが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ソースが電源端Vccに接続され、ボディに入力信
号XBが与えられ、接地端Vssと出力端子Yの間には
抵抗素子15が接続されている。pMOSトランジスタ
のゲート・ソース間電圧電圧,ドレイン電流,しきい値
電圧は、nMOSトランジスタのそれと符号が反対にな
る。従って、これらの符号を逆にした場合の特性は図6
と同じになる。以下、pMOSトランジスタの特性は図
6で考えることにする。
【0070】pMOSトランジスタM14が16の特性
を持つときの2入力論理ゲートの動作を、図7の真理値
表を用いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0
のとき、しきい値電圧はVT1でありゲート・ソース間電
圧はVccであるため、pMOSトランジスタM14は導
通する。このとき、pMOSトランジスタM14のオン
抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Y
には論理1が出力される。入力信号XAが論理0、XB
が論理1のとき、しきい値電圧はVT0でありゲート・ソ
ース間電圧はVccであるため、pMOSトランジスタM
14は導通する。このとき、pMOSトランジスタM1
4のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出
力端子Yには論理1が出力される。入力信号XAが論理
1、XBが論理0のとき、しきい値電圧はVT1である。
ゲート・ソース間電圧はVssであるが、VT1<Vssであ
るため、pMOSトランジスタM14は導通する。この
とき、pMOSトランジスタM14のオン抵抗が抵抗素
子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理1が
出力される。入力信号XA,XBが共に論理1のとき、
しきい値電圧はVT0でありゲート・ソース間電圧はVss
であるため、pMOSトランジスタM14はカットオフ
する。その結果、出力端子Yは抵抗素子11によって放
電され論理0が出力される。
【0071】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理1のとき論理0が出力され、その他の
入力では論理1が出力される。即ち、2入力NANDゲ
ートが2素子で実現できる。
【0072】pMOSトランジスタM14が17の特性
を持つときの2入力論理ゲートの動作を、図7の真理値
表を用いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0
のとき、しきい値電圧はVT1でありゲート・ソース間電
圧はVccであるため、pMOSトランジスタM14は導
通する。このとき、pMOSトランジスタM14のオン
抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Y
には論理1が出力される。入力信号XAが論理0、XB
が論理1のとき、しきい値電圧はVT0である。ゲート・
ソース間電圧はVccであるが、VT0>Vccであるため、
pMOSトランジスタM14はカットオフする。その結
果、出力端子Yは抵抗素子15によって放電され論理0
が出力される。入力信号XAが論理1、XBが論理0の
とき、しきい値電圧はVT1でありゲート・ソース間電圧
はVssであるため、pMOSトランジスタM14はカッ
トオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によ
って放電され論理0が出力される。入力信号XA,XB
が共に論理1のとき、しきい値電圧はVT0でありゲート
・ソース間電圧はVssであるため、pMOSトランジス
タM14はカットオフする。その結果、出力端子Yは抵
抗素子15によって放電され論理0が出力される。
【0073】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理0のとき論理1が出力され、その他の
入力では論理0が出力される。即ち、2入力NORゲー
トが2素子で実現できる。
【0074】図9は、nMOSトランジスタM11とp
MOSトランジスタM14を用いて構成された2入力論
理ゲートである。即ち、nMOSトランジスタM11の
ドレインが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号X
Aが与えられ、ソースが接地端Vssに接続され、ボデ
ィに入力信号XBが与えられ、pMOSトランジスタM
14のドレインが出力端子Yに接続され、ゲートに入力
信号XAが与えられ、ソースが電源端Vccに接続さ
れ、ボディに入力信号XBが与えられている。
【0075】この論理ゲートの動作は、図4のnMOS
トランジスタM11の動作と図8のpMOSトランジス
タM14の動作を組み合わせたものである。即ち、M1
1が16の特性を持ち、M14が17の特性を持つと
き、この論理ゲートはNORゲートとして動作する。ま
た、M11が17の特性を持ち、M14が16の特性を
持つとき、この論理ゲートはNANDゲートとして動作
する。いずれにしても、2入力NANDゲートとNOR
ゲートが2素子で実現できる。
【0076】(第6の実施形態)次に、ORゲートやA
NDゲートを2素子で構成する実施形態を、図10〜図
12に示す。
【0077】図10は、nMOSトランジスタM15を
用いて構成された2入力論理ゲートであり、ソースが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ドレインが電源端Vccに接続され、ボディに入力
信号XBが与えられ、接地端Vssと出力端子Yの間に
は抵抗素子15が接続されている。
【0078】nMOSトランジスタM15が前記図6に
示す16の特性を持つときの動作を、図13の真理表を
用いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0のと
き、しきい値電圧はVT0でありゲート電圧はVssである
ため、nMOSトランジスタM11はカットオフする。
その結果、出力端子Yは抵抗素子15によって放電され
論理0が出力される。入力信号XAが論理0、XBが論
理1のとき、しきい値電圧はVT1である。ゲート電圧は
Vssであるが、VT1<Vssであるため、nMOSトラン
ジスタM11は導通する。このとき、nMOSトランジ
スタM15のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さ
ければ出力端子Yには論理1が出力される。入力信号X
Aが論理1、XBが論理0のとき、しきい値電圧はVT0
でありゲート電圧はVccであるため、nMOSトランジ
スタM15は導通する。このとき、nMOSトランジス
タM15のオン抵抗が抵抗素子15に比べ小さければ出
力端子Yには論理1が出力される。入力信号XA,XB
が共に論理1のとき、しきい値電圧はVT1でありゲート
電圧はVccであるため、nMOSトランジスタM15は
導通する。このとき、nMOSトランジスタM15のオ
ン抵抗が抵抗素子15に比べ小さければ出力端子Yには
論理1が出力される。
【0079】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理0のとき論理0が出力され、その他の
入力では論理1が出力される。即ち、2入力ORゲート
が2素子で実現できる。
【0080】nMOSトランジスタM15が前記図6に
示す17の特性を持つときの動作を、図13の真理値表
を用いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0の
とき、しきい値電圧はVT0でありゲート電圧はVssであ
るため、nMOSトランジスタM15はカットオフす
る。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によって放電
され論理0が出力される。入力信号XAが論理0、XB
が論理1のとき、しきい値電圧はVT1でありゲート電圧
はVssであるため、nMOSトランジスタM15はカッ
トオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によ
って放電され論理0が出力される。入力信号XAが論理
1、XBが論理0のとき、しきい値電圧はVT0である。
ゲート電圧はVccであるが、VT0<Vccであるため、n
MOSトランジスタM15はカットオフする。その結
果、出力端子Yは抵抗素子15によって放電され論理0
が出力される。入力信号XA,XBが共に論理1のと
き、しきい値電圧はVT1でありゲート電圧はVccである
ため、nMOSトランジスタM15は導通する。このと
き、nMOSトランジスタM15のオン抵抗が抵抗素子
15に比べ小さければ出力端子Yには論理1が出力され
る。
【0081】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理1のとき論理1が出力され、その他の
入力では論理0が出力される。即ち、2入力ANDゲー
トが2素子で実現できる。
【0082】図11は、pMOSトランジスタM16を
用いて構成された2入力論理ゲートであり、ソースが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ドレインが接地端Vssに接続され、ボディに入力
信号XBが与えられ、電源端Vccと出力端子Yの間に
は抵抗素子15が接続されている。ゲート・ソース間電
圧、ドレイン電流、しきい値電圧の符号を逆にした場合
のpMOSトランジスタの特性も前記図6で表される。
【0083】pMOSトランジスタM16が図6に示す
16の特性を持つときの動作を、図13の真理値表を用
いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0のと
き、しきい値電圧はVT1でありゲート電圧はVssである
ため、pMOSトランジスタM16は導通する。このと
き、pMOSトランジスタM16のオン抵抗が抵抗素子
15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理0が出
力される。入力信号XAが論理0、XBが論理1のと
き、しきい値電圧はVT0でありゲート電圧はVssである
ため、pMOSトランジスタM16は導通する。このと
き、pMOSトランジスタM16のオン抵抗が抵抗素子
15に比べ小さければ出力端子Yには論理0が出力され
る。入力信号XAが論理1、XBが論理0のとき、しき
い値電圧はVT1である。ゲート電圧はVccであるが、V
T1<Vssであるため、pMOSトランジスタM16は導
通する。このとき、pMOSトランジスタM16のオン
抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Y
には論理0が出力される。入力信号XA,XBが共に論
理1のとき、しきい値電圧はVT0でありゲート電圧はV
ccであるため、pMOSトランジスタM16はカットオ
フする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によって
充電され論理1が出力される。
【0084】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理1のとき論理1が出力され、その他の
入力では論理0が出力される。即ち、2入力ANDゲー
トが2素子で実現できる。
【0085】pMOSトランジスタM16が図6に示す
17の特性を持つときの動作を、図13の真理値表を用
いて説明する。入力信号XA,XBが共に論理0のと
き、しきい値電圧はVT1でありゲート電圧はVssである
ため、pMOSトランジスタM16は導通する。このと
き、pMOSトランジスタM16のオン抵抗が抵抗素子
15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理0が出
力される。入力信号XAが論理0、XBが論理1のと
き、しきい値電圧はVT0である。ゲート電圧はVssであ
るが、VT0>Vccであるため、pMOSトランジスタM
16はカットオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素
子15によって充電され論理1が出力される。入力信号
XAが論理1、XBが論理0のとき、しきい値電圧はV
T1でありゲート電圧はVccであるため、pMOSトラン
ジスタM16はカットオフする。その結果、出力端子Y
は抵抗素子15によって充電され論理1が出力される。
入力信号XA,XBが共に論理1のとき、しきい値電圧
はVT0でありゲート・ソース間電圧はVssであるため、
pMOSトランジスタM16はカットオフする。その結
果、出力端子Yは抵抗素子15によって充電され論理1
が出力される。
【0086】以上のように、この論理ゲートでは、2つ
の入力が共に論理0のとき論理0が出力され、その他の
入力では論理1が出力される。即ち、2入力ORゲート
が2素子で実現できる。
【0087】図12は、nMOSトランジスタM15と
pMOSトランジスタM16を用いて構成された2入力
論理ゲートである。即ち、nMOSトランジスタM15
のソースが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号X
Aが与えられ、ドレインが電源端Vccに接続され、ボ
ディに入力信号XBが与えられ、pMOSトランジスタ
M16のソースが出力端子Yに接続され、ゲートに入力
信号XAが与えられ、ドレインが接地端Vssに接続さ
れ、ボディに入力信号XBが与えられている。この論理
ゲートの動作は、図10のnMOSトランジスタM15
の動作と図11のpMOSトランジスタM16の動作を
組み合わせたものである。即ち、M15が16の特性を
持ち、M16が17の特性を持つとき、この論理ゲート
はORゲートとして動作し、M15が17の特性を持
ち、M16が16の特性を持つとき、この論理ゲートは
ANDゲートとして動作する。いずれにしても、2入力
ANDゲートとORゲートが2素子で実現できる。
【0088】(第7の実施形態)次に、4入力論理ゲー
トの実施形態、特に4入力NANDゲートの実施形態を
図14に示す。
【0089】図14(a)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力NANDゲー
トである。nMOSトランジスタM17のドレインが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ソースがノードNに接続され、ボディに入力信号X
Bが与えられ、nMOSトランジスタM18のドレイン
がノードNに接続され、ゲートに入力信号XCが与えら
れ、ソースが接地端Vssに接続され、ボディに入力信
号XDが与えられ、電源端Vccと出力端子Yとの間に
は抵抗素子15が接続されている。
【0090】いま、nMOSトランジスタM17,M1
8が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理1のと
き、nMOSトランジスタM17,M18は共に導通す
る。このとき、nMOSトランジスタM17とM18の
直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ、
出力端子Yには論理0が出力される。一方、入力信号X
A,XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理0の
とき、論理0が入力されるnMOSトランジスタがカッ
トオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によ
って充電され論理1が出力される。
【0091】即ち、4入力NANDゲートが3素子で実
現できる。また、nMOSトランジスタM17のゲー
ト,ボディ、nMOSトランジスタM18のゲート,ボ
ディのうちどれか1つを電源端Vccに接続することに
よって、3入力NANDゲートが3素子で実現できる。
【0092】図14(b)は、2つのpMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力NANDゲー
トである。pMOSトランジスタM19のドレインが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ソースが電源端Vccに接続され、ボディに入力信
号XBが与えられ、pMOSトランジスタM20のドレ
インが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XCが
与えられ、ソースが電源端Vccに接続され、ボディに
入力信号XDが与えられ、接地端Vssと出力端子Yと
の間には抵抗素子15が接続されている。
【0093】いま、pMOSトランジスタM19,M2
0が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理1のと
き、pMOSトランジスタM19,M20は共にカット
オフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によっ
て放電され論理0が出力される。一方、入力信号XA,
XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理0のと
き、論理0が入力されるpMOSトランジスタが導通す
る。このとき、導通するpMOSトランジスタのオン抵
抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yに
は論理1が出力される。
【0094】即ち、4入力NANDゲートが3素子で実
現できる。また、pMOSトランジスタM19のゲー
ト,ボディ、pMOSトランジスタM20のゲート,ボ
ディのうちどれか1つを電源端Vccに接続することに
よって、3入力NANDゲートが3素子で実現できる。
【0095】図14(c)は、nMOSトランジスタM
17,M18、pMOSトランジスタM19,M20を
用いて構成された4入力ANDゲートである。即ち、n
MOSトランジスタM17のドレインが出力端子Yに接
続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ソースがノ
ードNに接続され、ボディに入力信号XBが与えられ、
nMOSトランジスタM18のドレインがノードNに接
続され、ゲートに入力信号XCが与えられ、ソースが接
地端Vssに接続され、ボディに入力信号XDが与えら
れている。そして、pMOSトランジスタM19のドレ
インが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが
与えられ、ソースが電源端Vccに接続され、ボディに
入力信号XBが与えられ、pMOSトランジスタM20
のドレインが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号
XCが与えられ、ソースが電源端Vccに接続され、ボ
ディに入力信号XDが与えられている。
【0096】いま、nMOSトランジスタM17,M1
8が前記図6に示す17の特性を持ち、pMOSトラン
ジスタM19,M20が前記図6に示す16の特性を持
つ場合を考える。入力信号XA,XB,XC,XDが共
に論理1のとき、nMOSトランジスタM17,M18
は共に導通、pMOSトランジスタM19,M20は共
にカットオフする。その結果、出力端子Yには論理0が
出力される。一方、入力信号XA,XB,XC,XDの
うち少なくとも1つが論理0のとき、論理0が入力され
るnMOSトランジスタがカットオフし、論理0が入力
されるpMOSトランジスタが導通する。その結果、出
力端子Yには論理1が出力される。
【0097】即ち、4入力NANDゲートが4素子で実
現できる。また、nMOSトランジスタM17のゲー
ト,ボディ、nMOSトランジスタM18のゲート,ボ
ディのうちどれか1つを電源端Vccに接続し、pMO
SトランジスタM19のゲート,ボディ、nMOSトラ
ンジスタM20のゲート,ボディのうちどれか1つを電
源端Vccに接続することによって、3入力NANDゲ
ートが3素子で実現できる。
【0098】(第8の実施形態)次に、4入力論理ゲー
トの実施形態、特に4入力NORゲートの実施形態を図
15に示す。
【0099】図15(a)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力NORゲート
である。nMOSトランジスタM21のドレインが出力
端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、
ソースが接地端Vssに接続され、ボディに入力信号X
Bが与えられ、nMOSトランジスタM22のドレイン
が出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XCが与え
られ、ソースが接地端Vssに接続され、ボディに入力
信号XDが与えられ、電源端Vccと出力端子Yとの間
には抵抗素子15が接続されている。
【0100】いま、nMOSトランジスタM21,M2
2が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理0のと
き、nMOSトランジスタM21,M22は共にカット
オフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によっ
て充電され論理1が出力される。一方、入力信号XA,
XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理1のと
き、論理1が入力されるnMOSトランジスタが導通す
る。このとき、導通するnMOSトランジスタのオン抵
抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yに
は論理0が出力される。
【0101】即ち、4入力NORゲートが3素子で実現
できる。また、nMOSトランジスタM21のゲート,
ボディ、nMOSトランジスタM22のゲート,ボディ
のうちどれか1つを接地端Vssに接続することによっ
て、3入力NORゲートが3素子で実現できる。
【0102】図15(b)は、2つのpMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力NANDゲー
トである。pMOSトランジスタM23のソースが電源
端Vccに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ドレインがノードNに接続され、ボディに入力信号
XBが与えられ、pMOSトランジスタM24のソース
がノードNに接続され、ゲートに入力信号XCが与えら
れ、ドレインが出力端子Yに接続され、ボディに入力信
号XDが与えられ、接地端Vssと出力端子Yとの間に
は抵抗素子15が接続されている。
【0103】いま、pMOSトランジスタM23,M2
4が共に前記図6に示す16の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理0のと
き、pMOSトランジスタM23,M24は共に導通す
る。このとき、pMOSトランジスタM23とM24の
直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出
力端子Yには論理1が出力される。一方、入力信号X
A,XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理1の
とき、論理1が入力されるpMOSトランジスタがカッ
トオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によ
って放電され論理0が出力される。
【0104】即ち、4入力NORゲートが3素子で実現
できる。また、pMOSトランジスタM23のゲート,
ボディ、pMOSトランジスタM24のゲート,ボディ
のうちどれか1つを接地端Vssに接続することによっ
て、3入力NORゲートが3素子で実現できる。
【0105】図15(c)は、nMOSトランジスタM
21,M22、pMOSトランジスタM23,M24を
用いて構成された4入力NORゲートである。即ち、n
MOSトランジスタM21のドレインが出力端子Yに接
続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ソースが接
地端Vssに接続され、ボディに入力信号XBが与えら
れ、nMOSトランジスタM22のドレインが出力端子
Yに接続され、ゲートに入力信号XCが与えられ、ソー
スが接地端Vssに接続され、ボディに入力信号XDが
与えられている。そして、pMOSトランジスタM23
のドレインがノードNに接続され、ゲートに入力信号X
Aが与えられ、ソースが電源端Vccに接続され、ボデ
ィに入力信号XBが与えられ、pMOSトランジスタM
24のドレインが出力端子Yに接続され、ゲートに入力
信号XCが与えられ、ソースがノードNに接続され、ボ
ディに入力信号XDが与えられている。
【0106】いま、nMOSトランジスタM21,M2
2が共に前記図6に示す17の特性を持ち、pMOSト
ランジスタM23,M24が共に前記図6に示す16の
特性を持つ場合を考える。入力信号XA,XB,XC,
XDが共に論理0のとき、nMOSトランジスタM2
1,M22は共にカットオフ、pMOSトランジスタM
23,M24は共に導通する。その結果、出力端子Yに
は論理1が出力される。一方、入力信号XA,XB,X
C,XDのうち少なくとも1つが論理1のとき、論理1
が入力されるnMOSトランジスタが導通し、論理0が
入力されるpMOSトランジスタがカットオフする。そ
の結果、出力端子Yには論理0が出力される。
【0107】即ち、4入力NORゲートが4素子で実現
できる。また、nMOSトランジスタM21のゲート,
ボディ、nMOSトランジスタM22のゲート,ボディ
のうちどれか1つを接地端Vssに接続し、さらにpM
OSトランジスタM23のゲート,ボディ、nMOSト
ランジスタM24のゲート,ボディのうちどれか1つを
接地端Vssに接続することによって、3入力NORゲ
ートが3素子で実現できる。
【0108】(第9の実施形態)次に、4入力論理ゲー
トの実施形態、特に4入力ANDゲートの実施形態を図
16に示す。
【0109】図16(a)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力ANDゲート
である。nMOSトランジスタM25のドレインが電源
端Vccに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ソースがノードNに接続され、ボディに入力信号X
Bが与えられ、nMOSトランジスタM26のドレイン
がノードNに接続され、ゲートに入力信号XCが与えら
れ、ソースが出力端子Yに接続され、ボディに入力信号
XDが与えられ、接地端Vssと出力端子Yとの間には
抵抗素子15が接続されている。
【0110】いま、nMOSトランジスタM25,M2
6が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理1のと
き、nMOSトランジスタM25,M26は共に導通す
る。このとき、nMOSトランジスタM25とM26の
直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出
力端子Yには論理1が出力される。一方、入力信号X
A,XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理0の
とき、論理0が入力されるnMOSトランジスタがカッ
トオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によ
って放電され論理0が出力される。
【0111】即ち、4入力ANDゲートが3素子で実現
できる。また、nMOSトランジスタM25のゲート,
ボディ、nMOSトランジスタM26のゲート,ボティ
のうちどれか1つを電源端Vccに接続することによっ
て、3入力ANDゲートが3素子で実現できる。
【0112】図16(b)は、2つのpMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力ANDゲート
である。pMOSトランジスタM27のソースが出力端
子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ド
レインが接地端Vssに接続され、ボディに入力信号X
Bが与えられ、pMOSトランジスタM28のソースが
出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XCが与えら
れ、ドレインが接地端Vssに接続され、ボディに入力
信号XDが与えられ、電源端Vccと出力端子Yとの間
には抵抗素子15が接続されている。
【0113】いま、pMOSトランジスタM27,M2
8が共に前記図6に示す16の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理1のと
き、pMOSトランジスタM27,M28が共にカット
オフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によっ
て充電され論理1が出力される。一方、入力信号XA,
XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理0のと
き、論理0が入力されるpMOSトランジスタが導通す
る。このとき、導通するpMOSトランジスタのオン抵
抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yに
は論理0が出力される。
【0114】即ち、4入力ANDゲートが3素子で実現
できる。また、pMOSトランジスタM27のゲート,
ボディ、pMOSトランジスタM28のゲート,ボディ
のうちどれか1つを電源端Vccに接続することによっ
て、3入力ANDゲートが3素子で実現できる。
【0115】図16(c)は、nMOSトランジスタM
25,M26、pMOSトランジスタM27,M28を
用いて構成された4入力ANDゲートである。即ち、n
MOSトランジスタM25のドレインが電源端Vccに
接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ソースが
ノードNに接続され、ボディに入力信号XBが与えら
れ、nMOSトランジスタM26のドレインがノードN
に接続され、ゲートに入力信号XCが与えられ、ソース
が出力端子Yに接続され、ボディに入力信号XDが与え
られ、pMOSトランジスタM27のソースが出力端子
Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ドレ
インが電源端Vccに接続され、ボディに入力信号XB
が与えられ、pMOSトランジスタM28のソースが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XCが与えら
れ、ドレインが電源端Vccに接続され、ボディに入力
信号XDが与えられている。
【0116】いま、nMOSトランジスタM25,M2
6が共に前記図6に示す17の特性を持ち、pMOSト
ランジスタM27,M28が共に前記図6に示す16の
特性を持つ場合を考える。入力信号XA,XB,XC,
XDが共に論理1のとき、nMOSトランジスタM2
5,M26は共に導通、pMOSトランジスタM27,
M28は共にカットオフする。その結果、出力端子Yに
は論理1が出力される。一方、入力信号XA,XB,X
C,XDのうち少なくとも1つが論理0のとき、論理0
が入力されるnMOSトランジスタがカットオフし、論
理0が入力されるpMOSトランジスタが導通する。そ
の結果、出力端子Yには論理0が出力される。
【0117】即ち、4入力ANDゲートが4素子で実現
できる。また、nMOSトランジスタM25のゲート,
ボディ、nMOSトランジスタM26のゲート,ボディ
のうちどれか1つを電源端Vccに接続し、さらにpM
OSトランジスタM27のゲート,ボディ、nMOSト
ランジスタM28のゲート,ボディのうちどれか1つを
電源端Vccに接続することによって、3入力NAND
ゲートが3素子で実現できる。
【0118】(第10の実施形態)次に、4入力論理ゲ
ートの実施形態、特に4入力ORゲートの実施形態を図
17に示す。
【0119】図17(a)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力ORゲートで
ある。nMOSトランジスタM29のソースが出力端子
Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ドレ
インが電源端Vccに接続され、ボディに入力信号XB
が与えられ、nMOSトランジスタM30のソースが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XCが与えら
れ、ソースが電源端Vccに接続され、ボディに入力信
号XDが与えられ、接地端Vssと出力端子Yとの間に
は抵抗素子15が接続されている。
【0120】いま、nMOSトランジスタM29,M3
0が共に前記図6に示す16の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理0のと
き、nMOSトランジスタM29,M30は共にカット
オフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によっ
て放電され論理0が出力される。一方、入力信号XA,
XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理1のと
き、論理1が入力されるnMOSトランジスタが導通す
る。このとき、導通するnMOSトランジスタのオン抵
抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yに
は論理1が出力される。
【0121】即ち、4入力ORゲートが3素子で実現で
きる。また、nMOSトランジスタM29のゲート,ボ
ディ、nMOSトランジスタM30のゲート,ボディの
うちどれか1つを接地端Vssに接続することによっ
て、3入力ORゲートが3素子で実現できる。
【0122】図17(b)は、2つのpMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された4入力ORゲートで
ある。pMOSトランジスタM31のソースが出力端子
Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ドレ
インがノードNに接続され、ボディに入力信号XBが与
えられ、pMOSトランジスタM32のソースがノード
Nに接続され、ゲートに入力信号XCが与えられ、ドレ
インが接地端Vssに接続され、ボディに入力信号XD
が与えられ、電源端Vccと出力端子Yとの間には抵抗
素子15が接続されている。
【0123】いま、pMOSトランジスタM31,M3
2が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XB,XC,XDが共に論理0のと
き、pMOSトランジスタM31,M32は共に導通す
る。このとき、pMOSトランジスタM31とM32の
直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出
力端子Yには論理0が出力される。一方、入力信号X
A,XB,XC,XDのうち少なくとも1つが論理1の
とき、論理1が入力されるpMOSトランジスタがカッ
トオフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によ
って充電され論理1が出力される。
【0124】即ち、4入力ORゲートが3素子で実現で
きる。また、pMOSトランジスタM31のゲート,ボ
ディ、pMOSトランジスタM32のゲート,ボディの
うちどれか1つを接地端Vssに接続することによっ
て、3入力ORゲートが3素子で実現できる。
【0125】図17(c)は、nMOSトランジスタM
29,M30、pMOSトランジスタM31,M32を
用いて構成された4入力ORゲートである。即ち、nM
OSトランジスタM29のソースが出力端子Yに接続さ
れ、ゲートに入力信号XAが与えられ、ソースが電源端
Vccに接続され、ボディに入力信号XBが与えられ、
nMOSトランジスタM30のソースが出力端子Yに接
続され、ゲートに入力信号XCが与えられ、ソースが電
源端Vccに接続され、ボディに入力信号XDが与えら
れている。そして、pMOSトランジスタM31のソー
スが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与
えられ、ドレインがノードNに接続され、ボディに入力
信号XBが与えられ、pMOSトランジスタM32のド
レインがノードNに接続され、ゲートに入力信号XCが
与えられ、ソースが接地端Vssに接続され、ボディに
入力信号XDが与えられている。
【0126】いま、nMOSトランジスタM29,M3
0が共に前記図6に示す16の特性を持ち、pMOSト
ランジスタM31,M32が共に前記図6に示す17の
特性を持つ場合を考える。入力信号XA,XB,XC,
XDが共に論理0のとき、nMOSトランジスタM2
9,M30は共にカットオフ、pMOSトランジスタM
31,M32は共に導通する。その結果、出力端子Yに
は論理0が出力される。一方、入力信号XA,XB,X
C,XDのうち少なくとも1つが論理1のとき、論理1
が入力されるnMOSトランジスタが導通し、論理0が
入力されるpMOSトランジスタがカットオフする。そ
の結果、出力端子Yには論理1が出力される。
【0127】即ち、4入力ORゲートが4素子で実現で
きる。また、nMOSトランジスタM29のゲート,ボ
ディ、nMOSトランジスタM30のゲート,ボディの
うちいずれか1つを接地端Vssに接続し、さらにpM
OSトランジスタM31のゲート,ボディ、pMOSト
ランジスタM32のゲート,ボディのうちいずれか1つ
を接地端Vssに接続することによって、3入力ORゲ
ートが3素子で実現できる。
【0128】(第11の実施形態)次に、EXNORゲ
ートの実施形態を図18及び図19に示す。
【0129】図18(a)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された2線2入力EXNO
Rゲートである。nMOSトランジスタM33のドレイ
ンが出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与
えられ、ソースがノードN1に接続され、ボディに入力
信号XBが与えられ、nMOSトランジスタM34のド
レインがノードN1に接続され、ゲートに入力信号XA
の相補信号/XAが与えられ、ソースが接地端Vssに
接続され、ボディに入力信号XBの相補信号/XBが与
えられ、電源端Vccと出力端子Yとの間には抵抗素子
15が接続されている。
【0130】いま、nMOSトランジスタM33,M3
4が共に前記図6に示す16の特性を持つときの動作を
図20の真理値表を用いて説明する。入力信号XA,X
Bが共に論理0のとき、nMOSトランジスタM33は
カットオフ、M34は導通する。その結果、出力端子Y
は抵抗素子15によって充電され論理1が出力される。
入力信号XAが論理0、XBが論理1のとき、nMOS
トランジスタM33のしきい値電圧はVT1、nMOSト
ランジスタM34のしきい値電圧はVT0である。nMO
SトランジスタM33のゲート・ソース間電圧はVssで
あるが、VT1<Vssであるため、nMOSトランジスタ
M33は導通し、nMOSトランジスタM34のゲート
・ソース間電圧はVccであるため、nMOSトランジス
タM34は導通する。このとき、nMOSトランジスタ
M33,M34の直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に
比べ小さければ出力端子Yには論理0が出力される。
【0131】入力信号XAが論理1、XBが論理0のと
き、nMOSトランジスタM33のしきい値電圧はVT
0、nMOSトランジスタM34のしきい値電圧はVT1
である。MOSトランジスタM33のゲート・ソース間
電圧はVccであるため、nMOSトランジスタM33は
導通し、nMOSトランジスタM34のゲート・ソース
間電圧はVssであるが、VT1<Vssであるため、nMO
SトランジスタM34は導通する。このとき、nMOS
トランジスタM33,M34の直列オン抵抗が抵抗素子
15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理0が出
力される。入力信号XA,XBが共に論理1のとき、M
OSトランジスタM33は導通、M34はカットオフす
る。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によって充電
され論理1が出力される。
【0132】即ち、2入力EXNORゲートが3素子で
実現できる。なお、本実施形態においては、nMOSト
ランジスタM33のゲートとボディの入力を入れ替えて
もよいし、nMOSトランジスタM34のゲートとボデ
ィの入力を入れ替えてもよい。また、出力端子Yにイン
バータ回路を接続し、インバータ回路の出力をSum信
号、ノードN1をCarry信号とすることで半加算器
が実現できる。
【0133】図18(b)は、4つのnMOSトランジ
スタで構成された2線2入力EXNORゲートである。
nMOSトランジスタM33,M34は図18(a)と
同じ接続であり同じ動作をする。nMOSトランジスタ
M35のドレインは電源端Vccに接続され、ゲートに
入力信号XAが与えられ、ソースがノードN2に接続さ
れ、ボディに入力信号XBの相補信号/XBが与えら
れ、nMOSトランジスタM36のドレインがノードN
2に接続され、ゲートに入力信号XAの相補信号/XA
が与えられ、ソースが出力端子Yに接続され、ボディに
入力信号XBが与えられている。
【0134】いま、nMOSトランジスタM35,M3
6が共に前記図6に示す16の特性を持つときの動作を
図20の真理値表を用いて説明する。入力信号XA,X
Bが共に論理0のとき、nMOSトランジスタM33は
カットオフ、M34,M35,M36は導通する。その
結果、出力端子Yは論理1が出力される。入力信号XA
が論理0、XBが論理1のとき、nMOSトランジスタ
M33,M34,M35は導通、M36はカットオフす
る。その結果、出力端子Yには論理0が出力される。入
力信号XAが論理1、XBが論理0のとき、nMOSト
ランジスタM33,M34,M36は導通、M35はカ
ットオフする。その結果、出力端子Yには論理0が出力
される。入力信号XA,XBが共に論理1のとき、MO
SトランジスタM33,M35,M36は導通、M34
はカットオフする。その結果、出力端子Yには論理1が
出力される。
【0135】即ち、2入力EXNORゲートが4素子で
実現できる。なお、本実施形態においては、nMOSト
ランジスタM35のゲートとボディの入力を入れ替えて
もよいし、nMOSトランジスタM36のゲートとボデ
ィの入力を入れ替えてもよい。また、nMOSトランジ
スタM35のゲートに/XAを入力し、ボディにXBを
入力し、nMOSトランジスタM36のゲートにXAを
入力し、ボディに/XBを入力してもよい。さらに、こ
れらを組み合わせても本発明は有効である。また、出力
端しYにインバータ回路を接続し、インバータ回路の出
力をSum信号、ノードN1をCarry信号とするこ
とで半加算器が実現できる。
【0136】図18(c)は、nMOSトランジスタと
2つのpMOSトランジスタとで構成された2線2入力
EXNORゲートである。nMOSトランジスタM3
3,M34は図18(a)と同じ接続であり同じ動作を
する。pMOSトランジスタM37のソースは電源端V
ccに接続され、ゲートに入力信号XAが与えられ、ド
レインがノードN3に接続され、ボディに入力信号XB
の相補信号/XBが与えられ、pMOSトランジスタM
38のソースがノードN3に接続され、ゲートに入力信
号XAの相補信号/XAが与えられ、ドレインが出力端
子Yに接続され、ボディに入力信号XBが与えられてい
る。
【0137】いま、pMOSトランジスタM37,M3
8が共に前記図6に示す16の特性を持つときの動作を
図20の真理値表を用いて説明する。入力信号XA,X
Bが共に論理0のとき、nMOSトランジスタM33は
カットオフ、nMOSトランジスタM34とpMOSト
ランジスタM37,M38は導通する。その結果、出力
端子Yは論理1が出力される。入力信号XAが論理0、
XBが論理1のとき、nMOSトランジスタM33,M
34とpMOSトランジスタM37は導通、pMOSト
ランジスタM38はカットオフする。その結果、出力端
子Yには論理0が出力される。入力信号XAが論理1、
XBが論理0のとき、nMOSトランジスタM33,M
34とpMOSトランジスタM38は導通、pMOSト
ランジスタM37はカットオフする。その結果、出力端
子Yには論理0が出力される。入力信号XA,XBが共
に論理1のとき、nMOSトランジスタM33とpMO
SトランジスタM37,M38は導通、nMOSトラン
ジスタM34はカットオフする。その結果、出力端子Y
には論理1が出力される。
【0138】即ち、2入力EXNORゲートが4素子で
実現できる。なお、本実施形態においては、pMOSト
ランジスタM37のゲートとボディの入力を入れ替えて
もよいし、pMOSトランジスタM38のゲートとボデ
ィの入力を入れ替えてもよい。また、pMOSトランジ
スタM37のゲートに/XAを入力し、ボディにXBを
入力し、pMOSトランジスタM38のゲートにXAを
入力し、ボディに/XBを入力してもよい。さらに、こ
れらを組み合わせても本発明は有効である。また、出力
端子Yにインバータ回路を接続し、インバータ回路の出
力をSum信号、ノードN1をCarry信号とするこ
とで半加算器が実現できる。
【0139】図19(d)は、nMOSトランジスタと
1つの抵抗素子で構成された2線2入力EXNORゲー
トである。nMOSトランジスタM39のドレインが出
力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ソースが接地端Vssに接続され、ボディに入力信
号XBの相補信号/XBが与えられ、nMOSトランジ
スタM40のドレインが出力端子Yに接続され、ゲート
に入力信号XBが与えられ、ソースが接地端Vssに接
続され、ボディに入力信号XBの相補信号/XBが与え
られ、電源端Vccと出力端子Yとの間には抵抗素子1
5が接続されている。
【0140】いま、nMOSトランジスタM39,M4
0が共に前記図16に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA、XBが共に論理0のとき、nMOS
トランジスタM39,M40共にカットオフする。その
結果、出力端子Yは抵抗素子15によって充電され論理
1が出力される。入力信号XAが論理0、XBが論理1
のとき、nMOSトランジスタM39はカットオフ、M
40は導通する。このとき、nMOSトランジスタM4
0のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出
力端子Yには論理0が出力される。入力信号XAが論理
1、XBが論理0のとき、nMOSトランジスタM39
は導通、M40はカットオフする。このとき、nMOS
トランジスタM39のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に
比べ小さければ出力端子Yには論理0が出力される。入
力信号XA,XBが共に論理1のとき、nMOSトラン
ジスタM39,M40のしきい値電圧は共にVT0であ
り、nMOSトランジスタM39,M40のゲート・ソ
ース間電圧は共にVccであるが、VT0>Vccであるた
め、nMOSトランジスタM39,M40は共にカット
オフする。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によっ
て充電され論理1が出力される。
【0141】即ち、2入力EXNORゲートが3素子で
実現できる。なお、本実施形態においては、nMOSト
ランジスタM39のゲートとボディの入力を入れ替えて
もよいし、nMOSトランジスタM40のゲートとボデ
ィの入力を入れ替えてもよい。さらに、これらを組み合
わせても本発明は有効である。
【0142】図19(e)は、4つのnMOSトランジ
スタで構成された2線2入力EXNORゲートである。
nMOSトランジスタM39,M40は図19(d)と
同じ接続であり同じ動作をする。nMOSトランジスタ
M41のドレインは電源端Vccに接続され、ゲートに
入力信号XAが与えられ、ソースが出力端子Yに接続さ
れ、ボディに入力信号XBが与えられ、nMOSトラン
ジスタM42のドレインが電源端Vccに接続され、ゲ
ートに入力信号XAの相補信号/XAが与えられ、ソー
スが出力端子Yに接続され、ボディに入力信号XBの相
補信号/XBが与えられている。
【0143】いま、nMOSトランジスタM41,M4
2が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XBが共に論理0のとき、nMOS
トランジスタM39,M40,M41はカットオフ、M
42は導通する。その結果、出力端子Yには論理1が出
力される。入力信号XAが論理0、XBが論理1のとき
は、nMOSトランジスタM39,M41,M42はカ
ットオフ、M40は導通する。その結果、出力端子Yに
は論理0が出力される。入力信号XAが論理1、XBが
論理0のとき、nMOSトランジスタM40,M41,
M42はカットオフ、M39は導通する。その結果、出
力端子Yには論理0が出力される。入力信号XA,XB
が共に論理1のとき、MOSトランジスタM39,M4
0,M42はカットオフ、M41は導通する。その結
果、出力端子Yには論理1が出力される。
【0144】即ち、2入力EXNORゲートが4素子で
実現できる。なお、本実施形態においては、nMOSト
ランジスタM41のゲートとボディの入力を入れ替えて
もよいし、nMOSトランジスタM42のゲートとボデ
ィの入力を入れ替えてもよい。さらに、これらを組み合
わせても本発明は有効である。
【0145】図19(f)は、2つのnMOSトランジ
スタと2つのpMOSトランジスタとで構成された2線
2入力EXNORゲートである。nMOSトランジスタ
M39,M40は図19(d)と同じ接続であり同じ動
作をする。pMOSトランジスタM43のソースは電源
端Vccに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ドレインが出力端子Yに接続され、ボディに入力信
号XBが与えられ、pMOSトランジスタM44のソー
スが電源端Vccに接続され、ゲートに入力信号XAの
相補信号/XAが与えられ、ドレインが出力端子Yに接
続され、ボディに入力信号XBの相補信号/XBが与え
られている。
【0146】いま、pMOSトランジスタM43,M4
4が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XBが共に論理0のとき、nMOS
トランジスタM39,M40とpMOSトランジスタM
44はカットオフ、pMOSトランジスタM43は導通
する。その結果、出力端子Yには論理1が出力される。
入力信号XAが論理0、XBが論理1のとき、nMOS
トランジスタM39とpMOSトランジスタM43,M
44はカットオフ、nMOSトランジスタM40は導通
する。その結果、出力端子Yには論理0が出力される。
入力信号XAが論理1、XBが論理0のとき、nMOS
トランジスタM40とpMOSトランジスタM43,M
44はカットオフ、nMOSトランジスタM39は導通
する。その結果、出力端子Yには論理0が出力される。
入力信号XA,XBが共に論理1のとき、nMOSトラ
ンジスタM39,M40とpMOSトランジスタM43
はカットオフ、pMOSトランジスタM44は導通す
る。その結果、出力端子Yには論理1が出力される。
【0147】即ち、2入力EXNORゲートが4素子で
実現できる。なお、本実施形態においては、pMOSト
ランジスタM43のゲートとボディの入力を入れ替えて
もよいし、pMOSトランジスタM44のゲートとボデ
ィの入力を入れ替えてもよい。さらにこれらを組み合わ
せても本発明は有効である。
【0148】(第12の実施形態)次に、EXORゲー
トの実施形態を図21及び図22に示す。
【0149】図21(a)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された2線2入力EXOR
ゲートである。nMOSトランジスタM45のドレイン
が電源端Vccに接続され、ゲートに入力信号XAが与
えられ、ソースがノードNに接続され、ボディに入力信
号XBが与えられ、nMOSトランジスタM46のドレ
インがノードNに接続され、ゲートに入力信号XAの相
補信号/XAが与えられ、ソースが出力端子Yに接続さ
れ、ボディに入力信号XBの相補信号/XBが与えら
れ、接地端Vssと出力端子Yとの間には抵抗素子15
が接続されている。
【0150】いま、nMOSトランジスタM45,M4
6が共に前記図6に示す16の特性を持つときの動作を
前記図27(b)の真理値表を用いて説明する。入力信
号XA,XBが共に論理0のとき、nMOSトランジス
タM45はカットオフ、M46は導通する。その結果、
出力端子Yは抵抗素子15によって放電され論理0が出
力される。入力信号XAが論理0、XBが論理1のと
き、nMOSトランジスタM45のしきい値電圧はVT
1、nMOSトランジスタM46のしきい値電圧はVT0
である。nMOSトランジスタM45のゲート・ソース
間電圧はVssであるが、VT1<Vssであるため、nMO
SトランジスタM45は導通し、nMOSトランジスタ
M46のゲート・ソース間電圧はVccであるため、nM
OSトランジスタM46は導通する。このとき、nMO
SトランジスタM45,M46の直列オン抵抗が抵抗素
子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理1が
出力される。入力信号XAが論理1、XBが論理0のと
き、nMOSトランジスタM45のしきい値電圧はVT
0、nMOSトランジスタM46のしきい値電圧はVT1
である。MOSトランジスタM45のゲート・ソース間
電圧はVccであるため、nMOSトランジスタM33は
導通し、nMOSトランジスタM46のゲート・ソース
間電圧はVssであるが、VT1<Vssであるため、nMO
SトランジスタM46は導通する。このとき、nMOS
トランジスタM45,M46の直列オン抵抗が抵抗素子
15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理1が出
力される。入力信号XA,XBが共に論理1のとき、n
MOSトランジスタM45は導通、M46はカットオフ
する。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によって放
電され論理0が出力される。
【0151】即ち、2入力EXORゲートが3素子で実
現できる。なお、本実施形態においては、nMOSトラ
ンジスタM45のゲートとボディの入力を入れ替えても
よいし、nMOSトランジスタM46のゲートとボディ
の入力を入れ替えてもよい。また、出力端子YをSum
信号、ノードNをCarry信号とすることで半加算器
が実現できる。
【0152】図21(b)は、2つのnMOSトランジ
スタと1つの抵抗素子で構成された2線2入力EXOR
ゲートである。nMOSトランジスタM47のソースが
出力端子Yに接続され、ゲートに入力信号XAが与えら
れ、ドレインが電源端Vccに接続され、ボディに入力
信号XBの相補信号/XBが与えられ、nMOSトラン
ジスタM48のソースが出力端子Yに接続され、ゲート
に入力信号XAの相補信号/XAが与えられ、ドレイン
が電源端Vccに接続され、ボディに入力信号XBが与
えられ、接地端Vssと出力端子Yとの間には抵抗素子
15が接続されている。
【0153】いま、nMOSトランジスタM47,M4
8が共に前記図6に示す17の特性を持つ場合を考え
る。入力信号XA,XBが共に論理0のとき、nMOS
トランジスタM47のしきい値電圧はVT1、nMOSト
ランジスタM48のしきい値電圧はVT0である。nMO
SトランジスタM47はゲート・ソース間電圧はVssで
あるためカットオフし、nMOSトランジスタM48の
ゲート・ソース間電圧はVccであるが、VT0>Vccであ
るため、カットオフする。その結果、出力端子Yは抵抗
素子15によって放電され論理0が出力される。入力信
号XAが論理0、XBが論理1のとき、nMOSトラン
ジスタM47はカットオフし、M48は導通する。この
とき、nMOSトランジスタM48のオン抵抗が抵抗素
子15の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理1が
出力される。
【0154】入力信号XAが論理1、XBが論理0のと
き、nMOSトランジスタM47は導通し、M48はカ
ットオフする。このとき、nMOSトランジスタM48
のオン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ出力
端子Yには論理1が出力される。入力信号XA,XBが
共に論理1のとき、MOSトランジスタM47のしきい
値電圧はVT0、MOSトランジスタM48のしきい値電
圧はVT1である。nMOSトランジスタM47は、ゲー
ト・ソース間電圧がVccであるがVT0>Vccであるため
カットオフし、nMOSトランジスタM48はゲート・
ソース間電圧がVssであるためカットオフする。その結
果、出力端子Yは抵抗素子15によって放電され論理0
が出力される。
【0155】即ち、2入力EXORゲートが3素子で実
現できる。なお、本実施形態においては、nMOSトラ
ンジスタM47のゲートとボディの入力を入れ替えても
よいし、nMOSトランジスタM48のゲートとボディ
の入力を入れ替えてもよい。さらに、これらを組み合わ
せても本発明は有効である。
【0156】図22(c)は、1つのNORゲートと2
つのnMOSトランジスタと1つの抵抗素子で構成され
た2入力EXORゲートである。18はXA,XBの2
つの入力信号が入力され、出力端子がN4であるNOR
ゲートである。NORゲート12は図24(a)に示し
た従来例でも図4、図8、図9に示した本発明の実施形
態でもよい。nMOSトランジスタM49のドレインが
出力端子Yに接続され、ゲートがノードN4に接続さ
れ、ソースがノードN5に接続され、ボディに入力信号
XAが与えられ、nMOSトランジスタスタM50のド
レインがノードN5に接続され、ゲートがノードN4に
接続され、ソースが接地端Vssに接続され、ボディに
入力信号XBが与えられ、電源端Vccと出力端子Yと
の間には抵抗素子15が接続されている。
【0157】いま、nMOSトランジスタM49,M5
0が共に前記図6に示す16の特性を持つときの動作を
前記図27(b)の真理値表を用いて説明する。入力信
号XA,XBが共に論理0のとき、ノードN4は論理1
であり、nMOSトランジスタM49,M50は共に導
通する。このとき、nMOSトランジスタM49,M5
0の直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さけれ
ば出力端子Yには論理0が出力される。入力信号XAが
論理0、XBが論理1のとき、ノードN4は論理0、n
MOSトランジスタM49のしきい値電圧はVT0、nM
OSトランジスタM50のしきい値電圧はVT1である。
nMOSトランジスタM50は、ゲート電圧がVssであ
るがVT1<Vssであるため導通し、nMOSトランジス
タM49は、ゲート電圧がVssであるためカットオフす
る。その結果、出力端子Yは抵抗素子15によって充電
され論理1が出力される。
【0158】入力信号XAが論理1、XBが論理0のと
き、ノードN4は論理0、nMOSトランジスタM49
のしきい値電圧はVT1、nMOSトランジスタM50の
しきい値電圧はVT0である。nMOSトランジスタM5
0は、ゲート電圧はVssであるためカットオフし、nM
OSトランジスタM49は、ゲート電圧がVssであるが
VT1<Vssであるため導通する。その結果、出力端子Y
は抵抗素子15によって充電され論理1が出力される。
入力信号XA,XBが共に論理1のとき、ノードN4は
論理0、nMOSトランジスタM49,M50のしきい
値電圧は共にVT1であり、ゲート電圧はVssであるがV
T1<Vssであるため導通する。このとき、nMOSトラ
ンジスタM49,M50の直列オン抵抗が抵抗素子15
の抵抗に比べ小さければ出力端子Yには論理0が出力さ
れる。
【0159】従って、NORゲートとして2素子のゲー
トを用いたとき、2入力EXORゲートが5素子で実現
できる。また、出力端子YをSum信号、ノードNをC
arry信号とすることで半加算器が実現できる。
【0160】図22(d)は、1つのNORゲート18
と2つのnMOSトランジスタと1つの抵抗素子で構成
された2入力EXORゲートである。nMOSトランジ
スタM49のドレインが出力端子Yに接続され、ゲート
に入力信号XAが与えられ、ソースがノードN5に接続
され、ボディがノードN4に接続され、nMOSトラン
ジスタのドレインがノードN5に接続され、ゲートに入
力信号XBが与えられ、ソースが接地端Vssに接続さ
れ、ボディがノードN4に接続され、電源端Vccと出
力端子Yとの間には抵抗素子15が接続されている。
【0161】いま、nMOSトランジスタM49,M5
0が共に前記図6に示す16の特性を持つときの動作を
前記図27(b)の真理値表を用いて説明する。入力信
号XA,XBが共に論理0のとき、ノードN4は論理1
であり、MOSトランジスタM49,M50は共に導通
する。このとき、nMOSトランジスタM49,M50
の直列オン抵抗が抵抗素子15の抵抗に比べ小さければ
出力端子Yには論理0が出力される。入力信号XAが論
理0、XBが論理1のとき、ノードN4は論理0、nM
OSトランジスタM49のしきい値電圧はVT0、nMO
SトランジスタM50のしきい値電圧はVT1である。n
MOSトランジスタM50は、ゲート電圧Vssであるが
VT1<Vssであるため導通し、nMOSトランジスタM
49は、ゲート電圧Vssであるためカットオフする。そ
の結果、出力端子Yは抵抗素子15によって充電され論
理1が出力される。
【0162】入力信号XAが論理1、XBが論理0のと
き、ノードN4は論理0、nMOSトランジスタM49
のしきい値電圧はVT1、nMOSトランジスタM50の
しきい値電圧はVT0である。nMOSトランジスタM5
0は、ゲート電圧Vssであるためカットオフし、MOS
トランジスタM49は、ゲート電圧がVssであるがVT1
<Vssであるため導通する。その結果、出力端子Yは抵
抗素子15によって充電され論理1が出力される。入力
信号XA,XBが共に論理1のとき、ノードN4は論理
0、nMOSトランジスタM49,M50のしきい値電
圧は共にVT1であり、ゲート電圧はVssであるがVT1<
Vssであるため導通する。このとき、nMOSトランジ
スタM49,M50の直列オン抵抗が抵抗素子15の抵
抗に比べ小さければ出力端子Yには論理0が出力され
る。
【0163】従って、NORゲートとして2素子のゲー
トを用いたとき、2入力EXORゲートが5素子で実現
できる。また、出力端子YをSum信号、ノードNをC
arry信号とすることで半加算器が実現できる。
【0164】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態では、2入力NANDゲ
ート、4入力NANDゲート、2入力ANDゲート、4
入力ANDゲート、2入力NORゲート、4入力NOR
ゲート、2入力ORゲート、4入力ORゲートについて
示したが、これをn入力(nは5以上の自然数)に拡張
することも可能である。また、2入力EXNORゲー
ト、2入力EXORゲートについての実施形態を示した
が、これをm入力(mは3以上の自然数)に拡張するこ
とも可能である。また、パスゲート論理に適用すること
も可能である。また、これらを組み合わせて様々な論理
回路を作ることができる。さらに、1つの論理回路を構
成する複数のMOSトランジスタに図6に示す16、1
7の特性を組み合わせることによって、様々な論理回路
を作ることができる。
【0165】また、実施形態ではSOI基板を用いた
が、素子領域は必ずしもシリコンに限るものではなく、
絶縁膜上に形成された半導体層であれば用いることが可
能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々変形して実施することができる。
【0166】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、1
つの機能を有する基本ゲートを少ない素子数で構成する
ことができ、従って同じチップ面積で多くの機能を持つ
論理回路を形成することができる。また、同じ論理回路
を小さなチップ面積で構成できるため、チップコストが
大幅に低下すると共に消費電力が大幅に減少され、高性
能かつ低消費電力の半導体集積回路装置を実現すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるMOSトランジスタの
平面図及び断面図。
【図2】第2の実施形態に係わるMOSトランジスタの
平面図及び断面図。
【図3】第3の実施形態に係わるMOSトランジスタの
平面図及び断面図。
【図4】第4の実施形態に係わる2入力論理ゲート(N
OR,NAND)の回路構成を示す図。
【図5】第4の実施形態における抵抗素子の各種例を示
す図。
【図6】nMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧
とドレイン電流との関係を示す図。
【図7】2入力NANDゲート及び2入力NORゲート
の真理値表を示す図。
【図8】第5の実施形態に係わる2入力論理ゲート(N
OR,NAND)の回路構成を示す図。
【図9】第5の実施形態に係わる2入力論理ゲート(N
OR,NAND)の回路構成を示す図。
【図10】第6の実施形態に係わる2入力論理ゲート
(OR,AND)の回路構成を示す図。
【図11】第6の実施形態に係わる2入力論理ゲート
(OR,AND)の回路構成を示す図。
【図12】第6の実施形態に係わる2入力論理ゲート
(OR,AND)の回路構成を示す図。
【図13】2入力ANDゲート及び2入力ORゲートの
真理値表を示す図。
【図14】第7の実施形態に係わる4入力NANDゲー
トの回路構成を示す図。
【図15】第8の実施形態に係わる4入力NORゲート
の回路構成を示す図。
【図16】第9の実施形態に係わる4入力ANDゲート
の回路構成を示す図。
【図17】第10の実施形態に係わる4入力ORゲート
の回路構成を示す図。
【図18】第11の実施形態に係わる2線2入力EXN
ORゲートの回路構成を示す図。
【図19】第11の実施形態に係わる2線2入力EXN
ORゲートの回路構成を示す図。
【図20】2入力EXNORゲートゲートの真理値表を
示す図。
【図21】第12の実施形態に係わる2線2入力EXO
Rゲートの回路構成を示す図。
【図22】第12の実施形態に係わる2線2入力EXO
Rゲートの回路構成を示す図。
【図23】従来の2入力NANDゲートと真理値表を示
す図。
【図24】従来の2入力NORゲートと真理値表を示す
図。
【図25】従来の2入力ANDゲートと真理値表を示す
図。
【図26】従来の2入力ORゲートと真理値表を示す
図。
【図27】従来の2入力EXORゲートと真理値表を示
す図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…シリコン酸化膜(絶縁膜) 3…ボディ(半導体基板) 4…素子分離領域 5…ソース/ドレイン領域 6…第1ゲート 7…第1ゲート電極 8…ボディ電極 9…ボディコンタクト 10…拡散層 11…下部第2ゲート 12…下部第2ゲート電極 13…側壁部第2ゲート 14…側壁部第2ゲート電極 15…抵抗素子 16,17…電流電圧特性 18…NORゲート XA,XB,XC,XD…入力信号 /XA,/XB…相補信号 Y,/Y…出力信号 N,N1,N2,N3,N4…ノード M1〜M50…MOSトランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜上の半導体基板に形成されたMOS
    トランジスタを具備してなり、ゲートに第1の信号が入
    力され、基板領域に第2の信号が入力され、第1及び第
    2の入力信号の組み合わせにより1つの論理信号を出力
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】絶縁膜上の半導体基板に形成され、基板領
    域の上に第1のゲートを有し、かつ基板領域の下に第2
    のゲートを有するMOSトランジスタを具備してなり、
    第1のゲートに第1の信号が入力され、第2のゲートに
    第2の信号が入力され、第1及び第2の入力信号の組み
    合わせにより1つの論理信号を出力することを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】絶縁膜上の半導体基板に形成され、基板領
    域の上に第1のゲートを有し、かつ基板領域の側壁に第
    2のゲートを有するMOSトランジスタを具備してな
    り、第1のゲートに第1の信号が入力され、第2のゲー
    トに第2の信号が入力され、第1及び第2の入力信号の
    組み合わせにより1つの論理信号を出力することを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】前記MOSトランジスタと抵抗素子とを接
    続して論理回路を構成したことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】前記MOSトランジスタを少なくとも2つ
    接続して、CMOS構造の論理回路を構成したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体集積回
    路装置。
JP7317809A 1995-06-06 1995-12-06 半導体集積回路装置 Pending JPH09162408A (ja)

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KR1019960019996A KR100283839B1 (ko) 1995-06-06 1996-06-05 반도체집적회로장치
DE19622646A DE19622646B4 (de) 1995-06-06 1996-06-05 Integrierte Halbleiterschaltungsvorrichtung
US09/348,623 US6177811B1 (en) 1995-06-06 1999-07-06 Semiconductor integrated circuit device

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049462A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Toshiba Corp 比較器及びこれを用いたアナログ−デジタル変換器
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CN116190318A (zh) * 2022-03-02 2023-05-30 北京超弦存储器研究院 半导体结构的制作方法及半导体结构

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