JPH09162070A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

Info

Publication number
JPH09162070A
JPH09162070A JP34681495A JP34681495A JPH09162070A JP H09162070 A JPH09162070 A JP H09162070A JP 34681495 A JP34681495 A JP 34681495A JP 34681495 A JP34681495 A JP 34681495A JP H09162070 A JPH09162070 A JP H09162070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
lead wire
elements
capacitor element
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34681495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ito
裕一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marcon Electronics Co Ltd filed Critical Marcon Electronics Co Ltd
Priority to JP34681495A priority Critical patent/JPH09162070A/ja
Publication of JPH09162070A publication Critical patent/JPH09162070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサ素子同士がリード線により接続さ
れるコンデンサにおいて、製品のコストの低減、収容性
の向上、作業性および作業効率の改善、ならびに製品の
品質の安定化を図る。 【解決手段】 コンデンサには複数のコンデンサ素子
A,B,Cが設けられている。これらコンデンサ素子の
うち、素子B,Cがリード線1により、素子A,Bがリ
ード線2により、それぞれ接続されている。前記リード
線1,2には、一方または両方の端部付近にコンデンサ
素子または引出し端子に接続可能なストリップ部11,
21が形成されると共に、端部以外の中間部分にコンデ
ンサ素子に接続可能な中間ストリップ部13,23が一
箇所以上形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンデンサ
素子をリード線によって接続してなるコンデンサに係
り、特に、リード線の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、産業機器や電力用のコンデン
サには、力率の改善を図るために複数のコンデンサ素子
を備え、これらコンデンサ素子同士をリード線によって
接続してなるコンデンサが採用されている。このような
コンデンサの従来例について図面を用いて具体的に説明
する。図4に示すコンデンサには、3つのコンデンサ素
子A,B,Cが設けられている。このうちコンデンサ素
子Aの上面および下面にはリード線6および8が取付け
られている。またコンデンサ素子Cの上面および下面に
もリード線5および7が取付けられている。
【0003】さらにコンデンサ素子Aの上面およびコン
デンサ素子Bの上面には両者を接続するためのリード線
6aが取付けられている。このリード線6aはコンデン
サ素子Aの上面とコンデンサ素子Bの上面との間に水平
に配置されている。またコンデンサ素子Bの下面および
コンデンサ素子Cの上面には両者を接続するためのリー
ド線5aが取付けられている。このリード線5aは素子
Bの下面と素子Cの上面とをつなぐよう、クランク状に
配置されている。すなわち図4のコンデンサでは、リー
ド線6aによりコンデンサ素子AとBとが接続され、リ
ード線5aによりコンデンサ素子BとCとが接続されて
いる。そして、リード線5,6,7,8がそれぞれ端子
金具に接続されることにより、単相のコンデンサが構成
される。
【0004】また図5に示すように、上記のリード線
5,5a,6,6a,7,8は、いずれもその両端部に
ストリップ部9が形成されており、両端部以外には被覆
されたスリーブ部10が形成されている。そして基端部
側のストリップ部9にて半田付を行うことにより、リー
ド線6および8はコンデンサ素子Aに接続され、リード
線5aおよび6aはコンデンサ素子Bに接続され、リー
ド線5および7はコンデンサ素子Cに接続されている。
またリード線5,6,7,8の先端部側の各ストリップ
部9には、図示されない端子金具に接続されるようにな
っている。
【0005】さらにリード線5aの先端部側のストリッ
プ部9は、リード線5と共にコンデンサ素子Cに接続さ
れ、リード線6aの先端部側のストリップ部9は、リー
ド線6と共にコンデンサ素子Aに接続されるようになっ
ている。このとき、2本のリード線5,5aおよび6,
6aのストリップ部9は、重ねられてコンデンサ素子A
およびCに対し同時に半田付される。
【0006】このように2つのストリップ部9を重ねて
コンデンサ素子へ半田付する作業を行うコンデンサに
は、つぎのような問題点があった。すなわち、2つのス
トリップ部9を重ねつつ半田付を行う作業は非常に困難
であり、熟練を必要とした。したがって作業性が低く、
製品の仕上がりにバラツキが生じ易かった。
【0007】この問題点を解決するために、図6および
図7に示すコンデンサが提案されている。図6に示すコ
ンデンサは、図4にて示したコンデンサと同様、3つの
コンデンサ素子A,B,Cを備え、2本のリード線5,
5aおよび6,6aをそれぞれ、コンデンサ素子Cの上
面およびにコンデンサ素子Aの上面に接続する構成であ
るが、次の点で図4のコンデンサと異なっている。
【0008】すなわち図7に示すように、2つのストリ
ップ部9をコンデンサ素子へ半田付する場合、まず互い
のストリップ部9を圧着スリーブ3にてかしめ、この圧
着スリーブ3をコンデンサ素子AおよびCの上面に半田
付している。このようなコンデンサによれば、2つのス
トリップ部9を容易かつ確実に半田付することができる
ので、優れた作業性を確保することができる。したがっ
て、製品の仕上がりにバラツキが生じることもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
圧着スリーブ3を備えたコンデンサには次のような問題
点があった。すなわち、圧着スリーブ3の分だけリード
線の単価が高くなるので、製品のコストが高騰した。ま
た、圧着スリーブ3を覆うようにして半田付を行わなく
てはならないので半田付の範囲が団子状になって大きく
なる。その結果、コンデンサの収容性が悪くなった。さ
らに圧着スリーブ3の使用は、作業性の改善を図るとい
う点では有効であるが、その反面、2つのストリップ部
9をかしめるという作業が不可欠となる。したがって、
作業の工数は増えることになり、作業効率を高めること
は難しかった。
【0010】また、圧着スリーブ11を使用するにせ
よ、単に2つのリード線を重ねるだけにせよ、半田付す
る部分が比較的大きいので、半田付に要する時間が長い
という問題がある。半田付時間が長いと、メタリコン部
と誘電体との密着性が悪くなり、耐電圧、耐電流強度が
弱くなるおそれがある。そのため、製品の品質に不安定
さが生じる可能性があった。
【0011】前述したように、コンデンサ素子同士がリ
ード線により接続されるコンデンサにおいては、製品の
コスト高、収容性の低下、作業性および作業効率の劣
化、ならびに製品の品質の不安定さが問題となってい
た。
【0012】本発明は、このような問題を解消するため
に提案されたものであり、その目的は、コンデンサ素子
同士がリード線により接続されるコンデンサにおいて、
製品のコストの低減、収容性の向上、作業性および作業
効率の改善、ならびに製品の品質の安定化を図ることに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数のコンデンサ素子が設けられ、これ
らコンデンサ素子同士がリード線により接続されたコン
デンサにおいて、前記リード線には、一方または両方の
端部付近にコンデンサ素子または引出し端子に接続可能
なストリップ部が形成され、さらに端部以外の中間部分
にコンデンサ素子に接続可能な中間ストリップ部が一箇
所以上形成されたことを構成上の特徴とする。
【0014】以上のような構成を有する本発明におい
て、複数のコンデンサ素子をリード線により接続する場
合、1つのコンデンサ素子にリード線の一端部付近のス
トリップ部を取付け、他のコンデンサ素子にリード線の
中間ストリップ部を取付ける。このようにして複数のコ
ンデンサ素子を1本のリード線により接続することがで
きる。
【0015】以上のように本発明では、1本のリード線
にて複数のコンデンサ素子を接続することができる。そ
のため、2本のリード線のストリップ部同士をかしめる
圧着スリーブが不要である。したがって、リード線の単
価を抑えることができる。また、圧着スリーブを覆うと
いった広い範囲の半田付を行うこともないので、半田付
の範囲は小さくて済む。さらにストリップ部同士を重ね
ながら半田付を行うといった困難な作業や、圧着スリー
ブをかしめるといった作業を省くことが可能である。し
かも、コンデンサ素子同士をリード線により接続するに
際して、1つのコンデンサ素子に対し1本のリード線の
ストリップ部または中間ストリップ部を1つ接続するだ
けなので、短い時間で半田付を行うことができる。その
ため、メタリコン部と誘電体との密着性の悪化を防止す
ることができ、耐電圧、耐電流強度が弱まるといった不
具合が生じることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
(構成)以下、本発明の実施の形態の一例について図面
を参照して具体的に説明する。なお、本実施の形態にお
いて、図4に示した従来のコンデンサと同一の部材に関
しては、同一部号を付している。すなわち、図1に示す
本実施の形態のコンデンサには、図4にて示したコンデ
ンサと同様、3つのコンデンサ素子A,B,Cが設けら
れており、コンデンサ素子Aの下面にはリード線8が取
付けられ、またコンデンサ素子Cの下面にはリード線7
が取付けられている。
【0017】本実施の形態における構成上の特徴である
リード線1,2について、図1および図2を用いて説明
する。なお、図2はリード線2の詳細図を示している。
【0018】図1に示すように、リード線1の両端部付
近にはコンデンサ素子または引出し端子に接続可能なス
トリップ部11,11が10mm程度ストリップされて
形成されている。また、端部以外の中間部分にはコンデ
ンサ素子に接続可能な中間ストリップ部13が一箇所、
10mm程度ストリップされて形成されている。さらに
ストリップ部11および中間ストリップ部13以外には
被覆されたスリーブ部12が形成されている。
【0019】このようなリード線1はコンデンサ素子B
およびコンデンサ素子Cを接続するためのもので、素子
Bの下面と素子Cの上面とをつなぐよう、クランク状に
配置されている。さらに詳しく言えば、コンデンサ素子
Bの下面にストリップ部11が半田付して取付けられ、
コンデンサ素子Cの上面に中間ストリップ部13が半田
付して取付けられている。
【0020】また、図1および図2に示すように、リー
ド線2の両端部付近にはコンデンサ素子または引出し端
子に接続可能なストリップ部21,21が10mm程度
ストリップされて形成されている。また、端部以外の中
間部分にはコンデンサ素子に接続可能な中間ストリップ
部23が一箇所、10mm程度ストリップされて形成さ
れている。またストリップ部21および中間ストリップ
部23以外には被覆されたスリーブ部22が形成されて
いる。
【0021】このようなリード線2はコンデンサ素子A
およびコンデンサ素子Bを接続するためのもので、素子
Aの上面と素子Bの上面とをつなぐよう、L字状に配置
されている。さらに詳しく言えば、コンデンサ素子Bの
上面にストリップ部21が半田付して取付けられ、コン
デンサ素子Aの上面に中間ストリップ部23が半田付し
て取付けられている。
【0022】以上のようなコンデンサでは、コンデンサ
素子Bに対しリード線1,2の端部付近のストリップ部
11,21が取付けられ、コンデンサ素子A,Cにリー
ド線1,2の中間ストリップ部13,23が取付けられ
ている。つまり、コンデンサ素子B,Cはリード線1に
より接続され、コンデンサ素子A,Bはリード線2によ
り接続される。そして、リード線1,2,7,8がそれ
ぞれ端子金具に接続されることにより、単相のコンデン
サが構成される。 (作用効果)上記の構成を有する本実施の形態における
作用効果は次の通りである。すなわち、コンデンサ素子
BとCとをリード線1が、またコンデンサ素子AとBと
をリード線2が接続することができる。そのため、図6
および図7に示した従来例のように、2つのストリップ
部同士をかしめるための圧着スリーブ3が不要となり、
リード線の単価自体を抑えて、製品のコストを低減させ
ることが可能である。
【0023】また、コンデンサ素子A,Cに中間ストリ
ップ部13,23を半田付するだけで圧着スリーブ3を
覆うといった広い範囲の半田付を行う必要がないので、
半田付の範囲は小さくて済む。そのため半田付の範囲が
団子状にならず、コンデンサの収容性を高めることがで
きる。さらにストリップ部同士を重ねながら半田付を行
うといった困難な作業や、圧着スリーブ3をかしめると
いった作業を省くことができる。これにより、優れた作
業性の確保および作業効率の改善を実現することができ
る。
【0024】しかも、1つのコンデンサ素子に対し1本
のリード線のストリップ部または中間ストリップ部を1
つ接続するだけなので、短い時間で半田付を行うことが
できる。そのため、メタリコン部と誘電体との密着性の
悪化を防止することができ、耐電圧、耐電流強度が弱ま
るといった不具合が生じることがない。したがって、製
品の品質の安定化を図ることができる。 (他の実施の形態)なお、本発明は、以上のような実施
の形態に限定されるもののではなく、他の実施の形態と
しては、例えば、図3に示すように、両端の被覆を全て
ストリップせず、ほんの少し残してスリーブ部42を持
つリード線4を用いても良い。なお、図において41は
ストリップ部、43は中間ストリップ部である。また、
リード線に形成される中間ストリップ部の寸法および数
は適宜変更可能である。さらにリード線において半田付
を行っている箇所は、溶接、接着等の接続も可能であ
り、これにより更なる品質の安定化を図ることが可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコンデンサ
によれば、中間ストリップ部を有するリード線によりコ
ンデンサ素子同士を接続するという極めて簡単な構成に
より、1本のリード線にて複数のコンデンサ素子を接続
でき、製品のコストの低減、収容性の向上、作業性およ
び作業効率の改善、ならびに製品の品質の安定化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成図
【図2】本発明の実施の形態のリード線2の詳細図
【図3】本発明の他の実施の形態のリード線4の詳細図
【図4】従来のコンデンサの構成図
【図5】従来のコンデンサのリード線の詳細図
【図6】従来のコンデンサの構成図(圧着スリーブ3を
使用した場合)
【図7】図6に示したコンデンサのリード線の詳細図
【符号の説明】
1,2,4,5,5a,6,6a,7,8…リード線 3…圧着スリーブ 9,11,21,41…ストリップ部 4a,10,12,22,42…スリーブ部 13,23,43…中間ストリップ部 A,B,C…コンデンサ素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンデンサ素子が設けられ、これ
    らコンデンサ素子同士がリード線により接続されたコン
    デンサにおいて、 前記リード線には、一方または両方の端部付近にコンデ
    ンサ素子または引出し端子に接続可能なストリップ部が
    形成され、さらに端部以外の中間部分にコンデンサ素子
    に接続可能な中間ストリップ部が一箇所以上形成された
    ことを特徴とするコンデンサ。
JP34681495A 1995-12-12 1995-12-12 コンデンサ Pending JPH09162070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34681495A JPH09162070A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34681495A JPH09162070A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09162070A true JPH09162070A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18385992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34681495A Pending JPH09162070A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09162070A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099614A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Panasonic Corporation キャパシタユニットおよびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099614A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Panasonic Corporation キャパシタユニットおよびその製造方法
US8194393B2 (en) 2007-02-16 2012-06-05 Panasonic Corporation Capacitor unit and its manufacturing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4963699A (en) Apparatus for connecting sets of electric wires to lead wires
JPH05152011A (ja) 圧着端子
US4945192A (en) Connector terminal
CN1047033C (zh) 电联接盒及其所用的搭接端子
JP3771977B2 (ja) コンデンサおよびその外部接続用端子
JPH0785901A (ja) 圧着端子、及び圧着端子と電線の接続方法
US8076813B2 (en) Hermetic motors with windings coupled to on-winding motor protectors via welded terminals
JPH09162070A (ja) コンデンサ
US20040227417A1 (en) Electric motor
JPH05103440A (ja) 三相電動機およびそのリード線接続方法
JPH11111367A (ja) 接続端子
JPH08273947A (ja) 焼結体を有する電気部品及びその製造方法
JPH0896867A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのアース構造
CN216529483U (zh) 一种电流hci电源连接装置
JPH09115560A (ja) 接続端子及びその製造方法
JPH069063U (ja) 電気接続箱内導電体の接続構造
JP4348668B2 (ja) ブラシレスレゾルバおよび絶縁性接続用構造体
JPH0638377Y2 (ja) 電線接続端子
JPH0210789Y2 (ja)
JPS63107012A (ja) 電子部品
JPS6212343A (ja) 電動機の固定子巻線端末処理用端子台
JPH0745929Y2 (ja) 高電圧用可変抵抗器
JPH051970Y2 (ja)
JPS5919346Y2 (ja) 端子金具と電線との分岐接続部
JPH08148234A (ja) バッテリ間接続具