JPS5919346Y2 - 端子金具と電線との分岐接続部 - Google Patents
端子金具と電線との分岐接続部Info
- Publication number
- JPS5919346Y2 JPS5919346Y2 JP9184879U JP9184879U JPS5919346Y2 JP S5919346 Y2 JPS5919346 Y2 JP S5919346Y2 JP 9184879 U JP9184879 U JP 9184879U JP 9184879 U JP9184879 U JP 9184879U JP S5919346 Y2 JPS5919346 Y2 JP S5919346Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- electric wire
- terminal fitting
- branch
- crimping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、端子金具と電線との分岐接続部の構造に関す
る。
る。
従来の此種分岐接続部は、第1図に示すように、幹とな
る大物電線1(以下幹電線という。
る大物電線1(以下幹電線という。
)の中間部を皮剥して露出した導体2と、枝となる複数
の細物電線7,7′および7″(以下分岐電線という。
の細物電線7,7′および7″(以下分岐電線という。
)の導体8とを、端子金具4の一対の導体加締部5,5
′で固定する一方、幹電線1と分岐電線7〜7″との絶
縁被覆3,9を一対の絶縁体加締部6,6′で一体的に
固定する構造であり、分岐接続部は最後にテープ巻き等
により絶縁保護する方法であった。
′で固定する一方、幹電線1と分岐電線7〜7″との絶
縁被覆3,9を一対の絶縁体加締部6,6′で一体的に
固定する構造であり、分岐接続部は最後にテープ巻き等
により絶縁保護する方法であった。
上記構成の場合、分岐電線7〜7″の導体8と、幹電線
1の導体2とが、導体加締部5,5′により一体的に加
締められるのであるが、分岐電線7〜7″の導体8が細
物で、破断荷重が小さい値であり、更に前記導体加締部
5,5′と絶縁体加締部6,6′との間において段差(
第2図参照)を生ずることから、分岐電線7〜7“の導
体8が破断する難点があった。
1の導体2とが、導体加締部5,5′により一体的に加
締められるのであるが、分岐電線7〜7″の導体8が細
物で、破断荷重が小さい値であり、更に前記導体加締部
5,5′と絶縁体加締部6,6′との間において段差(
第2図参照)を生ずることから、分岐電線7〜7“の導
体8が破断する難点があった。
また、幹電線1に分岐電線7〜7“を端子金具4によっ
て分岐接続する場合には、幹電線1および分岐電線7〜
7″の導体2,8の断面積と、これらの絶縁被覆3,9
の総断面積との差が大きく異なってくる為に、一定の加
締能力のある端子金具4であっても、絶縁体加締部6,
6′の加締能力が対応できなくなり、加締めが不充分と
なる難点があった。
て分岐接続する場合には、幹電線1および分岐電線7〜
7″の導体2,8の断面積と、これらの絶縁被覆3,9
の総断面積との差が大きく異なってくる為に、一定の加
締能力のある端子金具4であっても、絶縁体加締部6,
6′の加締能力が対応できなくなり、加締めが不充分と
なる難点があった。
これの対策として、幹電線1および分岐電線7〜7″の
総断面積の大きさの相違に応じた端子金具4を何種類も
用意することが試みられたが、部品点数が多く作業者が
判別するのが困難となり、また前記導体2,8と絶縁被
覆3,9の断面積の割合が大きく異なっていることから
、前記導体加締部5.5′への導体2,8の集束が容易
でなく、導体加締部5,5′を外ずれてはみ出すことが
あり、そのまま加締めると、導体8が破断する難点があ
った。
総断面積の大きさの相違に応じた端子金具4を何種類も
用意することが試みられたが、部品点数が多く作業者が
判別するのが困難となり、また前記導体2,8と絶縁被
覆3,9の断面積の割合が大きく異なっていることから
、前記導体加締部5.5′への導体2,8の集束が容易
でなく、導体加締部5,5′を外ずれてはみ出すことが
あり、そのまま加締めると、導体8が破断する難点があ
った。
本考案は上記した点に鑑み、幹電線の導体はその破断荷
重が比較的大きいこと、また導体の露出により断面積が
減少し、分岐電線と集束する際に段差が解消されること
に着目し、幹電線の導体と分岐電線の絶縁被覆とを端子
金具の絶縁体加締部により一緒に加締めて接続するよう
にしたもので、これによって、分岐電線の導体の破断が
なく、しかも端子金具の絶縁体加締部の加締め能力が充
分に発揮できる端子金具と電線との分岐接続部を提供す
ることを目的にしている。
重が比較的大きいこと、また導体の露出により断面積が
減少し、分岐電線と集束する際に段差が解消されること
に着目し、幹電線の導体と分岐電線の絶縁被覆とを端子
金具の絶縁体加締部により一緒に加締めて接続するよう
にしたもので、これによって、分岐電線の導体の破断が
なく、しかも端子金具の絶縁体加締部の加締め能力が充
分に発揮できる端子金具と電線との分岐接続部を提供す
ることを目的にしている。
次に、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明する
。
。
第3図において、10は端子金具であり、基板部13に
連続して前方に絶縁体加締部11.11’、後方に導体
加締部12.12’を設けてなり、絶縁体加締部11.
11’および導体加締部12.12’は電線を加締める
のに充分な幅と長さを有して、長方形に形成され、従来
と同様の構成である。
連続して前方に絶縁体加締部11.11’、後方に導体
加締部12.12’を設けてなり、絶縁体加締部11.
11’および導体加締部12.12’は電線を加締める
のに充分な幅と長さを有して、長方形に形成され、従来
と同様の構成である。
第4図において、14は幹電線であり、端子金具10を
介して3本の分岐電線17.17’および17″が接続
されている。
介して3本の分岐電線17.17’および17″が接続
されている。
この場合、幹電線14の導体15はその絶縁被覆16を
剥ぎとり分岐電線17〜17″の導体部18よりも前記
端子金具10の絶縁体加締部11.11’で加締める分
だけ長く形成されている。
剥ぎとり分岐電線17〜17″の導体部18よりも前記
端子金具10の絶縁体加締部11.11’で加締める分
だけ長く形成されている。
これら幹電線14の導体15と分岐電線17〜17″の
導体18とは、前記端子金具10の導体加締部12.1
2’によって加締めて接続されている。
導体18とは、前記端子金具10の導体加締部12.1
2’によって加締めて接続されている。
また、該導体加締部12.12’の前方の幹電線14の
導体15と分岐電線17〜17″の絶縁被覆19とは、
前記端子金具10の絶縁体加締部11.11’により加
締めて接続されている。
導体15と分岐電線17〜17″の絶縁被覆19とは、
前記端子金具10の絶縁体加締部11.11’により加
締めて接続されている。
この場合、幹電線14の導体15の破断荷重が大きいこ
とに着目して、該導体15と前記分岐電線17〜17″
の絶縁被覆19とを一緒にして、前記絶縁体加締部11
.11’により加締めているので、導体断面積と電線総
断面積との差が小さくなり、加締めを円滑に行うことが
可能となり、該絶縁体加締部11.11’の加締能力を
充分に発揮することができる。
とに着目して、該導体15と前記分岐電線17〜17″
の絶縁被覆19とを一緒にして、前記絶縁体加締部11
.11’により加締めているので、導体断面積と電線総
断面積との差が小さくなり、加締めを円滑に行うことが
可能となり、該絶縁体加締部11.11’の加締能力を
充分に発揮することができる。
また、端子金具10の絶縁体加締部11.11’と導体
加締部12.12’における分岐電線17〜17″の導
体19の段差が少なくなるので、その破断の虞れが解消
される。
加締部12.12’における分岐電線17〜17″の導
体19の段差が少なくなるので、その破断の虞れが解消
される。
更に、端子金具10の絶縁体加締部11.11’におけ
る幹電線14と分岐電線17〜17″の導体15.18
の断面積と電線総断面積との差が小さくなるので、端子
金具10の種類を増やすことなく、少い種類の端子金具
で、種々の電線の分岐接続に幅広く使用することができ
る。
る幹電線14と分岐電線17〜17″の導体15.18
の断面積と電線総断面積との差が小さくなるので、端子
金具10の種類を増やすことなく、少い種類の端子金具
で、種々の電線の分岐接続に幅広く使用することができ
る。
以上は、幹電線14が一体の場合について説明したが、
幹電線が複数本の場合についても、前記と同様の効果を
生ずる。
幹電線が複数本の場合についても、前記と同様の効果を
生ずる。
本考案は、上記の如く構成された結果、導体断面積と電
線総面積との差が少なくなり、加締めを円滑に行うこと
ができ、端子金具の絶縁体加締部の加締能力を充分に発
揮することができる。
線総面積との差が少なくなり、加締めを円滑に行うこと
ができ、端子金具の絶縁体加締部の加締能力を充分に発
揮することができる。
また、このことから種々の分岐電線に対して端子金具の
種類を少なくすることができる。
種類を少なくすることができる。
更に、分岐電線の導体部の段差が少なくなるので導体破
断の虞れが解消される効果がある。
断の虞れが解消される効果がある。
第1図は従来例の斜視図、第2図はその側面図、第3図
は本考案に係る端子金具の展開図、第4図は本考案の一
実施例を示す斜視図である。 10・・・・・・端子金具、11.11’・・・・・絶
縁体加締部、12゜12′・・・・・・導体加締部、1
4・・・・・・幹電線、17.17’、17″・・・・
・・分岐電線。
は本考案に係る端子金具の展開図、第4図は本考案の一
実施例を示す斜視図である。 10・・・・・・端子金具、11.11’・・・・・絶
縁体加締部、12゜12′・・・・・・導体加締部、1
4・・・・・・幹電線、17.17’、17″・・・・
・・分岐電線。
Claims (1)
- 基板部に連続して前方に絶縁体加締部、後方に導体加締
部を設けた端子金具と、分岐電線を幹電線に分岐接続さ
せた電線とからなり、該幹電線と分岐電線とを前記端子
金具の導体加締部と絶縁体加締部とにより加締めて接続
してなる端子金具と電線との接続部において、前記絶縁
体加締部により前記幹電線の導体と分岐電線の絶縁被覆
とを加締めて接続してなることを特徴とする端子金具と
電線との分岐接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184879U JPS5919346Y2 (ja) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | 端子金具と電線との分岐接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184879U JPS5919346Y2 (ja) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | 端子金具と電線との分岐接続部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5611472U JPS5611472U (ja) | 1981-01-31 |
JPS5919346Y2 true JPS5919346Y2 (ja) | 1984-06-04 |
Family
ID=29324886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9184879U Expired JPS5919346Y2 (ja) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | 端子金具と電線との分岐接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919346Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-05 JP JP9184879U patent/JPS5919346Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5611472U (ja) | 1981-01-31 |
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